JP2001192944A - アルケンと一酸化炭素とのコポリマーから成る溶融スパンフィラメント糸から製造された浸漬コード、その製造方法、およびそれを含有するゴム製品 - Google Patents

アルケンと一酸化炭素とのコポリマーから成る溶融スパンフィラメント糸から製造された浸漬コード、その製造方法、およびそれを含有するゴム製品

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JP2001192944A JP2000383536A JP2000383536A JP2001192944A JP 2001192944 A JP2001192944 A JP 2001192944A JP 2000383536 A JP2000383536 A JP 2000383536A JP 2000383536 A JP2000383536 A JP 2000383536A JP 2001192944 A JP2001192944 A JP 2001192944A
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Johannes Anthonij Juijn
アンソニー ユーイン ヨハネス
Marcelinus Herman J Hottenhuis
ヘルマン ヨーゼフ ホッテンハイス マルセリヌス
Berend Johan Tabor
ヨハン タボーア ベーレント
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Acordis Industrial Fibers BV
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    • DTEXTILES; PAPER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルケンと一酸化炭素とから成るコポリマー
の溶融フィラメント糸から製造した浸漬コードの製造。 【解決手段】 ねじりファクターが120〜250の範
囲であり、 −切断強さBT≧750mN/tex、 −TASE−2>70mN/tex、および −HAS−2’−180℃(5mN/tex)<3.6
%である、アルケンと一酸化炭素とのコポリマーから成
る溶融スパンフィラメント糸から製造される浸漬コード
であり、該コードは車両のタイヤのようなゴム製品の強
化に大変適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルケンと一酸化
炭素とから成るコポリマーの溶融フィラメント糸から製
造した浸漬コード、延伸フィラメント糸を浸漬処理する
ことから成る該コードの製法、および該コードを組み込
んだタイヤのようなゴム製品に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】前記のような溶融スパ
ンフィラメント糸からのコードの製造は、EP−A−0
310171の実施例2に記載されている。該実施例で
は、5〜10倍に延伸させた紡糸状態の糸から得られる
糸を使用する。延伸工程に適用される張力については全
く述べられていない。紡糸温度は515K〜560K
(286〜293℃)であることが述べられており、こ
れは、ポリマーが熱分解に強く影響されることを示して
いる。熱分解されると、ポリマーの色落ち、不安定な紡
糸挙動、糸裂けの危険性、得られる繊維特性の大幅な変
動、および繊維の機械的特性の著しい低下といった問題
点が生じ得る。このような糸で製造されるコードの特性
もまた不満足になることは自明である。例えば、これら
のコードは、ポリエチレンレテフタレート(PET)の
繊維から製造されたコードよりもひどい織縮みを生じる
ことが分かった。当然、後者のコードがタイヤのために
非常に大規模に使用される。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、コードねじり
ファクターTFが120〜250である、アルケンと一
酸化炭素とのコポリマーから成る延伸フィラメント糸か
ら製造された浸漬コードを提供し、該コードは、同一組
成を有する公知の浸漬コードと、高い切断強さ、高いモ
ジュラス(TASE−2)、および低い織縮み(HAS
−2’−180℃(5mN/tex))の点で異なって
いる。溶融スパン糸を製造するための、アルケンと一酸
化炭素とから成る交互共重合体は、一般的に、m−クレ
ゾール中で、25℃で、少なくとも0.3dl/gの固
有粘度を有する。本発明の浸漬コードを製造するために
使用される糸は、エチレン/プロピレンおよび一酸化炭
素から成り、エチレンに対して計算したプロピレン含量
が8〜0.5モル%、有利に4〜0.5モル%である交互
共重合体から得られる溶融スパンである。本発明の浸漬
コードは、 −切断強さBT≧750mN/tex、 −TASE−2>70mN/tex、および −HAS−2’−180℃(5mN/tex)<3.6
% で特徴付けられる。
【0004】コードねじりファクターTFは、コードの
ねじれ、コードの線密度および糸密度の関数であり、
式:
【0005】
【数1】
【0006】[式中、CTは、コードのねじれであり、
1メートルあたりの数で表され、LDは、テックス中の
コードの線密度であり、Dは、材料密度kg/mであ
る]で表される。
【0007】以下の特性: −切断強さBT≧800mN/tex、 −TASE−2>75mN/tex、および −HAS−2’−180℃(5mN/tex)<3% を有する浸漬コードが有利であり、該コードは浸漬シミ
ュレーション後に以下の構造的特性: −結晶密度Dc>1.285kg/m、 −複屈折Δn>0.0570、 −結晶度Vc>40%、この際 −結晶のアスペクト比2Λ002/(Λ210+Λ
310)が2〜3の間であるを有する糸から製造でき
る。
【0008】この際、TASE−2とは、ASTM D
885−98のコードのTASE2%(mN/tex)
を意味し、これは式: TASE2%=FASE2(N)/線密度(dtex)
×10 により、FASE2の値から算出され、線密度も、AS
TM D885−98(標準法、5mN/texのプレ
−テンション方式により調節)に従って測定され、さら
に浸漬ピックアップ(DPU)で修正する。浸漬してい
ないコードにも浸漬したコードと同一の張力および温度
を適用し、浸漬したコードと浸漬していないコードとの
線密度の相違を測定することにより浸漬ピックアップを
決定した。
【0009】HAS−2’−180℃(5mN/te
x)は、5mN/texの張力下に180℃で2分経過
した後の織縮みを意味する。
【0010】結晶のアスペクト比2Λ002/(Λ
210+Λ310)は、各XRDピークの幅Hhklから
算出できる。
【0011】至適特性を有する本発明の浸漬コードは、 −切断強さBT≧850mN/tex、および −TASE−2>75mN/texであり、浸漬シミュ
レーション後の結晶のアスペクト比2Λ002/(Λ
210+Λ310)が、2.3〜2.7の間である糸から
製造できる。
【0012】さらに本発明は浸漬コードの製法に関し、
この際、 −切断強さBT≧900mN/tex、 −融点Tm>220℃、 結晶度Vc>33%、および −複屈折Δn>0.0550を有する、アルカンと一酸
化炭素との熱可塑性コポリマーから製造されるフィラメ
ント糸を、従来公知の技術を用いてコードに加工し、次
いでコードをレゾルシノール−ホルムアルデヒド−ラテ
ックス(RFL)水溶液に浸漬し、乾燥し、20〜12
0mN/texの張力下に、210〜250℃の温度範
囲で熱処理する。
【0013】前記方法において、 −切断強さBT≧950mN/tex、 −結晶密度Dc>1285kg/m、 −結晶度Vc>40%、および −複屈折Δn>0.0570を有する溶融スパン糸を使
用するのが有利である。
【0014】前記特性を有するフィラメント糸は、非公
開の特許明細書PCT/EP99/05475に記載さ
れる方法を用いて獲得できる。この明細書では、結晶化
核不含の溶融ポリマーを使用して、ポリマーの融点Tm
(K)のせいぜい40K上の温度で紡糸加工を行い、糸
を、温度範囲Tmc=15K〜Tmc=90K(ここで
Tmcとは、“固定時の”融点を意味する)、延伸率5
〜12および温度で修正した延伸張力DTd,corr105
〜300mN/texで延伸し、ここでDTd,corrは式:
【0015】
【数2】
【0016】[式中、FDRは、延伸率DR(mN)で
測定される力であり、Tdは、延伸温度(K)である]で
表され、延伸加工を開始する前に、糸の線密度の修正さ
れた延伸張力を計算に使用する。
【0017】意外にも、延伸温度および延伸張力が正し
く組み合わされて適用されたとき、得られる糸は非常に
高くかつ一定の質を有するだけでなく、コードへの加工
に群を抜いて好適であり、すなわち浸漬および硬化後に
ほとんど織縮みを生じない。
【0018】PCT/EP99/05475に記載され
る紡糸加工において、結晶化核不含の溶融ポリマーを使
用し、Tmc=10K〜Tmc=50Kの温度範囲で、延伸
率7〜12および温度で修正した延伸張力DTd,corr1
40〜290mN/texで繊維の延伸を実施した場合
に、 −切断強さBT≧950mN/tex、 −結晶密度>1285kg/m、 −結晶度Vc>40%、および −複屈折Δn>0.0570、を有するフィラメント糸
を獲得できる。
【0019】本発明の浸漬コードの製造に使用される溶
融スパンフィラメント糸を構成するアルカンと一酸化炭
素との交互共重合体は、通常、m−クレゾール中で、2
5℃で少なくとも0.3dl/g、有利に0.5〜5dl
/gの固有粘度を有し、特に有利には1.2〜4.5dl
/g、非常に有利には1.2〜2.5dl/gである。
【0020】本発明のコードの製造に好適な溶融スパン
フィラメント糸は一般的に、切断強さ(BT)≧950
mN/tex、有利に≧1000mN/texを有す
る。このような高い切断強さは、温度で修正した140
mN/texを上回る延伸張力DTd,corrで、少なくと
も7の延伸率を利用して糸を延伸した場合にのみ獲得で
きる。
【0021】本発明において、アルケンと一酸化炭素と
の交互共重合体とは、アルケンと一酸化炭素単位とが交
互に並んでできたポリマーを意味する。このことは、ポ
リマー鎖の各一酸化炭素単位が、すぐ隣りに2つのアル
ケン単位を有することを意味し、逆も同様である。
【0022】本発明の方法において、高い切断強さおよ
び低い織縮れを伴うコードの製造に非常に好適な糸とし
ての特性を有するフィラメント糸を製造するにあたり、
アルケン単位の80〜100%がエチレンであり、20
〜0%がプロピレンであるポリマーを使用するのが有利
である。アルケンと一酸化炭素とから成る交互共重合体
の製造について、例えばEP−A−121965、EP
−A−222454,EP−A−224304、EP−
A−227135、EP−A−228733、EP−A
−229408、EP−A−235865、EP−A−
235866、EP−A−239145、EP−A−2
45893、EP−A−246674、EP−A−24
6683、EP−A−248483、EP−A−253
416、EP−A−254343、EP−A−2576
63、EP−A−259914、EP−A−26274
5、EP−A−263564、EP−A−26415
9、EP−A−272728、およびEP−A−277
695に記載されている。
【0023】熱分解に対するポリマーの耐性を向上させ
るために、該分解を抑制する補助剤をポリマーに添加す
る。そのような補助剤の例は、無機酸結合化合物、例え
ばカルシウムヒドロキシアパタイトまたはアルミナ、ポ
リマー安定剤、例えば立体配置的に妨害されたフェノー
ル、カルボジイミド、エポキシ化合物およびホスファイ
ト、またはそれらの組合せである。
【0024】アルケンと一酸化炭素とから成る溶融紡糸
交互共重合体において、その他の熱可塑性ポリマーを溶
融紡糸するのに使用される慣用の装置を用いてもよい。
例えば、ポリマーの押出成形のために、ポリエチレンテ
レフタレートのような他のポリマーを溶融紡糸するのに
使用される例えばスピナレットプレートを使用してもよ
い。このようなスピナレットプレートは、直径200〜
2000μmの細管を多数有し、L/D比は1〜10で
ある。
【0025】スピナレットプレートを、温度をせいぜい
紡糸温度(Tspin)に等しく加熱した管と連結させる場
合、非常に良好な結果が得られる。有利には、Tspin−
50℃〜Tspinの間の温度に加熱された管を使用する。
【0026】紡糸後、得られた糸を延伸する前に巻き取
る。場合により所望であれば、紡糸後すぐに延伸してよ
い。
【0027】得られた糸は、高い切断強さ、低い織縮
れ、およびゴムへの固着能が好適に組み合わされている
ので、タイヤに使用するためのコードの製造に用いるの
に非常に適している。また、該コードは、コンベヤーベ
ルトおよびVベルトのような他のゴム製品の強化に非常
に適している。
【0028】測定方法 固有粘度[η] [η]は、式:
【0029】
【数3】
【0030】で決定され、流動時間tおよびtの間の
比を表し、毛細管粘度計中298K(25℃)で、t
は溶剤の流動時間であり、tはポリマーを含む溶液の流
動時間である。この式において、cは、m−クレゾール
中のポリマー濃度であり、g/dlで表される。
【0031】本発明の溶融スパン糸の構造の特徴付けに
2相モデルが採用され、ここでは、結晶性および非結晶
性ドメインの分離が識別できた。構造的な特徴付けは、
X線回折、密度測定、複屈折、および示差走査熱分析の
結果を組み合わせて実施された。
【0032】X線回折(XRD) 金属フレームの周りに糸フィラメントの平滑相を巻き取
ることにより製造されたサンプル上での透過により、W
AXS測定を行った。垂直回折器(Philips)は、石英
モノクロメーター、ソーラースリット、ダイバージェン
ススリット(1゜)、スキャッタースリット(0.2m
m)、レシービングスリット(1゜)および密封された
ガス入り検出器PW1711/10を備えていた。x線
源は、λ=1.5418ÅのCuKαであった。回折器
をコンピューターと接続してデータを収集した。X線ス
キャンを、ピアソンのVII関数(Pearson VII functi
on)により調節した。
【0033】密度 サンプルの密度を、トルエンおよびテトラクロロメタン
を徐々に減少する比率で混合して含有するデブンポート
勾配カラム中で、23℃で測定した。密度測定を3つの
糸で実施した。12時間後、密度をカラムの位置から算
出した。
【0034】複屈折 ジブチルフタレートに浸した20個のフィラメントを、
それぞれ平行にして顕微鏡ガラスの間に配置し、ナトリ
ウムランプ(λ=0.5893μm)およびセナルモン
トの補正装置(Senarmont compensator)を備えた光学
顕微鏡の交差した偏波装置に対して45℃に配置した。
斜めに切断したフィラメントの末端部分において、フリ
ンジ(部分的なフリンジも含む)の数を測定することに
よって、全体の位相差φを決定した。各フィラメントに
おいて、複屈折をΔn=(φ/2π)*(λ/D)から
算出し、この際Dは、フィラメントの直径である。
【0035】融点Tm 結晶の融点Tmを、示差走査熱分析(DSC)により測
定した。
【0036】糸の溶融ピークはをPerkin- Elmer DSC- 7
を用い、容器中で20℃/minの速度でサンプル(3
〜4mg)を加熱して測定し、サンプルの入った容器と
空の対照容器との間の熱流の違いを記録する。
【0037】Tmc、すなわち“固定時の”融点を、示差
走査熱分析を利用したTm測定と同様の方法で測定し
た、ただし自由に移動のできる糸サンプルのかわりに、
金属小板にきつく巻き付けた糸を使用した。
【0038】TNF、すなわちポリマーが結晶化核不含
となる温度(TNF)を以下のようにして測定した:ポ
リマー3〜4mgを、送り穴を有する蓋の付いた10μ
lのアルミニウム容器に導入した。この容器をPerkin E
lmer DSC- 7ロボットシステムに入れ、次の温度プログ
ラムを適用した: −加熱速度10℃/minかつThold≧TmでのTroom
からTholdへの加熱(ポリマーの結晶融点) −一定温度Tholdでt分間保持 −冷却速度10℃/minでの室温までの冷却 この際、TholdはTm〜Tm+50の範囲で変化し、一定
温度での保持時間tは1〜3分が有利である。
【0039】冷却曲線により、再結晶化温度(Trc)と
再結晶化開始温度(Trcc)の両方のピークを決定でき
る。一定温度に保持した同一期間に測定されたTrcまた
はTrccを、次いでTholdに対してプロットする。Thold
のプロットされた軸上で、存在する曲線中の屈曲点から
NFを読みとることができる。
【0040】結晶の大きさのアスペクト比をXRD測定
により決定した。コポリマーの構造的性質により、下記
のPKを2つの可能な立体配座へと結晶化でき、それら
はいわゆるPK−αおよびPK−βである。PK−βの
方がより好適な構造であるにもかかわらず、両方の可能
性が考えられる。
【0041】結晶体積の総量、すなわちVcは、式:
【0042】
【数4】
【0043】[式中、Dは、(測定された)全密度であ
り、Daは、非結晶密度(1.221kg/mの値をと
った)であり、Dcは、結晶の全密度である]で計算さ
れ、式: Dc=Vα*Dc,α+(1−Vα)*Dc,β [式中、Vαは、α−構造を有する結晶性材料の割合
(体積)を表す]で定義される。このファクターをXR
D赤道面スキャン(調節後)における各ピーク(21
0)の面積の商から直接決定し、この際式:
【0044】
【数5】
【0045】を利用する。Dc,αおよびDc,βは各々、
α−およびβ−構造を有する結晶の密度である。これら
は、斜方晶系構造を有する単位格子のモル質量および次
元から直接計算できる。これらの単位格子パラメータ
ー:
【0046】
【数6】
【0047】は、以下の表:
【0048】
【表1】
【0049】に従い、調節後のXRD(hkl)ピーク
の位置から決定できる。
【0050】結晶の大きさScの平均を測定する際、3
つの結晶学的に独立した方向での1次元結晶の大きさを
した製造物は、以下のように算出された: α−構造:Sc,α=Λ200*Λ210*Λ002 β−構造:Sc,β=Λ210*Λ310*Λ002 [式中、結晶の次元のパラメーターΛhklは(機器形の幅
の広がりに調節し修正した後の)各XRDピークの幅H
hklから算出され、この際、
【0051】
【数7】
【0052】(結晶(αまたはβ)の高さは前記Λ
002である)を利用する]。
【0053】試験方法 切断力、破断点伸び、FASEとしてのモジュラスのよ
うな引っ張り特性、それらに由来する切断強さおよびT
ASEのような特性を、試験布に対する標準大気以外
は、ASTM D885−98に従って測定した。使用
するクランプは、ボラードタイプのInstron Type 2714-
006(以前は4D)であった。クランプ間の空隙は、標
準ゲージ長さの500mmであった。試験前に、ねじれ
のない糸へ60tpmのねじれを形成させた。スラック
スタート法(slack start procedure)でのプレテンシ
ョンは5mN/texであり、伸展速度は500mm/
minであった。
【0054】糸の切断強さ 1998年1月に公開されたASTM D885−98
に従って定義された糸の切断強さ(BT)を、切断力お
よび測定されたフィラメントテックスから計算した。切
断力曲線を決定するために、マルチフィラメント糸をin
stron tensile試験器を用いて破断されるまで伸長す
る。グリップ間の長さは10cmである。3本の糸を試
験した結果を平均する。全てのサンプルを一定の伸長速
度10mm/minで伸長した。
【0055】切断強さはmN/texで表され、ISO
139に従って標準大気中で少なくとも16時間調整し
た繊維に関して測定した。
【0056】コードの切断強さ コードの特性を、ISO139に従って標準大気中で最
低16時間調整した後に測定した。コードの切断強さ
(mN/texとして表記するBT)およびTASE2
%(mN/texで表示)をASTM D885−98
に従って測定し(タイヤコード、タイヤコード織物、お
よび人工の有機塩基繊維から製造した工業用フィラメン
ト糸)、この際TASE2%は、FASE2の値から以
下の式:TASE2%=(FASE2(N)/線密度
(dtex))×10を用いて算出され、線密度もま
たASTM D885−98により測定され(調節さ
れ)、さらに浸漬ピックアップ(DPU)で修正され
た。浸漬ピックアップは、浸漬したコードと浸漬してい
ないコードとの線密度の違いを測定して決定され、この
際、浸漬していないコードにも浸漬したコードと同一の
張力および温度を適用した。
【0057】コードの織縮み(HAS、%で表示)をA
STM D4974−93に従って測定した(試験用熱
収縮オーブンを使用した糸およびコードの熱収縮)。
【0058】本発明を以下の実施例において詳細に説明
する。これらの実施例は単に例証を目的とするものであ
って、本発明の概念を限定するものではない。
【0059】
【実施例】例1 エチレンに対して計算したプロピレン含量が7モル%で
あり、融点が225℃であり(DSCで測定)、および
固有粘度[η]が1.53である、エチレン/ポリエチレ
ンと一酸化炭素とから成る交互共重合体を、紡糸条件を
微妙に変化させて3回紡糸した。
【0060】ポリマーを、5個の加熱ゾーンを有する押
出機中で溶融した。処理量は92g/minであり、そ
の結果、押出機中での滞留時間は114秒であった。溶
融物はポリマーラインおよび紡糸ポンプを介してスピナ
レットプレートを有する紡糸パックへと運搬された。こ
の領域での滞留時間は43秒であり、従って製造には全
体で157秒を要する。
【0061】スピナレットプレートは、それぞれが直径
400μmである36個の紡糸穴を有した。スピナレッ
トプレートの下に、電気的に加熱された管が接続されて
おり、紡糸束が冷却されるのを阻止している。これに、
20℃の冷却気体の交差流が流れる80cmの冷却ゾー
ンが続き、この際ブローボックスのシーブパッケージ上
に125N/mの気圧をかけた。
【0062】例2 エチレンに対して計算したポリエチレン含量が3モル%
であり、融点が239℃であり(DSCで測定)、固有
粘度[η]が1.53である、エチレン/プロピレンと一
酸化炭素とから成る交互共重合体を、実施例1に記載の
装置設定で紡糸した。ポリマーの処理量、滞留時間、紡
糸穴数および直径、冷却条件、および紡糸速度は例1の
記載と同様であった。温度をポリマーの融点よりも高い
温度に調節した。データを表Aに示す。
【0063】例3 例1a、1b、1cおよび2記載の紡糸状態の糸を長さ
2mの蒸気室の過飽和蒸気中で、延伸した。開始速度は
6m/minであった。延伸率および蒸気温度を表Bに
示す。実施例の番号には、それぞれ:3−1a、3−1
b、3−1cおよび3−2を使用した。延伸力Fdr(m
Nで表す)を測定し、表Bに記載する。延伸力Fdr、延
伸率DR、および紡糸状態の糸の数から、延伸張力DT
dを算出でき、この際、式はDTd=FdrDR/texで
ある。次に前記式に従い、DTdを適用した延伸温度に
修正し、修正された延伸張力DTd,corrとした。固定時
の融点をDSCで測定したところ、実施例で使用される
低融点ポリマーは240℃および高融点ポリマーは25
5℃であった。
【0064】高い切断強さBTに対応してDTd,corrの
値も高くなり、これらの値は表Bに記載されている。最
後に、結晶度(Vc)および配向度(複屈折、Δn)の
値も表Bに記載されている。
【0065】例4 紡糸状態の糸2を、同じく過飽和蒸気中で、連続した工
程において延伸率および蒸気温度を高めながら3つの工
程で延伸した。微妙に異なる2個の機械装置を使用し
た。これらの例のデータは、表Bの番号4−2aおよび
4−2bとして記載されている。
【0066】長さ2mの1つまたは2つの隣接した箱の
中で最初の工程を実施し、次の工程では2m長さの箱1
つを利用した。DSCで測定した固定時の融点255℃
を使用して、最後の工程のためにのみDTdおよびDT
d,corrのデータを算出した。延伸張力DTdは低くて
も、高い延伸温度は高値のDTd,corrをもたらし、これ
は得られる糸の高い靭性に対応している。VcおよびΔ
nの値も表Bに記載されている。
【0067】例5 例3−1c、3−2および4−2bの延伸糸をタイヤコ
ードの浸漬条件をシミュレートした条件下に処理した。
シミュレーションは、Lizler社製コンピュートレーター
(compureater)上で実施した。36フィラメントから
成る4個の延伸糸を集め、LeaaeniBRH上でねじり、
f144Z30糸とし、これはタイヤコード製造物に使
用される典型的な単一糸である。この糸をねじり、浸漬
溶液の代わりに水を使用した。浸漬シミュレーションは
処理糸の特性および物理的構造の分析を容易にする。
【0068】コードの浸漬を通常3つの工程で実施す
る:乾燥、伸長、および弛緩。これに応じて糸の浸漬シ
ミュレーションを実施した。最初の工程(乾燥)は、標
準条件下に実施した:150℃、オーブン中での滞留時
間120秒、糸張力20mN/tex。第2工程(伸
長)を、温度を変化させ、70〜100mN/texの
張力、30秒のオーブン滞留時間で実施した。第3工程
(弛緩)を、温度を変化させ、12.5mN/texの
張力、30秒のオーブン滞留時間で実施した。
【0069】変法のパラメーターを表Cに示す。
【0070】切断強さ、破断点伸び、モジュラス(TA
SE−2)、および織縮み(HAS−2’−180℃)
を浸漬シミュレーション処理の前後で測定した。結果を
表Cに示す。処理糸の切断強さおよびモジュラスも、非
処理糸の値に対する割合として示す。
【0071】さらに表Cには、結晶密度、結晶次元、結
晶のアスペクト比、結晶度、および複屈折を含む物理的
構造の測定結果も示されている。サンプルのうちのいく
つかは、α−結晶を低レベルで含有する(<10%、表
に記載)。このことは結晶度の計算に考慮され、β−結
晶の密度、次元、およびアスペクト比のデータは記載さ
れている。
【0072】糸3−1cにおいて、切断強さおよびモジ
ュラスが維持される一方で同時に織縮みが4%を下回る
までに減少するような方法では、浸漬シミュレーション
を実施できない。糸3−2において、浸漬シミュレーシ
ョンを低温で実施すると(例5−4)高く維持された切
断強さおよびモジュラスならびに低い織縮みという全体
の要求を満たすことができる。糸4−2bでは、高い浸
漬温度で低値の織縮みを達成する一方でその切断強さお
よびモジュラスを十分に安定して保持することができる
(例5−7〜5−10)。
【0073】例6 例3−1a、3−1b、および4−2aの延伸糸を浸漬
コードに変換した。4個の延伸糸(f36)を集め、ね
じってf144糸とした。このような2個の糸の末端を
LezzeniBRHリングツイスター上で表Dに記載されるコー
ド構造にねじった。ねじりファクターTFを式:
【0074】
【数8】
【0075】から算出し、この際、CT=コードのねじ
れ(tpm)、LD=コードの線密度(tex)および
D=密度(kg/m)であった。糸3−1aおよび3
−1bの密度は1.247kg/mであり、糸4−2
aの密度は1.256kg/mであった。
【0076】コードを例5に記載されるのと同一の装置
上で、3工程で浸漬した(乾燥、伸長、弛緩)。浸漬溶
液は標準のレゾルシン−ホルムアルデヒド−ラテックス
であった。ゴムの固着能を高めるための他の添加物は使
用しなかった。乾燥操作を120℃、滞留時間120
秒、20mN/texで実施した。伸長工程の滞留時間
は30秒であって、この工程の温度および張力を表Dに
記載する。弛緩工程の滞留時間は30秒であり、張力は
12.5mN/tex;この工程の温度を表Dに記載す
る。
【0077】糸を生繊維コードにする際にねじりを加え
ることによって靭性およびモジュラスが減少する。ねじ
りは、浸漬の際の切断強さおよびモジュラスの応答にも
影響を及ぼす。生繊維コードを浸漬コードにする際に、
切断強さはわずかに上昇し、モジュラスは著しく増加す
る。例5に記載するように、このモジュラスの変化は、
ねじれを導入していない糸の浸漬シミュレーションの場
合の挙動とは異なっている。しかし、いずれの例も、高
いモジュラスと低い織縮みの組合せを最適化するという
本質を示す。コードの浸漬において、例6−3および6
−4のみが、高いモジュラス(それぞれTASE−2=
80および90mN/tex)および低い織縮み(HA
S2’−180℃=1.5%)の組合せを有する。この
ことは例5−7〜例5−10の浸漬シミュレーションし
た糸の結果と完全に一致し、これらも十分な安定性を有
する糸を基礎としている。糸4−2aおよび4−2b
は、表Bから明かなように、適用される延伸率のみがわ
ずかに異なる。
【0078】表Dの全てのコードに関し、非常に高い固
着能レベルは、天然ゴムDunlop5390を使用したストラッ
プピールテストで測定された。さらに、タイヤコードの
疲労(Fatigue of Tire Cords、ディスク疲労試験)Dra
ft 6 ASTM Z7459Zに応じて測定された疲労挙動は実に満
足のいくものであった。これらの付加的なファクターは
ポリケトンコードを製造し、これはゴム製品、例えばタ
イヤの強化のための優れた材料である。
【0079】例5および6の情報を合わせると、高い切
断強さ、高いモジュラスおよび低い織縮みを示すポリケ
トン浸漬コードが十分に安定な糸から製造できることが
分かる。十分な安定性とは、糸およびコードが高密度
(>1.285kg/m)、高結晶度(>40%)お
よび全体的に高い配向性(Δn>0.0570)を有す
る結晶を含有することを意味する。
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D06M 101:24 D06M 101:24 (71)出願人 300067572 westervoortsedijk 73,6800 TC Arnhrm,Neth erlands (72)発明者 マルセリヌス ヘルマン ヨーゼフ ホッ テンハイス オランダ国 ロー ローストラート 25セ ー (72)発明者 ベーレント ヨハン タボーア オランダ国 ゼヴェナール ウィルテンフ ーク 29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじりファクターが120〜250の範
    囲であり、 −切断強さBT≧750mN/tex、 −TASE−2>70mN/tex、および −HAS−2’−180℃(5mN/tex)<3.6
    %である、アルケンと一酸化炭素とのコポリマーから成
    る溶融スパンフィラメント糸から製造された、浸漬コー
    ド。
  2. 【請求項2】 浸漬シミュレーション後に以下の構造的
    特性: −結晶密度Dc>1.285kg/m、 −複屈折Δn>0.0570、 −結晶度Vc>40%、 −結晶のアスペクト比2Λ002/(Λ210+Λ
    310)が2〜3の間であるを有する糸から得られる、 −切断強さBT≧800mN/tex、 −TASE−2>75mN/tex、および −HAS−2’−180℃(5mN/tex)<3%で
    ある、請求項1記載の浸漬コード。
  3. 【請求項3】 浸漬シミュレーション後に、結晶のアス
    ペクト比2Λ002/(Λ210+Λ310)が2.3
    〜2.7の間で変化する糸から得られるコードであり、 −切断強さBT≧850mN/tex、 −TASE−2>75mN/texである、請求項2記
    載の浸漬コード。
  4. 【請求項4】 交互共重合体が、エチレン量に対しポリ
    プロピレン量0.5〜4モル%で、エチレン/プロピレ
    ンと一酸化炭素とから成る、請求項1記載の浸漬コー
    ド。
  5. 【請求項5】 −切断強さBT≧900mN/tex、 −融点Tm>220℃、 −結晶度Vc>33%、および −複屈折Δn>0.0550である、アルケンと一酸化
    炭素との熱可塑性コポリマーから製造された溶融スパン
    フィラメント糸を、従来公知の技術を用いてコードに加
    工し、次いで該コードをレゾルシノール−ホルムアルデ
    ヒド−ラテックス(RFL)の水溶液中に浸漬し、乾燥
    し、さらに20〜120mN/texの張力下に210
    〜250℃の温度範囲で熱処理することにより、請求項
    1記載の浸漬コードを製造する方法。
  6. 【請求項6】 −切断強さBT≧950mN/tex、 −結晶密度Dc>1.285kg/m、 −結晶度Vc>40%、および −複屈折Δn>0.0570である、アルケンと一酸化
    炭素との熱可塑性コポリマーから製造された溶融スパン
    フィラメント糸を、従来公知の技術を用いてコードに加
    工し、次いで該コードをレゾルシノール−ホルムアルデ
    ヒド−ラテックス(RFL)の水溶液中に浸漬し、乾燥
    し、さらに20〜120mN/texの張力下に210
    〜250℃の温度範囲で熱処理することにより、請求項
    2記載の浸漬コードを製造する方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の方法で製造し
    た、請求項1から4までのいずれか1項記載の浸漬コー
    ドを含有するゴム製品。
  8. 【請求項8】 請求項5または6記載の方法で製造し
    た、請求項1から4までのいずれか1項記載の浸漬コー
    ドを含有するタイヤ。
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