JP2001192835A - インライン型プラズマcvd装置において用いられる基板搬送カート - Google Patents

インライン型プラズマcvd装置において用いられる基板搬送カート

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JP2001192835A
JP2001192835A JP2000002472A JP2000002472A JP2001192835A JP 2001192835 A JP2001192835 A JP 2001192835A JP 2000002472 A JP2000002472 A JP 2000002472A JP 2000002472 A JP2000002472 A JP 2000002472A JP 2001192835 A JP2001192835 A JP 2001192835A
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electrode
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photoelectric conversion
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Keiji Okamoto
圭史 岡本
Masashi Yoshimi
雅士 吉見
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高い反応ガス圧のもとで大面積の基板
上に全面にわたって均質で高品質の光電変換層を高速で
堆積することを可能にする。 【解決手段】 インライン型プラズマCVD装置におい
て基板を搬送するための基板搬送カートは、1辺が90
cm以上の矩形の基板を保持し得る基板電極16aと、
その基板電極16aに保持された基板1と対面して配置
されかつ絶縁部材16cを介して基板電極16aと一体
に結合される対向電極16dを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインライン型プラズ
マCVD装置においてインラインに配置された複数のC
VD反応室へ成膜用基板を順次に搬送するための基板搬
送カートに関し、特に、比較的高い反応ガス圧のもとで
大面積の膜を堆積するための基板を搬送するに適したカ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日では、種々の半導体装置がプラズマ
CVD装置を用いて製造されている。プラズマCVDを
利用して製造される半導体装置の典型例としては、液晶
表示パネル用の透明基板上に形成されるTFT(薄膜ト
ランジスタ)アレイや薄膜太陽電池などがある。TFT
アレイは表示パネルの大型化のために大面積化が求めら
れており、薄膜太陽電池ではより大きな発電能力を得る
ために大面積化が求められている。
【0003】図5は、薄膜太陽電池の典型的な一例を模
式的な断面図で示している。なお、本願の各図におい
て、図示されている長さや厚さなどの寸法関係は図面の
明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の
寸法関係を反映しているわけではない。
【0004】図5に示されているような薄膜太陽電池に
おいて、絶縁基板1上に、第1電極層2、p型またはn
型の第1導電型層3、実質的にi型の光電変換層4、n
型またはp型の逆導電型層5、および第2電極層6が順
に積層されている。すなわち、一般に薄膜太陽電池にお
いては、光電変換ユニット10は、p型層3または5と
n型層5または3との間に挟まれたi型層4を含んでい
る。比較的大きな厚さを有するi型層が主として光電変
換作用を生じ、i型層より遥かに薄いp型層とn型層は
電界を生じるように作用する。そして、p型層、i型層
およびn型層を含む光電変換ユニット10または薄膜太
陽電池に関して、p型層とn型層が結晶質か非晶質かに
かかわらず、光電変換層たるi型層が結晶質のものを結
晶質ユニットまたは結晶質薄膜太陽電池と称し、i型層
が非晶質のものを非晶質ユニットまたは非晶質薄膜太陽
電池と称する。
【0005】薄膜太陽電池は、一般に、インライン型プ
ラズマCVD装置を利用して製造される。たとえば、基
板側から順にp型、i型およびn型の半導体層が積層さ
れる太陽電池を製造するプラズマCVD装置は、それぞ
れの半導体層を堆積するために順にインラインに配列さ
れたp型用、i型用およびn型用のプラズマCVD反応
室を含んでいる。通常は、p型層やn型層より遥かに厚
いi型層を効率的に堆積するために、p型用反応室とn
型用反応室との間に複数のi型用反応室が配列されてい
る。そして、これらの半導体層が順次に堆積されるべき
基板は、基板電極を兼ねる基板搬送カートによって、イ
ンラインに配列された複数のCVD反応室へ順次に搬送
され、それぞれの反応室内で半導体層が堆積される。
【0006】図3において、従来の基板搬送カートを含
むインライン型プラズマCVD装置の一例における1つ
の反応室が、模式的な断面図で示されている。この断面
図は、インライン配列方向に直交する断面、すなわち、
基板搬送カートの進行方向に直交する断面に対応してい
る。
【0007】図3のプラズマ反応室11内で、基板搬送
カート12は、基板1を支持する基板電極12aと、こ
れを反応室底部のガイドレール(図示せず)に沿って移
動させるための複数対の車輪12bを含んでいる。ガイ
ドレールは、隣接する反応室間を仕切るための仕切扉部
で中断させられているが、車輪12bは基板電極12a
の下面の長さ方向に沿ってたとえば4対が設けられてい
るので、カートの移動中に1対の車輪12bがレール中
断部上にあっても他の複数対の車輪12bが基板電極1
2aをレール上で支持することができる。
【0008】基板搬送カート12が所定の位置にあると
きに、基板電極12aの両外側主面上に支持された2つ
の基板1のそれぞれに対面するように、2つの対向電極
13が配置されている。対向電極13は中空であって、
CVD反応ガス14を基板1に向けて吹出すために複数
のガス吹出開口13aを有している。
【0009】望まれる場合には、反応室11内におい
て、図3に示されているような基板加熱用ヒータ15が
設けられ得る。ただし、基板加熱用ヒータは、反応室1
1内に固定設置される必要はなく、基板電極12aに内
蔵させることもできる。
【0010】基板1が対向電極13に対面するように基
板電極12aが所定位置に到達したとき、その基板電極
12aは所定の電気接点(図示せず)にコンタクトさせ
られる。そして、減圧された反応室11内において、対
向電極13の開口13aから反応ガス14を吹出しなが
ら、基板電極12aと対向電極13との間に高周波電力
を印加することによって、基板1と対向電極13との間
に生じるグロー放電に起因するプラズマCVDによって
基板1上に膜が堆積され得る。
【0011】なお、基板搬送カートは、反応室底部に配
置されたガイドレールではなくて上部に配置されたガイ
ドレール上を走行する車輪の下に基板電極が懸下される
ように構成することも可能である。
【0012】図4において、従来の基板搬送カートを含
むインライン型プラズマCVD装置のもう1つの例にお
ける1つの反応室が、模式的な断面図で示されている。
この反応室11内の中央部には、基板搬送カートの移動
方向と平行な平板状の対向電極13が設けられている。
対向電極13は中空であって、反応ガス14を吹出すた
めにその両側の主面に複数の開口12aを有している。
そして、対向電極13の各主面に対面するように基板1
を配置するための基板搬送カート12が反応室11内を
移動する。
【0013】この基板搬送カート12は基板1を支持す
る基板電極12aとこれを反応室上部のガイドレール
(図示せず)に沿って移動させるための複数の車輪12
bを含んでいる。また、望まれる場合には、反応室11
内において、図4に示されているような基板加熱用ヒー
タ15が設けられ得るが、基板加熱用ヒータは基板電極
12aに内蔵させることもできる。さらに、基板搬送カ
ートは、反応室上部に配置されたガイドレールではなく
て底部に配置されたガイドレール上を走行する車輪上に
基板電極が支持されるように構成することも可能であ
る。
【0014】ところで、非晶質シリコン光電変換層は、
シラン系ガスのみまたはその約5倍未満の水素希釈ガス
を含む原料ガスを用いたプラズマCVDによって形成さ
れ得る。他方、結晶質シリコン光電変換層は、シラン系
ガスに約10倍以上の水素希釈ガスを含む原料ガスを用
いたプラズマCVDによって形成される得ることが知ら
れている。
【0015】非晶質シリコン光電変換層は結晶質シリコ
ン光電変換層に比べて大きな光吸収係数を有しているの
で、非晶質シリコン光電変換層の堆積厚さは結晶質シリ
コン光電変換層に比べて約1/10程度でも十分である
という利点を有している。しかし、非晶質薄膜太陽電池
においては長期間にわたる光照射によって光電変換特性
が低下するという光劣化の問題があるが、結晶質薄膜太
陽電池は光照射に対して安定であってそのような光劣化
を生じることはない。また、結晶質シリコン光電変換層
は非晶質シリコン光電変換層に比べて長波長の光をも吸
収して光電変換することができるので、結晶質薄膜太陽
電池は長波長の光をも有効に利用し得る点で好ましい。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−1454
99は、従来133Pa(1Torr)以下の圧力下で
行なわれていたプラズマCVDによる結晶質光電変換層
の堆積を400Pa(3Torr)以上の高い圧力下で
シラン系ガスに対する水素ガスの流量比を50倍以上に
大きくした状態で行なうことによって、高品質の結晶質
光電変換層が高速度で堆積され得ることを開示してい
る。
【0017】他方、前述のように薄膜太陽電池はより大
きな発電能力を得るために大面積化が求められており、
すなわち、大面積の基板上に高品質の結晶質光電変換層
を堆積することが望まれている。
【0018】しかし、特開平11−145499に開示
されているような比較的高い圧力のもとでプラズマCV
Dで大きな基板上に堆積された結晶質光電変換層を含む
薄膜太陽電池において、その光電変換特性が基板の局所
的な平面的位置に依存して変化する傾向が高くなるとい
う事実があることを本発明者は見出した。この傾向は、
プラズマCVDの反応ガスが667Pa(5Torr)
以上であって矩形の基板の少なくとも1辺が90cm以
上の場合に特に顕著になる。
【0019】本発明者が見出したこのような先行技術に
おける課題に鑑み、本発明は、比較的高い反応ガス圧の
もとで大面積の基板上に光電変換層を堆積する場合で
も、全面にわたって均質で高品質の大面積光電変換層を
堆積し得る技術を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インラ
イン型プラズマCVD装置においてインラインに配置さ
れた複数のCVD反応室へ成膜用基板を順次に搬送する
ための基板搬送カートは、1辺が90cm以上の矩形の
基板を保持し得る基板電極と、その基板電極に保持され
た基板と対面して配置されかつ絶縁部材を介して基板電
極と一体に結合される対向電極とを含むことを特徴とし
ている。
【0021】なお、対向電極は成膜用原料ガスを基板に
向けて通過させ得る複数の開口を有するかまたはメッシ
ュ状の形態を有することが好ましい。
【0022】また、本発明による基板搬送カートは、複
数のCVD反応室の少なくとも1つにおいて667Pa
(5Torr)以上の圧力のもとでシラン系ガスと水素
希釈ガスを含む原料ガスを用いて薄膜太陽電池に含まれ
るシリコン系光電変換層を堆積するための基板を搬送す
るために好ましく用いられ得る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施の形
態による基板搬送カートの一例を含むインライン型プラ
ズマCVD装置における1つの反応室が、模式的な断面
図で示されている。このプラズマ反応室11内で基板搬
送カート16は、基板1を支持する基板電極16aと、
これを反応室底部のガイドレール(図示せず)に沿って
移動させるための複数対の車輪16bを含んでいる。基
板搬送カート16はさらに、それに保持された基板1と
対面して配置されかつ絶縁部材のたとえば支柱16cを
介してその基板電極16aと一体に結合される対向電極
16dをも含んでいる。対向電極16dは、成膜用原料
ガスを基板1に向けて通過させ得る複数の開口16eを
有するかまたはメッシュ状の形態を有している。
【0024】基板搬送カート16が所定の位置にあると
きに、複数の開口16eを有するかまたはメッシュ状の
形態を有する対向電極16dに対面するように原料ガス
供給手段17が配置されている。原料ガス供給手段17
は、複数の開口16eまたはメッシュ状の形態を有する
対向電極16dを介して原料ガスを基板1に向けて供給
するために、複数の開口17aまたはメッシュ状の形態
を有するガス吹出面を含んでいる。
【0025】望まれる場合には、基板電極16aは基板
加熱用ヒータを内蔵することができ、この代わりに図3
に示されているような基板加熱用ヒータ15が反応室1
1ないに固定設置されてもよい。また、基板搬送カート
16は、反応室底部に設置されたガイドレールではな
く、上部に配置されたガイドレールを走行する車輪の下
に基板電極が懸下されるように構成することも可能であ
る。
【0026】対向電極16dが原料ガス供給手段17の
ガス放出面に対面するように基板搬送カート16が所定
位置に到達したとき、その基板電極16aと対向電極1
6dは所定の電気接点(図示せず)にコンタクトさせら
れる。そして、減圧された反応室11内において、原料
ガス供給手段17および対向電極16dを介して基板1
に向けて原料ガス14を供給しながら、基板電極16a
と対向電極16dとの間に高周波電力を印加することに
よって、基板1と対向電極16dとの間に生じるグロー
放電に起因するプラズマCVDによって、基板1上に膜
が堆積され得る。
【0027】図2において、本発明のもう1つの実施の
形態による基板搬送カートを含むインライン型プラズマ
CVD装置における1つの反応室が、模式的な断面図に
示されている。この反応室11内には、その中央に平板
状の原料ガス供給手段17が設置されている。原料ガス
供給手段17は中空であって、原料ガス14を吹出すた
めにその両側の主面に複数の開口17aを有している。
そして、原料ガス供給手段17の各主面に対面するよう
に基板1を配置するための基板搬送カート16が反応室
11内を移動する。
【0028】この基板搬送カート16は基板1を支持す
る基板電極16aと、これを反応室上部のガイドレール
(図示せず)に沿って移動させるための複数の車輪16
bを含んでいる。基板搬送カート16はまた、それに保
持された基板1と対面して配置されかつ絶縁部材のたと
えば支柱16cを介してその基板電極16aと一体に結
合される対向電極16dをも含んでいる。対向電極16
dは、原料ガス供給手段17の開口17aから吹出され
る原料ガスを基板1に向けて通過させるための複数の開
口16eまたはメッシュ状の形態を有している。
【0029】さらに、望まれる場合には、基板電極16
aは基板加熱用ヒータを含むことができ、この代わり
に、図4に示されているような基板加熱用ヒータ15が
反応室11内に設置されてもよい。さらにまた、基板搬
送カートは、反応室上部に配置されたガイドレールでは
なくて底部に配置されたガイドレール上を走行する車輪
上に基板電極が支持されるように構成することも可能で
ある。
【0030】本発明者の検討によれば、図1や図2に例
示されているような基板電極と対向電極が絶縁部材を介
して一体化された基板搬送カートを用いることによっ
て、比較的高い反応ガス圧のもとで大面積の基板上に光
電変換層を高速で堆積する場合でも、全面にわたって均
質で高品質の大面積光電変換層を堆積し得ることがわか
った。すなわち、局所的な平面位置に依存して光電変換
特性が変化することのない高品質の大面積薄膜太陽電池
を得ることができる。
【0031】このような本発明による基板搬送カートに
よる優れた効果は、以下の理由によって得られたものと
考えられる。まず、従来のように光電変換層が133P
a以下の反応ガス圧のもとでプラズマCVDによって堆
積される場合には、基板表面と対向電極との間にプラズ
マ放電を維持させるためにはそれらの間隔を2〜2.5
cmの比較的広い間隔に設定することができる。しか
し、結晶質光電変換層を高速で堆積するために反応ガス
圧を400Pa以上で特に667Pa以上に設定した場
合には、基板と対向電極との間にプラズマ放電を適切に
維持するためにはそれらの間隔を約1cm以下の狭い間
隔に設定しなければならない。したがって、たとえば矩
形の基板に1辺が90cmを超えるような大きな寸法の
場合、従来の基板搬送カートの基板電極上に支持された
基板の表面と反応室内で固定配置された対向電極の表面
を完全に平行に設定することが困難である。特に、基板
表面と対向電極表面との間の平行性からのずれ角が小さ
な場合であっても、その基板の1辺の長さが大きくなれ
ば両端部における基板と対向電極との間の不均一な距離
の差が大きくなる。また、反応ガス圧を高く設定するこ
とに伴って、基板表面と対向電極表面との間のプラズマ
放電を適切に維持するためにそれらの間隔を10mm以
下に設定する場合、基板の両端部における対向電極との
距離の差が1mmである場合に、その電極間距離の変動
は10%にもなる。他方、従来のように133Pa以下
の反応ガス圧のもとでプラズマCVDを行なう場合に
は、基板表面と対向電極表面との間隔はそれらの間にプ
ラズマ放電を維持するために20〜25mmの範囲内に
あればよいので、基板の両端部において対向電極までの
距離に1mmの変動が生じたとしても、その誤差は5%
以下となる。したがって、このような事情のもとにおい
て、従来の基板搬送カートを用いて比較的高い反応ガス
圧のもとで大面積の基板上に薄膜太陽電池を形成した場
合に、局所的な平面的位置に依存して光電変換特性の変
動が大きくなるものと考えられる。
【0032】しかし、図1や図2に例示されているよう
な本発明による基板搬送カートにおいては、基板電極に
保持された基板と対面して配置されかつ絶縁部材を介し
てその基板電極と一体に結合される対向電極を含んでい
るので、基板搬送カートが移動しても基板表面と対向電
極表面との間隔が変動することはない。すなわち、比較
的高い反応ガス圧のもとで大面積の基板上に光電変換層
を堆積するために、基板表面と対向電極が約10mmの
近接距離に配置される場合であっても、それらの平行性
を高い精度で維持することができる。したがって、局所
的な平面的位置に依存して光電変換特性が変動するとい
うことのない高品質の断面積薄膜太陽電池を得ることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インラ
イン型プラズマCVD装置においてインラインに配置さ
れた複数のCVD反応室へ成膜用基板を順次に搬送する
ための基板搬送カートとし、比較的高い反応ガス圧のも
とで大面積の基板上に光電変換層を高速で堆積する場合
でも、全面にわたって均質で高品質の大面積光電変換層
を堆積し得る基板搬送カートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による基板搬送カートの
一例を示すプラズマCVD反応室の模式的な断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態による基板搬送カートの
もう1つの例を示すプラズマCVD反応室の模式的な断
面図である。
【図3】 従来の基板搬送カートの一例を示すプラズマ
CVD反応室の模式的な断面図である。
【図4】 従来の基板搬送カートのもう1つの例を示す
プラズマCVD反応室の模式的な断面図である。
【図5】 薄膜太陽電池の典型的な積層構造を示す模式
的な断面図である。
【符号の説明】
1 基板、2 第1電極層、3 第1導電型層、4 実
質的に真性の光電変換層、5 逆導電型層、6 第2電
極層、10 光電変換ユニット、11 プラズマ反応
室、12,16 基板搬送カート、12a,16a 基
板電極、12b,16b 車輪、13,16d 対向電
極、13a,16e,17a 開口部、14 原料ガ
ス、15 基板加熱用ヒータ、17 原料ガス供給手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA05 AA06 FA01 GA14 KA18 KA30 LA16 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA07 GA58 MA28 NA01 5F045 AA08 AB04 AC01 AE21 AE23 AE25 CA13 DQ15 EH05 EH14 EN05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インライン型プラズマCVD装置におい
    てインラインに配置された複数のCVD反応室へ成膜用
    基板を順次に搬送するための基板搬送カートであって、 1辺が90cm以上の矩形の基板を保持し得る基板電極
    と、 前記基板電極に保持された基板と対面して配置されかつ
    絶縁部材を介して前記基板電極と一体に結合される対向
    電極とを含むことを特徴とする基板搬送カート。
  2. 【請求項2】 前記対向電極は成膜用原料ガスを基板に
    向けて通過させ得る複数の開口を有するかまたはメッシ
    ュ状の形態を有することを特徴とする請求項1に記載の
    基板搬送カート。
  3. 【請求項3】 前記複数のCVD反応室の少なくとも1
    つにおいて667Pa(5Torr)以上の圧力のもと
    でシラン系ガスと水素希釈ガスを含む原料ガスを用いて
    薄膜太陽電池に含まれるシリコン系光電変換層を堆積す
    るための基板を搬送するために用いられるものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送カー
    ト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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