JP2001195163A - 容量性負荷駆動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents
容量性負荷駆動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装置Info
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- JP2001195163A JP2001195163A JP2000003106A JP2000003106A JP2001195163A JP 2001195163 A JP2001195163 A JP 2001195163A JP 2000003106 A JP2000003106 A JP 2000003106A JP 2000003106 A JP2000003106 A JP 2000003106A JP 2001195163 A JP2001195163 A JP 2001195163A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最大消費電力や最大発生ノイズの削減を可能
とし、またデータパターンに規則性のない、または規則
性があるとは限らない回路方式にも広く適用可能な容量
性負荷駆動回路を得る。 【解決手段】 (1)隣接する2つのバス配線Dn とD
n+1 との電位を逆方向に駆動する場合と、(2)隣接す
る2つのバス配線Dn 、Dn+1 の一方の配線の電位を遷
移させず、かつ残りの一方の配線の電位を前記遷移させ
ない側の配線の電位と同電位方向へ駆動する場合に、一
時的に、この2つの配線を、イコライザ111により短
絡させてから、出力バッファ11、12で駆動する構成
とする。(1)の場合、隣接配線の電荷を流用できるた
め低消費電力、低ノイズとなり、(2)の場合、隣接配
線間の寄生容量が容量カップリングによって打ち消され
るため低消費電力かつ低ノイズとなる。
とし、またデータパターンに規則性のない、または規則
性があるとは限らない回路方式にも広く適用可能な容量
性負荷駆動回路を得る。 【解決手段】 (1)隣接する2つのバス配線Dn とD
n+1 との電位を逆方向に駆動する場合と、(2)隣接す
る2つのバス配線Dn 、Dn+1 の一方の配線の電位を遷
移させず、かつ残りの一方の配線の電位を前記遷移させ
ない側の配線の電位と同電位方向へ駆動する場合に、一
時的に、この2つの配線を、イコライザ111により短
絡させてから、出力バッファ11、12で駆動する構成
とする。(1)の場合、隣接配線の電荷を流用できるた
め低消費電力、低ノイズとなり、(2)の場合、隣接配
線間の寄生容量が容量カップリングによって打ち消され
るため低消費電力かつ低ノイズとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容量性負荷駆動回路
及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装
置に関し、特に容量性負荷を夫々有し互いに隣接する一
対のデータバスを規則性のない(または規則性があると
は限らない)データパターンにより駆動する容量性負荷
駆動方式に関するものである。
及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装
置に関し、特に容量性負荷を夫々有し互いに隣接する一
対のデータバスを規則性のない(または規則性があると
は限らない)データパターンにより駆動する容量性負荷
駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の容量性負荷駆動回路の例
として、多ビット入出力回路を使用して説明する。図7
はかかる多ビット入出力回路の一部回路図を示してお
り、簡単化のために1ビット入出力回路1のみを示す
が、実際には、この1ビット入出力回路1が複数個並列
に組み合わされて、それぞれの入出力端子51が対応バ
ス配線(データバス)の一つDn にそれぞれ接続される
ことによって構成されるものである。図4においては、
入力端子及び出力端子を兼用した入出力回路として示さ
れているが、入力バッファ31を含まない単なる出力回
路のみであっても構わない。
として、多ビット入出力回路を使用して説明する。図7
はかかる多ビット入出力回路の一部回路図を示してお
り、簡単化のために1ビット入出力回路1のみを示す
が、実際には、この1ビット入出力回路1が複数個並列
に組み合わされて、それぞれの入出力端子51が対応バ
ス配線(データバス)の一つDn にそれぞれ接続される
ことによって構成されるものである。図4においては、
入力端子及び出力端子を兼用した入出力回路として示さ
れているが、入力バッファ31を含まない単なる出力回
路のみであっても構わない。
【0003】図7を参照すると、41は半導体集積回路
の内部回路(ロジック回路)であり、この内部回路の出
力データパターンがバス配線Dn へ導出されるものであ
る。21は出力ラッチであって、内部回路41からのデ
ータパターンを一時記憶するものであり、インバータI
1、I2、クロックドインバータB1、スイッチS2、
ナンドゲートA2からなる。11は3ステートバッファ
であって、出力ラッチ21のラッチデータに従ってバス
配線Dn を駆動するものであり、ナンドゲートA1、ノ
アゲートO1、出力トランジスタT1、T2からなる。
31は入力バッファであり、バス配線Dn からのデータ
パターンを取り込んで内部回路41へ供給するものであ
る。
の内部回路(ロジック回路)であり、この内部回路の出
力データパターンがバス配線Dn へ導出されるものであ
る。21は出力ラッチであって、内部回路41からのデ
ータパターンを一時記憶するものであり、インバータI
1、I2、クロックドインバータB1、スイッチS2、
ナンドゲートA2からなる。11は3ステートバッファ
であって、出力ラッチ21のラッチデータに従ってバス
配線Dn を駆動するものであり、ナンドゲートA1、ノ
アゲートO1、出力トランジスタT1、T2からなる。
31は入力バッファであり、バス配線Dn からのデータ
パターンを取り込んで内部回路41へ供給するものであ
る。
【0004】かかる構成において、OE(Output Enabl
e )=“1”すなわち出力モード時でかつクロックCL
K=“1”のとき、内部回路41からの反転入力データ
INn バーは、出力ラッチ21を経由して3ステートバ
ッファ11によってバス配線Dn に出力される。このと
き入力バッファ13は非活性なので、バス配線Dn 上の
データが入力バッファ13を介して内部回路41へ伝達
されることはない。
e )=“1”すなわち出力モード時でかつクロックCL
K=“1”のとき、内部回路41からの反転入力データ
INn バーは、出力ラッチ21を経由して3ステートバ
ッファ11によってバス配線Dn に出力される。このと
き入力バッファ13は非活性なので、バス配線Dn 上の
データが入力バッファ13を介して内部回路41へ伝達
されることはない。
【0005】ここで、CLK=“0”になると、内部回
路41と出力ラッチ21とは電気的に分離されるが、引
き続き出力ラッチ21にデータが保持されるため、3ス
テートバッファ11は同じデータをバス配線Dn に出力
し続ける。同様に、入力バッファ31は非活性である。
路41と出力ラッチ21とは電気的に分離されるが、引
き続き出力ラッチ21にデータが保持されるため、3ス
テートバッファ11は同じデータをバス配線Dn に出力
し続ける。同様に、入力バッファ31は非活性である。
【0006】OE=“0”すなわち入力モード時は、ク
ロックCLKに関わらず3ステートバッファ11は非活
性、つまりハイインピーダンス出力である。代わりに入
力バッファ31が活性化され、バス配線Dn 上のデータ
を内部回路41へ伝達すると同時に、スイッチ(トラン
スファゲート)S1を介して出力ラッチ21に保持され
たデータをバス配線Dn 上のデータと一致させる。
ロックCLKに関わらず3ステートバッファ11は非活
性、つまりハイインピーダンス出力である。代わりに入
力バッファ31が活性化され、バス配線Dn 上のデータ
を内部回路41へ伝達すると同時に、スイッチ(トラン
スファゲート)S1を介して出力ラッチ21に保持され
たデータをバス配線Dn 上のデータと一致させる。
【0007】なお、ここでは一つの半導体集積回路チッ
プ内に含まれる機能マクロ(あるまとまった機能を果た
す回路群)同士を接続する配線をバス配線としたが、多
ビット出力回路もしくは入出力回路を含む半導体集積回
路チップ同士を接続するボード基板上の配線をバス配線
としても構わない。
プ内に含まれる機能マクロ(あるまとまった機能を果た
す回路群)同士を接続する配線をバス配線としたが、多
ビット出力回路もしくは入出力回路を含む半導体集積回
路チップ同士を接続するボード基板上の配線をバス配線
としても構わない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に図7に示したバ
ス配線Di (i=1〜n+1の整数)は、多ビット入出
力回路を含む機能マクロと他の機能マクロ(多くは複
数)をつなぐ配線であり、非常に距離が長くかつ多数並
行して敷設されることが一般的である。そのために、各
バス配線には、大きな対地寄生容量Cg と大きな対隣接
配線寄生容量Cn とが付加されてしまう。従って、1ビ
ット入出力回路1内の3ステートバッファ11によって
バス配線を駆動するのに大電流が必要となり、消費電力
の増大と大きなノイズの発生が避けられなくなる。
ス配線Di (i=1〜n+1の整数)は、多ビット入出
力回路を含む機能マクロと他の機能マクロ(多くは複
数)をつなぐ配線であり、非常に距離が長くかつ多数並
行して敷設されることが一般的である。そのために、各
バス配線には、大きな対地寄生容量Cg と大きな対隣接
配線寄生容量Cn とが付加されてしまう。従って、1ビ
ット入出力回路1内の3ステートバッファ11によって
バス配線を駆動するのに大電流が必要となり、消費電力
の増大と大きなノイズの発生が避けられなくなる。
【0009】バスの隣接配線寄生容量を小さくするに
は、各バス配線の間隔を拡げるのが効果的であるが、バ
ス領域の面積が大きくなる。また、大きな寄生容量を高
速に駆動するためには、出力ドライバ(図7では、3ス
テートバッファ11が該当)の面積(特に、トランジス
タT1、T2の面積)を大きくしなければならない。一
般に、バスの本数は多いので、バス配線領域や出力ドラ
イバの面積を大きくしたときのチップ面積、すなわち製
造コストへの影響は大きいもとのなる。
は、各バス配線の間隔を拡げるのが効果的であるが、バ
ス領域の面積が大きくなる。また、大きな寄生容量を高
速に駆動するためには、出力ドライバ(図7では、3ス
テートバッファ11が該当)の面積(特に、トランジス
タT1、T2の面積)を大きくしなければならない。一
般に、バスの本数は多いので、バス配線領域や出力ドラ
イバの面積を大きくしたときのチップ面積、すなわち製
造コストへの影響は大きいもとのなる。
【0010】ここで、特開平5−62475号公報、特
開平7−141874号公報、特開平10−11974
号公報を参照すると、これ等公報では、SRAM(Stat
ic Rndom Access Memory)のビット線対をイコライズす
ることを共通の動作的特徴としている。一般的に、SR
AMのビット線対は2本1組で一方をハイレベル、残り
の一方をローレベルとすることで、読み出し/書き込み
動作が実現できる。この様に、相補信号が現れると、予
め決まっている配線については、イコライズ技術により
前述した隣接配線寄生容量に関する問題が容易に解決可
能である。しかしながら、より一般的な、データパター
ンに規則性があるとは限らない場合には、これ等公報の
技術をそのまま適用することはできない。
開平7−141874号公報、特開平10−11974
号公報を参照すると、これ等公報では、SRAM(Stat
ic Rndom Access Memory)のビット線対をイコライズす
ることを共通の動作的特徴としている。一般的に、SR
AMのビット線対は2本1組で一方をハイレベル、残り
の一方をローレベルとすることで、読み出し/書き込み
動作が実現できる。この様に、相補信号が現れると、予
め決まっている配線については、イコライズ技術により
前述した隣接配線寄生容量に関する問題が容易に解決可
能である。しかしながら、より一般的な、データパター
ンに規則性があるとは限らない場合には、これ等公報の
技術をそのまま適用することはできない。
【0011】更に、特開平9−244776号公報を参
照すると、この公報では、全てのバス配線を一旦所定レ
ベル(多くはハイレベル)にプリチャージしてから、デ
ータパターン(規則性があるとは限らない)に応じて、
所望のバス配線のみを駆動(多くはローレベル方向にの
み)する方式(ダイナミック駆動方式)の改善手段が開
示されている。これに対して、本発明が対象とする技術
は、スタティック駆動方式等のプリチャージを必要とせ
ず、ドライバで直接データパターンを出力する方式の技
術であり、上記特開平9−244776号公報の技術と
は全く別の方式の技術に関するものである。尚、当該公
報の技術方式であるダイナミック方式は、低電源電圧で
動作マージンが劣化する、同一出力データパターンが続
いたときでもバス配線容量を充放電し続けることが必要
であって消費電力が大である、といった欠点があり、現
在では比較的用いられることが少ない。
照すると、この公報では、全てのバス配線を一旦所定レ
ベル(多くはハイレベル)にプリチャージしてから、デ
ータパターン(規則性があるとは限らない)に応じて、
所望のバス配線のみを駆動(多くはローレベル方向にの
み)する方式(ダイナミック駆動方式)の改善手段が開
示されている。これに対して、本発明が対象とする技術
は、スタティック駆動方式等のプリチャージを必要とせ
ず、ドライバで直接データパターンを出力する方式の技
術であり、上記特開平9−244776号公報の技術と
は全く別の方式の技術に関するものである。尚、当該公
報の技術方式であるダイナミック方式は、低電源電圧で
動作マージンが劣化する、同一出力データパターンが続
いたときでもバス配線容量を充放電し続けることが必要
であって消費電力が大である、といった欠点があり、現
在では比較的用いられることが少ない。
【0012】本発明の目的は、データパターンをドライ
バで直接容量性負荷へ出力して駆動する際に、最大消費
電力や最大発生ノイズの削減を可能とした容量性負荷駆
動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積
回路装置を提供することである。
バで直接容量性負荷へ出力して駆動する際に、最大消費
電力や最大発生ノイズの削減を可能とした容量性負荷駆
動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積
回路装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による容量性負荷
駆動回路は、データパターンに従って第一及び第二の容
量性負荷を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、
前記データパターンに応じて前記第一及び第二の容量性
負荷を夫々充放電可能な第一及び第二の出力バッファ
と、前記第一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続
/分離するスイッチと、前記第一及び第二の容量性負荷
の電位を互いに逆方向に駆動する場合に、これ等両容量
性負荷を一時的に互いに接続するよう前記スイッチを制
御する制御回路とを含むことを特徴とする。
駆動回路は、データパターンに従って第一及び第二の容
量性負荷を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、
前記データパターンに応じて前記第一及び第二の容量性
負荷を夫々充放電可能な第一及び第二の出力バッファ
と、前記第一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続
/分離するスイッチと、前記第一及び第二の容量性負荷
の電位を互いに逆方向に駆動する場合に、これ等両容量
性負荷を一時的に互いに接続するよう前記スイッチを制
御する制御回路とを含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明による容量性負荷駆動回路
は、データパターンに従って第一及び第二の容量性負荷
を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、前記デー
タパターンに応じて前記第一及び第二の容量性負荷を夫
々充放電可能な第一及び第二の出力バッファと、前記第
一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分離する
スイッチと、前記第一の容量性負荷の電位が遷移せず、
かつ前記第二の容量性負荷の電位を前記第一の容量性負
荷の電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ等両容量
性負荷を一時的に互いに接続するよう前記スイッチを制
御する制御回路とを含むことを特徴とする。
は、データパターンに従って第一及び第二の容量性負荷
を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、前記デー
タパターンに応じて前記第一及び第二の容量性負荷を夫
々充放電可能な第一及び第二の出力バッファと、前記第
一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分離する
スイッチと、前記第一の容量性負荷の電位が遷移せず、
かつ前記第二の容量性負荷の電位を前記第一の容量性負
荷の電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ等両容量
性負荷を一時的に互いに接続するよう前記スイッチを制
御する制御回路とを含むことを特徴とする。
【0015】更に、本発明による容量性負荷駆動回路
は、データパターンに従って第一及び第二の容量性負荷
を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、前記デー
タパターンに応じて前記第一及び第二の容量性負荷を夫
々充放電可能な第一及び第二の出力バッファと、前記第
一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分離する
スイッチと、前記第一及び第二の容量性負荷の電位を互
いに逆方向に駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一
時的に互いに接続するよう前記スイッチを制御し、また
前記第一の容量性負荷の電位が遷移せず、かつ前記第二
の容量性負荷の電位を前記第一の容量性負荷の電位と同
電位方向へ駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一時
的に互いに接続するよう前記スイッチを制御する制御回
路とを含むことを特徴とする。
は、データパターンに従って第一及び第二の容量性負荷
を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であって、前記デー
タパターンに応じて前記第一及び第二の容量性負荷を夫
々充放電可能な第一及び第二の出力バッファと、前記第
一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分離する
スイッチと、前記第一及び第二の容量性負荷の電位を互
いに逆方向に駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一
時的に互いに接続するよう前記スイッチを制御し、また
前記第一の容量性負荷の電位が遷移せず、かつ前記第二
の容量性負荷の電位を前記第一の容量性負荷の電位と同
電位方向へ駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一時
的に互いに接続するよう前記スイッチを制御する制御回
路とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明による容量性負荷駆動方法は、容量
性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバスをデータ
パターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方法であっ
て、前記第一及び第二のデータバスの電位を互いに逆方
向に駆動する場合に、これ等両データバスを一時的に互
いに接続するようにしたことを特徴とする。
性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバスをデータ
パターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方法であっ
て、前記第一及び第二のデータバスの電位を互いに逆方
向に駆動する場合に、これ等両データバスを一時的に互
いに接続するようにしたことを特徴とする。
【0017】また、本発明による容量性負荷駆動方法
は、容量性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバス
をデータパターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方
法であって、前記第一のデータバスの電位が遷移せず、
かつ前記第二のデータバスの電位を前記第一のデータバ
スの電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ等両デー
タバスを一時的に互いに接続するようにしたことを特徴
とする。
は、容量性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバス
をデータパターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方
法であって、前記第一のデータバスの電位が遷移せず、
かつ前記第二のデータバスの電位を前記第一のデータバ
スの電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ等両デー
タバスを一時的に互いに接続するようにしたことを特徴
とする。
【0018】更に本発明による容量性負荷駆動方法は、
容量性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバスをデ
ータパターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方法で
あって、前記第一及び第二のデータバスの電位を互いに
逆方向に駆動する場合に、これ等両データバスを一時的
に互いに接続し、また前記第一のデータバスの電位が遷
移せず、かつ前記第二のデータバスの電位を前記第一の
データバスの電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ
等両データバスを一時的に互いに接続するようにしたこ
とを特徴とする。
容量性負荷を夫々有する第一及び第二のデータバスをデ
ータパターンにより夫々駆動する容量性負荷駆動方法で
あって、前記第一及び第二のデータバスの電位を互いに
逆方向に駆動する場合に、これ等両データバスを一時的
に互いに接続し、また前記第一のデータバスの電位が遷
移せず、かつ前記第二のデータバスの電位を前記第一の
データバスの電位と同電位方向へ駆動する場合に、これ
等両データバスを一時的に互いに接続するようにしたこ
とを特徴とする。
【0019】本発明による半導体集積回路装置は、上述
の容量性負荷駆動回路を含むことを特徴とし、また上述
の容量性負荷駆動方法を使用したことを特徴とする。
の容量性負荷駆動回路を含むことを特徴とし、また上述
の容量性負荷駆動方法を使用したことを特徴とする。
【0020】本発明の作用を述べる。第一に、(1)隣
接する2つのバス配線の電位を逆方向に駆動する場合
と、第二に、(2)隣接する2つのバス配線の一方の配
線の電位を遷移させず、かつ残りの一方の配線の電位を
前記遷移させない側の配線の電位と同電位方向へ駆動す
る場合に、一時的にこの2つの配線を短絡させてから出
力バッファで駆動する構成とする。(1)の場合、隣接
配線の電荷を流用できるため低消費電力、低ノイズとな
り、(2)の場合、隣接配線間の寄生容量が容量カップ
リングによって打ち消されるため低消費電力かつ低ノイ
ズとなる。
接する2つのバス配線の電位を逆方向に駆動する場合
と、第二に、(2)隣接する2つのバス配線の一方の配
線の電位を遷移させず、かつ残りの一方の配線の電位を
前記遷移させない側の配線の電位と同電位方向へ駆動す
る場合に、一時的にこの2つの配線を短絡させてから出
力バッファで駆動する構成とする。(1)の場合、隣接
配線の電荷を流用できるため低消費電力、低ノイズとな
り、(2)の場合、隣接配線間の寄生容量が容量カップ
リングによって打ち消されるため低消費電力かつ低ノイ
ズとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例を説明する。図1は本発明の実施例の回路構成図
であり、図7と同等部分は同一符号により示している。
図1を参照すると、本発明の容量性負荷駆動回路を用い
た半導体集積回路は、1ビット入出力回路1、2、…を
並列に組み合わせ、これ等の各入出力端子51、52、
…を対応するバス配線(データバス)Dn 、Dn+1 、…
に夫々接続することによって構成される。尚、図1で
は、入力端子及び出力端子を兼用した入出力回路として
示しているが、入力バッファ31、32、…を含まない
単なる出力回路のみであっても構わない。
実施例を説明する。図1は本発明の実施例の回路構成図
であり、図7と同等部分は同一符号により示している。
図1を参照すると、本発明の容量性負荷駆動回路を用い
た半導体集積回路は、1ビット入出力回路1、2、…を
並列に組み合わせ、これ等の各入出力端子51、52、
…を対応するバス配線(データバス)Dn 、Dn+1 、…
に夫々接続することによって構成される。尚、図1で
は、入力端子及び出力端子を兼用した入出力回路として
示しているが、入力バッファ31、32、…を含まない
単なる出力回路のみであっても構わない。
【0022】図1において、データ配線Dn に対応する
入出力回路1及び内部回路41は従来の図4に示した入
出力回路1及び内部回路41と同一であり、同等要素に
は同一符号を示している。データ配線Dn に隣接するデ
ータ配線Dn+1 に対応する入出力回路2及び内部回路4
2は、入出力回路1及び内部回路41と同一であってそ
の構成についても説明を省略する。
入出力回路1及び内部回路41は従来の図4に示した入
出力回路1及び内部回路41と同一であり、同等要素に
は同一符号を示している。データ配線Dn に隣接するデ
ータ配線Dn+1 に対応する入出力回路2及び内部回路4
2は、入出力回路1及び内部回路41と同一であってそ
の構成についても説明を省略する。
【0023】互いに隣接するデータ配線Dn とDn+1 と
の間の接続(短絡)/分離をなすためのスイッチ構成の
イコライザ111が設けられており、このイコライザ1
11のスイッチ制御がイコライズ制御回路101の一対
の制御出力eqn 、eqn バーにより行われる。このイ
コライズ制御回路101は、内部回路41、42の各出
力(すなわち、入出力回路1、2への入力データINn
バー、INn+1 バー)と、これ等の各インバータI3、
I4による反転データINn 、INn+1 と、出力ラッチ
21、22の各ラッチデータQn 、Qn+1 とに応じて上
記一対の制御出力eqn 、eqn バーを生成するもので
ある。このイコライズ制御回路101は、ナンドゲート
A3〜A8、ノアゲートO2〜O3及びインバータI5
からなっている。
の間の接続(短絡)/分離をなすためのスイッチ構成の
イコライザ111が設けられており、このイコライザ1
11のスイッチ制御がイコライズ制御回路101の一対
の制御出力eqn 、eqn バーにより行われる。このイ
コライズ制御回路101は、内部回路41、42の各出
力(すなわち、入出力回路1、2への入力データINn
バー、INn+1 バー)と、これ等の各インバータI3、
I4による反転データINn 、INn+1 と、出力ラッチ
21、22の各ラッチデータQn 、Qn+1 とに応じて上
記一対の制御出力eqn 、eqn バーを生成するもので
ある。このイコライズ制御回路101は、ナンドゲート
A3〜A8、ノアゲートO2〜O3及びインバータI5
からなっている。
【0024】内部回路41、42で生成された反転入力
データINn バー、INn+1 バー、は夫々出力ラッチ2
1、22に一旦記憶され、夫々3ステートバッファ1
1、12によってバス配線Dn 、Dn+1 に夫々出力され
る。逆に、入力バッファ31、32は夫々バス配線Dn
、Dn+1 上のデータを内部回路41、42に夫々取り
込むと同時に、スイッチ(トランスファゲート)S1、
S3を介して出力ラッチ21、22にも夫々取り込む。
入出力回路1、2の動作モード(入/出力モード)の切
替えは出力イネーブル信号OEによって制御され、この
信号OEは出力ラッチ21、22や3ステートバッファ
11、12や入力バッファ31、32に夫々入力されて
いる。
データINn バー、INn+1 バー、は夫々出力ラッチ2
1、22に一旦記憶され、夫々3ステートバッファ1
1、12によってバス配線Dn 、Dn+1 に夫々出力され
る。逆に、入力バッファ31、32は夫々バス配線Dn
、Dn+1 上のデータを内部回路41、42に夫々取り
込むと同時に、スイッチ(トランスファゲート)S1、
S3を介して出力ラッチ21、22にも夫々取り込む。
入出力回路1、2の動作モード(入/出力モード)の切
替えは出力イネーブル信号OEによって制御され、この
信号OEは出力ラッチ21、22や3ステートバッファ
11、12や入力バッファ31、32に夫々入力されて
いる。
【0025】一方、互いに隣接する入出力回路1と2と
の間には、イコライズ制御回路101が設けられてい
る。イコライズ制御回路101は、隣接する入出力回路
1と2から反転入力データINn バー、INn+1 バーや
反転入力データの論理反転である入力データINn 、I
Nn+1 が入力され、更には、出力ラッチ21、22から
記憶データQn 、Qn+1 とその論理反転Qn バー、Qn+
1 バーが夫々入力される。イコライズ制御回路101の
出力eqとその論理反転eqバーは、イコライザ111
と3ステートバッファ11、12に入力される。
の間には、イコライズ制御回路101が設けられてい
る。イコライズ制御回路101は、隣接する入出力回路
1と2から反転入力データINn バー、INn+1 バーや
反転入力データの論理反転である入力データINn 、I
Nn+1 が入力され、更には、出力ラッチ21、22から
記憶データQn 、Qn+1 とその論理反転Qn バー、Qn+
1 バーが夫々入力される。イコライズ制御回路101の
出力eqとその論理反転eqバーは、イコライザ111
と3ステートバッファ11、12に入力される。
【0026】図1には、イコライザとイコライズ制御回
路が夫々一つずつしか示されていないが、隣接するバス
配線の各々に接続されている入出力回路間全てにイコラ
イザとそれに対応するイコライズ制御回路が設置されて
いるものとする。または、一部の入出力回路間だけに設
置されているとしても構わない。
路が夫々一つずつしか示されていないが、隣接するバス
配線の各々に接続されている入出力回路間全てにイコラ
イザとそれに対応するイコライズ制御回路が設置されて
いるものとする。または、一部の入出力回路間だけに設
置されているとしても構わない。
【0027】上述した様に、バス配線Di は、多ビット
入出力回路を含む機能マクロと他の機能マクロ(一般に
複数)を接続する配線であり、非常に距離が長くかつ多
数並行して敷設されることがほとんどである。そのため
各バス配線Dn には、大きな対地寄生容量Cg と、大き
な対隣接配線寄生容量Cn が付加されてしまう。従っ
て、1ビット入出力回路1、2内の3ステートバッファ
11、12によってバス配線Dn 、Dn+1 を駆動するの
に大電流が必要となり、消費電力の増大と大きなノイズ
の発生とが避けられない。そこで、本発明の以下の動作
により、上記の各問題が解決可能となる。
入出力回路を含む機能マクロと他の機能マクロ(一般に
複数)を接続する配線であり、非常に距離が長くかつ多
数並行して敷設されることがほとんどである。そのため
各バス配線Dn には、大きな対地寄生容量Cg と、大き
な対隣接配線寄生容量Cn が付加されてしまう。従っ
て、1ビット入出力回路1、2内の3ステートバッファ
11、12によってバス配線Dn 、Dn+1 を駆動するの
に大電流が必要となり、消費電力の増大と大きなノイズ
の発生とが避けられない。そこで、本発明の以下の動作
により、上記の各問題が解決可能となる。
【0028】尚、ここでは一つの半導体集積回路チップ
内に含まれる機能マクロ同士を接続する配線をバス配線
としたが、多ビット入出力回路を含む半導体集積回路チ
ップ同士を接続するボード基板上の配線をバス配線とし
ても構わない。
内に含まれる機能マクロ同士を接続する配線をバス配線
としたが、多ビット入出力回路を含む半導体集積回路チ
ップ同士を接続するボード基板上の配線をバス配線とし
ても構わない。
【0029】図1〜図3を用いて本発明の実施例の動作
を説明する。図2及び図3は図1に示した回路における
動作波形の一例を夫々示すものである。簡単のため、以
下の説明ではバス配線Dn-1 、Dn+2 の電位、または電
位変化がバス配線Dn 、Dn+1 の電位または電位変化へ
与える影響は無視するが、本質的には以下の記述と同じ
である。
を説明する。図2及び図3は図1に示した回路における
動作波形の一例を夫々示すものである。簡単のため、以
下の説明ではバス配線Dn-1 、Dn+2 の電位、または電
位変化がバス配線Dn 、Dn+1 の電位または電位変化へ
与える影響は無視するが、本質的には以下の記述と同じ
である。
【0030】OE=“1”すなわち出力モード時では、
クロックCLK=“0”のとき、内部回路41、42に
よって、反転入力データINn バー、INn+1 バーが夫
々生成される。反転入力データINn バーとINn+1 バ
ーと、それらのインバータI3、I4による論理反転デ
ータ、すなわち入力データINn とINn+1 とは、出力
データラッチ21、22内に保持された記憶データQn
、Qn+1 とその論理反転Qn バー、Qn+1 バーと共に
イコライズ制御回路101へ入力される。イコライズ制
御回路101はOE=CLK=“1”でかつ以下の
(1)または(2)の条件のみでイコライズ動作を実行
する。また、(1)または(2)以外のときは、イコラ
イズ動作は行われず、従来例と全く同じ動作となる。
クロックCLK=“0”のとき、内部回路41、42に
よって、反転入力データINn バー、INn+1 バーが夫
々生成される。反転入力データINn バーとINn+1 バ
ーと、それらのインバータI3、I4による論理反転デ
ータ、すなわち入力データINn とINn+1 とは、出力
データラッチ21、22内に保持された記憶データQn
、Qn+1 とその論理反転Qn バー、Qn+1 バーと共に
イコライズ制御回路101へ入力される。イコライズ制
御回路101はOE=CLK=“1”でかつ以下の
(1)または(2)の条件のみでイコライズ動作を実行
する。また、(1)または(2)以外のときは、イコラ
イズ動作は行われず、従来例と全く同じ動作となる。
【0031】(1)隣接するバス配線の電位を互いに逆
方向へ遷移させる場合である。具体的には、最初バス配
線Dn が“0”、Dn+1 が“1”の状態で、反転入力デ
ータINn バーとして“0”、INn+1 バーとして
“1”が夫々入力された場合、ならびに、最初バス配線
Dn が“1”、Dn+1 が“0”の状態で、反転入力デー
タINn バーとして“1”、INn+1 バーとして“0”
が夫々入力された場合である。図2の1つ目のクロック
は前者の動作波形を示している。
方向へ遷移させる場合である。具体的には、最初バス配
線Dn が“0”、Dn+1 が“1”の状態で、反転入力デ
ータINn バーとして“0”、INn+1 バーとして
“1”が夫々入力された場合、ならびに、最初バス配線
Dn が“1”、Dn+1 が“0”の状態で、反転入力デー
タINn バーとして“1”、INn+1 バーとして“0”
が夫々入力された場合である。図2の1つ目のクロック
は前者の動作波形を示している。
【0032】(2)あるバス配線の電位をある方向へ遷
移させるとき、隣接配線の電位が既にその到達電位であ
り、しかもこのクロックではその隣接配線の電位を遷移
させない場合である。具体的には、最初バス配線Dn が
“0”、Dn+1 が“1”の状態で反転入力データINn
バーとして“0”、INn+1 バーとして“0”が入力さ
れた場合、ならびに最初バス配線Dn が“1”、Dn+1
が“0”の状態で、反転入力データINn バーとして
“1”、INn+1 バーとして“1”が入力された場合で
ある。図3の1つ目のクロックは前者の動作波形を示し
ている。
移させるとき、隣接配線の電位が既にその到達電位であ
り、しかもこのクロックではその隣接配線の電位を遷移
させない場合である。具体的には、最初バス配線Dn が
“0”、Dn+1 が“1”の状態で反転入力データINn
バーとして“0”、INn+1 バーとして“0”が入力さ
れた場合、ならびに最初バス配線Dn が“1”、Dn+1
が“0”の状態で、反転入力データINn バーとして
“1”、INn+1 バーとして“1”が入力された場合で
ある。図3の1つ目のクロックは前者の動作波形を示し
ている。
【0033】さて、図2の1つ目のクロックCLKでの
イコライズ動作を説明する。クロックCLKが“1”に
遷移すると、イコライズ制御回路101によりイコライ
ズ制御回路出力eqn が“1”に、イコライズ制御回路
反転出力eqn バーが“0”になり、イコライザ111
が活性化される。これによって3ステートバッファ1
1、12が非活性化されると同時に、バス配線Dn 、D
n+1 が電気的に接続され、両者の電位が等しくなる。
イコライズ動作を説明する。クロックCLKが“1”に
遷移すると、イコライズ制御回路101によりイコライ
ズ制御回路出力eqn が“1”に、イコライズ制御回路
反転出力eqn バーが“0”になり、イコライザ111
が活性化される。これによって3ステートバッファ1
1、12が非活性化されると同時に、バス配線Dn 、D
n+1 が電気的に接続され、両者の電位が等しくなる。
【0034】一方、クロックが“1”になったことによ
り、出力ラッチ21内に反転入力データINn バーが取
り込まれるが、3ステートバッファが非活性化されてい
るため内部回路41からのデータはバス配線Dn へ出力
されない。ただ、このとき反転入力データINn バーの
値と反転記憶データQn バーの値が一致するので、イコ
ライズ制御回路101への入力が変化する。イコライズ
制御回路101自身がもつ内部遅延時間Δtを経た後
に、イコライズ制御回路出力eqn とイコライズ制御回
路反転出力eqn バーが、夫々“0”と“1”に自動的
に変化するため、バス配線Dn とDn+1 とは電気的に切
離され、同時に3ステートバッファ11、12が再び活
性化される。
り、出力ラッチ21内に反転入力データINn バーが取
り込まれるが、3ステートバッファが非活性化されてい
るため内部回路41からのデータはバス配線Dn へ出力
されない。ただ、このとき反転入力データINn バーの
値と反転記憶データQn バーの値が一致するので、イコ
ライズ制御回路101への入力が変化する。イコライズ
制御回路101自身がもつ内部遅延時間Δtを経た後
に、イコライズ制御回路出力eqn とイコライズ制御回
路反転出力eqn バーが、夫々“0”と“1”に自動的
に変化するため、バス配線Dn とDn+1 とは電気的に切
離され、同時に3ステートバッファ11、12が再び活
性化される。
【0035】従来例と同様に、3ステートバッファはバ
ス配線Dn とDn+1 を“1”と“0”とに夫々駆動す
る。バス配線Dn の充電電流の半分が、電源線からでは
なく隣接配線Dn+1 からもたらされるため、その分消費
電力が小さくなる。また、電源線からの電流が減るた
め、大電流が流れるときに発生する電源線のノイズが低
減される。
ス配線Dn とDn+1 を“1”と“0”とに夫々駆動す
る。バス配線Dn の充電電流の半分が、電源線からでは
なく隣接配線Dn+1 からもたらされるため、その分消費
電力が小さくなる。また、電源線からの電流が減るた
め、大電流が流れるときに発生する電源線のノイズが低
減される。
【0036】図2及び図3の2つ目のクロックCLKで
の動作は、OE=“0”すなわち入力モードなので、ク
ロックCLKに関わらず3ステートバッファ11は非活
性、つまりハイインピーダンス出力である。代わりに入
力バッファ31が活性化され、バス配線Dn 上のデータ
変化(他の機能マクロによってもたらされる)を内部回
路41へ伝達すると同時に、出力ラッチ21に保持され
たデータをバス配線Dn 上のデータと一致させる。一致
させることによって、次にOE=“1”すなわ出力モー
ドになった瞬間に3ステートバッファ11によってバス
配線Dn が駆動されることを防ぐことができる。
の動作は、OE=“0”すなわち入力モードなので、ク
ロックCLKに関わらず3ステートバッファ11は非活
性、つまりハイインピーダンス出力である。代わりに入
力バッファ31が活性化され、バス配線Dn 上のデータ
変化(他の機能マクロによってもたらされる)を内部回
路41へ伝達すると同時に、出力ラッチ21に保持され
たデータをバス配線Dn 上のデータと一致させる。一致
させることによって、次にOE=“1”すなわ出力モー
ドになった瞬間に3ステートバッファ11によってバス
配線Dn が駆動されることを防ぐことができる。
【0037】図3の1つ目のクロックCLKでのイコラ
イズ動作も、ほぼ図2の1つ目のクロックCLKでのイ
コライズ動作と同様である。ただし、隣接バス配線Dn+
1 の電位はイコライズによって一旦引き下げられ、その
後、バス配線Dn とDn+1 の双方が同時に3ステートバ
ッファ11によって駆動されるという点だけが異なる。
隣接する配線を同方向(この場合、“1”の方向)へ駆
動するとき、両者の電位変化の速さが近ければ近いほ
ど、両者の間に生じる寄生容量Cn が実効的に減少する
という現象(ミラー効果)が一般に知られている。上記
(2)並びに図3の動作は、この現象を積極的に起こす
ことによって実効的な寄生容量を減らし、その分消費電
力と電源線に重畳するノイズを低減できる。
イズ動作も、ほぼ図2の1つ目のクロックCLKでのイ
コライズ動作と同様である。ただし、隣接バス配線Dn+
1 の電位はイコライズによって一旦引き下げられ、その
後、バス配線Dn とDn+1 の双方が同時に3ステートバ
ッファ11によって駆動されるという点だけが異なる。
隣接する配線を同方向(この場合、“1”の方向)へ駆
動するとき、両者の電位変化の速さが近ければ近いほ
ど、両者の間に生じる寄生容量Cn が実効的に減少する
という現象(ミラー効果)が一般に知られている。上記
(2)並びに図3の動作は、この現象を積極的に起こす
ことによって実効的な寄生容量を減らし、その分消費電
力と電源線に重畳するノイズを低減できる。
【0038】同様に、上記(1)のとき、従来例では逆
方向に隣接バス配線の電位を変化させるため、ミラー効
果により隣接配線間容量Cn が最大2倍まで実効的に増
加するが、本発明はこの実効的な容量増加を低減でき
る。
方向に隣接バス配線の電位を変化させるため、ミラー効
果により隣接配線間容量Cn が最大2倍まで実効的に増
加するが、本発明はこの実効的な容量増加を低減でき
る。
【0039】本発明の他の実施例について、図4を参照
して説明する。図4は本発明の他の実施例の構成を示す
回路図であり、図1と同等部分は同一符号にて示してい
る。図4において、内部回路41、42、…の各出力は
それぞれ遅延回路131、132、…の入力端子に接続
されている。遅延回路131、132、…は、各出力が
それぞれ3ステートバッファ11、12、…に接続され
ており、出力モード(OE=“1”)のときに、それぞ
れ反転入力データINn バー、INn+1 バー、…をバス
配線Dn 、Dn+1 、…に出力するタイミングを一定時間
だけ遅らせる役割を果たす。
して説明する。図4は本発明の他の実施例の構成を示す
回路図であり、図1と同等部分は同一符号にて示してい
る。図4において、内部回路41、42、…の各出力は
それぞれ遅延回路131、132、…の入力端子に接続
されている。遅延回路131、132、…は、各出力が
それぞれ3ステートバッファ11、12、…に接続され
ており、出力モード(OE=“1”)のときに、それぞ
れ反転入力データINn バー、INn+1 バー、…をバス
配線Dn 、Dn+1 、…に出力するタイミングを一定時間
だけ遅らせる役割を果たす。
【0040】イコライズ制御回路121は、クロックC
LKが入力されていない点と、出力ラッチ21、22の
各ラッチデータQn 、Qn +1に代わって、バス配線Dn
、Dn+1 上のデータと、インバータ141、142に
よる反転データとが入力されている点が、図1のイコラ
イズ制御回路101と相違しており、他の構成は図1の
回路と同等であるので、その説明は省略する。
LKが入力されていない点と、出力ラッチ21、22の
各ラッチデータQn 、Qn +1に代わって、バス配線Dn
、Dn+1 上のデータと、インバータ141、142に
よる反転データとが入力されている点が、図1のイコラ
イズ制御回路101と相違しており、他の構成は図1の
回路と同等であるので、その説明は省略する。
【0041】図4〜6を用いてこの実施例の動作を説明
する。図5は図4に示した回路における動作波形の一例
を示したものであり、図2の例と同様に、隣接バス配線
の電位を互いに逆方向に遷移させる場合のものである。
OE=“1”すなわち出力モード時には、内部回路4
1、42によって反転入力データINn バーとINn+1
バーがそれぞれ生成される。反転入力データINn バー
とINn+1 バーが互いに逆方向に遷移すると、イコライ
ズ制御回路121の入力が変化するために、イコライズ
制御回路121の遅延時間Δtを経てから、バス配線D
n 、Dn+1 がイコライザ111により短絡される。
する。図5は図4に示した回路における動作波形の一例
を示したものであり、図2の例と同様に、隣接バス配線
の電位を互いに逆方向に遷移させる場合のものである。
OE=“1”すなわち出力モード時には、内部回路4
1、42によって反転入力データINn バーとINn+1
バーがそれぞれ生成される。反転入力データINn バー
とINn+1 バーが互いに逆方向に遷移すると、イコライ
ズ制御回路121の入力が変化するために、イコライズ
制御回路121の遅延時間Δtを経てから、バス配線D
n 、Dn+1 がイコライザ111により短絡される。
【0042】一方、反転入力データINn バーは遅延回
路131と3ステートバッファ11を通過してバス配線
Dn に反転して出力され、INn+1 バーは、それぞれ遅
延回路132と3ステートバッファ12を経由してバス
配線Dn+1 に論理反転(“0”なら“1”に、“1”な
ら“0”に)して出力される。この出力開始時刻がちょ
うどイコライザ111によってバス配線Dn とDn+1 の
電位がほぼ等しくなる時刻と一致するように、遅延回路
131や132の遅延時間を設定するものとする。図5
に示す様に、このときの遅延回路131または132の
遅延時間と3ステートバッファ11または12の遅延時
間との合計を以後Δt2とする。
路131と3ステートバッファ11を通過してバス配線
Dn に反転して出力され、INn+1 バーは、それぞれ遅
延回路132と3ステートバッファ12を経由してバス
配線Dn+1 に論理反転(“0”なら“1”に、“1”な
ら“0”に)して出力される。この出力開始時刻がちょ
うどイコライザ111によってバス配線Dn とDn+1 の
電位がほぼ等しくなる時刻と一致するように、遅延回路
131や132の遅延時間を設定するものとする。図5
に示す様に、このときの遅延回路131または132の
遅延時間と3ステートバッファ11または12の遅延時
間との合計を以後Δt2とする。
【0043】さて、反転入力データINn バー、INn+
1 バーが遷移してからの時間がΔt2を経過するやいな
や3ステートバッファ11、12が動作するため、バス
配線Dn 、Dn+1 の電位はそれぞれインバータ141、
142の論理しきい値(一般に電源電位Dddの約1/
2)を横切る。よって、反転バス配線電位Dn バー、D
n+1 バーの電位が遷移し、これに伴いイコライズ制御回
路121の入力が変化するため、イコライズ制御回路1
21の遅延時間Δtを経てからイコライザ111が活性
化される。このとき、既に3ステートバッファ11、1
2は動作しているので、バス配線Dn 、Dn+1 は速やか
に駆動される。
1 バーが遷移してからの時間がΔt2を経過するやいな
や3ステートバッファ11、12が動作するため、バス
配線Dn 、Dn+1 の電位はそれぞれインバータ141、
142の論理しきい値(一般に電源電位Dddの約1/
2)を横切る。よって、反転バス配線電位Dn バー、D
n+1 バーの電位が遷移し、これに伴いイコライズ制御回
路121の入力が変化するため、イコライズ制御回路1
21の遅延時間Δtを経てからイコライザ111が活性
化される。このとき、既に3ステートバッファ11、1
2は動作しているので、バス配線Dn 、Dn+1 は速やか
に駆動される。
【0044】図6は図4に示した回路における動作波形
の他の例を示したものであり、図3と同様に、あるバス
配線の電位をある方向へ遷移させるとき、隣接配線の電
位が既にその到達電位であり、かつその隣接配線の電位
がこのタイミングでは遷移しない場合を示している。具
体的には、OE=“1”すなわち出力モードのとき、バ
ス配線Dn への出力を“0”から“1”に遷移させる一
方で、隣接するバス配線Dn+1 への出力は“1”のまま
変更しない場合である。
の他の例を示したものであり、図3と同様に、あるバス
配線の電位をある方向へ遷移させるとき、隣接配線の電
位が既にその到達電位であり、かつその隣接配線の電位
がこのタイミングでは遷移しない場合を示している。具
体的には、OE=“1”すなわち出力モードのとき、バ
ス配線Dn への出力を“0”から“1”に遷移させる一
方で、隣接するバス配線Dn+1 への出力は“1”のまま
変更しない場合である。
【0045】反転入力データINn が立ち下がった
(“1”から“0”へ遷移した)後、イコライズ制御回
路121の遅延時間Δtだけ経過すると、イコライザ1
11が活性化され、遅延回路131と3ステートバッフ
ァ11の遅延時間合計Δt2だけ経過すると、3ステー
トバッファ11が活性化される。よって、反転入力デー
タINn の立下がりからΔtだけ経過すると、バス配線
Dn とDn+1 とが短絡され、更に(Δt2−Δt)だけ
経過すると、バス配線Dn の電位がVdd/2を上回り、
インバータ141の出力Dn バーの電位が立ち下がる。
Dn バーの電位が立ち下がってから更にΔtだけ経過す
ると、イコライザ111が非活性化されるのに対して、
3ステートバッファ11、12は動作しているので、バ
ス配線Dn 、Dn+1 は共に速やかに“1”に遷移する。
(“1”から“0”へ遷移した)後、イコライズ制御回
路121の遅延時間Δtだけ経過すると、イコライザ1
11が活性化され、遅延回路131と3ステートバッフ
ァ11の遅延時間合計Δt2だけ経過すると、3ステー
トバッファ11が活性化される。よって、反転入力デー
タINn の立下がりからΔtだけ経過すると、バス配線
Dn とDn+1 とが短絡され、更に(Δt2−Δt)だけ
経過すると、バス配線Dn の電位がVdd/2を上回り、
インバータ141の出力Dn バーの電位が立ち下がる。
Dn バーの電位が立ち下がってから更にΔtだけ経過す
ると、イコライザ111が非活性化されるのに対して、
3ステートバッファ11、12は動作しているので、バ
ス配線Dn 、Dn+1 は共に速やかに“1”に遷移する。
【0046】また、図5及び図6において、OE=
“0”すなわち入力モードの場合には、他の機能マクロ
によってもたらされるバス配線Dn の電位変化が、イン
バータ141によりイコライズ制御回路121に伝えら
れる。但し、図1に示した第一の実施例とは異なり、次
にOE=“1”すなわち出力モードになった瞬間に、3
ステートバッファ11によってバス配線Dn が(図5の
場合は“1”の方へ)駆動されてしまう。従って、この
図4の第二の実施例では、出力イネーブルOEを立ち上
げるタイミングを、例えば反転入力データINn バー、
INn+1 バーが遷移した直後にするなどの調整が必要で
ある。また、一時的に、3ステートバッファ11、12
とイコライザ111が同時に活性化するので、第一の実
施例に比べてやや消費電力は大きくなる。
“0”すなわち入力モードの場合には、他の機能マクロ
によってもたらされるバス配線Dn の電位変化が、イン
バータ141によりイコライズ制御回路121に伝えら
れる。但し、図1に示した第一の実施例とは異なり、次
にOE=“1”すなわち出力モードになった瞬間に、3
ステートバッファ11によってバス配線Dn が(図5の
場合は“1”の方へ)駆動されてしまう。従って、この
図4の第二の実施例では、出力イネーブルOEを立ち上
げるタイミングを、例えば反転入力データINn バー、
INn+1 バーが遷移した直後にするなどの調整が必要で
ある。また、一時的に、3ステートバッファ11、12
とイコライザ111が同時に活性化するので、第一の実
施例に比べてやや消費電力は大きくなる。
【0047】以上、本発明による第二の実施例では、ク
ロックCLKを必要としないことや、出力ラッチ21、
22、…の代わりに、遅延回路131、132、…とイ
ンバータ141、142、…を使用するために、回路構
成が簡素になって、集積回路の場合の占有面積が低減で
きるという効果を有するものである。
ロックCLKを必要としないことや、出力ラッチ21、
22、…の代わりに、遅延回路131、132、…とイ
ンバータ141、142、…を使用するために、回路構
成が簡素になって、集積回路の場合の占有面積が低減で
きるという効果を有するものである。
【0048】
【発明の効果】本発明による第一の効果は、消費電力を
削減できるということである。その理由は、上記(1)
の場合は隣接配線の電荷を流用できるからである。ま
た、上記(2)の場合は隣接配線間の寄生容量が実効的
に小さくなるからである。
削減できるということである。その理由は、上記(1)
の場合は隣接配線の電荷を流用できるからである。ま
た、上記(2)の場合は隣接配線間の寄生容量が実効的
に小さくなるからである。
【0049】本発明による第二の効果は、電源線や接地
線に重畳する電流ノイズが低減するということである。
その理由は、第一の効果の理由と全く同一である。
線に重畳する電流ノイズが低減するということである。
その理由は、第一の効果の理由と全く同一である。
【0050】本発明による第三の効果は、バス配線の占
有面積を比較的小さくでき、チップ面積(コスト)が削
減できるということである。その理由は、隣接配線間容
量のミラー効果による悪影響を低減でき、好影響を積極
的に利用するため、バス配線同士の間隔を比較的狭くで
きるからである。
有面積を比較的小さくでき、チップ面積(コスト)が削
減できるということである。その理由は、隣接配線間容
量のミラー効果による悪影響を低減でき、好影響を積極
的に利用するため、バス配線同士の間隔を比較的狭くで
きるからである。
【0051】本発明の第四の効果は、出力ビットのデー
タパターンが規則性のない(または規則性があるとは限
らない)回路にも広く適用できるということである。そ
の理由は、内部回路からの出力デターパターンの他に、
現在の容量性負荷のデータパターンをも考慮して、上記
(1)と(2)との特定のデータパターン関係にあると
きのみに、隣接データバスを一時的に短絡する構成とし
たからである。
タパターンが規則性のない(または規則性があるとは限
らない)回路にも広く適用できるということである。そ
の理由は、内部回路からの出力デターパターンの他に、
現在の容量性負荷のデータパターンをも考慮して、上記
(1)と(2)との特定のデータパターン関係にあると
きのみに、隣接データバスを一時的に短絡する構成とし
たからである。
【図1】本発明の実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1の動作の一例を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図3】図1の動作の他の例を示すタイミングチャート
である。
である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図5】図4の動作の一例を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図6】図4の動作の他の例を示すタイミングチャート
である。
である。
【図7】従来技術を説明するための回路図である。
1、2 入出力回路 11、12 3ステートバッファ 21、22 出力ラッチ 31、32 入力バッファ 41、42 内部回路 101 イコライズ制御回路 111 イコライザ 131、132 遅延回路 141、142 インバータ Dn-1 〜Dn+1 データ配線(データバス) Cg 対地寄生容量 Cn 隣接配線間寄生容量
Claims (10)
- 【請求項1】 データパターンに従って第一及び第二の
容量性負荷を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であっ
て、 前記データパターンに応じて前記第一及び第二の容量性
負荷を夫々充放電可能な第一及び第二の出力バッファ
と、 前記第一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分
離するスイッチと、 前記第一及び第二の容量性負荷の電位を互いに逆方向に
駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一時的に互いに
接続するよう前記スイッチを制御する制御回路とを含む
ことを特徴とする容量性負荷駆動回路。 - 【請求項2】 データパターンに従って第一及び第二の
容量性負荷を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であっ
て、 前記データパターンに応じて前記第一及び第二の容量性
負荷を夫々充放電可能な第一及び第二の出力バッファ
と、 前記第一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分
離するスイッチと、 前記第一の容量性負荷の電位が遷移せず、かつ前記第二
の容量性負荷の電位を前記第一の容量性負荷の電位と同
電位方向へ駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一時
的に互いに接続するよう前記スイッチを制御する制御回
路とを含むことを特徴とする容量性負荷駆動回路。 - 【請求項3】 データパターンに従って第一及び第二の
容量性負荷を夫々駆動する容量性負荷駆動回路であっ
て、 前記データパターンに応じて前記第一及び第二の容量性
負荷を夫々充放電可能な第一及び第二の出力バッファ
と、 前記第一及び第二の容量性負荷同士を電気的に接続/分
離するスイッチと、 前記第一及び第二の容量性負荷の電位を互いに逆方向に
駆動する場合に、これ等両容量性負荷を一時的に互いに
接続するよう前記スイッチを制御し、また前記第一の容
量性負荷の電位が遷移せず、かつ前記第二の容量性負荷
の電位を前記第一の容量性負荷の電位と同電位方向へ駆
動する場合に、これ等両容量性負荷を一時的に互いに接
続するよう前記スイッチを制御する制御回路とを含むこ
とを特徴とする容量性負荷駆動回路。 - 【請求項4】 前記第一及び第二の容量性負荷の各々は
互いに隣接する第一及び第二のデータバスであることを
特徴とする請求項1〜3いずれか記載の容量性負荷駆動
回路。 - 【請求項5】 容量性負荷を夫々有する第一及び第二の
データバスをデータパターンにより夫々駆動する容量性
負荷駆動方法であって、前記第一及び第二のデータバス
の電位を互いに逆方向に駆動する場合に、これ等両デー
タバスを一時的に互いに接続するようにしたことを特徴
とする容量性負荷駆動方法。 - 【請求項6】 容量性負荷を夫々有する第一及び第二の
データバスをデータパターンにより夫々駆動する容量性
負荷駆動方法であって、前記第一のデータバスの電位が
遷移せず、かつ前記第二のデータバスの電位を前記第一
のデータバスの電位と同電位方向へ駆動する場合に、こ
れ等両データバスを一時的に互いに接続するようにした
ことを特徴とする容量性負荷駆動方法。 - 【請求項7】 容量性負荷を夫々有する第一及び第二の
データバスをデータパターンにより夫々駆動する容量性
負荷駆動方法であって、前記第一及び第二のデータバス
の電位を互いに逆方向に駆動する場合に、これ等両デー
タバスを一時的に互いに接続し、また前記第一のデータ
バスの電位が遷移せず、かつ前記第二のデータバスの電
位を前記第一のデータバスの電位と同電位方向へ駆動す
る場合に、これ等両データバスを一時的に互いに接続す
るようにしたことを特徴とする容量性負荷駆動方法。 - 【請求項8】 前記第一及び第二のデータバスは互いに
隣接するデータバスであることを特徴とする請求項5〜
7いずれか記載の容量性負荷駆動方法。 - 【請求項9】 請求項1〜4いずれか記載の容量性負荷
駆動回路を含むことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項10】 請求項5〜8いずれか記載の容量性負
荷駆動方法を使用したことを特徴とする半導体集積回路
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003106A JP2001195163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 容量性負荷駆動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003106A JP2001195163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 容量性負荷駆動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001195163A true JP2001195163A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18532100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003106A Pending JP2001195163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 容量性負荷駆動回路及びその駆動方法並びにそれを用いた半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001195163A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005015742A1 (ja) * | 2003-08-08 | 2005-02-17 | Rohm Co., Ltd | クロック入出力装置 |
JP2015050271A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 富士通株式会社 | 半導体集積回路 |
JP2015049610A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 富士通株式会社 | 半導体集積回路の設計方法及びプログラム |
-
2000
- 2000-01-12 JP JP2000003106A patent/JP2001195163A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005015742A1 (ja) * | 2003-08-08 | 2005-02-17 | Rohm Co., Ltd | クロック入出力装置 |
JP2015050271A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 富士通株式会社 | 半導体集積回路 |
JP2015049610A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 富士通株式会社 | 半導体集積回路の設計方法及びプログラム |
US9213796B2 (en) | 2013-08-30 | 2015-12-15 | Fujitsu Limited | Method for designing semiconductor integrated circuit and program |
US9742405B2 (en) | 2013-08-30 | 2017-08-22 | Fujitsu Limited | Semiconductor integrated circuit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |