JP2001193276A - 作業台 - Google Patents

作業台

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JP2001193276A
JP2001193276A JP2000007315A JP2000007315A JP2001193276A JP 2001193276 A JP2001193276 A JP 2001193276A JP 2000007315 A JP2000007315 A JP 2000007315A JP 2000007315 A JP2000007315 A JP 2000007315A JP 2001193276 A JP2001193276 A JP 2001193276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の脚立に比べて安全性が高くかつ作業効
率が良い作業台を提供する。 【解決手段】 作業台は、左右支柱3,4および左右支柱3,
4間に渡し止められた複数の踏桟5,5A,6,6Aよりなる前後
一対の脚1,2と、前後脚1,2の上端部同士を互いに回動し
うるように連結する連結部材と、前後脚1,2の上部の踏
桟5A,6A間に渡し止められた作業床11とを備えている。
作業床11は、前脚1の踏桟5Aに前ヒンジ手段23を介して
回動自在に取り付けられた前足場板21と、後脚2の踏桟6
Aに後ヒンジ手段24を介して回動自在に取り付けられた
後足場板22と、両足場板21,22同士を折り畳み可能に結
合する中央ヒンジ手段25とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業台に関し、
特に、脚立に代えて使用することができ、かつ、脚立に
比べてその安全性および作業性を向上させた作業台に関
する。
【0002】
【従来の技術】左右支柱および左右支柱間に渡し止めら
れた複数の踏桟よりなる前後一対の脚と、前後脚の上端
部に設けられた天板と、前後脚の上端部同士を互いに回
動しうるように連結する連結部材とを備えている脚立
は、従来よりよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の脚立では、天
板の上に立って作業をしないように作業標準が決められ
ているが、この標準を守らずに作業が行われることもあ
り、安全性の向上が課題となっている。
【0004】この発明の目的は、従来の脚立に比べて安
全性が高くかつ作業効率が良い作業台を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による作業台は、左右支柱および左右支柱間に渡し止
められた複数の踏桟よりなる前後一対の脚と、前後脚の
上端部同士を互いに回動しうるように連結する連結部材
と、前後脚の上部の踏桟間に渡し止められた作業床とを
備えており、作業床は、前脚の踏桟に前ヒンジ手段を介
して回動自在に取り付けられた前足場板と、後脚の踏桟
に後ヒンジ手段を介して回動自在に取り付けられた後足
場板と、両足場板同士を折り畳み可能に結合する中央ヒ
ンジ手段とよりなるものである。
【0006】この発明の作業台によると、作業者は、天
板でなく作業床上で作業を行うことになり、その安全が
確保される。また、作業終了後は、前後脚同士がほぼ平
行となるように脚および作業床を折り畳むことにより、
小さなスペースに収納することができる。
【0007】前脚の左右支柱の上端部間に、安全バーが
渡し止められていることが好ましい。このようにする
と、安全バーによって作業者の落下が防止され、また、
安全バーを手でつかんでの作業が可能となり、より安全
性が向上する。
【0008】前後いずれか一方の脚に、折り畳まれた作
業台を運搬する際に使用されるキャスタが支持装置を介
して取り付けられており、キャスタ支持装置は、前後い
ずれか一方の脚の左右支柱の下端部に着脱自在に取り付
けられた固定ブラケットと、キャスタを支持しかつ支柱
の長さ方向とほぼ平行な軸を中心に回動しうるように固
定ブラケットに取り付けられた可動ブラケットとを備
え、可動ブラケットが、前後方向外側に張り出したキャ
スタ使用位置と張り出さないキャスタ収納位置とに回動
可能とされており、可動ブラケットに、キャスタ収納位
置にあるときに固定ブラケットが取り付けられていない
方の脚の左右支柱の下端部に係合する開き止め用係合部
が設けられていることがある。このようにすると、作業
台使用前後にキャスタを使って容易に運搬することがで
き、保管時には、キャスタを支持している可動ブラケッ
トを回動させて、キャスタを邪魔にならないように収納
することができ、同時に、その開き止め用係合部を固定
ブラケットが取り付けられていない方の脚の左右支柱の
下端部に係合させることにより、別途の開き止めを設け
ることなく、前後脚同士の開き止めが果たされる。
【0009】そして、固定ブラケットと可動ブラケット
とは、弾性部材によって上下いずれか一方に付勢された
連結ピンで結合されており、連結ピンは、付勢方向に移
動することによって可動ブラケットの回動を阻止するロ
ック位置と、付勢方向と逆向きに押されることによりそ
の回動を許容するアンロック位置とに移動可能とされて
いることが好ましい。このようにすると、連結ピンを押
すだけの操作により、キャスタを収納状態と使用状態と
に容易に切り換えることができる。
【0010】各ヒンジ手段は、丁番であってもよいが、
前後足場板に連結部材を介在させるとともに、踏桟、前
後足場板および連結部材を押出型材製とし、各ヒンジ構
成部をこれらに一体に形成することが好ましい。例え
ば、中央ヒンジ手段は、前足場板の後縁部に設けられた
第1ヒンジ構成部と、後足場板の前縁部に設けられた第
2ヒンジ構成部と、第1ヒンジ構成部に回動可能に嵌め
合わされている第3ヒンジ構成部および第2ヒンジ構成
部に回動可能に嵌め合わされている第4ヒンジ構成部を
有する連結部材とよりなり、前足場板の後縁部に設けら
れた第1ヒンジ構成部と、後足場板の前縁部に設けられ
た第2ヒンジ構成部と、連結部材の前部に設けられかつ
第1ヒンジ構成部に回動可能に嵌め合わされている第3
ヒンジ構成部と、連結部材の後部に設けられかつ第2ヒ
ンジ構成部に回動可能に嵌め合わされている第4ヒンジ
構成部とよりなり、前ヒンジ手段は、前足場板の前縁部
に設けられた第5ヒンジ構成部と、前脚の踏桟に設けら
れかつ第5ヒンジ構成部に回動可能に嵌め合わされてい
る第6ヒンジ構成部とよりなり、後ヒンジ手段は、後足
場板の後縁部に設けられた第7ヒンジ構成部と、後脚の
踏桟に設けられかつ第7ヒンジ構成部に回動可能に嵌め
合わされている第8ヒンジ構成部とよりなり、前後足場
板の左右端面に、前後足場板に対する連結部材の左右移
動を規制するサイドカバーが取り付けられ、前足場板の
前端部と前脚の左右支柱との間および後足場板の後端部
と後脚の左右支柱との間に、左右支柱に対する前後足場
板の左右移動を規制する足場板がたつき防止部が介在さ
せられている構成とされる。このようにすると、前後足
場板に対して連結部材をスライドさせるだけで、前後足
場板同士を連結部材を介して結合することできるので、
組立工数が減少でき、サイドカバーによって連結部材の
抜け止めが果たされ、足場板がたつき防止部によって前
後足場板の左右移動が規制されて足場板のがたつきが防
止される。
【0011】前後足場板がたつき防止部がサイドカバー
に一体に設けられるとともに、前側の足場板がたつき防
止部に、第6ヒンジ構成部に回動可能に嵌め合わせられ
ているヒンジ構成部が設けられ、後側の足場板がたつき
防止部に、第8ヒンジ構成部に回動可能に嵌め合わせら
れているヒンジ構成部が設けられていることがある。こ
のようにすると、サイドカバーは、連結部材の抜け止め
作用だけでなく、足場板がたつき防止および足場板位置
決め作用も兼ねることができ、部品数を少なくすること
ができる。
【0012】また、第5ヒンジ構成部および第7ヒンジ
構成部は、半円より大きい横断面円弧状の内周面を有す
るフック状とされ、第6ヒンジ構成部および第8ヒンジ
構成部は、略円筒状で周壁の対向する部分が狭められた
踏桟により形成されていることがある。この場合に、第
6ヒンジ構成部および第8ヒンジ構成部の円弧面は、上
および下に位置させられ、第5ヒンジ構成部および第7
ヒンジ構成部は、これらに上から嵌め合わされる。した
がって、第5ヒンジ構成部および第7ヒンジ構成部が、
通常の使用状態から第6ヒンジ構成部および第8ヒンジ
構成部に対して所定角度回動させられた際に、取り外し
可能(したがって、取り付け可能)とされていることが
ある。このようにすると、ヒンジ手段の構成が簡単とな
り、部品形状を簡素化することができる。この場合に、
足場板がたつき防止部は、円筒状とされて、踏桟に嵌め
被せられ、第5および第7ヒンジ構成部と左右支柱との
間に介在される。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。この明細書において、前後およ
び左右は、台上で作業を行う者から見ていうものとす
る。
【0014】この発明による作業台は、図1から図3ま
でに示すように、左右支柱(3)(4)および支柱(3)(4)間に
渡し止められた複数(4段)の踏桟(5)(5A)(6)(6A)より
なる前後一対の脚(1)(2)と、左右支柱(3)(4)の上端部に
固定され前後脚(1)(2)の上端部同士を互いに回動しうる
ように連結する連結部材(7)(8)と、各支柱(3)(4)の下端
部に下から被せられた支柱端具(9)(10)と、前後脚(1)
(2)の上部(この実施形態では最上段)の踏桟(5A)(6A)
間に渡し止められた方形の作業床(11)と、前脚(1)の左
右支柱(3)の上端部間に渡し止められた安全バー(12)
と、後脚(2)の左右支柱(4)の下端部にキャスタ支持装置
(14)を介して取り付けられた運搬用キャスタ(13)とを備
えている。
【0015】この作業台は、図2に示すように、作業床
(11)の上に立って作業を行うものであり、使用後は、図
3に示すように、作業床(11)を折り畳み、キャスタ(13)
を使用して簡単に持ち運びできるようになされている。
【0016】各支柱(3)(4)および踏桟(5)(5A)(6)(6A)
は、いずれもアルミニウム押出形材製で、各支柱(3)(4)
は、横断面コ字形に形成されており、各踏桟(5)(5A)(6)
(6A)は、横断面略台形の中空状に形成されている。
【0017】作業床(11)は、図4から図6までに示すよ
うに、左右に長い長方形のアルミニウム押出形材製前後
足場板(21)(22)と、前後足場板(21)(22)の間に介在され
ているアルミニウム押出形材製連結部材(28)と、前後足
場板(21)(22)の左右端面に被せられた合成樹脂製の前後
サイドカバー(26)とを備えている。後述するように、前
足場板(21)が、前脚(1)の最上段の踏桟(5A)に前ヒンジ
手段(23)を介して回動自在に取り付けられ、後足場板(2
2)が、後脚(2)の最上段の踏桟(6A)に後ヒンジ手段(24)
を介して回動自在に取り付けられており、両足場板(21)
(22)同士が、中央ヒンジ手段(25)によって逆V字状に折
り畳み可能に結合されている。
【0018】前後足場板(21)(22)は、前後壁(21a)(21b)
(22a)(22b)および上下壁(21c)(21d)(22c)(22d)を有する
断面略方形の中空状に形成されており、前壁(21a)(22a)
と後壁(21b)(22b)との間に、2つの補強壁(21e)(22e)が
設けられている。
【0019】各ヒンジ手段(23)(24)(25)は、最上段の踏
桟(5A)(6A)、前後足場板(21)(22)および連結部材(28)
に、ヒンジ構成部(31)(32)(33)(34)(35)(36)(37)(38)を
一体形成することにより得られている。すなわち、中央
ヒンジ手段(25)は、前足場板(21)の後縁部に形成された
第1ヒンジ構成部(31)と、後足場板(22)の前縁部に形成
された第2ヒンジ構成部(32)と、連結部材(28)の前部に
形成された第3ヒンジ構成部(33)と、連結部材(28)の後
部に形成された第4ヒンジ構成部(34)とよりなり、前ヒ
ンジ手段(23)は、前足場板(21)の前縁部に形成された第
5ヒンジ構成部(35)と、前脚(1)の最上段の踏桟(5A)に
形成された第6ヒンジ構成部(36)とよりなり、後ヒンジ
手段(24)は、後足場板(22)の後縁部に形成された第7ヒ
ンジ構成部(37)と、後脚(2)の最上段の踏桟(6A)に形成
された第8ヒンジ構成部(38)とよりなる。
【0020】図5および図6に詳しく示すように、前足
場板(21)の後縁部下面には、後方に開口した凹溝(41)が
設けられており、後足場板(22)の前縁部下面には、前方
に開口した凹溝(51)が設けられている。前足場板(21)の
凹溝(41)は、凹円弧状の曲線状壁部(42)と、これの下縁
から後方にのびる直線状壁部(43)とによって形成されて
いる。曲線状壁部(42)の外周には、カバー(26)を取り付
けるタッピンねじ(27)(図4参照)をねじ込むための断
面C状の溝(44)が形成されている。同様に、後足場板(2
2)の凹溝(51)は、凹円弧状の曲線状壁部(52)と、これの
下縁から前方にのびる直線状壁部(53)とによって形成さ
れており、曲線状壁部(52)の外周には、サイドカバー(2
6)を取り付けるタッピンねじ(27)をねじ込むための断面
C状の溝(54)が形成されている。連結部材(28)は、図7
に拡大して示すように、水平な上壁(28a)と、横断面鉤
形の前後壁(28b)(28c)とよりなり、図5に示す作業台使
用状態において、その前部が、前足場板(21)の凹溝(41)
に、その後部が、後足場板(22)の凹溝(51)に、相対的に
回動可能なように嵌め入れられている。各凹溝(41)(51)
の直線状壁部(43)(53)の後縁には、上方にのびかつ連結
部材(28)の前後壁(28b)(28c)の下縁部に係合する係合部
(45)(55)が設けられている。
【0021】また、前脚(1)の最上段の踏桟(5A)の上面
には、後方に開口した凹溝(61)が設けられており、後脚
(2)の最上段の踏桟(6A)の上面には、前方に開口した凹
溝(71)が設けられている。各凹溝(61)(71)は、いずれも
円弧状の2つの曲線状壁部(62)(63)(72)(73)によって形
成されている。そして、前足場板(21)の前縁部上面に
は、前脚(1)の最上段の踏桟(5A)の凹溝(61)に相対的に
回動可能に嵌め合わされる凸部(64)が前方突出状に設け
られ、後足場板(22)の後縁部上面には、後脚(2)の最上
段の踏桟(6A)の凹溝(71)に相対的に回動可能に嵌め合わ
される凸部(74)が後方突出状に設けられている。各凸部
(64)(74)は、短い直線状壁部(65)(75)および長い円弧状
壁部(66)(76)からなる。図5に示す作業台使用状態にお
いて、円弧状壁部(66)(76)の先端面が凹溝(61)(71)の奥
の面に当たるようになされている。
【0022】図7に示すように、連結部材(28)の前壁(2
8b)は、前方下向きに曲がった横断面円弧状の屈曲部(4
6)と、屈曲部(46)の前縁に連なる後向き折返し状係合部
(47)とよりなり、同後壁(28c)は、後方下向きに曲がっ
た横断面円弧状の屈曲部(48)と、屈曲部(48)の後縁に連
なる前向き折返し状係合部(49)とよりなる。第3ヒンジ
構成部(33)は、折返し状係合部(47)後縁に設けられかつ
点Aを中心とする円の後半部の円周面を有する小径円弧
状面(47a)と、屈曲部(46)外周に設けられかつ小径円弧
状面(47a)と同心の4分の1円の円周面を有する大径円
弧状面(46a)とを有している。また、第1ヒンジ構成部
(31)は、凹溝(41)の曲線状壁部(42)の内周に設けられか
つ第3ヒンジ構成部(33)の大径円弧状面(46a)に曲率半
径がほぼ等しい4分の1円の円周面を有する大径円弧状
面(42a)と、同直線状壁部(43)の後縁上面から係合部(4
5)の基部にかけて設けられかつ第3ヒンジ構成部(33)の
小径円弧状面(47a)に曲率半径がほぼ等しい4分の1円
の円周面を有する小径円弧状面(43a)とを有している。
【0023】第2ヒンジ構成部(32)および第4ヒンジ構
成部(34)は、第1ヒンジ構成部(31)および第2ヒンジ構
成部(32)と対称となるように形成されている。すなわ
ち、第4ヒンジ構成部(34)は、折返し状係合部(49)後縁
に設けられかつ点Bを中心とする円の後半部の円周面を
有する小径円弧状面(49a)と、屈曲部(48)外周に設けら
れかつ小径円弧状面(49a)と同心の4分の1円の円周面
を有する大径円弧状面(48a)とを有している。また、第
2ヒンジ構成部(32)は、凹溝(51)の曲線状壁部(52)の内
周に設けられかつ第4ヒンジ構成部(34)の大径円弧状面
(48a)に曲率半径がほぼ等しい4分の1円の円周面を有
する大径円弧状面(52a)と、同直線状壁部(53)の後縁上
面から係合部(55)の基部にかけて設けられかつ第4ヒン
ジ構成部(34)の小径円弧状面(49a)に曲率半径がほぼ等
しい4分の1円の円周面を有する小径円弧状面(53a)と
を有している。
【0024】図8に示すように、前足場板(21)の凸部(6
4)の短い直線状壁部(65)の前縁には、点Cを中心とする
円の前半部および後半部の下半部の円周面を有する膨ら
み部(67)が形成されており、第5ヒンジ構成部(35)は、
この膨らみ部(67)の外周面(67a)と、長い円弧状壁部(6
6)の内周および外周に設けられかつ膨らみ部(67)の外周
面(67a)と同心の4分の1より大きい円の円周面を有す
る円弧状内周面(66a)および円弧状外周面(66b)とからな
る。そして、第6ヒンジ構成部(36)は、前脚(1)の最上
段の踏桟(5A)の凹溝(61)を形成する上側の曲線状壁部(6
2)の上面に設けられかつ膨らみ部(67)の外周面(67a)に
曲率半径がほぼ等しい半円の円周面を有する小径凹円弧
状面(62a)と、曲線状壁部(62)の下面に設けられかつ第
5ヒンジ構成部(35)の円弧状内周面(66a)に曲率半径が
ほぼ等しい半円の円周面を有する凸円弧状面(62b)と、
前脚(1)の最上段の踏桟(5A)の凹溝(61)を形成する下側
の曲線状壁部(63)に設けられかつ第5ヒンジ構成部(35)
の円弧状外周面(66b)に曲率半径がほぼ等しい4分の1
円の円周面を有する大径凹円弧状面(63a)とからなる。
【0025】第7ヒンジ構成部(37)および第8ヒンジ構
成部(38)は、第5ヒンジ構成部(35)および第6ヒンジ構
成部(36)と対称となるように形成されている。
【0026】図5に示す作業台を開いた使用状態におい
て、前足場板(21)の後壁(21b)と後足場板(22)の前壁(22
a)とが突き合わされるとともに、前脚(1)の最上段の踏
桟(5A)の凹溝(61)に前足場板(21)の凸部(64)の円弧状壁
部(66)が嵌め入れられ、後脚(2)の最上段の踏桟(6A)の
凹溝(71)に後足場板(22)の凸部(74)の円弧状壁部(76)が
嵌め入れられることにより、前足場板(21)および後足場
板(22)が連結部材(28)に対して上方へ回動することが阻
止されるとともに、前後の脚(1)(2)が前足場板(21)およ
び後足場板(22)に対して回動することも阻止されてい
る。そして、この状態から、両足場板(21)(22)が逆V字
状となるように力を加えると、図7および図8に示すよ
うに、前足場板(21)の後壁(21b)と後足場板(22)の前壁
(22a)とが互いに開いていくとともに、最上段の踏桟(5
A)(6A)の凹溝(61)(71)から前後足場板(21)(22)の凸部(6
4)(74)が抜け出し、最終的に、前足場板(21)が約90°
下方に回動し、後足場板(22)も約90°下方に回動し、
同時に、前後脚(1)(2)が前後足場板(21)(22)に対してそ
れぞれ約75°回動することにより、図6に示す折り畳
み状態が得られる。
【0027】図4において、前後足場板(22)の左右幅
は、左右支柱(3)(4)間の内法よりも狭くなされており、
後足場板(22)の左端面に被せられるサイドカバー(26)に
は、後足場板(21)の前後壁(22a)(22b)または補強壁(22
e)に当てられる3つのカバーずれ防止部(26a)と、後足
場板(22)の後端部と後脚(2)の左右支柱(4)との間に嵌め
入れられて左右支柱(4)に対する後足場板(22)の左右移
動を規制している足場板がたつき防止部(26b)とが設け
られている。足場板がたつき防止部(26b)は、その横断
面形状が後足場板(22)の凸部(74)の横断面形状と同じに
なるように形成されているもので、これにより、図示し
たサイドカバー(26)の足場板がたつき防止部(26b)に
は、第8ヒンジ構成部(38)に回動可能に嵌め合わせられ
るヒンジ構成部が形成されている。前足場板(21)の右端
面に被せられるサイドカバー(26)は、図示したものと同
じ形状のもので、前足場板(21)の左端面および後足場板
(22)の右端面に被せられるサイドカバー(26)は、図に示
したものと対称に形成される。こうして、前側の足場板
がたつき防止部(26b)には、第6ヒンジ構成部(36)に回
動可能に嵌め合わせられているヒンジ構成部が形成され
ている。また、前側のサイドカバー(26)は、連結部材(2
8)の前部を含む前足場板(21)の端面全面を覆い、後側の
サイドカバー(26)は、連結部材(28)の後部を含む後足場
板(22)の端面全面を覆うようになされており、これによ
って、連結部材(28)の前後足場板(21)(22)に対する左右
移動が阻止されている。
【0028】なお、前後足場板(21)(22)は、踏桟(5A)(6
A)に対して所定角度(約110°程度)以上回動させる
ことにより、踏桟(5A)(6A)から外すことができる。した
がって、図9に示すように、所定角度以上回動させた状
態で、足場板(22)を支柱(4)に沿って上方から接近させ
て踏桟(5A)(6A)に当て、折畳み方向とは逆方向にこれを
回動させることにより、足場板(22)の凸部(74)の曲線状
壁部(76)を踏桟(5A)(6A)の凹溝(71)に嵌め入れることが
できる。また、連結部材(28)は、前後足場板(21)(22)に
対してスライド可能であり、前足場板(21)付きの前脚
(1)と後足場板(22)付きの後脚(2)とを対向させて、連結
部材(28)をスライドさせて両足場板(21)(22)の凹溝(41)
(51)に嵌め入れることにより、連結部材(28)によって足
場板(21)(22)付き脚(1)(2)同士が連結される。この後、
サイドカバー(26)を被せることにより、作業台を容易に
組み立てることができる。
【0029】この作業台によると、図2に示すように、
作業者は、広い作業床(11)上で安定した作業を行うこと
ができ、また、必要に応じて、安全バー(12)を手でつか
むことによって、より安全な作業を行うことができる。
そして、使用後には、作業床(11)を逆V字状に折り畳む
とともに、前後脚(1)(2)同士をこれらがほぼ平行となる
ように重ねることにより、コンパクトに収納することが
できる。
【0030】図10から図13までに示すように、キャ
スタ支持装置(14)は、後脚(2)の左右支柱(4)の下端部に
取り付けられた固定ブラケット(81)と、キャスタ(13)を
支持しかつ固定ブラケット(81)に支持された可動ブラケ
ット(82)と、両ブラケット(81)(82)を結合する連結ピン
(83)と、連結ピン(83)に嵌められた圧縮コイルばね(84)
と、固定ブラケット(81)を支柱(4)に取り付ける蝶ボル
ト(85)とを備えている。
【0031】固定ブラケット(81)は、内壁(91a)、外壁
(91b)および後壁(91c)からなるコ字形の取付部(91)と、
取付部(91)の外壁(91b)の上下縁の中央部から外方に張
り出した上下一対の対向壁(92a)(92b)からなる連結部(9
2)とからなる。取付部(91)の外壁(91b)の前端部には、
ボルト挿通孔(93)があけられ、同内壁(91a)の前端部に
は、貫通めねじ部(94)が設けられている。固定ブラケッ
ト(81)は、その取付部(91)が支柱(4)に後方から嵌め合
わされ、その内外壁(91a)(91b)が支柱(4)を挟んだ状態
で、外壁(91b)のボルト挿通孔(93)に外側から通された
蝶ボルト(85)が、内壁(91a)のめねじ部(94)にねじ込ま
れることにより、支柱(4)に着脱自在に取り付けられて
いる。
【0032】可動ブラケット(82)は、内壁(95a)、外壁
(95b)および前壁(95c)からなるコ字形のキャスタ取付部
(95)と、キャスタ取付部(95)の前壁(95c)から前方に張
り出した上下一対の対向壁(96a)(96b)からなる連結部(9
6)と、キャスタ取付部(95)の内壁(95a)から内方に突出
した前後一対の対向壁(97a)(97b)からなる開き止め用係
合部(97)とからなる。
【0033】連結ピン(83)は、軸部(98)と、軸部(98)の
下端に設けられた頭部(99)とよりなる。軸部(98)の中間
部分に、環状溝(98a)が設けられ、頭部(99)に、上方に
突出した前後一対の突起(99a)(99b)が設けられている。
【0034】固定ブラケット(81)の連結部(92)の対向壁
(92a)(92b)および可動ブラケット(82)の連結部(96)の対
向壁(96a)(96b)には、それぞれ連結ピン挿通孔(100)(10
1)が設けられており、固定ブラケット(81)と可動ブラケ
ット(82)とは、それぞれの連結部(92)(96)同士が重ね合
わされて、それらの対向壁(92a)(92b)(96a)(96b)のピン
挿通孔(100)(101)に連結ピン(83)が下から挿通されるこ
とにより結合されている。これにより、可動ブラケット
(82)は、固定ブラケット(81)に対して、連結ピン(83)の
軸を中心として回動可能とされている。固定ブラケット
(81)の連結部(92)の各対向壁(92a)(92b)の前後幅は、可
動ブラケット(82)の連結部(96)の各対向壁(96a)(96b)の
前後幅よりも狭くなされ、両連結部(92)(96)同士が、可
動ブラケット(82)の対向壁(96a)(96b)が固定ブラケット
(81)の対向壁(92a)(92b)を挟むようにかつそれらの対向
壁(92a)(92b)(96a)(96b)の前縁同士を一致させるように
して、互いに重ね合わせられている。各対向壁(92a)(92
b)(96a)(96b)の前縁部には、方形の切欠き(102)(103)が
同位置に設けられており、さらに、固定ブラケット(81)
の対向壁(92a)(92b)の後縁部には、方形の切欠き(104)
が設けられ、可動ブラケット(82)の対向壁(96a)(96b)の
後縁部近くには、方形の貫通孔(105)が設けられてい
る。
【0035】連結ピン(83)の頭部(99)の前後突起(99a)
(99b)は、通常(作業台の使用時および運搬時)、前の
突起(99a)が各対向壁(92a)(92b)(96a)(96b)の前の切欠
き(103)(102)に、後の突起(99b)が可動ブラケット(82)
の下側の対向壁(96b)の方形貫通孔(105)に嵌まり合って
いる。この状態で、軸部(98)の環状溝(98)は、固定ブラ
ケット(81)の上側の対向壁(92a)よりも下に位置させら
れており、軸部(98)に環状のばね受け板(86)が嵌めら
れ、その上方への移動が、環状溝(98a)に嵌められた止
め輪(87)で阻止されている。
【0036】圧縮コイルばね(84)は、連結ピン(83)のば
ね受け板(86)と固定ブラケット(81)の下側の対向壁(92
b)上面とによって受け止められており、連結ピン(83)を
上向きに付勢している。圧縮コイルばね(84)に付勢され
た連結ピン(83)は、その頭部(99)の上面が可動ブラケッ
ト(82)の連結部(96)の下側の対向壁(96b)下面に当接す
ることにより、上方への移動が阻止されている。この状
態では、上述のように、連結ピン(83)の頭部(99)の前の
突起(99a)が両ブラケット(81)(82)の下側対向壁(92b)(9
6b)の切欠き(102)(103)の両方に嵌まり合うことによっ
て、可動ブラケット(82)の固定ブラケット(81)に対する
回動が阻止されている。なお、連結ピン(83)の軸から前
の突起(99a)までの距離は、後の突起(99b)までの距離よ
りも小さくなされており、さらに、前の突起(99a)の高
さは、後の突起(99b)の高さよりも小さくなされ、後の
突起(99b)の高さは、連結ピン(83)の軸部(98)の先端が
可動ブラケット(82)の上側の対向壁(96a)から突出して
いる量よりも大きくなされている。したがって、連結ピ
ン(83)の先端を下方に押すことにより、前の突起(99a)
を固定ブラケット(81)の下側の対向壁(92b)の切欠き(10
2)と係合しない位置、すなわちアンロック位置に移動さ
せることができる。後の突起(99b)は、可動ブラケット
(82)の回動を妨げるものではないから、連結ピン(83)が
アンロック位置にあるときには、可動ブラケット(82)
は、連結ピン(83)の軸を中心として、回動可能となり、
図10および図13に矢印で示すように、約180°回
動することができる。このとき、図12および図13に
鎖線で示すように、可動ブラケット(82)の開き止め用係
合部(97)が前脚(1)の断面コ字形の支柱(3)の開口に嵌ま
り合う。これにより、前後脚(1)(2)同士が互いに離れる
方向への移動が阻止される。ここで、連結ピン(83)は、
その後の突起(99b)が可動ブラケット(82)の連結部(96)
の下側の対向壁(96b)の貫通孔(105)に嵌まり合ったまま
で、可動ブラケット(82)とともに回動し、可動ブラケッ
ト(82)が180°回動した時点で、前の突起(99a)が固
定ブラケット(81)の下側の対向壁(92b)の後の切欠き(10
4)に嵌まり合い、これにより、可動ブラケット(82)の固
定ブラケット(81)に対する回動が阻止される。こうし
て、キャスタ(13)を使用位置から収納位置に移動させる
ことができるとともに、キャスタ(13)が収納されること
により、別途の開き止めを設けることなく、前後脚(1)
(2)の開き止めが果たされる。
【0037】図14から図17までには、この作業台の
第2実施形態を示す。この作業台の作業床(111)は、図
14から図16までに示すように、前脚(1)の最上段の
踏桟(105A)に前ヒンジ手段(123)を介して回動自在に取
り付けられた前足場板(121)と、後脚(2)の最上段の踏桟
(106A)に後ヒンジ手段(124)を介して回動自在に取り付
けられた後足場板(122)と、両足場板(121)(122)同士を
逆V字状に折り畳み可能に結合する中央ヒンジ手段(25)
と、前後足場板(121)(122)の左右端面に被せられた合成
樹脂製の前後サイドカバー(126)と、最上段の踏桟の左
右端部に嵌め被せられた合成樹脂製の足場板がたつき防
止部(128)とよりなる。両足場板(121)(122)の間には、
アルミニウム押出形材製連結部材(28)が介在されてい
る。
【0038】前後足場板(121)(122)は、アルミニウム押
出形材製で、前後壁(121a)(121b)(122a)(122b)および上
下壁(121c)(121d)(122c)(122d)を有する断面略方形の中
空状に形成されており、前壁(121a)(122a)と後壁(121b)
(122b)との間に、2つの補強壁(121e)(122e)が設けられ
ている。
【0039】各ヒンジ手段(23)(24)(25)は、最上段の踏
桟(105A)(106A)、前後足場板(21)(22)および連結部材(2
8)に、ヒンジ構成部(31)(32)(33)(34)(35)(36)(37)(38)
を一体形成することにより得られており、中央ヒンジ手
段(25)は、第1実施形態のものと全く同じ構成とされて
いる。そして、前ヒンジ手段(123)は、前足場板(121)の
前縁部に形成された第5ヒンジ構成部(135)と、前脚(1)
の最上段の踏桟(105A)に形成された第6ヒンジ構成部(1
36)とよりなり、後ヒンジ手段(124)は、後足場板(122)
の後縁部に形成された第7ヒンジ構成部(137)と、後脚
(2)の最上段の踏桟(106A)に形成された第8ヒンジ構成
部(138)とよりなる。
【0040】中央ヒンジ手段(25)には、第1実施形態と
同じ符号を付してその説明を省略し、以下に、第5から
第8までのヒンジ構成手段(135)(136)(137)(138)につい
て説明する。
【0041】図15および図16に詳しく示すように、
前後脚(1)(2)の最上段の踏桟(105A)(106A)は、略円形の
横断面を有する筒状とされ、また、前足場板(121)の前
壁(121a)および後足場板(122)の後壁(122b)は、いずれ
も横断面凹円弧状とされ、前足場板(121)の前壁(121a)
の上縁部には、前方にのびる横断面円弧状の張出壁部(1
41)が設けられ、後足場板(122)の後壁(122b)の上縁部に
は、後方にのびる横断面円弧状の張出壁部(142)が設け
られている。
【0042】前足場板(121)の前縁部には、前足場板(12
1)の前壁(121a)の前面および張出壁部(141)の内面によ
って、半円より大きい円の横断面円弧状内周面(143)が
形成され、また、前足場板(121)の前壁(121a)の下縁と
張出壁部(141)の先端とによって、踏桟(105A)を嵌め入
れるための開口(144)が形成されており、第5ヒンジ構
成部(135)は、これらの円弧状内周面(143)および開口(1
44)によって構成されている。踏桟(105A)は、第5ヒン
ジ構成部(135)の円弧状内周面(143)にほぼ等しい外径を
有し、かつ、その略円筒状周壁の対向する部分が互いに
平行となるように狭められており、第6ヒンジ構成部(1
36)は、この幅狭部(145)と、残りの円弧状外周面(146)
とによって構成されている。幅狭部(145)の対向壁同士
の間隔は、前後脚(1)(2)の左右支柱(3)(4)の側壁間隔に
合わされており、幅狭部(145)の対向壁が支柱(3)の軸と
ほぼ平行となるように、踏桟(105A)(106A)が支柱(3)(4)
の開口にきっちりと嵌め入れられている。
【0043】同様にして、後足場板(122)の後縁部に
は、後足場板(122)の後壁(122b)の後面および張出壁部
(142)の内面によって、半円より大きい円の横断面円弧
状内周面(147)が形成され、また、後足場板(122)の後壁
(122b)の下縁と張出壁部(142)の先端とによって、踏桟
(106A)を嵌め入れるための開口(148)が形成されてお
り、第7ヒンジ構成部(137)は、これらの円弧状内周面
(147)および開口(148)によって構成されている。踏桟(1
06A)は、第7ヒンジ構成部(137)の円弧状内周面(147)に
ほぼ等しい外径を有し、かつ、その略円筒状周壁の対向
する部分が互いに平行となるように狭められており、第
8ヒンジ構成部(138)は、この幅狭部(149)と、残りの円
弧状外周面(150)とによって構成されている。
【0044】第5および第7ヒンジ構成部(135)(137)の
開口(144)(148)は、幅狭部(145)(149)の対向壁同士の間
隔より若干小さくなされており、図17に示すように、
例えば後足場板(122)を上から踏桟(106A)に嵌め合わせ
て回動させることにより、踏桟(106A)に取り付けること
ができる。したがって、支柱(3)(4)および踏桟(105A)(1
06A))により前後脚(1)(2)を組み立てた後に、足場板(12
1)(122)を脚(1)(2)に取り付けることができる。この
後、連結部材(28)をスライドさせて両足場板(121)(122)
の凹溝(41)(51)に嵌め入れればよい。
【0045】この作業床(111)によると、図15に示し
た状態から、両足場板(121)(122)が逆V字状となるよう
に力を加えると、前足場板(121)の後壁(121b)と後足場
板(122)の前壁(122a)とが互いに開いていくとともに、
前足場板(121)の前縁部および後足場板(122)の後縁部が
最上段の踏桟(105A)(106A)の回りを回動し、最終的に、
前足場板(121)が約90°下方に回動し、後足場板(122)
も約90°下方に回動し、同時に、前後脚(1)(2)が前後
足場板(121)(122)に対してそれぞれ約75°回動するこ
とにより、図16に示す折り畳み状態が得られる。踏桟
(105A)(106A)の幅狭部(145)(149)が左右支柱(3)(4)の側
壁に平行とされていることから、この回動中に前後足場
板(121)(122)が踏桟(105A)(106A)から外れることはな
い。
【0046】サイドカバー(126)には、後足場板(122)の
前後壁(122a)(122b)または補強壁(122e)に当てられる3
つのカバーずれ防止部(127)が設けられている。そし
て、足場板がたつき防止部(128)は、踏桟(105A)(106A)
にちょうど嵌め被せられる円筒状とされており、一端が
前後足場板(121)(122)の左右端面に、他端が左右支柱
(3)(4)の底壁に当接させられている。これにより、前後
足場板(121)(122)の左右支柱(3)(4)に対する左右移動が
阻止されている。図14に示した後側の左サイドカバー
(126)は、後足場板(122)の断面形状とほぼ同じ形状に形
成されるとともに、その後面形状が、足場板がたつき防
止部(128)の外周に沿うように変更させられている。前
足場板(121)の右端面に被せられるサイドカバー(126)
は、図示したものと同じ形状のもので、前足場板(121)
の左端面および後足場板(122)の右端面に被せられるサ
イドカバー(126)は、図に示したものと対称に形成され
る。これらのサイドカバー(126)が前後足場板(121)(12
2)にタッピンねじ(27)で取り付けられることによって、
前側のサイドカバー(126)は、連結部材(28)の前部を含
む前足場板(121)の端面全面を覆い、後側のサイドカバ
ー(126)は、連結部材(28)の後部を含む後足場板(122)の
端面全面を覆い、これによって、連結部材(28)の前後足
場板(121)(122)に対する左右移動が阻止されている。
【0047】こうして、この第2実施形態によると、踏
桟(105A)(106A)および前後足場板(121)(122))の踏桟側
の縁部の形状を複雑にすることなく、第5から第8まで
のヒンジ構成部(135)(136)(137)(138)が形成され、しか
も、連結部材(28)および前後足場板(121)(122)のずれが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による作業台を示す斜視図である。
【図2】同側面図である。
【図3】折畳んだ状態の作業台を示す側面図である。
【図4】第1実施形態の作業台の作業床を示す斜視図で
ある。
【図5】使用状態における作業床を示す垂直断面図であ
る。
【図6】折畳み状態における作業床を示す垂直断面図で
ある。
【図7】中央ヒンジ手段を示す拡大垂直断面図である。
【図8】前ヒンジ手段を示す拡大垂直断面図である。
【図9】足場板を踏桟に取り付けるときの状態を示す垂
直断面図である。
【図10】作業台のキャスタ支持装置を示す斜視図であ
る。
【図11】同分解斜視図である。
【図12】作業台が折畳まれたときのキャスタ支持装置
を示す垂直断面図である。
【図13】同水平断面図である。
【図14】第2実施形態の作業台の作業床を示す斜視図
である。
【図15】使用状態における作業床を示す垂直断面図で
ある。
【図16】折畳み状態における作業床を示す垂直断面図
である。
【図17】足場板を踏桟に取り付けるときの状態を示す
垂直断面図である。
【符号の説明】
(1)(2) 前後脚 (3)(4) 左右支柱 (5)(6) 踏桟 (5A)(6A) 最上段の踏桟踏桟 (7)(8) 連結部材 (11) 作業床 (12) 安全バー (13) キャスタ (14) キャスタ支持装置 (21) 前足場板 (22) 後足場板 (23) 前ヒンジ手段 (24) 後ヒンジ手段 (25) 中央ヒンジ手段 (26) サイドカバー (26b) 足場板がたつき防止部 (28) 連結部材 (31) 第1ヒンジ構成部 (32) 第2ヒンジ構成部 (33) 第3ヒンジ構成部 (34) 第4ヒンジ構成部 (35) 第5ヒンジ構成部 (36) 第6ヒンジ構成部 (37) 第7ヒンジ構成部 (38) 第8ヒンジ構成部 (81) 固定ブラケット (82) 可動ブラケット (83) 連結ピン (84) 圧縮コイルばね(弾性部材) (97) 開き止め用係合部 (105A)(106A) 最上段の踏桟踏桟 (111) 作業床 (121) 前足場板 (122) 後足場板 (123) 前ヒンジ手段 (124) 後ヒンジ手段 (126) サイドカバー (128) 足場板がたつき防止部 (135) 第5ヒンジ構成部 (136) 第6ヒンジ構成部 (137) 第7ヒンジ構成部 (138) 第8ヒンジ構成部 (143) 横断面円弧状内周面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右支柱(3)(4)および左右支柱(3)(4)間
    に渡し止められた複数の踏桟(5)(5A)(6)(6A)(105A)(106
    A)よりなる前後一対の脚(1)(2)と、前後脚(1)(2)の上端
    部同士を互いに回動しうるように連結する連結部材(7)
    (8)と、前後脚(1)(2)の上部の踏桟(5A)(6A)(105A)(106
    A)間に渡し止められた作業床(11)(111)とを備えてお
    り、作業床(11)(111)は、前脚(1)の踏桟(5A)(105A)に前
    ヒンジ手段(23)(123)を介して回動自在に取り付けられ
    た前足場板(21)(121)と、後脚(2)の踏桟(6A)(106A)に後
    ヒンジ手段(24)(124)を介して回動自在に取り付けられ
    た後足場板(22)(122)と、両足場板(21)(22)(121)(122)
    同士を折り畳み可能に結合する中央ヒンジ手段(25)(25)
    とよりなる作業台。
  2. 【請求項2】 前脚(1)の左右支柱(3)の上端部間に、安
    全バー(12)が渡し止められている請求項1の作業台。
  3. 【請求項3】 前後いずれか一方の脚(2)に、折り畳まれ
    た作業台を運搬する際に使用されるキャスタ(13)が支持
    装置(14)を介して取り付けられており、キャスタ支持装
    置(14)は、前後いずれか一方の脚(2)の左右支柱(4)の下
    端部に着脱自在に取り付けられた固定ブラケット(81)
    と、キャスタ(13)を支持しかつ支柱(4)の長さ方向とほ
    ぼ平行な軸を中心に回動しうるように固定ブラケット(8
    1)に取り付けられた可動ブラケット(82)とを備え、可動
    ブラケット(82)が、前後方向外側に張り出したキャスタ
    使用位置と張り出さないキャスタ収納位置とに回動可能
    とされており、可動ブラケット(82)に、キャスタ収納位
    置にあるときに固定ブラケット(81)が取り付けられてい
    ない方の脚(1)の左右支柱(3)の下端部に係合する開き止
    め用係合部(97)が設けられている請求項1または2の作
    業台。
  4. 【請求項4】 固定ブラケット(81)と可動ブラケット(8
    2)とは、弾性部材(84)によって上下いずれか一方に付勢
    された連結ピン(83)で結合されており、連結ピン(83)
    は、付勢方向に移動することによって可動ブラケット(8
    2)の回動を阻止するロック位置と、付勢方向と逆向きに
    押されることによりその回動を許容するアンロック位置
    とに移動可能とされている請求項3の作業台。
  5. 【請求項5】 中央ヒンジ手段(25)は、前足場板(21)の
    後縁部に設けられた第1ヒンジ構成部(31)と、後足場板
    (22)の前縁部に設けられた第2ヒンジ構成部(32)と、第
    1ヒンジ構成部(31)に回動可能に嵌め合わされている第
    3ヒンジ構成部(33)および第2ヒンジ構成部(32)に回動
    可能に嵌め合わされている第4ヒンジ構成部(34)を有す
    る連結部材(28)とよりなり、前ヒンジ手段(23)(123)
    は、前足場板(21)(121)の前縁部に設けられた第5ヒン
    ジ構成部(35)(135)と、前脚(1)の踏桟(5A)(105A)に設け
    られかつ第5ヒンジ構成部(35)(135)に回動可能に嵌め
    合わされている第6ヒンジ構成部(36)(136)とよりな
    り、後ヒンジ手段(24)(124)は、後足場板(22)(122)の後
    縁部に設けられた第7ヒンジ構成部(37)(137)と、後脚
    (2)の踏桟(6A)(106A)に設けられかつ第7ヒンジ構成部
    (37)(137)に回動可能に嵌め合わされている第8ヒンジ
    構成部(38)(138)とよりなり、前後足場板(21)(22)(121)
    (122)の左右端面に、前後足場板(21)(22)(121)(122)に
    対する連結部材(28)の左右移動を規制するサイドカバー
    (26)(126)が取り付けられ、前足場板(21)の前端部と前
    脚(1)の左右支柱(3)との間および後足場板(22)の後端部
    と後脚(2)の左右支柱(4)との間に、左右支柱(3)(4)に対
    する前後足場板(21)(22)(121)(122)の左右移動を規制す
    る足場板がたつき防止部(26b)(128)が介在させられてい
    る請求項1〜4のいずれか1項の作業台。
  6. 【請求項6】 足場板がたつき防止部(26b)がサイドカバ
    ー(26)に一体に設けられるとともに、前側の足場板がた
    つき防止部(26b)に、第6ヒンジ構成部(36)に回動可能
    に嵌め合わせられているヒンジ構成部が設けられ、後側
    の足場板がたつき防止部(26c)に、第8ヒンジ構成部(3
    8)に回動可能に嵌め合わせられているヒンジ構成部が設
    けられている請求項5の作業台。
  7. 【請求項7】 第5ヒンジ構成部(135)および第7ヒンジ
    構成部(137)は、半円より大きい横断面円弧状の内周面
    (143)を有するフック状とされ、第6ヒンジ構成部(136)
    および第8ヒンジ構成部(138)は、略円筒状で周壁の対
    向する部分が狭められた踏桟(105A)(106A)により形成さ
    れている請求項5の作業台。
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