JP2001194014A - 冷凍サイクル装置及び冷凍冷蔵庫 - Google Patents
冷凍サイクル装置及び冷凍冷蔵庫Info
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Abstract
冷凍サイクル効率を大幅に改善した冷凍サイクルを得る
こと。 【解決手段】 圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器
を順次接続してなる蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、
圧縮機より上部に設置された第1の熱交換器と、圧縮機
に設けられた第2の熱交換器とを接続して形成される閉
ループ内に冷媒を封入した自然循環式冷凍サイクルを備
えたものである。
Description
構成する圧縮機の冷却に関するものである。
イクルを示す冷媒回路図である。図において、1は圧縮
機、2は凝縮器、3は絞り装置である毛細管、40は蒸
発器であり、これらは配管で順次接続されて冷凍サイク
ルを構成している。また、9は圧縮機1を冷却するため
の軸流送風機である。
明する。圧縮機1内では、圧縮機1に吸入された低圧の
蒸気冷媒をモータで駆動されるピストンにより高温高圧
の蒸気冷媒に圧縮する。そのため、圧縮機1内部はモー
タの発熱と圧縮仕事とによる発熱のため温度が上昇す
る。圧縮機の入力は、冷媒の圧力を上昇させるための入
力に冷媒の温度を上昇させるための入力を加算したもの
となる。
流送風機9で圧縮機1に強制的に周囲空気をあて冷却を
行なうことにより効率低下を抑制している。
クルの効率をさらに向上させる手段としては次のような
冷凍サイクルが提案されている。図10は例えば特開昭
60−119398号公報に示された従来の冷凍サイク
ルの冷媒回路図である。図において、1は内部が高圧に
保持される横型回転式の圧縮機であり、シリンダ15、
吐出カバー16、ベヤリング17、ビストン18、モー
タ19等で構成されており、シリンダブロック20が圧
縮機1の外殻21に焼きばめされて内部は機械室側22
とモータ室側23とに区画している。
16から機械室側22に吐出され冷凍サイクルの高圧側
に流れ図示していない毛細管、低圧側を経てシリンダ1
5に戻る冷凍サイクルを構成している。24はループ状
の導管であり冷蔵庫の背面(図示せず)にアルミ箔でル
ープ状の導管の凝縮部25を熱交換するように配設しル
ープ状の導管の入口部と出口部とを圧縮機1のモーター
室側23に配管している。また、凝縮部25から入口部
の間の立上り配管は冷蔵庫の断熱材(図示せず)中に埋
設してある。
冷凍サイクルの高圧側に吐出されるのはもちろんのこ
と、ループ状の導管24の内部にも充満し、ループ状の
導管24の凝縮部25と入口部の間は冷蔵庫の断熱材内
に埋設されているのでこの立上り配管と凝縮部25とで
温度差を生じ、凝縮部25で液化してこの密度差でルー
プ状導管24を冷媒が循環し、液冷媒が出口部から圧縮
機1に戻り圧縮機1の冷却を行なう。
は、圧縮機1の効率を高め、信頼性を確保するために圧
縮機1の冷却を軸流送風機9などを用いて空気の強制対
流で行っている。ところが、冷却効率を上げるためには
送風機回転数を大きくしなければならないが、回転数を
大きくすると軸流送風機9による騒音も大きくなるた
め、回転数を大きくすることができず、効率良く圧縮機
1の冷却を行うことができないという問題点があった。
提案されているループ状導管で形成される圧縮機冷却
は、内部が高圧に保持される圧縮機には有効であるが、
内部が低圧に保持されている圧縮機では凝縮部で冷媒が
液化することはないため、圧縮機を効率良く冷却するこ
とができないといった問題点があった。
ためになされたもので、冷凍サイクル中の圧縮機を効率
良く冷却し、冷凍サイクル効率を大幅に改善した冷凍サ
イクルを得ることを目的としている。
クル装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器を
順次接続してなる蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、圧
縮機より上部に設置された第1の熱交換器と、圧縮機に
設けられた第2の熱交換器とを接続して形成される閉ル
ープ内に冷媒を封入した自然循環式冷凍サイクルを備え
たものである。
ものである。
の熱交換器を構成するものである。
を設けて第2の熱交換器を構成するものである。
圧式の圧縮機で構成したものである。
圧式の圧縮機で構成したものである。
熱交換器を、圧縮機より上部に設けた凝縮器の一部とし
て一体に設けたものである。
載の冷凍サイクル装置を搭載し、冷凍冷蔵庫の最上部に
凝縮器を設置したものである。
は野菜室で下部が冷凍室である庫内管理温度帯が異なる
構成としたものである。
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1は実施の
形態1を示す図で、冷凍サイクル装置の冷媒回路図であ
る。図において、1は低圧蒸気冷媒を高温高圧蒸気冷媒
に圧縮する圧縮機、2は高温高圧の蒸気冷媒を凝縮液化
させる第1の凝縮器、3は減圧装置である絞り装置、4
は吸熱により低圧気液二相冷媒は蒸発気化させる第1の
蒸発器であり、これらは配管によって順次接続され蒸気
圧縮式冷凍サイクルを構成している。この蒸気圧縮式冷
凍サイクルの冷媒にはR134aが用いられ、冷凍器油
としてはアルキルベンゼン系油が用いられている。
機1に設けられた第2の熱交換器である第2の蒸発器、
6は圧縮機1より上部に設置された第1の熱交換器であ
る第2の凝縮器であり、これらも配管によって接続され
上記蒸気圧縮式冷凍サイクルとは別の独立した自然循環
式冷凍サイクルを形成している。この自然循環式冷凍サ
イクルの冷媒にはR410aが用いられている。また、
圧縮機1の回転には電動モータを用いている。
作について説明する。圧縮機1から吐出した高温高圧の
蒸気冷媒は第1の凝縮器2で放熱することにより凝縮液
化する。その後、高圧液冷媒は絞り装置3で減圧され低
圧気液二相冷媒となって第1の蒸発器4に流入し、吸熱
により低圧気液二相冷媒は蒸発気化し圧縮機1に吸入さ
れる。圧縮機1に吸入された低圧蒸気冷媒は圧縮機1内
で高温高圧蒸気冷媒まで圧縮される。その圧縮過程にお
いて、冷媒は圧力を上昇させるとともに温度も上昇さ
せ、さらにモータの発熱により圧縮機1本体は高温にな
っている。
5と圧縮機1より上部に設置された第2の凝縮器6とを
配管により接続した冷凍サイクルの動作について説明す
る。高温となった圧縮機1に設置された第2の蒸発器5
内の冷媒は熱源となる圧縮機1の温度により加熱され、
圧縮機1より上部に設置された第2の凝縮器6内に存在
する冷媒の密度より小さくなる。その結果、密度差によ
る自然対流が冷凍サイクル内で発生し、第2の蒸発器5
内で加熱された冷媒は立上り配管を通じて上部の第2の
凝縮器6に流れ込む。流れ込んだ蒸気冷媒は第2の凝縮
器6で放熱し、凝縮液化して凝縮器出口に到達する。
より上部に設置されているために液化した冷媒はその高
低差(ヘッド差)により下部の第2の蒸発器5に流れ込
み、液冷媒は圧縮機1の熱を奪い蒸発気化して再び上部
の第2の凝縮器6に流れ込む自然循環サイクルを形成す
る。この自然循環式冷凍サイクルにより、蒸気圧縮式冷
凍サイクルの圧縮機1を効率良く、しかも入力なしで冷
却することができる。本実施の形態で説明した自然循環
式冷凍サイクルは蒸気圧縮式サイクルの圧縮機1の温度
が周囲温度と同じになるまで動作を続ける。
クルおよび自然循環式冷凍サイクルにおいて用いられる
冷媒としてHFC系冷媒R134aやR410Aで説明
したが、CFC系、HCFC系、HFC系およびHC系
冷媒は勿論、これら以外の冷媒を用いても前述の作用を
得ることができる。また、蒸気圧縮式冷凍サイクルおよ
び自然循環式冷凍サイクルにおいて同じ冷媒を用いても
同様の効果を得ることができる。
クルにおいて用いられる冷凍機油として冷媒と相溶性の
ないアルキルベンゼン系の冷凍機油で説明したが、それ
以外の相溶性の無い冷凍機油や冷媒と相溶性がある冷凍
機油を用いても前述の作用を得ることができる。また、
当然ながら自然循環式冷凍サイクルには冷凍機油を用い
る必要はない。
図で、冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。図におい
て、5は圧縮機1内部に設置された自然循環式冷凍サイ
クル用の第2の蒸発器である。
たことにより、圧縮機1内の冷媒と直接熱交換が行なえ
るため、より効率的に圧縮機1の圧縮部を冷却すること
ができる。さらに、第2の蒸発器5の設置も容易に行う
こともできる。
の場合は圧縮機内部で冷媒が冷却されるため、圧縮機内
部が低圧に保持されている場合と比較して、蒸気圧縮式
冷凍サイクルの第1の凝縮器2で処理すべき能力を抑え
ることができる。このため蒸気圧縮式冷凍サイクルの効
率を向上させることができ、圧縮機内部の温度低下によ
りモータの信頼性も向上する。
来の冷凍サイクルよりも冷媒の圧縮機吐出温度が低下す
るため、凝縮器の大きさを従来のものより小さくして
も、効率を同等にすることができ、冷凍サイクルをコン
パクトにすることが可能となる。
圧縮機の場合は圧縮機内部で冷媒が冷却されるため、従
来に比べ圧縮部に吸入される冷媒の密度が大きくなり、
蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒循環量が多くなる。ま
た、圧縮部吸入温度が低くなることにより、圧縮部から
吐出される冷媒温度も低くなり、圧縮機の信頼性がさら
に向上する。
図で、冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。図におい
て、5は圧縮機1の表面に設置された自然循環式冷凍サ
イクル用の第2の蒸発器である。第2の蒸発器5は通常
の金属配管を圧縮機1に巻きつけたものであり、ロー付
けされている。
ことにより、第2の蒸発器5の配管と高温の圧縮機シェ
ルと熱伝導で熱交換が行なえるため、より効率的に圧縮
機本体を冷却することができる。さらに、第2の蒸発器
5は容易に加工可能であり、設置も容易に行うこともで
きる。
して、通常の金属配管を圧縮機1に巻きつけたものを示
したが、圧縮機シェルに冷媒の流れる流路を設けてこの
流路を第2の蒸発器5としても同様の効果を得ることが
できる。
示す図で、図4は冷凍サイクルを搭載した冷凍冷蔵庫の
正面図、図5は図4に示した冷凍冷蔵庫のA−A断面
図、図6は冷凍冷蔵庫の冷媒回路図、図7は図5に示し
た冷凍冷蔵庫のB−B断面図、図8は本実施の形態と従
来の冷蔵庫の消費電力量測定試験中の圧縮機表面温度の
時間変化を示す図である。図5において、10は記憶装
置等を有する制御基板、11は冷凍室12aに設けられ
た温度センサー、13は冷蔵室、14はこの冷蔵室13
の下部に設けられた野菜室、12aおよび12bは冷凍
室である。
に保持した圧縮機、2aは冷蔵庫の上部に設置した第1
の凝縮器、7は凝縮器用送風機、3は絞り装置、4は冷
蔵庫内に設置した第1の蒸発器で、蒸気圧縮式冷凍サイ
クルを形成している。
銅配管を巻きつけて構成した第2の蒸発器、6は冷蔵庫
の上部に設置された第2の凝縮器であり、これらも配管
によって接続され自然循環式冷凍サイクルを形成してい
る。
4aが用いられ、冷凍器油としてはアルキルベンゼン系
油が用いられ、自然循環式冷凍サイクルの冷媒もR13
4aが用いられている。また、自然循環式冷凍サイクル
の第2の凝縮器6と蒸気圧縮式冷凍サイクルで用いられ
る第1の凝縮器2は共通に凝縮器用送風機7によって循
環する冷蔵庫周囲の空気によって冷却され、空気吸込み
側に蒸気圧縮式冷凍サイクルの第1の凝縮器2をその後
方に自然循環式冷凍サイクルの第2の凝縮器6を設置し
ている。
いて説明する。冷凍冷蔵庫では冷凍室12a内に設けら
れた温度センサー11が、制御基板10内に設けてある
記憶装置に予め記憶されている設定温度Aを検知した場
合、圧縮機1を運転し冷媒を冷凍サイクル内に循環させ
冷凍冷蔵庫内から熱を奪って、冷凍冷蔵庫外にその熱を
放熱することによって冷凍冷蔵庫内を冷却する。
置内に記憶されている設定温度Bを検知すると圧縮機1
の運転を停止させ冷凍冷蔵庫内の冷却を停止する。この
ように冷凍冷蔵庫では圧縮機1を発停させることによっ
て、冷蔵庫内の温度が一定の温度範囲内になるように温
度制御を行なっている。
ルにおける圧縮機運転中の冷媒の流れについて説明す
る。圧縮機1から吐出された高圧高温の蒸気冷媒は冷凍
冷蔵庫天面に設置された強制空冷凝縮器2aで凝縮器用
送風機7によって冷凍冷蔵庫外の空気と熱交換させるこ
とにより放熱凝縮する。さらに冷蔵庫側面の断熱材と外
箱の間に設けられた自然対流凝縮器2bと冷蔵庫正面の
扉周囲に設けられた自然対流凝縮器2cで冷蔵庫外の空
気と熱交換することにより凝縮液化する。高圧液冷媒は
絞り装置3で減圧され低圧低温の気液二相冷媒となり冷
凍室に設置された第1の蒸発器4で蒸発器用送風機8で
庫内を循環している空気と熱交換を行ない、庫内空気の
熱を奪い蒸発気化する。その後、圧縮機1内に環流し、
高温の圧縮機内でさらに加熱され再び圧縮される。
イクルの動作について説明する。蒸気圧縮式冷凍サイク
ルの圧縮機動作中の冷凍冷蔵庫において、圧縮機1の温
度は圧縮機1の運転・停止にかかわらず冷凍冷蔵庫の周
囲空気温度より高くなっている。圧縮機1に設けられた
第2の蒸発器5内に存在する液冷媒は高温の圧縮機1に
より加熱され蒸発気化する。従って、冷凍冷蔵庫の上部
に設置された第2の凝縮器6内に存在する液冷媒の密度
より小さくなり、蒸気冷媒は立上り配管を通じて冷蔵庫
上部の第2の凝縮器6に流れ込む。第2の凝縮器6に流
れ込んだ蒸気冷媒は凝縮器用送風機7によって循環する
冷蔵庫の周囲空気により冷却され、蒸気冷媒は圧縮機1
で吸熱した熱を放熱し、凝縮液化して第2の凝縮器6の
出口に到達し、冷蔵庫下部の第2の蒸発器5に流れ込
む。
差と冷蔵庫上部に設けられた第2の凝縮器6と冷蔵庫下
部に設けられた第2の蒸発器5の高低差(ヘッド差)に
より、冷媒が循環する自然循環サイクルが形成され、冷
蔵庫下部の圧縮機1を冷却することができる。また、圧
縮機1停止中に凝縮器用送風機7を停止させても第2の
凝縮器6は自然対流による熱交換を周囲の空気と行なう
ため前記動作を継続して行うことができる。従って、圧
縮機停止中に凝縮器用送風機7を停止しても圧縮機1の
冷却を行なう。
機表面温度が従来の冷凍冷蔵庫に比べ5℃から10℃低
下していることがわかる。また、圧縮機停止中に従来の
冷凍冷蔵庫では表面温度が上昇して行くが、本実施の形
態では逆に低下している。これらより、本実施の形態は
従来の冷凍冷蔵庫に比べ圧縮機を十分に冷却している。
また、自然循環式冷凍サイクルを用いて圧縮機を冷却し
た冷凍冷蔵庫の消費電力量は従来の送風機による圧縮機
の冷却を行った場合に比べ消費電力量が低減される。
より、従来の圧縮機冷却方法の一つである送風機による
空気冷却に比べ、冷媒の蒸発潜熱を利用した本実施の形
態の方が低騒音で圧縮機の冷却能力が大幅に向上するこ
とができる。さらに、送風機による冷却では、冷蔵庫の
消費電力量を低減するために圧縮機停止中は圧縮機冷却
用送風機も停止させているが、本実施の形態によれば冷
蔵庫上部の凝縮器用送風機を停止させても、自然循環圧
縮機冷却サイクルは停止することはなく常に圧縮機を冷
却しつづけることができる。このように圧縮機を周囲温
度まで冷却可能となるため、圧縮機内を低圧に保持した
圧縮機では圧縮機内での冷媒の加熱による損失を抑える
ことができるため冷凍冷蔵庫の消費電力量を大幅に低減
することができ、圧縮機の信頼性も大幅に向上させるこ
とができる。
冷凍冷蔵の上部に配置しているため、冷凍冷蔵庫の最上
部に設置された第1の凝縮器および第2の凝縮器と冷蔵
庫内との温度差が冷凍室配置した場合と比べ小さくなる
ため、冷蔵庫内への熱負荷を低減することができ消費電
力量を低減することができる。
機冷却サイクル凝縮器を同じ場所に設置したため送風機
が1台で済み、冷蔵庫のコストを低く抑えることが可能
となる。さらに、凝縮器用送風機が故障しても自然対流
による熱交換が行なわれるため圧縮機を冷却することが
可能なため、冷凍冷蔵庫の信頼性をさらに向上させるこ
とができる。
機冷却用の送風機を設置していた空間が必要無いため、
冷蔵庫の庫内の容積を拡大することもできる。
クルおよび自然循環圧縮機冷却サイクルにおいて用いら
れる冷媒としてHFC系冷媒R134aで説明したが、
CFC系、HCFC系、HFC系およびHC系冷媒は勿
論、これら以外の冷媒を用いても前述の作用を得ること
ができる。また、蒸気圧縮式冷凍サイクルおよび自然循
環圧縮機冷却サイクルにおいて異なる冷媒を用いても同
様の効果を得ることができる。
クルにおいて用いられる冷凍機油として冷媒と相溶性の
ないアルキルベンゼン系の冷凍機油で説明したが、それ
以外の相溶性の無い凍機油や冷媒と相溶性がある冷凍機
油を用いても前述の作用を得ることができる。
縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器を順次接続してな
る蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、圧縮機より上部に
設置された第1の熱交換器と、圧縮機に設けられた第2
の熱交換器とを接続して形成される閉ループ内に冷媒を
封入した自然循環式冷凍サイクルを備えたので、低騒
音、低入力で圧縮機を冷却する効果が得られ、冷凍サイ
クルの消費電力量を低減する効果が得られる。
もので、直接冷媒を冷却することができる効果が得られ
る。
の熱交換器を構成することにより、容易に圧縮機冷却用
の蒸発器となる第2の熱交換器を取りつけることがで
き、圧縮機を冷却する効果が得られる。
を設けて第2の熱交換器を構成することにより、さらに
低騒音、低入力で圧縮機を冷却する効果が得られ、冷凍
サイクルの消費電力量を低減する効果が得られる。
圧式の圧縮機で構成したので、圧縮機が吸入する冷媒が
直接モータや圧縮室を冷却することができ、効率を改善
し冷凍能力を増大させる効果が得られる。
圧式の圧縮機で構成したので、凝縮器での熱交換量を低
減でき、凝縮器を小さくできる効果が得られる。
熱交換器を、圧縮機より上部に設けた凝縮器の一部とし
て一体に設けたので、コストを低減し、自然循環用凝縮
器となる第1の熱交換器の設置スペースを削減できる効
果が得られる。
載の冷凍サイクル装置を搭載し、冷凍冷蔵庫の最上部に
凝縮器を設置したので、低騒音、低入力で冷凍冷蔵庫の
圧縮機を冷却する効果が得られ、冷凍冷蔵庫の消費電力
量を低減する効果が得られる。
は野菜室で下部が冷凍室である庫内管理温度帯が異なる
構成としたので、冷凍冷蔵庫への熱負荷を低減させ、低
騒音、低入力で冷凍冷蔵庫の圧縮機を冷却する効果が得
られ、冷凍冷蔵庫の消費電力量を低減する効果が得られ
る。
の冷媒回路図である。
の冷媒回路図である。
の冷媒回路図である。
図である。
図である。
の冷媒回路図である。
断面図である。
温度の時間変化を表した図である。
ある。
す冷媒回路図である。
器、2b 冷蔵庫側面の断熱材と外箱の間に設けられた
自然対流、2c 冷蔵庫正面の扉周囲に設けられた自然
対流凝縮器、3 絞り装置、4 第1の蒸発器、5 圧
縮機に設けられた第2の蒸発器、6 圧縮機より上部に
設けられた第2の凝縮器、7 凝縮器用送風機、8 蒸
発器用送風機、9 圧縮機冷却用送風機、10 制御基
板、11温度センサー、12a,12b 冷凍室、13
冷蔵室、14 野菜室。
Claims (9)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器
を順次接続してなる蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、 前記圧縮機より上部に設置された第1の熱交換器と、前
記圧縮機に設けられた第2の熱交換器とを接続して形成
される閉ループ内に冷媒を封入した自然循環式冷凍サイ
クルを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項2】 前記第2の熱交換器を前記圧縮機内に備
えたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装
置。 - 【請求項3】 前記圧縮機表面に配管を巻きつけて前記
第2の熱交換器を構成することを特徴とする請求項1記
載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項4】 前記圧縮機のシェルに冷媒の流れる流路
を設けて前記第2の熱交換器を構成することを特徴とす
る請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項5】 前記圧縮機を内部が低圧に保持された低
圧式の圧縮機で構成したことを特徴とする請求項1記載
の冷凍サイクル装置。 - 【請求項6】 前記圧縮機を内部が高圧に保持された高
圧式の圧縮機で構成したことを特徴とする請求項1記載
の冷凍サイクル装置。 - 【請求項7】 前記圧縮機より上部に設置された前記第
1の熱交換器を、前記圧縮機より上部に設けた前記凝縮
器の一部として一体に設けたことを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の冷凍サイクル装置を搭載
し、当該冷凍冷蔵庫の最上部に前記凝縮器を設置したこ
とを特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 【請求項9】 当該冷凍冷蔵庫を、上部が冷蔵室もしく
は野菜室で下部が冷凍室である庫内管理温度帯が異なる
構成としたことを特徴とする請求項8記載の冷凍冷蔵
庫。
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