JP3353425B2 - 光ディスクのピンホール検査装置 - Google Patents

光ディスクのピンホール検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの膜面に発
生したピンホールを検出するための光ディスク用のピン
ホール検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検査対象物として例えばディスク状記
録媒体の一つである光ディスクに生じるピンホールを検
出するためにピンホール検査装置が、用いられている。
光ディスクは、例えば光ディスク面上に形成したピット
とピットのない領域とで供給されたディジタル情報を記
録する記録媒体である。ところで、光ディスクは、複数
の製造工程を経て光ディスクが製造される際に、成膜面
にピンホールが形成されてしまうことがある。光ディス
クに例えばピットサイズのイレギュラーなピンホールが
あると、光ディスク記録再生装置は、記録時にこの光デ
ィスクに対して正確にディジタル情報を記録させても、
再生時に正確なディジタル情報を再生できなくなってし
まうことになる。このため、出荷前に光ディスクの良否
を判定する基準の一つとしてピンホール検査が行われて
いる。
【0003】一般に、従来におけるピンホール検査で
は、例えば図5に示すように、半導体レーザの一つであ
る He-Neレーザ30が光源として用いられている。レー
ザ光源は固定配設されている。このレーザ光は、レーザ
スポット径を円形に略々50μm程度になるように調整さ
れ、光ディスク10に照射されている。もしピンホール
が光ディスク10にあると、光ディスク10に照射され
たレーザ光が、このピンホールを介して透過してフォト
ディテクタ31で検出されることになる。フォトディテ
クタ31は、この透過光量を検出している。光ディスク
10におけるピンホール検査の良否判定は、フォトディ
テクタ31の出力信号を用い所定のスレッショルドレベ
ルに対する上記出力信号のレベルを比較しこの比較結果
として例えばカウント数で表される数値を評価すること
によって判定している。
【0004】ディスク全面を検査するため、載置台32
上のディスク状記録媒体は、先ず、例えばスピンドルモ
ータで高速回転させられる。これによって固定されてい
るレーザ光源からの出射光が光ディスク10の周方向、
すなわち図5に示す矢印R方向へ走査することに相当す
る。次に、矢印R方向への高速回転をさせながら、光デ
ィスク10を径方向、図5の矢印L方向に直線的にスピ
ンドルモータの高速回転に比して低速移動させる。この
移動によって、ディスク状記録媒体は、最外周から最内
周まで走査されることになる。上述した矢印R方向の高
速回転と矢印L方向の低速移動を同時に行うことによっ
て光ディスク10の全面走査を行っている。
【0005】使用するフォトディテクタ31の分解能
は、最小サイズ10μmまでのピンホールを捕捉すること
ができる。この光ディスクの全面のピンホール検査に要
するタクトタイムは、約4.5 秒程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク状
記録媒体のピンホール検査時に光ディスクの膜面を透過
した透過光には回折が生じる。この回折光を発生するた
め、透過光は、透過光強度が弱まってしまう。このよう
な回折現象は、ピンホールの大きさが小さい程強く起こ
る。しかしながら、ピンホールが小さいため透過光量は
少なくなり、さらに上述した回折現象の性質によって一
層微弱な光量になるので、ピンホールからの透過光は、
非常に微弱な光量になってしまう。したがって、フォト
ディテクタ31では検出されるピンホール検出信号の出
力が弱く検出限界を越えてしまうことによって、検出信
号がノイズに埋もれてぼやけてしまい、光ディスクに発
生したピンホールの検出が困難になってしまう。
【0007】上述したピンホール検出が困難さを少しで
も改善するため、レーザスポット径を10μm程度に絞れ
ば、ピンホール検出限界を向上させることができる。し
かしながら、光ディスク1枚の全面を走査するために要
する時間が長くなる。このような検査時間に時間を要す
るピンホール検査装置は、特に、生産現場で実用性に欠
ける装置として使用できない。
【0008】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、ピンホール検査に要する時
間の短縮と被検査対象物の信頼性を従来に比して一層高
いものにすることができるピンホール検査装置の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために提案される本発明に係る光ディスク用ピンホール
検査装置は、光ディスクの膜面に発生したピンホールに
対して上記ピンホールを検出する検査光を出射する光源
手段と、上記光源手段からの検査光を上記光ディスクに
対して径方向に走査させるポリゴンミラーからなる検査
光走査手段と、上記検査光走査手段により走査される検
査光を平行光にするコリメータレンズと、上記コリメー
タレンズを通って照射される検査光の上記光ディスク上
での焦点におけるレーザスポット径が円周方向に長円の
楕円形状となすシリンドリカルレンズと、上記コリメー
タレンズを通って照射される検査光の中の上記光ディス
クからの透過光を集光する集光レンズ手段と、上記集光
レンズ手段からの楕円形状の収束光だけを通過させる光
学フィルタ手段と、上記光学フィルタ手段を通過した上
記収束光を電気信号に変換し増幅する光/電気変換増幅
手段と、上記光/電気変換増幅手段からの出力信号を信
号処理して評価する評価手段とを有し、上記評価手段に
は、上記光/電気増幅手段からの出力信号に現れるピン
ホール領域近傍のノイズ成分を遮断するフィルタ手段を
設けるようにしたものである。
【0010】ここで、上記検査光走行手段の走査範囲に
応じたスリットが形成されたマスク手段を上記検査光の
光路内の上記光/電気増幅手段の直前に配置にする。ま
た、上記評価手段に設けられるフィルタ手段には、ハイ
パスフィルタが用いられる。
【0011】
【作用】本発明に係る光ディスク用ピンホール検査装置
では、ポリゴンミラーからなる検査光走査手段で光源手
段からの検査光を光ディスクに対して径方向に走査さ
せ、この検査光をコリメータレンズで平行光にして光デ
ィスクに照射し、照射される検査光の光ディスク上での
焦点におけるレーザスポット径をシリンドリカルレンズ
で円周方向に長円の楕円形状とし、光ディスクの膜面に
発生したピンホールからの透過光を集光レンズ手段で集
光し、光学フィルタ手段で半導体レーザの波長の光だけ
を通した収束光を光/電気変換増幅手段に供給して外乱
を取り除くと共に、光/電気変換増幅手段で変換された
電気信号を評価手段で評価することにより、従来の透過
光量よりも微弱な光量を検出して従来のピンホールのサ
イズよりも小さいサイズのピンホールを検出することが
できる。
【0012】特に、マスク手段を上記検査光の光路内の
上記光/電気増幅手段の直前に配置にすることにより、
光源の光路に沿った光だけが上記光/電気変換増幅手段
に供給される。
【0013】さらに、上記評価手段にフィルタ手段を配
設することにより、上記光/電気増幅手段の出力信号中
のピンホール領域近傍の例えば光の漏れ込み成分として
現れるノイズ成分が遮断され、ノイズ成分とピンホール
を示す信号とのコントラストが増加する。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るピンホール検査装置の一
実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】ここで、この実施例では、光ディスクを被
検査対象物として用いている。本発明に係るピンホール
検査装置は、基本的に例えば、図1に示すように、光デ
ィスク10に対してピンホールを検出する検査光を出射
する光源手段としての半導体レーザ光源11と、該半導
体レーザ光源11からの検査光を上記光ディスク11に
対して走査させる検査光走査手段としてのポリゴンミラ
ー12と、該ポリゴンミラー12により走査される検査
光を平行光にするコリメータレンズであるいわゆるfθ
レンズ13と、該fθレンズ13を通って照射される検
査光の中の光ディスク10からの透過光を集光する集光
レンズ手段としての集光レンズ14と、該集光レンズ1
4からの収束光だけを通過させる光学フィルタ手段とし
ての光学フィルタ15と、該光学フィルタ15を介した
上記収束光を電気信号に変換し増幅する光/電気変換増
幅手段としての光電子増倍管16と、該光電子増倍管1
6からの出力信号を信号処理して評価する評価手段とし
ての信号評価部17とで構成される。
【0016】ここで、半導体レーザ光源10には、レー
ザ波長 670nmの半導体レーザを使用する。半導体レーザ
光源10が固定配設されている。したがって、半導体レ
ーザ光源10からの出射光を所定の位置に配設されてい
るポリゴンミラー12に供給するため、図1に示すよう
にミラー18を設けて空間を有効に使用する。このよう
にして半導体レーザ光源11からのレーザ光がポリゴン
ミラー12に照射される。
【0017】ポリゴンミラー12は、回転多面体で、図
示していないスキャナモータ上に載置されている。この
スキャナモータの回転によって、ポリゴンミラー12
は、図1の矢印r方向に例えば後述するように12000rpm
で高速に回転する。照射されたレーザ光がポリゴンミラ
ー12の角度に応じて図1の矢印a方向、すなわち光デ
ィスク10の最内周から最外周の径方向に走査するよう
にfθレンズ13に反射されている。
【0018】fθレンズ13は、結像レンズとしてレー
ザ光を等角速度の偏向を光ディスク10の表面で等速度
走査するために用いる。光ディスク10は、図1の矢印
R方向にスピンドルモータ19の回転に応じて回転させ
る。このとき、スピンドルモータ19は、従来の配置と
異なり固定されている。また、スピンドルモータ19の
回転数は、上述したようにポリゴンミラー12を高速回
転させていることから、従来の回転数に比して低速な回
転数になる。このように構成しても光ディスク10は1
回転する内に光ディスク全面を走査することができる。
【0019】光ディスク10に照射されたレーザ光が、
光ディスク10の膜面に形成されたピンホール(図示せ
ず)を介して集光レンズ14に照射される。集光レンズ
14は、光ディスク10のピンホールからの透過光を収
束させて光学フィルタ15を介して光電子増倍管16に
送る。光電子増倍管16は、微弱な透過光を増倍させて
検出可能な電気信号に変換して信号評価部17に出力す
る。
【0020】信号評価部17は、光電子増倍管16から
の出力信号に信号処理を施し、予め設定している良否判
定基準値と比較して判断結果を出力端子20を介して出
力する。
【0021】このように構成することにより、光ディス
クを径方向に移動させることなく、駆動部は光ディスク
を単に回転させるだけで済ますことができ、従来のピン
ホール検査のタクトタイム 4.5秒から 2秒以下へと短縮
させることができる。
【0022】次に、ピンホール検査装置の光学系及び信
号評価部17の構成について図2の概略的なブロック図
を参照しながら説明する。ここで、共通する部分に図1
と同じ参照番号を付して説明を簡略化する。半導体レー
ザ光源11とポリゴンミラー12の間に半導体レーザ光
源11から出射されたレーザ光の光路に順次シリンドリ
カルレンズ21、ミラー18及びシリンドリカルレンズ
22が半導体レーザをポリゴンミラー12に供給するた
め配されている。このようにしてミラー18等を用いる
ことによってピンホール装置の光学系の配置を考慮して
各部の光学系が場所を取らないようにしている。また、
シリンドリカルレンズ21、22及びfθレンズ13
は、半導体レーザ光源11からの出射光が光ディスク1
0上で焦点を結ぶように絞っている。ポリゴンミラー1
2の例えば12000rpmという高速回転によって、光ディス
ク10の表面上でレーザスポットが光ディスク10の径
方向に高速の走査させられる。このとき、光ディスク1
0自体は低速回転で回転している。
【0023】光ディスク10にピンホールがある場合、
光ディスク10を透過した透過光が集光レンズ14とし
て機能させるfθレンズ、光学フィルタ15を介して光
電子増倍管16のセンサ16a上に焦点を結ぶように絞
っている。光ディスク10や光電子増倍管16のセンサ
16a上での焦点のレーザスポット径は、径方向に50μ
m、周方向に 200μmと楕円形にしている。
【0024】レーザスポット径を楕円形にしているの
は、上述したように光ディスク10の径方向への高速移
動と光ディスク10自体の低速回転によって生じるレー
ザスポットの移動軌跡がスパイラル状になる。このよう
な移動軌跡を描いてもレーザスポットが光ディスク10
面全面の走査を行うため走査領域が前後の走査で重なり
合うように設定するためである。
【0025】ところで、光電子増倍管16は、微小光量
を有意な電気信号に変換するための機能を有する機器で
ある。このため、光電子増倍管16は、光学的に波長に
依存する光学特性を有するものであるが、周囲の光の入
射によって出力信号が乱れてしまうことがある。
【0026】このような外乱を防止するため、光電子増
倍管16は、金属製の筒状のシェルタ24内に収納され
ている。さらに、外乱光の入射を防止するため、光電子
増倍管16の直前には、金属製のマスクカバー23、光
学フィルタ15が配されている。光電子増倍管16の光
学系を具体的に示すと、図3に示すように上記金属製の
マスクカバー15は、光電子増倍管16のフード24a
に取り付け、光学フィルタ15は、フード24内の光電
子増倍管16のセンサ16aの直前に配している。
【0027】シェルタ24の内側及び上記金属製のマス
クカバー23は、例えば黒色に塗装して散乱光の入射を
防止する。金属製のマスクカバー23は、図4に示すよ
うに光ディスク10の走査範囲に一致させてこの範囲の
透過光だけを通過させるためのスリット23Sを設けて
いる。このマスクカバー23を通過した収束光に含まれ
る外光成分を除去するためピンホールからの透過光が光
学フィルタ23を透過させられる。光学フィルタ23
は、半導体レーザ光源11の波長、例えば 670nmに対し
て±10nmの波長領域の光を透過させる。
【0028】このように光電子増倍管16の光学系を構
成することにより、光電子増倍管16のセンサ16a
は、略々光ディスク10を透過した半導体レーザの光だ
けを受光することができる。このため、極めて外乱の少
ない光電変換を行うことができる。この光電子増倍管1
6は、出力信号を図2に示す信号評価部16に出力す
る。実際に、半導体レーザが光ディスク10の成膜領域
を透過する部分では、光量が落ち込むことになる。しか
しながら、ピンホールを透過した領域が、上述した構成
によって透過光量が急激に増加させられて、鋭い高周波
形、すなわちスパイク形状のピンホール信号として検出
される。
【0029】信号評価部17は、透過光を電気信号に変
換された出力を増幅するアンプ17aと、高周波成分の
信号だけを通過させるハイパスフィルタ17bと、予め
設定されているスレショルドレベル比較してカウント
し、このカウント値と許容ピンホール数値とを比較して
良否判定する比較部17とで構成される。
【0030】アンプ17aでは、微弱なピンホール信号
を増幅している。しかしながら、アンプ17aを介すこ
とによって低周波ノイズが発生する。このノイズ成分を
除去するため、アンプ17aからの出力信号は、ハイパ
スフィルタ17bを通すことになる。ハイパスフィルタ
17bは、300kHz以上の周波数を通すフィルタを使用す
る。ハイパスフィルタ17bを通過させることによっ
て、光電子増倍管16から供給された信号におけるピン
ホール信号領域近傍の光の漏れ込み成分をカットするこ
とができ、ノイズとピンホール信号とのコントラストの
増大を図ることができる。このような各種の信号処理を
施されることによって、ハイパスフィルタ17bを通過
したピンホール信号は、ピンホールである信頼性が一層
高いものになる。このピンホール信号が比較部17cに
供給される。
【0031】比較部17cは、先ず、実際にピンホール
か否かを判定するため、検出したピンホール信号の信号
レベルと予め設定されたスレッショルドレベルとを比較
する。スレショルドレベル以上の大きなレベルの信号が
供給されたとき、ピンホール検出として例えばカウンタ
を1だけ歩進させる。スレショルドレベルより小さいレ
ベルでは、ノイズ等の信号として扱いカウンタは作動さ
せない。このようにして光ディスク全面に亘って走査し
た後、検出したピンホールのカウント数と比較部17c
に予め設定されている許容ピンホール数とを比較して光
ディスクの良否を判定する。判定結果は、比較部17c
から出力端子20を介して出力して光ディスクの信頼性
を大幅に向上させている。
【0032】以上のように構成することにより、実際、
約 6μmのピンホールまで検出することができる。この
ピンホール検査装置を用いて、微小なピンホール検出及
び不良な光ディスクを排除することにより、光ディスク
に発生するエラーを低減することができ、記録再生をス
ムーズに行うことができ、光ディスクの信頼性を大幅に
向上させることができる。
【0033】また、従来のピンホール検査に要したタク
トタイム4.5 秒に比べてタクトタイムを 2.0秒以下に短
縮でき、生産性の向上に著しい寄与をすることができ
る。
【0034】なお、ピンホール検査装置は、図3に示す
ように光ディスク10に対して光学系を斜めに配し、半
導体レーザ光を図3の矢印Bのように斜めに入射させて
もピンホール検出における角度依存性が生じないので、
従来の他の検査装置の配設位置を移動させることなく、
ピンホール装置を配することができ、作業効率を維持し
ながら検査でき、非常に効果的である。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク用ピンホール検
査装置では、ポリゴンミラーからなる検査光走査手段で
光源手段からの検査光を光ディスクに対して径方向に走
査させ、この検査光をコリメータレンズで平行光にして
光ディスクに照射し、照射される検査光の光ディスク上
での焦点におけるレーザスポット径をシリンドリカルレ
ンズで円周方向に長円の楕円形状とし、光ディスクの膜
面に発生したピンホールからの透過光を集光レンズ手段
で集光し、光学フィルタ手段で半導体レーザの波長の光
だけを通した収束光を光/電気変換増幅手段に供給して
外乱を取り除くと共に、光/電気変換増幅手段で変換さ
れた電気信号を評価手段で評価することにより、従来の
透過光量よりも微弱な光量を検出して従来のピンホール
のサイズよりも小さいサイズのピンホールを検出するこ
とにより、光ディスクの信頼性を大幅に向上させること
ができ、生産性の向上に著しい寄与をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピンホール検査装置の基本的な概
略的構成を示すブロック図である。
【図2】上記ピンホール検査装置の具体的な構成を示す
ブロック図である。
【図3】上記ピンホール検査装置の光電子増倍管の光学
系の構成及び配置を説明する模式図である。
【図4】上記光電子増倍管の直前に配される金属製のマ
スクカバーの平面図である。
【図5】従来のピンホール検査装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・光ディスク 11・・・・・・・・・半導体レーザ光源 12・・・・・・・・・ポリゴンミラー 13・・・・・・・・・fθレンズ 14・・・・・・・・・集光レンズ 15・・・・・・・・・光学フィルタ 16・・・・・・・・・光電子増倍管 17・・・・・・・・・信号評価部 18・・・・・・・・・ミラー 19・・・・・・・・・スピンドルモータ 20・・・・・・・・・出力端子 21、22・・・・・・シリンドリカルレンズ 23・・・・・・・・・マスクカバー 24・・・・・・・・・シェルタ 24a・・・・・・・・フード 17a・・・・・・・・アンプ 17b・・・・・・・・ハイパスフィルタ 17c・・・・・・・・比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−282716(JP,A) 特開 昭64−57154(JP,A) 特開 昭57−135404(JP,A) 特開 昭61−133843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G11B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの膜面に発生したピンホール
    に対して上記ピンホールを検出する検査光を出射する光
    源手段と、 上記光源手段からの検査光を上記光ディスクに対して
    方向に走査させるポリゴンミラーからなる検査光走査手
    段と、 上記検査光走査手段により走査される検査光を平行光に
    するコリメータレンズと、上記コリメータレンズを通って照射される検査光の上記
    光ディスク上での焦点におけるレーザスポット径が円周
    方向に長円の楕円形状となすシリンドリカルレンズと 、 上記コリメータレンズを通って照射される検査光の中の
    上記光ディスクからの透過光を集光する集光レンズ手段
    と、 上記集光レンズ手段からの楕円形状の収束光だけを通過
    させる光学フィルタ手段と、 上記光学フィルタ手段を通過した上記収束光を電気信号
    に変換し増幅する光/電気変換増幅手段と、 上記光/電気変換増幅手段からの出力信号を信号処理し
    て評価する評価手段とを有し、 上記評価手段には、上記光/電気増幅手段からの出力信
    号に現れるピンホール領域近傍のノイズ成分を遮断する
    フィルタ手段が設けられることを特徴とする光ディスク
    用ピンホール検査装置。
  2. 【請求項2】 上記検査光走行手段の走査範囲に応じた
    スリットが形成されたマスク手段を上記検査光の光路内
    に配設することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    用ピンホール検査装置。
  3. 【請求項3】 上記マスク手段は、上記光/電気増幅手
    段の直前に配置することを特徴とする請求項2記載の光
    ディスク用ピンホール検査装置。
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