JP6851846B2 - 高所作業装置におけるアウトリガー装置 - Google Patents
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Description
前記補助脚8は、金属製角パイプにより形成され、二股状の枢結部17から延びる脚部18を備えており、前記枢結部17が主軸19を介して前記ユニット台7の上部ブラケット13に枢結され、支柱4に沿って上向き姿勢とされる閉脚姿勢P1(図6(A)参照)と、支柱4から離反して下向き傾斜姿勢とされる開脚姿勢P2(図6(B)参照)との間で回動自在となるように構成されている。尚、図示実施形態の場合、前記枢結部17は、ユニット台7を介して支柱4に間接的に枢結されているが、ユニット台7を介せずに、支柱4にブラケットを形成し、支柱4に直接的に枢結しても良く、要するに、支柱4に対して直接的又は間接的に枢結されるものであれば良い。
前記ロックアーム9は、金属板の折曲により形成され、基板部9aの両側縁に沿って折曲することにより、二股状の基部21から先端部22に向けて延びるアーム部23を備えており、前記基部21が前記ユニット台7の下部ブラケット14に枢軸24を介して枢結され、支柱4に沿って上向き姿勢とされる格納姿勢M1(図6(A)参照)と、支柱4から離反して上向き傾斜姿勢とされるロック姿勢M2(図6(B)参照)との間で回動自在となるように構成され、前記格納姿勢M1からロック姿勢M2に向けて付勢されるスプリング25を備えている。尚、図示実施形態の場合、前記基部21は、ユニット台7を介して支柱4に間接的に枢結されているが、ユニット台7を介せずに、支柱4にブラケットを形成し、支柱4に直接的に枢結しても良く、要するに、支柱4に対して直接的又は間接的に枢結されるものであれば良い。
前記ロックアーム9の一対のアーム部23、23は、補助脚8の脚部18の両側面を挟持可能とするように構成されており、前記ロック機構10は、補助脚8の脚部18の両側に突出するピン26から成る被係止手段27と、ロックアーム9のアーム部23に設けられたフック28から成る係止手段29により構成されている。
前記制御機構11は、補助脚8の枢結部17とロックアーム9の先端部22の相互に構成されている。図示実施形態の場合、補助脚8の枢結部17に固着した断面コ字形の金具により、該枢結部17を両側に位置して該枢結部17と共に主軸19に枢結される一対のカム部材30、30を設け、該カム部材30とロックアーム9の先端部22を相互に接離自在に接するように配置しており、該カム部材30に設けた作動手段31と、ロックアーム9の先端部22に設けた被動手段32により、制御機構11を構成している。
補助脚8とロックアーム9のロック機構10及び制御機構11に基づく作用を図8ないし図11に示している。
図12ないし図15は、ロックアーム9をロック姿勢M2から格納姿勢M1に向けて回動すると共に、該格納姿勢M1を超えて保持姿勢MKとされる位置まで回動したとき、該保持姿勢MKを保持させる保持機構39の実施形態を示している。図2ないし図11に基づいて上述したアウトリガー装置に関して、保持機構39を示していないが、以下に述べるような保持機構39を組み込むことが好ましい。
図13(A)(B)は、アウトリガー装置の不使用時の状態を示しており、ロックアーム9は格納姿勢M1とされ、補助脚8は閉脚姿勢P1とされている。上述のように、ロックアーム9は、スプリング25によりロック姿勢M2に向けて弾発されているが、係止部36が爪部33に係止しているので、格納姿勢M1を保持している。このとき、保持部材39は、被押下手段44が押下手段43により押下されることにより、弾発手段45に抗して下降させられ、係止爪手段41を下降位置Lとした状態で窓孔51に臨ませている。
図13(C)は、アウトリガー装置の使用時の状態を示しており、補助脚8は開脚姿勢P2とされ、ロックアーム9はロック姿勢M2とされている。この状態で、被押下手段44が押下手段43による押下から解放されており、保持部材39は、舌片46がストッパー48に当接される位置まで弾発手段45により上昇され、係止爪手段41を上昇位置Hに待機させている。
図14は、アウトリガー装置を折畳むため、補助脚8を開脚姿勢P2とした状態で、ロックアーム9をロック姿勢M2から格納姿勢M1に向けて回動する際、該格納姿勢M1を越えて保持姿勢MKとされる位置まで回動することにより、前記保持機構40によりロックアーム9を保持姿勢MKで保持させる作用を示している。
図15は、上述のようにロックアーム9を保持姿勢MKの状態に保持させた状態で、補助脚8を開脚姿勢P2から閉脚姿勢P1に向けて回動したときの作用を示している。図15(A)に示すように、補助脚8を閉脚姿勢P1の近傍位置まで回動すると、押下手段43が被押下手段44を押下し、保持部材40を弾発手段45に抗して下降させる。図15(B)に示すように、補助脚8を閉脚姿勢P1としたとき、保持部材40が更に下降されることにより係止爪手段41を上述の下降位置Lに位置させ、係止部50と係止受手段42による係止を解除する。この状態で、ロックアーム9は、スプリング25の弾発力を受けているので、図示鎖線で示すように、保持姿勢MKから格納姿勢M1に向けて自動的に回動し、ロックアーム9の係止部36を補助脚8の爪部33に係止することにより、格納姿勢M1を保持する。従って、ロックアーム9は、再びアウトリガー装置を使用するときのための格納姿勢M1を保持した状態で待機しているので、再び補助脚8を開脚姿勢P2から閉脚姿勢P1に向けて回動したときは、ロック姿勢M2に向けて自動回動することにより自動ロックが可能となる。
1a 脚立
2 脚体
3 天板
4 支柱
5 踏桟
6 アウトリガー装置
7 ユニット台
8 補助脚
9 ロックアーム
10 ロック機構
11 制御機構
12 基板部
12a 耳片
13 上部ブラケット
14 下部ブラケット
14a 支持壁
15 支持片
15a 分割片
15b 溝
16 挿入用筒体
17 枢結部
18 脚部
19 主軸
20 保持手段
21 基部
22 先端部
23 アーム部
24 枢軸
25 スプリング
25a 一端部
25b 他端部
26 ピン
27 被係止手段
28 フック
29 係止手段
30 カム部材
31 作動手段
32 被動手段
33 爪部
34 解除部
35 弧状部
36 係止部
37 制御部
38 傾斜部
39 保持機構
40 保持部材
40a 突片
41 係止爪手段
42 係止受手段
43 押下手段
44 被押下手段
45 弾発手段
46 舌片
47 アーム
48 ストッパー
49 下動ガイド手段
50 係止部
51 窓孔
Claims (4)
- 高所作業装置の支柱に付設されたアウトリガー装置であり、補助脚と、ロックアームと、ロック機構と、制御機構を構成しており、
前記補助脚(8)は、支柱に主軸(19)を介して枢結された枢結部(17)から延びる脚部(18)を備え、支柱に沿って保持される上向き姿勢の閉脚姿勢(P1)と、支柱から離反して下向き傾斜姿勢とされる開脚姿勢(P2)との間で回動自在に構成され、
前記ロックアーム(9)は、前記主軸の下方位置で支柱に枢軸(24)を介して枢結された基部(21)から先端部(22)に向けて延びるアーム部(23)を備え、支柱に沿って上向き姿勢とされる格納姿勢(M1)と、支柱から離反して上向き傾斜姿勢とされるロック姿勢(M2)との間で回動自在に構成され、前記格納姿勢から前記ロック姿勢に向けて付勢されるスプリング(25)を備えており、
前記ロック機構(10)は、補助脚の脚部に設けた被係止手段(27)と、ロックアームのアーム部に設けた係止手段(29)により構成され、開脚姿勢(P2)とした補助脚(8)に対してロックアーム(9)をロック姿勢(M2)に向けて回動したとき、前記係止手段(29)を前記被係止手段(27)に係止することにより、補助脚を開脚姿勢状態にロックするように構成され、
前記制御機構(11)は、ロックアームの先端部(22)に設けた被動手段(32)と、補助脚の枢結部(17)に設けた作動手段(31)により構成され、格納姿勢(M1)としたロックアーム(9)に対して補助脚(8)を閉脚姿勢(P1)に位置させたとき、前記作動手段(31)を被動手段(32)に当接することにより、ロックアームをスプリングに抗して格納姿勢(M1)の状態に保持するように構成されると共に、
補助脚(8)を開脚姿勢(P2)に向けて回動したとき、前記作動手段(31)が被動手段(32)に当接した状態でロックアームをスプリングに抗して押動し、更に回動して補助脚(8)を開脚姿勢(P2)の近傍に位置させたとき、前記作動手段(31)が被動手段(32)を乗り越えることにより、ロックアーム(9)をスプリングによりロック姿勢(M2)に向けて回動させるように構成して成ることを特徴とする高所作業装置におけるアウトリガー装置。 - 前記作動手段(31)は、主軸を中心とする回転軌跡の半径に関して、開脚姿勢(P2)に向かう回動方向の前側に爪部(33)を設けると共に、該回動方向の後側に前記爪部よりも小さい半径(R1)の回転軌跡を有する解除部(34)を備え、
前記被動手段(32)は、枢軸を中心とする回転軌跡の半径に関して、ロック姿勢(M2)に向かう回動方向の前側に係止部(36)を設けると共に、該回動方向の後側に前記係止部よりも大きい半径(R2)の回転軌跡を有する制御部(37)を備えており、
格納姿勢(M1)としたロックアーム(9)に対して補助脚(8)を開脚姿勢(P2)に向けて回動したとき、前記被動手段の係止部(36)に前記作動手段の爪部(33)が当接することにより、ロックアーム(9)をスプリングに抗して格納姿勢(M1)の状態に保持しており、
補助脚(8)を開脚姿勢(P2)に向けて回動したとき、前記作動手段の爪部(33)が前記被動手段の係止部(36)に当接した状態でロックアームをスプリングに抗して押動し、該回動により前記作動手段の爪部(33)が前記被動手段の係止部(36)を乗り越えたとき、前記作動手段の解除部(34)が前記被動手段の制御部(37)に当接することにより、スプリングによりロックアーム(9)がロック姿勢(M2)に向けて回動することを阻止し、
更に補助脚(8)を回動することにより開脚姿勢(P2)の近傍に位置させたとき、前記作動手段の解除部(34)が前記被動手段の制御部(37)を乗り越えることにより、ロックアーム(9)をスプリングによりロック姿勢(M2)に向けて回動させるように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の高所作業装置におけるアウトリガー装置。 - 前記ロックアーム(9)のスプリング(25)は、ロックアームが格納姿勢(M1)とされた状態で弾発力を生じるが、格納姿勢(M1)からロック姿勢(M2)に向けて所定角度θだけ回動されたときは弾発力を失うように構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の高所作業装置におけるアウトリガー装置。
- ロックアーム(9)をロック姿勢(M2)から格納姿勢(M1)に向けて回動すると共に該格納姿勢を越えて保持姿勢(MK)とされる位置まで回動したとき該保持姿勢を保持させる保持機構(39)が設けられており、
前記保持機構(39)は、格納姿勢(M1)としたロックアーム(9)に臨んで上下摺動自在に設けられると共に弾発手段(45)を介して上昇方向に付勢された保持部材(40)を備え、前記保持部材(40)とロックアーム(9)にそれぞれ係止爪手段(41)と係止受手段(42)を設けると共に、前記補助脚(8)の枢結部(17)と保持部材(40)にそれぞれ押下手段(43)と被押下手段(44)を設けており、
補助脚(8)を閉脚姿勢P1)としたとき前記押下手段(43)により被押下手段(44)を押下して保持部材(40)を弾発手段(45)に抗して所定の下降位置(L)に下降させ、補助脚(8)を開脚姿勢(P2)としたとき前記押下手段(43)を被押下手段(44)から離反することにより保持部材(40)を弾発手段(45)で所定の上昇位置(U)に上昇させるように構成されており、
前記係止爪手段(41)と係止受手段(42)は、補助脚(8)を開脚姿勢(P2)とした状態で、ロックアーム(9)を格納姿勢(M1)から保持姿勢(MK)に向けて回動したとき、相互に接触して保持部材(39)を前記上昇位置(U)から下降させる下動ガイド手段(49)を備えると共に、ロックアーム(9)を保持姿勢(MK)まで回動したとき前記接触を解除して保持部材(40)を係止位置(K)に上昇させることにより係止爪手段(41)を係止受手段(42)に係止するように構成され、
前記押下手段(43)と被押下手段(44)は、ロックアーム(9)が保持姿勢(MK)を保持した状態で、補助脚(8)を閉脚姿勢(P1)まで回動したとき、保持部材(40)を下降位置(L)に下降することにより前記係止爪手段(41)と係止受手段(42)の係止を解除し、ロックアーム(9)をスプリング(25)により保持姿勢(MK)から格納姿勢(M1)に向けて回動させるように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の高所作業装置におけるアウトリガー装置。
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