JP2001194317A - 欠陥検査光学系、欠陥検査装置および欠陥検査方法 - Google Patents

欠陥検査光学系、欠陥検査装置および欠陥検査方法

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JP2001194317A
JP2001194317A JP2000325199A JP2000325199A JP2001194317A JP 2001194317 A JP2001194317 A JP 2001194317A JP 2000325199 A JP2000325199 A JP 2000325199A JP 2000325199 A JP2000325199 A JP 2000325199A JP 2001194317 A JP2001194317 A JP 2001194317A
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ring
light beam
shaped
lens
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Takayuki Ishiguro
隆之 石黒
Hiroshi Nakajima
洋 中島
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】裏面の欠陥にほとんど影響されることなく、高
い精度で検出できる欠陥検出光学系および検査装置裏面
を提供することにある。 【解決手段】この発明は、リング状の光束を受ける中空
の光学部材により受けたリング状の光束を光ビームとし
てディスクの表面に集束させ、光学部材の中空に向かう
ディスク表面からの散乱光を対物レンズで受光してこの
対物レンズを介して散乱光を受光器に受光させるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、欠陥検査光学
系、欠陥検査装置および欠陥検査方法に関し、詳しく
は、磁気ディスクあるいはそのガラス基板(ガラスサブ
ストレート)の表面欠陥検査装置において、ガラス表面
のスクラッチやカケ欠陥、突起欠陥等の大きさ、あるい
は大きさと深さ、大きさと高さのなどの検出が裏面の欠
陥にほとんど影響されることなく、高い精度で検出でき
るような欠陥検出光学系、これを用いる欠陥検査装置お
よび欠陥検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの記録媒体に使用
されるハード磁気ディスクは、素材としての基板ディス
ク(サブストレート)、または磁気膜が塗布された磁気
ディスク(便宜上これらを総称して磁気ディスクまたは
単にディスクという)の段階で、表面に存在する欠陥と
その大きさとがそれぞれ検査される。近年、ディスクの
大きさは、3.3インチか、これ以下のものが主流とな
り、その記録密度もGMRヘッドの採用により飛躍的に
伸びている。この種のディスクでは、アルミサブストレ
ートから、より熱膨張率の小さいガラスディスクが使用
され、その厚さも、0.6mm〜0.8mm程度と薄い
ものである。
【0003】図4は、従来の磁気ディスクの表面欠陥検
査装置10の要部構成を示している。図4(a)に示す
表面欠陥検査装置10は、回転機構2と検出光学系3お
よび表面欠陥検出処理部4とにより構成される。検査対
象となるディスク1は、回転機構2のスピンドル21に
装着されてモータ(M)22の駆動により回転する。こ
れに対して検出光学系3は、その投光系31のレーザ光
源311よりのレーザビームLTを集束レンズ312に
より集束させて、ディスク1の表面にスポットSPを形
成してディスク1の表面を照射する。例えば、ディスク
1のX軸方向の移動によりスポットSPは、ディスク1
の半径Rの方向に移動し、これによりディスク1の表面
がスパイラル状に走査される。この場合、走査時間をで
きるだけ短くするために、スポットSPは、下側に図
(b)として示すように短径φ1と長径φ2を有する楕円
形とされ、長径φ2を走査方向に対して直角に設定して
走査幅を広くする方法が採られる。
【0004】表面に存在する欠陥Fは、スポットSP
光を散乱する。その散乱光SRは、受光系32の集光レ
ンズ321により集光されて、光電変換素子、例えば、
アバランシェホトダイオード(APD)あるいは光電子
増倍管(PMT)よりなる受光器322に受光される。
受光器322の出力信号は、表面欠陥検出処理部4の信
号処理回路41に入力される。ここで、欠陥Fが検出さ
れ、さらに、この出力信号の振幅より、欠陥の大きさが
大小分類され、あるいは算出される。欠陥を検出し、大
きさを分類あるいは算出のために信号処理回路41は、
いわゆるサンプリングにより欠陥を検出する回路であっ
て、受光器322からの出力信号を増幅するアンプと、
ロータリエンコーダ23からのパルスを受けて増幅され
た出力信号のうちノイズを越える欠陥についての出力信
号についてピーク値をサンプリングして欠陥のピーク値
を検出するサンプリング回路と、さらにサンプリングさ
れたピーク値をデジタル値にするためのA/Dコンバー
タ、そしてロータリエンコーダ23からのパルスを受け
てディスク上の位置データを生成する位置データ生成回
路等からなる。
【0005】各欠陥の大きさのデータとディスク上の位
置のデータは、信号処理回路41の内部でA/D変換さ
れ、MPU42とメモリ43等とからなるデータ処理装
置44に入力される。そしてここで、大きさ別の個数が
カウントされ、その結果がディスク1における欠陥の位
置とともにプリンタ(PR)45によりプリントアウト
される。あるいはまた、その大きさがディスプレイ(C
RT)46等にディスク上の位置とともに表示され、カ
ウント値も別途表示される。なお、ロータリエンコーダ
23は、モータ22の回転軸に隣接してあるいはこれに
係合して設けられ、ディスクの基準回転位置と回転量と
を検出し、それぞれのパルス信号を信号処理回路41に
送出する。
【0006】さて、ディスク1における欠陥Fの形状は
さまざまなものがある。その一例を図5に示す。図5に
おいて、欠陥Fhは、皿状のものであって、比較的に大
きい直径Dhを有し、これに比べて深さdhが浅い。欠陥
Pは、井戸状のものであって、直径DPは比較的に小さ
いが、深さdPは大きく、ピットとよばれるものであ
る。なお、両欠陥Fh,FPは、孤立して存在することが
多い。これに対して、FSは、線状をなすスクラッチ欠
陥であり、その断面の幅wSと深さdSはまちまちであ
る。なお、これらの形状以外の形態の欠陥Fももちろん
ある。このような凹型の欠陥とは別に微粒子が付着する
ことなどにより発生する凸型の異物と呼ばれる欠陥を始
めとする突起欠陥も各種の大きさと高さとで存在する。
【0007】そこで、各種の形状とサイズの欠陥を、そ
れぞれ良好に検出するために、上記の表面欠陥検査装置
10は、投光系31のレーザビームLTの投射角度θ
Tや、受光系32の受光角度θR、受光器322(AP
D)に加圧する電圧V、または信号処理回路41に内蔵
されたアンプのゲイン、ノイズ除去用の閾電圧E、レー
ザ光源311のレーザ出力など、検出感度に関係する要
素についてコントロールパネル47を介してそれぞれ最
適に設定する。なお、感度調整は、大きさが既知の皿状
欠陥や、ピット欠陥、スクラッチ欠陥などサンプルとし
ての欠陥を持つ実際のディスクあるいは特定の高さの突
起を持つ実際のディスクをサンプルとして使用すること
で行われている。
【0008】この種の発明として出願人による特開平1
0−325713号「表面欠陥検査方法および検査装
置」の出願がある。これは、各模擬欠陥列の凸部あるい
は凹部のサイズが段階的に相違する放射状の感度較正用
のディスクを使用して欠陥検査をして段階的にサイズが
増加あるいは減少している模擬欠陥列を放射線状に検査
結果として表示し、その検査結果に応じて検出感度の調
整をするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような表
面欠陥検査方法あるいは検査装置にあっても、検査対象
となるディスクが0.6mm〜0.8mm程度のガラス
ディスクであるときには、ディスクの上下変動によりレ
ーザビームLTによる裏面側の欠陥や裏面側に付着した
異物の散乱光が表面に現れ、あるいは裏面側の反射光が
ノイズとなり、ガラス表面のスクラッチやカケ欠陥、突
起欠陥の検出精度が低下し、さらに裏面側の欠陥を表面
側のものとして誤検出することになる。この発明の目的
は、このような従来技術の問題点を解決するものであっ
て、裏面の欠陥にほとんど影響されることなく、高い精
度で欠陥検出できる欠陥検出光学系を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、裏面の欠陥にほとんど影響
されることなく、高い精度で欠陥検出できる欠陥検査装
置および欠陥検査方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の欠陥検出光学系および欠陥検査装置
の特徴は、リング状の光束を発生する光源と、リング状
の光束を受けるリング状の受光面を有し受けたリング状
の光束を光ビームとして検査されるディスクの表面に集
束させる内側が中空の光学部材と、この光学部材の中空
部分に配置され散乱光を受光する対物レンズと、この対
物レンズからの光を受けて受光器に走査位置の映像を結
像させる結像レンズとを備えるものである。また、この
発明の欠陥検査方法の特徴は、リング状の光束を受ける
中空の光学部材により受けたリング状の光束を光ビーム
としてディスクの表面に集束させ、光学部材の中空に向
かうディスク表面からの散乱光を対物レンズで受光して
この対物レンズを介して散乱光を受光器に受光させるも
のである。さらに、この他の発明では、前記の光学部材
によるリング状の光束の集束点が検査されるディスクの
上下変動においてディスクの裏面側にほとんど到達しな
い角度にリング状の光束の照射角が設定されているもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】このように、この発明は、リング
状の光束を光ビームとして表面に集束させる光学部材を
使用することにより検査されるディスクの表面への照射
光の集束を検査点の周囲から検査点に向かって行うこと
ができる。これにより集束点より後ろ側では、光は拡散
して内側に向かう強い散乱光を発生し難くなる。また、
光を集束させた表面からの散乱光を光学部材の中空部分
に配置した対物レンズで受けることで、内側となる対物
レンズには、検査されるディスクの裏面側の欠陥や付着
異物などの指向性の強い散乱光をほとんど受けないで済
み、裏面からの反射光もほとんど受けない。これにより
受光器の検出信号のS/N比を向上させることができ
る。
【0012】特に、リング状の光束の集束点が検査され
るディスクの上下変動があってもその裏面にほとんど到
達しないような角度にリング状の光束の照射角を設定す
ることによりいっそうS/N比を向上させることができ
る。その結果、裏面の欠陥にほとんど影響されることな
く、高い精度で欠陥検出ができ、特に、ガラス表面のス
クラッチやカケ欠陥、突起欠陥等の大きさ、あるいは大
きさと深さ、大きさと高さのなどの検出が容易な欠陥検
出光学系および表面欠陥検査装置を容易に実現できる。
【0013】
【実施例】図1において、50は、表面欠陥検査装置の
欠陥検出光学系であり、51は、その投光系である。投
光系51は、レーザダイオード(LD)によるレーザ光
源511よりのレーザビームLTをコリメータレンズ5
12で受け、これにより円形の平行光にしてこれを先端
側が円錐形の第1コーンレンズ513の後端に入射し、
この平行光を光軸O上の集束点Fに集束させる。集束点
Fを経て放射してくるビーム光は、後端が円錐形の第2
コーンレンズ514にリング光として入射され、これに
より第2コーンレンズ514の垂直な先端面よりリング
状のビーム光を発生させる。なお、この場合、集束点F
と第1コーンレンズ513との距離L1と集束点Fと第
2コーンレンズ514との距離L2は、L1<L2に設定
されている。それぞれのコーンの傾斜角は実質的に等し
いものである。
【0014】投光系51の第2コーンレンズ514から
発生するリング光は、受光系52の光路にほぼ45゜傾
斜で設けられた円形の穴開きミラー515の円周反射面
に照射されて、ここで落射照明として垂直方向に反射さ
れ、これが内側が中空となっている顕微鏡倍率の円筒対
物レンズ516の上部円周部に照射される。リング状の
光ビームは、このレンズを経てディスク1の検査点Sを
焦点としてこれに照射される。円筒対物レンズ516の
倍率は、20倍〜50倍程度の範囲であり、ディスク1
の表面から上部5mm〜10mm程度の位置に配置され
ている。その照射角の範囲θ1〜θ2(図2参照)は、デ
ィスク1の面からみた仰角として70゜以下、好ましく
は65゜以下である。
【0015】これによりガラスディスクの厚さが0.6
mm〜0.8mm程度と薄くかつディスク1の回転によ
るディスク面に上下変動があってもほとんどの照射光の
集束点(焦点)が裏面側まで至らず、裏面に集束するこ
とが防止され、裏面側の欠陥、付着異物による散乱光の
受光が抑制あるいは受光を防止できる。このとき、照射
角の範囲θ1〜θ2の角度において検査点の周囲から検査
点に向かう照射光は、集束点より後ろ側では、拡散して
内側に向かう強い散乱光を発生し難くなる。
【0016】受光系52は、円筒対物レンズ516の中
空部分に挿着され、先端側が円筒対物レンズ516より
も内側に位置する、円筒対物レンズ516の倍率に対応
する20倍〜50倍程度の顕微鏡倍率の受光用の対物レ
ンズ521を有している。この対物レンズ521が円筒
対物レンズ516の内側に位置することで、裏面の欠
陥、異物からの散乱光を受光し難くなる。この対物レン
ズ521により受光されたディスク1の検査点Sからの
散乱光は、平行光となって穴開きミラー515の中央部
の穴を通過して結像レンズ522へと導かれる。結像レ
ンズ522は、APDセンサ523の受光面に検査点S
の映像を結像させる。APDセンサ523は、図4の受
光器322に対応するセンサであり、その検出信号(出
力信号)は、表面欠陥検出処理部4の信号処理回路41
に入力され、ここで欠陥Fが検出され、さらに、この出
力信号の振幅より、欠陥の大きさが大小分類され、ある
いは算出される。また、信号処理回路41の欠陥各種の
設定に応じて信号処理回路41の感度調整がなされて、
信号処理回路41において、欠陥の大きさあるいは欠陥
の大きさと深さあるいは欠陥の大きさと高さが検出され
る。
【0017】円筒対物レンズ516による照射光と対物
レンズ521の散乱光の投受光関係を図2に拡大して示
す。図示するように、照射光がディスク1の表面1aに
対してθ1〜θ2の角度となっている。この角度θ1〜θ2
が65゜程度前後かこれよりも低い低照射角の範囲でリ
ング光が検査点Sに集束させるので、ディスク1の上下
変動により照射光の集束点(焦点)が表面1aよりディ
スク1の内部に侵入しても表面1aから裏面1bに向か
って距離が離れれば離れるほど入射された光が拡散し、
その強度は低下していく。これにより裏面1b側からの
反射光が低減し、検査点Sを中心とした光の拡散により
裏面側に欠陥があったとしてもその欠陥から検査点Sの
上部でリング光の内側にある対物レンズ521へと向か
う散乱光は非常に少なくなる。その結果、リング光の内
側にある対物レンズ521によって表層に近い欠陥の散
乱光が相対的に選択的される。ディスク1の回転により
表面1aと裏面1bの位置が点線で示すように変動して
も、表面1a側の集束点Sが裏面1b側に到達し難くな
るので、検出光は、裏面1bの欠陥や付着異物の影響を
受け難くなる。その結果、APDセンサ523から得ら
れる検出信号のS/N比は向上し、裏面の欠陥に影響さ
れることなく、高い精度で欠陥検出ができる欠陥検出光
学系が実現される。
【0018】図3は、円筒対物レンズ516に換えてデ
ィスク1の検査点Sを焦点としてこれに照射するリング
レンズおよび多重反射のフォーカス球面鏡からなる光学
部材の断面説明図である。517は、多重反射のフォー
カス球面鏡であって、下部凹面鏡518と上部凸面鏡5
19とからなり、下部凹面鏡518と上部凸面鏡518
とは、主要部分で上下方向において重なりあい、それぞ
れ反射面が内側で対向しているドーナッツ状のものであ
る。この多重反射球面鏡517の上部には、リングレン
ズ520が配置されていて、このリングレンズ520
は、平凸レンズの中央部をくり抜き、受光用の対物レン
ズ521の受光光路521aを確保するとともに、穴開
きミラー515から平行光にて落射してきたリング光5
20aを焦点位置である検査点S方向に屈折させ、下部
凹面鏡518へ導くためのものである。下部凹面鏡51
8は、外側において上部凸面鏡519より突出する重な
らない反射部分518aを有している。この部分で上部
よりの入射光(リング光520a)を受けてこれを上部
凸面鏡519へと反射する。さらに、上部凸面鏡519
は、内側においてリング光520aを検査点Sへ導出し
てフォーカスする反射部分519aを有している。これ
により検査点Sにリング光を集束させる。
【0019】そこで、図1の投光系51の第2コーンレ
ンズ514から発生するリング光は、穴開きミラー51
5の反射面を経て下部凹面鏡518の受光部分518a
に円形に照射され、上部凸面鏡519と下部凹面鏡51
8も上下方向で重なりあう主要部分で多重反射した光が
反射部分519aへと導出されて、反射部分519aの
幅で円筒対物レンズ516の場合と同様にリング状の光
をディスク1の検査点Sに焦点として集束させ、そこに
照射する。このときの照射角は、円筒対物レンズ516
の場合と同様に、この照射光がディスク1の表面1aに
対してディスク1の面からみた仰角として70゜以下、
好ましくは65゜程度前後かこれよりも低い低照射角の
範囲である。
【0020】以上説明してきたが、実施例においては、
顕微鏡倍率の投光系の円筒対物レンズ516の内側に配
置される受光系の対物レンズ521の倍率が20倍〜5
0倍程度であり、この倍率を投光系の倍率と対応させて
いるが、この対物レンズの倍率は、投光系の倍率に対応
させる必要はない。それより低い場合には、ディスク1
に対して外側の円筒対物レンズ516よりさらに後ろに
後退配置すればよい。実施例では、ディスクの検査面に
照射する照射光としてレーザビームのリング状の光を集
束させる例を挙げているが、レーザビームを用いる場合
には、特に、S偏光レーザビームを用いるとよい。しか
し、この発明は、このレーザビームに限定されるもので
はなく、照射光としては白色光であってもよいことはも
ちろんである。
【0021】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、光学部材による検査ディスクの表面への照射光の集
束が検査ディスクの上下変動により裏面にほとんど到達
しない角度において中空の光学部材によりリング状の光
ビームを表面に集束させて照射し、表面からの散乱光を
光学部材の中空部分に配置した対物レンズで受けること
で、対物レンズには、検査ディスクの裏面側の欠陥や付
着異物の指向性の強い散乱光をあるいは裏面からの反射
光をほとんど受けないで済むため、受光器の検出信号の
S/N比が向上する。その結果、裏面の欠陥にほとんど
影響されることなく、高い精度で欠陥検出ができる欠陥
検出光学系および表面欠陥検査装置を容易に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明を適用した欠陥検査光学系の
一実施例のブロック図である。
【図2】図2は、ディスク表面への照射光とその欠陥か
らの散乱光との関係の説明図である。
【図3】図3は、リング状の光ビームを検査点に集束さ
せるリングレンズおよび多重反射のフォーカス球面鏡か
らなる光学部材の断面説明図である。
【図4】図4は、従来の磁気ディスク表面欠陥検査装置
の要部の構成の説明図である。
【図5】図5は、ディスクにおける各種の欠陥の形状の
説明図である。
【符号の説明】
1…ディスク、1a…ディスクの表面、1b…ディスク
の裏面、2…回転機構、10…表面欠陥検査装置、21
…スピンドル、22…モータ、3,50…検出光学系、
31,51…投光系、311,511…レーザ光源、3
12,512…集束レンズ、32,52…受光系、32
1…集光レンズ、322…受光器(APD等)、4…欠
陥検出処理部、41…信号処理回路、42…MPU、4
3…メモリ、44…データ処理装置、45…プリンタ
(PR)、46…ディスプレイ、513…第1コーンレ
ンズ、514…第2コーンレンズ、515…穴開きミラ
ー、516…円筒対物レンズ、517…多重反射球面
鏡、518…下部凹面鏡、519…上部凸面鏡、520
…リングレンズ、521…対物レンズ、522…結像レ
ンズ、523…APDセンサ、LT…レーザビーム、SP
…レーザスポット、φ1…スポットの短径、φ2…スポッ
トの長径、F…欠陥。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/14 G11B 7/14 7/26 7/26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査されるディスクの表面を光ビームによ
    り走査し、前記光ビームによる前記表面からの散乱光を
    受光器により受光してこの受光器が欠陥検出のための信
    号を発生する欠陥検査光学系において、 リング状の光束を発生する光源と、前記リング状の光束
    を受けるリング状の受光面を有し受けたリング状の光束
    を前記光ビームとして前記表面に集束させる内側が中空
    の光学部材と、この光学部材の前記中空部分に配置され
    前記散乱光を受光する対物レンズと、この対物レンズか
    らの光を受けて前記受光器に走査位置の映像を結像させ
    る結像レンズとを備えることを特徴とする欠陥検出光学
    系。
  2. 【請求項2】前記光学部材による前記表面に対する前記
    リング状の光束の照射角は、前記光束の集束点が前記デ
    ィスクの上下変動において前記検査されるディスクの裏
    面側にほとんど到達しない角度にある請求項1記載の欠
    陥検査光学系。
  3. 【請求項3】さらに前記光源の前記リング状の光束を穴
    の外側の円周反射面で受ける穴あきミラーを備え、前記
    光学部材は、前記円周反射面で反射されたリング状の光
    束を前記受光面で受ける請求項2記載の欠陥検査光学
    系。
  4. 【請求項4】前記光源は、レーザ光源とこのレーザ光源
    からの光を受けて平行光にするコリメータレンズと、こ
    のコリメータレンズの平行光を受けて特定の集束点に集
    束させる第1のコーンレンズと、この第1のコーンレン
    ズからの光を前記特定の集束点より後ろで受けてリング
    状の平行光を前記リング状の光束として発生する第2の
    コーンレンズとを有する請求項3記載の欠陥検査光学
    系。
  5. 【請求項5】前記光学部材は、前記円周反射面で反射さ
    れたリング状の光束を一方の円周部で受け他方の円周部
    から発生する光を前記表面に集束させる内側が中空の円
    筒形対物レンズである請求項4記載の欠陥検査光学系。
  6. 【請求項6】前記光学部材による光束の照射角は、前記
    表面からみた仰角で70゜以下であって、前記光学部材
    の倍率と前記対物レンズの倍率が20倍〜50倍の範囲
    にある請求項5記載の欠陥検査光学系。
  7. 【請求項7】前記光学部材は、前記円周反射面で反射さ
    れたリング状の光束を受けるリングレンズと、このリン
    グレンズを経たリング状の光を受けて多重反射により発
    生する光を前記表面に集束させるドーナッツ状の多重反
    射のフォーカス球面鏡とを有する請求項4記載の欠陥検
    査光学系。
  8. 【請求項8】前記リング状の光束の照射角は、前記表面
    からみた仰角で70゜以下であって、前記光学部材の倍
    率と前記対物レンズの倍率が20倍〜50倍の範囲にあ
    る請求項7記載の欠陥検査光学系。
  9. 【請求項9】検査されるディスクの表面を光ビームによ
    り走査し、前記光ビームによる前記表面からの散乱光を
    受光器により受光してこの受光器の出力信号に基づいて
    欠陥を検出する欠陥検査装置において、 リング状の光束を発生する光源と、前記リング状の光束
    を受けるリング状の受光面を有し受けたリング状の光束
    を前記光ビームとして前記表面に集束させる内側が中空
    の光学部材と、この光学部材の前記中空部分に配置され
    前記散乱光を受光する対物レンズと、この対物レンズか
    らの光を受けて前記受光器に走査位置の映像を結像させ
    る結像レンズとを備え、前記光学部材による前記表面に
    対する前記リング状の光束の照射角が前記光束の集束点
    が前記ディスクの上下変動において前記検査されるディ
    スクの裏面側にほとんど到達しない角度にあることを特
    徴とする欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】前記光源は、レーザ光源とこのレーザ光
    源からの光を受けて平行光にするコリメータレンズと、
    このコリメータレンズの平行光を受けてある集束点に集
    束sるる集束光を発生する第1のコーンレンズと、この
    第1のコーンレンズからの光を前記ある集束点より後ろ
    で受けてリング状の平行光を前記リング状の光束として
    発生する第2のコーンレンズとを有し、さらに前記光源
    の前記リング状の光束を穴の外側の円周反射面で受ける
    穴あきミラーを備え、前記光学部材は、前記円周反射面
    で反射されたリング状の光束を前記受光面で受ける請求
    項9記載の欠陥検査装置。
  11. 【請求項11】前記光学部材は、前記円周反射面で反射
    されたリング状の光束を一方の円周部で受け他方の円周
    部から発生する光を前記表面に集束させる内側が中空の
    円筒形対物レンズであり、前記受光器の出力信号に基づ
    いて欠陥の大きさを検出する請求項10記載の欠陥検査
    装置。
  12. 【請求項12】前記光学部材は、前記円周反射面で反射
    されたリング状の光束を受けるリングレンズと、このリ
    ングレンズを経たリング状の光を受けて多重反射により
    発生する光を前記表面に集束させるドーナッツ状の多重
    反射のフォーカス球面鏡とを有し、前記受光器の出力信
    号に基づいて欠陥の大きさを検出する請求項10記載の
    欠陥検査装置。
  13. 【請求項13】検査されるディスクの表面を光ビームに
    より走査し、前記光ビームによる前記表面からの散乱光
    を受光器により受光して欠陥検出のための信号を得て前
    記ディスクの欠陥を検査する欠陥検出方法において、 リング状の光束を受ける中空の光学部材により受けた前
    記リング状の光束を前記光ビームとして前記表面に集束
    させ、前記光学部材の中空に向かう前記散乱光を対物レ
    ンズで受光してこの対物レンズを介して前記散乱光を前
    記受光器に受光させることを特徴とする欠陥検出方法。
  14. 【請求項14】前記光学部材による前記表面に対する前
    記リング状の光束の照射角は、前記光束の集束点が前記
    ディスクの上下変動において前記検査されるディスクの
    裏面側にほとんど到達しない角度にある請求項13記載
    の欠陥検査方法。
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