JP2017105381A - 作業台におけるキャスター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業台を床面上で移動可能とするキャスター装置を提供する。【解決手段】作業天板(2)の一方の縁部に主フレーム(3)を設け、他方の縁部に左右一対の支持脚(4a,4a)を有する支持フレーム(4)を設け、前記支持脚(4a,4a)の下端部を連結桟(5)にキャスター装置(6)を設けており、前記キャスター装置(6)は、前記連結桟(5)の上部に配置された枢軸(7)と、該枢軸を介して回動自在に枢結されたブラケット(8)と、該ブラケットの先端部に軸支された車輪(9)を備え、前記ブラケット(8)は、前記枢軸(7)に対して、前記車輪(9)を床面に臨ませるように前記連結桟(5)の外側に向けられた展開姿勢(P1)と、前記連結桟(5)の内側に向けられた格納姿勢(P2)との間で、反転回動自在に構成されており、前記ブラケット(8)を展開姿勢(P1)及び格納姿勢(P2)とした状態で係脱自在に係止することにより該ブラケット(8)を回動不能に固定する係止機構(10)を設けている。【選択図】図4

Description

本発明は、高所作業のための作業台を床面上で移動可能とするキャスター装置に関する。
通常、作業台は、作業天板の一方の縁部に設けられた左右一対の主脚を有する梯子状の主フレームと、他方の縁部に設けられた左右一対の支持脚を有する支持フレームにより床面に設置され、作業者が主脚を登ることにより作業天板上に搭乗し、高所作業を可能とするように構成されている。作業の進行に伴い、作業者は、床面に降りて作業台を次の作業場所に移動する必要がある。そこで、作業台の移動を容易に行わせるため、キャスター装置を設けた作業台が提供されている。
従来の作業台におけるキャスター装置は、車輪を上下に昇降させるように構成したものが一般的であり、作業の安全のため、作業台を床面に設置した状態では車輪が接地せず、床面に降りた作業者が主脚又は支持脚を床面から浮上させると共に、車輪を下降させることにより接地させ、この状態で作業台を移動可能とするように構成されている。
特開2009−287224号公報 特開2012−70437号公報 特開2014−95219号公報
しかしながら、特許文献に示されるような車輪を上下に昇降させる構成としたキャスター装置は、作業台を移動させる都度、作業者が作業台を持ち上げつつ車輪を下降することにより接地させるだけでなく、移動後は、再び、車輪を上昇させることにより、作業台の設置状態を確保する必要があり、手間と時間のかかる煩雑な作業が強いられ、作業効率に問題がある。
そこで、この点の問題を解消するためには、作業台を床面に設置した状態では車輪を接地しないが、床面に降りた作業者が主フレームを持ち上げるだけで、車輪を接地させるように構成したキャスター装置(以下、「傾斜姿勢接地式キャスター装置」という。)を提供することが好ましい。
このような傾斜姿勢接地式キャスター装置は、支持フレームの下端近傍位置にブラケットを介して外向きに車輪を取付けることにより構成することが可能である。これによれば、作業者が主フレームを持ち上げ、作業台と共に支持フレームを傾ければ、車輪が接地するので、その状態で作業台を容易に移動することができ、移動後は、主フレームを下降して床面に設置させるだけで、車輪が床面から離れるので、安全な設置状態を確保することができ、作業性の向上が可能となる。
ところが、傾斜姿勢接地式キャスター装置を設けた作業台により、例えば、壁面に対する高所作業を行う場合は、壁面に臨む支持フレームの下端から車輪がブラケットを介して外向きに取付けられており、該車輪が壁面に干渉するため、作業台の作業天板を壁面に近づけることができなくなる。つまり、従来の作業台に比して、車輪の突出量に相当して作業天板が壁面から離れるので、作業を困難にすると共に、作業者が足を踏み外すおそれがある。
このため、本発明は、傾斜姿勢接地式キャスター装置の利点を保持しながら、壁面作業に際しては、好適に格納できるようにした作業台におけるキャスター装置を提供することを課題としている。
そこで、本発明が手段として構成したところは、作業天板の一方の縁部に設けられた左右一対の主脚を有する梯子状の主フレームと、他方の縁部に設けられた左右一対の支持脚を有する支持フレームにより床面に設置される作業台において、前記一対の支持脚の下端部を連結桟により連結し、前記主フレームに向かう側を連結桟の内側とすると共に反対側を連結桟の外側として、該連結桟にキャスター装置を設けており、前記キャスター装置は、前記連結桟に設けられた枢軸と、該枢軸を介して回動自在に枢結されたブラケットと、該ブラケットの先端部に軸支された車輪を備え、前記ブラケットは、前記枢軸に対して、前記車輪を床面に臨ませるように前記連結桟の外側に向けられた展開姿勢と、前記連結桟の内側に向けられた格納姿勢との間で、反転回動自在に構成されており、前記ブラケットを展開姿勢及び格納姿勢とした状態で係脱自在に係止することにより該ブラケットを回動不能に固定する係止機構を設けて成る点にある。
前記ブラケットは、前記展開姿勢としたとき前記連結桟の外側面に当接する展開位置決め手段と、前記格納姿勢としたとき前記連結桟の上面に当接する格納位置決め手段を設けることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態は、前記連結桟に固設される取付ベース部材を備えており、前記取付ベース部材は、前記連結桟の上部の外側寄りに配置されると共に前記枢軸を軸支する軸受部と、前記連結桟の下側で外側寄りに配置される第1係止受部と、前記連結桟の上側で内側寄りに配置される第2係止受部を設けており、前記ブラケットは、前記展開姿勢とされたとき前記第1係止受部に連通させられる第1係止孔と、前記格納姿勢とされたとき前記第2係止受部に連通させられる第2係止孔を設けると共に、前記第1係止孔と第2係止孔に選択的に挿脱自在に挿入される係止ピンを備えており、前記ブラケットを前記展開姿勢としたとき相互に連通する第1係止孔及び第1係止受部と、前記ブラケットを前記格納姿勢としたとき相互に連通する第2係止孔及び第2係止受部に対して、選択的に前記係止ピンを挿通することにより前記係止機構を構成している。
前記係止ピンは、前記ブラケットに対して軸方向に摺動自在かつ回動自在に挿入された主軸部と、該主軸部から折曲されることにより前記ブラケットの外側部に配置されたハンドル部と、該ハンドル部から折返された係止部を備え、前記主軸部の摺動及び回動を介して前記係止部を第1係止孔及び第2係止孔に選択的に挿入させるように構成され、前記係止部を前記第1係止孔及び第2係止孔に挿入させる方向に向けて弾発付勢するスプリングを前記主軸部に設けている。
本発明によれば、傾斜姿勢接地式キャスター装置を構成しているので、キャスター装置6のブラケット8を展開姿勢P1とした状態で作業台1により作業を行うことができ、作業の進行に伴い、作業台1を次の場所に移動する場合は、床面Gに降りた作業者が主フレーム3を持ち上げ、作業台1と共に支持フレーム4を傾ければ、キャスター装置6の車輪9が接地するので、その状態で作業台1を容易に移動することができ、移動後は、主フレーム3を下降して床面Gに設置させるだけで、車輪9が床面Gから離れ、安全な設置状態を確保するので、作業性を向上することができる。
そして、壁面Wに対する高所作業を行う場合は、キャスター装置6のブラケット8を格納姿勢P2とすることにより、作業台1の支持脚4aの下端を壁面Wに近接させた状態で設置することができるので、作業天板2と壁面Wの間の隙間S2を小さくした状態で、作業を容易かつ安全に行うことができるという効果がある。
本発明の1実施形態に係る傾斜姿勢接地式キャスター装置を設けた作業台の1例を示しており、(A)は作業台の設置状態を示す側面図、(B)は作業台を傾斜させることにより車輪を接地させた移動可能状態を示す側面図である。 作業台を壁面に臨んで設置した状態を示しており、(A)はキャスター装置のブラケットを展開姿勢とした状態を示す側面図、(B)はブラケットを格納姿勢とした状態を示す側面図である。 作業台の折畳構造を示しており、(A)は開脚状態を示す側面図、(B)は閉脚状態を示す側面図である。 キャスター装置を分解状態で示す斜視図である。 ブラケットを展開姿勢とした状態のキャスター装置を示しており、(A)は縦断面図、(B)はA−A線断面図である。 連結桟に設けられた左右一対のキャスター装置に関して、ブラケットを展開姿勢とした状態を示す斜視図である。 ブラケットを格納姿勢とした状態のキャスター装置を示す縦断面図である。 連結桟に設けられた左右一対のキャスター装置に関して、ブラケットを格納姿勢とした状態を示す斜視図である。
以下図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(全体的構成)
図1は、作業台の1例を示しており、作業台1は、作業天板2の一方(図示左側)に設けられた左右一対の主脚3aを有する梯子状の主フレーム3と、他方(図示右側)に設けられた左右一対の支持脚4aを有する支持フレーム4により、床面Gに設置され、作業天板2により高所作業を可能にする。尚、床面Gは、建造物等の床面の他、路面や地面を含む意味であることを諒解されたい。
後述するように、作業台1は、開脚設置状態と閉脚折畳状態を可能とするように、主フレーム3と支持フレーム4を開閉自在に構成しており、図1に示す開脚設置状態において、前記主フレーム3は、鉛直線に対し地面Gから前記支持フレーム4に向けて所定角度θ1で傾斜姿勢を保持し、前記支持フレーム4は、鉛直線に対し地面Gから前記主フレーム3に向けて所定角度θ2で傾斜姿勢を保持するように構成されており、θ1>θ2とするように構成することが好ましい。
前記主フレーム3は、左右一対の主脚3a、3aの間に水平に架設された踏桟3bを上下平行に設けることにより梯子状に形成され、作業者が床面と作業天板2の間を昇り降りできるように構成されている。
前記支持フレーム4は、左右一対の支持脚4a、4aの地面Gに近傍する下端部を連結桟5により連結し、該連結桟5にキャスター装置6を設けている。尚、図示実施形態の場合、前記連結桟5の上方位置で支持脚4a、4aを連結する上部連結桟5aを設けているが、必須部材ではなく、また、支持フレーム4も主フレーム3と同様の梯子状に形成し、作業者の昇り降りを可能としても良い。
キャスター装置6は、図4ないし図8に示すように、連結桟5の上部に配置される枢軸7と、該枢軸7を介して回動自在に枢結されたブラケット8と、該ブラケット8の先端部に軸支された車輪9を備えている。
以下、前記連結桟5の内外両側のうち、前記主フレーム3に向かう側(図示左側)を「内側」、その反対側(図示右側)を「外側」として説明する。
前記ブラケット8は、前記枢軸7に対して、前記車輪9を床面Gに臨ませるように前記連結桟5の外側に向けられた展開姿勢P1と、前記連結桟5の内側に向けられた格納姿勢P2との間で、反転回動自在に構成されており、前記ブラケット8を展開姿勢P1及び格納姿勢P2とした状態で係脱自在に係止することにより該ブラケット8を回動不能に固定する係止機構10が設けられている。
(通常作業時の作用)
そこで、キャスター装置6は、上述のような傾斜姿勢接地式キャスター装置を構成しており、図1(A)に示すように、作業台1を開脚設置状態として床面Gに設置した状態においては、ブラケット8を展開姿勢P1として固定することにより、車輪9を床面Gに臨ませるが接地しないように床面Gから若干距離だけ離間させており、従って、作業台1の安定設置状態を可能とする。
そして、作業の進行に伴い、作業台1を次の作業場所に移動する場合、作業者は、床面Gに降りた後、主フレーム3を持ち上げれば、図1(B)に示すように、作業台1の全体と共に支持フレーム4が傾き、キャスター装置6の車輪9を接地させるので、持ち上げ状態を保持することにより、作業台1を所望の場所に移動することができる。移動後は、持ち上げた主フレーム3を降ろすことにより床面Gに接地させるだけで、再び、図1(A)に示す設置状態に戻される。
(壁面作業時の作用)
ところで、図2(A)に示すように、作業台1により、壁面Wに対する高所作業を行う場合、キャスター装置6のブラケット8を展開姿勢P1としているときは、支持フレーム4の下端部に車輪9がブラケット8を介して外向き姿勢とされた状態で壁面Wに干渉するため、作業天板2を壁面Wの間に大きな隙間S1を生じ、作業を困難とし又は作業者の足を踏み外す危険がある。
そこで、この場合は、図2(B)に示すように、ブラケット8を格納姿勢P2として作業台1を設置すれば良く、これにより、支持脚4aの下端(図示実施形態の場合、下端に設けられた接地座部材4b)を壁面Wに接するまで近接させ、作業天板2と壁面Wの間の隙間S2を小さくする(つまりS2<S1)ことができるので、作業を容易かつ安全に行うことが可能となる。
(作業台の折畳構造)
作業台1は、折畳構造を備えており、図3(A)に示すような床面に設置される開脚状態と、図3(B)に示すような不使用保管のための閉脚状態が可能とされている。
作業天板2の側部フレーム2aに対して、主フレーム3の上端部が枢結軸1aを介して枢結され、支持フレーム4の上端部が枢結軸1bを介して枢結されており、主フレーム3と作業天板2は、相互に中折れ自在な開き止め部材1cにより連結され、主フレーム3と支持フレーム4は、相互にリンクアーム1dにより連結されている。従って、作業台1は、図3(A)に示すような主フレーム3と支持フレーム4を開いた開脚状態から、図3(B)に示すように、1直線上に延伸させられた作業天板2及び支持フレーム4と、主フレーム3を相互に、開き止め部材1cとリンクアーム1dを挟んだ状態で、平行に重ね合わせた閉脚状態とするように折畳み可能に構成されている。
そこで、前記主フレーム3の枢結軸1aから下端までの長さL1と、前記作業天板2の両枢結軸1a、1bの間の長さL2と、前記支持フレーム4の枢結軸1bから下端までの距離L3に関して、キャスター装置6は、ブラケット8を格納姿勢P2とすることにより車輪9を上向き姿勢とした状態で、前記支持フレーム4の枢結軸1bから車輪9の上端までの距離L4がL1<L2+L4とされる位置に設けられている。
これにより、図3(B)に示すように、キャスター装置6のブラケット8を格納姿勢P2とした状態で、車輪9が連結桟5の内側に向けて支持脚4aから突出する場合でも、作業台1のコンパクトな閉脚状態が可能となる。
(キャスター装置の具体的実施形態)
図4に示すように、キャスター装置6は、前記連結桟5に固設される取付ベース部材11を備えており、該取付ベース部材11は、例えば、アルミニウムの押出材を所定寸法に切断することにより形成され、前記連結桟5の内側の側面に添設される側壁12と、連結桟5の上面に添設される上壁13と、連結桟5の下面に添設される下壁14を備えた断面コ字形に形成されており、前記側壁12及び上壁13をリベットその他のファスナ等の固着具15により連結桟5に固着される。
前記上壁13は、前記連結桟5の上部の外側寄りに位置して前記枢軸7を軸支する筒状の軸受部16を設けている。また、前記下壁14は、前記連結桟5の下側で外側寄りに位置して前記係止機構10を構成する概ね筒状の第1係止受部17aを設け、前記側壁12と上壁13の交差部分は、前記連結桟5の上側で内側寄りに位置して前記係止機構10を構成する概ね筒状の第2係止受部18aを設けている。
これに対して、前記ブラケット8は、前記取付ベース部材11を挟んだ状態で取付可能な第1ブラケット板8aと第2ブラケット板8bを平行に配置した状態で連結部8cにより連結されており、両ブラケット板8a、8bの先端部に車軸19を介して前記車輪9を回転自在に軸支すると共に、基端部に設けた枢支舌片部20、20により前記軸受部16を挟んだ状態で前記枢軸7により回動自在に枢結されている。
前記ブラケット8は、前記展開姿勢P1とされたとき前記第1係止受部17aに合致して連通させられる第1係止孔17bと、前記格納姿勢P2とされたとき前記第2係止受部18aに連通させられる第2係止孔18bを設けており、前記第1係止孔17bと第2係止孔18bに選択的に挿脱自在に挿入される係止ピン21を備えている。
従って、前記取付ベース部材11の第1係止受部17a及び第2係止受部18aと、ブラケット8の第1係止孔17b及び第2係止孔18bと、係止ピン21により、前記係止機構10が構成されている。
図3及び図5(B)に示すように、前記係止ピン21は、前記ブラケット8に対して軸方向に摺動自在かつ回動自在に挿入された主軸部22と、該主軸部22から折曲されることにより前記ブラケット8の外側部に配置されるハンドル部23と、該ハンドル部23から折返された係止部24を備えており、前記主軸部22の摺動及び回動を介して前記係止部24を第1係止孔及17b及び第2係止孔18bに選択的に挿入させるように構成されており、前記係止部24を前記第1係止孔17b及び第2係止孔18bに向けて挿入させる方向に弾発付勢するスプリング25を前記主軸部22に設けている。図例の場合、前記コイルスプリング25は、前記主軸部22に外挿されたコイルスプリングから成り、該スプリングの両端をそれぞれ第1ブラケット板8aの内側面と前記主軸部22に固定されたバネ受部材25aに弾接している。
図示実施形態の場合、前記主軸部22は、第1ブラケット板8aに挿通された大径部22aと、第2ブラケット板8bに挿通された小径部22bを形成しているが、このような構成に限定されるものではない。また、図例の場合、第1ブラケット板8aと第2ブラケット板8bを異形の板状に構成し、前記第1係止孔17b及び第2係止孔18bを第1ブラケット板8aに形成しているが、このような構成に限定されるものではない。
図5及び図6は、キャスター装置6のブラケット8を展開姿勢P1とした状態を示している。この場合、ブラケット8の第1係止孔17bが取付ベース部材11の第1係止受部17aに合致して連通し、係止ピン21の係止部21が第1係止孔17bを挿通して第1係止受部17aに挿入され、ブラケット8を展開姿勢P1の状態に固定する。
この際、ブラケット8(第1ブラケット板8a及び第2ブラケット板8bの一方又は両方)は、展開姿勢P1とされた状態で、前記連結桟5の外側の側面に当接する展開位置決め手段26を設けていることが好ましく、これにより第1係止孔17bと第1係止受部17aが連通するよう位置決めし、係止部24の挿入を容易とする。尚、図例の場合、第1ブラケット板8a及び第2ブラケット板8bの縁部により展開位置決め手段26を形成しているが、このような構成に限定されるものではない。
図7及び図8は、キャスター装置6のブラケット8を格納姿勢P2とした状態を示している。この場合、ブラケット8の第2係止孔18bが取付ベース部材11の第2係止受部18aに合致して連通し、係止ピン21の係止部21が第2係止孔18bを挿通して第2係止受部18aに挿入され、ブラケット8を格納姿勢P2の状態に固定する。
この際、ブラケット8(第1ブラケット板8a及び第2ブラケット板8bの一方又は両方)は、格納姿勢P2とされた状態で、前記連結桟5の上面に当接する格納位置決め手段27を設けていることが好ましく、これにより第2係止孔18bと第2係止受部18aが連通するよう位置決めし、係止部24の挿入を容易とする。尚、図例の場合、第1ブラケット板8a及び第2ブラケット板8bの縁部から折曲した翼片により格納位置決め手段27を形成しているが、このような構成に限定されるものではない。
上記の展開姿勢P1と格納姿勢P2の間での姿勢変更は、作業者が係止ピン21のハンドル部23を指先で摘み、スプリング25に抗して係止部24を第1係止孔17b又は第2係止孔18bから引き抜き、枢軸7を中心としてブラケット8を反転させることにより、容易に行うことができる。そして、反転後に、位置決め状態で連通させられた第1係止孔17b及び第1係止受部17a(展開姿勢P1の場合)又は第2係止孔18b及び第2係止受部18a(格納姿勢P2の場合)に対して、係止ピン21を主軸部22の廻りに回動することにより、係止部24を挿入させる簡単な操作で所望の展開姿勢P1又は格納姿勢P2を保持することができる。この際、係止部24は、第1係止孔17b又は第2係止孔18bに臨むと、スプリング25により自動的に挿入され、しかも、スプリング25により挿入状態を保持される。
図示実施形態のように、ブラケット8の回動支点を構成する枢軸7は、連結桟5の上部の外側寄りに配置することが好ましく、これにより、図7に示すように、格納姿勢P2としたブラケット8を連結桟5の上方空間に好適に格納することが可能となる。
作業台1は、連結桟5に左右一対のキャスター装置6、6を設けることが好ましく、この場合、図6及び図8に示すように、左右対称に構成したキャスター装置6、6を配置することが好ましい。これにより、両キャスター装置6、6の第1ブラケット板8a、8aから突出する係止ピン21、21のハンドル部23、23が対向状態で配置されるので、作業者は、両キャスター装置6、6の間に位置することにより、両キャスター装置のハンドル部23、23を操作することが容易となる。
1 作業台
1a、1b 枢結軸
1c 開き止め部材
1d リンクアーム
2 作業天板
2a 側部フレーム
3 主フレーム
3a 主脚
4 支持フレーム
4a 支持脚
4b 接地座部材
5 連結桟
5a 上部連結桟
6 キャスター装置
7 枢軸
8 ブラケット
8a 第1ブラケット板
8b 第2ブラケット板
9 車輪
10 係止機構
11 取付ベース部材
12 側壁
13 上壁
14 下壁
15 固着具
16 軸受部
17a 第1係止受部
17b 第1係止孔
18a 第2係止受部
18b 第2係止孔
19 車軸
20 枢支舌片部
21 係止ピン
22 主軸部
22a 大径部
22b 小径部
23 ハンドル部
24 係止部
25 スプリング
25a バネ受部材
26 展開位置決め手段
27 格納位置決め手段

Claims (4)

  1. 作業天板(2)の一方の縁部に設けられた左右一対の主脚(3a,3a)を有する梯子状の主フレーム(3)と、他方の縁部に設けられた左右一対の支持脚(4a,4a)を有する支持フレーム(4)により床面に設置される作業台において、
    前記一対の支持脚(4a,4a)の下端部を連結桟(5)により連結し、前記主フレームに向かう側を連結桟の内側とすると共に反対側を連結桟の外側として、該連結桟(5)にキャスター装置(6)を設けており、
    前記キャスター装置(6)は、前記連結桟(5)に設けられた枢軸(7)と、該枢軸を介して回動自在に枢結されたブラケット(8)と、該ブラケットの先端部に軸支された車輪(9)を備え、
    前記ブラケット(8)は、前記枢軸(7)に対して、前記車輪(9)を床面に臨ませるように前記連結桟(5)の外側に向けられた展開姿勢(P1)と、前記連結桟(5)の内側に向けられた格納姿勢(P2)との間で、反転回動自在に構成されており、
    前記ブラケット(8)を展開姿勢(P1)及び格納姿勢(P2)とした状態で係脱自在に係止することにより該ブラケット(8)を回動不能に固定する係止機構(10)を設けて成ることを特徴とする作業台におけるキャスター装置。
  2. 前記ブラケット(8)は、前記展開姿勢(P1)としたとき前記連結桟(5)の外側面に当接する展開位置決め手段(26)と、前記格納姿勢(P2)としたとき前記連結桟(5)の上面に当接する格納位置決め手段(27)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の作業台におけるキャスター装置。
  3. 前記連結桟(5)に固設される取付ベース部材(11)を備えており、
    前記取付ベース部材(11)は、前記連結桟(5)の上部の外側寄りに配置されると共に前記枢軸(7)を軸支する軸受部(16)と、前記連結桟(5)の下側で外側寄りに配置される第1係止受部(17a)と、前記連結桟(5)の上側で内側寄りに配置される第2係止受部(18a)を設けており、
    前記ブラケット(8)は、前記展開姿勢(P1)とされたとき前記第1係止受部(17a)に連通させられる第1係止孔(17b)と、前記格納姿勢(P2)とされたとき前記第2係止受部(18a)に連通させられる第2係止孔(18b)を設けると共に、前記第1係止孔(17b)と第2係止孔(18b)に選択的に挿脱自在に挿入される係止ピン(21)を備えており、
    前記ブラケット(8)を前記展開姿勢(P1)としたとき相互に連通する第1係止孔(17b)及び第1係止受部(17a)と、前記ブラケット(8)を前記格納姿勢(P2)としたとき相互に連通する第2係止孔(18b)及び第2係止受部(18a)に対して、選択的に前記係止ピン(21)を挿通することにより前記係止機構(10)を構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業台におけるキャスター装置。
  4. 前記係止ピン(21)は、前記ブラケット(8)に対して軸方向に摺動自在かつ回動自在に挿入された主軸部(22)と、該主軸部から折曲されることにより前記ブラケットの外側部に配置されたハンドル部(23)と、該ハンドル部から折返された係止部(24)を備え、前記主軸部の摺動及び回動を介して前記係止部(24)を第1係止孔(17b)及び第2係止孔(18b)に選択的に挿入させるように構成され、
    前記係止部(24)を前記第1係止孔(17b)及び第2係止孔(18b)に挿入させる方向に向けて弾発付勢するスプリング(25)を前記主軸部(22)に設けて成ることを特徴とする請求項3に記載の作業台におけるキャスター装置。
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