JP2001190885A - 電気洗濯機、及び洗濯方法 - Google Patents

電気洗濯機、及び洗濯方法

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JP2001190885A
JP2001190885A JP2000007308A JP2000007308A JP2001190885A JP 2001190885 A JP2001190885 A JP 2001190885A JP 2000007308 A JP2000007308 A JP 2000007308A JP 2000007308 A JP2000007308 A JP 2000007308A JP 2001190885 A JP2001190885 A JP 2001190885A
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washing
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rinsing
tub
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Takako Ide
孝子 井出
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で騒音が小さく、衣類を傷めず、水の使用
量が少なく、しかも短時間で洗濯をすることの出来る電
気洗濯機と洗濯方法を提供する。 【解決手段】電気洗濯機の洗濯槽を水槽と脱水籠との二
重構造とし、これに洗濯用水、又は濯ぎ用水を満たして
超音波振動を作用させることにより撹拌に相当する効果
を与えるようにしてある。殊に、濯ぎの段階では、洗濯
槽に所定量の濯ぎ用水を注入してそれに数秒〜十数秒間
の超音波振動を作用させて排水、脱水を行い、以下、濯
ぎ用水注入−超音波振動作用−排水、脱水の操作をを数
回繰り返すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主として家庭で使
用する電気洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国で使用される家庭用の電気洗濯機
は、大部分が縦型回転方式のものであり、一度に4〜8
kg程度の衣類を洗濯するもので、洗濯槽には洗濯用水の
撹拌手段が取り付けられていて、洗濯槽に投入した衣類
を水と共に撹拌して揉み洗いし、更に、この中で濯ぎを
し、脱水を行うようになっている。
【0003】この方式の電気洗濯機では洗濯槽は、容量
が数十リットルの大きさに形成されており、更にそれに
パルセータその他の撹拌手段が取り付けられていて、そ
の中で洗濯用水、又は濯ぎ用水を撹拌させ、その水流に
より衣類を撹拌するように構成されている。そのため洗
濯槽は所定量の衣類を撹拌することが出来るように大き
く形成されている。ところが実際には、殆んどの場合、
洗濯槽に入れる衣類の量が多過ぎるので、洗濯槽内での
撹拌が抑えられてしまって、所定の洗濯効果が得られな
い、と云う不具合が生じている。しかもそのような状態
でも、パルセータ等は一定速度で回転を続けるので、衣
類がパルセータに擦られて摩耗し、損裂するし、機体か
らは振動音が生じ、機体自体の寿命が短い、と云う問題
もある。縦型の洗濯槽を有する電気洗濯機の、上記した
欠点を解消しようとして従来は、横型ドラム方式の電気
洗濯機が試みられた。この電気洗濯機は、横型回転ドラ
ムの上部が洗濯水面よりも数百mm程度の高さに位置して
いて、これが回転することにより、洗濯水中から衣類を
掬い上げるようになっており、又、掬い上げられた衣類
は横型回転ドラムの上部にまで上昇したところで水面に
向かって落下させて、衣類に衝撃力を与えるようになっ
ている。そして、衣類の上昇と落下を繰り返すことによ
り、汚れを落とすようになっている。従ってこの横型ド
ラム方式の電気洗濯機は、横型回転ドラムの回転速度が
縦型洗濯槽方式の電気洗濯機のパルセータの回転速度よ
りも遅いので、縦型洗濯槽方式の電気洗濯機に比べて、
若干騒音が小さく、衣類の摩耗や損裂が少ない、と云う
利点がある。ところが、この横型ドラム方式の電気洗濯
機は、上に述べたように衣類が洗濯水面に落下するとき
の極めて僅かな衝撃力により汚れを落とすものであるか
ら、横型回転ドラムを、上部が洗濯水面よりも数百mm程
度上方に位置するように大きく形成しなくてはならず、
しかも、充分な洗濯効果を得るためにはこの落下を数千
回以上繰り返さなければならないので、作業に長時間を
要すると云う問題があった。又、濯ぎに多量の水を要す
ることについては、両方式とも変わることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の電気洗濯機では衣類の摩耗や損裂の度合い
が激しく、しかも作業に長時間を要し、多量の水を必要
とする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気洗濯機に
超音波発信装置を備えて、洗濯槽の水に超音波振動を与
えることにより衣類の汚れを落とすと共に、その超音波
振動を濯ぎにも使用するように構成した手段により上記
した課題を解決している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、電気洗濯機の洗濯槽を
水槽と脱水籠との二重構造とし、これに洗濯用水、又は
濯ぎ用水を満たして超音波振動を作用させることにより
撹拌に相当する効果を与えるようにしてある。殊に、濯
ぎの段階では、洗濯槽に所定量の濯ぎ用水を注入してそ
れに数秒〜十数秒間の超音波振動を作用させて排水、脱
水を行い、以下、濯ぎ用水注入−超音波振動作用−排
水、脱水の操作をを数回繰り返すように構成した。即
ち、洗濯用水、及び濯ぎ用水に超音波振動を作用させる
と、その振動により衣類に付着する汚れが衣類から離れ
て水中に溶け出し、衣類の繊維の間に挟まれた状態の汚
れもそこから抜け出して水中に抜け出すので、これが撹
拌に代わる洗濯作用が発揮される。従って、洗濯槽(脱
水槽)は、洗濯用水及び濯ぎ用水を満たしたときに衣類
の繊維の間に、汚れが溶け出すことの出来るだけの間隙
を生じる程度の大きさにすれば足りる。勿論その間隙
は、衣類の全ての部分について同時に生じるようにする
必要はない。衣類のそれぞれの部位が、濯ぎを繰り返す
間に少なくとも一回以上その状態になるようにすれば効
果は発揮される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る電気洗濯機を図示の実施
例に基づいて具体的に説明する。この実施例では電気洗
濯機は、注水や脱水等の洗濯操作が予め設定された手順
に従って行われる方式の、所謂「自動洗濯機」であり、
超音波振動発生機構が備えられていて発信エレメントか
ら超音波振動が発生してこれが洗濯槽の洗濯用水や濯ぎ
用水に作用するようになっている。この電気洗濯機1
は、洗濯槽が水槽2と脱水籠3との二重構造になってお
り、水槽2には図示はしないが、注水口と排水口が備え
られていて、自動的に注水と排水を行えるようになって
いる。脱水籠3には、多数の小孔が穿孔されており、図
示しない駆動モータに連絡されていて、水槽2に注水を
するとその水が小孔を通ってこれに入り込み、水槽2を
「排水」にするとその水も排水される。又、その状態で
脱水籠3を回転させることにより、これが遠心脱水機能
を生じるようになっている。脱水籠3の大きさについて
は特に限定はしないが、衣類の全ての部位について、濯
ぎを繰り返す間に少なくとも一回以上は、繊維の間に挟
まれた状態の汚れが濯ぎ用液中に流れ出ることの出来る
間隙が生じ得るようにするものとする。超音波振動の発
信エレメント5は、この実施例では上蓋4の下面に下向
きに取り付けられおり、上蓋4を閉じると、洗濯槽を満
水にしたときの水面に達してそれに超音波振動を作用す
ることが出来るようになっている。尚、発信エレメント
5は、脱水籠3の中心線上に位置するようにして、脱水
籠3が回転したときにこれに衣類等が巻き付いて回転に
支障をきたすことのないようにすることが肝要である。
従って、その点からして発信エレメント5は、脱水籠3
に洗濯用水や濯ぎ用水が満たされたときの水面からせい
ぜい数mm〜数十mm挿し込まれる程度の長さにすることが
望ましい。又、図示はしないが超音波振動の発信エレメ
ント5は、上蓋4を開けた状態では超音波振動発信機と
の連絡が遮断されると共に、超音波振動発信機構が停止
して、人体に対して超音波が発信されることのないよう
にしてある。
【0008】この電気洗濯機により衣類を洗濯するとき
は、先ず衣類の種類や汚れの度合いに応じて、洗濯時間
(超音波振動発信時間)と濯ぎ時間(超音波発信時
間)、及び濯ぎ回数を設定する。尚、この設定値は記憶
されて、再利用することが出来るようになっている。 洗濯をするときは、洗濯槽の脱水籠3に所定量(脱
水籠の脱水機能が損なわれない範囲の量)の衣類を投入
し、必要な場合は洗剤を加えて上蓋4を閉じ、しかして
スタートボタンを押して起動させる。 すると水槽2(脱水籠3)に所定量の洗濯用水が注
入される。尚このとき、洗濯用水の水面は超音波振動の
発信エレメント5の位置にまで達し、発信エレメント5
の先端部が洗濯用水に挿し入れられた状態となる。 続いて超音波振動発信機構が起動し、発信エレメン
ト5から超音波振動が発生して、それを洗濯用水に作用
させる。するとその振動は衣類と、それに付着する汚れ
に作用して、汚れは衣類から離れて洗濯用水中に溶出す
る。 予め設定された洗濯時間(十数秒〜数十秒間)が経
過すると、超音波振動の発生が止められると共に、洗濯
槽から洗濯用水が排出され、脱水籠3が10〜20秒間程度
回転して、衣類が仮脱水される。 次いで、洗濯槽に所定量の濯ぎ用水が入れられ、発
信エレメント5から予め設定された濯ぎ時間(数秒〜十
数秒間)超音波振動が発生した後、洗濯槽から濯ぎ用水
が排出され、脱水籠3が10〜20秒間程度回転して、衣類
が仮脱水される。尚、これにより操作では洗濯用水中
に溶出し得なかった汚れや、液状化したものの衣類の繊
維の間などに挟まった状態で残留する汚れが、濯ぎ用水
中に溶け出して排出されて、衣類は濯がれることゝな
る。 以下、予め設定された濯ぎ回数にしたがって上記操
作が繰り返され、洗濯は終了する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、洗濯用水
に超音波振動を作用させることにより、衣類の汚れを落
とすものであり、衣類を撹拌する必要がないので、洗濯
槽(脱水籠3)をその遠心脱水機能が損なわれることの
ない大きさ、即ち、従前の二槽式の電気洗濯機の脱水籠
とほゞ同程度の大きさにすることが出来る。従って、洗
濯用水の量が著しく少なくなるので、超音波振動エネル
ギーを小さくすることが可能となるのであり、その結
果、家庭用の電気洗濯機に適用することが出来るのであ
る。殊に、濯ぎの段階においては、衣類を撹拌させるの
ではなく、衣類は濯ぎ用水による浸漬(解ぐし)と遠心
脱水(絞り)を繰り返すことにより極めて少量の濯ぎ用
水により大きな濯ぎ効果が得られるのであり、更にそれ
に、超音波振動を加えることにより効果が一層増大され
る利点がある。このようなことから、本発明に係る電気
洗濯機は小型で騒音が小さく、衣類を傷めず、水の使用
量が少なく、しかも短時間で洗濯をすることが出来るの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気洗濯機の一例の要部を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 電気洗濯機 2 水槽 3 脱水籠 4 上蓋 5 発信エレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽の洗濯用水と濯ぎ用水に超音波振
    動を作用させるように構成した電気洗濯機において、洗
    濯槽は水槽と脱水籠との二重構造になっており、脱水籠
    には多数の小孔が形成されていて、水槽に注水をすると
    その水が小孔を通ってこれに入り込み、水槽を「排水」
    にするとその水も排水される要になっていると共に、こ
    の脱水籠は駆動モータに連絡されていて、これが回転す
    ることにより遠心脱水機能を生じるようになっており、
    超音波振動の発信エレメントは、上蓋の下面に下向きに
    取り付けられいて、上蓋を閉じると、洗濯槽を満水にし
    たときの水面に達してそれに超音波振動を作用すること
    が出来るように構成されていることを特徴とする電気洗
    濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気洗濯機において、
    洗濯槽の脱水籠に所定量の衣類を投入し、一定量の洗濯
    用水を注入し、それに一定時間超音波振動を作用させて
    その洗濯用水を排出し、次いで、この洗濯槽に一定量の
    濯ぎ用水を入れ、それに一定時間超音波振動を作用させ
    て後、濯ぎ用水を排出させ、脱水籠を一定時間回転させ
    て衣類を仮脱水し、以下、上記濯ぎ用水の注入−超音波
    発振−排水−遠心脱水の操作を一定回数繰り返すことを
    特徴とする洗濯方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109518401A (zh) * 2019-01-09 2019-03-26 Tcl家用电器(合肥)有限公司 洗衣机组件

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