JPH07104733A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JPH07104733A
JPH07104733A JP5270026A JP27002693A JPH07104733A JP H07104733 A JPH07104733 A JP H07104733A JP 5270026 A JP5270026 A JP 5270026A JP 27002693 A JP27002693 A JP 27002693A JP H07104733 A JPH07104733 A JP H07104733A
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真司 久保田
Hiroaki Nasu
弘明 那須
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の画像データに対して、多重ミキシング
処理等の高度な画像処理を実現できる画像処理装置を提
供する。 【構成】 複数の画像データを、優先順位に基づいて時
分割で順番に演算処理をする事により、それらの画像の
多重ミキシング処理を実現する。また、その際に、入力
された画像データに含まれる透明情報ビットにより透明
処理を行う。入力される画像データを選択するデータセ
レクタ65,72と、優先順位に基づいてセレクタ6
5,72を駆動する優先順位クロマキ制御回路96と、
データセレクタ65,72の出力データと時分割データ
ラッチ74の出力データとの間で演算を行う画像特殊処
理演算器75と、画像特殊処理演算器75に係数を与え
る係数レジスタ130と、画像特殊処理演算器75の出
力データを最終的に保持する画素画像データラッチ76
を備える。 【効果】 多重半透明処理が一つの演算器で簡単に実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置および画
像処理方法に関し、詳しくは複数の画像データを入力し
て処理を行なう画像処理技術に関する。この発明は、ビ
デオゲームなど、複数の画像データを扱うものに適用可
能である。
【0002】
【従来の技術】ビデオゲーム機等で二つ以上の画像デー
タを重ね合わせ一つの画像として表示装置に表示すると
いった処理が行なわれている。こうした処理は、従来、
画像データに予め優先順位を与えておくことと、画像デ
ータについて所定の領域を透明であると指定しておくこ
とにより実現されている。画像データの優先順位とは、
表示装置により表示した場合手前側になるか奥側になる
かを表している。例えば電車に乗り窓から外を眺めてい
るような画像を複数の画像データで構成する場合を考え
ると、図10に示すように、窓枠等電車の内部に見える
ものを一つの画像データFとし、窓の外の景色を一つの
画像データBとすることができる。
【0003】この場合、電車内部の画像データFが手前
側になり、景色の画像データBが奥側になる。また、電
車の窓に相当する部分を透明と指定しておく。このよう
に画像データを構成した場合、二つの画像データの重ね
合わせは、透明指定がなされた窓の部分を除いては、優
先順位の高い電車内部の画像データが選択され、透明指
定された窓のの部分については、背景のデータが選択さ
れる。この結果、窓の部分については、そこから景色が
見えている状態が作られることになる。
【0004】以上のような機能を実現する画像処理装置
として図11に示すような構成が知られている。この構
成では画像データを発生する外部装置は2つで、外部装
置250からは、画像データ290と、外部装置260
のデータに対し上の面か下の面かの優先順位情報300
と、その画素が透明か非透明かの情報310が画素単位
で送られてくる。また、外部装置260からは、画像デ
ータ320と、その画素が透明か非透明かの情報330
が送られてくる。
【0005】これら優先順位及び透明か非透明かの属性
情報は表示画像データ決定回路280に入力され、1画
素毎にどちらの画像データを選択するか決定する。結果
に基づいて、セレクタ270により画像データが切り換
えられて、リアルタイムに画像として出力されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た画像処理装置は、二つの画像データの単純な重ね合わ
せ処理ができるのみで、3以上の画像データの重ね合わ
せの処理などを行なうことはできなかった。もとより、
同様の構成を複数用意すれば多数の画像データの処理が
可能になるが、高速処理が要求され複雑な回路である処
理部を複数持たねばならず、処理しようとする画像デー
タの数が増えるに従って、現実には実現不可能なものと
なってしまう。また、画像データ間の優先順位を変更し
ようとすると、複数の処理部への配線を総て切り換えね
ばならず、この点でも実現は容易ではなかった。
【0007】更に、水槽の向こう側が見えるといった半
透明の重ね合わせなどを行なうことも通常できなかっ
た。このため、ビデオゲームに要求される多数の入力画
像データを演算処理して多重ミキシング処理などをする
高度な画像処理はできなかった。
【0008】また、従来の画像処理装置(例えば特開昭
62−264096号)では、取り扱う画像データは一
種類に限られ、異なるタイプの画像データを取り扱うこ
とは考慮されていない。特に、異なるタイプの画像デー
タ間で、重ね合わせの処理などを行なうことはできなか
った。
【0009】そこで本発明の画像処理装置および画像処
理方法は、これらの問題を解決し、複数の画像データを
入力して高度な画像処理、特に画像データの自由な重ね
合わせの処理を容易に行なうことを目的としてなされ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を実現するた
めに本発明の第1の画像処理装置は、複数の画像データ
を入力し、各画像データの処理を行なう画像処理装置で
あって、前記画像データを画素単位で入力する入力手段
と、該画素の入力期間を分割し、分割された一つの入力
期間中に入力された画素の画像データに所定の処理を行
なう画素処理手段と、該処理された画像データを保持
し、前記画素処理手段における前記分割された他の期間
での前記所定の処理に供する分割処理データ保持手段
と、前記入力期間の終了時に、前記分割処理データ保持
手段の保持結果を、その画素についての処理済み画像デ
ータとして出力する出力手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0011】ここで、画素処理手段における入力期間の
分割に応じて、複数の外部装置から入力される画像デー
タを択一的に選択する選択手段を備えることができる。
この選択手段は、画像データの優先順位に応じた順序で
画像データを選択するものとし、更に優先順位の設定を
可変とすれば、画像データの前後を容易に変更すること
ができる。
【0012】更に、画素処理手段を、入力手段から入力
する画像データと、分割処理データ保持手段の保持デー
タとの間で、画像の重なりの処理を行なう手段とすれ
ば、複数の画像データについて、単に前後関係だけでな
く透過、半透過などを容易に表現することができる。
【0013】また、画像処理に関するパラメータを与え
るパラメータ発生手段を備えると共に、画素処理手段
を、このパラメータに基づいて、処理を定める手段とす
れば、パラメータを変更するだけで、画像に対する種々
の処理を実現することができる。
【0014】この場合、画像に対する処理が2以上の画
像の重なりに関するものである場合、この重なりに関す
るパラメータを与える重なりパラメータ発生手段を備
え、画素処理手段に、このパラメータに基づいて、入力
手段から入力する画像データと、分割処理データ保持手
段の保持データとの混合の割合を定める手段を備えるも
のとすれば、画像同士の重なりの状態を表示でき、更に
その状態を容易に変更することが可能となる。
【0015】ここで、これらのパラメータ発生手段を、
パラメータを画素毎に設定可能なパラメータ設定手段を
備えるものとしたり、画素の入力期間を分割した期間毎
に設定可能なものとすれば、パラメータによる処理を画
素毎、画素を構成する画像データ毎に変更することが可
能となる。
【0016】なお、パラメータ発生手段が発生するパラ
メータが、透明を指定するパラメータか否かを判断する
透明パラメータ判断手段と、このパラメータが透明を指
定するパラメータであると判断した場合には、画素処理
手段に、前記分割処理データ保持手段の出力をそのまま
出力させる透明時処理手段とを備えるものとすれば、透
明な画像が手前側にくる場合に、それよりも下の画像ま
たは合成画像をそのまま表示でき、透明な場合の表示か
を極めて簡易に行なうことができる。
【0017】画像データを選択的に入力させる選択手段
は、画像データを選択をする周期が、一つの画素の入力
期間を外部装置の数で割った期間以下としておけば、画
素についての画像データの処理を余裕をもって完了する
ことができる。
【0018】一方、本発明の画像処理方法は、複数の画
像データを入力し、各画像データの処理を行なう画像処
理方法であって、前記画像データを画素単位で入力し、
該画素の入力期間を分割し、分割された一つの入力期間
中に入力された画素の画像データに所定の処理を行な
い、該処理された画像データを保持すると共に、該処理
された画像データを前記分割された他の期間での前記所
定の処理に供し、前記入力期間の終了時に、前記保持さ
れた画像データを、その画素についての処理済み画像デ
ータとして出力することを要旨とする。
【0019】また、本発明にかかる第2の画像処理装置
は、カラーの画像を表示する複数の信号を入力し、該複
数の信号が表示する画像に関わる所定の画像処理を行な
う画像処理装置であって、前記複数の信号をそれぞれ入
力する信号入力手段と、該入力した信号が、直接画像を
表わす画像信号か、所定の変換処理を介して画像を表わ
す画像信号かを判別し、判別信号を出力する画像判別信
号出力手段と、該判別された画像信号に基づいて、前記
入力した信号に該所定の変換処理を施し、前記複数の信
号を前記所定の処理が可能な同じ形態に揃える画像信号
揃え手段とを備えることを要旨とする。
【0020】ここで、所定の画像処理としては、複数の
画像間の重ね合わせの処理がある。また、所定の変換処
理としては、カラーパレットを参照して画像データを出
力する処理などが考えられる。
【0021】また、画像判別信号出力手段は、複数の信
号の各々について、予め定められた判別信号を出力する
構成としても良いし、複数の信号を、画像に対応した画
像信号と、該画像の形態を示す信号とから構成し、この
画像の形態を示す信号に基づいて判別信号を出力する構
成とすることも好適である。
【0022】本発明にかかる第3の画像処理装置は、カ
ラーの画像を表示する複数の信号を入力し、該複数の信
号が表示する画像に関わる所定の処理を行なう画像処理
装置であって、前記複数の信号を画素を単位としてそれ
ぞれ入力する信号入力手段と、該入力した信号が、直接
画像を表わす画像信号か、所定の変換処理を介して画像
を表わす画像信号かを判別し、判別信号を出力する画像
判別信号出力手段と、該判別された画像信号に基づい
て、前記入力した信号に該所定の変換処理を施し、前記
複数の信号を前記所定の処理が可能な同じ形態に揃える
画像信号揃え手段と、前記複数の信号の単位である画素
の入力期間を分割し、分割された一つの入力期間中に入
力された画素の画像データに所定の処理を行なう画素処
理手段と、該処理された画像データを保持し、前記画素
処理手段における前記分割された他の期間での前記所定
の処理に供する分割処理データ保持手段と、前記入力期
間の終了時に、前記分割処理データ保持手段の保持結果
を、その画素についての処理済み画像データとして出力
する出力手段とを備えたことを要旨とする。
【0023】
【作用】かかる構成を備えた本発明の第1の画像処理装
置では、画像データは、画素単位で入力される。その画
素についての入力期間を分割し、分割された一つの入力
期間中に入力された画像データに、画素処理手段により
所定の処理を行なう。この処理は、後述する分割処理デ
ータ保持手段の保持データとの重ね合わせなどの処理で
もよいが、予め定めた処理(例えばフィルタ処理等)で
もよい。
【0024】この画素処理手段により処理された画像デ
ータは、分割処理データ保持手段により保持され、分割
された他の入力期間での所定の処理に供される。即ち、
一つの画素についての入力期間をn個に分割し、第K番
目の期間(Kは1以上n未満の整数)で処理された画像
データを第L番目の期間(LはKを越えn未満の整数)
での処理に供するのである。なお、レジスタなどを用意
すれば、K番目の期間の画像データをK+1番目の期間
の処理に供するだけでなく、K+2番目以降の任意の期
間の処理に供することも可能である。
【0025】こうして分割期間に処理が行なわれ、画素
についての入力期間が終了すると、出力手段は、処理終
了時の分割処理データ保持手段の保持結果を、その画素
についての処理済みの画像データとして出力する。この
結果、少なくとも2以上の画像データについて、相互に
関係のある処理を行なった処理済み画像データを得るこ
とができる。これらの処理は、その画素についての入力
期間中に完了するので、動画をそのまま扱うことができ
ることは、自明である。もとより、静止画の処理に適用
することも差し支えない。
【0026】一方、上記構成を有する本発明の画像処理
方法によれば、複数の画像データを、画素についての入
力期間を分割した各期間において入力し、所定の処理を
行なった後の画像データを保持して他の期間での処理に
供し、画素についての入力期間の終了時に、保持された
画像データをその画素についての処理済み画像データと
して出力する。
【0027】また、本発明にかかる第2の画像処理装置
は、信号入力手段により複数の画像を表示する信号をそ
れぞれ入力し、画像判別信号出力手段により、この入力
した信号が、直接画像を表わす画像信号か、所定の変換
処理を介して画像を表わす画像信号かを判別し、判別信
号を出力する。判別信号は、画像を示す信号毎に予め決
めておくこともできるし、画像を示す信号の判別可能な
信号を含ませておくことで、その都度判別することも可
能である。
【0028】こうして判別された画像信号に基づいて、
画像信号揃え手段が、入力した信号に所定の変換処理を
施し、複数の信号を所定の画像処理が可能な同じ形態に
揃える。従って、この画像処理装置によれば、カラーの
画像を表示する複数の信号に対し、複数の信号が表示す
る画像に関わる所定の画像処理を行なうことができる。
【0029】なお、本発明の第3の画像処理装置は、第
2の画像処理装置により同じ形態に揃えられた信号に対
して、第1の画像処理装置と同様の時分割処理を行な
う。
【0030】
【実施例】以上説明した本発明の作用効果を一層明らか
にするために、次に本発明の好適に実施例について説明
する。図1は、本発明の一実施例としての画像処理装置
を組み込んだビデオゲーム装置20の外観図、図2は、
その内部構成を示すブロック図である。
【0031】このビデオゲーム装置20は、図1に示す
ように、CD−ROM21が装着可能なゲーム機本体2
2と、この本体22に接続されたゲームパッド24,2
6と、ビデオ信号をカラーテレビ28に出力するビデオ
信号ケーブル30と、音声を出力するスピーカ34等か
ら構成されている。本体22は、開閉可能なカバー31
を備え、このカバー31を開いてCD−ROM21を、
CD−ROMドライブ32に装着する。この状態でカバ
ー31を閉めると、CD−ROMドライブ32のターン
テーブルが回転し、CD−ROM21に記録されたゲー
ムプログラムや画像および音声情報(以下、AV情報と
呼ぶ)が本体22内のマイクロプロセッサにより読み出
され、ゲームが開始される。ゲームは、通常ゲームパッ
ド24,26のスイッチ24aやカーソルスティック2
4b等を操作することにより進行する。
【0032】本体22内には、CD−ROM21に記録
されたデータを用いて動画を表示する種々の回路が内蔵
されている。これを図2のブロック図に示す。図示する
ように、このビデオゲーム装置20は、SCSIバス3
6を介して接続されたCD−ROMドライブ32の他、
画像処理とこれに関する総ての処理を統括的に司るマイ
クロプロセッサ(以下、MPUという)40と、このM
PU40に直接接続されたメインメモリ(以下、M−R
AMと呼ぶ)41と、同じくBIOSプログラムを記憶
したROM42と、MPU40のバス(M−BUS)4
3に接続された各種ユニット、即ち画像信号コントロー
ルユニット45、画像データ伸長ユニット47、特定の
画像信号を出力するVDPユニット49、ビデオ信号の
合成と出力を行なうビデオエンコーダユニット50、音
声データを扱う音声データ出力ユニット52とを備え
る。
【0033】また、このビデオゲーム装置20内には、
画像信号コントロールユニット45のローカルバス(K
−BUS)54に接続されたメモリ(以下、K−RAM
と呼ぶ)55、画像データ伸長ユニット47のローカル
バスに接続されたメモリ(以下、R−RAMと呼ぶ)5
7、VDPユニット49のローカルバスに接続されたビ
デオメモリ(以下、V−RAMと呼ぶ)59、ビデオエ
ンコーダユニット50からの出力信号を通常の映像信号
(NTSC)に変換し、カラーテレビ28に出力するN
TSCコンバータ60が備えられている。
【0034】MPU40は、高速演算可能なものであ
り、浮動小数点演算を含む算術論理演算可能な演算部4
0aと、ダイナミックメモリ用のコントローラ40bを
備える。このMPU40は、メインメモリ41に展開さ
れたプログラムに従い、予めROM42に組み込まれた
BIOSを利用して、ゲームパッド24,26やCD−
ROM21等との入出力を行ないつつ、各ユニットを制
御して、動画の表示や音声の出力を行なって、ゲームを
進行する。
【0035】画像信号コントロールユニット45,画像
データ伸長ユニット47,ビデオエンコーダユニット5
0および音声データ出力ユニット52は、それぞれ大規
模な論理回路により構成されている。各ユニットの構成
と簡単な働きを説明する。
【0036】画像信号コントロールユニット45:この
ユニット45は、M−BUS43を介してMPU40と
のデータのやり取りを行なうMPUI/F45a、SC
SI−BUS36を介してCD−ROMドライブ32な
どとデータのやり取りを行なうSCSIコントローラ4
5b、CD−ROM21などから入力した画像データに
対してアフィン変換を行なうAFFINコンバータ45
c、CD−ROM21等から受け取った画像データの出
力を制御するグラフィックコントローラ45d、同じく
音声データの出力を制御するサウンドコントローラ45
e等から構成されている。この画像信号コントロールユ
ニット45は、CD−ROM21等から受け取ったデー
タから画像データと音声データとを取り出し、K−RA
M55にこれらのデータを一時的に蓄える。蓄えられた
データは、MPU40の制御を受け、グラフィックコン
トローラ45dやサウンドコントローラ45eにより、
所定のタイミングで、画像データ伸長ユニット47や音
声データ出力ユニット52などに出力される。なお、画
像データに対して、MPU40から所定のアフィン変換
を指示された場合には、AFFINコンバータ45cに
より、必要なアフィン変換を施し、画像データの線形変
換(画像の変形)を行なう。
【0037】画像データ伸長ユニット47:このユニッ
ト47は、受け取った画像データに対してハフマン復号
化を行なうユニット47a、ハフマン復号化がなされた
データに対してDCT逆変換(IDCT)を行なうユニ
ット47b、ランレングスによる伸長を行なうユニット
47c、およびこれらの制御を司る伸長コントローラ4
7dを備える。このユニット47は、画像信号コントロ
ールユニット45もしくはMPU40から受け取った画
像データに対して、これらの画像が圧縮されたものであ
る場合、適合したアルゴリズムを用いてデータを復号
し、画像データを伸長する。
【0038】VDPユニット49:このユニット49
は、実際には同じチップが2個搭載されている。機能と
しては同一であり、それぞれ特定のパターン,色彩によ
る背景画像とスプライトと呼ばれるブロック単位の画像
とを生成する機能を有する。スプライトは、ゲームなど
における動き回るキャラクタや生成・消滅を頻繁に行な
うブロックなどを容易に表示できるにように特化した画
像であり、MPU40からの信号に基づいて、複数個の
ブロックの映像信号を、背景画像と共に出力する。VD
Pユニット49に接続されたV−RAM59には、スプ
ライトの画像、即ち必要なキャラクタ等が記憶される。
MPU40がコマンド、例えばある地点から他の地点ま
でキャラクタを移動せよと言ったコマンドを出力する
と、VDPユニット49は、このコマンドを解析し、V
−RAM59に記憶されたスプライトを、例えば移動の
経路に沿って順次展開・消去して行くことで、そのコマ
ンドに対応した動きを容易に実現する。
【0039】ビデオエンコーダユニット50:このユニ
ット50は、画像信号コントロールユニット45,画像
データ伸長ユニット47,VDPユニット49からの画
像データを入力するインタフェース部50a、画像デー
タの色彩を決定するルックアップテーブルや入力される
複数の画像データの優先順位を設定する回路などを内蔵
し設定された優先順位に基づいて複数の画像データを合
成する画像合成部50b、合成された画像データをアナ
ログ信号に変換するDAC部50c、および画像合成部
50bを制御するコントロール部50dを備える。各部
の詳細については、後述するが、このビデオエンコーダ
ユニット50では、画像信号コントロールユニット45
からの画像信号と、画像データ伸長ユニット47からの
画像信号と、VDPユニット49からの2セットの画像
信号(背景画像とスプライト)とを入力し、優先順位を
付けて、これらの画像を合成する。各画像間の合成の度
合いは、手前側の(優先順位の高い)画像が向こう側の
画像に対して、透明から不透明まで、複数の段階に亘っ
て設定可能である。
【0040】音声データ出力ユニット52:このユニッ
ト52は、スピーカ34から音声,音楽などを出力する
ためのユニットであり、適応差動パルス符号変調(AD
PCM)により音声合成を行なうADPCM部52a、
予め定められた複数の音源を同時に生成可能な音源ジェ
ネレータ(PSG)52b、これらの合成音や音源から
の音を合成するミキサー50cを備える。このユニット
52は、画像信号コントロールユニット45またはMP
U40からのデータに従って音声を合成したり、音源を
利用して音楽を演奏するなどし、これをスピーカ34に
出力する。なお、本体22に内蔵のスピーカ34は一つ
であり、モノラルとなるが、外部への出力はステレオと
なっている。
【0041】次に、本願発明の画像処理装置に相当する
ビデオエンコーダユニット50の詳細な構成について、
図3ないし図5を用いて説明する。なお、図3におい
て、太い実線はYUVデータの流れを示し、太い二点鎖
線はパレットデータの流れを示し、細い二点鎖線はレジ
スタ情報の流れを示し、破線は制御信号の流れを示して
いる。
【0042】YUVデータとは、Yデータ,Uデータ,
Vデータの3つを一組とする8ビット×3=24ビット
の信号であり、Yデータは明るさを示し、Uデータは青
−黄系の色差情報を示し、Vデータは赤−緑系の色差情
報を示す。本実施例では、YUVデータは、画像信号コ
ントロールユニット45,画像データ伸長ユニット47
から入力される。YUVデータは、各々8ビットのデー
タであり、Yデータについては00のとき黒を、FFの
とき白を示す。Uデータ,Vデータは、自然色表示(1
677万色表示)のモードでは8ビットすべてが、一
方、65536色表示のモードでは下位4ビットは値0
となって上位4ビットのみが、各々有効である。Uデー
タ,Vデータは、それぞれ符号付きのデータなので、自
然色表示のモードおよび65536色表示のモード共に
値80で無色となる。
【0043】パレットデータとは、後述するカラーパレ
ットを参照するデータであり、カラーパレットを参照し
た後にYUVデータとなる画像データである。本実施例
では、パレットデータは、VDPユニット49,画像信
号コントロールユニット45,画像データ伸長ユニット
47から入力される。パレットデータの場合には、異な
るカラーパレットを参照すれば画像の色彩は変化する。
パレットデータにより表現される色彩は65536色ま
でであり、実施例ではカラーパレットの大きさは512
程度に限られるから、表示できる色数は、65536色
からの512個程度に限られる。
【0044】レジスタ情報とは、画像合成部50b等の
動作状態を定める情報であり、コントロール部50dか
ら画像合成部50bに出力され、画像合成部50bの内
部で扱われるデータである。コントロール部50dに
は、MPU40から読み書き可能な複数のレジスタが備
えられており、このレジスタに書き込まれた値に従っ
て、画像合成部50bは様々な処理を行なう。制御信号
とは、各部の動作タイミングなどを制御する信号であ
る。
【0045】ビデオエンコーダユニット50のインタフ
ェース部50aから順に説明する。インタフェース部5
0aには、VDPユニット49からの2組の画像データ
を入力するVDPユニットインタフェース(以下、第1
I/Fと略す)62と、画像信号コントロールユニット
45からの画像データを入力する画像信号コントロール
ユニットインタフェース(以下、第2I/Fと略す)6
3と、画像データ伸長ユニット47からの画像データを
入力する画像データ伸長ユニットインタフェース(以
下、第3I/Fと略す)64とが設けられている。各イ
ンタフェース62,63,64の内部構成については後
述する。
【0046】また、画像合成部50bは、次の各回路を
備える。即ち、 ・各I/F62,63,64からの信号のうちカラーパ
レットを参照するタイプの画像信号を選択する第1のデ
ータセレクタ65、 ・この第1のデータセレクタ65から出力に必要なオフ
セット値を加算する加算器67、 ・加算器67の出力により参照され対応するYUVデー
タを出力するカラーパレット68、 ・カラーパレット68からのYUVデータもしくは第
2,第3I/FからのYUVデータを選択する第2のデ
ータセレクタ72、 ・第2のデータセレクタ72の出力データもしくは画像
特殊処理演算器(後述)の出力データを選択する第3の
データセレクタ73、
【0047】・第3のデータセレクタ73の出力をラッ
チする時分割データラッチ74、 ・時分割データラッチ74の保持データと第2のデータ
セレクタ72の出力データとの間で、後述する画像の特
殊な重ね合わせの演算を行なう画像特殊処理演算器7
5、 ・1画素分の重ね合わせの処理が完了した後で、時分割
データラッチ74の出力をYUVの各信号に分けて保持
する画素画像データラッチ76、 ・画素画像データラッチ76の出力データをそれぞれア
ナログ信号に変換するD/A変換器81,82,83、 ・D/A変換器81ないし83の出力信号をNTSC用
信号とするかコンポーネント信号とするかの設定を行な
うMOD設定器84、 ・システムクロックSCKや外部同期信号を受けてドッ
トクロックDCKや水平,垂直同期信号等を生成する同
期信号生成回路86 を備える。
【0048】同期信号生成回路86からは、MOD設定
器84の他、直接は図示しないが、時分割データラッチ
74や画素画像データラッチ76などに、同期信号が出
力されている。
【0049】コントロール部50dは、MPU40との
データのやり取りを制御するMPUインタフェース89
と、MPU40から書き込まれたデータを蓄えるレジス
タを有しレジスタ情報や制御信号を出力してビデオエン
コーダユニット50全体の制御を司るシステムコントロ
ールロジック90と、画像データの優先順位とクロマキ
情報の制御をおこなう優先順位クロマキ制御回路96と
を備える。
【0050】優先順位クロマキ制御回路96には、第1
I/F62、第2I/F63、第3I/F64からの制
御信号およびシステムコントロールロジック90からの
レジスタ情報が入力されており、各I/F62,63,
64を介して入力される画像データの優先順位やクロマ
キの設定に基づき、第1のデータセレクタ65、第3の
データセレクタ73、時分割データラッチ74等の動作
を制御している。また、システムコントロールロジック
90からのレジスタ情報は、加算器67と画像特殊処理
演算器75にも入力されており、加算器67に入力され
ているレジスタ情報は、カラーパレット68の参照のア
ドレスのオフセットを定める値である。また、画像特殊
処理演算器75に入力されているレジスタ情報は、この
演算器75における画像の重ね合わせ処理の程度を決定
するものである。
【0051】インタフェース部50aを構成する第1I
/F62,第2I/F63,第3I/F64は、ほぼ同
一の構成・機能を備える。この内部の構成を図4のブロ
ック図に示した。これらのI/F62ないし64は、外
部から入力する画像信号の相違を調整する働きをしてい
る。即ち、I/Fには、1677万色の画像データ、6
5536色の画像データおよびカラーパレットを参照す
るパレットデータの三種類の画像信号か入力する。これ
らの信号は、8ビット毎の時系列信号となっており、イ
ンタフェース部50aでは、これらの信号の相違を調整
している。
【0052】図示するように、このI/F62ないし6
4は、外部からの画像データを入力するデータバッファ
101、データバッファ101に一旦蓄えられたデータ
に対して異なる処理を行なう2つの信号調整部102,
103、信号調整部102,103からの信号のうち一
方を選択する第1のセレクタ104、第1のセレクタ1
04からの出力信号を記憶するデータバッファ105、
データバッファ105に蓄えられたデータに対して異な
る処理を行なう2つの処理調整部106,107、処理
調整部106,107からの信号のうち一方を選択する
第2のセレクタ108、第2のセレクタ108からの信
号を蓄えるデータバッファ109、画像データと共に入
力するコントロールデータを入力する第1のコントロー
ルバッファ110、コントロールバッファ110に記憶
されたデータを参照してセレクタ104の選択動作を設
定する第1のセレクタ制御部111、次段の処理に備え
てコントロールデータを記憶する第2のコントロールバ
ッファ112、第2のコントロールバッファに記憶され
たデータを参照してセレクタ108の選択動作を設定す
る第2のセレクタ制御部113、画像合成部50b出の
処理に備えてコントロールデータを記憶する第3のコン
トロールバッファ114を備える。
【0053】第1のデータバッファ101は、3種類の
画像データを記憶するものであり、所定の時系列に従っ
て入力するデータを順次記憶する機能を有する。VDP
ユニット49などからの画像データを入力するバスは、
8ビット分しか用意されていないので、自然色の画像デ
ータのように65536色(16ビット分)もしくは1
677万色(24ビット分)の画像データの場合、一度
にビデオエンコーダユニット50に取り込むことはでき
ない。そこで、画像データは数度に分けて送られてくる
ので、データバッファは、これを入力し、次段の処理に
備えてこれを記憶するのである。
【0054】次段の信号調整部102,103は、この
ような画像データの配列を整える手段である。図5に、
各種画像データの入力の様子をタイミングチャートとし
て示した。図示するように、画像データには、コントロ
ールデータとして優先順位を示す「面番号」と何色表示
であるかを示す「色数」との情報が付属している。色数
の指定が1677万色の場合には、図示するように、イ
ンタフェース部50aに入力するデータは、8ビットず
つ「Y1」「Y2」「U」「V」となっている。この信
号は、第1ドットの画像データが「Y1,U,V」であ
り、第2ドットのデータが「Y2,U,V」であること
を示している。従って、信号調整部102では、入力さ
れたデータを第1のデータバッファ101に蓄えると共
に、2ドットずつ24ビットのYUVデータに整える。
この信号調整部102は、具体的には、例えばデータセ
レクタと8ビット×3個×2段のレジスタにより構成す
ることができ、データセレクタが入力するデータを順次
選択し、各レジスタにデータを保存することにより、時
系列的に入力される画像データを完全な24ビットのカ
ラーディジタルデータに整える。
【0055】一方、65536色の画像データの構成
は、図5に示すように、1ビット単位に構成されてお
り、8ビットのYデータに引き続き、上位4ビットが
U,下位4ビットがVの画像データが入力される。従っ
て、信号調整部102は、コントロールデータによって
65536色の画像データと判断した場合には、8ビッ
トずつ入力されるデータを、Yデータについては8ビッ
トそのまま、U,Vデータについては4ビットずつに分
割し、下位4ビットを0とした計24ビットのデータに
整える。
【0056】他方、信号調整部103は、パレットデー
タを整える手段であり、図5に示すように、休止部を挟
んで入力するパレットデータについて、256色表示か
16色表示かを判断し、前者ではそのまま8ビットのパ
レットデータを、後者にあってはパレットバンク番号B
Kを考慮した8ビットのパレットデータを整える。
【0057】次に、いま一組の処理調整部106,10
7について説明する。この処理調整部106,107
は、画像に対する特殊処理、例えば透明を示す画像デー
タの場合にその準備の処理等を行なっているところであ
る。例えば、処理調整部106では、透明を指定されて
いると判断した場合には、1677万色,65536色
ではYデータを値0とし、パレットデータの場合には、
パレットデータないしパレット番号を値0とする。これ
らの処理を、各処理調整部106,107により、それ
ぞれ行なう。
【0058】こうして整えられた画像データ(ディジタ
ルカラーデータもしくはパレットデータ)は、画像合成
部50bに出力されるが、パレットデータの場合には、
図3に示すように、データセレクタ65,加算器67を
介してカラーパレット68に入力される。加算器67の
他方の入力には、システムコントロールロジック90か
らのレジスタ情報として、カラーパレットのオフセット
値が加えられる。このオフセット値は、これを2倍した
値としてパレットデータに加えられる。即ち、図6に示
すように、オフセット値を左に1ビットシフトした形で
加算が行なわれ、計9ビットのカラーパレットアドレス
が生成される。カラーパレット68は、図7に示すよう
に、アドレス方向に9ビット(512アドレス)、デー
タ方向に16ビットの大きさを持つ。
【0059】カラーパレット68は、図示するように、
Yデータ8ビット、Uデータ4ビット、Vデータ4ビッ
トから構成されており、65536色から任意の512
色を出力可能である。このデータは、カラーパレット6
8から出力されるとき、U,Vデータは分離され、各々
の下位に「0000」のビットが付加され、8ビット×
3組の画像データとされる。結局、外部から1677万
色の画像データが入力される場合でも、65536色の
画像データが入力される場合でも、更にパレットデータ
が入力される場合でも、第2のデータセレクタ72に入
力される段階では、8ビット×3組の信号に揃えられて
いることになる。なお、繰り返しになるが、U,Vデー
タは、2進化10進表記で「80」を0とする符号付き
データとして扱われる。
【0060】こうして整えられた画像データに対して重
ね合わせの処理を行なう画像特殊処理演算器75の働き
について、図8を用いて説明する。図8は、画像特殊処
理演算器75を中心とする画像重ね合わせの処理を行な
う部分をより詳細に示すブロック図である。図3と較べ
て、図8では、システムコントロールロジック90内の
レジスタの内、画像の重ね合わせの度合いを設定する係
数レジスタ130と最も優先順位が低い面に対する特定
色の重ね合わせや重ね合わされた結果に対する今一色の
重ね合わせを指定する固定カラーレジスタ140がブロ
ックとして描かれている。また、画像信号コントロール
ユニット45,画像データ伸長ユニット47,VDPユ
ニット49からの画像データは、YUVデータの場合と
パレットデータの場合があり、パレットデータの場合は
カラーパレット68を介して24ビットのYUVデータ
(以下デジタル画像データと呼ぶ)に変換されるが、図
8では、この部分を単純にデータセレクタ65+72と
して記載してある。更に、各ユニットからの画像データ
は、透明情報等のコントロールデータを伴っているが、
図8では、このコントロールデータがMPU40によっ
て指定される場合のデータの流れは省略してある。
【0061】各ユニットからの画像データの転送レート
は、実施例では、200nSサイクルであり、転送タイ
ミングは4入力信号とも同時で、それぞれドットクロッ
ク(図5参照)と同期している。デジタル画像データに
は、コントロールデータとして、1ビットの透明情報ビ
ットが付加されている。データセレクタ65+72は4
入力1出力の24ビットセレクタで、入力画像データを
一つ選択し、24ビットのデジタル画像データを出力す
る。優先順位クロマキ制御回路96は、MPU40から
指定された優先順位に従って、データセレクタ65+7
2と係数レジスタ130に対し、ドットクロックの4倍
の周波数を有するシステムクロックSLKに同期して5
0nSごとに選択信号を出力する。
【0062】係数レジスタ130は、後述する画像特殊
処理演算器75における演算の係数を定めるレジスタで
あり、デジタル画像データの重ね合わせの回数に応じ
て、本実施例では4つ用意されている。このうちレジス
タ番号1,2,3の3つのレジスタは、実際に係数がセ
ットされるレジスタであり、レジスタ番号0のレジスタ
は、そのレジスタが指定されたときには、透明処理を指
定する特殊なレジスタである。優先順位クロマキ制御回
路96は、システムクロックSLKに同期してデータセ
レクタ65+72への選択信号を出力すると同時に、係
数レジスタ130の選択指示を行なう。ここで、優先順
位クロマキ制御回路96は、透明情報が値1に設定され
ている場合には、係数レジスタ130の0を選択する。
係数レジスタ130の0を選択すると、データセレクタ
65+72の出力が接続された第3のデータセレクタ7
3が切り換えられ、画像特殊処理演算器75の出力に代
えて、データセレクタ65+72の出力がそのまま、時
分割データラッチ74に出力される。
【0063】時分割データラッチ74は、システムクロ
ックSLKにより第3のデータセレクタ73の出力デー
タをラッチする回路であり、図9に示すように、1画素
分の期間を4等分し、各期間毎に第3のデータセレクタ
73の出力をラッチする回路である。時分割データラッ
チ74の出力は、画素画像データラッチ76と共に、画
像特殊処理演算器75の他方の入力に接続されている。
画素画像データラッチ76は、ドットクロックDCKに
より、時分割データラッチ74の出力をラッチする回路
であり、図示するように、時分割データラッチ74が第
4番目の期間のデータをラッチした後に出力されるシス
テムコントロールロジック90からの画素データラッチ
信号により、入力データをラッチする。従って、画素画
像データラッチ76の出力は、1画素分の期間毎に更新
される。
【0064】画像特殊処理演算器75は、データセレク
タ第1のデータセレクタ65+第2のデータセレクタ7
2の出力と時分割データラッチ74の出力とを所定の演
算式に従って合成する演算をハード的に行なう演算器で
ある。入力するデータはいずれも24ビットのデジタル
画像データであるから、画像特殊処理演算器75は、カ
ラーの画像データを、係数レジスタ130により与えら
れた比率(係数)で混ぜ合わせるものである。画像特殊
処理演算器75の演算は、基本的には、2つの入力に対
して係数レジスタ130により指定された係数を乗算し
て、その和を求める計算である。即ち、データセレクタ
65+72の出力データをa、時分割データラッチ74
のラッチデータをb、係数レジスタ130によって指定
された各々の係数がm,nであるとすると、画像特殊処
理演算器75の出力は、次式(1)となる。 c=m・a+n・b …(1)
【0065】実際の演算は、YUVデータに対して行な
われ、各々について次式(2)ないし(4)の演算が行
なわれる。添え字a,b,cは、式(1)との対応を示
す。また、添え字y,u,vは、YUVデータについて
の係数であることを示す。 Yc=my・Ya+ny・Yb …(2) Uc=mu・(Ua−80h )+nu・(Ub−80h )+80h …(3) Vc=mv・(Va−80h )+nv・(Vb−80h )+80h …(4) ここで、係数my,mu,mv,ny,nu,nvは、
係数レジスタ130の1ないし3に設定される値(0な
いし8)を値8で割った9段階の値である。また、U,
Vデータについて、2進化10進数で80hを除いて演
算してから改めて80hを加えているのは、U,Vデー
タが80hのとき値0を意味する符号付きデータであ
り、符号付きの演算を行なうためである。画像特殊処理
演算器75により演算結果は、その都度、第3のデータ
セレクタ73を介して時分割データラッチ74にラッチ
される。
【0066】次に、図8,図9を援用しながら画像合成
部50bの動作について説明する。まずMPU40が、
システムコントロールロジック90を介して優先順位ク
ロマキ制御回路96に各ユニット45,47,49から
の画像データに対する優先順位をセットする。例えば、
優先順位の高い順に、VDPユニット49からの画像デ
ータ、画像データ伸長ユニット47からの画像データ,
画像信号コントロールユニット45からの画像データと
なるようセットする。この場合、より優先順位の高い画
像データが手前側に表示され、優先順位の一番低い画像
データが奥側に表示される。セットされた優先順位情報
は、次に新しい値をセットするまで保持される。
【0067】本実施例のの画像処理装置は、1画素に対
応した期間を画像データの数以上のフェーズ、ここでは
4つに分割し、時分割処理により次のように画像データ
を処理する。従って、システムクロックSCKの周期
は、入力されるデジタル画像データの転送レート(ドッ
トクロックDCK)を、入力する画像データの数で割っ
た値かもしくは、画像データの数以上で割った値に設定
する。本実施例では、データの転送レートが200nS
で入力する画像データの数が4なので(VDPユニット
49から2セットの画像データが転送されている)、2
00nSを4で割った値50nSをシステムクロックS
CKの周期としている。優先順位クロマキ制御回路96
は、ドットクロックDCKとシステムクロックSCKに
より、フェイズ1のタイミングを検出し、もっとも優先
順位の低い画像データ(ここでは画像信号コントロール
ユニット45からの画像データ)を、データセレクタ6
5+72に選択させる。
【0068】このデータはすぐに画像特殊処理演算器7
5に入るが、フェイズ1のタイミングの場合だけ、係数
レジスタ130として0が選択されており、この場合第
3のデータセレクタ73が画像特殊処理演算器75の出
力に代えてデータセレクタ65+72の出力を選択する
から、時分割データラッチ74は、一番優先順位の低い
画像データをそのままラッチする。なお、係数レジスタ
130の出力により第3のデータセレクタ73を切り換
える代わりに、システムコントロールロジック90から
演算抑止信号が出る構成を採り、画像特殊処理演算器7
5が何も処理をしないで、データセレクタ65+72の
出力信号を画像特殊処理演算器75を介してそのまま時
分割データラッチ74にラッチさせる構成とすることも
可能である。
【0069】いずれにせよ、フェイズ1では、時分割デ
ータラッチ74には最も優先順位の低いデジタル画像デ
ータがラッチされる。同時にタイミングはフェイズ2に
進み、データセレクタ65+72は、2番目に優先順位
の低いデジタル画像データを選択する。選択されたデジ
タル画像データは画像特殊処理演算器75に入力され
る。画像特殊処理演算器75もう片方の入力には、時分
割データラッチ74の出力、すなわち最も優先順位の低
いデジタル画像データが加えられる。画像特殊処理演算
器75では、上述した式(2)ないし(4)の演算を行
なう。即ち、本質的には、Y,U,Vデータのそれぞれ
に対して係数(0〜8までの整数)を乗算したあと、色
ごとに2つのデータを加算し、これを8で割る(3ビッ
ト右にシフトする)処理が行なわれる。
【0070】この演算の結果、2つのデジタル画像デー
タは、混合の割合0/8:1/8、1/8:7/8、2
/8:6/8……7/8:1/8、8/8:0/8で重
ね合わされることになる。係数レジスタ130にはMP
U40によって、画像データごとに独立した係数が与え
る。優先順位クロマキ制御回路96は、画像データの選
択信号を出力すると共に、選択された画像データに対応
した係数を選び、係数レジスタ130に設定することに
より画像特殊処理演算器75に出力する。なお、係数は
8ビットで、上位4ビットがデジタル画像データaに対
する係数、下位4ビットがデジタル画像データbに対す
る係数である。上位4ビット、下位4ビット、それぞれ
に0〜8までの値がセットされている。
【0071】また、演算の際に次のようにして透明処理
が行なわれる。画像特殊処理演算器75は、コントロー
ルデータに含まれる透明情報をチェックし、透明状態の
場合は、時分割データラッチ74の出力するデジタル画
像データをそのまま第3のデータセレクタ73を介して
再び時分割データラッチ74に出力する。すると、その
時、データセレクタ65+72から出力されているデジ
タル画像データは、画像特殊処理演算器75の出力に影
響しないので、そのデータは完全に透明であるように見
え、透明処理が実現される。透明処理は、この他、時分
割データラッチ74にラッチパルスを出力しないことに
よっても実現できる。この場合には、デジタル画像デー
タを、画像特殊処理演算器75,第3のデータセレクタ
73を通す必要がないので、画像特殊処理演算器75の
演算処理やその切替を容易とすることができる。
【0072】画像特殊処理演算器75の出力は時分割デ
ータラッチ74でラッチされる。ラッチはシステムクロ
ックSCKの立ち上がりエッジで50nSごとに行われ
る。フェイズ3、フェイズ4でも、対応する優先順位の
デジタル画像データの処理が同様に行なわれ、フェイズ
4の最後に、時分割データラッチ74が最終結果をラッ
チする。その最終結果データは、次のフェイズ1の終わ
りに、画素画像データラッチ76がラッチする。画素画
像データラッチ76が使うラッチパルスは、ドットクロ
ックDCKを、図示しないディレイ回路によってシステ
ムクロックSCKの1サイクル分遅らせて作ることがで
きる。
【0073】なお、1画素の期間の画像データの数より
大きな数で分割すれば、例えば重ね合わせの処理が完了
した画像に対して更に固定カラーレジスタ140に記憶
された色を重ね合わせるといった処理を行なうことも可
能である。また、最も優先順位の低い画像データを選択
する前に、この固定カラーレジスタ140で指定された
色を時分割データラッチ74にセットしておけば、最も
優先順位の低い画像データに対して一色を重ね合わせる
ことも可能である。
【0074】以上で1ドット分の処理が終わり、デジタ
ル画像データは、ミキシング処理、透明処理が行なわれ
て画素画像データラッチ76から出力され、次の処理
(D/Aコンバートなど)に供される。これら1連の処
理は連続して行なわれ、間断無くデータが処理されてゆ
く。従って、静止画であれ、動画であれ、リアルタイム
で処理を行なうことができる。
【0075】以上、本実施例ではYUV形式の8ビット
のデジタル画像データの場合について説明したが、RG
Bなど三原色表示のデジタル画像データの場合でも同様
の構成で実現ができる。
【0076】本実施例のビデオゲーム装置20によれ
ば、CD−ROM21に記憶された画像データや、VD
Pユニット49で生成される画像データなどを自由に重
ねたり、ミキシングするといった処理を行なうことがで
きる。ミキシングによって、画面の特定の場所だけを明
るく表示してスポットライトのような効果を出したり、
暗くして陰のような効果を出すことができる。これら
は、ビデオゲーム等の画像に立体感をつけるのに非常に
効果的である。また、係数を自由に設定できるため、画
像を切り換える際にパッと切り換えるのでなく、TV番
組等でよく使われる、フェードアウト/インによるゆっ
くりとした画像切り換えができる。これにより、シーン
の変わり目などで、情緒的な効果を出したり、高級なイ
メージの画像を作ることができる。
【0077】しかも、本実施例のビデオゲーム装置20
に組み込んだ画像処理装置では、ミキシング済みデータ
に対してさらにミキシングできるので、例えば、ガラス
窓を通して見た、電車のガラス窓の、さらに向こうに山
が見えるという多重半透明処理が簡単に実現できる。ま
た、係数レジスタ130を用いて画像データごとに係数
を変えることができるので、ガラス窓ごとに透明度を変
えることもできる。
【0078】こうした画像の重ね合わせの処理は、一つ
の画像特殊処理演算器75を繰り返し使用することで達
成されているので、汎用性が高く、画像データの数が増
えても画像特殊処理演算器75,時分割データラッチ7
4,画素画像データラッチ76などの主要部は変更する
必要がない。さらに、1ドットについて何度も演算を行
うにもかかわらず、画像特殊処理演算器75が1つです
むので回路がコンパクトである。
【0079】また、本実施例の画像処理装置によれば、
1677万色の画像データであれ65536色の画像デ
ータであれ、更には256色,16色,4色といったパ
レットデータであれ、全く同じように重ね合わせの処理
を行なうことができる。パレットデータの場合、カラー
パレット68により24ビットのデータに変換してから
画像特殊処理演算器75により処理に供するので、画像
の重ね合わせの処理としては変わるところがない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の画
像処理装置によれば、画素単位で入力された画像データ
は、その画素について分割された一つの入力期間中に所
定の処理を受ける。処理された画像データは保持され
て、分割された他の入力期間での所定の処理に供され
る。こうして分割期間に処理が行なわれ、画素について
の入力期間が終了すると、処理終了時の結果が、その画
素についての処理済みの画像データとして出力される。
この結果、本発明の画像処理装置によれば、1つの画素
の入力期間で、少なくとも2以上の画像データについ
て、相互に関係のある処理を行なった処理済み画像デー
タを得ることができる。これらの処理は、その画素につ
いての入力期間中に完了するので、動画をそのまま扱う
ことができることは、自明である。もとより、静止画の
処理に適用することもできる。
【0081】一方、上記構成を有する本発明の画像処理
方法によれば、極めて容易に複数の画像データを重ね合
わせる等の処理を行なうことができる。
【0082】また、本発明にかかる第2の画像処理装置
は、入力した信号に所定の変換処理を施し、複数の信号
を所定の画像処理が可能な同じ形態に揃えるから、カラ
ーの画像を表示する複数の信号に対し、複数の信号が表
示する画像に関わる所定の画像処理を行なうことができ
る。
【0083】なお、本発明の第3の画像処理装置は、第
2の画像処理装置により同じ形態に揃えられた信号に対
して、第1の画像処理装置と同様の時分割処理を行な
い、複数の画像間の所定の処理を容易に実施できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての画像処理装置を組み込
んだビデオゲーム装置20の外観図である。
【図2】同じくその内部構成を示すブロック図である。
【図3】実施例としての画像処理装置であるビデオエン
コーダユニット50の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】ビデオエンコーダユニット50におけるインタ
フェース部50aの内部構成を示すブロック図である。
【図5】画像データの入力タイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】パレットアドレスの合成の様子を示す説明図で
ある。
【図7】カラーパレット68のデータの構成例を示す説
明図である。
【図8】画像合成部50bの構成を示すブロック図であ
る。
【図9】画像合成部50bにおける動作を示すタイミン
グチャートである。
【図10】従来の画像の重ね合わせの様子を例示する説
明図である。
【図11】従来の画像処理装置の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
20…ビデオゲーム装置 21…CD−ROM 22…ゲーム機本体 24,26…ゲームパッド 24a…スイッチ 24b…カーソルスティック 28…カラーテレビ 30…ビデオ信号ケーブル 31…カバー 32…CD−ROMドライブ 34…スピーカ 36…SCSIバス 40…MPU 40a…演算部 40b…コントローラ 41…メインメモリ 42…ROM 43…BUS 45…画像信号コントロールユニット 45a…MPUI/F 45b…SCSIコントローラ 45c…AFFINコンバータ 45d…グラフィックコントローラ 45e…サウンドコントローラ 47…画像データ伸長ユニット 49…VDPユニット 50…ビデオエンコーダユニット 50a…インタフェース部 50b…画像データ合成部 50b…画像合成部 50c…DAC部 50d…コントロール部 52…音声データ出力ユニット 52a…ADPCM部 52c…ミキサー 55…K−RAM 59…V−RAM 60…NTSCコンバータ 62…第1I/F 63…第2I/F 64…第3I/F 65…第1のデータセレクタ 67…加算器 68…カラーパレット 72…第2のデータセレクタ 73…第3のデータセレクタ 74…時分割データラッチ 75…画像特殊処理演算器 76…画素画像データラッチ 81,82,83…D/A変換器 84…MOD設定器 86…同期信号生成回路 89…MPUインタフェース 90…システムコントロールロジック 96…優先順位クロマキ制御回路 101…第1のデータバッファ 102,103…信号調整部 104…第1のセレクタ 105…データバッファ 106,107…処理調整部 108…第2のセレクタ 109…データバッファ 110…第1のコントロールバッファ 111…第1のセレクタ制御部 112…第2のコントロールバッファ 113…第2のセレクタ制御部 114…第3のコントロールバッファ 130…係数レジスタ 140…固定カラーレジスタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データを入力し、各画像デー
    タの処理を行なう画像処理装置であって、 前記画像データを画素単位で入力する入力手段と、 該画素の入力期間を分割し、分割された一つの入力期間
    中に入力された画素の画像データに所定の処理を行なう
    画素処理手段と、 該処理された画像データを保持し、前記画素処理手段に
    おける前記分割された他の期間での前記所定の処理に供
    する分割処理データ保持手段と、 前記入力期間の終了時に、前記分割処理データ保持手段
    の保持結果を、その画素についての処理済み画像データ
    として出力する出力手段とを備えた画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置であって、 前記画素処理手段における入力期間の分割に応じて、複
    数の外部装置から入力される画像データを択一的に選択
    する選択手段を備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画素処理手段は、前記入力手段から
    入力する画像データと、分割処理データ保持手段の保持
    データとの間で、画像の重なりの処理を行なう手段であ
    る請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置であって、 画像処理に関するパラメータを与えるパラメータ発生手
    段を備えると共に、 前記画素処理手段は、該パラメータに基づいて、前記処
    理を定める手段である画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像処理装置であって、 2以上の画像の重なりに関するパラメータを与えるパラ
    メータ発生手段を備えると共に、 前記画素処理手段は、該パラメータに基づいて、前記入
    力手段から入力する画像データと、分割処理データ保持
    手段の保持データとの混合の割合を定める手段を有する
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータ発生手段は、前記パラメ
    ータを画素を構成する色成分を特定して設定可能なパラ
    メータ設定手段を備える請求項4もしくは5記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータ発生手段は、前記パラメ
    ータを画素の入力期間を分割した期間毎に設定可能な分
    割パラメータ設定手段を備える請求項4もしくは5記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の画像処理装置であって、 前記パラメータ発生手段が発生するパラメータが、透明
    を指定するパラメータか否かを判断する透明パラメータ
    判断手段と、 該パラメータが透明を指定するパラメータであると判断
    した場合には、前記分割処理データ保持手段に保持内容
    をそのまま出力させる透明時処理手段とを備えた画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、画像データを選択をす
    る周期が、一つの画素の入力期間を外部装置の数で割っ
    た期間以下である請求項2記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の画像データを入力し、各画像デ
    ータの処理を行なう画像処理方法であって、 前記画像データを画素単位で入力し、 該画素の入力期間を分割し、 分割された一つの入力期間中に入力された画素の画像デ
    ータに所定の処理を行ない、 該処理された画像データを保持すると共に、該処理され
    た画像データを前記分割された他の期間での前記所定の
    処理に供し、 前記入力期間の終了時に、前記保持された画像データ
    を、その画素についての処理済み画像データとして出力
    する画像処理方法。
  11. 【請求項11】 カラーの画像を表示する複数の信号を
    入力し、該複数の信号が表示する画像に関わる所定の画
    像処理を行なう画像処理装置であって、 前記複数の信号をそれぞれ入力する信号入力手段と、 該入力した信号が、直接画像を表わす画像信号か、所定
    の変換処理を介して画像を表わす画像信号かを判別し、
    判別信号を出力する画像判別信号出力手段と、 該判別された画像信号に基づいて、前記入力した信号に
    該所定の変換処理を施し、前記複数の信号を前記所定の
    処理が可能な同じ形態に揃える画像信号揃え手段とを備
    える画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の画像処理が、複数の画像間
    の重ね合わせの処理である請求項11記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記所定の変換処理が、カラーパレッ
    トを参照して画像データを出力する処理である請求項1
    1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像判別信号出力手段は、前記複
    数の信号の各々について、予め定められた判別信号を出
    力する手段である請求項11記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の画像処理装置であっ
    て、 前記複数の信号が、画像に対応した画像信号と、該画像
    の形態を示す信号とから構成されており、 前記画像判別信号出力手段は、該複数の信号に含まれる
    画像の形態を示す信号に基づいて判別信号を出力する手
    段である画像処理装置。
  16. 【請求項16】 カラーの画像を表示する複数の信号を
    入力し、該複数の信号が表示する画像に関わる所定の処
    理を行なう画像処理装置であって、 前記複数の信号を画素を単位としてそれぞれ入力する信
    号入力手段と、 該入力した信号が、直接画像を表わす画像信号か、所定
    の変換処理を介して画像を表わす画像信号かを判別し、
    判別信号を出力する画像判別信号出力手段と、 該判別された画像信号に基づいて、前記入力した信号に
    該所定の変換処理を施し、前記複数の信号を前記所定の
    処理が可能な同じ形態に揃える画像信号揃え手段と、 前記複数の信号の単位である画素の入力期間を分割し、
    分割された一つの入力期間中に入力された画素の画像デ
    ータに所定の処理を行なう画素処理手段と、 該処理された画像データを保持し、前記画素処理手段に
    おける前記分割された他の期間での前記所定の処理に供
    する分割処理データ保持手段と、 前記入力期間の終了時に、前記分割処理データ保持手段
    の保持結果を、その画素についての処理済み画像データ
    として出力する出力手段とを備えた画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020049A (ja) * 1998-06-29 2000-01-21 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 2dグラフィックス処理装置および2dグラフィックス処理方法
JP2000194837A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Nec Corp 画像処理方法及びその装置
JP2001195052A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Denso Corp 画面合成装置及び方法
US6593922B1 (en) 1999-12-31 2003-07-15 Square Co., Ltd. Computer readable recording medium having programs for three-dimensional computer image processing stored thereon, graduation rendering processing method, and video game device

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