JP2000194837A - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JP2000194837A JP10374509A JP37450998A JP2000194837A JP 2000194837 A JP2000194837 A JP 2000194837A JP 10374509 A JP10374509 A JP 10374509A JP 37450998 A JP37450998 A JP 37450998A JP 2000194837 A JP2000194837 A JP 2000194837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない入力データでαブレンド処理、透明処
理及び半透明処理を行い、又、各画素のパラメータそれ
ぞれの透過率制御を独立して行う。 【解決手段】 重畳する高優先順位画像の画像データ
を、透明ないし半透明を指定するデータか輝度データの
いずれかとしたYAと、それぞれYAによって半透明指
定される場合には下の低優先順位画像の輝度、色の半透
明度を指定するデータ、他の場合には彩度データ、色相
データとしたCbA、CrAとして入力し、デコーダD
EによりデータYAが透明指定値ないし半透明指定値か
輝度データかを判断してその判断結果に応じた半透明イ
ネーブル信号TLEと透明イネーブル信号TPEを出力
する。これらの信号を用い、セレクタSE1、SE2が
半透明度かコンスタントαブレンド率を選択して出力
し、ブレンダBL1、BL2、BL3が透明処理、半透
明処理又は重ね合わせ処理のいずれかを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を重畳
する画像処理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理においては、複数の画像を種々
の態様で重畳して表示させる処理がある。例えば、一定
の背景画像に対して一部の領域を占める動画を合成した
り、通常の動画に文字や記号を重ねて表示したりする場
合等である。このような場合、合成する動画や重ねる文
字等の重畳画像中には表示すべき何等かの画像が存在す
る領域と画像が何等存在しないために被重畳画像の背景
等をそのまま表示すべき領域とがあるので、前者の領域
については所定の混合割合に従って画像を重ね合わせ、
後者の領域については重畳画像を透明として被重畳画像
を表示することとする処理を行う。又、画像中に磨りガ
ラスを通したような所定の半透明画像を重畳する場合も
あり、この場合には、重畳画像を透明とすると共に、半
透明画像の領域に相当する被重畳画像の部分を所定の比
率で減衰させる処理を行う。
【0003】かかる画像の重畳処理を行う従来の画像処
理装置の構成を図4に示す。この図において、YA、C
bA及びCrAは、上に重畳して優先的に表示する重畳
画像(以下「高優先順位画像」という。)の画像データ
であり、YB、CbB及びCrBは、その高優先順位画
像が重畳される下の画像となる被重畳画像(以下「低優
先順位画像」という。)の画像データである。これら2
系統の画像データは、それぞれYA、YBが輝度デー
タ、CbA、CbBが彩度データ、CrA、CrBが色
相データに相当し、高優先順位画像、低優先順位画像の
各画素についてのものが順次供給される(尚、以下にお
いては、彩度と色相を併せて単に「色」ということがあ
る。)。
【0004】flagは高優先順位画像が透明であるか透明
でないかを各画素毎に指定するフラグであり、透明であ
る場合は“1”、透明でない場合は“0”となってい
る。αブレンド率は、高優先順位画像と低優先順位画像
を重ね合わせるときの各画像の画素値の混合割合を示す
ものである。BL10、BL20、BL30は、フラグ
flagとαブレンド率に基づき、それぞれ輝度データYA
とYB、彩度データCbAとCbB、色相データCrA
とCrBのαブレンド処理を行うブレンダであり、その
処理結果を1系統の画像データY(ブレンドされた輝
度)、Cb(ブレンドされた彩度)及びCr(ブレンド
された色相データ)として出力する。
【0005】このような構成において、YA、CbA及
びCrAとYB、CbB及びCrBの2系統の画像デー
タ、フラグflag並びにαブレンド率がそれぞれの画素毎
に順次供給され、これらを入力データとして重畳処理が
行われる。今、入力されたフラグflagが“1”であった
とすると、ブレンダBL10、BL20、BL30はそ
れぞれ高優先順位画像を透明とする(YA、CbA及び
CrAを用いないこととする)が、この場合の重畳処理
としては、上述したように低優先順位画像をそのまま出
力する処理(以下「透明処理」という。)と低優先順位
画像を所定比率で減衰させて半透明状にする処理(以下
「半透明処理」という。)とがある。従って、高優先順
位画像の各画像データ(YA、CbA、CbB)をA、
低優先順位画像の各画像データ(YB、CbB、Cr
B)をBとすれば、各ブレンダは ・透明処理の場合 :A×0+B×1 ・半透明処理の場合 :A×0+B×β なる演算を行って演算結果を出力データ(Y、Cb、C
r)とする。
【0006】一方、入力されたフラグflagが“0”であ
った場合は、高優先順位画像と低優先順位画像とをαブ
レンド率に従って重ね合わせる処理(以下「重ね合わせ
処理」という。)を行う。すなわち、各ブレンダは ・重ね合わせ処理の場合:A×α+B×(1−α) なる演算を行って演算結果を出力データとする。
【0007】この重ね合わせ処理が通常のαブレンド処
理に相当するものであり、ブレンダBL10、BL2
0、BL30はフラグflagの値によってこの処理を行う
か透明処理ないし半透明処理を行うかを切り換える。す
なわち、上述したフラグflagが“1”の場合の処理で
は、“α=0”であればこれを重ね合わせ処理の場合と
同様の演算式に代入することで上記透明処理を行い、
“α≠0”であれば同演算式におけるAの係数を“0”
としてBの係数はそのまま“(1−α)”とすることで
上記半透明処理を行う。従って、半透明処理の場合に低
優先順位画像を透過させる率βは“1−α”で指定され
ることになる(α自体では上述の減衰させる所定比率を
指定する。)。
【0008】尚、従来における他の画像重畳処理技術と
しては、例えば、特開平6−335022号公報に提案
されているものもある。同公報においては、一方の画像
のRGBI(赤、緑、青、輝度)データの各ビットが
“0”の場合に透明と判断し、その透明部分で他方の画
像へ切り換えることによって2つの画像の重ね合わせを
行う技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
画像処理装置においては、各画素毎に高優先順位画像の
透明/非透明の別とαブレンド率とを指定することとし
ているので、画素データの供給クロック毎に変化するフ
ラグflagとαブレンド率とを画素データとは別に入力し
なければならない。このため、必要な入力データの量が
多く、入力データバンド幅が非常に広帯域に亘るという
問題があった。
【0010】又、半透明処理を行う場合、従来の画像処
理装置では各画素毎に1つのαブレンド率によって低優
先順位画像の透過率を指定しているので、各画素の輝度
(YB)と色(CbB及びCrB)とに対してそれぞれ
異なる透過率を適用することができない。これを可能と
するためには、半透明処理を行うときに輝度と色のそれ
ぞれについて透過率を指定する2つのαブレンド率を入
力することとすればよいが、このようにすると入力デー
タの量が更に多くなり、入力データバンド幅も一層広帯
域に広がってしまう。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、入力データとして画像データとは別の透明ない
し非透明を指定するためのデータを要せずして通常のα
ブレンド処理の他に透明処理と半透明処理を行うことを
可能とし、複数画像の重畳処理に必要な入力データ量を
削減して入力データバンド幅を狭めることができ、又、
輝度と色等のような各画素を特定するパラメータに対し
てそれぞれ独立して透過率を制御する半透明処理を行う
ことができる画像処理技術を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各画素が複数のパラメータによって表される2つの画像
を重畳する画像処理方法において、一方の画像の各画素
を表すパラメータの1つに当該各画素を透明又は半透明
とすることを指定する情報を含ませると共に、当該パラ
メータにより半透明とすることを指定する画素を表す他
のパラメータを、その画素を重畳しようとする他方の画
像における画素の透過率を指定する情報とし、当該各画
素毎に、当該パラメータが透明を指定するときは前記他
方の画像における画素を重畳後の画素とし、当該パラメ
ータが半透明を指定するときは前記他方の画像における
画素を前記他のパラメータが指定する透過率で半透明状
とした画素を重畳後の画素とし、当該パラメータが透明
及び半透明のいずれも指定しないときはその画素と前記
他方の画像における画素とを重ね合わせた画素を重畳後
の画素とすることを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像処理方法において、前記他のパラメータが2以上ある
場合、それらのパラメータがそれぞれ指定する前記透過
率を、前記他方の画像における画素を表す異なるパラメ
ータの透過率とし、前記他方の画像における画素を半透
明状とするとき、前記他のパラメータが指定するそれぞ
れの透過率で前記異なるパラメータをそれぞれ半透明状
とすることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、各画素が複数のパ
ラメータによって表される2つの画像を重畳する画像処
理装置において、各画素を表すパラメータの1つに当該
各画素を透明又は半透明とすることを指定する情報を含
ませると共に、当該パラメータにより半透明とすること
を指定する画素を表す他のパラメータを、その画素を重
畳しようとする他方の画像における画素の透過率を指定
する情報とした画像データと、前記他方の画像データと
を入力するデータ入力手段と、当該各画素毎に、当該パ
ラメータが透明を指定するときは前記他方の画像におけ
る画素を出力し、当該パラメータが半透明を指定すると
きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
が指定する透過率で半透明状にして出力し、当該パラメ
ータが透明及び半透明のいずれも指定しないときはその
画素と前記他方の画像における画素とを重ね合わせて出
力する処理手段とを有することを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像処理装置において、前記データ入力手段は、前記他の
パラメータが2以上ある場合、それらのパラメータがそ
れぞれ指定する前記透過率を、前記他方の画像における
画素を表す異なるパラメータの透過率とし、前記処理手
段は、前記他方の画像における画素を半透明状とすると
き、前記他のパラメータが指定するそれぞれの透過率で
前記異なるパラメータをそれぞれ半透明状とすることを
特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の画像処理装置において、前記処理手段は、当該各画
素を透明、半透明又は重ね合わせのいずれの態様で重畳
するかを当該パラメータに基づいて判断する判断手段
と、前記判断手段により判断された重畳態様が半透明の
ときは前記他のパラメータを選択し、それ以外のときは
所定の画像混合率を選択する選択手段と、前記重畳態様
が透明のときは前記他方の画像における画素を出力し、
前記重畳態様が半透明のときは前記他方の画像における
画素を前記選択手段により選択されたパラメータが指定
する透過率で半透明状にして出力し、前記重畳態様が重
ね合わせのときはその画素と前記他方の画像における画
素とを前記選択手段により選択された画像混合率で重ね
合わせて出力する演算手段とを有することを特徴として
いる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像処理装置において、前記画像混合率が予め定められた
定数であることを特徴としている。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項3〜6のい
ずれかの項記載の画像処理装置を複数段設け、2段目以
降の画像処理装置において、それぞれの前記データ入力
手段が入力する前記他方の画像データを前段の画像処理
装置の出力とすると共に、その出力の画像に更に重畳し
ようとする画像のデータを前記画像データとしたことを
特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明は、各画素が複数のパ
ラメータによって表される2つの画像を重畳する画像処
理方法において、一方の画像の各画素を表すパラメータ
の1つに当該各画素を透明とすることを指定する情報を
含ませ、当該各画素毎に、当該パラメータが透明を指定
するときは他方の画像における画素を重畳後の画素とす
ることを特徴としている。
【0020】請求項9記載の発明は、各画素が複数のパ
ラメータによって表される2つの画像を重畳する画像処
理方法において、一方の画像の各画素を表すパラメータ
の1つに当該各画素を半透明とすることを指定する情報
を含ませると共に、当該パラメータにより半透明とする
ことを指定する画素を表す他のパラメータを他方の画像
における画素の透過率を指定する情報とし、当該各画素
毎に、当該パラメータが半透明を指定するときは前記他
方の画像における画素を前記他のパラメータが指定する
透過率で半透明状とした画素を重畳後の画素とすること
を特徴としている。
【0021】請求項10記載の発明は、各画素が複数の
パラメータによって表される2つの画像を重畳する画像
処理装置において、各画素を表すパラメータの1つに当
該各画素を透明とすることを指定する情報を含ませた一
方の画像の画像データと、他方の画像の画像データとを
入力するデータ入力手段と、当該各画素毎に、当該パラ
メータが透明を指定するときは前記他方の画像における
画素を出力する処理手段とを有することを特徴としてい
る。
【0022】請求項11記載の発明は、各画素が複数の
パラメータによって表される2つの画像を重畳する画像
処理装置において、各画素を表すパラメータの1つに当
該各画素を半透明とすることを指定する情報を含ませる
と共に、当該パラメータにより半透明とすることを指定
する画素を表す他のパラメータを他方の画像における画
素の透過率を指定する情報とした画像データと、前記他
方の画像の画像データとを入力するデータ入力手段と、
当該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定すると
きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
が指定する透過率で半透明状にして出力する処理手段と
を有することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】<構成>以下、図面を参照して本
発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
一実施形態による画像処理装置の構成を示す図である。
【0024】この図において、YA、CbA及びCrA
は、上に重畳して優先的に表示する高優先順位画像の画
像データであり、YB、CbB及びCrBは、その高優
先順位画像が重畳される下の画像となる低優先順位画像
の画像データである。これら2系統の画像データのう
ち、YBは通常の輝度データ、CbBは通常の彩度デー
タ、CrBは通常の色相データであり、低優先順位画像
の各画素についてのもの(画素データ)が順次供給され
るようになっている。
【0025】これに対し、高優先順位画像のYAは、そ
の値によって通常の輝度ないし高優先順位画像の透明/
半透明の別のいずれかを表すデータとなっている。又、
CbAは、通常の彩度ないし輝度データYBの半透明度
(YBの減衰率×輝度階調数)を表すデータであり、C
rAは、通常の色相ないし彩度データCbB及び色相デ
ータCrBの半透明度(CbB及びCrBの減衰率×色
の階調数)を表すデータである。すなわち、それぞれの
画素データは、データYAが通常の輝度を指定する値で
あるときは、データCbAとデータCrAも通常の色デ
ータとなっており、データYAが高優先順位画像を透明
とすることを指定する値(以下「透明指定値」とい
う。)であるときは、データCbAとデータCrAは無
色を表す値(特に色を指定するデータがないもの)とな
っており、データYAが半透明を指定する値(以下「半
透明指定値」という。)であるときは、データCbAが
輝度データYBの半透明度を、データCrAが色データ
CbB及びCrBの半透明度をそれぞれ表す値となって
いる。
【0026】例えば、輝度と色がそれぞれ256階調に
設定されている場合であれば、データYA、CbA、C
rAの値を次のように割り当てることで各データの上記
対応関係を実現することができる。 通常 透明 半透明 YA 2〜255 0 1 CbA (通常の彩度階調値) − YBの減衰率×256 CrA (通常の色相階調値) − CbB及びCrBの減衰率×256
【0027】ここで、半透明の場合のデータCbA、C
rAは、輝度データYB、色データCbB及びCrBの
半透明度を指定するものとなるが、これはデータCbA
とCrAが通常の彩度と色相をも表す0〜255の値を
とるデータであるためであり、実質的には半透明処理に
おける低優先順位画像の減衰率を表すものに相当し、
“1−減衰率”によって透過率が指定されることにな
る。尚、上記データの割当は一例に過ぎず、データYA
の透明指定値、半透明指定値を0、1以外の値に割り当
てたり(要は0〜255のうちのいずれかから2値分確
保すればよい。)、データCbAとCrAが表す半透明
度を逆に割り当てたりしてもよい。又、256階調以外
の階調数である場合についても同様である。
【0028】このように、本画像処理装置では、本来あ
る階調数の輝度を表していたデータYAのうちの2値を
透明指定値と半透明指定値に割り当てているので、高順
位画像の輝度が2階調分粗くなる。しかし、通常の表示
で輝度の階調数が2階調少なくなったとしても、見る者
に対しては全くといってよいほど影響を与えない。上記
割当例にあっても、256階調のうちの最下階調から2
階調程度の輝度は見分けがつかないような真っ暗な輝度
を表すに過ぎないので、これらの階調を圧縮して“YA
=2”という共通の値で表したりしても何等問題はな
い。
【0029】又、半透明処理を行う場合のデータCbA
及びCrAは、表示画像に関わる情報を何等指定しない
ものであるので、これらに上述のように輝度と色の半透
明度を割り当てても全く問題はない。
【0030】一方、図1中のコンスタントαブレンド率
は、高優先順位画像と低優先順位画像を重ね合わせると
きの各画像画素値の混合割合(重み)を示す定数値であ
る。具体的には、重畳しようとする画像に応じ、重ね合
わせ処理における高優先順位画像の割合をこのコンスタ
ントαブレンド率として0〜1の範囲で予め指定する。
尚、このコンスタントαブレンド率と上記2系統の画像
データは、それぞれ図示せぬ所定のデータ生成手段によ
り生成され、入力データとして供給される。
【0031】DEはデータYAを受け、その値に応じて
透明イネーブル信号TPEと半透明イネーブル信号TL
Eを出力するデコーダであり、その半透明イネーブル信
号TLEの出力端子がセレクタSE1、SE2、ブレン
ダBL1、BL2及びBL3と接続され、透明イネーブ
ル信号TPEの出力端子がブレンダBL1、BL2及び
BL3と接続されている。このデコーダDEは、データ
YAが透明指定値の場合には半透明イネーブル信号TL
Eをディゼーブル(不能状態)とすると共に透明イネー
ブルTPE信号をアクティブ(活動状態)とし、データ
YAが半透明指定値の場合には半透明イネーブル信号T
LEをアクティブとすると共に透明イネーブルTPE信
号をディゼーブルとし、データYAが透明指定値でも半
透明指定値でもない場合には半透明イネーブル信号TL
Eと透明イネーブルTPE信号を共にディゼーブルとす
る。
【0032】セレクタSE1は、データCbAとコンス
タントαブレンド率を受け、これらのうちのいずれかを
デコーダDEからの半透明イネーブル信号TLEに応じ
て選択し、ブレンダBL1へ出力する。ここで、セレク
タSE1は、半透明イネーブル信号TLEがアクティブ
の場合はデータCbAを選択し、ディゼーブルの場合は
コンスタントαブレンド率を選択して出力する。但し、
データCbAを選択した場合には、そのデータCbAは
輝度データYBの半透明度を表すものとなっている(後
述)ので、輝度の階調数で除した輝度減衰率αYに換算
して出力する。
【0033】セレクタSE2は、データCrAとコンス
タントαブレンド率を受け、これらのうちのいずれかを
デコーダDEからの半透明イネーブル信号TLEに応じ
て選択し、ブレンダBL2とBL3へ出力する。ここ
で、セレクタSE2は、半透明イネーブル信号TLEが
アクティブの場合はデータCrAを選択し、ディゼーブ
ルの場合はコンスタントαブレンド率を選択して出力す
る。但し、データCrAを選択した場合には、そのデー
タCrAは色データCbB及びCrBの半透明度を表す
ものとなっている(後述)ので、色の階調数で除した色
減衰率αCに換算して出力する。
【0034】ブレンダBL1、BL2、BL3は、それ
ぞれデータYA及び輝度データYB、データCbA及び
彩度データCbB、データCrA及び色相データCrB
を受け、これらをデコーダDEとセレクタSE1ないし
SE2からの信号に応じて混合し、ブレンドされた出力
輝度データY、出力彩度データCb、出力色相データC
rとして出力する。これらのブレンダBL1、BL2及
びBL3は、入出力を異にするが内部の構成は同様なも
のとなっている。その内部構成を図2に示し、以下、こ
れを詳細に説明する。
【0035】図2において、入力Aは高優先順位画像の
画像データであり、ブレンダBL1ではデータYA、ブ
レンダBL2ではデータCbA、ブレンダBL3ではデ
ータCrAがそれぞれこれに当たる。入力Bは低優先順
位画像の画像データであり、ブレンダBL1では輝度デ
ータYB、ブレンダBL2では彩度データCbB、ブレ
ンダBL3では色相データCrBがそれぞれこれに当た
る。α′はセレクタからの出力であり、ブレンダBL1
ではセレクタSE1から出力されたコンスタントαブレ
ンド率ないし輝度減衰率αY、ブレンダBL2及びBL
3ではセレクタSE2から出力されたコンスタントαブ
レンド率ないし色減衰率αCがそれぞれこれに当たる。
【0036】bl1は一方の入力端子で入力Aを受け、
他方の入力端子への入力が“0”に保持されているセレ
クタであり、選択信号としてデコーダDEからの半透明
イネーブル信号TLEを受け、これがアクティブの場合
は“0”の入力を選択して出力し、ディゼーブルの場合
は入力Aを選択して出力する。bl2は一方の入力端子
でセレクタ出力α′を受け、他方の入力端子への入力が
“0”に保持されているセレクタであり、選択信号とし
て透明イネーブル信号TPEを受け、これがアクティブ
の場合は“0”の入力を選択して出力し、ディゼーブル
の場合はセレクタ出力α′を選択して出力する。
【0037】bl3はセレクタbl1及びbl2の出力
と入力Bとを受け、所定の演算処理を行う演算器であ
る。具体的には、セレクタbl1からの入力をA′、b
l2からの入力をα″とすると、この演算器bl3は、 A′×α″ + B×(1−α″) なる演算を行い、その結果をセレクタbl4へ出力す
る。
【0038】セレクタbl4は、一方の入力端子で入力
Bを、他方の入力端子で演算器bl3の出力を受け、こ
れらのうちのいずれかを選択してブレンダ出力とするセ
レクタであり、選択信号として透明イネーブル信号TP
Eを受け、これがアクティブの場合は入力Bを選択し、
ディゼーブルの場合は演算器bl3の出力を選択して出
力する。尚、これによるブレンダ出力が、ブレンダBL
1では出力輝度データY、ブレンダBL2では出力彩度
データCb、ブレンダBL3では出力色相データCrに
それぞれ相当する。
【0039】図1のブレンダBL1、BL2及びBL3
は以上のような構成となっており、本画像処理装置は、
これらのブレンダと上記デコーダDE、セレクタSE1
及びSE2からなる画像処理回路に対し、上述した入力
データが所定のデータ生成手段にて生成され供給される
構成となっている。
【0040】<動作>次に、上記構成による動作につい
て説明する。本画像処理装置では、上述した高優先順位
画像のデータYA、CbA及びCrAと、低優先順位画
像の輝度データYB、彩度データCbB及び色相データ
CrBの2系統の画像データがそれぞれの画素毎に順次
供給され、それらの画素データを入力データとして重畳
処理が画素毎に順次行われる。この各画素毎の重畳処理
サイクルの手順を図3に示し、以下これを参照して説明
を行う。尚、以下の説明では、輝度等が256階調に設
定されている場合の上述したデータ割当例を想定して話
を進めることとする。
【0041】高優先順位画像と低優先順位画像の新たな
画像データが供給され、画素データが更新されると(ス
テップS0)、その更新された画素データのうちのデー
タYAが透明指定値“0”であるかどうかがデコーダD
Eによって判断される(ステップS1)。今、この画素
データが高優先順位画像を透明として低優先順位画像を
表示すべき領域内の画素のものであり、データYAが
“0”となっていたとすると、ここでの判断結果は“Y
ES”となってステップS2の処理へと進む。
【0042】ステップS2では、デコーダDEが透明イ
ネーブル信号TPEをアクティブとすると共に、半透明
イネーブル信号TLEをディゼーブルとする。又、これ
によりセレクタSE1、SE2がコンスタントαブレン
ド率を選択し、それぞれブレンダBL1、ブレンダBL
2及びBL3へ出力する。
【0043】そして、各ブレンダが上記デコーダDE及
びセレクタSE1ないしSE2からの信号を受け、それ
らと更新されたデータYA及び輝度データYB、データ
CbA及び彩度データCbBないしデータCrA及び色
相データCrBとに基づく演算処理を行う(ステップS
3)。
【0044】このとき、各ブレンダにおいては、セレク
タbl1から入力Aが出力され、セレクタbl2から
“0”の信号が出力されて演算器bl3での演算も行わ
れるが、その結果の如何にかかわらず、アクティブとな
っている透明イネーブル信号TPEを受けたセレクタb
l4によって入力Bが出力される(但し、この場合、演
算器bl3での演算結果も“A×0+B×(1−0)=
B”でBとなる。)。これにより、出力輝度データY、
出力彩度データCb及び出力色相データCrとして低優
先順位画像の輝度データYB、彩度データCbB及び色
相データCrBがそのまま出力され、高優先順位画像を
透明として重畳した透明処理後の画素のデータが得られ
る。
【0045】一方、データYAが“0”でなかった場合
には上記ステップS1での判断結果が“NO”となって
ステップS4へ進み、デコーダDEは、データYAが半
透明指定値“1”であるかどうか判断する。ここで、更
新された画素データが半透明の高優先順位画像領域内の
画素のものであり、データYAが“1”となっていたと
すると、判断結果が“YES”となってステップS5の
処理へ進む。
【0046】ステップS5では、デコーダDEが透明イ
ネーブル信号TPEをディゼーブルとすると共に、半透
明イネーブル信号TLEをアクティブとする。又、これ
によりセレクタSE1、SE2はそれぞれデータCb
A、CrAを選択する。この場合、データYAが“1”
であるので、データCbA、CrAはそれぞれ輝度デー
タYB、色データCbB及びCrBの半透明度を表すも
のとなっている。このため、セレクタSE1は選択した
データCbAを輝度階調数“256”で除して輝度減衰
率αYとしてブレンダBL1へ出力し、セレクタSE2
は選択したデータCrAを色階調数“256”で除して
色減衰率αCとしてブレンダBL2及びBL3へ出力す
る。
【0047】そして、ステップS3へ進み、各ブレンダ
が上記デコーダDE及びセレクタSE1ないしSE2か
らの信号と更新された画素データ(YA及びYB、Cb
A及びCbBないしCrA及びCrB)とに基づく演算
処理を行う。
【0048】このとき、各ブレンダにおいては、セレク
タbl1から“0”の信号が出力され、セレクタbl2
からセレクタ出力α′が出力される。従って、演算器b
l3では、 A′×α″+B×(1−α″) =0×α′+B×(1−α′) =B×(1−α′) なる演算が行われ、この演算結果がセレクタbl4によ
り選択されて出力される。
【0049】すなわち、ブレンダBL1からは“輝度デ
ータYB×(1−輝度減衰率αY)”が出力輝度データ
Yとして出力され、ブレンダBL2からは“彩度データ
CbB×(1−色減衰率αC)”が出力彩度データCb
として出力され、ブレンダBL3からは“色相データC
rB×(1−色減衰率αC)”が出力色相データCrと
して出力され、半透明の高優先順位画像を重畳した半透
明処理後の画素のデータが得られる。ここで、“(1−
輝度減衰率αY)”は輝度の透過率に相当し、“(1−
色減衰率αC)”は色の透過率に相当するものであり、
本画像処理装置ではこれらをそれぞれデータCbA、C
rAの値によって制御している。これにより、輝度と色
に対してそれぞれ独立して透過率を制御することができ
る半透明処理を実現している。
【0050】又、本画像処理装置では、このようにデー
タCbB及びCrAで透過率を制御していることから、
αブレンド率を定数としているにも拘わらず画素毎に異
なる透過率を適用することができる。このことは、透明
/非透明を指定するデータやαブレンド率をそれぞれの
画素毎に与えることを要せずして透明処理や画素毎に異
なる透過率を適用する半透明処理が可能なことを意味す
る。すなわち、本画像処理装置によれば、少ない入力デ
ータ量で画素毎の透明処理や半透明処理が可能となって
いる。
【0051】他方、データYAが“0”でなく、かつ、
“1”でもない場合、すなわち、更新された画素データ
が高優先順位画像と低優先順位画像とを重ね合わせて表
示する領域内の画素のものであり、データYAが“2”
〜“255”のいずれかであった場合には、デコーダD
Eによる上記ステップS1、S4での判断結果が共に“N
O”となってステップS6の処理へ進む。
【0052】ステップS6では、デコーダDEが透明イ
ネーブル信号TPEと半透明イネーブル信号TLEを共
にディゼーブルとし、又、これによりセレクタSE1、
SE2がコンスタントαブレンド率を選択してそれぞれ
ブレンダBL1、ブレンダBL2及びBL3へ出力す
る。そして、ステップS3へ進み、各ブレンダがこれら
デコーダDE及びセレクタSE1ないしSE2からの信
号と更新された画素データとに基づく演算処理を行う。
【0053】このとき、各ブレンダにおいては、セレク
タbl1から入力Aが出力され、セレクタbl2からセ
レクタ出力α′が出力される。従って、演算器bl3で
は、 A′×α″+B×(1−α″) =A×α′+B×(1−α′) =A×α+B×(1−α) なる演算が行われ、この演算結果がセレクタbl4によ
り選択されて出力される。
【0054】これは、高優先順位画像と低優先順位画像
とをコンスタントαブレンド率に従って重ね合わせる処
理、すなわち、通常のαブレンド処理に相当する。この
ようにしてデータYAが透明指定値ないし半透明指定値
という特定の値でない場合には通常の重ね合わせ処理が
行われ、これにより、高優先順位画像の画素と低優先順
位画像の画素とを混合した重ね合わせ処理後の画素を表
す出力輝度データY、出力彩度データCb及び出力色相
データCrが得られる。
【0055】以上のように、画素データが更新される
と、そのデータYAの値に応じ、ステップS1、S2及び
S3による透明処理、ステップS1、S4、S5及びS3に
よる半透明処理、ステップS1、S4、S6及びS3による
重ね合わせ処理のうちのいずれかが実行される。そし
て、この処理動作が画素データの更新の度に繰り返さ
れ、高優先順位画像の画素と低優先順位画像の画素とが
順次重畳されていく。これにより、通常のαブレンド処
理の他に透明処理と半透明処理をも含む高優先順位画像
と低優先順位画像の重畳処理が行われ、これら2つの画
像を重畳した画像を表す1系統の画像データ(Y、C
b、Cr)が得られる。尚、この重畳処理が施された画
像データは、所定の表示手段へ供給して重畳画像を表示
したり、更なる他の画像処理に用いたりする等の後続の
処理に供せられる。
【0056】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明による画像処理方法及び画像処理装置は上
述した形態に限られるものではない。例えば、上記実施
形態は、画像データを輝度データ、彩度データ及び色相
データによって表した場合についてのものであったが、
これに限らず、画像データをRGB方式(赤、緑及び青
の画素値データ)によって表す場合についても同様に本
発明を適用することができる。この場合においては、階
調数の減少による画像への影響が少ない色のデータに上
記透明指定値と半透明指定値を割り当て、他の色のデー
タによって半透明処理における透過率制御等を行うこと
とすればよい。
【0057】又、輝度、彩度及び色相やRGBで画素を
特定するような3つのパラメータを含む画像データのみ
ならず、画素を2つのパラメータで特定する画像データ
に対しても本発明を適用することができる。この場合に
は、一方のパラメータに透明指定値と半透明指定値を割
り当てて重ね合わせと透明及び半透明の別とを指定し、
他方のパラメータによって半透明処理における透過率制
御等を行うこととすればよい。すなわち、本発明は、2
つ以上のパラメータによって画像を表すものであれば、
如何なる形態の画像データに対しても適用することがで
きる。
【0058】更に、上記実施形態は2つの画像を重畳す
るものであったが、3つ以上の画像を重畳することとし
てもよい。例えば、図1の画像処理装置を多段接続し、
それぞれの画像処理装置が前段の画像処理装置からの出
力輝度データY、出力彩度データCb及び出力色相デー
タCrを低優先順位画像の入力輝度データYB、彩度デ
ータCbB及び色相データCrBとして用いることとす
る。そして、これに対して重畳する高優先順位画像のデ
ータYA、CbA及びCrAをそれぞれの画像処理装置
へ供給し、上記同様に重畳処理を実行させる。これによ
り、3つ以上の画像を順次重畳していく処理を行うこと
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の画像の各画素を表すパラメータの1つに透明又は半
透明を指定する情報を含ませると共に、これにより半透
明と指定した画素の他のパラメータを他方の画像におけ
る画素の透過率を指定する情報とし、各画素の当該パラ
メータに応じて、他方の画像における画素か、他方の画
像における画素を前記他のパラメータで指定された透過
率で半透明状とした画素か、或いは、双方の画像の画素
を重ね合わせた画素のいずれかを出力することとしたの
で、透明ないし非透明を指定するためのデータを画像デ
ータとは別に入力することを要せずして通常のαブレン
ド処理、透明処理及び半透明処理を画素単位で行うこと
ができる。これにより、複数画像の重畳処理に必要な入
力データ量を削減して入力データバンド幅を狭めること
ができるという効果が得られる。
【0060】更に、請求項2ないし4に記載の発明によ
れば、透過率を指定する他のパラメータが2以上ある場
合、それらのパラメータによって他方の画像における画
素の異なるパラメータの透過率をそれぞれ指定し、それ
らによってそれぞれのパラメータに対する半透明処理を
行うこととしたので、輝度と色等のような各画素を特定
するパラメータに対してそれぞれ独立して透過率を制御
する半透明処理を行うことができる。
【0061】尚、請求項5記載の発明によれば、上述の
ように各画素を透明、半透明又は重ね合わせのいずれの
態様で重畳する処理が、当該パラメータに基づく判断を
行う判断手段と、その判断によって使用データを選択す
る選択手段と、これらの判断と選択の結果等に基づいて
透明処理、半透明処理又は重ね合わせ処理の演算を行う
演算手段とによって実現される。
【0062】又、請求項6記載の発明によれば、重ね合
わせにおける画像混合率を予め定められた定数としたの
で、複数画像の重畳処理に必要な入力データ量を更に削
減して入力データバンド幅を一層狭めることができる。
【0063】一方、請求項7記載の発明によれば、請求
項3〜6のいずれかの項記載の画像処理装置を複数段設
け、2段目以降の画像処理装置における入力をそれぞれ
前段の画像処理装置の出力と更に重畳しようとする画像
のデータとしたので、2段目、3段目、…の画像処理装
置からはそれぞれ3つの画像を重畳した画像、4つの画
像を重畳した画像、…が出力され、最終段の画像処理装
置からは段数+1の画像を重畳した画像が出力される。
従って、必要に応じて上記本画像処理装置を設けること
で3以上の画像を重畳することができるという効果が得
られる。
【0064】尚、請求項8又は10記載の発明によれ
ば、上記重畳処理のうちの透明処理を少ない入力データ
量で実現することができ、請求項9又は11記載の発明
によれば、上記重畳処理のうちの半透明処理を少ない入
力データ量で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による画像処理装置の構
成を示す図である。
【図2】 同画像処理装置におけるブレンダBL1、B
L2及びBL3の内部構成を示す図である。
【図3】 同画像処理装置による各画素毎の重畳処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】 画像の重畳処理を行う従来の画像処理装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
BL1、BL2、BL3 ブレンダ DE デコーダ SE1、SE2 セレクタ bl1、bl2、bl4 セレクタ bl3 演算器 YA、CbA、CrA (高優先順位画像の)データ YB、CbB、CrB (低優先順位画像の)画像デー
タ Y 出力輝度データ Cb 出力彩度データ Cr 出力色相データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 各画素が複数のパラメータによって表さ
れる2つの画像を重畳する画像処理方法において、 一方の画像の各画素を表すパラメータの1つに当該各画
素を半透明とすることを指定する情報を含ませると共
に、当該パラメータにより半透明とすることを指定する
画素を表す他のパラメータを他方の画像における画素の
透過率を指定する情報とし、 当該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定すると
きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
が指定する透過率で半透明状とした画素を重畳後の画素
とすることを特徴とする画像処理方法。
【請求項】 各画素が複数のパラメータによって表さ
れる2つの画像を重畳する画像処理装置において、 各画素を表すパラメータの1つに当該各画素を半透明と
することを指定する情報を含ませると共に、当該パラメ
ータにより半透明とすることを指定する画素を表す他の
パラメータを他方の画像における画素の透過率を指定す
る情報とした画像データと、前記他方の画像の画像デー
タとを入力するデータ入力手段と、 当該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定すると
きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
が指定する透過率で半透明状にして出力する処理手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項記載の発明は、各画素が複数のパ
ラメータによって表される2つの画像を重畳する画像処
理方法において、一方の画像の各画素を表すパラメータ
の1つに当該各画素を半透明とすることを指定する情報
を含ませると共に、当該パラメータにより半透明とする
ことを指定する画素を表す他のパラメータを他方の画像
における画素の透過率を指定する情報とし、当該各画素
毎に、当該パラメータが半透明を指定するときは前記他
方の画像における画素を前記他のパラメータが指定する
透過率で半透明状とした画素を重畳後の画素とすること
を特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項記載の発明は、各画素が複数のパ
ラメータによって表される2つの画像を重畳する画像処
理装置において、各画素を表すパラメータの1つに当該
各画素を半透明とすることを指定する情報を含ませると
共に、当該パラメータにより半透明とすることを指定す
る画素を表す他のパラメータを他方の画像における画素
の透過率を指定する情報とした画像データと、前記他方
の画像の画像データとを入力するデータ入力手段と、当
該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定するとき
は前記他方の画像における画素を前記他のパラメータが
指定する透過率で半透明状にして出力する処理手段とを
有することを特徴としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】尚、請求項8又は9記載の発明によれば、
上記重畳処理のうちの半透明処理を少ない入力データ量
で実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CE17 5C023 AA11 BA11 CA03 EA06 5C076 AA12 5C082 BA12 BA20 BA41 CA56 CB01 DA51 MM04 MM10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素が複数のパラメータによって表さ
    れる2つの画像を重畳する画像処理方法において、 一方の画像の各画素を表すパラメータの1つに当該各画
    素を透明又は半透明とすることを指定する情報を含ませ
    ると共に、当該パラメータにより半透明とすることを指
    定する画素を表す他のパラメータを他方の画像における
    画素の透過率を指定する情報とし、 当該各画素毎に、当該パラメータが透明を指定するとき
    は前記他方の画像における画素を重畳後の画素とし、当
    該パラメータが半透明を指定するときは前記他方の画像
    における画素を前記他のパラメータが指定する透過率で
    半透明状とした画素を重畳後の画素とし、当該パラメー
    タが透明及び半透明のいずれも指定しないときはその画
    素と前記他方の画像における画素とを重ね合わせた画素
    を重畳後の画素とすることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理方法において、 前記他のパラメータが2以上ある場合、それらのパラメ
    ータがそれぞれ指定する前記透過率を、前記他方の画像
    における画素を表す異なるパラメータの透過率とし、 前記他方の画像における画素を半透明状とするとき、前
    記他のパラメータが指定するそれぞれの透過率で前記異
    なるパラメータをそれぞれ半透明状とすることを特徴と
    する画像処理方法。
  3. 【請求項3】 各画素が複数のパラメータによって表さ
    れる2つの画像を重畳する画像処理装置において、 各画素を表すパラメータの1つに当該各画素を透明又は
    半透明とすることを指定する情報を含ませると共に、当
    該パラメータにより半透明とすることを指定する画素を
    表す他のパラメータを他方の画像における画素の透過率
    を指定する情報とした画像データと、前記他方の画像の
    画像データとを入力するデータ入力手段と、 当該各画素毎に、当該パラメータが透明を指定するとき
    は前記他方の画像における画素を出力し、当該パラメー
    タが半透明を指定するときは前記他方の画像における画
    素を前記他のパラメータが指定する透過率で半透明状に
    して出力し、当該パラメータが透明及び半透明のいずれ
    も指定しないときはその画素と前記他方の画像における
    画素とを重ね合わせて出力する処理手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、 前記データ入力手段は、前記他のパラメータが2以上あ
    る場合、それらのパラメータがそれぞれ指定する前記透
    過率を、前記他方の画像における画素を表す異なるパラ
    メータの透過率とし、 前記処理手段は、前記他方の画像における画素を半透明
    状とするとき、前記他のパラメータが指定するそれぞれ
    の透過率で前記異なるパラメータをそれぞれ半透明状と
    することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の画像処理装置にお
    いて、 前記処理手段は、当該各画素を透明、半透明又は重ね合
    わせのいずれの態様で重畳するかを当該パラメータに基
    づいて判断する判断手段と、 前記判断手段により判断された重畳態様が半透明のとき
    は前記他のパラメータを選択し、それ以外のときは所定
    の画像混合率を選択する選択手段と、 前記重畳態様が透明のときは前記他方の画像における画
    素を出力し、前記重畳態様が半透明のときは前記他方の
    画像における画素を前記選択手段により選択されたパラ
    メータが指定する透過率で半透明状にして出力し、前記
    重畳態様が重ね合わせのときはその画素と前記他方の画
    像における画素とを前記選択手段により選択された画像
    混合率で重ね合わせて出力する演算手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置において、 前記画像混合率が予め定められた定数であることを特徴
    とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかの項記載の画像
    処理装置を複数段設け、 2段目以降の画像処理装置において、それぞれの前記デ
    ータ入力手段が入力する前記他方の画像データを前段の
    画像処理装置の出力とすると共に、その出力の画像に更
    に重畳しようとする画像のデータを前記画像データとし
    たことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 各画素が複数のパラメータによって表さ
    れる2つの画像を重畳する画像処理方法において、 一方の画像の各画素を表すパラメータの1つに当該各画
    素を透明とすることを指定する情報を含ませ、 当該各画素毎に、当該パラメータが透明を指定するとき
    は他方の画像における画素を重畳後の画素とすることを
    特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 各画素が複数のパラメータによって表さ
    れる2つの画像を重畳する画像処理方法において、 一方の画像の各画素を表すパラメータの1つに当該各画
    素を半透明とすることを指定する情報を含ませると共
    に、当該パラメータにより半透明とすることを指定する
    画素を表す他のパラメータを他方の画像における画素の
    透過率を指定する情報とし、 当該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定すると
    きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
    が指定する透過率で半透明状とした画素を重畳後の画素
    とすることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 各画素が複数のパラメータによって表
    される2つの画像を重畳する画像処理装置において、 各画素を表すパラメータの1つに当該各画素を透明とす
    ることを指定する情報を含ませた一方の画像の画像デー
    タと、他方の画像の画像データとを入力するデータ入力
    手段と、 当該各画素毎に、当該パラメータが透明を指定するとき
    は前記他方の画像における画素を出力する処理手段とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 各画素が複数のパラメータによって表
    される2つの画像を重畳する画像処理装置において、 各画素を表すパラメータの1つに当該各画素を半透明と
    することを指定する情報を含ませると共に、当該パラメ
    ータにより半透明とすることを指定する画素を表す他の
    パラメータを他方の画像における画素の透過率を指定す
    る情報とした画像データと、前記他方の画像の画像デー
    タとを入力するデータ入力手段と、 当該各画素毎に、当該パラメータが半透明を指定すると
    きは前記他方の画像における画素を前記他のパラメータ
    が指定する透過率で半透明状にして出力する処理手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
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