JP2001195052A - 画面合成装置及び方法 - Google Patents

画面合成装置及び方法

Info

Publication number
JP2001195052A
JP2001195052A JP2000006638A JP2000006638A JP2001195052A JP 2001195052 A JP2001195052 A JP 2001195052A JP 2000006638 A JP2000006638 A JP 2000006638A JP 2000006638 A JP2000006638 A JP 2000006638A JP 2001195052 A JP2001195052 A JP 2001195052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
display
semi
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000006638A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ono
真 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000006638A priority Critical patent/JP2001195052A/ja
Publication of JP2001195052A publication Critical patent/JP2001195052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】合成する領域毎に濃淡率を調整可能とする。 【解決手段】合成されるA面、合成するB面のRGB濃
淡値はそれぞれA乗算器572、B乗算器573に入力
される。半透過レジスタ値は、A面側のRGB濃淡値が
入力するA乗算器572にはそのまま入力され、B面側
のRGB値が入力するB乗算器573には2の補数回路
571を介して入力される。2の補数回路571は、入
力値Xに対して100B−Xを出力値Zとする特殊な回
路である。そのため、00Bが入力されると100Bを
出力しこの場合はA面とB面のRGB濃淡率が0%:1
00%という非透過状態になる。また、01Bの場合に
はA面とB面とのRGB濃淡率が25%:75%、10
Bの場合には、A面とB面とのRGB濃淡率が50%:
50%、11Bの場合には、A面とB面とのRGB濃淡
率が75%:25%、というように透過率の異なる半透
過状態にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地図データ
と地図以外のデータというような複数の表示面の画像デ
ータを合成する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等に搭載されて、G
PS(Global Positioning System )等により検出され
た現在位置周辺の地図を自動的に表示したり、設定した
目的地までの経路をガイドするカーナビゲーションシス
テムが知られている。このようなナビゲーションシステ
ムにおいては上述したように現在地周辺や目的地までの
経路などを地図として表示する必要があり、そのための
地図表示装置が種々考えられている。この地図表示装置
においては、例えば地図の画像データと、自車位置を示
すカーソルの画像データと、機能選択スイッチの項目を
示画像データとを合成表示することが一般的になされて
いる。その際、地図上に自車位置カーソルや機能選択ス
イッチを単に合成して表示すると、自車位置カーソルや
機能選択スイッチが表示されている部分の地図が視認で
きなくなる。
【0003】そのため、複数の画像データが重なった部
分について半透過(半透明)処理を行うことで、下層に
隠れてしまっていた画像データも視認できるようにする
技術が考えられている(特開平4−256999号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術の場合には、重なった領域全体に対して半透過処
理を行うものであり、重なっている領域中の任意領域だ
けを半透過状態にすることはできない(図9参照)。そ
のため、例えば地図の画像データと機能選択スイッチの
項目を示す文字とが半透過状態になると、地図画像と文
字とが重なってしまい文字が見づらくなってしまう。ま
た、機能選択スイッチが複数ある場合に、例えばある画
面状態において使用不可のスイッチについては半透過状
態として地図画像も見えるようにするが、使用可能なス
イッチについては半透過状態とせずにスイッチ機能を示
す文字を明瞭に示すことで両者の区別を付けたい場合が
ある。しかし、従来技術の場合には、一部については半
透過状態にし、残りは半透過状態にしないということが
できないため、実現することができない。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平10−23
5844号(以下、先願と称す。)において、複数の表
示面の画像データを合成する際に、重なっている任意領
域を半透過状態にすることのできる画面合成装置及び方
法を提案した。但し、この先願においては、半透過させ
るか否かを指示する半透過情報を用いていたため、重な
っている任意領域を半透過状態にすることはできるが、
半透過合成を行う部分における透過率を自由に調整する
ことはできなかった。つまり、半透過させる場合、例え
ば合成する画面の一部については相対的に濃く半透過さ
せ、別の一部については相対的に薄く半透過させたいと
いう要求もあると考えられる。
【0006】そこで本発明は、こうした問題とを解決す
るためになされたものであり、複数の表示面の画像デー
タを合成する際に、重なっている任意領域を半透過状態
にすることができると共に、領域毎に濃淡率を調整して
合成画面の表現の自由度を向上させることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の画面合成装置によれば、画
像データ格納手段に格納された表示面毎の画像データを
画素単位の画像表示データに変換すると共に、その画素
単位の画像表示データに濃淡率を指示する濃淡率情報を
対応付ける。そして、合成対象の複数の表示面の画像表
示データを合成する際、濃淡率情報によって指示される
濃淡率にて合成する。
【0008】このようにすることで、まず、複数の表示
面の画像データを合成する際に、重なっている任意領域
を半透過状態にすることができる。つまり、重ね合わせ
る表示面において視認可能にしたい部分については半透
過合成し、視認できなくてもよい、あるいは半透過にし
ない方がよい部分については半透過合成せず、一方の表
示面の画像データのみが視認可能なように画面合成(非
透過合成)することができる。そして、単に任意領域を
半透過状態にできるだけでなく、半透過合成する領域毎
に任意の濃淡率での合成を行うことができる。したがっ
て、例えば合成する画面の一部については相対的に濃く
半透過させ、別の一部については相対的に薄く半透過さ
せることが可能である。
【0009】例えばナビゲーションシステムにおいて、
地図、機能選択スイッチ、及びユーザへの警告を表示す
ることを考える。まず、その時点での地図表示状態にお
いては使用できないスイッチについて、薄く半透過状態
にして地図画像も見えるようにするが、使用可能なスイ
ッチについては半透過状態とせずにスイッチ機能を示す
文字を明瞭に示すことで両者の区別を付けるという「任
意領域を半透過状態にする」ことができる。この場合の
使用不可能なスイッチ機能を示す文字については、単に
そこに存在することが判れば十分であるが、警告に関し
ては、ある程度濃く表示して、その警告内容をユーザに
知らしめる必要がある。そこで、警告に関しては、濃く
半透過状態にする。このように、重なっている任意領域
を半透過状態にすることができると共に、領域毎に濃淡
率を調整できるため、合成画面の表現の自由度を向上さ
せることができる。
【0010】また、前記画像表示データとしては、例え
ば請求項2に示すようにディジタルRGBの値であるこ
とが考えられる。そして、画面合成に際しては請求項3
に示すようにすることが考えられる。つまり、濃淡率を
m:nにて合成する場合、合成対象の画像表示データで
あるディジタルRGB値に濃淡率比m,nをそれぞれ乗
算する。そして両者を加算し、その後、それぞれをm+
nで除算するのである。また、この除算に関しては、濃
淡率比が2ビットで表現されている場合、例えば請求項
4に示すように、2ビットシフトすることで実質的な除
算を行うことができる。このようにすれば、乗算・加算
・シフトだけで実現できるため、簡易な構成で高速演算
が可能となる。
【0011】なお、画面合成のための構成は種々考えら
れるので、上述例に限定されることはない。また、合成
対象の複数の表示面の画像データとしてはどのようなも
のでも適用できるが、例えばナビゲーションシステムな
どにおいて実現されているように、地図データを画面表
示し、例えば機能選択スイッチを示す項目を画面合成す
ることが一般的になされている。そして、その地図デー
タは、所定の地図スクロール指示に応じてスクロール、
つまり少しずつ表示領域を移動しながら更新表示する必
要があることが多い。この場合には、半透過する画像が
頻繁に変わることとなるが、その場合であっても、本発
明の画面合成装置を用いれば、処理負荷を増大させずに
半透過状態を実現できる。なぜなら、スクロールする地
図データのみを更新するだけで機能選択スイッチや警告
等の他のデータについては更新する必要がなく、後は、
必要な部分のみを半透過状態にする画面合成処理をする
だけだからである。
【0012】一方、請求項5に示すように、本発明の技
術思想は、画面合成方法としても実現できる。つまり、
複数の表示面の画像データを画素単位の画像表示データ
に変換すると共に、その画素単位の画像表示データに、
濃淡率を指示する濃淡率情報を対応付けておき、合成対
象の複数の表示面の画像表示データを合成する際、濃淡
率情報によって指示される濃淡率にて合成するのであ
る。このようにソフト的に処理する場合にはハード構成
は簡素になる。つまり、上述した画面合成装置の場合に
は、画像データ格納手段に複数の表示面の画像データを
表示面毎に格納していたが、ソフト的に処理すれば画像
データ格納手段には1層分の格納領域があればよい。
【0013】但し、画面合成に際しては処理負荷は大き
くなる。特にスクロールなどで画像表示データの書き換
えの必要が頻繁に発生する場合には、その処理負荷はか
なり大きいので、その観点からすれば上述したハード的
に処理する方が有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0015】図1は、本実施例の画面合成装置を適用し
た表示制御装置50の概略構成を示している。この表示
制御装置50は、車載用ナビゲーションシステムの一部
を構成しており、ナビ制御部10から取得したデータ及
び指示に基づいて、ナビゲーション用の画面を表示器1
4に表示するための制御を行う。
【0016】ナビ制御部10には、いずれも図示しない
位置検出器と、地図データ入力器と、操作スイッチ群
と、スピーカと、外部メモリと、リモコンセンサが接続
されている。この内、地図データ入力器は、位置検出の
精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、
地図データ及び目印データを含む各種データを入力する
ための装置である。記憶媒体としては、そのデータ量か
らCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、
例えばメモリカード等の他の媒体を用いても良い。そし
て、ナビ制御部10は、地図データ入力器より入力され
た地図データと、地図上に表示するスイッチや警告文な
どの「地図以外データ」とを重ねて表示することができ
る。なお、表示器14としては、例えばCRTや液晶デ
ィスプレイあるいはプラズマディスプレイ等を用いるこ
とが考えられる。
【0017】表示制御装置50は、制御部I/F51
と、画像格納メモリ52と、表示位置制御部53と、読
み込み制御部54と、表示メモリ55と、ルックアップ
テーブル56と、画面合成部57と、画像表示I/F5
8とを備えている。制御部I/F51はナビ制御部10
との間でのデータのやりとりをするためのインタフェー
スであり、ナビ制御部10側から送られてきた画像デー
タは画像格納メモリ52に格納される。本実施例のナビ
ゲーションシステムにおいては、主に地図、そして機能
を選択するためのスイッチを表示するため、それぞれの
表示内容をレイヤ構成にして重ね合わせることで1枚の
絵として表示を行う。
【0018】したがって、ナビ制御部10側から送られ
てきた地図レイヤ、スイッチレイヤの各画像データは、
それぞれ画像格納メモリ52に記憶される。なお、実際
には、図2に示すように、ナビ制御部10によって管理
された各格納領域に記憶される。そして、各レイヤの画
像データは、ラスタ形式/ルックアップテーブル方式の
画像データであり、1ドット分のデータ(1バイト)毎
にルックアップテーブルの番号(pixel0,pixel1,pixe
l2,……)が設定されている。また、各レイヤの画像格
納メモリ52上の領域(位置や大きさ)の割り当ては、
1バイト単位で自由に設定できる。
【0019】表示位置制御部53には、ナビ制御部10
によって、レイヤ毎の画面表示位置が水平方向は1ドッ
ト単位、垂直方向は1ライン単位で任意に指定されて設
定される。また、画像格納メモリ52から各レイヤのデ
ータを読み出す開始アドレス情報も設定される。そし
て、表示位置制御部53は、その表示位置の設定値に基
づき、レイヤ毎に画像データを表示器14に表示するタ
イミング(垂直同期信号及び水平同期信号)に同期して
画像格納メモリ52からデータを読み出すタイミング
(メモリリードタイミング)を生成すると共に、レイヤ
毎に画像表示中であることを示す表示状態信号を生成す
る。この表示状態信号が2レイヤ以上表示状態となって
いる場合には、表示レイヤが重なっていることとなる。
【0020】そして、読み込み制御部54は、表示位置
制御部53から出力されるメモリリードタイミングに基
づいて、レイヤ毎の画像データを、表示必要データ分
(16ドット分)だけ画像格納メモリ52から読み出
し、表示メモリ55に転送する。表示メモリ55には、
画像格納メモリ52から転送された画像データをレイヤ
単位で記憶しておくことができる。この表示メモリ55
においては、各レイヤの画像データをルックアップテー
ブルのテーブル番号として扱われる。そして、ルックア
ップテーブル56によって、画像表示用データ(ディジ
タルRGBの値)に変換され、さらに1ドット分の画像
表示データ単位で半透過レジスタ値が登録される。
【0021】このように、ルックアップテーブル56に
登録する画像表示用データに半透過レジスタ値を付加す
ることによって、半透過処理を任意の領域(色:テーブ
ル番号毎に)で実現することができ、さらに領域毎で濃
淡率を可変にすることができる。
【0022】また、画面合成部57は、表示位置制御部
53から出力されたレイヤ毎の表示状態信号と画像表示
データを基に1ドット単位で各レイヤを画面合成して、
1レイヤの画像表示データにする。画面合成の際には、
画面合成部57に、合成される面(A面と呼ぶ)と合成
する面(B面と呼ぶ)の2面の映像濃淡値がRGBの3
原色の濃淡値として入力される。なお、合成する面側に
は、RGBの3原色の濃淡値以外に半透過レジスタ値も
入力される(図5参照)。
【0023】この半透過レジスタ値は、ここでは2ビッ
トの値で表現されており、図4に示すように、バイナリ
ーデータで00,01,10,11の4種類がある。な
お、図中及び以下の説明において、数字の最後に付けた
Bはバイナリーデータであることを示している。
【0024】この半透過レジスタ値が00Bの場合に
は、合成される画面であるA面と合成される画面である
B面とのRGB濃淡率が0%:100%、すなわち半透
過せずに非透過状態にされる。それに対して、半透過レ
ジスタ値が01Bの場合には、A面とB面とのRGB濃
淡率が25%:75%、半透過レジスタ値が10Bの場
合には、A面とB面とのRGB濃淡率が50%:50
%、半透過レジスタ値が11Bの場合には、A面とB面
とのRGB濃淡率が75%:25%、というように透過
率の異なる半透過状態にされる。
【0025】このように半透過レジスタ値に応じて上述
のような非透過状態及び複数の半透過状態とするための
画面合成部57の内部構成について、図3を参照して説
明する。画面合成部57は、図3に示すように、2の補
数回路571と、A乗算器572と、B乗算器573
と、加算器574と、除算器575とを備えている。な
お、A乗算器572、B乗算器573、加算器574及
び除算器575は、RGBのそれぞれに対応して設けら
れている。
【0026】合成される面であるA面のRGB濃淡値は
A乗算器572に入力され、合成する面であるB面のR
GB値はB乗算器573に入力される。そして、半透過
レジスタ値は、A面側のRGB濃淡値が入力するA乗算
器572にはそのまま入力され、B面側のRGB値が入
力するB乗算器573には2の補数回路571を介して
入力される。
【0027】この2の補数回路571は、入力値Xに対
して、100B−Xを出力値Zとする特殊な回路であ
り、00Bが入力されると100Bを出力し、01Bが
入力されると11Bを出力し、10Bが入力されると1
0Bを出力し、11Bが入力されると01Bを出力す
る。この出力値ZがB乗算器573へ入力される。な
お、これらの数値はいずれもバイナリーデータである。
【0028】したがって、A乗算器572における出力
値Zは、A面のRGB濃淡値である入力値Xと、半透過
レジスタ値である入力値Yとを乗算したもの(Z=X×
Y)となる。一方、B乗算器573における出力値Z
は、B面のRGB濃淡値である入力値Xと、2の補数回
路571からの出力値Zである入力値Yとを乗算したも
の(Z=X×Y)となる。なお、これらA,B2つの乗
算器572,573は、本実施例では単純な2進数整数
型の乗算器であるが、もちろん、それ以外の乗算器を用
いても構わない。
【0029】そして、これらA,B2つの乗算器57
2,573からの出力は加算器574で加算され、さら
に除算器575にて4分の1にされる。なお、ここで
は、加算器574から出力された時点でのRGBの信号
レベルは元の信号レベルの丁度4倍(つまり2の2乗
倍)になっているため、2ビットシフトするだけでよ
い。したがって、実際に除算をするのではなく、シフト
する機能のみ備えていればよいため、構成が簡素化でき
る。もちろん、構成の簡素化を考慮しなければ、実際に
除算する構成としてもよい。
【0030】図3の構成の場合には、合成される面(A
面)と合成する面(B面)の濃淡値と半透過レジスタ値
との関係は図6のようになる。この図6からも明らかな
ように、半透過レジスタ値が00Bの場合には、元の濃
淡値に関係なく乗算後のA面のRGBの濃淡値はそれぞ
れ0となるため、半透過OFF、つまり非透過状態が実
現される。また、半透過レジスタ値が01B,10B,
11Bの場合には半透過状態となるが、一律の半透過状
態ではなく、A面とB面のRGB濃淡値の割合が各レジ
スタ値に応じて0.25:0.75,0.5:0.5,
0.75:0.25となる。つまり、透過率も3種類か
ら選択できることとなる。
【0031】したがって、例えば図9に示すような画面
合成が実現できる。図9において合成される面は地図画
面であり、合成する面はスイッチ及び警告文を含む画面
である。ここで、画面下部に表示するスイッチについて
は明瞭に表示したいので該当部分の画像表示データの半
透過レジスタ値を00Bとする。したがって、この部分
は合成後の画面においても非透過となっている。
【0032】また、画面上部に表示するスイッチについ
ては、その時点で使用不可能なスイッチであるが、その
存在自体は示したいので、半透過レジスタ値を11Bと
する。したがって、この部分は合成後の画面において濃
淡率が25%の半透過状態となり、淡く合成されること
となる。
【0033】そして、画面中央部に表示する警告文(こ
こでは「GPSが受信できません」という内容)につい
ては、ある程度濃く表示して警告内容をユーザに知らし
める必要がある。しかし、地図が完全に隠れてしまうの
も好ましくない。そこで、半透過レジスタ値を01Bと
する。したがって、この部分は合成後の画面において濃
淡率が75%の半透過状態となり、濃く合成されること
となるが、地図も見えている。
【0034】なお、このように画面合成部57において
合成された画像表示データは、画像表示I/F58を介
して表示器14に送られ画像表示される。なお、本実施
例においては、画像格納メモリ52及び表示メモリ55
が「画像データ格納手段」に相当し、ルックアップテー
ブル56が「画像表示データ作成手段」に相当する。ま
た、画面合成部57が「画面合成手段」に相当する。
【0035】このように、本実施例においては、複数の
表示面の画像データを合成する際に、重なっている任意
領域を半透過状態にすることができると共に、半透過合
成する領域毎に任意の濃淡率での合成を行うことができ
る。したがって、例えば合成する画面の一部については
相対的に濃く半透過させ、別の一部については相対的に
薄く半透過させることが可能であり、合成画面の表現の
自由度を向上させることができる。
【0036】特に、ナビゲーションシステムに適用した
場合には、図9を参照して説明したように地図レイヤと
スイッチレイヤとを合成するアプリケーションがあり、
その状態で地図レイヤがスクロールしたりスイッチレイ
ヤの画面への表示位置が変わることで、半透過する画像
が頻繁に変わることがある。その場合であっても、本実
施例の表示制御装置50を用いることでナビ制御部10
の処理負荷を増大させずに半透過処理を実施できる。な
ぜなら、表示内容によりレイヤを分けた画像データを画
像格納メモリ52に格納し、表示器14に表示するタイ
ミングでリアルタイムに画像格納メモリ52から各レイ
ヤの画像データを読み出しながら半透過合成処理を行っ
ているからである。つまり、ナビ制御部10の処理負荷
としては、例えばスイッチレイヤの表示位置を変える場
合には、スイッチレイヤの表示位置設定を変更するだけ
で画像データの書き換えは必要なく、また地図レイヤが
スクロールする場合には地図レイヤの画像データを変更
だけでよいからである。
【0037】なお、本実施例では半透過レジスタ値を2
ビットの構成としたが、もちろん、何ビットの構成でも
構わない。ビット数が多くなれば、より多数種類の濃淡
率での半透過合成を実現できる。 [別実施例]上記実施例では、濃淡率の指定を半透過レ
ジスタ値として直接指定するようにしたが、間接的に指
定してもよい。その場合の実施例を説明する。この場合
は、図7に示すように、画面合成部57の構成として、
図3に示した構成に半透過レジスタ576が加えられた
ものとなっている。そして、上記実施例における半透過
レジスタ値に代えて、図8に示す半透過レジスタ番号
が、合成する面側に入力される(図7参照)。この半透
過レジスタ番号は半透過レジスタ576に入力される。
【0038】半透過レジスタ576は、半透過レジスタ
番号に対応する透過率を記憶しており、入力された半透
過レジスタ番号に対応する透過率を2の2の補数回路5
71及びA乗算器572へ出力する。この透過率は図4
などに示す半透過レジスタ値と同じである。したがっ
て、以降の処理は上記実施例と同じである。
【0039】上記実施例のように半透過レジスタ値を直
接指定する手法では、ある特定の部位の透過率を徐々に
変化させていきたい場合であっても、画面全体のデータ
を指定しなくてはならない。それに対して、本別実施例
のように半透過レジスタ番号を指定し、実際の濃淡率は
半透過レジスタにて生成する場合には、その半透過レジ
スタにおける特定のレジスタ番号に対応する濃淡率を変
えるだけでよい。このようにすれば、画面全体のデータ
を指定する上記実施例の場合に比べて高速に変更可能な
ので、例えば背景(この場合は地図画面)から徐々にス
イッチを浮かび上がらせる、といった表示態様を得るこ
とが容易にできる。つまり、合成画面の表現の自由度の
向上という観点からも好ましい。
【0040】[その他] (1)上記各実施例においては、半透過合成処理をハー
ド的に実現したが、ソフト的に実現することもできる。
ソフト的に実現する場合には、表示制御装置50の構成
が図10に示すように簡単になる。つまり、図1に示す
構成にて必要であったルックアップテーブル56や画面
合成部57が不要となり、また表示メモリ55について
も1レイヤ分だけ確保できればよい。なお、それ以外の
構成、すなわち制御部I/F51と、画像格納メモリ5
2と、表示位置制御部53と、読み込み制御部54と、
画像表示I/F58については同様の構成であるので、
説明は繰り返さない。
【0041】そして、ソフト的に実現する場合には、ナ
ビ制御部10内部のメインメモリに地図レイヤ及びスイ
ッチレイヤなどの各画像表示データが記憶されており、
その下位レイヤから順番(例えば地図レイヤ→スイッチ
レイヤ)に、ナビ制御部10が表示制御装置50の画像
格納メモリ52に転送を行い、1画面分の画像表示デー
タを完成させることとなる。なお、画像表示データは、
図5に示した「半透過レジスタ値及びディジタルR,
G,Bの各値」で構成されるデータフォーマットと同じ
である。また、半透過レジスタ値はやはり上述の実施例
同様、00B,01B,10B,11Bであるとする。
【0042】次に、ナビ制御部10が実行する半透過合
成処理について図11のフローチャートを参照して説明
する。まず、下位レイヤの画像表示データを画像格納メ
モリ52へ書き込む(S10)。そして、上位レイヤの
画像表示データの半透過レジスタ値が00Bであるかど
うかを判断する(S20)。半透過レジスタ値が00B
であれば(S20:YES)、それは非透過合成を指示
しているので、上位レイヤの画像表示データを画像格納
メモリ52に書き込む(S60)。
【0043】一方、半透過レジスタ値が00Bでなけれ
ば(S20:NO)、それは半透過合成を指示している
ので、S30〜S50での半透過合成に係る処理を行
う。まず、既に書き込まれている画像表示データを画像
格納メモリ52から一旦読み出す(S30)。そして、
その読み出した(下位レイヤ)の画像表示データと書き
込みデータである(上位レイヤ)の画像表示データと
を、半透過レジスタ値に基づいて所定の濃淡率で半透過
合成処理する(S40)。その後、その半透過合成処理
した画像表示データを画像格納メモリ52に再度書き込
む(S50)。
【0044】このようにソフト的に処理しても、領域毎
に濃淡率を変えた半透過合成処理は実現できるが、上述
したハード的に処理する場合に比べると、再度下位レイ
ヤから順番に書き込みを行い半透過合成を行う必要があ
るので処理負荷は大きくなる。特に、スクロールなどで
画像表示データの書き換えの必要が頻繁に発生する場合
には、その処理負荷はかなり大きいので、その観点から
すれば上述したハード的に処理する方が有利である。
【0045】(2)上記実施例ではナビゲーションシス
テム用の表示制御装置50において画面合成装置を適用
した場合を説明したが、当然ながら、複数の画面を合成
する要請があるシステムであればどのようなものでも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の画面合成装置を適用した
表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 画像格納メモリでのデータ格納状態を示す説
明図である。
【図3】 画面合成部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 半透過レジスタ値と濃淡率との関係を示す説
明図である。
【図5】 画像表示データフォーマットを示す説明図で
ある。
【図6】 合成される面(A面)と合成する面(B面)
の濃淡値と半透過レジスタ値との関係を示す説明図であ
る。
【図7】 別実施例の画面合成部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 別実施例の画像表示データフォーマットを示
す説明図である。
【図9】 画面合成処理を示す説明図である。
【図10】 ソフト的に画面合成を行う場合の表示制御装
置の内部構成を示すブロック図である。
【図11】 ソフト的に画面合成を行う場合の画面合成処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ナビ制御部 14…表示器 50…表示制御装置 51…制御部I/F 52…画像格納メモリ 53…表示位置制御
部 54…読み込み制御部 55…表示メモリ 56…ルックアップテーブル 57…画面合成部 58…画像表示I/F 571…2の補数回路 572…A乗算器 573…B乗算器 574…加算器 575…除算器 576…半透過レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HC22 2F029 AA02 AC02 AC14 5B057 AA06 AA13 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE08 CE16 DA07 DB02 DB06 DC22 5C082 BA02 BA12 BA27 CA54 CA55 CA56 CA63 CB01 MM09 MM10 9A001 HH23 JJ11 JZ77

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の表示面の画像データを合成する際、
    画像データ同士の重なった領域の画像濃淡値を調整して
    半透過状態を実現可能な画面合成装置であって、 前記複数の表示面の画像データを表示面毎に格納する画
    像データ格納手段と、 その画像データ格納手段に格納された表示面毎の画像デ
    ータを画素単位の画像表示データに変換すると共に、そ
    の画素単位の画像表示データに、濃淡率を指示する濃淡
    率情報を対応付ける画像表示データ作成手段と、 合成対象の複数の表示面の画像表示データを合成する
    際、前記濃淡率情報によって指示される濃淡率にて合成
    する画面合成手段と、 を備えることを特徴とする画面合成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画面合成装置において、 前記画像表示データはディジタルRGBの値であること
    を特徴とする画面合成装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の画面合成装置において、 前記画面合成手段は、前記濃淡率をm:nにて合成する
    場合、前記合成対象の画像表示データであるディジタル
    RGB値に前記濃淡率比m,nをそれぞれ乗算してから
    両者を加算し、その後、それぞれをm+nで除算するこ
    とを特徴とする画面合成装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の画面合成装置において、 前記濃淡率比は2ビットで表現されており、 前記画面合成手段は、前記除算に際して、2ビットシフ
    トすることで実質的な除算を行うことを特徴とする画面
    合成装置。
  5. 【請求項5】複数の表示面の画像データを合成する際、
    画像データ同士の重なった領域の画像濃淡値を調整して
    半透過状態を実現可能な画面合成方法であって、 前記複数の表示面の画像データを画素単位の画像表示デ
    ータに変換すると共に、その画素単位の画像表示データ
    に、濃淡率を指示する濃淡率情報を対応付けておき、 合成対象の複数の表示面の画像表示データを合成する
    際、前記濃淡率情報によって指示される濃淡率にて合成
    すること、 を特徴とする画面合成方法。
JP2000006638A 2000-01-14 2000-01-14 画面合成装置及び方法 Pending JP2001195052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006638A JP2001195052A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 画面合成装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006638A JP2001195052A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 画面合成装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001195052A true JP2001195052A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18535138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006638A Pending JP2001195052A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 画面合成装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001195052A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7199800B2 (en) 2002-08-09 2007-04-03 Aisin Aw Co., Ltd. Unit and program for displaying map
WO2010079525A1 (ja) * 2009-01-06 2010-07-15 三菱電機株式会社 描画レイヤ制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07104733A (ja) * 1992-10-06 1995-04-21 Seiko Epson Corp 画像処理装置およびその方法
JPH07104724A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Hitachi Ltd マルチウィンドウ表示方法および装置
JPH10177466A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Sharp Corp マルチウインドウ処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07104733A (ja) * 1992-10-06 1995-04-21 Seiko Epson Corp 画像処理装置およびその方法
JPH07104724A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Hitachi Ltd マルチウィンドウ表示方法および装置
JPH10177466A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Sharp Corp マルチウインドウ処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7199800B2 (en) 2002-08-09 2007-04-03 Aisin Aw Co., Ltd. Unit and program for displaying map
WO2010079525A1 (ja) * 2009-01-06 2010-07-15 三菱電機株式会社 描画レイヤ制御装置
JP5197767B2 (ja) * 2009-01-06 2013-05-15 三菱電機株式会社 描画レイヤ制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6771274B2 (en) Graphics and video integration with alpha and video blending
JP6348791B2 (ja) 表示制御装置および表示制御方法
KR20100004119A (ko) 포스트-렌더링 그래픽스 오버레이
KR101343160B1 (ko) 애니메이션 표시 장치
US6549682B2 (en) Image data processing apparatus and method, and provision medium
JP5515487B2 (ja) 画像処理装置
JP3477666B2 (ja) 画像表示制御装置
JP2001195052A (ja) 画面合成装置及び方法
JP2006030379A (ja) マルチディスプレイシステム及びコンピュータ
JP2007233450A (ja) 画像合成装置
JP2008305030A (ja) 合成画像生成装置
JP6392584B2 (ja) 車両用表示装置
JPH08146870A (ja) ナビゲーション用表示方法および装置
JP2010128292A (ja) 画像表示システム
JP2008216460A (ja) 電子回路、電子機器およびプロジェクタ
JP3593016B2 (ja) 直線描画装置、直線描画方法及び座標生成装置
JPH08123652A (ja) 表示装置
JPH1139470A (ja) 画像表示装置
JP6214509B2 (ja) 車両用表示装置
JP4534328B2 (ja) 表示制御装置
JP2000082136A (ja) 画像デ―タ処理装置および方法、並びに提供媒体
JP2005044126A (ja) シェーディング画像表示装置および画像表示システム
KR100327399B1 (ko) 티브이의온스크린디스플레이장치
CN117097851A (zh) 一种汽车电子仪表屏的图标显示方法及装置
JP2002372909A (ja) 道路地図表示装置及び道路地図表示方法並びに道路地図表示のためのプログラム