JP2001192958A - 複合不織布の製造方法および製造装置 - Google Patents
複合不織布の製造方法および製造装置Info
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- JP2001192958A JP2001192958A JP37482699A JP37482699A JP2001192958A JP 2001192958 A JP2001192958 A JP 2001192958A JP 37482699 A JP37482699 A JP 37482699A JP 37482699 A JP37482699 A JP 37482699A JP 2001192958 A JP2001192958 A JP 2001192958A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一方向には大きな伸縮性を有して他の方向に
は剛性を有する、不織布とエラストマーとの複合不織布
を簡便かつ効率よく製造することを可能にする。 【解決手段】 ウェブ7を一方向に搬送する搬送ベルト
11の上方に、供給管2を介して押出機1に接続された
ダイス3が配置される。ダイス3の下面には、ノズルス
リット板4がウェブ7の幅方向に往復移動可能に取り付
けられ、ノズルスリット板4にノズルが形成されてい
る。ウェブ7は、複数のフィラメントがウェブ7の長さ
方向とほぼ平行な方向に配列されてなるものであり、ウ
ェブ7の上方で溶融状態のエラストマー9をノズルスリ
ット板4のノズルから糸状に押し出しつつノズルスリッ
ト板4を往復移動させる。これにより、ウェブ7のフィ
ラメントの配列方向とほぼ交差する方向に延びる弾性体
ストランド10がウェブ7上に積層されてなる複合不織
布8が作製される。
は剛性を有する、不織布とエラストマーとの複合不織布
を簡便かつ効率よく製造することを可能にする。 【解決手段】 ウェブ7を一方向に搬送する搬送ベルト
11の上方に、供給管2を介して押出機1に接続された
ダイス3が配置される。ダイス3の下面には、ノズルス
リット板4がウェブ7の幅方向に往復移動可能に取り付
けられ、ノズルスリット板4にノズルが形成されてい
る。ウェブ7は、複数のフィラメントがウェブ7の長さ
方向とほぼ平行な方向に配列されてなるものであり、ウ
ェブ7の上方で溶融状態のエラストマー9をノズルスリ
ット板4のノズルから糸状に押し出しつつノズルスリッ
ト板4を往復移動させる。これにより、ウェブ7のフィ
ラメントの配列方向とほぼ交差する方向に延びる弾性体
ストランド10がウェブ7上に積層されてなる複合不織
布8が作製される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィラメントがほ
ぼ一方向に配列されてなる不織布上に弾性体が積層され
た複合不織布の製造方法および製造装置に関する。
ぼ一方向に配列されてなる不織布上に弾性体が積層され
た複合不織布の製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布と弾性体との複合シートに
関しては各種の提案がなされている(例えば、特開平8
−174764号公報、特開平9−132856号公
報、特開平9−279453号公報、特開平11−22
2759号公報)。特開平8−174764号公報に
は、熱可塑性樹脂からなる特定の延伸長繊維ウェブと伸
縮性エラストマー層との少なくとも2層を積層してな
る、伸縮方向が規制された複合体が記載されている。延
伸長繊維ウェブは、熱可塑性樹脂を紡糸して形成された
長繊維ウェブを一方向に延伸し、かつそのウェブの繊維
をほぼ一方向に配列してなるものである。
関しては各種の提案がなされている(例えば、特開平8
−174764号公報、特開平9−132856号公
報、特開平9−279453号公報、特開平11−22
2759号公報)。特開平8−174764号公報に
は、熱可塑性樹脂からなる特定の延伸長繊維ウェブと伸
縮性エラストマー層との少なくとも2層を積層してな
る、伸縮方向が規制された複合体が記載されている。延
伸長繊維ウェブは、熱可塑性樹脂を紡糸して形成された
長繊維ウェブを一方向に延伸し、かつそのウェブの繊維
をほぼ一方向に配列してなるものである。
【0003】特開平9−132856号公報に記載され
た伸長性スパンボンド不織布は、極めて小さい応力で横
方向に優れた延びを発現し、かつ優れた表面強度と風合
いを有するようなものである。この伸長性スパンボンド
不織布を作製する際には、まず、熱可塑性樹脂を溶融紡
糸して得られた連続長繊維フィラメント群をエジェクタ
ーにより高速高圧エアーで延伸しながら引き取り、開繊
し、捕集用の支持体上に捕集、集積させることでウェブ
を形成する。そして、このウェブに規則的で断続的な第
1の自己融着区域を有する連続長繊維スパンボンド不織
布を縦方向に、延伸前の不織布の幅と延伸後の不織布の
幅との比が100:90〜100:50となるように延
伸し、延伸後の不織布の幅を維持しながら加熱ロールに
より、規則的で断続的な第2の自己融着区域を設けて形
成される。具体的には、スパンボンド不織布を軽くエン
ボス加工した後に、縦方向に延伸して幅を縮め、さらに
エンボス加工している。
た伸長性スパンボンド不織布は、極めて小さい応力で横
方向に優れた延びを発現し、かつ優れた表面強度と風合
いを有するようなものである。この伸長性スパンボンド
不織布を作製する際には、まず、熱可塑性樹脂を溶融紡
糸して得られた連続長繊維フィラメント群をエジェクタ
ーにより高速高圧エアーで延伸しながら引き取り、開繊
し、捕集用の支持体上に捕集、集積させることでウェブ
を形成する。そして、このウェブに規則的で断続的な第
1の自己融着区域を有する連続長繊維スパンボンド不織
布を縦方向に、延伸前の不織布の幅と延伸後の不織布の
幅との比が100:90〜100:50となるように延
伸し、延伸後の不織布の幅を維持しながら加熱ロールに
より、規則的で断続的な第2の自己融着区域を設けて形
成される。具体的には、スパンボンド不織布を軽くエン
ボス加工した後に、縦方向に延伸して幅を縮め、さらに
エンボス加工している。
【0004】特開平9−279453号公報には、一方
向だけ伸縮性を有する不織布、およびその不織布を簡便
で効率的に製造することが可能な製造方法が記載されて
いる。この不織布の製造方法では、まず、主として熱可
塑性樹脂の繊維からなる不織布を作製する。次に、この
未延伸原反を、延伸温度が樹脂の融点より60℃低い温
度から融点より10℃低い温度の間の温度で、また延伸
倍率が1.4〜4.0、かつニップロール間隔が未延伸
原反幅の0.5〜10倍の条件で一軸延伸をする。これ
により、一方向だけ伸縮性を有する不織布が製造され
る。
向だけ伸縮性を有する不織布、およびその不織布を簡便
で効率的に製造することが可能な製造方法が記載されて
いる。この不織布の製造方法では、まず、主として熱可
塑性樹脂の繊維からなる不織布を作製する。次に、この
未延伸原反を、延伸温度が樹脂の融点より60℃低い温
度から融点より10℃低い温度の間の温度で、また延伸
倍率が1.4〜4.0、かつニップロール間隔が未延伸
原反幅の0.5〜10倍の条件で一軸延伸をする。これ
により、一方向だけ伸縮性を有する不織布が製造され
る。
【0005】特開平11−222759号公報には、長
繊維フィラメントからなる伸張性不織布と伸縮性エラス
トマーとを積層してなる複合伸張性不織布が記載されて
いる。その複合伸張性不織布を構成する伸張性不織布
は、少なくとも一方向に3倍以上延伸してなる不織布で
あり、主として3μm以上15μm以下の径を有する長
繊維フィラメントからなり、かつ延伸方向に対して直角
方向に伸張した場合、伸張応力が低下することなく15
0%以上拡張可能なものである。複合伸張性不織布のエ
ラストマーの形態としては、フィルム、不織布、発泡体
などが使用され、エラストマー層と延伸不織布との積層
接合方法としては、押出ラミネーションや接着剤による
複合、エラストマー溶液の塗布などの手段が用いられて
いる。
繊維フィラメントからなる伸張性不織布と伸縮性エラス
トマーとを積層してなる複合伸張性不織布が記載されて
いる。その複合伸張性不織布を構成する伸張性不織布
は、少なくとも一方向に3倍以上延伸してなる不織布で
あり、主として3μm以上15μm以下の径を有する長
繊維フィラメントからなり、かつ延伸方向に対して直角
方向に伸張した場合、伸張応力が低下することなく15
0%以上拡張可能なものである。複合伸張性不織布のエ
ラストマーの形態としては、フィルム、不織布、発泡体
などが使用され、エラストマー層と延伸不織布との積層
接合方法としては、押出ラミネーションや接着剤による
複合、エラストマー溶液の塗布などの手段が用いられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の複合シートは、単純な弾性体と不織布との複合
シートであり、弾性体および不織布それぞれの方向性に
ついての規制が不十分であった。従って、これらの複合
シートは、伸縮特性が悪いものであった。さらに、上記
の複合シートの製法は、接合工程が複雑であり、効率よ
く安価に複合シートを製造することができなかった。特
に熱可塑性エラストマーの使用量を少なくしかつ効率よ
く接合することが望まれている。
た従来の複合シートは、単純な弾性体と不織布との複合
シートであり、弾性体および不織布それぞれの方向性に
ついての規制が不十分であった。従って、これらの複合
シートは、伸縮特性が悪いものであった。さらに、上記
の複合シートの製法は、接合工程が複雑であり、効率よ
く安価に複合シートを製造することができなかった。特
に熱可塑性エラストマーの使用量を少なくしかつ効率よ
く接合することが望まれている。
【0007】また、伸縮性を有する複合シートとして、
使用される製品の部所に応じて、縦方向あるいは横方向
のいずれか一方向にのみ伸縮性が必要な複合シートが要
望されている。
使用される製品の部所に応じて、縦方向あるいは横方向
のいずれか一方向にのみ伸縮性が必要な複合シートが要
望されている。
【0008】従来の複合シートでは、不織布が短繊維か
らなるカードウェブやエアレイドウェブを使用したもの
である場合、一方向にのみ伸びるように製造すると、表
面強度が弱く短繊維の抜けが発生するという欠点があっ
た。また、このような複合シートは製造するのに時間を
要するため生産性に劣り、コスト高となる問題があっ
た。また、不織布の目付重量を小さくすると、必要な強
度が得られず、目付重量を10g/m3以下とした場
合、一般的な装置では引っ張り強度が不足し十分な張力
がかけられないため、加工時に破断や変形が起こり、加
工が困難であるといった問題があった。
らなるカードウェブやエアレイドウェブを使用したもの
である場合、一方向にのみ伸びるように製造すると、表
面強度が弱く短繊維の抜けが発生するという欠点があっ
た。また、このような複合シートは製造するのに時間を
要するため生産性に劣り、コスト高となる問題があっ
た。また、不織布の目付重量を小さくすると、必要な強
度が得られず、目付重量を10g/m3以下とした場
合、一般的な装置では引っ張り強度が不足し十分な張力
がかけられないため、加工時に破断や変形が起こり、加
工が困難であるといった問題があった。
【0009】また、この分野の先行技術として特開平9
−132856号公報に記載されているような、スパン
ボンド不織布を軽くエンボス加工した後に、縦方向に延
伸して幅を縮め、さらにエンボス加工する方法では、2
回のエンボス工程が必要であるので、工程が複雑でかつ
作業性が悪い。また、横方向の伸びを一定に保つために
は、エンボス条件が微妙であるために、安定した物性が
得られないことが多い。また、不織布を幅方向に縮ませ
るので、両側端での厚みが厚くなる傾向があり、結果的
に、厚みが幅方向に均一な製品を製造することが困難と
なり、歩留まりが低下するといった欠点があった。
−132856号公報に記載されているような、スパン
ボンド不織布を軽くエンボス加工した後に、縦方向に延
伸して幅を縮め、さらにエンボス加工する方法では、2
回のエンボス工程が必要であるので、工程が複雑でかつ
作業性が悪い。また、横方向の伸びを一定に保つために
は、エンボス条件が微妙であるために、安定した物性が
得られないことが多い。また、不織布を幅方向に縮ませ
るので、両側端での厚みが厚くなる傾向があり、結果的
に、厚みが幅方向に均一な製品を製造することが困難と
なり、歩留まりが低下するといった欠点があった。
【0010】特開平9−279453号公報および特開
平9−279460号公報も、この分野の先行技術を開
示したものであるが、これらの公報に開示されたものは
延伸方法が適当でなく、幅の収縮を伴う延伸である点
で、前記特開平9−132856号公報と同様に、均一
な製品が得られにくく、歩留まりが低いという問題を有
している。これらの発明は、熱可塑性エラストマーと複
合することなく、不織布単体で伸縮性を出すための種々
の要件を求めている。またこれらの発明は、延伸倍率を
1.4〜4倍としているが、上記のように幅の縮小を伴
うことを考慮すると、次で定義する延伸倍率として2倍
以下であると想定できる。
平9−279460号公報も、この分野の先行技術を開
示したものであるが、これらの公報に開示されたものは
延伸方法が適当でなく、幅の収縮を伴う延伸である点
で、前記特開平9−132856号公報と同様に、均一
な製品が得られにくく、歩留まりが低いという問題を有
している。これらの発明は、熱可塑性エラストマーと複
合することなく、不織布単体で伸縮性を出すための種々
の要件を求めている。またこれらの発明は、延伸倍率を
1.4〜4倍としているが、上記のように幅の縮小を伴
うことを考慮すると、次で定義する延伸倍率として2倍
以下であると想定できる。
【0011】ここで、上記の延伸倍率は、延伸前のウェ
ブの延伸方向に所定の間隔で付与したマークにより、以
下の式で定義することができる。 延伸倍率=〔延伸後のマーク間の長さ〕/〔延伸前のマ
ーク間の長さ〕 この延伸倍率は、通常の長繊維フィラメントヤーンの延
伸のように、必ずしも個々のフィラメントの延伸倍率を
意味しない。
ブの延伸方向に所定の間隔で付与したマークにより、以
下の式で定義することができる。 延伸倍率=〔延伸後のマーク間の長さ〕/〔延伸前のマ
ーク間の長さ〕 この延伸倍率は、通常の長繊維フィラメントヤーンの延
伸のように、必ずしも個々のフィラメントの延伸倍率を
意味しない。
【0012】また、従来の不織布とエラストマーとの接
合体は、それぞれの工程で成形されたエラストマーを、
別工程で接合することにより製造されていた。しかしな
がら、このような方法では、エラストマー製品は一旦巻
き取られて次工程へ送られ、その後、再び繰り出して次
工程の装置に供給される。これら巻き取りおよび繰り出
しでは、伸縮性のあるエラストマー製品に張力を与える
ことになるため、エラストマー製品の取り扱いが困難で
あり、効率良い製造方法とは言えなかった。
合体は、それぞれの工程で成形されたエラストマーを、
別工程で接合することにより製造されていた。しかしな
がら、このような方法では、エラストマー製品は一旦巻
き取られて次工程へ送られ、その後、再び繰り出して次
工程の装置に供給される。これら巻き取りおよび繰り出
しでは、伸縮性のあるエラストマー製品に張力を与える
ことになるため、エラストマー製品の取り扱いが困難で
あり、効率良い製造方法とは言えなかった。
【0013】本発明の目的は、一方向には大きな伸縮性
を有するが、他の方向には殆ど伸縮せずに剛性を有す
る、不織布と弾性体との複合不織布を簡便かつ効率よく
製造することが可能な複合不織布の製造方法および製造
装置を提供することにある。
を有するが、他の方向には殆ど伸縮せずに剛性を有す
る、不織布と弾性体との複合不織布を簡便かつ効率よく
製造することが可能な複合不織布の製造方法および製造
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィラメントがほぼ一方向に配列されて
構成された前記一方向に剛性を有する不織布上に、前記
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びる弾性体
のストランドが積層されてなる複合不織布の製造方法で
あって、前記不織布を前記フィラメントの配列方向と略
平行な方向に搬送する工程と、前記フィラメントの配列
方向と略平行な方向に移動する前記不織布の上方で、可
塑化された前記弾性体の材料をノズル部から押し出すこ
とにより前記弾性体のストランドを紡糸しつつ、前記不
織布の面と平行な平面内で前記ノズル部を前記不織布の
搬送方向と交差する方向に往復移動させる工程とを有す
る。
に、本発明は、フィラメントがほぼ一方向に配列されて
構成された前記一方向に剛性を有する不織布上に、前記
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びる弾性体
のストランドが積層されてなる複合不織布の製造方法で
あって、前記不織布を前記フィラメントの配列方向と略
平行な方向に搬送する工程と、前記フィラメントの配列
方向と略平行な方向に移動する前記不織布の上方で、可
塑化された前記弾性体の材料をノズル部から押し出すこ
とにより前記弾性体のストランドを紡糸しつつ、前記不
織布の面と平行な平面内で前記ノズル部を前記不織布の
搬送方向と交差する方向に往復移動させる工程とを有す
る。
【0015】また、可塑化された前記弾性体の材料を前
記ノズル部から押し出す工程の前に、前記弾性体の材料
を熱または可塑剤によって可塑化する工程を有すること
が好ましい。
記ノズル部から押し出す工程の前に、前記弾性体の材料
を熱または可塑剤によって可塑化する工程を有すること
が好ましい。
【0016】さらに、本発明は、フィラメントがほぼ一
方向に配列されて構成された前記一方向に剛性を有する
不織布上に、前記フィラメントの配列方向と交差する方
向に延びる弾性体のストランドが積層されてなる複合不
織布の製造装置であって、前記不織布を前記フィラメン
トの配列方向と略平行な方向に搬送する搬送手段と、前
記搬送手段によって移動する前記不織布の上方に配置さ
れて、前記不織布の面と平行な平面内で前記不織布の搬
送方向と交差する方向に往復移動し、可塑化された前記
弾性体の材料を吐出するノズル部とを有する。
方向に配列されて構成された前記一方向に剛性を有する
不織布上に、前記フィラメントの配列方向と交差する方
向に延びる弾性体のストランドが積層されてなる複合不
織布の製造装置であって、前記不織布を前記フィラメン
トの配列方向と略平行な方向に搬送する搬送手段と、前
記搬送手段によって移動する前記不織布の上方に配置さ
れて、前記不織布の面と平行な平面内で前記不織布の搬
送方向と交差する方向に往復移動し、可塑化された前記
弾性体の材料を吐出するノズル部とを有する。
【0017】具体的には、前記ノズル部が、熱または可
塑剤によって可塑化された前記弾性体の材料を吐出する
ものである。
塑剤によって可塑化された前記弾性体の材料を吐出する
ものである。
【0018】上記の通りの発明では、フィラメントがほ
ぼ一方向に配列されて構成された一方向に剛性を有する
不織布が、搬送手段などによってそのフィラメントの配
列方向に搬送され、搬送されて移動する不織布の上方
で、可塑化された弾性体の材料がノズル部から押し出さ
れつつ、そのノズル部が、不織布の面と平行な平面内で
不織布の搬送方向と交差する方向に往復移動する。この
ようにして、可塑化された弾性体の材料がノズル部から
吐出されることにより弾性体のストランドが紡糸され、
また、ノズル部が不織布の上方で上記のような方向に往
復移動することにより、弾性体のストランドが不織布の
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びるよう
に、その弾性体のストランドが不織布上に積層される。
これにより、フィラメントがほぼ一方向に配列されてな
る不織布上に、そのフィラメントの配列方向と交差する
方向に延びる弾性体のストランドが積層されてなる複合
不織布が製造される。この複合不織布は、複合不織布を
構成する前記不織布のフィラメントの配列方向に剛性を
有し、そのフィラメントの配列方向と交差する方向、す
なわち弾性体のストランドが延びる方向に大きな伸縮性
を有している。従って、この複合不織布は、一方向に殆
ど変形しないが、その一方向と交差する方向には大きく
変形可能である。上記の製造方法および製造方法によれ
ば、このような伸縮特性を有する複合不織布を、不織布
の目付量および弾性体の使用量を少なくして歩留まりよ
く、簡便かつ効率よく製造することができる。
ぼ一方向に配列されて構成された一方向に剛性を有する
不織布が、搬送手段などによってそのフィラメントの配
列方向に搬送され、搬送されて移動する不織布の上方
で、可塑化された弾性体の材料がノズル部から押し出さ
れつつ、そのノズル部が、不織布の面と平行な平面内で
不織布の搬送方向と交差する方向に往復移動する。この
ようにして、可塑化された弾性体の材料がノズル部から
吐出されることにより弾性体のストランドが紡糸され、
また、ノズル部が不織布の上方で上記のような方向に往
復移動することにより、弾性体のストランドが不織布の
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びるよう
に、その弾性体のストランドが不織布上に積層される。
これにより、フィラメントがほぼ一方向に配列されてな
る不織布上に、そのフィラメントの配列方向と交差する
方向に延びる弾性体のストランドが積層されてなる複合
不織布が製造される。この複合不織布は、複合不織布を
構成する前記不織布のフィラメントの配列方向に剛性を
有し、そのフィラメントの配列方向と交差する方向、す
なわち弾性体のストランドが延びる方向に大きな伸縮性
を有している。従って、この複合不織布は、一方向に殆
ど変形しないが、その一方向と交差する方向には大きく
変形可能である。上記の製造方法および製造方法によれ
ば、このような伸縮特性を有する複合不織布を、不織布
の目付量および弾性体の使用量を少なくして歩留まりよ
く、簡便かつ効率よく製造することができる。
【0019】なお、本発明において、複合シートの伸縮
方向や、フィラメントの配列方向および延伸方向等を説
明する場合に用いる「縦方向」とは、不織布を製造する
際、あるいは不織布とエラストマーとを接合する際の機
械方向すなわち不織布の送り方向を意味し、「横方向」
とは、その縦方向と直角な方向、すなわち不織布の幅方
向を意味する。
方向や、フィラメントの配列方向および延伸方向等を説
明する場合に用いる「縦方向」とは、不織布を製造する
際、あるいは不織布とエラストマーとを接合する際の機
械方向すなわち不織布の送り方向を意味し、「横方向」
とは、その縦方向と直角な方向、すなわち不織布の幅方
向を意味する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態に係る複合不
織布の製造装置の一部を示す断面図である。本実施形態
の複合不織布の製造装置では、図1に示すように、ゴム
弾性体の材料を溶融状態で押し出す押出機1に、供給管
2を介してダイス3が接続されている。ダイス3は、後
述するように弾性体の材料であるエラストマー9を溶融
状態で糸状に押し出すためのものである。ダイス3の内
部には、押出機1から押し出されたエラストマー9が供
給管2の内部を通して供給される。ダイス3の下方で
は、搬送手段である搬送ベルト11によって、不織布で
あるウェブ7が搬送される。搬送ベルト11は、回転可
能に支持された一対のローラ12によって張られてお
り、搬送ベルト11における一対のローラ12の間の部
分が、一対のローラ12の回転に伴って重力方向に対し
て垂直な水平方向に走行する。
織布の製造装置の一部を示す断面図である。本実施形態
の複合不織布の製造装置では、図1に示すように、ゴム
弾性体の材料を溶融状態で押し出す押出機1に、供給管
2を介してダイス3が接続されている。ダイス3は、後
述するように弾性体の材料であるエラストマー9を溶融
状態で糸状に押し出すためのものである。ダイス3の内
部には、押出機1から押し出されたエラストマー9が供
給管2の内部を通して供給される。ダイス3の下方で
は、搬送手段である搬送ベルト11によって、不織布で
あるウェブ7が搬送される。搬送ベルト11は、回転可
能に支持された一対のローラ12によって張られてお
り、搬送ベルト11における一対のローラ12の間の部
分が、一対のローラ12の回転に伴って重力方向に対し
て垂直な水平方向に走行する。
【0022】また、搬送ベルト11の内側には、搬送ベ
ルト11の上側となる部分の裏面に接するように複数の
ローラ13が配置されている。それらのローラ13は回
動可能に支持されて等間隔に並べられており、搬送ベル
ト11の上側の部分が弛まないようにそれらのローラ1
3によって搬送ベルト11が支持されている。その搬送
ベルト11の上側の部分における搬送ベルト11の走行
方向上流側の端部の上方にダイス3が配置されている。
ルト11の上側となる部分の裏面に接するように複数の
ローラ13が配置されている。それらのローラ13は回
動可能に支持されて等間隔に並べられており、搬送ベル
ト11の上側の部分が弛まないようにそれらのローラ1
3によって搬送ベルト11が支持されている。その搬送
ベルト11の上側の部分における搬送ベルト11の走行
方向上流側の端部の上方にダイス3が配置されている。
【0023】さらに、搬送ベルト11の上側の部分にお
ける搬送方向上流側の端部の近傍には、心棒6にロール
状に巻かれたウェブ7が配置されている。心棒6は回動
可能に支持されており、ロール状に巻かれたウェブ7が
心棒6と共に回転することでウェブ7のロールからウェ
ブ7が巻き出される。巻き出されたウェブ7は、搬送ベ
ルト11の上側の部分の上に載せられて、搬送ベルト1
1によって搬送方向下流へと搬送される。
ける搬送方向上流側の端部の近傍には、心棒6にロール
状に巻かれたウェブ7が配置されている。心棒6は回動
可能に支持されており、ロール状に巻かれたウェブ7が
心棒6と共に回転することでウェブ7のロールからウェ
ブ7が巻き出される。巻き出されたウェブ7は、搬送ベ
ルト11の上側の部分の上に載せられて、搬送ベルト1
1によって搬送方向下流へと搬送される。
【0024】ウェブ7は、複数のフィラメントがウェブ
7の長さ方向とほぼ平行な方向に配列されて構成されて
いて、ウェブ7の長さ方向に剛性を有している。従っ
て、ウェブ7のフィラメントはウェブ7の縦方向とおお
よそ平行となるように、ほぼ一方向に配列されている。
ウェブ7を構成するフィラメントは長繊維フィラメント
であり、ここでいう長繊維フィラメントとは、実質的に
長繊維であればよく、すなわち平均長さが100mmを
越えているものをいう。また、フィラメントの径が50
μm以上では剛直で交絡が不十分になる。望ましくは3
0μm以下、さらに望ましくは25μm以下である。特
に強度の強い不織布を目的とする場合は、フィラメント
径が5μm以上であることが望ましい。フィラメントの
径および長さは、顕微鏡写真により測定する。
7の長さ方向とほぼ平行な方向に配列されて構成されて
いて、ウェブ7の長さ方向に剛性を有している。従っ
て、ウェブ7のフィラメントはウェブ7の縦方向とおお
よそ平行となるように、ほぼ一方向に配列されている。
ウェブ7を構成するフィラメントは長繊維フィラメント
であり、ここでいう長繊維フィラメントとは、実質的に
長繊維であればよく、すなわち平均長さが100mmを
越えているものをいう。また、フィラメントの径が50
μm以上では剛直で交絡が不十分になる。望ましくは3
0μm以下、さらに望ましくは25μm以下である。特
に強度の強い不織布を目的とする場合は、フィラメント
径が5μm以上であることが望ましい。フィラメントの
径および長さは、顕微鏡写真により測定する。
【0025】ウェブ7のフィラメントは、その配列方向
に延伸されていてもよく、そのようにフィラメントを延
伸しておくことによって、フィラメントの強度を高く
し、ウェブ7の縦方向の剛性を高くさせることができ
る。
に延伸されていてもよく、そのようにフィラメントを延
伸しておくことによって、フィラメントの強度を高く
し、ウェブ7の縦方向の剛性を高くさせることができ
る。
【0026】ウェブ7のフィラメントに適合するポリマ
ーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタ
ン、フッ素系樹脂等の熱可塑性樹脂およびこれらの変性
樹脂などを使用することができる。また、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂等、湿式
または乾式の紡糸手段を適用し得る樹脂も使用すること
ができ、特に、ポリエステル、ポリプロピレンが好まし
い。
ーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタ
ン、フッ素系樹脂等の熱可塑性樹脂およびこれらの変性
樹脂などを使用することができる。また、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂等、湿式
または乾式の紡糸手段を適用し得る樹脂も使用すること
ができ、特に、ポリエステル、ポリプロピレンが好まし
い。
【0027】ダイス3は、押出機1から供給された溶融
状態の弾性体の材料を一時的に保持する空間を形成する
ための枠部材3aと、その枠部材3aの下面に移動可能
に取り付けられたノズルスリット板4とから構成されて
いる。ノズルスリット板4には、ダイス3内の溶融状態
の弾性体がダイス3の下面からダイス3の外部へと押し
出される開口部としてノズルが形成されている。このノ
ズルスリット板4は、図1に示される矢印Aの方向、す
なわち、搬送ベルト11上のウェブ7の上面と平行な平
面内で、方向搬送ベルト11によるウェブ7の搬送方向
に対して垂直な方向に、不図示の移動手段によって移動
させられる。
状態の弾性体の材料を一時的に保持する空間を形成する
ための枠部材3aと、その枠部材3aの下面に移動可能
に取り付けられたノズルスリット板4とから構成されて
いる。ノズルスリット板4には、ダイス3内の溶融状態
の弾性体がダイス3の下面からダイス3の外部へと押し
出される開口部としてノズルが形成されている。このノ
ズルスリット板4は、図1に示される矢印Aの方向、す
なわち、搬送ベルト11上のウェブ7の上面と平行な平
面内で、方向搬送ベルト11によるウェブ7の搬送方向
に対して垂直な方向に、不図示の移動手段によって移動
させられる。
【0028】図2は、図1に示したダイス3におけるノ
ズルスリット板4の移動方向に沿った断面図である。図
2に示すようにダイス3の内部には、図1に示した供給
管2を通して押出機1から供給された溶融状態のエラス
トマー9が一時的に保持されている。ダイス3内の溶融
状態のエラストマー9をダイス3の下面からダイス3の
外部へと糸状に押し出すために、ノズルスリット板4を
貫通するノズル5がノズルスリット板4に形成されてい
る。ノズル5はノズルスリット板4に少なくとも1つ形
成されていればよく、後述するようにウェブ7上に積層
される弾性体ストランド10の配列ピッチなどに応じて
ノズル5が複数個形成されていてもよい。
ズルスリット板4の移動方向に沿った断面図である。図
2に示すようにダイス3の内部には、図1に示した供給
管2を通して押出機1から供給された溶融状態のエラス
トマー9が一時的に保持されている。ダイス3内の溶融
状態のエラストマー9をダイス3の下面からダイス3の
外部へと糸状に押し出すために、ノズルスリット板4を
貫通するノズル5がノズルスリット板4に形成されてい
る。ノズル5はノズルスリット板4に少なくとも1つ形
成されていればよく、後述するようにウェブ7上に積層
される弾性体ストランド10の配列ピッチなどに応じて
ノズル5が複数個形成されていてもよい。
【0029】エラストマー9としては、ポリオレフィン
系、合成ゴム、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウ
レタン系等の熱可塑性エラストマーが使用される。これ
らのうち、スチレンとオレフィン系モノマーとが共重合
された合成ゴム系やポリウレタン系が高倍率に伸縮しか
つ伸縮時の応力が小さい点で、本発明における熱可塑性
エラストマーとして好適である。特にSEBSの合成ゴ
ムが最適である。
系、合成ゴム、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウ
レタン系等の熱可塑性エラストマーが使用される。これ
らのうち、スチレンとオレフィン系モノマーとが共重合
された合成ゴム系やポリウレタン系が高倍率に伸縮しか
つ伸縮時の応力が小さい点で、本発明における熱可塑性
エラストマーとして好適である。特にSEBSの合成ゴ
ムが最適である。
【0030】本実施形態では弾性体の材料として、熱に
より可塑化される熱可塑性エラストマーを用い、溶融状
態にして可塑化された熱可塑性エラストマーをノズル5
から押し出しているが、弾性体の材料に溶媒などの可塑
剤を付与して弾性体の材料を可塑化させ、その弾性体の
材料を濃厚ドープとしてノズルスリット板4のノズル5
から押し出してもよい。そのように可塑剤により可塑化
された粘度の低いドープを、ギヤポンプなどの押出機に
よりダイス3の内部に向けて安定して押し出し、その押
し出す圧力によって、可塑化された弾性体の材料をノズ
ル5から噴出させることも可能である。従って、弾性体
の材料を可塑剤によって可塑化する場合には、押出機1
の内部または押出機1の外部で弾性体の材料に可塑剤を
付与する工程が必要になる。弾性体の材料を熱によって
可塑化する際にも、押出機1の外部で弾性体の材料を溶
融させ、溶融状態の弾性体の材料を押出機1の内部に供
給してもよく、あるいは押出機1内で弾性体の材料を溶
融させてもよい。
より可塑化される熱可塑性エラストマーを用い、溶融状
態にして可塑化された熱可塑性エラストマーをノズル5
から押し出しているが、弾性体の材料に溶媒などの可塑
剤を付与して弾性体の材料を可塑化させ、その弾性体の
材料を濃厚ドープとしてノズルスリット板4のノズル5
から押し出してもよい。そのように可塑剤により可塑化
された粘度の低いドープを、ギヤポンプなどの押出機に
よりダイス3の内部に向けて安定して押し出し、その押
し出す圧力によって、可塑化された弾性体の材料をノズ
ル5から噴出させることも可能である。従って、弾性体
の材料を可塑剤によって可塑化する場合には、押出機1
の内部または押出機1の外部で弾性体の材料に可塑剤を
付与する工程が必要になる。弾性体の材料を熱によって
可塑化する際にも、押出機1の外部で弾性体の材料を溶
融させ、溶融状態の弾性体の材料を押出機1の内部に供
給してもよく、あるいは押出機1内で弾性体の材料を溶
融させてもよい。
【0031】上述したように構成されたダイス3では、
押出機1によって供給管2内を通してダイス3内の溶融
状態のエラストマー9に圧力がかかる。これにより、ダ
イス3内の溶融状態のエラストマー9がノズル5を通し
て下方に糸状に押し出されて、エラストマー9のストラ
ンドが紡糸される。ここで、上述したようにノズルスリ
ット板4は、ノズル5がダイス3の内部と常に連通した
状態で図1および図2の矢印Aの方向に移動し、そのノ
ズルスリット板4の移動に伴って、搬送ベルト11上の
ウェブ7の上面と平行な平面内で、搬送ベルト11によ
るウェブ7の搬送方向とほぼ直交する方向にノズル5が
往復移動する。従って、溶融状態のエラストマー9がノ
ズル5から糸状に押し出されてなるエラストマー9のス
トランドは、ウェブ7の幅方向とほぼ平行な方向に延び
るようにウェブ7上に積層される。
押出機1によって供給管2内を通してダイス3内の溶融
状態のエラストマー9に圧力がかかる。これにより、ダ
イス3内の溶融状態のエラストマー9がノズル5を通し
て下方に糸状に押し出されて、エラストマー9のストラ
ンドが紡糸される。ここで、上述したようにノズルスリ
ット板4は、ノズル5がダイス3の内部と常に連通した
状態で図1および図2の矢印Aの方向に移動し、そのノ
ズルスリット板4の移動に伴って、搬送ベルト11上の
ウェブ7の上面と平行な平面内で、搬送ベルト11によ
るウェブ7の搬送方向とほぼ直交する方向にノズル5が
往復移動する。従って、溶融状態のエラストマー9がノ
ズル5から糸状に押し出されてなるエラストマー9のス
トランドは、ウェブ7の幅方向とほぼ平行な方向に延び
るようにウェブ7上に積層される。
【0032】次に、上述したように構成された製造装置
を用いて複合不織布を製造する工程について説明する。
を用いて複合不織布を製造する工程について説明する。
【0033】まず、搬送ベルト11によってウェブ7の
ロールからウェブ7が巻き出されつつ、巻き出されたウ
ェブ7が搬送ベルト11上に載せられて搬送方向下流へ
と搬送される。その搬送ベルト11上のウェブ7の上方
で、ノズルスリット板4のノズル5から溶融状態のエラ
ストマー9を糸状に押し出してノズル5からエラストマ
ー9を吐出させつつ、そのノズルスリット板4を、ウェ
ブ7の上面と平行な平面内でウェブ7の搬送方向と交差
する方向に往復移動させる。このように溶融状態のエラ
ストマー9がノズル5から糸状に押し出されることによ
りエラストマー9のストランドが紡糸される。ここで、
ノズルスリット板4の往復移動に伴って、ノズル5がウ
ェブ7の上方でノズルスリット板4の移動方向、すなわ
ちウェブ7の幅方向に往復移動することにより、エラス
トマー9のストランドがウェブ7のフィラメントの配列
方向と交差する方向に延びるように、そのエラストマー
9のストランドがウェブ7上に積層される。これによ
り、図1に示すように、糸状のエラストマー9が固化し
てなる弾性体ストランド10がウェブ7上に積層され、
その結果、フィラメントがほぼ一方向に配列されてなる
ウェブ7上に、そのフィラメントの配列方向と交差する
方向に延びる弾性体ストランド10が積層されてなるウ
ェブ状の複合不織布8が製造される。
ロールからウェブ7が巻き出されつつ、巻き出されたウ
ェブ7が搬送ベルト11上に載せられて搬送方向下流へ
と搬送される。その搬送ベルト11上のウェブ7の上方
で、ノズルスリット板4のノズル5から溶融状態のエラ
ストマー9を糸状に押し出してノズル5からエラストマ
ー9を吐出させつつ、そのノズルスリット板4を、ウェ
ブ7の上面と平行な平面内でウェブ7の搬送方向と交差
する方向に往復移動させる。このように溶融状態のエラ
ストマー9がノズル5から糸状に押し出されることによ
りエラストマー9のストランドが紡糸される。ここで、
ノズルスリット板4の往復移動に伴って、ノズル5がウ
ェブ7の上方でノズルスリット板4の移動方向、すなわ
ちウェブ7の幅方向に往復移動することにより、エラス
トマー9のストランドがウェブ7のフィラメントの配列
方向と交差する方向に延びるように、そのエラストマー
9のストランドがウェブ7上に積層される。これによ
り、図1に示すように、糸状のエラストマー9が固化し
てなる弾性体ストランド10がウェブ7上に積層され、
その結果、フィラメントがほぼ一方向に配列されてなる
ウェブ7上に、そのフィラメントの配列方向と交差する
方向に延びる弾性体ストランド10が積層されてなるウ
ェブ状の複合不織布8が製造される。
【0034】この複合不織布8は、ウェブ7のフィラメ
ントが縦方向に配列されているのでその縦方向に剛性を
有し、かつその縦方向と交差する横方向、すなわち弾性
体ストランド10が延びる方向とほぼ平行な方向に大き
な伸縮性を有している。従って、この複合不織布8は、
一方向に殆ど変形しないが、その一方向と交差する方向
には大きく変形可能である。
ントが縦方向に配列されているのでその縦方向に剛性を
有し、かつその縦方向と交差する横方向、すなわち弾性
体ストランド10が延びる方向とほぼ平行な方向に大き
な伸縮性を有している。従って、この複合不織布8は、
一方向に殆ど変形しないが、その一方向と交差する方向
には大きく変形可能である。
【0035】このように本実施形態では、ウェブ7が送
られる過程でエラストマー9のストランドを形成しつ
つ、ウェブ7にエラストマー9を直接接合している。よ
り詳しくは、エラストマー9のストランドを成形する過
程で、エラストマー9がまだ凝固していない段階で糸状
のエラストマー9をウェブ7に到達させ、ウェブ7に到
達したエラストマー9をウェブ7上で凝固させつつウェ
ブ7に接合させている。これにより、横方向に伸縮性の
ある複合不織布8を簡便かつ効率良く製造することがで
きる。また、糸状のエラストマー9が凝固してなる弾性
体ストランド10は横方向に配列されるので、少量のエ
ラストマー9で横方向の伸縮特性を発揮させることがで
きる。
られる過程でエラストマー9のストランドを形成しつ
つ、ウェブ7にエラストマー9を直接接合している。よ
り詳しくは、エラストマー9のストランドを成形する過
程で、エラストマー9がまだ凝固していない段階で糸状
のエラストマー9をウェブ7に到達させ、ウェブ7に到
達したエラストマー9をウェブ7上で凝固させつつウェ
ブ7に接合させている。これにより、横方向に伸縮性の
ある複合不織布8を簡便かつ効率良く製造することがで
きる。また、糸状のエラストマー9が凝固してなる弾性
体ストランド10は横方向に配列されるので、少量のエ
ラストマー9で横方向の伸縮特性を発揮させることがで
きる。
【0036】以上で説明したように本実施形態の製造方
法および製造装置によれば、エラストマー9をストラン
ド状に簡単かつ高速に成形することができる。また、上
述したようにウェブ7上にエラストマー9をストランド
状に形成することにより、高価なエラストマーを少ない
量で有効に使用することができる。よって、エラストマ
ーの使用量を少なくするという観点からは、弾性体スト
ランド10同士を互いに間隔をあけて、あるいは弾性体
ストランド10同士を部分的に間隔をあけて配列するこ
とが好ましい。しかしながら、ウェブ状の複合不織布8
の横方向の伸縮性が十分に得られれば弾性体ストランド
10を、その一部が交差したり重なり合ったりするよう
に配列してもよい。あるいは、弾性体ストランド10を
隙間なく配列して複合不織布8を構成してもよい。
法および製造装置によれば、エラストマー9をストラン
ド状に簡単かつ高速に成形することができる。また、上
述したようにウェブ7上にエラストマー9をストランド
状に形成することにより、高価なエラストマーを少ない
量で有効に使用することができる。よって、エラストマ
ーの使用量を少なくするという観点からは、弾性体スト
ランド10同士を互いに間隔をあけて、あるいは弾性体
ストランド10同士を部分的に間隔をあけて配列するこ
とが好ましい。しかしながら、ウェブ状の複合不織布8
の横方向の伸縮性が十分に得られれば弾性体ストランド
10を、その一部が交差したり重なり合ったりするよう
に配列してもよい。あるいは、弾性体ストランド10を
隙間なく配列して複合不織布8を構成してもよい。
【0037】さらに、ウェブ7のフィラメントが縦方向
に効率的に配列されていることにより、そのウェブ7
は、フィラメントの配列方向と交差する方向に伸度をと
るのに適しており、ウェブ7の目付量が少なくても横方
向の伸度特性が損なわれることがない。すなわち、ウェ
ブ7の目付量が少なくても、弾性体ストランド10によ
る複合不織布8の横方向の伸縮特性は損なわれることが
ない。従って、ウェブ7の目付量を低減させてウェブ7
の量を少なくすることができ、その面からもコストの安
い複合不織布8を提供することができる。
に効率的に配列されていることにより、そのウェブ7
は、フィラメントの配列方向と交差する方向に伸度をと
るのに適しており、ウェブ7の目付量が少なくても横方
向の伸度特性が損なわれることがない。すなわち、ウェ
ブ7の目付量が少なくても、弾性体ストランド10によ
る複合不織布8の横方向の伸縮特性は損なわれることが
ない。従って、ウェブ7の目付量を低減させてウェブ7
の量を少なくすることができ、その面からもコストの安
い複合不織布8を提供することができる。
【0038】これらのことから、本実施形態の複合不織
布の製造方法および製造装置は、不織布および弾性体か
らなる従来の複合シートの製造方法と比較して、上述し
たような伸縮特性を有する複合不織布8を、不織布の目
付量および弾性体の使用量を少なくして歩留まりよく、
簡便かつ効率よく製造することができる。従って、本実
施形態の製造方法および製造装置によれば、そのような
複合不織布8の量産性が優れると共に、複合不織布8を
安価に製造することができる。
布の製造方法および製造装置は、不織布および弾性体か
らなる従来の複合シートの製造方法と比較して、上述し
たような伸縮特性を有する複合不織布8を、不織布の目
付量および弾性体の使用量を少なくして歩留まりよく、
簡便かつ効率よく製造することができる。従って、本実
施形態の製造方法および製造装置によれば、そのような
複合不織布8の量産性が優れると共に、複合不織布8を
安価に製造することができる。
【0039】本発明で用いられるウェブ7は、そのウェ
ブ7を構成するフィラメントがほぼ一方向に配列されて
いることが必要であり、さらにはフィラメントがその一
方向に延伸されていることが好ましい。その最も大きな
理由は、フィラメントが一方向に配列していることによ
り、その配列方向と直角方向への変形が容易になるから
である。また、ウェブ7はフィラメントの配列方向へは
大きな変形が困難であるので、このようなウェブ7を用
いた複合不織布8は、寸法安定性があり、かつ製品とし
ても好都合である。従って、ウェブ7は、特にフィラメ
ントが一方向に配列していれば、特に制限を受けるもの
ではない。
ブ7を構成するフィラメントがほぼ一方向に配列されて
いることが必要であり、さらにはフィラメントがその一
方向に延伸されていることが好ましい。その最も大きな
理由は、フィラメントが一方向に配列していることによ
り、その配列方向と直角方向への変形が容易になるから
である。また、ウェブ7はフィラメントの配列方向へは
大きな変形が困難であるので、このようなウェブ7を用
いた複合不織布8は、寸法安定性があり、かつ製品とし
ても好都合である。従って、ウェブ7は、特にフィラメ
ントが一方向に配列していれば、特に制限を受けるもの
ではない。
【0040】また、本実施形態の複合不織布の製造方法
および製造装置により作製された複合不織布8は、特
に、結束テープ用基材、生理用品伸縮部、衣料芯地、伸
縮性絆創膏基材、伸縮性包帯、医療用サポーター、紙お
むつ伸縮部、パップ材基材、襟口、袖及び腰廻りなど衣
料用伸縮部材、医療用手術着、キャップなどの伸縮部、
人工皮革布、手袋基布、サスペンダ、ベルト、靴下止
め、マスク基布、アームカバー伸縮衣料基布、コルセッ
トなど、伸縮弾性部に適したシートである。
および製造装置により作製された複合不織布8は、特
に、結束テープ用基材、生理用品伸縮部、衣料芯地、伸
縮性絆創膏基材、伸縮性包帯、医療用サポーター、紙お
むつ伸縮部、パップ材基材、襟口、袖及び腰廻りなど衣
料用伸縮部材、医療用手術着、キャップなどの伸縮部、
人工皮革布、手袋基布、サスペンダ、ベルト、靴下止
め、マスク基布、アームカバー伸縮衣料基布、コルセッ
トなど、伸縮弾性部に適したシートである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フィラメ
ントがほぼ一方向に配列されてなる不織布の上方で、可
塑化された弾性体の材料をノズル部から押し出しつつ、
前記不織布の面と平行な平面内で前記不織布の搬送方向
と交差する方向に前記ノズル部を往復移動させること
で、その不織布上に、フィラメントの配列方向と交差す
る方向に延びる弾性体のストランドを積層することによ
り、一方向に剛性を有し、その一方向と交差する方向に
大きな伸縮性を有する複合不織布を、不織布の目付量お
よび弾性体の使用量を少なくしても、歩留まりよく、簡
便かつ効率よく製造することができる。その結果、上記
のような伸縮特性を有する複合不織布を安価に量産する
ことができるという効果がある。
ントがほぼ一方向に配列されてなる不織布の上方で、可
塑化された弾性体の材料をノズル部から押し出しつつ、
前記不織布の面と平行な平面内で前記不織布の搬送方向
と交差する方向に前記ノズル部を往復移動させること
で、その不織布上に、フィラメントの配列方向と交差す
る方向に延びる弾性体のストランドを積層することによ
り、一方向に剛性を有し、その一方向と交差する方向に
大きな伸縮性を有する複合不織布を、不織布の目付量お
よび弾性体の使用量を少なくしても、歩留まりよく、簡
便かつ効率よく製造することができる。その結果、上記
のような伸縮特性を有する複合不織布を安価に量産する
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る複合不織布の製造装
置の一部を示す断面図である。
置の一部を示す断面図である。
【図2】図1に示した紡糸ヘッドにおけるノズルスリッ
ト板の移動方向に沿った断面図である。
ト板の移動方向に沿った断面図である。
1 押出機 2 供給管 3 ダイス 3a 枠部材 4 ノズルスリット板 5 ノズル 6 心棒 7 ウェブ 8 複合不織布 9 エラストマー 10 弾性体ストランド 11 搬送ベルト 12、13 ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK04 AK04J AK07 AK12 AK12J AK29 AK29J AK41 AK46 AK51 AK73 AL01 AL09B AN02 BA02 BA24 CA04B DG06A DG15A EA021 EH112 EH172 EJ882 EK03 GB66 GB72 JK01 JK07B JK08 JK08A JL02 4L047 AA14 AA15 AA16 AA17 AA21 AA23 AA25 AB03 BB01 BB06 BB07 BB08 BD02 CA05 CB01 CC02 CC03 CC04 CC05 EA05
Claims (6)
- 【請求項1】 フィラメントがほぼ一方向に配列されて
構成された前記一方向に剛性を有する不織布上に、前記
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びる弾性体
のストランドが積層されてなる複合不織布の製造方法で
あって、 前記不織布を前記フィラメントの配列方向と略平行な方
向に搬送する工程と、 前記フィラメントの配列方向と略平行な方向に移動する
前記不織布の上方で、可塑化された前記弾性体の材料を
ノズル部から押し出すことにより前記弾性体のストラン
ドを紡糸しつつ、前記不織布の面と平行な平面内で前記
ノズル部を前記不織布の搬送方向と交差する方向に往復
移動させる工程とを有する複合不織布の製造方法。 - 【請求項2】 可塑化された前記弾性体の材料を前記ノ
ズル部から押し出す工程の前に、前記弾性体の材料を熱
によって可塑化する工程を有する請求項1に記載の複合
不織布の製造方法。 - 【請求項3】 可塑化された前記弾性体の材料を前記ノ
ズル部から押し出す工程の前に、前記弾性体の材料を可
塑剤によって可塑化する工程を有する請求項1に記載の
複合不織布の製造方法。 - 【請求項4】 フィラメントがほぼ一方向に配列されて
構成された前記一方向に剛性を有する不織布上に、前記
フィラメントの配列方向と交差する方向に延びる弾性体
のストランドが積層されてなる複合不織布の製造装置で
あって、 前記不織布を前記フィラメントの配列方向と略平行な方
向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって移動する前記不織布の上方に配置
されて、前記不織布の面と平行な平面内で前記不織布の
搬送方向と交差する方向に往復移動し、可塑化された前
記弾性体の材料を吐出するノズル部とを有する複合不織
布の製造装置。 - 【請求項5】 前記ノズル部が、熱によって可塑化され
た前記弾性体の材料を吐出するものである請求項4に記
載の複合不織布の製造装置。 - 【請求項6】 前記ノズル部が、可塑剤によって可塑化
された前記弾性体の材料を吐出するものである請求項4
に記載の複合不織布の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37482699A JP2001192958A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 複合不織布の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37482699A JP2001192958A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 複合不織布の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001192958A true JP2001192958A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18504498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP37482699A Pending JP2001192958A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 複合不織布の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001192958A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014185406A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd | 繊維マット状吸音材の製法 |
CN112481835A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-12 | 厦门当盛新材料有限公司 | 一种聚乙烯膜的生产方法 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37482699A patent/JP2001192958A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014185406A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd | 繊維マット状吸音材の製法 |
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