JP2001194614A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2001194614A
JP2001194614A JP2000005051A JP2000005051A JP2001194614A JP 2001194614 A JP2001194614 A JP 2001194614A JP 2000005051 A JP2000005051 A JP 2000005051A JP 2000005051 A JP2000005051 A JP 2000005051A JP 2001194614 A JP2001194614 A JP 2001194614A
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light beam
optical scanning
scanning device
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Jun Ando
純 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成により光ビームの走査位置補正用
に設けられたミラーの角度を、正確且つ容易に調整可能
な光走査装置を提供する。 【解決手段】 本発明の光走査装置は、ビーム発生手段
と、該ビーム発生手段からの光ビームを主走査方向へ走
査する光偏向手段と、偏向される光ビームを被走査体面
に集光させる集光レンズ系と、該集光レンズ系を経る光
ビームを反射させ被走査体へ導くミラー4と、上記各部
品を保持するハウジング7と、を有し、上記ミラーが、
上記主走査方向に沿う長尺方向に対し略垂直な第1の接
合面13,13′と、該第1の接合面13,13′に対
し略直角な第2の接合面14,14′とを介してハウジ
ング7へ接着された構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出射された光ビー
ムを走査位置調整用のミラーを介して被走査体へ導き、
該被走査体の主走査領域を走査することにより情報を書
込又は読取り可能な光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光走査装置を図面に基づいて説明
する。複写機、レーザプリンタに代表される電子写真装
置やスキャナ等において、同図のようにレーザダイオー
ド等の光源1から光ビームを出射しこれを感光体ドラム
6又はその他の記録媒体上へ走査することにより画像の
書込又は読取を行う光走査装置が広く知られている。図
3に示すように、この種の装置では、集光レンズ3を通
過した光ビームを主走査方向に沿って配設した可動ミラ
ー4′により被走査体である感光体ドラム6上へ導く構
成とし、この可動ミラー4′の向きを調整することによ
って被走査面における走査線ずれなどを補正することが
できる。
【0003】この走査線の「ずれ」としては、例えばレ
ーザプリンタでは、予め書式の印刷された用紙に、書き
込む場合にその書式からずれるといった不都合を生じさ
せる。図4に、この「ずれ」について2つの形態を模式
的に示した。感光体ドラム6上の所望の走査線10に対
して、副走査方向Yに平行に「位置ずれ」を起こすと鎖
線11のようになる(この現象を「角度ずれ」と称する
ことにする)。また、主走査方向Xで傾くと鎖線12の
ようになる(この現象を「角度ずれ」と称することにす
る)。このような「ずれ」が生ずる原因としては、一般
に各部品及び筐体の加工誤差や組立誤差がある。しか
し、これらの誤差を完全に排除するには多大な労力を要
し、また現在の加工技術ではコスト的に不可能に近い。
したがって、被走査面上における走査線ずれを補正する
調整作業が必要となる。
【0004】上記走査線ずれを補正する事例に関して、
特開平6−34903号に記載の光走査装置の調整方
法、および特開平8−146329号に記載の光走査装
置を例にとって説明する。 (1)特開平6−34903号に記載の光走査装置の調
整方法については、図5にミラー調整機構の要部構成を
示す。同図のように可動ミラー4′はミラーハウジング
7′に保持され、その背面を3点支持する調整用ネジ
7″,7″,7″が設けられる。3支点のうち、ある調
整用ネジ7″を進退させると残りの2支点を結ぶ各軸を
中心に可動ミラー4が微量に回動し、これにより各軸線
間では独立にミラー角度が調整される。 (2)特開平8−146329号に記載の光走査装置で
は、集光レンズにより集光される記録用レーザビームを
複数の可動ミラーを介して記録媒体上へ導く。この場
合、記録用レーザビームの入射方向と走査方向の両者に
対して略直交する方向に設定された軸線を中心として、
各可動ミラーを所定量独立に回動させると走査線の傾斜
および像面の傾きが補正される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したように
走査線補正を行う事例に関しては種々の提案がなされて
いるが、実用化に際してコスト低減と性能のバランスを
みる観点からは、光ビームの主走査方向の傾きと副走査
レジスト調整といった基本的な調整機構を具備し、双方
で要求される精度が満たされると共に低価格且つ調整容
易であることが求められる。
【0006】しかしながら、上記特開平6−34903
号に示されたように、ネジ7″を用いて角度調整を行う
ような機構では、高精度な角度調整を行うためにネジピ
ッチを精密にする必要があり、また、大きな角度調整を
容易且つ素早く行うには不向きな機構である。
【0007】さらに、上記特開平8−146329号記
載の装置のように、角度調整を行う部品が複数必要とな
れば、個々の調整機能を持った部品に高い精度が要求さ
れるとともに、ミラー幅以上の大きさの部品も必要とな
る。このため要求される精度を満たしながら低価格化の
要求に応えることはできない。特にこの種の装置では、
光ビームの主走査方向の傾きの調整と副走査レジストの
傾きの調整が互いに独立していないため、片方調整を行
うと他方に影響を与え正確な調整を行うことが難しい。
【0008】そこで、本発明は上記のような点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、簡素な
調整手段により装置のコストが低減され、また、被走査
体上に形成される光ビームによる主走査線の傾き調整
と、副走査レジストの調整とを互いに独立させ、走査線
のずれの補正を正確且つ容易に行うことのできる光走査
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光走査装置は、ミラーにより被走査体へ導
いた光ビームを該被走査体の主走査領域へ走査すること
により情報を書込又は読取るもので、上記ミラーの向き
により被走査体上の少なくとも走査位置を補正可能とし
た光走査装置であって、上記光ビームを出射するビーム
発生手段と、出射した光ビームを主走査方向へ走査する
光偏向手段と、偏向される光ビームを被走査体面に集光
させる集光レンズ系と、該集光レンズ系を経由する光ビ
ームを反射して被走査体面へ導くミラーと、上記各部品
を保持するためのハウジングと、を有し、上記ミラー
が、該ミラーを保持するためのハウジングへ、上記主走
査方向に沿う長尺方向に対し略垂直な第1の接合面と、
該第1の接合面に対し略直角な第2の接合面とを介して
接着されていることを特徴としている。上記構成による
作用は、第1の接合面の接着前に、該第1の接合面に規
制されたミラーの角度調整により被走査体上における光
ビームの副走査位置を平行移動するような補正を可能と
し、また、第2の接合面の接着前に、該第2の接合面に
規制されたミラーの角度調整により被走査体上における
主走査線の傾きが補正可能となり、また、これら第1の
接合面と第2の接合面とは略直角であるから、上記2方
向の角度調整を互いに独立した動作として行うことがで
きる。
【0010】また、上記ミラーを上記ハウジングに保持
するための中間保持部材を備え、上記ミラーが、上記第
1の接合面に略垂直な第1の回動軸にて上記中間保持部
材に支持されるとともに該第1の接合面で接着され、該
中間保持部材が、上記第2の接合面に略垂直な第2の回
動軸にて上記ハウジングに支持されるとともに該第2の
接合面で接着された構成とするこができる。
【0011】また、上記ミラーが、その長尺方向の両端
面に第1の接合面を備えた構成とすることができる。ま
た、上記第1の接合面又は第2の接合面が、紫外線硬化
型接着剤により接着された構成にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例としてレー
ザプリンタの光走査装置を例に取り、図面に基づいて説
明する。図1は、本実施例の光走査装置の全体構成図で
ある。図2は、本実施例の要部構成図である。これらの
図において、1はビーム発生手段、2は光偏向手段を構
成する回転多面鏡、3はfθレンズ群からなる集光レン
ズ系、4はミラー4を保持する中間保持部材、6は被走
査体としての感光体ドラム6である。上記1〜5の各部
品はハウジング7に保持されている。
【0013】この装置のビーム発生手段1は、半導体レ
ーザ等を用いる光源1aと、コリメータレンズ1b及び
シリンドリカルレンズ1cにより構成され、光源1aは
画像情報信号に応じて強度変調された光ビームを出射す
る。光源1aからの光ビームは拡散するが、コリメータ
レンズ1aにより平行光になり、この平行光がシリンド
リカルレンズ1cにより回転多面鏡2の側面へ集束され
る。
【0014】上記光偏向手段としての回転多面鏡2は矢
印a方向に回転駆動される。これに伴って回転多面鏡2
の側面へ集束した光ビームが主走査方向Xへ角度走査さ
れる。集光レンズ系3は、回転多面鏡2により反射され
て再び拡散するが、これを感光体ドラム6上へ集束させ
るとともにその被走査面上における走査速度がほぼ等速
となるように設計されたレンズ群である。
【0015】ミラー4は、上記集光レンズ系3と、感光
体ドラム6との間、すなわち集光レンズ系3及び被走査
体1面の双方を臨むような反射面を設けるようにハウジ
ング7に固定されている。またミラー4は、感光体ドラ
ム6の主走査領域(像高)をカバーするように主走査方
向Xに沿って並設されている。集光レンズ系3を経た光
ビームはミラー4に反射され感光体ドラム6上へ導かれ
る。そして、上記光ビームが走査されるときには感光体
ドラム6が所定速度で回転され、こうして副走査方向Y
へスクロールされるドラム面の主走査領域には所定ピッ
チで走査線が書き込まれ静電潜像が形成される。
【0016】上記ミラー4は、その反射面の角度によ
り、感光体ドラム6に対する光ビームの走査位置及び角
度を決定するものである。すなわち、ミラー4は、その
接着前において後述の直交規制面に沿って可動であり、
所望の向きへ調整された後、接着剤でハウジング7との
間を固着させられる。このミラー4を保持する構成にお
いて、本実施例では中間保持部材5を用いている。この
中間保持部材5は、ミラー4とこれを保持するハウジン
グ7との間に、調整時には互いに可動自在となる直交面
(接着前の接合面)を与える。これにより角度調整が容
易且つ正確となるとともに、この結果、後述の接着剤を
介した固定において接着精度を向上させるためにも役立
つ部材である。なお、本実施例では、1つのミラー4を
感光体ドラム6に沿って設けているが、このミラー部材
の個数や配設箇所は本発明の構成を限定するものではな
い。主走査方向Xに沿って配設され、光ビームの偏向角
度範囲内にて光ビームを被走査体へ導く手段であれば、
任意の個数及び配置をとることができる。以下、具体的
な構成について図2を用いて説明する。
【0017】図2(a)はミラー4及び中間保持部材5
を示す斜視図である。上記中間保持部材5とミラー4と
の間に、第1の接合面13,13′がある。第1の接合
面13,13′は、副走査レジストの調整におけるミラ
ー4の可動方向を規制するもので、上記主走査方向Xに
沿わせるミラー面に対し略垂直である。図示の例ではミ
ラー4の両端面の各々に中間保持部材5,5′を対向さ
せている。向き合う2つの第1の接合面13,13′は
ほぼ平行面を成し、また、ミラー4の両端面も互いに略
平行に加工されている。
【0018】また、ミラー4の角度調整をスムーズ且つ
容易にするため上記第1の接合面13,13′に対し垂
直な回動軸xが設定されている。こうして角度調整時に
は、回動軸xを中心にミラー4が矢印b方向へ回動自在
である。この矢印b方向への回動により感光体ドラム6
上における走査線の副走査位置が平行に移動するように
なっている。これにより走査線の「位置ずれ」が補正可
能となる。そして後述の接着剤により、所望の角度にて
第1の接合面13,13′は固着される。このため、第
1の接合面13,13′には適量の接着剤を充填・保持
するために必要最小限度の隙間を有するように設計がな
されている。
【0019】上記中間保持部材5とハウジング7との間
に、第2の接合面14,14′がある。第2の接合面1
4,14′はいずれも、各第1の接合面13,13′に
略直角である。なお、本実施例の中間保持部材5では、
ミラー両端に対向する2つの「L」字断面状の部材5,
5′を配置した構成であり、各一側面部が上記第1の接
合面13,13′に相当し、また、その各下面部が第2
の接合面14,14′が相当するようになっている。ま
た、ハウジング7内には、上記各部材5,5′の各下面
部に対し略平行な、図示しない土台部が設けられてい
る。このハウジング7の土台部は、各部材5,5′の各
下面部の双方に対して略平行な面を備え、角度調整時に
は各部材5,5′が回動軸zを中心に一体として矢印c
方向へ回動可能となっている。本実施例では、中間保持
部材5び回動軸zは各部材5,5′間のほぼ中央位置に
ある。回動軸zを中心とした矢印c方向への回動によ
り、感光体ドラム6上における主走査線の傾きが調整さ
れ、これにより走査線の「角度ずれ」が補正可能とな
る。そして後述の接着剤により、所望の角度にて第2の
接合面14,14′は固着される。
【0020】なお、上記のような回動機構は、例えば各
部材5,5′を一体に架橋する部材を用い、あるいは各
部材5,5を有する回転テーブルにより構成でき、回動
軸zに沿ったピン部材を嵌挿する等によって支持可能で
ある。また、ミラー4と、部材5,5′の側面部との間
における回動軸xの回転機構についてもピン部材等によ
り構成できる。
【0021】以上の構成において、上記回動軸xはミラ
ー4の各端面中央を貫き、第1の接合面13,13′に
垂直であり、また、上記回動軸zは2つの第1の接合面
13,13′間の中央位置を貫き、第2の接合面14,
14′に垂直であるから、上記回動軸xと回動軸xとが
直角に交わるようになっている。この構成よれば、その
角度調整時においてミラー4の向きは、直交する2つの
回動方向に規制され、相対的には走査線の「位置ずれ」
と、「角度ずれ」とが互いに独立した動作により調整可
能となるのである。
【0022】つぎに、上記ミラー4の調整及び固定方法
について説明する。図2(b)は接着剤により固定され
たミラー4を示している。第1の接合面13,13′に
相当する中間保持部材5の各側面部あるいはミラー4の
両端面に接着剤15を塗布し、中間保持部材5にミラー
4を保持させる。また、第2の接合面14,14′に相
当する中間保持部材5底面あるいはハウジング7上に接
着剤15を塗布し、中間保持部材5をハウジング7上の
適所に配設する。そして、主走査傾きの調整では、ミラ
ー4を備えた中間保持部材5を、回動軸zを中心にハウ
ジング7に対し第2の接合面14,14′をすべらせる
ようにミラー4を含めた全体を回転させ、走査線の傾き
を解消する(例えば図4における2点鎖線12から実線
10へ)。副走査レジストの調整では、回動軸xを中心
に第1の接合面13,13′をすべらせるようにミラー
4を回転させ、走査線の副走査位置のずれを解消する
(例えば図4における2点鎖線11から実線10へ)。
なお、ミラー4等の位置決め手法としては、例えば、定
盤によってミラー4又は中間保持部材5をチャックし、
ハウジング7内の適所へ保持したミラー4等の位置をC
CDカメラ等で撮像し、その位置精度を演算させながら
行うといった手法が挙げられる。また、感光体ドラム6
面と等価な被走査面へ主走査方向Xに沿って光電変換素
子等の検知手段を配置して、これにより実際の走査線の
位置を測定しながら、ミラー4の向きを決めてもよい。
【0023】以上の構成から、走査線ずれの補正が正確
且つ容易であるとともに、従来と比較して優れた種々の
効果が導かれる。すなわち、各接合面13〜14′で任
意の位置及び角度を設定でき、ミラー4の配置に自由度
が高い。またネジピッチ等に影響されず高精度な位置決
めが可能である。そして、広範囲なミラー4の角度調整
によって、同じ構成の光走査装置であっても様々な方向
へ光ビームを出すことができる。したがって、異なる設
計の電子写真装置にも同じ光走査装置を用いることがで
き、その汎用性が高まるのである。さらに、このような
ミラー4による広範な走査線の補正が可能であれば、例
えば感光体ドラム6と光走査装置との間の位置精度をラ
フにすることができ、電子写真装置のコストダウンとい
った効果も生じる。
【0024】つぎに、接着剤15について紫外線硬化型
の接着剤を用いる場合を説明する。図2(b)に示すよ
うに、ミラー4を所望の角度へ位置決めされた状態で、
各接合面13,13′,14,14′に充填した接着剤
15に紫外線を照射し硬化させる。この場合、取付位置
の精度低下を防止する観点からは、次のような照射方法
及び構成が好ましい。接着剤15の硬化による収縮又は
膨張、あるいは残留応力により位置精度が狂わないよう
に、紫外線照射はミラー4の両端間でバランス良く同時
に、つまり同一条件で行うとよい。本例のように複数箇
所を接着する場合、ミラー4を中心に対称方向から照射
するとよい。このため各接合面13,13′,14,1
4′は、本実施例のようにミラー4の中心位置から対称
に同数・同範囲に備え、また、中間保持部材5は紫外線
を透過する部材であるとよい。このような紫外線照射に
よれば、第1の接合面13,13′における接着剤15
の硬化収縮による影響は、部材5,及び部材5′の各々
がミラー4方向へ同量にて移動するので、その移動量あ
るいは残留応力が互いに相殺され位置誤差が生じない。
また、第2の接合面14,14′の接着剤15が収縮し
ても、ミラー4及び中間保持部材5が共にハウジング7
方向へ平行に僅かに移動するだけである。なお、以上の
接着固定において、中間保持部材5により与えられる各
接合面13,13′,14,14′によって、接着剤1
5を充填するための隙間、すなわち接着剤15の膜厚は
どの箇所においてもほぼ一定なので、接着剤収縮等の影
響を最小限度に抑えることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光走査装
置では、光ビームを出射するビーム発生手段と、出射し
た光ビームを主走査方向へ走査する光偏向手段と、偏向
される光ビームを被走査体面に集光させる集光レンズ系
と、該集光レンズ系を経由する光ビームを反射して被走
査体面へ導くミラーと、上記各部品を保持するためのハ
ウジングと、を有し、上記ミラーが、該ミラーを保持す
るためのハウジングへ、上記主走査方向に沿う長尺方向
に対し略垂直な第1の接合面と、該第1の接合面に対し
略直角な第2の接合面とを介して接着されている構成な
ので、ミラーを組み付ける際の走査位置の補正では、第
1の接合面を滑らせて副走査レジストの傾きを調整し、
第2の接合面を滑らせて主走査傾きを調整できるので、
これら2方向の調整を構造上独立させることができる。
【0026】また、上記ミラーを上記ハウジングに保持
するための中間保持部材を備え、上記ミラーが、上記第
1の接合面に略垂直な第1の回動軸にて上記中間保持部
材に支持されるとともに該第1の接合面で接着され、該
中間保持部材が、上記第2の接合面に略垂直な第2の回
動軸にて上記ハウジングに支持されるとともに該第2の
接合面で接着されている構成によれば、ミラーの独立し
た2方向の回動動作により走査位置を補正できるため、
従来と比較して調整操作が極めてスムーズ且つ容易とな
る。
【0027】または、上記ミラーが、その長尺方向の両
端面に第1の接合面を備えた構成によれば、ミラーの取
付構造が極めて簡素化し、所望の位置精度を得るととも
に安価な光走査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である光走査装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】図1の実施例のミラー周辺を拡大して示す図
で、同図(a)は斜視図、(b)はその縦断面図であ
る。
【図3】従来の光走査装置を説明する斜視図である。
【図4】走査線のずれを模式的に示す斜視図である。
【図5】従来におけるミラー角度の調整機構の一例を説
明する断面図である。
【符号の説明】
1 ビーム発生手段 2 光偏向手段 3 集光レンズ系 4 ミラー 5,5′ 中間保持部材 6 被走査体 7 ハウジング 13,13′ 第1の接合面 14,14′ 第2の接合面 15 紫外線硬化型接着剤 X 主走査方向 x 第1の回動軸 z 第2の回動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーにより被走査体へ導いた光ビーム
    を該被走査体の主走査領域へ走査することにより情報を
    書込又は読取るもので、上記ミラーの向きにより被走査
    体上の少なくとも走査位置を補正可能とした光走査装置
    であって、上記光ビームを出射するビーム発生手段と、
    出射した光ビームを主走査方向へ走査する光偏向手段
    と、偏向される光ビームを被走査体面に集光させる集光
    レンズ系と、該集光レンズ系を経由する光ビームを反射
    して被走査体面へ導くミラーと、上記各部品を保持する
    ためのハウジングと、を有し、上記ミラーが、該ミラー
    を保持するためのハウジングへ、上記主走査方向に沿う
    長尺方向に対し略垂直な第1の接合面と、該第1の接合
    面に対し略直角な第2の接合面とを介して接着されてい
    ることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 上記ミラーを上記ハウジングに保持する
    ための中間保持部材を備え、上記ミラーが、上記第1の
    接合面に略垂直な第1の回動軸にて上記中間保持部材に
    支持されるとともに該第1の接合面で接着され、該中間
    保持部材が、上記第2の接合面に略垂直な第2の回動軸
    にて上記ハウジングに支持されるとともに該第2の接合
    面で接着されていることを特徴とする請求項1記載の光
    走査装置。
  3. 【請求項3】 上記ミラーが、その長尺方向の両端面に
    上記第1の接合面を備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の接合面又は第2の接合面が、
    紫外線硬化型接着剤により接着されていることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の光走査装置。光
    走査装置。
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