JP5002367B2 - 光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置 - Google Patents

光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、光によって被検査物を検査する光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置に関するものである。
被検査物に光を照射し、その反射光や透過光などを光電子増倍管(PhotoMultiplier Tube:以下PMTという)を用いて検出することにより、被検査物の形状や性質を検査する光学式検査装置が知られている。このような光学式検査装置には、PMTからの出力電流を電圧信号に変換し、その電圧信号を処理することによってPMTへの入射光量に応じた信号を生成する回路が設けられる。例えば、特許文献1および2には、より広いダイナミックレンジで光量検出を行うための回路が記載されている。
特開平11−329340号公報 特開2006−300728号公報
PMTを備える光学式検査装置は、次のような検査に使用されることがある。例えば、帯状の薄膜の厚さの検査や、ベルトコンベア上を流れる被検査物の検査などである。これらのように生産ライン等を移動中の被検査物を検査する際には、被検査物に対し光を続けて照射しつつ、反射光や透過光などをPMTにより検出する。しかしながら、被検査物の欠陥が顕著な場合など一時的にPMTへの入射光量が過大となると、PMTからの出力電流が過大光の入射後も裾を引き、十分に低下するまでに或る程度の時間を要する。したがって、従来の光学式検査装置では、当該被検査物が通過した後においても、後続の正常な被検査物を異常と判定してしまうことがあった。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、被検査物の顕著な欠陥などにより一時的にPMTへの入射光量が過大となった際に、後続の正常な被検査物に対する異常判定を低減できる光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光学式検査装置は、被検査物に光を照射し、該被検査物を通過、透過もしくは反射した光を光電子増倍管により検出することによって被検査物を検査する光学式検査装置であって、光電子増倍管からの出力電流を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、電圧信号から所定周波数より小さい低周波成分を抽出するローパスフィルタ回路と、ローパスフィルタ回路を介して電流電圧変換回路と電気的に接続された第1の入力端、およびローパスフィルタ回路を介さずに電流電圧変換回路と電気的に接続された第2の入力端を有し、第1の入力端に入力された信号と第2の入力端に入力された信号との差を出力する演算器とを備えることを特徴とする。
上記した光学式検査装置においては、PMTの出力電流が電流電圧変換回路によって電圧信号に変換されたのち、この電圧信号が二つの経路を経て演算器に入力される。一つは、ローパスフィルタ回路を経由する経路であり、他の一つはローパスフィルタを経由しない経路である。すなわち、ローパスフィルタ回路によって電圧信号から抽出された低周波成分を該電圧信号から減算した信号が演算器から出力される。そして、一時的な過大光に起因するPMTからの出力電流の裾引き成分は、この低周波成分に相当する。したがって、一時的な過大光がPMTに入射した後であっても、後続の被検査物を検査するときには演算器の出力信号から裾引き成分が除去され、該被検査物の正常/異常を正確に判定することができる。このように、上記した光学式検査装置によれば、被検査物の顕著な欠陥などにより一時的にPMTへの入射光量が過大となった場合であっても後続の被検査物を正確に判定できるので、後続の正常な被検査物に対する異常判定を低減できる。
また、光学式検査装置は、前記演算器と電気的に接続された入力端を有し、前記演算器の出力信号と閾値との大小を比較する比較器と、電圧信号が所定値より大きい場合に比較器の入力端への入力信号を閾値より大きくする信号調整回路とを更に備えることを特徴としてもよい。上記した光学式検査装置において、過大光が連続してPMTに入射し、且つ該過大光の光量変化が小さい場合、ローパスフィルタ回路を経た電圧信号とローパスフィルタ回路を経ない電圧信号との差は次第に小さくなる。そして、演算器からの出力信号が過度に小さくなると、比較器による異常判定が困難となるおそれがある。このような現象を回避するため、電圧信号が所定値より大きい場合には信号調整回路によって比較器の入力端への入力信号を閾値より大きくすることが好ましく、これにより、過大光が連続して入射した場合であっても比較器が好適に異常判定できる。
光学式検査装置が上記信号調整回路を備える場合、信号調整回路は、演算器の第2の入力端の電圧またはその相当電圧を分圧する分圧回路、および該分圧回路と比較器の入力端との間に接続された整流素子を含むとよい。これにより、上記信号調整回路を好適に実現できる。
上記した光学式検査装置の構成は、例えばピンホール検査装置、膜厚検査装置、及び表面検査装置などに適している。すなわち、本発明によるピンホール検査装置は、上記した光学式検査装置を備え、被検査物に光を照射し、該被検査物を通過した光を光電子増倍管により検出することによって被検査物におけるピンホールの有無を検査することを特徴とする。また、本発明による膜厚検査装置は、上記した光学式検査装置を備え、薄膜状の被検査物に光を照射し、該被検査物を透過した光を光電子増倍管により検出することによって被検査物の膜厚を検査することを特徴とする。また、本発明による表面検査装置は、上記した光学式検査装置を備え、被検査物に光を照射し、該被検査物の表面において反射した光を光電子増倍管により検出することによって被検査物の表面を検査することを特徴とする。
本発明による光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置によれば、被検査物の顕著な欠陥などにより一時的にPMTへの入射光量が過大となった際に、後続の正常な被検査物に対する異常判定を低減できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[光学式検査装置]
図1は、本実施形態に係る光学式検査装置の構成を概略的に示す図である。図1に示す光学式検査装置1aは、例えば生産ラインLの所定位置に配置され、該生産ラインLを移動中の被検査物Aを検査するインライン型の光学式検査装置である。光学式検査装置1aは、PMT3を含む光検出部2および光源4を備えており、目前を通過する複数の(或いは連続した)被検査物Aに対して光源4より光(照射光)P1を続けて照射し、該被検査物Aを通過、透過もしくは反射した光(被検出光)P2の強さをPMT3により検出することによって被検査物Aを検査する。
図2は、光検出部2の構成を示す図である。図2に示すように、光検出部2は、PMT3、電圧印加手段5および光検出用回路10を有する。PMT3は、被検出光P2の入射光量に応じた光電子を放出する光電陰極31と、光電子を増倍する増倍部32と、増倍部32によって増倍された電子を収集する陽極33とを真空管34の内部に有する。増倍部32は、複数段に配置されたダイノードを有する。初段のダイノードは光電陰極31からの光電子を受ける位置に配置され、以降のダイノードは前段のダイノードからの二次電子を受ける位置に配置されている。陽極33は、最終段ダイノードからの二次電子を受ける位置に配置されている。
電圧印加手段5は、光電陰極31及び増倍部32の各ダイノードに所定の電位勾配を与えるための手段である。電圧印加手段5は、高圧電源51及び分圧抵抗群52を含んで構成されている。分圧抵抗群52の一端は高圧電源51の負電圧出力端子に接続されており、分圧抵抗群52の他端は最終段ダイノード及び接地電位に電気的に接続されている。そして、分圧抵抗群52に含まれる各分圧抵抗間は、それぞれ増倍部32の各ダイノードに電気的に接続されている。この構成により、光電陰極31には所定の負電位が与えられ、各ダイノードには分圧抵抗群52によって分圧された電位勾配がそれぞれ与えられる。また、光電陰極31及びダイノード前段と分圧抵抗群52とは、電流制限用抵抗を介して互いに接続されている。この電流制限用抵抗の働きにより、過大光時にPMT3内部で起きるダメージのエネルギーとなる電力供給が制限される。
PMT3の光電陰極31に被検出光P2が入射すると、光電陰極31において入射光量に応じた光電子が発生する。光電陰極31及び増倍部32の各ダイノードには電圧印加手段5によって所定の電位勾配が与えられているので、光電陰極31において発生した光電子は増倍部32の各ダイノードへ順に放出されて二次電子増倍される。増倍された二次電子は陽極33に収集され、陽極33から出力されて出力電流Iとなり、光検出用回路10へ提供される。
光検出用回路10は、電流電圧変換回路(以下、I/V変換回路)11、第1のローパスフィルタ回路12、第2のローパスフィルタ回路13、演算器14、および比較器15を有する。
I/V変換回路11は、陽極33に電気的に接続され、出力電流Iを入力する入力端11aと、電圧信号V1を出力するための出力端11bとを有する。I/V変換回路11は、陽極33から受けた出力電流Iの電流値に応じた電圧値を有する電圧信号V1を生成し、電圧信号V1を出力端11bからI/V変換回路11の外部へ出力する。
第1のローパスフィルタ回路12は、I/V変換回路11の出力端11bに電気的に接続され、電圧信号V1を入力する入力端12aと、電圧信号V2を出力するための出力端12bとを有する。ローパスフィルタ回路12は、I/V変換回路11から受けた電圧信号V1に含まれるノイズ成分を除去し、該ノイズ成分が除去された信号を電圧信号V2として出力する。なお、第1のローパスフィルタ回路12は必要に応じて設けられ、省略することもできる。
第2のローパスフィルタ回路13は、I/V変換回路11から出力された電圧信号V1から所定周波数より小さい低周波成分を抽出するための回路であり、特許請求の範囲に記載されたローパスフィルタ回路に相当する。本実施形態では、第2のローパスフィルタ回路13は、第1のローパスフィルタ回路12の出力端12bに電気的に接続されて電圧信号V2を入力する入力端13aと、電圧信号V3を出力するための出力端13bとを有する。第2のローパスフィルタ回路13は、電圧信号V2から上記低周波成分を抽出し、該低周波成分を電圧信号V3として出力する。第2のローパスフィルタ回路13のカットオフ周波数は、第1のローパスフィルタ回路12のカットオフ周波数より低く設定され、より好ましくは第1のローパスフィルタ回路12のカットオフ周波数より二桁程度低く設定される。第1及び第2のローパスフィルタ回路12,13それぞれのカットオフ周波数の一例を挙げると、第1のローパスフィルタ回路12のカットオフ周波数は200Hz程度であり、第2のローパスフィルタ回路13のカットオフ周波数は2Hz程度である。
演算器14は、第1の入力端14a、第2の入力端14b、及び出力端14cを有する。第1の入力端14aは、第1及び第2のローパスフィルタ回路12,13を介してI/V変換回路11と電気的に接続されており、電圧信号V3を入力する。第2の入力端14bは、第1及び第2のローパスフィルタ回路12,13のうち第1のローパスフィルタ回路12のみを介して(すなわち、第2のローパスフィルタ回路13を介さずに)I/V変換回路11と電気的に接続されており、電圧信号V2を入力する。演算器14は、第1の入力端14aに入力された電圧信号V3と第2の入力端14bに入力された電圧信号V2との差に相当する信号、例えば電圧信号V2から電圧信号V3を減算した電圧信号V4を出力端14cから出力する。
比較器15は、第1の入力端15a、第2の入力端15b、及び出力端15cを有する。第1の入力端15aは、演算器14の出力端14cと電気的に接続されており、電圧信号V4を入力する。第2の入力端15bは、抵抗分圧等によって生成された閾値電圧Vthを入力する。比較器15は、電圧信号V4と閾値電圧Vthとの大小を比較し、その結果を出力端15cから光検出用回路10の外部へ出力する。例えば、電圧信号V4が電圧信号V2から電圧信号V3を減算した信号であれば、比較器15は、電圧信号V4が閾値電圧Vthより大きい場合に例えばハイレベル信号を出力し、電圧信号V4が閾値電圧Vthより小さい場合に例えばローレベル信号を出力する。光検出用回路10の外部において、この比較器15からの出力信号が、被検査物Aの検査結果を示す信号として参照される。
本実施形態において、I/V変換回路11、第1のローパスフィルタ回路12、第2のローパスフィルタ回路13および演算器14は、次のように動作する。PMT3から出力電流Iが提供されると、出力電流Iに応じた電圧信号V1がI/V変換回路11によって生成され、この電圧信号V1が第1のローパスフィルタ回路12を通過することによってノイズ成分が除去され、電圧信号V2が生成される。そして、この電圧信号V2は、二つの経路を経て演算器14に入力される。一つは、第2のローパスフィルタ回路13を経由する経路であり、他の一つは第2のローパスフィルタ回路13を経由しない経路である。電圧信号V2が第2のローパスフィルタ回路13を通過することによって低周波成分(電圧信号V3)が抽出されるので、演算器14において、電圧信号V2から低周波成分が減算されることとなる。比較器15は、減算後の電圧信号V4が閾値電圧Vthより大きい場合に、例えばハイレベル信号を出力する。この場合、被検出光P2の光量が大きい、すなわち被検査物Aを異常と判定できる。
いま、被検査物Aの欠陥が顕著であること等により、一時的に被検出光P2の光量が過大となったとする。このような場合、図3(a)に示すように、PMT3からの出力電流Iは過大光の入射後も裾を引き、十分に低下するまでに或る程度の時間を要する。したがって、例えば図4に示すようにI/V変換回路101、ローパスフィルタ回路102および比較器103が直列に接続された従来の光学式検査装置では、当該被検査物Aが通過した後においても、後続の正常な被検査物を異常と判定してしまうことがあった。これに対し、本実施形態の光検出用回路10においては、このような出力電流IがPMT3から出力されると、第2のローパスフィルタ回路13によってその低周波成分(図3(b))が抽出される。そして、図3(a)に示した出力電流Iに相当する電圧信号V2から、図3(b)に示した低周波成分に相当する電圧信号V3が減算されることによって、図3(c)に示すように裾引き成分が低減された信号(電圧信号V4)が得られる。
図5は、光学式検査装置1aおよび従来の装置(図4参照)を実際に作製し、光をPMTに入射させて比較器への入力電圧を比較した実施例および比較例を示すグラフである。なお、この実施例および比較例では、光学式検査装置1aにおける第1及び第2のローパスフィルタ回路12,13のカットオフ周波数をそれぞれ200[Hz],2[Hz]とし、従来の装置におけるローパスフィルタ回路102のカットオフ周波数を200[Hz]とした。
図5(a)は、通常想定される異常により発生する光量の被検出光P2を間隔50ミリ秒、パルス幅30ミリ秒としてPMTに入射させた場合における、比較器への入力信号の実測結果である。この図5(a)において、グラフG1は従来の装置における結果を示しており、グラフG2は本実施形態による光学式検査装置1aにおける結果を示している。図5(a)に示すように、通常想定される異常により発生する被検出光P2に対しては、光学式検査装置1aおよび従来の装置の双方において異常を的確に示していることがわかる。
また、図5(b)は、顕著な欠陥等により発生する過大な被検出光P2を間隔50ミリ秒、パルス幅30ミリ秒としてPMTに入射させた場合における、比較器への入力信号の実測結果である。図5(b)において、グラフG3は従来の装置における結果を示しており、グラフG4は本実施形態による光学式検査装置1aにおける結果を示している。図5(b)に示すように、従来の装置では、過大な被検出光P2に対しては被検出光P2の入射後も比較器への入力信号が裾を引き、十分に低下するまでに長時間を要することがわかる。これに対し、本実施形態の光学式検査装置1aでは、過大な被検出光P2に対する裾引きが低減され、比較器への入力信号が早期に低下していることがわかる。
このように、本実施形態の光学式検査装置1aによれば、一時的な過大光がPMT3に入射した後であっても、後続の被検査物Aを検査するときには演算器14の出力信号(電圧信号V4)から裾引き成分が除去され、比較器15において後続の被検査物Aの正常/異常を正確に判定することができる。したがって、後続の正常な被検査物Aに対する異常判定を低減できる。
なお、従来の光学式検査装置が有する上記課題に対し、例えば図6に示すように、ローパスフィルタ回路102と比較器103との間にハイパスフィルタ回路104を設ける方式も考えられる。しかしながら、この方式には問題点がある。図7は、図6に示した回路の問題点を説明するための図である。図7(a)は、PMTの出力電流波形の例として、短時間の矩形パルス電流である波形B1、および裾引きが生じた波形C1を示している。図6に示した回路においてハイパスフィルタ回路104のカットオフ周波数が高い場合には、ハイパスフィルタ回路104からの出力信号は図7(b)の波形B2,C2のような極短パルスとなり、入射光量を正確に検出できないおそれがある。また、ハイパスフィルタ回路104のカットオフ周波数が低い場合には、ハイパスフィルタ回路104からの出力信号は図7(c)のように波形B3,C3の出力後にマイナスとなり、後続の検査に影響してしまう。これに対し、本実施形態の光学式検査装置1aによれば、例えば図3(c)に示したような信号波形によって被検査物Aの正常/異常を正確に判定することができる。
ここで、図2に示した光検出用回路10は、信号調整回路16を更に有する。信号調整回路16は、電圧信号V2が所定値より大きい場合に、比較器15の第1の入力端15aへの入力信号(電圧信号V4)を閾値電圧Vthより大きくするための回路である。本実施形態の信号調整回路16は、演算器14の第2の入力端14bの入力電圧(電圧信号V2、またはその相当電圧でもよい)を分圧する分圧回路16a、および該分圧回路16aと比較器15の第1の入力端15aとの間に接続された整流素子(ダイオード)16bを含んで構成されている。
光学式検査装置1aにおいて、過大な被検出光P2が連続してPMT3に入射し、且つ被検出光P2の光量変化が小さい場合、第2のローパスフィルタ回路13を経た電圧信号V3と第2のローパスフィルタ回路13を経ない電圧信号V2との差は次第に小さくなる。そして、演算器14からの出力信号V4が過度に小さくなると、比較器15による異常判定が困難となるおそれがある。このような現象を回避するため、電圧信号V2が所定値(具体的には、該所定値の分圧値が閾値電圧Vthを超えるような値)より大きい場合には、信号調整回路16によって、比較器15の第1の入力端15aへの入力信号を閾値電圧Vthより大きくするとよい。これにより、過大な被検出光P2が連続して入射した場合であっても比較器15が好適に異常判定できる。
[ピンホール検査装置]
図8は、上述の光学式検査装置1aをピンホール検査装置に応用した形態を示す斜視図である。図8に示すピンホール検査装置1bは、ベルトコンベアBC上を移動する薄板状の被検査物Aa(例えばラミネート又は薄板金属シートプレス品など)に光源41(上述の光学式検査装置1aにおける光源4に相当)から光を照射し、被検査物Aaに開いたピンホールを通過した光を光検出部42により検出することによって被検査物Aaにおけるピンホールの有無を検査する装置である。なお、光検出部42は、上述の光学式検査装置1aにおける光検出部2に相当し、図2に示したPMT3、電圧印加手段5および光検出用回路10に相当する構成を備えている。
このようなピンホール検査装置1bにおいては、希にプレス等の不具合によって大きな穴PHが開いてしまうことがある。この場合、光源41からの光が光検出部42のPMTに直接多量に入射するので、従来のピンホール検査装置では、比較器への入力信号が裾を引き、図9(a)に示すように、当該被検査物Aa1だけでなく後続の検査時においても比較器への入力信号が閾値電圧Vthを超えてしまい、後続の被検査物(例えばAa2〜Aa5)が正常であっても異常と判定してしまっていた。これに対し、上述の光学式検査装置1aの構成を備えるピンホール検査装置1bによれば、図9(b)に示すように裾引き現象を抑え、後続の被検査物Aa2以降に対して正常/異常を正確に判定することができる。
[膜厚検査装置]
図10は、上述の光学式検査装置1aを膜厚検査装置に応用した形態を示す図である。図10に示す膜厚検査装置1cは、ローラ等に支持されつつ走行する透光性フィルム(または透光性シート)Fに塗布された薄膜の厚さを検査する装置であって、被検査物である薄膜に光源61(上述の光学式検査装置1aにおける光源4に相当)から光P1を照射し、薄膜および透光性フィルム(または透光性シート)Fを透過した光(被検出光P2)の強さを光検出部62により検出することによって薄膜の膜厚を検査する。なお、光検出部62は、上述の光学式検査装置1aにおける光検出部2に相当し、図2に示したPMT3、電圧印加手段5および光検出用回路10に相当する構成を備えている。また、光検出部62の信号出力端子にはメモリレコーダ63及びペンレコーダ64が接続されており、検査結果に関する情報を自動的に記録することができる。
このような膜厚検査装置においても、透光性フィルム(または透光性シート)Fに大きな穴が開いてしまうことがあるが、上述の光学式検査装置1aの構成を備える膜厚検査装置1cによれば、過大光による裾引き現象を抑え、後続の薄膜の厚さを正確に測定することができる。
[表面検査装置]
図11は、上述の光学式検査装置1aを、ウェハ等の被検査物の表面状態を検査する表面検査装置に応用した形態を示す図である。図11に示す表面検査装置1dは、被検査物Abに光源71(上述の光学式検査装置1aにおける光源4に相当)から光P1を照射し、被検査物Abの表面において反射した光(被検出光)をPMT72により検出することによって被検査物Abの表面状態(異物の付着など)を検査する装置である。PMT72には信号処理部73が接続されており、信号処理部73は、上述の光学式検査装置1aにおける光検出用回路10に相当する構成を有している。
なお、表面検査装置1dは、上述した光源71、PMT72および信号処理部73の他に、被検査物Abを支持しつつ移動させる移動機構74と、被検査物Abの表面に対して15°〜20°の低角度で光P1を照射する投光系75と、被検査物Abからの反射光(被検出光)をPMT72へ導く複数の光ファイバ76と、信号処理部73から出力された信号に基づいて被検査物Abの表面状態を判定するデータ処理部77と、判定結果を印刷するプリンタ78とを備えている。
このような表面検査装置においても、ウェハ等の被検査物Abの表面状態によりPMTに過大光が入射する可能性があるが、上述の光学式検査装置1aの構成を備える表面検査装置1dによれば、過大光による裾引き現象を抑え、後続の被検査物Abの表面状態を正確に検査することができる。
本発明による光学式検査装置、ピンホール検査装置、膜厚検査装置、および表面検査装置は、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態に係る光学式検出装置においては演算器の後段に比較器が設けられているが、演算器の後段には、例えば演算器の出力信号をディジタル化して処理する回路など様々な回路が設けられることができる。
光学式検査装置の一実施形態の構成を概略的に示す図である。 光検出部の構成を示す図である。 (a)過大光が入射した際のPMTからの出力電流波形の典型例を示す図である。(b)第2のローパスフィルタ回路によって抽出される低周波成分を示す図である。(c)(a)に示す波形から(b)に示す波形を減算した結果を示す図であり、演算器からの出力信号波形を示している。 I/V変換回路、ローパスフィルタ回路および比較器が直列に接続された従来の光学式検査装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式検査装置と従来の光学式検査装置とを実際に作製し、光をPMTに入射させて比較器への入力電圧を比較した実施例および比較例を示すグラフである。(a)通常想定される異常により発生する光量の被検出光をPMTに入射させた場合における、比較器への入力信号の実測結果である。(b)顕著な欠陥等により発生する過大な被検出光をPMTに入射させた場合における、比較器への入力信号の実測結果である。 従来の光学式検査装置において、ローパスフィルタ回路と比較器との間にハイパスフィルタ回路を設けた場合を示す図である。 (a)PMTの出力電流波形の例として、短時間の矩形パルス電流である波形、および裾引きが生じた波形を示している。(b)図6に示した回路においてハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数が高い場合における、ハイパスフィルタ回路からの出力信号波形を示している。(c)ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数が低い場合における、ハイパスフィルタ回路からの出力信号波形を示している。 光学式検査装置をピンホール検査装置に応用した形態を示す斜視図である。 (a)従来のピンホール検査装置において過大光が入射したときの比較器への入力信号波形を示している。(b)本発明の一実施形態に係るピンホール検査装置において、過大光が入射したときの比較器への入力信号波形を示している。 光学式検査装置を膜厚検査装置に応用した形態を示す図である。 光学式検査装置を、ウェハ等の被検査物の表面状態を検査する表面検査装置に応用した形態を示す図である。
符号の説明
1a…光学式検査装置、1b…ピンホール検査装置、1c…膜厚検査装置、1d…表面検査装置、2,42,62…光検出部、3…光電子増倍管(PMT)、4,41,61,71…光源、5…電圧印加手段、10…光検出用回路、11…I/V変換回路、12,13…ローパスフィルタ回路、14…演算器、15…比較器、16…信号調整回路、31…光電陰極、32…増倍部、33…陽極、34…真空管、101…I/V変換回路、102…ローパスフィルタ回路、103…比較器、104…ハイパスフィルタ回路、A,Aa,Ab…被検査物、I…出力電流、P1…照射光、P2…被検出光。

Claims (5)

  1. 移動中の被検査物に対して光を続けて照射し、該被検査物を通過、透過もしくは反射した光を光電子増倍管により検出することによって前記被検査物を検査するインライン型の光学式検査装置であって、
    前記光電子増倍管からの出力電流を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
    前記電圧信号から所定周波数より小さい低周波成分を抽出するローパスフィルタ回路と、
    前記ローパスフィルタ回路を介して前記電流電圧変換回路と電気的に接続された第1の入力端、および前記ローパスフィルタ回路を介さずに前記電流電圧変換回路と電気的に接続された第2の入力端を有し、前記第1の入力端に入力された信号と前記第2の入力端に入力された信号との差を出力する演算器と
    前記演算器と電気的に接続された入力端を有し、前記演算器の出力信号と閾値との大小を比較する比較器と、
    前記電圧信号が所定値より大きい場合に前記比較器の前記入力端への入力信号を前記閾値より大きくする信号調整回路と
    を備えることを特徴とする、光学式検査装置。
  2. 前記信号調整回路は、前記演算器の前記第2の入力端の電圧またはその相当電圧を分圧する分圧回路、および該分圧回路と前記比較器の前記入力端との間に接続された整流素子を含むことを特徴とする、請求項に記載の光学式検査装置。
  3. 請求項1または2に記載の光学式検査装置を備え、
    前記被検査物に光を照射し、該被検査物を通過した光を前記光電子増倍管により検出することによって前記被検査物におけるピンホールの有無を検査することを特徴とする、ピンホール検査装置。
  4. 請求項1または2に記載の光学式検査装置を備え、
    薄膜状の前記被検査物に光を照射し、該被検査物を透過した光を前記光電子増倍管により検出することによって前記被検査物の膜厚を検査することを特徴とする、膜厚検査装置。
  5. 請求項1または2に記載の光学式検査装置を備え、
    前記被検査物に光を照射し、該被検査物の表面において反射した光を前記光電子増倍管により検出することによって前記被検査物の表面を検査することを特徴とする、表面検査装置。
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