JP2001191571A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2001191571A JP2000294950A JP2000294950A JP2001191571A JP 2001191571 A JP2001191571 A JP 2001191571A JP 2000294950 A JP2000294950 A JP 2000294950A JP 2000294950 A JP2000294950 A JP 2000294950A JP 2001191571 A JP2001191571 A JP 2001191571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸湿性の低い記録媒体に印画を行う場合であっ
ても、絶縁破壊を起こすことの殆どない良好な保護膜を
備えたサーマルヘッドを提供する。 【解決手段】絶縁基板1上に発熱抵抗体3を設けるとと
もに該発熱抵抗体3を炭素及び珪素を含む保護膜5で被
覆してなるサーマルヘッドであって、前記保護膜5中の
炭素含有比率を65〜90atm%に設定し、かつこれ
ら炭素同士の結合の95.0%以上をsp2混成軌道に
係る共有結合とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワードプロセッサや
ファクシミリ等のプリンタ機構として組み込まれるサー
マルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等のプリンタ機
構として組み込まれるサーマルヘッドは、アルミナセラ
ミックス等から成る絶縁基板上にガラスグレーズ層を介
して複数個の発熱抵抗体及び電極層を設け、前記発熱抵
抗体を厚み数μm程度の保護膜によって被覆した構造を
有しており、かかるサーマルヘッドは、外部からの画像
データに基づいて前記発熱抵抗体に電極層を介して所定
の電力を印加し、発熱抵抗体を個々に選択的にジュール
発熱させるとともに、該発熱した熱を感熱紙等の記録媒
体に伝導させ、記録媒体に所定の印画を形成することに
よってサーマルヘッドとして機能するようになってい
る。
【0003】尚、前記保護膜は記録媒体の摺接による磨
耗や大気中に含まれる水分等の接触による腐食から発熱
抵抗体等を保護するためのものであり、例えば窒化珪素
(Si34)や炭化珪素(SiC),酸化タンタル(T
25)等の耐磨耗性に優れた無機質材料により形成さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のサーマルヘッドにおいては、保護膜が窒化珪素や酸
化タンタルにより形成されている場合、これらの比抵抗
が高い(窒化珪素の比抵抗:1×1012Ω・cm、酸化
タンタルの比抵抗:1×1014Ω・cm)ことから、発
熱抵抗体上の保護膜に記録媒体を摺接させて印画を行っ
た際、保護膜表面には記録媒体の摺接に伴って静電気が
蓄積され、これが所定量に達すると、保護膜表面と発熱
抵抗体等との間で放電が起こり、保護膜が絶縁破壊され
てしまう。この場合、保護膜としての機能が喪失されて
しまう上に、上述の絶縁破壊に伴って発熱抵抗体に瞬間
的に大電流が流され、発熱抵抗体が焼損するという欠点
を有している。
【0005】またサーマルヘッドの保護膜が、炭素50
%、珪素50%の一般的な炭化珪素により形成されてい
る場合、その比抵抗は8×107Ω・cmと前述の窒化
珪素等に比べ小さいことから、保護膜表面に静電気が印
加された際、これらの電荷はある程度、分散され、絶縁
破壊は少なくなるものの、記録媒体が吸湿性の低いプラ
スチック等の材質から成っている場合、保護膜表面には
極めて大きな静電気が印加され、その結果、前述した窒
化珪素や酸化タンタルの場合と同様の絶縁破壊等を生じ
ることがあった。
【0006】そこで上記欠点を解消するために、前記保
護膜上にクロム(Cr)等から成る導電層を被着させ、
静電気による電荷を導電層全体にわたって良好に分散さ
せることが提案されている。
【0007】ところが、サーマルヘッドの保護膜上に導
電層を被着させる場合、保護膜を形成する無機質材料と
導電層を形成するクロム等の金属の熱膨張係数が大きく
相違することに起因して、両者間に大きな熱応力が印加
されるようになっており、それ故、導電層の表面に記録
媒体を摺接させると、導電層が熱応力と記録媒体の摺接
とによって保護膜表面より容易に剥離し、電荷の拡散機
能が喪失される欠点が誘発される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑み
案出されたもので、本発明のサーマルヘッドは、絶縁基
板上に発熱抵抗体を設けるとともに該発熱抵抗体を炭素
及び珪素を含む保護膜で被覆してなるサーマルヘッドで
あって、前記保護膜中の炭素含有比率が65atm%〜
90atm%であり、かつこれら炭素同士の結合の9
5.0%以上がsp2混成軌道に係る共有結合であるこ
とを特徴とするものである。
【0009】また本発明のサーマルヘッドは、前記保護
膜の比抵抗が2×104Ω・cm〜1×107Ω・cmで
あることを特徴とするものである。
【0010】更に本発明のサーマルヘッドは、前記保護
膜の炭素含有比率が70atm%以上であることを特徴
とするものである。
【0011】また更に本発明のサーマルヘッドは、前記
保護膜のビッカース硬度Hvが1700〜2300であ
ることを特徴とするものである。
【0012】更にまた本発明のサーマルヘッドは、前記
発熱抵抗体と保護膜との間に、窒化珪素、酸化珪素もし
くはサイアロンから成る緻密層が介在されていることを
特徴とするものである。
【0013】また更に本発明のサーマルヘッドは、前記
発熱抵抗体及び緻密層中の珪素含有率が20atm%〜
60atm%であることを特徴とするものである。
【0014】本発明のサーマルヘッドによれば、炭素及
び珪素を含む保護膜で発熱抵抗体を被覆するとともに、
該保護膜中の炭素含有比率を65atm%〜90atm
%とし、かつこれら炭素同士の結合(C−C結合)の9
5.0%以上をsp2結合になしておくことにより、保
護膜に、適度な導電性と、電極層間の短絡を防止するの
に十分な電気絶縁性とが付与されることから、プラスチ
ック等のような吸湿性の低い記録媒体を使って印画を行
う際、保護膜の表面に記録媒体の摺接に伴う極めて大き
な静電気が印加されても、該静電気の電荷は保護膜の全
体にわたって良好に拡散され、保護膜の絶縁破壊が有効
に防止される。従って、保護膜を長期にわたり良好に機
能させて、保護膜の絶縁破壊に起因する発熱抵抗体の焼
損を皆無となすことができる。
【0015】また本発明のサーマルヘッドによれば、保
護膜中の炭素含有比率を70atm%以上になしておく
ことにより、保護膜の熱化学的安定性を向上させること
ができ、サーマルヘッドの使用時などに保護膜の温度が
ある程度、高温になっても、保護膜中の珪素が記録媒体
中の水酸基(OH基)と化学反応を起こして保護膜の一
部が消失するのを有効に防止することができる。従っ
て、発熱抵抗体を保護膜でもって長期にわたり良好に被
覆しておくことが可能である。
【0016】更に本発明のサーマルヘッドによれば、保
護膜のビッカース硬度Hvを1700〜2300の範囲
になしておくことにより、保護膜を長期にわたり良好に
機能させることができ、またこの場合、保護膜はそれ自
体が静電気の電荷を拡散するものであることから、保護
膜が存在している限り、記録媒体の摺接による静電気の
電荷を拡散することができる。
【0017】また更に本発明のサーマルヘッドによれ
ば、発熱抵抗体と保護膜との間に、窒化珪素、酸化珪素
もしくはサイアロンから成る緻密層を介在させておくこ
とにより、保護膜に比し極めて高い比抵抗を付与するこ
とができ、保護膜の表面に記録媒体の摺接に伴う極めて
大きな静電気が印加された際に電荷の一部が発熱抵抗体
に流れ込んで発熱抵抗体への通電量が変動するといった
不都合を有効に防止することができる上に、発熱抵抗体
を大気から良好に遮蔽して、大気中の酸素や水分等の接
触による腐食からより確実に防止し、耐腐食性をより一
層、向上させることもできる。
【0018】更にまた本発明のサーマルヘッドによれ
ば、発熱抵抗体及び前記緻密層中の珪素含有率を20a
tm%〜60atm%に設定することにより、発熱抵抗
体、緻密層及び保護膜にほぼ等量の珪素が含有されるこ
ととなるため、発熱抵抗体−緻密層間、緻密層−保護膜
間の馴染みがそれぞれ良好となり、下地に対する緻密層
や保護膜の密着性が向上する利点もある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明のサーマルヘッドの一
実施形態を示す断面図であり、1は絶縁基板、3は発熱
抵抗体、5は保護膜である。
【0020】前記絶縁基板1はアルミナセラミックスや
ガラス等の電気絶縁性材料から成り、その上面でグレー
ズ層2や発熱抵抗体3,電極層4,保護膜5等を支持す
るための支持母材として機能する。
【0021】尚、前記絶縁基板1は、アルミナセラミッ
クスから成る場合、まずアルミナ、シリカ、マグネシア
等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添
加混合して泥漿状と成すとともにこれを従来周知のドク
ターブレード法やカレンダーロール法等を採用すること
によってセラミックグリーンシートを形成し、しかる
後、前記セラミックグリーンシートを所定形状に打ち抜
いた上、高温で焼成することによって製作される。
【0022】また前記絶縁基板1の上面にはグレーズ層
2が20μm〜60μmの厚みに被着・形成されてい
る。
【0023】前記グレーズ層2はガラスやポリイミド樹
脂等の低熱伝導性材料により形成されており、発熱抵抗
体3の発する熱が適当な温度となるようにその内部で熱
を蓄積し、これによってサーマルヘッドの熱応答特性を
良好に維持する作用を為す。
【0024】尚、前記グレーズ層2は、ガラスにより形
成する場合、ガラス粉末に適当な有機溶媒、溶剤を添加
混合して得たガラスペーストを絶縁基板上面の全体もし
くは所定領域に従来周知のスクリーン印刷法を採用する
ことによって所定厚みに印刷・塗布し、しかる後、これ
を高温(約900℃)で焼成することによって絶縁基板
1の上面に被着・形成される。
【0025】また前記グレーズ層2の上面には、複数個
の発熱抵抗体3が例えば300dpi(dot per inch)
の密度で直線状に被着・配列されており、該各発熱抵抗
体3の両端には一対の電極層4,4が電気的に接続され
ている。
【0026】前記発熱抵抗体3は、TaSiOやTaS
iNO,TiSiO,TiSiCO,NbSiO,Ti
SiNi等の電気抵抗材料から成り、それ自体が所定の
電気抵抗率を有しているため、一対の電極層4,4を介
して電源電力が印加されると、ジュール発熱を起こし、
記録媒体に印画を形成するのに必要な所定温度、例えば
250℃〜400℃の温度となる。
【0027】また一方、前記発熱抵抗体3の両端に接続
されている一対の電極層4,4はアルミニウム(Al)
や銅(Cu)等の金属から成り、前記発熱抵抗体3にジ
ュール発熱を起こさせるのに必要な所定の電力を印加す
る作用を為す。
【0028】尚、前記複数個の発熱抵抗体3及び一対の
電極層4,4は、従来周知の薄膜手法、具体的にはスパ
ッタリング法やフォトリソグラフィー技術,エッチング
技術等を採用し、例えばTaSiO及びAlをグレーズ
層2の上面に所定厚み、所定パターンに被着させること
により形成される。
【0029】そして前記発熱抵抗体3及び一対の電極層
4,4の上面には保護膜5が被着されている。
【0030】前記保護膜5は発熱抵抗体3や一対の電極
層4,4を大気中に含まれている水分等の接触による腐
食や記録媒体の摺接による磨耗から保護するためのもの
であり、該保護膜5は例えば1.5μm〜4.0μmの
厚みをもって発熱抵抗体3や一対の電極層4,4を被覆
するようにして形成されている。
【0031】また前記保護膜5は、炭素(C)及び珪素
(Si)を含む無機質材料から成り、その炭素含有比率
は65atm%〜90atm%に設定され、かつこれら
炭素同士の結合(以下、C−C結合と略記する)の大部
分、具体的には全てのC−C結合のうち、95.0%以
上がsp2混成軌道に係る共有結合(以下、sp2結合と
略記する)となっており、このように殆どのC−C結合
をsp2結合で結合させておくことにより、保護膜5の
比抵抗を2×104Ω・cm〜1×107Ω・cmの小さ
な値に設定している。
【0032】これにより、保護膜5には、適度な導電性
と、電極層4,4間の短絡を防止するのに十分な電気絶
縁性とが付与されることとなり、プラスチック等のよう
な吸湿性の低い記録媒体を使って印画を行う際、保護膜
5の表面に記録媒体の摺接に伴う極めて大きな静電気が
印加されても、その電荷は保護膜5の全体にわたって良
好に拡散され、保護膜5の絶縁破壊を有効に防止するこ
とができる。従って、保護膜5を長期にわたり良好に機
能させて、保護膜5の絶縁破壊に起因する発熱抵抗体3
の焼損を皆無となすことができる。
【0033】またこの場合、前記保護膜5の硬度はビッ
カース硬度Hvで1700〜2300と極めて高く、耐
磨耗性にも優れているため、サーマルヘッドの保護膜と
して長期にわたり良好に機能させることができ、また保
護膜5はそれ自体が静電気の電荷を拡散するものである
ことから、保護膜5が存在している限り、記録媒体の摺
接による静電気の電荷を拡散することができる。
【0034】更に前記保護膜5の炭素含有比率を70a
tm%以上に設定することで、保護膜5の熱化学的安定
性を飛躍的に向上させることができる。即ち、サーマル
ヘッドの使用時などに保護膜5の温度が例えば300℃
以上の高温になっても、保護膜5中の珪素が記録媒体中
に含まれている水酸基(OH基)と化学反応を起こすこ
とによって多くの珪素が保護膜5中より消失し、保護膜
5の厚みが比較的短時間で薄くなるといった不具合は殆
ど発生することがなく、発熱抵抗体3等を保護膜5でも
って長期にわたり良好に被覆しておくことができる。従
って保護膜5中の炭素含有比率を70atm%以上に設
定しておくことが好ましい。
【0035】また更に本実施形態のサーマルヘッドにお
いては、前記保護膜5と発熱抵抗体3等との間に窒化珪
素(Si34)や酸化珪素(SiO2),サイアロン
(Si−Al−O−N)等から成る緻密層6が3.0μ
m〜8.0μm程度の厚みに介在されている。
【0036】このような緻密層6は、その外周が保護膜
5の被着領域の外側まで延在され、保護膜5に比し極め
て高い比抵抗(1×109Ω・cm〜1×1014Ω・c
m)を有しているため、保護膜5の表面に記録媒体の摺
接に伴う極めて大きな静電気が印加された際に電荷の一
部が発熱抵抗体3や電極層4,4に流れ込んで発熱抵抗
体3への通電量が変動するといった不都合を確実に防止
することができる上に、発熱抵抗体3や電極層4を大気
から良好に遮蔽して、これらを大気中の酸素や水分等の
接触による腐食からより確実に防止し、サーマルヘッド
の耐腐食性をより一層、向上させることもできる。
【0037】特に、発熱抵抗体3及び緻密層6を珪素含
有率が20atm%〜60atm%の化合物、例えば発
熱抵抗体3をTaSiOやTaSiNO,TiSiO,
TiSiCO,NbSiO,TiSiNiで、緻密層6
を窒化珪素やサイアロンでそれぞれ形成しておけば、発
熱抵抗体3、緻密層6及び保護膜5にはほぼ等量の珪素
が含有されることとなるため、発熱抵抗体3−緻密層6
間、緻密層6−保護膜5間の馴染みがそれぞれ良好とな
り、下地に対する緻密層6や保護膜5の密着性が飛躍的
に向上される。従って前記保護膜5と発熱抵抗体3等と
の間には、窒化珪素や酸化珪素,サイアロン等から成る
緻密層6を介在させておくことが好ましく、更には発熱
抵抗体3及び緻密層6を珪素含有率が20atm%〜6
0atm%の化合物で形成することが好ましい。
【0038】尚、前記保護膜5の炭素含有比率を65a
tm%〜90atm%に設定するのは、保護膜5中の炭
素含有比率が65atm%よりも小さくなると、保護膜
5中のsp2結合したC−C結合が少なくなって保護膜
5の導電性を十分なレベルまで低下させることができな
くなり、また保護膜5中の炭素含有比率が90atm%
よりも大きくなると、保護膜5中のsp2結合したC−
C結合が過度に多くなって保護膜5の導電性が極めて高
くなり、印画時、隣合う電極層間4−4などで短絡する
ことによって発熱抵抗体3が不要な発熱を起こし、“印
画つぶれ”を発生する恐れがあるからである。従って保
護膜5の炭素含有比率は65〜90atm%の範囲内に
設定しておく必要がある。
【0039】また前記保護膜5中のC−C結合の95.
0%以上をsp2結合になしておくのは、sp2結合が9
5%未満になると、それ以外のC−C結合であるsp3
混成軌道に係る共有結合(以下、sp3結合と略記す
る)が多くなることに起因して、保護膜5の比抵抗が高
くなり、保護膜5に適度な導電性を付与することが不可
となるからであり、保護膜5に適度な導電性を付与する
にはC−C結合の殆ど、即ち、95.0%以上をsp2
結合になしておく必要がある。尚、前述したsp2結合
の割合は高ければ高いほど良く、できれば保護膜5中の
C−C結合の99.0%以上をsp2結合になしておく
ことが好ましい。
【0040】かかる保護膜5は、まずスパッタリング装
置のチャンバー内に、炭素(C)及び珪素(Si)が例
えば80:20の比率で混在する焼結体から成るターゲ
ット材と、発熱抵抗体3及び電極層4,4が被着された
絶縁基板1とをそれぞれ配置させ、前記チャンバー内に
アルゴンガスを導入しながら前記ターゲット材と絶縁基
板1との間に所定の電力を印加し、ターゲット材の構成
材料をスパッタリングすることによって形成される。こ
のとき、アルゴンガスの流量は100SCCMに、チャ
ンバー内の圧力は5mTorrに設定される。尚、上述
のようにしてスパッタリングする場合、珪素のスパッタ
率は炭素に比べて低いことから、形成された保護膜5の
珪素含有比率は30atm%程度になる。またこのよう
な製法により保護膜5を形成する場合、保護膜5中に存
在するC−C結合の95%以上をsp2結合となすに
は、成膜時の絶縁基板1の温度を常に120℃〜200
℃の範囲内に保つことが重要である。
【0041】かくして上述したサーマルヘッドは、一対
の電極層間4−4に外部からの画像データに基づいて所
定の電力を印加し、発熱抵抗体3を個々に選択的にジュ
ール発熱させるとともに、該発熱した熱を感熱紙等の記
録媒体に伝導させ、記録媒体に所定の印画を形成するこ
とによってサーマルヘッドとして機能する。
【0042】尚、本発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更、改良等が可能である。
【0043】例えば上述の実施形態では保護膜5を形成
するのに炭素(C)及び珪素(Si)が混在する単一の
ターゲット材を用いてスパッタリングしたが、これに代
えて炭素(C)のみで形成されたターゲット材と珪素
(Si)のみで形成されたターゲット材を用いて2元ス
パッタリングすることにより保護膜5を形成するように
しても構わない。
【0044】また上述の実施形態においてはグレーズ層
2を絶縁基板1の上面全体にわたってほぼ一定の厚みに
形成するようにしたが、これに代えて図2に示す如く、
グレーズ層2aを断面円弧状になし、これを絶縁基板1
の上面に部分的に形成するようにしても構わない。
【0045】更に上述した図1の実施形態や図2の実施
形態において、保護膜表面のうち、一対の電極層4,4
の先端部に対応する箇所に出来る角部を、粒径0.5μ
mのダイヤモンド微粒子が多数被着されているラッピン
グフィルムを用いた研磨等によって削り取り、この部分
から段差をなくすようにすれば、記録媒体の摺接によっ
て発生する“紙カス”が発熱抵抗体4の外周部付近に付
着しようとするのを有効に防止し、記録媒体を発熱抵抗
体4上の保護膜表面に常に良好に密着せしめて、鮮明な
印画を形成することができるようになる。尚、この研磨
は、少なくとも記録媒体の搬送方向下流側で行っておけ
ば良く、上述の効果をより確実に得るには、発熱抵抗体
4のエッジから100μm〜200μm外側までの広い
領域を研磨しておくことが好ましい。
【0046】
【実験例】次に本発明の作用効果を実験例に基づき説明
する。下記の表1は、保護膜5中の炭素含有比率を少し
ずつ異ならせた8個のサーマルヘッドサンプル(サンプ
ルNo.1〜No.8)につき、各サンプルの保護膜5の比抵抗
を測定し、これらのサンプルを用いてテストパターンの
印画を伴う走行試験(プラスチック製のA4用紙10万
枚に対する連続印字)を実施した結果について示すもの
である。
【0047】この実験に用いた全てのサーマルヘッドサ
ンプルは、保護膜5の厚みが5.0μm(±0.5μ
m)で、かつ保護膜5が炭素と珪素と若干量の不純物
(1atm%以下)とで構成されており、各々のサンプ
ルに形成された保護膜5中のC−C結合はその99.0
%以上がsp2結合であることをX線光電子分光分析に
より確認した。
【0048】
【表1】
【0049】この表1によれば、保護膜5中の炭素含有
比率を65atm%〜90atm%に設定したサンプル
No.3〜No.6では、保護膜5の比抵抗が2×104Ω・c
m〜1×107Ω・cmとなっており、プラスチック製
のメディアを用いた走行試験の結果、保護膜5の絶縁破
壊は一切起こらず、また電極層間4−4の短絡に起因し
た“印画つぶれ”も全く見られなかった。
【0050】一方、保護膜5中の炭素含有比率を50a
tm%〜60atm%に設定したサンプルNo.1,No.2で
は、保護膜5の比抵抗が5×107Ω・cm〜8×107
Ω・cmと大きすぎることから、保護膜5の導電性が低
く、プラスチック製のメディアを用いた走行試験の結
果、静電気の電荷を良好に拡散させることができずに保
護膜5の絶縁破壊が発生した。
【0051】また保護膜5中の炭素含有比率を95at
m%〜99atm%に設定したサンプルNo.7,No.8で
は、保護膜5の比抵抗が1×103Ω・cm〜8×103
Ω・cmと小さすぎることから、保護膜5の導電性が極
めて高く、走行試験の際、電極層間4−4の短絡に起因
する“印画つぶれ”が見られた。
【0052】また、保護膜5の厚み変化については、保
護膜5中の炭素含有比率を70atm%以上に設定した
サンプルNo.4〜No.8では、プラスチック製のメディアを
用いた走行試験を行った際、保護膜5の厚み減少量が1
00Å〜10000Åと極めて少ないのに対し、炭素含
有比率を65atm%以下に設定したサンプルNo.1〜N
o.3では、保護膜5の厚みが30000Å〜50000
Åと大幅に減少していることが判る。この結果を、別途
行った印画を伴わない走行試験の結果と比較したとこ
ろ、印画を伴う走行試験においてのみ、このような差異
を生じていることが確認され、このようなことからサン
プルNo.1〜No.3の保護膜5の厚みが減少した要因は、保
護膜5が印画動作時に高温となることで保護膜5中の珪
素が記録媒体中の水酸基(OH基)と化学反応を起こす
ことにより保護膜5の一部が消失したことによるものと
考えられる。
【0053】従って、上述した実験結果によれば、電極
層間4−4の短絡を防止するのに十分な電気絶縁性と電
荷拡散特性とを備えた保護膜5を得るには、保護膜5中
の炭素含有比率を65atm%〜90atm%の範囲内
に設定し、かつこれら炭素同士の結合の殆どをsp2
合になしておかなければならず、また熱化学的安定性が
良好な保護膜5を得るには、保護膜5中の炭素含有比率
を70atm%以上に設定しなければならないことが判
る。
【0054】尚、以上の実験においては、保護膜5中の
C−C結合の99.0%がsp2結合であるサンプルを
用いて作用効果を確認したが、C−C結合は95.0%
以上であれば、上述の実験と略同様の結果が得られるこ
とを他の実験により確認した。
【0055】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドによれば、炭素
及び珪素を含む保護膜で発熱抵抗体を被覆するととも
に、該保護膜中の炭素含有比率を65atm%〜90a
tm%とし、かつこれら炭素同士の結合(C−C結合)
の95.0%以上をsp2結合になしておくことによ
り、保護膜に、適度な導電性と、電極層間の短絡を防止
するのに十分な電気絶縁性とが付与されることから、プ
ラスチック等のような吸湿性の低い記録媒体を使って印
画を行う際、保護膜の表面に記録媒体の摺接に伴う極め
て大きな静電気が印加されても、該静電気の電荷は保護
膜の全体にわたって良好に拡散され、保護膜の絶縁破壊
が有効に防止される。従って、保護膜を長期にわたり良
好に機能させて、保護膜の絶縁破壊に起因する発熱抵抗
体の焼損を皆無となすことができる。
【0056】また本発明のサーマルヘッドによれば、保
護膜中の炭素含有比率を70atm%以上になしておく
ことにより、保護膜の熱化学的安定性を向上させること
ができ、サーマルヘッドの使用時などに保護膜の温度が
ある程度、高温になっても、保護膜中の珪素が記録媒体
中の水酸基(OH基)と化学反応を起こして保護膜の一
部が消失するのを有効に防止することができる。従っ
て、発熱抵抗体を保護膜でもって長期にわたり良好に被
覆しておくことが可能である。
【0057】更に本発明のサーマルヘッドによれば、保
護膜のビッカース硬度Hvを1700〜2300の範囲
になしておくことにより、保護膜を長期にわたり良好に
機能させることができ、またこの場合、保護膜はそれ自
体が静電気の電荷を拡散するものであることから、保護
膜が存在している限り、記録媒体の摺接による静電気の
電荷を拡散することができる。
【0058】また更に本発明のサーマルヘッドによれ
ば、発熱抵抗体と保護膜との間に、窒化珪素、酸化珪素
もしくはサイアロンから成る緻密層を介在させておくこ
とにより、保護膜に比し極めて高い比抵抗を付与するこ
とができ、保護膜の表面に記録媒体の摺接に伴う極めて
大きな静電気が印加された際に電荷の一部が発熱抵抗体
に流れ込んで発熱抵抗体への通電量が変動するといった
不都合を有効に防止することができる上に、発熱抵抗体
を大気から良好に遮蔽して、大気中の酸素や水分等の接
触による腐食からより確実に防止し、耐腐食性をより一
層、向上させることもできる。
【0059】更にまた本発明のサーマルヘッドによれ
ば、発熱抵抗体及び前記緻密層中の珪素含有率を20a
tm%〜60atm%に設定することにより、発熱抵抗
体、緻密層及び保護膜にほぼ等量の珪素が含有されるこ
ととなるため、発熱抵抗体−緻密層間、緻密層−保護膜
間の馴染みがそれぞれ良好となり、下地に対する緻密層
や保護膜の密着性が向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドの断
面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るサーマルヘッドの
断面図である。
【符号の説明】
1・・・絶縁基板、3・・・発熱抵抗体、5・・・保護
膜、6・・・緻密層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に発熱抵抗体を設けるとともに
    該発熱抵抗体を炭素及び珪素を含む保護膜で被覆してな
    るサーマルヘッドであって、 前記保護膜中の炭素含有比率が65atm%〜90at
    m%であり、かつこれら炭素同士の結合の95.0%以
    上がsp2混成軌道に係る共有結合であることを特徴と
    するサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】前記保護膜の比抵抗が2×104Ω・cm
    〜1×107Ω・cmであることを特徴とする請求項1
    に記載のサーマルヘッド。
  3. 【請求項3】前記保護膜の炭素含有比率が70atm%
    以上であることを特徴とする請求項1に記載のサーマル
    ヘッド。
  4. 【請求項4】前記保護膜のビッカース硬度Hvが170
    0〜2300であることを特徴とする請求項1に記載の
    サーマルヘッド。
  5. 【請求項5】前記発熱抵抗体と保護膜との間に、窒化珪
    素、酸化珪素もしくはサイアロンから成る緻密層が介在
    されていることを特徴とする請求項1に記載のサーマル
    ヘッド。
  6. 【請求項6】前記発熱抵抗体及び緻密層中の珪素含有率
    が20atm%〜60atm%であることを特徴とする
    請求項5に記載のサーマルヘッド。
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