JP2001193153A - 鋼管柱とh形鋼製梁の接合構造および接合方法 - Google Patents
鋼管柱とh形鋼製梁の接合構造および接合方法Info
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- JP2001193153A JP2001193153A JP34563799A JP34563799A JP2001193153A JP 2001193153 A JP2001193153 A JP 2001193153A JP 34563799 A JP34563799 A JP 34563799A JP 34563799 A JP34563799 A JP 34563799A JP 2001193153 A JP2001193153 A JP 2001193153A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接欠陥による破断が生ぜず、しかも構造が
簡単な鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接合方法を提
供する。 【解決手段】 鋼管柱1とH形鋼製梁5を鋼管柱1に設
けたダイアフラム3を介して接合する鋼管柱1とH形鋼
製梁5の接合構造において、ダイアフラム3は、H形鋼
製梁5のフランジ7と略同一幅の突出部3aを有し、該
突出部3aとフランジ7とが、それぞれの両側面が面一
になるように突き合わされ、かつ溶接金属17の端部が
突出部3aとフランジ7の各側面間に跨るように溶接さ
れると共に、H形鋼製梁5のウェブが鋼管柱1の側面に
溶接されている。
簡単な鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接合方法を提
供する。 【解決手段】 鋼管柱1とH形鋼製梁5を鋼管柱1に設
けたダイアフラム3を介して接合する鋼管柱1とH形鋼
製梁5の接合構造において、ダイアフラム3は、H形鋼
製梁5のフランジ7と略同一幅の突出部3aを有し、該
突出部3aとフランジ7とが、それぞれの両側面が面一
になるように突き合わされ、かつ溶接金属17の端部が
突出部3aとフランジ7の各側面間に跨るように溶接さ
れると共に、H形鋼製梁5のウェブが鋼管柱1の側面に
溶接されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建築又は土木の鉄
骨構造物における鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接
合方法に関する。
骨構造物における鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合
構造の第一例の説明図である。図において、1は鋼管
柱、3は鋼管柱1のダイアフラム、5は鋼管柱1に接合
されるH形鋼製梁である。鋼管柱1とH形鋼製梁5との
接合は、まず、ダイアフラム3とH形鋼製梁5のフラン
ジ7とを突き合わせて、ウェブ8を鋼管柱1へ仮づけ溶
接する。そして、フランジ7とダイアフラム3との溶接
については、通常ルートギャップという隙間をふさぐた
めに、裏当て金9をダイアフラム3とフランジ7の下面
側に両者に跨るように置き、セラミックス製の固形タブ
11という溶接止め材を両側に置いて溶接する。さら
に、H形鋼製梁5のウエブ8と鋼管柱1の側面を本溶接
する。
構造の第一例の説明図である。図において、1は鋼管
柱、3は鋼管柱1のダイアフラム、5は鋼管柱1に接合
されるH形鋼製梁である。鋼管柱1とH形鋼製梁5との
接合は、まず、ダイアフラム3とH形鋼製梁5のフラン
ジ7とを突き合わせて、ウェブ8を鋼管柱1へ仮づけ溶
接する。そして、フランジ7とダイアフラム3との溶接
については、通常ルートギャップという隙間をふさぐた
めに、裏当て金9をダイアフラム3とフランジ7の下面
側に両者に跨るように置き、セラミックス製の固形タブ
11という溶接止め材を両側に置いて溶接する。さら
に、H形鋼製梁5のウエブ8と鋼管柱1の側面を本溶接
する。
【0003】図10は従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合
構造の第二例の説明図であり、図9と同一部分には同一
の符号を付している。この例では、固形タブ11の代わ
りにフランジ7とダイアフラム3との溶接量を確保する
ためにエンドタブ13というフランジ7の延長材をフラ
ンジ7の両側に置いて溶接するものである。なお、エン
ドタブ13の目的は溶接欠陥が生じる溶接の始終端を梁
幅の外に存在させることにあり、溶接欠陥を前提として
いるような溶接法である。
構造の第二例の説明図であり、図9と同一部分には同一
の符号を付している。この例では、固形タブ11の代わ
りにフランジ7とダイアフラム3との溶接量を確保する
ためにエンドタブ13というフランジ7の延長材をフラ
ンジ7の両側に置いて溶接するものである。なお、エン
ドタブ13の目的は溶接欠陥が生じる溶接の始終端を梁
幅の外に存在させることにあり、溶接欠陥を前提として
いるような溶接法である。
【0004】図11は従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合
構造の第三例の説明図であり、特開平9−217420
号公報に開示されたものである。なお、図9と同一部分
には同一の符号を付している。この例では、鋼管柱1に
上下所定間隔を離して設けたダイアフラム3,3に、外
方に延出する張出部3a,3aを一体的に形成すると共
に、張出部3a,3aの先端に開先部3b,3bを形成
し、張出部3a,3aとH形鋼製梁のフランジ部とを溶
接するようにしている。また、上下のダイアフラム3
a,3a間の鋼管柱1の側面に垂直にリブ板15を溶接
し、該リブ板15とH形鋼製梁のウェブとをボルト接合
するようにしている。
構造の第三例の説明図であり、特開平9−217420
号公報に開示されたものである。なお、図9と同一部分
には同一の符号を付している。この例では、鋼管柱1に
上下所定間隔を離して設けたダイアフラム3,3に、外
方に延出する張出部3a,3aを一体的に形成すると共
に、張出部3a,3aの先端に開先部3b,3bを形成
し、張出部3a,3aとH形鋼製梁のフランジ部とを溶
接するようにしている。また、上下のダイアフラム3
a,3a間の鋼管柱1の側面に垂直にリブ板15を溶接
し、該リブ板15とH形鋼製梁のウェブとをボルト接合
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来例にも以下のような問題点があった。まず、
図9に示した第一例の問題点について説明する。図12
は、図9に示した鋼管柱1とH形鋼製梁5の溶接部を拡
大して示す平面図であり、図12において17は溶接金
属を示している。第一例の場合には、図12に示すよう
に、ダイアフラム3の幅がH形鋼製梁5のフランジ7よ
りも広いため、固形タブ11はフランジ7の側面に沿わ
せて、先端をダイアフラム3に当接するように配置する
ことになる。このため、溶接端の溶け込みが不十分とな
り、溶接欠陥19が溶接方向に生ずる。また、溶接端に
おいては、ダイアフラム3の面積の方がH形鋼製梁5の
フランジ7よりも大きいため、熱が逃げやすくダイアフ
ラム3側により大きな溶接欠陥が生ずる。
ずれの従来例にも以下のような問題点があった。まず、
図9に示した第一例の問題点について説明する。図12
は、図9に示した鋼管柱1とH形鋼製梁5の溶接部を拡
大して示す平面図であり、図12において17は溶接金
属を示している。第一例の場合には、図12に示すよう
に、ダイアフラム3の幅がH形鋼製梁5のフランジ7よ
りも広いため、固形タブ11はフランジ7の側面に沿わ
せて、先端をダイアフラム3に当接するように配置する
ことになる。このため、溶接端の溶け込みが不十分とな
り、溶接欠陥19が溶接方向に生ずる。また、溶接端に
おいては、ダイアフラム3の面積の方がH形鋼製梁5の
フランジ7よりも大きいため、熱が逃げやすくダイアフ
ラム3側により大きな溶接欠陥が生ずる。
【0006】このように、溶接線方向の溶接欠陥19が
生じると、鉄骨骨組に地震力が作用した場合に、その欠
陥部分から溶接方向に亀裂が進展し、H形鋼製梁5が早
期に破断してしまう。また、ダイアフラム3とH形鋼製
梁5の接合部では断面が急激に変化しており、剛性変化
が大きいため、その接続部外端に大きな応力集中が生じ
る。そして、上記の欠陥19と相乗効果で接合部分での
破断の可能性が高くなるのである。
生じると、鉄骨骨組に地震力が作用した場合に、その欠
陥部分から溶接方向に亀裂が進展し、H形鋼製梁5が早
期に破断してしまう。また、ダイアフラム3とH形鋼製
梁5の接合部では断面が急激に変化しており、剛性変化
が大きいため、その接続部外端に大きな応力集中が生じ
る。そして、上記の欠陥19と相乗効果で接合部分での
破断の可能性が高くなるのである。
【0007】次に、図10に示した第二例の問題点につ
いて説明する。図13(a),(b)はそれぞれダイア
フラム3とH形鋼製梁5の溶接部を拡大して示す平面
図、側面図である。図13においても、17は溶接金属
を示している。図13に示すように、この溶接方法の場
合でも、溶接端に溶接欠陥19が生ずるのは図9に示し
た第一例と同様である。ただ、この第二例の場合には、
溶接欠陥19が生じた部分を削り取ることによって溶接
欠陥19を無くすることができる。しかし、削り取りの
ための作業が必要となり手間がかかるという問題があ
る。なお、ダイアフラム3とH形鋼製梁5の接合部で断
面変化が急激であり、大きな応力集中が生じる点は第一
例と同様である。
いて説明する。図13(a),(b)はそれぞれダイア
フラム3とH形鋼製梁5の溶接部を拡大して示す平面
図、側面図である。図13においても、17は溶接金属
を示している。図13に示すように、この溶接方法の場
合でも、溶接端に溶接欠陥19が生ずるのは図9に示し
た第一例と同様である。ただ、この第二例の場合には、
溶接欠陥19が生じた部分を削り取ることによって溶接
欠陥19を無くすることができる。しかし、削り取りの
ための作業が必要となり手間がかかるという問題があ
る。なお、ダイアフラム3とH形鋼製梁5の接合部で断
面変化が急激であり、大きな応力集中が生じる点は第一
例と同様である。
【0008】さらに、第三例の問題点について説明す
る。この例の場合には、ダイアフラム3,3に、外方に
延出する張出部3a,3aを一体的に形成して、断面変
化が急激な部分と溶接部分とが一致しないようにしてい
るため、上記第一、第二のような溶接欠陥の発生と断面
変化が相乗して破断する危険は少ないと言える。しかし
ながら、同公報にはダイアフラム3,3の張出部3a,
3aとH形鋼製梁のフランジとの溶接に関し、溶接欠陥
の発生を防止する対策は何等も考慮されておらず、いま
だ溶接欠陥の発生による破断の危険の可能性を残すもの
であった。
る。この例の場合には、ダイアフラム3,3に、外方に
延出する張出部3a,3aを一体的に形成して、断面変
化が急激な部分と溶接部分とが一致しないようにしてい
るため、上記第一、第二のような溶接欠陥の発生と断面
変化が相乗して破断する危険は少ないと言える。しかし
ながら、同公報にはダイアフラム3,3の張出部3a,
3aとH形鋼製梁のフランジとの溶接に関し、溶接欠陥
の発生を防止する対策は何等も考慮されておらず、いま
だ溶接欠陥の発生による破断の危険の可能性を残すもの
であった。
【0009】そのため、図11に示すように、断面変化
の急激な部分と溶接部分とをできるだけ離す必要があ
り、張出部3a,3aを長くしているものと推察され
る。このため、H形鋼製梁と鋼管柱1との距離が長くな
り、H形鋼製梁のウェブと鋼管柱1とを直接溶接するこ
とができず、図11に示すように、リブ板15を別途鋼
管柱1の側面に溶接し、このリブ板15とH形鋼製梁の
ウェブとをボルト接合しなければならないのである。こ
のため、接合構造が複雑となり、また接合に手間がかか
るという問題がある。
の急激な部分と溶接部分とをできるだけ離す必要があ
り、張出部3a,3aを長くしているものと推察され
る。このため、H形鋼製梁と鋼管柱1との距離が長くな
り、H形鋼製梁のウェブと鋼管柱1とを直接溶接するこ
とができず、図11に示すように、リブ板15を別途鋼
管柱1の側面に溶接し、このリブ板15とH形鋼製梁の
ウェブとをボルト接合しなければならないのである。こ
のため、接合構造が複雑となり、また接合に手間がかか
るという問題がある。
【0010】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、溶接欠陥による破断が生ぜず、しかも
構造が簡単な鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接合方
法を提供することを目的としている。
れたものであり、溶接欠陥による破断が生ぜず、しかも
構造が簡単な鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造及び接合方
法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋼管柱とH
形鋼製梁の接合構造は、鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管
柱に設けたダイアフラムを介して接合するものにおい
て、前記ダイアフラムは、前記H形鋼製梁のフランジと
略同一幅の突出部を有し、 該突出部と前記フランジと
が、それぞれの両側面が面一になるように突き合わさ
れ、かつ溶接金属の端部が前記突出部と前記フランジの
各側面間に跨るように溶接されると共に、前記H形鋼製
梁のウェブが前記鋼管柱の側面に溶接されていることを
特徴とするものである。
形鋼製梁の接合構造は、鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管
柱に設けたダイアフラムを介して接合するものにおい
て、前記ダイアフラムは、前記H形鋼製梁のフランジと
略同一幅の突出部を有し、 該突出部と前記フランジと
が、それぞれの両側面が面一になるように突き合わさ
れ、かつ溶接金属の端部が前記突出部と前記フランジの
各側面間に跨るように溶接されると共に、前記H形鋼製
梁のウェブが前記鋼管柱の側面に溶接されていることを
特徴とするものである。
【0012】また、前記ダイアフラムは、通しダイアフ
ラムまたは外ダイアフラムであることを特徴とするもの
である。
ラムまたは外ダイアフラムであることを特徴とするもの
である。
【0013】また、前記ダイアフラムの突出部と前記H
形鋼製梁のフランジのそれぞれに開先を設けたことを特
徴とするものである。
形鋼製梁のフランジのそれぞれに開先を設けたことを特
徴とするものである。
【0014】また、本発明に係る鋼管柱とH形鋼製梁の
接合方法は、鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管柱に設けた
ダイアフラムを介して接合するものにおいて、前記H形
鋼製梁のフランジと略同一幅の突出部を有するダイアフ
ラムを前記鋼管柱に接合する工程と、前記突出部と前記
フランジとを、それぞれの両側面が面一になるように突
き合わす工程と、溶接金属が流れ込むための凹部有する
固形タブを前記突出部と前記フランジの各側面間に跨る
ように設置する工程と、前記突出部と前記フランジの突
き合わせ部を溶接する工程と、前記H形鋼製梁のウェブ
の柱側の端面と前記鋼管柱を溶接する工程とを備えたこ
とを特徴とするものである。
接合方法は、鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管柱に設けた
ダイアフラムを介して接合するものにおいて、前記H形
鋼製梁のフランジと略同一幅の突出部を有するダイアフ
ラムを前記鋼管柱に接合する工程と、前記突出部と前記
フランジとを、それぞれの両側面が面一になるように突
き合わす工程と、溶接金属が流れ込むための凹部有する
固形タブを前記突出部と前記フランジの各側面間に跨る
ように設置する工程と、前記突出部と前記フランジの突
き合わせ部を溶接する工程と、前記H形鋼製梁のウェブ
の柱側の端面と前記鋼管柱を溶接する工程とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態の平面図、図2は側面図である。図1、図2
に基づいて本実施の形態の構造を説明する。まず、構成
を概説すると、図において、1は角形鋼管柱、3は角形
鋼管柱1に取り付けられたダイアフラムであり、この例
では通しダイアフラムである。5は角形鋼管柱1の各側
面に接合されたH形鋼製梁であり、H形鋼製梁5のフラ
ンジ7とダイアフラム3、H形鋼製梁5のウェブ5と角
形鋼管柱1の側面がそれぞれ溶接接合されている。
実施の形態の平面図、図2は側面図である。図1、図2
に基づいて本実施の形態の構造を説明する。まず、構成
を概説すると、図において、1は角形鋼管柱、3は角形
鋼管柱1に取り付けられたダイアフラムであり、この例
では通しダイアフラムである。5は角形鋼管柱1の各側
面に接合されたH形鋼製梁であり、H形鋼製梁5のフラ
ンジ7とダイアフラム3、H形鋼製梁5のウェブ5と角
形鋼管柱1の側面がそれぞれ溶接接合されている。
【0016】次に、構成の詳細について説明する。ダイ
アフラム3は矩形状であり、各辺には接合するH形鋼製
梁5のフランジ7とほぼ同一幅の突出部3aが設けられ
ている。この突出部3aは、その突出の付け根部分には
応力集中を避けるためにアール3bが設けられている。
また、突出部3aの突出長さは、突出部3aとフランジ
7との溶接の際に用いる固形タブを当てるのに必要な程
度のごく短い長さである。具体的には、突出部3aの付
け根の部分に設けたアール3bの半径rとしてr=5〜
10mm程度が必要であり、これに加えて固形タブを取り
付けるスペースとして10mm程度が必要となる。したが
って、突出部3aの長さとしては15mm〜20mm程度と
なる。なお、ダイアフラム3を角形鋼管柱1に溶接する
ためにダイアフラム3を角形鋼管柱1の外方に10mm〜
20mm程度張り出させる必要がある。したがって、ダイ
アフラム3の角形鋼管柱1の外面からの突出寸法は、突
出部3aの部分が25mm〜40mmであり、それ以外の部
分では10mm〜20mmとなる。
アフラム3は矩形状であり、各辺には接合するH形鋼製
梁5のフランジ7とほぼ同一幅の突出部3aが設けられ
ている。この突出部3aは、その突出の付け根部分には
応力集中を避けるためにアール3bが設けられている。
また、突出部3aの突出長さは、突出部3aとフランジ
7との溶接の際に用いる固形タブを当てるのに必要な程
度のごく短い長さである。具体的には、突出部3aの付
け根の部分に設けたアール3bの半径rとしてr=5〜
10mm程度が必要であり、これに加えて固形タブを取り
付けるスペースとして10mm程度が必要となる。したが
って、突出部3aの長さとしては15mm〜20mm程度と
なる。なお、ダイアフラム3を角形鋼管柱1に溶接する
ためにダイアフラム3を角形鋼管柱1の外方に10mm〜
20mm程度張り出させる必要がある。したがって、ダイ
アフラム3の角形鋼管柱1の外面からの突出寸法は、突
出部3aの部分が25mm〜40mmであり、それ以外の部
分では10mm〜20mmとなる。
【0017】17は突出部3aとフランジ7の溶接部の
溶接金属であり、溶接金属17の端部は、図3の拡大図
に示すように、ダイアフラム3の突出部3aの側面及び
H形鋼製梁5のフランジ7の側面の両方に跨っている。
したがって、溶接欠陥が溶接線の方向(H形鋼製梁5の
軸線に直角の方向)に生ずることがない。18はH形鋼
製梁5の端部に設けたスカラップという切欠き部であ
り、溶接の際に使用する裏当て金9を挿通するためのも
のである。
溶接金属であり、溶接金属17の端部は、図3の拡大図
に示すように、ダイアフラム3の突出部3aの側面及び
H形鋼製梁5のフランジ7の側面の両方に跨っている。
したがって、溶接欠陥が溶接線の方向(H形鋼製梁5の
軸線に直角の方向)に生ずることがない。18はH形鋼
製梁5の端部に設けたスカラップという切欠き部であ
り、溶接の際に使用する裏当て金9を挿通するためのも
のである。
【0018】以上のように構成された本実施の形態にお
いては、ダイアフラム3の突出部3aとH形鋼製梁5の
フランジ7との溶接部における溶接金属17の端部が、
突出部3aの側面及びフランジ7の側面の両方に跨って
形成されているので、溶接欠陥が発生し難く、また発生
したとしても溶接線に直交するする方向になる。したが
って、溶接線方向に溶接欠陥が発生する従来例のよう
に、この部分からH形鋼製梁5が破断する危険性は少な
い。また、溶接欠陥が生じても、その方向が溶接線に直
交するする方向であり、応力平行方向となるため、H形
鋼製梁5に亀裂を生じさせることもない。
いては、ダイアフラム3の突出部3aとH形鋼製梁5の
フランジ7との溶接部における溶接金属17の端部が、
突出部3aの側面及びフランジ7の側面の両方に跨って
形成されているので、溶接欠陥が発生し難く、また発生
したとしても溶接線に直交するする方向になる。したが
って、溶接線方向に溶接欠陥が発生する従来例のよう
に、この部分からH形鋼製梁5が破断する危険性は少な
い。また、溶接欠陥が生じても、その方向が溶接線に直
交するする方向であり、応力平行方向となるため、H形
鋼製梁5に亀裂を生じさせることもない。
【0019】また、ダイアフラム3に突出部3aを設
け、断面変化が急激な部分と溶接部分とが一致しないよ
うにしているため、溶接部と断面変化の急激な部分とが
ずれており、応力集中が溶接部に生じて溶接部が破断す
る危険は少ない。そして、溶接部に溶接線方向の溶接欠
陥が発生しないので、溶接部の破断の危険性が少なく、
その結果従来の第三例の張出部3a,3aのように断面
変化の急激な部分と溶接部を大きく離す必要性は少な
く、突出部3aの突出長さは小さくてよい。このため、
スカラップ18の大きさは小さくて済み、スカラップ1
8を設けることによる悪影響が少なく、H形鋼製梁5の
ウェブ8と角形鋼管柱1の側面を直接溶接することが可
能となるのである。逆に言えば、従来の第三例のよう
に、張出部3a,3aの長さが長い場合には、スカラッ
プが大きくなり、断面欠損の影響が許容範囲を超えてし
まうことになり、そのため、スカラップを小さくして、
リブ板15を介する接合構造になってしまうのである。
このように、本実施の形態では、従来の第三例のような
リブ板15を溶接し、さらに該リブ板15とH形鋼製梁
5をボルト接合するというような複雑な構造が不要とな
り、また接合作業もごく単純になる。
け、断面変化が急激な部分と溶接部分とが一致しないよ
うにしているため、溶接部と断面変化の急激な部分とが
ずれており、応力集中が溶接部に生じて溶接部が破断す
る危険は少ない。そして、溶接部に溶接線方向の溶接欠
陥が発生しないので、溶接部の破断の危険性が少なく、
その結果従来の第三例の張出部3a,3aのように断面
変化の急激な部分と溶接部を大きく離す必要性は少な
く、突出部3aの突出長さは小さくてよい。このため、
スカラップ18の大きさは小さくて済み、スカラップ1
8を設けることによる悪影響が少なく、H形鋼製梁5の
ウェブ8と角形鋼管柱1の側面を直接溶接することが可
能となるのである。逆に言えば、従来の第三例のよう
に、張出部3a,3aの長さが長い場合には、スカラッ
プが大きくなり、断面欠損の影響が許容範囲を超えてし
まうことになり、そのため、スカラップを小さくして、
リブ板15を介する接合構造になってしまうのである。
このように、本実施の形態では、従来の第三例のような
リブ板15を溶接し、さらに該リブ板15とH形鋼製梁
5をボルト接合するというような複雑な構造が不要とな
り、また接合作業もごく単純になる。
【0020】図4〜図7は本実施の形態の接合方法の説
明図である。以下、図4〜図7に基づいて、本実施の形
態の接合方法を説明する。まず、H形鋼製梁5のフラン
ジ幅と略同一幅の突出部3aを有するダイアフラム3を
角形鋼管柱1に溶接接合する。次に、ダイアフラム3の
突出部3aの接合面にH形鋼製梁5のフランジ7の接合
面を突き合わせ、H型鋼製梁のフランジ部の下面に裏当
て金9を設置する(以上図4、図5)。
明図である。以下、図4〜図7に基づいて、本実施の形
態の接合方法を説明する。まず、H形鋼製梁5のフラン
ジ幅と略同一幅の突出部3aを有するダイアフラム3を
角形鋼管柱1に溶接接合する。次に、ダイアフラム3の
突出部3aの接合面にH形鋼製梁5のフランジ7の接合
面を突き合わせ、H型鋼製梁のフランジ部の下面に裏当
て金9を設置する(以上図4、図5)。
【0021】次に、図6に示すように、ダイアフラム3
の突出部3aとH形鋼製梁5のフランジ7の接合部の側
面に固形タブ19を当接する。この固形タブ19は、溶
接の際に溶接金属が流れ込むための凹部19aを有して
おり、この凹部19aを接合面側に向けて設置する。そ
して、突き合わされたダイアフラム3の突出部3aとH
形鋼製梁5のフランジ7を溶接する。溶接部の溶接金属
17の形状は、図7に示すように、突出部3aの側面及
びフランジ7の側面の両方に跨って形成される。さら
に、H形鋼製梁5のウェブ8の柱側の端面と角型鋼管柱
1を溶接する。
の突出部3aとH形鋼製梁5のフランジ7の接合部の側
面に固形タブ19を当接する。この固形タブ19は、溶
接の際に溶接金属が流れ込むための凹部19aを有して
おり、この凹部19aを接合面側に向けて設置する。そ
して、突き合わされたダイアフラム3の突出部3aとH
形鋼製梁5のフランジ7を溶接する。溶接部の溶接金属
17の形状は、図7に示すように、突出部3aの側面及
びフランジ7の側面の両方に跨って形成される。さら
に、H形鋼製梁5のウェブ8の柱側の端面と角型鋼管柱
1を溶接する。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、溶接
線方向の溶接欠陥が生ぜず、しかも極めて簡単な方法で
角形鋼管柱とH形鋼製梁の接合することができる。
線方向の溶接欠陥が生ぜず、しかも極めて簡単な方法で
角形鋼管柱とH形鋼製梁の接合することができる。
【0023】実施の形態2.具体的な実施の形態を説明
する前に、本実施の形態に関連する課題について説明す
る。従来例を示した図9、図10において、ダイアフラ
ム3とH形鋼製梁5のフランジ7の溶接部分において
は、フランジ7のみに開先を設け、ダイアフラム3側に
は設けていない。このように、ダイアフラム3側に開先
を設けていないのは、従来のダイアフラムは角形鋼管柱
1の外方への突出部が短いため加工が困難であること、
及び片側開先の溶接でも十分であるとの考えに基づくも
のである。しかしながら、このような片側開先の場合に
は次のような問題がある。まず、開先を設けていないダ
イアフラム3側では接合面上部で溶接熱が奪われてしま
い、溶接面の下部、特に裏当金9の直近部分では十分な
溶け込みが得られずに欠陥を生じる可能性がある。ま
た、溶接部においては、熱影響部が最も強度的に弱くな
るが、開先を設けていないダイアフラム3側では、この
熱影響部がH形鋼製梁5の軸線に直交する垂直面として
形成されることになる。このため、地震力が作用した場
合、この垂直面に沿う亀裂が生じる可能性がある。本実
施の形態においては、片側開先から生ずるこれらの課題
を解決するためになされたものであり、以下具体的に説
明する。
する前に、本実施の形態に関連する課題について説明す
る。従来例を示した図9、図10において、ダイアフラ
ム3とH形鋼製梁5のフランジ7の溶接部分において
は、フランジ7のみに開先を設け、ダイアフラム3側に
は設けていない。このように、ダイアフラム3側に開先
を設けていないのは、従来のダイアフラムは角形鋼管柱
1の外方への突出部が短いため加工が困難であること、
及び片側開先の溶接でも十分であるとの考えに基づくも
のである。しかしながら、このような片側開先の場合に
は次のような問題がある。まず、開先を設けていないダ
イアフラム3側では接合面上部で溶接熱が奪われてしま
い、溶接面の下部、特に裏当金9の直近部分では十分な
溶け込みが得られずに欠陥を生じる可能性がある。ま
た、溶接部においては、熱影響部が最も強度的に弱くな
るが、開先を設けていないダイアフラム3側では、この
熱影響部がH形鋼製梁5の軸線に直交する垂直面として
形成されることになる。このため、地震力が作用した場
合、この垂直面に沿う亀裂が生じる可能性がある。本実
施の形態においては、片側開先から生ずるこれらの課題
を解決するためになされたものであり、以下具体的に説
明する。
【0024】図8はダイアフラム3の突出部3aとフラ
ンジ7の溶接部の拡大断面を示しており、実施の形態1
と同一部分には同一の符号を付している。本実施の形態
2においては、図8に示すように、ダイアフラム3の突
出部3aとH形鋼製梁5のフランジ7のそれぞれに開先
を設けて溶接するようにしたものである。このようにす
ることによって、以下のような効果が得られる。まず、
ダイアフラム3の突出部3aにも開先を設けることによ
り、ダイアフラム3の突出部3a側の下部においても十
分な溶け込みが可能となり、ダイアフラム3側の裏当て
金9の直近部にも溶接欠陥が生じなくなる。
ンジ7の溶接部の拡大断面を示しており、実施の形態1
と同一部分には同一の符号を付している。本実施の形態
2においては、図8に示すように、ダイアフラム3の突
出部3aとH形鋼製梁5のフランジ7のそれぞれに開先
を設けて溶接するようにしたものである。このようにす
ることによって、以下のような効果が得られる。まず、
ダイアフラム3の突出部3aにも開先を設けることによ
り、ダイアフラム3の突出部3a側の下部においても十
分な溶け込みが可能となり、ダイアフラム3側の裏当て
金9の直近部にも溶接欠陥が生じなくなる。
【0025】また、一番の弱点である熱影響部21が傾
斜面として形成されることになるので、熱影響部21に
沿う断面の面積が垂直断面の場合に比較して大きくな
る。このため、熱影響部21に沿う断面における外力に
対する抵抗力が大きくなり、かかる断面に沿う亀裂が発
生しにくくなる。また、熱影響部21が傾斜して形成さ
れているので、H形鋼製梁5の軸線に直交する垂直面で
亀裂が発生しようとすると、亀裂は熱影響部21と溶接
金属17(場所によっては熱影響のない部分)に跨るこ
とになるが、溶接金属17や熱影響のない部分は衝撃値
が大きいため、熱影響部が垂直断面方向に形成される場
合に比較して亀裂を生じにくい。このように、熱影響部
21に沿う傾斜方向の亀裂、および熱影響部21を通る
垂直断面方向の亀裂共に発生しにくいのである。
斜面として形成されることになるので、熱影響部21に
沿う断面の面積が垂直断面の場合に比較して大きくな
る。このため、熱影響部21に沿う断面における外力に
対する抵抗力が大きくなり、かかる断面に沿う亀裂が発
生しにくくなる。また、熱影響部21が傾斜して形成さ
れているので、H形鋼製梁5の軸線に直交する垂直面で
亀裂が発生しようとすると、亀裂は熱影響部21と溶接
金属17(場所によっては熱影響のない部分)に跨るこ
とになるが、溶接金属17や熱影響のない部分は衝撃値
が大きいため、熱影響部が垂直断面方向に形成される場
合に比較して亀裂を生じにくい。このように、熱影響部
21に沿う傾斜方向の亀裂、および熱影響部21を通る
垂直断面方向の亀裂共に発生しにくいのである。
【0026】以上のように、本実施の形態によれば、簡
単な構成により、地震時における溶接部での亀裂の発生
を確実に防止できる。
単な構成により、地震時における溶接部での亀裂の発生
を確実に防止できる。
【0027】なお、上記の実施の形態においてはダイア
フラムとして通しダイアフラムを例に挙げたが、外ダイ
ヤフラムであってもよい。また、角形鋼管柱を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
円形鋼管柱に対しても適用できる。
フラムとして通しダイアフラムを例に挙げたが、外ダイ
ヤフラムであってもよい。また、角形鋼管柱を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
円形鋼管柱に対しても適用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。
で、以下のような効果を奏する。
【0029】ダイアフラムは、H形鋼製梁のフランジと
略同一幅の突出部を有し、該突出部とフランジとが、そ
れぞれの両側面が面一になるように突き合わされ、かつ
溶接金属の端部が前記突出部と前記フランジの各側面間
に跨るように溶接されているので、溶接欠陥が溶接線の
方向に生ずることがなく、また溶接部と断面変化の急激
な部分とがずれており、応力集中が溶接部に生ぜず、溶
接部が破断する危険は極めて少ない。また、溶接部に溶
接線に沿う溶接欠陥が発生しないことから、ダイアフラ
ムの突出長さを短くできるので、H形鋼製梁の端部に設
けるスカラップを小さくでき、鋼管柱とH形鋼製梁のウ
ェブとを直接溶接することが可能となり、全体の構成を
単純化できる。
略同一幅の突出部を有し、該突出部とフランジとが、そ
れぞれの両側面が面一になるように突き合わされ、かつ
溶接金属の端部が前記突出部と前記フランジの各側面間
に跨るように溶接されているので、溶接欠陥が溶接線の
方向に生ずることがなく、また溶接部と断面変化の急激
な部分とがずれており、応力集中が溶接部に生ぜず、溶
接部が破断する危険は極めて少ない。また、溶接部に溶
接線に沿う溶接欠陥が発生しないことから、ダイアフラ
ムの突出長さを短くできるので、H形鋼製梁の端部に設
けるスカラップを小さくでき、鋼管柱とH形鋼製梁のウ
ェブとを直接溶接することが可能となり、全体の構成を
単純化できる。
【図1】 本発明の一実施の形態の平面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の側面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態の一部を拡大して示す
拡大図である。
拡大図である。
【図4】 本発明の接合方法の工程の説明図である。
【図5】 本発明の接合方法の工程の説明図である。
【図6】 本発明の接合方法の工程の説明図である。
【図7】 本発明の接合方法の工程の説明図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態の説明図である。
【図9】 従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造の第一
例の説明図である。
例の説明図である。
【図10】 従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造の第
二例の説明図である。
二例の説明図である。
【図11】 従来の鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造の第
三例の説明図である。
三例の説明図である。
【図12】 従来例の課題の説明図である。
【図13】 従来例の課題の説明図である。
1 角形鋼管柱 3 ダイアフラム 3a 突出部 5 H形鋼製梁 7 フランジ 8 ウェブ 17 溶接金属 18 スカラップ
Claims (4)
- 【請求項1】 鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管柱に設け
たダイアフラムを介して接合する鋼管柱とH形鋼製梁の
接合構造において、 前記ダイアフラムは、前記H形鋼製梁のフランジと略同
一幅の突出部を有し、 該突出部と前記フランジとが、それぞれの両側面が面一
になるように突き合わされ、かつ溶接金属の端部が前記
突出部と前記フランジの各側面間に跨るように溶接され
ると共に、 前記H形鋼製梁のウェブが前記鋼管柱の側面に溶接され
ていることを特徴とする鋼管柱とH形鋼製梁の接合構
造。 - 【請求項2】 前記ダイアフラムは、通しダイアフラム
または外ダイアフラムであることを特徴とする請求項1
記載の鋼管柱とH形鋼製梁の接合構造。 - 【請求項3】 前記ダイアフラムの突出部と前記H形鋼
製梁のフランジのそれぞれに開先を設けたことを特徴と
する請求項1または2記載の鋼管柱とH形鋼製梁の接合
構造。 - 【請求項4】 鋼管柱とH形鋼製梁を前記鋼管柱に設け
たダイアフラムを介して接合する鋼管柱とH形鋼製梁の
接合方法において、 前記H形鋼製梁のフランジと略同一幅の突出部を有する
ダイアフラムを前記鋼管柱に接合する工程と、 前記突出部と前記フランジとを、それぞれの両側面が面
一になるように突き合わす工程と、 溶接金属が流れ込むための凹部有する固形タブを前記突
出部と前記フランジの各側面間に跨るように設置する工
程と、 前記突出部と前記フランジの突き合わせ部を溶接する工
程と、 前記H形鋼製梁のウェブの柱側の端面と前記鋼管柱を溶
接する工程とを備えたことを特徴とする鋼管柱とH形鋼
製梁の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34563799A JP2001193153A (ja) | 1999-10-29 | 1999-12-06 | 鋼管柱とh形鋼製梁の接合構造および接合方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-308061 | 1999-10-29 | ||
JP30806199 | 1999-10-29 | ||
JP34563799A JP2001193153A (ja) | 1999-10-29 | 1999-12-06 | 鋼管柱とh形鋼製梁の接合構造および接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193153A true JP2001193153A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=26565395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34563799A Withdrawn JP2001193153A (ja) | 1999-10-29 | 1999-12-06 | 鋼管柱とh形鋼製梁の接合構造および接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193153A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015059340A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社アキコ | 建物解体用圧砕機の破砕爪及び溶接方法 |
-
1999
- 1999-12-06 JP JP34563799A patent/JP2001193153A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015059340A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社アキコ | 建物解体用圧砕機の破砕爪及び溶接方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |