JP2001190604A - マット装置 - Google Patents

マット装置

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JP2001190604A
JP2001190604A JP2000008077A JP2000008077A JP2001190604A JP 2001190604 A JP2001190604 A JP 2001190604A JP 2000008077 A JP2000008077 A JP 2000008077A JP 2000008077 A JP2000008077 A JP 2000008077A JP 2001190604 A JP2001190604 A JP 2001190604A
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Motoo Sakamoto
基夫 坂本
Masahiko Ono
政彦 大野
Hideo Yamazaki
秀雄 山▲崎▼
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Kyoeki Kogyo KK
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Kyoeki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床ずれ防止構造を有する適用範囲の広いマッ
ト装置を提供する。 【解決手段】 1つおきに交互に並べられた第1群の受
け部材2Aおよび第2群の受け部材2Bからなる受け部
材列3を、載せ置きが可能な形態を有する床台1上に設
置する。第1群の受け部材2Aおよび第2群の受け部材
2Bを交互に昇降させることによって受け部材列3に接
する身体部分の接触位置を換えることにより床ずれを防
ぐことができる。このマット装置は床台1を床面又はベ
ッドの架台上等の適宜の設置面Sの上に置いて使用する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば病人の寝
床として適用され、床ずれを防止する機能を有するマッ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】床ずれ防止用のベッドに関する従来技術
としては、例えば実開平2−3721号公報が知られて
いる。この公報には、交互に配列されて交互に昇降する
2組の支持棹を、四隅が支柱で支持された連結枠に組み
合わせるようにした寝具が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のベッド型の床ず
れ防止寝具は装置全体が大型で複雑となり、使用範囲が
制限される問題点がある。
【0004】また、エアが封入された細長いエアクッシ
ョンを身長方向へ横向きに多数並べた構造のエアマット
では、その上に載った人体は浮き上り状に保持され、寝
返りなどで動くことにより舟酔い状態となる不具合があ
る。
【0005】そこで、本発明の課題は、床ずれを防ぐ効
果があり、適用範囲の広いマット装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のマット
装置は、臥した姿勢の人体に適応する大きさを有し、載
せ置きが可能な形態を有する床台と、この床台上にその
長手方向へ交互に並んだ状態で設置された第1群の受け
部材および第2群の受け部材からなる受け部材列と、こ
の第1群の受け部材および第2群の受け部材が上昇位置
へ交互に変位して前記受け部材列上の人体を交互に受け
止めるように第1群の受け部材および第2群の受け部材
を群別に駆動する駆動機構とを備えた構成を特徴とす
る。
【0007】請求項1の発明では、床台をベッドの架台
や室内の床面等の適宜の設置面上に載せ置きすることが
できる。載置したマット装置の駆動機構を作動させる
と、床台上の第1群の受け部材および第2群の受け部材
が群別に交互に上昇駆動され、受け部材列上の人体が第
1群の受け部材および第2群の受け部材によって交互に
受け止められて受け部材列に接する身体部分の接触位置
を経時的に換えられる。
【0008】請求項2に記載のマット装置は、請求項1
記載の発明において、第1群の受け部材および第2群の
受け部材が、エアの送入および排出が可能なエアバック
内のエア圧の変化によって群別に上昇駆動されるように
構成したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、第1群の受け部材お
よび第2群の受け部材がエアバックへのエアの出し入れ
によって無理なく昇降駆動され、人体を受け止める受け
止め面の硬さがエアクッションによって柔げられる。
【0010】請求項3に記載のマット装置は、請求項1
または請求項2の発明において、床台および受け部材列
を、臥した姿勢の人体の腰部、ひざ部等の関節に対応す
る部位にそれぞれ設けた連結金具によって折り曲げおよ
び展開可能に連結された複数個のブロックに分割し、こ
の各ブロックの折り曲げ角度を個別に調整する調整機構
を設けた構成を特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、受け部材列上の人体
の各部が、腰部やひざ部等の関節に対応する部位に配設
された連結金具で連結された複数個のブロックによって
受け止められ、ブロックの折り曲げ角度が調整機構によ
って調整されて各ブロック上に載った人体各部の姿勢が
安楽な姿勢に切り換えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施の形態に
ついて図1〜図7にしたがって説明する。
【0013】この実施形態のマット装置Mは、所定の設
置面Sに置かれる板状の床台1と、床台1上に設置され
人体を受け止める受け部材列3とを主体とした盤体構造
よりなる。受け部材列3は駆動機構30により交互に昇
降動する第1群の受け部材2A〜2Aと第2群の受け部
材2B〜2Bとよりなり、両群の上に臥した人体は上昇
したいずれか一方の群の受け部材2A〜2A又は2B〜
2Bにより受け止め支持されるようにされている。
【0014】図1,図5に示すように、床台1は、平面
形状が長方形で、臥した姿勢の人体に充分に対応する大
きさを有し、表裏面形態が平坦で、床面やベッドの架台
等の設置面Sの上に載せ置き可能な形態とされている。
【0015】図1に示すように、床台1上の長手方向の
一端側には人体の頭部を載せ得る所定巾で所定高さの頭
部受け4が設けられている。
【0016】床台1上の頭部受け4を除く長手方向に
は、人体を受け止める受け部材列3が駆動機構と関連さ
せて形成されている。受け部材列3は床台1の巾方向
(短手方向)に平行状をなし、かつ床台1の長手方向へ
多数個配列した受け部材2A,2Bよりなるが、床台1
の長手方向へ1つおきに並んだ各受け部材2Aが第1群
の受け部材2A〜2Aとされ、他方の1つのおきに並ん
だ各受け部材2Bが第2群の受け部材2B〜2Bとされ
る。
【0017】受け部材2A,2Bは同構造をなし、たと
えば図4に示すように、受け部材2Aは床台1の巾より
少し短かい棒状体で、上面は人体を受け止める受け面2
0Aとされ、両端部は受け面20Aより下方位置に形成
され、支持部21,21とされている。各支持部21の
上面にはスプリング7を挿入する有底のスプリング孔8
が設けられている。このスプリング7は常には伸び方向
の外方に付勢力を有している。なお、受け部材2A,2
Bは適度の硬さを有し木質材、プラスチック材、金属材
等の圧縮変形しにくい材料よりなる。
【0018】図2,図5に示すように、床台1上には第
1群の受け部材2A及び第2群の受け部材2Bを群別に
交互に昇降駆動させる駆動機構30が設けられている。
【0019】図2に示すように、床台1の巾方向の両端
縁上には、各受け部材2A,2Bの両支持部21,21
を昇降可能に支持するコ字形の支持ブラケット6A,6
Bが固定されている。
【0020】駆動機構30は、図2,図3に示すよう
に、第1群の受け部材2Aの昇降と、第2群の受け部材
2Bの昇降を交互に作動させるための機構であり、第1
群の受け部材2Aに関する第1系列31Aと、第2群の
受け部材2Bに関する第2系列31Bとよりなる。
【0021】図3に示すように、駆動機構30の第1系
列31Aは支持ブラケット6A,6Bに沿って配管され
たエアの給気管10と排気管15の間に配置され、エア
の吸排可能に給気管10と排気管15に接続された細長
状のエアバック5よりなる。このエアバック5は床台1
の上面又は敷き板9(床台1上に敷いた板体)、本例で
は敷き板9上に配置され、受け部材2Aを載せ、エアバ
ック5の膨張、収縮により受け部材2Aを昇降させる作
用をさせるものである。このため、各エアバック5は受
け部材2Aの各配置位置に対応しかつ受け部材2Aの形
状に対応する細長形状にされている。(図2の実線部分
のエアバック5参照。)
【0022】また、図3に示すように、駆動機構30の
第2系列31Bは受け部材2Bを昇降させるものであ
り、第1系列31Aと同様の構造をなす。
【0023】すなわち、図3に示すように、駆動機構3
0の第2系列31Bは支持ブラケット6A,6Bに沿っ
て配管されたエアの給気管11と排気管16の間に配置
され、エアの吸排可能に給気管11と排気管16に接続
された細長状のエアバック5よりなる。このエアバック
5は床台1の上面又は敷き板9(床台1上に敷いた板
体)、本例では敷き板9上に配置され、受け部材2Bを
載せ、エアバック5の膨張、収縮により受け部材2Bを
昇降させる作用をさせるものである。このため、各エア
バック5は受け部材2Bの各配置位置に対応しかつ受け
部材2Bの形状に対応する細長形状にされている。(図
2の破線部分のエアバック参照。なお、この破線は図面
表現の都合上によるもので、実線表現と同意味であ
る。)
【0024】図2に示すように、給気管10,11の一
端側は閉じられ、他端側は床台1外に延出され、導管を
介して切換え弁35に接続されている。切換え弁35に
はエア送りポンプP1が接続されている。
【0025】前記切換え弁35は制御装置40(図2参
照。)により所定時間毎に切換えられ、この切換えによ
り第1系列31Aと第2系列31Bに交互にエアが供給
される。
【0026】一方、排気管15,16は一端側が閉じら
れ、他端側は切換え弁36を介して、大気に開放状態と
されるか、吸引ポンプP2により吸引されるように、さ
れている。
【0027】エア送り側の切換え弁35とエア排気側の
切換え弁36は互に吸排が反対に切換え作用するように
制御装置40により制御される。すなわち、エア送り側
において第1系列31Aにエア送りがされるように開弁
(第2系列のエア送り側は閉弁)されるときは、第1系
列の排気管15が閉弁(第2系列の排気側は開弁)され
る。各系列のエアバック5,5はエアの吸排により膨
張、収縮がなされる。収縮したエアバック5は扁平状に
される。受け部材2A,2Bは、収縮し扁平状態の各エ
アバック5,5上に配置され、支持ブラケット6A,6
Bの各コ字形の空間内に受け部材2A,2Bの両端の支
持部21,21がスプリング孔8にスプリング7を挿着
した状態で各々挿入配置されている(図4,図5参
照)。
【0028】組付けた各受け部材2A,2Bはスプリン
グ7がスプリング孔8の底面と支持ブラケット6A又は
6Bの内側間で伸び付勢することより、図5に示すよう
に、受け部材2A,2Bを下降した状態に保持する。
【0029】エア送りポンプP1を作動させた際は、電
気的制御する制御装置40により切換え弁35,36が
作用し、エアの給気管10又は11にエアが給送され、
第1系列のエアバック5又は第2系列のエアバック5が
膨張されるようにされている。エアバック5が膨張した
場合は、図6に示すように、スプリング7の付勢力に抗
してエアバック5が受け部材2Aを押し上げた状態にす
る。
【0030】受け部材2A,2Bすなわち、受け部材列
3上には、受け部材2A,2Bに適宜に止着された状態
で、受け部材列3を覆う薄厚のクッションシート18が
図1,図2,図5などに示すように必要に応じて敷かれ
る。
【0031】このクッションシート18としては、受け
部材列3の上に載った人の人体圧を分散させる機能を有
する。クッションシート18は変性ポリウレタン衝撃吸
収材等のクッション性を有する材質のシートが適用され
る。
【0032】しかして、いま床面上に置かれたマット装
置Mのクッションシート18上に病人等の人体が臥した
状態にされる。この状態において、エア送りポンプP
1、吸引ポンプP2及び制御装置40が作動される。
【0033】第1系列31Aにエアが送られると、第1
系列の各エアバック5が膨張し第1の受け部材2A〜2
Aを上昇させる。第2系列のエアバック5はエアが排出
された扁平状にされ第2群の受け部材2B〜2Bを下降
させる(図7参照)。このため人体は第1群の受け部材
2A〜2A上で受け止め状態にされる。
【0034】次いで、エア送りポンプP1側の切換え弁
35が切換えられ、第2系列31Bにエアが送られる
と、第2系列の各エアバック5が膨張し、第2群の受け
部材2B〜2Bを上昇させる。第1系列のエアバック5
はエアが排出された扁平状にされ第1群の受け部材2A
〜2Aを下降させる。このため、人体は第2群の受け部
材2B〜2B上で受止め状態にされる。
【0035】以後、同様にして第1群の受け部材2A〜
2Aと第2群の受け部材2B〜2Bの昇降が繰返し行わ
れるため、長期にこのクッションシート18上に臥した
人体は床ずれが防止される。すなわち、このマット装置
Mによれば人体との接触面の位置が変わることより、接
触面の床ずれが防がれる。クッションシート18は受け
部材2A,2Bにて人体を直接に受け止める場合と異な
り、人体をやわらかく受け止め得る利点がある。
【0036】なお、上記した実施の形態において、切換
え弁35,36の作動時間を設定するタイマーを設け、
第1群および第2群の受け部材2A,2Bの動きをタイ
マーで設定した時間が経過する毎に自動的に切換えるよ
うにしてもよい。
【0037】また、受け部材列3の上、若しくは下にシ
ート状の面発熱体(図示せず。)を設け、この面発熱体
の発熱によって血液の循環を促進させる効果や新陳代謝
効果を強化するようにしてもよい。
【0038】上記した実施の形態によれば、受け部材列
3上の人体を2群の受け部材2A,2Bによって交互に
受け止めて受け部材列3に接する身体部分を、人体を動
かさずに変えることができるので、寝床に接した身体部
分の血行がわるくなって痛みが生じ、床ずれが起生する
従来の不具合を防ぐことができる。
【0039】また、受け部材列3上の人体圧を膨張変形
したエアバック5によって支えるので、人体圧を受け止
める受け面の硬さをエアクッションによって柔げること
ができ、人体の受け止め状態を快適化することができ
る。
【0040】このマット装置Mは、家屋の室内や病人の
病室内等の適宜の設置面S上に置くだけでよいので広範
囲の場所に使用することができる。
【0041】次に、図8,図9に示す本発明の第2の実
施の形態について説明する。この実施の形態では、2群
の受け部材2A〜2A,2B〜2Bが第1の実施の形態
とは異る駆動機構50によって昇降駆動される。駆動機
構50以外の構成は実施の形態1と同じである。従っ
て、実施の形態1と同じ部分については実施の形態1の
ものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略す
る。
【0042】床台1の上に並べられた受け部材列3のう
ち、第1群の受け部材2A〜2Aはこの第1群の各受け
部材2A〜2Aを貫通する第1連結軸51によって共同
昇降動作可能に連繋されている。
【0043】受け部材列3のうちの第2群の受け部材2
B〜2Bはこの第2群の各受け部材2B〜2Bを貫通す
る第2連結軸52によって共同昇降動作可能に連繋され
ている。
【0044】第1群の各受け部材2A〜2Aには第2連
結軸52が挿通された縦長の逃し孔53がそれぞれ貫設
されている。第2群の各受け部材2B〜2Bには第1連
結軸51が挿通された縦長の逃し孔54がそれぞれ貫設
されている。
【0045】図8,図9に示すように、各受け部材2
A,2Bは左右端部の支持部21,21にスプリング
7,7が介装されている。スプリング7は伸び方向の外
方への付勢力を有し、支持部12に設けられた下方開放
のスプリング孔55と、床台1の凹部56との間に挟み
込まれている。
【0046】第1群の受け部材2A〜2Aのうちの列端
の受け部材2A、および第2群の受け部材2B〜2Bの
うちの列端の受け部材2B、の各支持部21には、上方
開放のエアバック孔58がそれぞれ形成されている。ま
た、支持ブラケット6A,6B(6Aは図示しない。)
の空間部の上面裏面にも下方開放のエアバック孔58が
設けられている。
【0047】この各エアバック孔58内には、支持ブラ
ケット6Bと、エアバック孔58との間に挟み込まれた
状態で設置され、膨張形態となって受け部材2A(2
B)を下降駆動するエアバック60がそれぞれ嵌め込ま
れている。なお、図8,図9においては、片側のみのエ
アバック60を示す。
【0048】第1群の受け部材2A〜2A、第2群の受
け部材2B〜2Bに係わる各エアバック60には、この
各エアバック60内外へのエアの送入および排出が可能
な給排管61,62がそれぞれ接続されている。なお、
給排管61は第1群の受け部材2Aのエアバック60の
エアの給排用であり、給排管は第2群の受け部材2Bの
エアバック60のエアの給排用とされている。給排管は
給排管61の近傍に設けられているが図示省略されてい
る。給排管とこれらに係わるエアバック60及びスプリ
ングと、給排管とこれに係わるエアバック60及びスプ
リングとは互に干渉しない位置に形成されている。
【0049】第1群の受け部材2Aに組込まれた各エア
バック60が膨張したときは、第2群の受け部材2Bに
組込まれた各エアバック60が収縮し、また、第1群の
受け部材2Aに組込まれた各エアバック60が、収縮し
たときは、第2群の各受け部材2Bに組込まれたエアバ
ック60が膨張するように、給排管61のエアの給排が
図示しない切換え弁の切換えにより制御されるようにさ
れている。
【0050】第1群の各受け部材2A〜2Aは、エアバ
ック60の膨張によるスプリング7の圧縮によって下降
し、第2群の各受け部材2B〜2Bは、エアバック60
の収縮によるスプリング7の付勢力によって上昇する。
かくして、エアバック60へのエアの吸排により、第1
群の受け部材2A〜2A及び第2群の受け部材2B〜2
Bの昇降を交互に行なうことができる。
【0051】次に、図10〜図14に示す第3の実施形
態について説明する。この実施形態では、2群の受け部
材2A〜2A,2B〜2Bが第1,第2の実施の形態と
はさらに異なる駆動機構70により昇降駆動される。駆
動機構70以外の構成は実施の形態1と同じであるの
で、実施の形態1と同じ部分については実施の形態1と
同じ符号を用い、同じ部分についての説明は省略する。
【0052】図11に示すように、この駆動機構70は
交互に配置した2群の受け部材2A〜2A,2B〜2B
が受け部材2A〜2A,2B〜2Bに対して直交する方
向に配置した各エアバック71,72,73,74の膨
張,収縮により昇降されるものである。なお、この実施
形態の各エアバック71,72,73,74は可撓性肉
厚のゴムホースを用いている。
【0053】図10に示すように、各受け部材2A〜2
A,2B〜2Bは長方形の床台1の巾方向(短手方向)
に配置されるため、図11に示すように、各エアバック
71,72,73,74は床台1の長手方向(長さ方
向)に配設されている。エアバック71,73は受け部
材2A〜2A,2B〜2Bの上面と支持ブラケット6
A,6B間に配置される。
【0054】すなわち、図11に示すように、受け部材
2Aに対しては受け部材2Aの両端側にエアバック7
1,71が配置されていて、床台1の長手方向端部にお
いて両エアバック71,71は硬質管71Aに接続さ
れ、エア送排手段Aに導かれている。受け部材2Aの巾
方向端部側の内側には床台1と受け部材2Aの下面間に
エアバック72,72が配置されていて、床台1の長手
方向端部において、この両エアバック72,72は硬質
管72Aに接続され、エア送排手段Bに導びかれてい
る。前記エア送排手段A,Bは一方の手段A又はBがエ
ア送りの場合は、他方の手段B又はAがエア排出の状態
となるように駆動される。
【0055】また、図11に示すように、受け部材2B
に対しては受け部材2Bの両端側にエアバック73,7
3が配置されていて、床台1の長手方向端部において両
エアバック73,73は硬質管73Aに接続され、エア
送排手段Cに導かれている。受け部材2Bの巾方向端部
側の内側には床台1と受け部材2Bの下面間にエアバッ
ク74,74が配置されていて、床台1の長手方向端部
において、この両エアバック74,74は硬質管74A
に接続され、エア送排手段Dに導かれている。前記エア
送排手段C,Dは一方の手段C又はDがエア送りの場合
は、他方の手段D又はCがエア排出の状態となし得るよ
うに駆動される。
【0056】各受け部材2A,2Bは、図12(A),
(B)に示すように、各エアバック71,71,72,
72,73,73,74,74の配置位置が相互に接触
の支障のないように、また昇降時に支障を生じないよう
に凹部又は逃し溝が設けられている。
【0057】受け部材2A〜2A,2B〜2Bに各エア
バック71,71,72,72,73,73,74,7
4を配置したベッド装置Mは、図10に示す構造とさ
れ、受け部材2A〜2A,2B〜2B上に人体が臥すこ
とができる。なお、図10は床台1外の硬質管71A,
72A,73A,74Aの記載が省略してある。
【0058】しかして、図11においてエア送排手段A
が排気、エア送排手段Bが送気状態においては受け部材
2A〜2Aは図13(A)に示すように上昇状態にあ
り、エア送排手段Cが送気、エア送排手段Dが排気状態
においては受け部材2B〜2Bは図13Bに示すように
下降状態にすることができる。
【0059】また、図11においてエア送排手段Aが送
気、エア送排手段Bが排気状態においては受け部材2A
〜2Aは図14(A)に示すように、下降状態にあり、
エア送排手段Cが排気、エア送排手段Dが送気状態にお
いては受け部材2B〜2Bは図14(B)に示すように
上昇状態にすることができる。
【0060】このように、エア送排手段A,B,C,D
を交互に送排を繰り返すことにより受け部材2A〜2
A,2B〜2Bを交互に昇降させることができる。
【0061】次に、図15に示す第4の実施形態のマッ
ト装置Mについて説明する。この実施の形態では、床台
1および受け部材列3は、臥した人体の腰部およびひざ
部等の関節に対応する部位にそれぞれ設けた連結金具8
4によって折り曲げおよび展開可能に連結された複数の
ブロックに分割された状態となっている外は、第1の実
施の形態と同様に構成されている。従って、実施の形態
1と同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号
を用いそれらについての説明は省略する。
【0062】床台1および受け部材列3は、この実施の
形態では背もたれ用の第1ブロック80,腰部用の第2
ブロック81,上脚部用の第3ブロック82,下脚部用
の第4ブロック83に分割されている。
【0063】第1のブロック80〜第4のブロック83
は折り曲げ角度を個別に調整(調節)する調整機構85
に連結されている。
【0064】調整機構85としては、電動モータや流体
圧シリンダを駆動源とする機構や、手動操作によって作
動する機構等が適用される。
【0065】第1ブロック80〜第4ブロック83の折
り曲げ角度は、調整機構85によってそれぞれ無段状に
調整される。
【0066】このマット装置Mは使用する老人等の人体
に合わせた楽な曲げ形態とされ、この曲げ形態は適宜な
支持具(図示せず。)により支持される。このマット装
置Mは曲げ形態において受け部材列3を昇降させ得る。
【0067】この第4の実施の形態によれば、受け部材
列3の上に載った人体の背すじの角度やひざの曲げ角度
等を安楽な姿勢に保ち、また、変えることができ、同じ
姿勢を保って寝たときの苦痛を緩和することが可能とな
る。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、受け部材列上
の人体を2群の受け部材によって交互に受け止めて受け
部材列に接する身体部分を人体を動かさずに変えること
ができるので床ずれを防ぐことができる。
【0069】また、このマット装置は、家屋の室内や病
院の病室内等の適宜の設置面に置くだけで使用でき、適
宜範囲が広い。
【0070】請求項2の発明によれば、受け部材列上の
人体をエアバックの膨張、収縮によって昇降するので、
人体の受け止め状態を柔らげることができる。
【0071】請求項3の発明によれば、受け部材列は各
ブロック毎に角度調整可能であり、人体の楽な姿勢で臥
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すマット装置の
平面図である。
【図2】切換え弁及びエアバックを主体としたマット装
置床台の平面図である。
【図3】駆動機構の構成を示す構成図である。
【図4】受け部材の拡大した斜視図である。
【図5】受け部材が下降位置へ変位した状態を示す要部
の正面図である。
【図6】受け部材が上昇位置へ変位した状態を示す要部
の正面図である。
【図7】図1の床台長手方向拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すもので、受け
部材が上昇位置へ変位した状態を示す要部の正面断面図
である。
【図9】同じく、受け部材が下降位置へ変位した状態を
示す要部の正面断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すもので、マッ
ト装置の中間部を省略した平面図である。
【図11】エアバックの配置状態を主体としたマット装
置床台の平面図である。
【図12】(A)(B)は受け部材の各形状図である。
【図13】受け部材の使用状態を示し、(A)は上昇状
態の受け部材の側面図、(B)は下降状態の受け部材の
側面図である。
【図14】同じく、受け部材の使用状態を示し、(A)
は下降状態の受け部材の側面図、(B)は上昇状態の受
け部材の側面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示すもので、マ
ット装置の本体部の側面図である。
【符号の説明】
1 床台 2A,2B 受け部材 3 受け部材列 5,60,71,72,73,74 エアバック 6A,6B 支持ブラケット 7 スプリング 10,11 給気管 15,16 排気管 21 支持部 30,50,70 駆動機構 35,36 切換え弁 61,62 給排管 80 第1ブロック 81 第2ブロック 82 第3ブロック 83 第4ブロック 85 調整機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臥した姿勢の人体に適応する大きさを有
    し、載せ置きが可能な形態を有する床台と、この床台上
    にその長手方向へ交互に並んだ状態で設置された第1群
    の受け部材および第2群受け部材からなる受け部材列
    と、この第1群の受け部材および第2群の受け部材が上
    昇位置へ交互に変位して前記受け部材列上の人体を交互
    に受け止めるように第1群の受け部材および第2群の受
    け部材を群別に駆動する駆動機構とを備えたマット装
    置。
  2. 【請求項2】 第1群の受け部材および第2群の受け部
    材が、エアの送入および排出が可能なエアバック内のエ
    ア圧の変化によって群別に上昇駆動されるように構成し
    た請求項1記載のマット装置。
  3. 【請求項3】 床台および受け部材列を、臥した姿勢の
    人体の腰部、ひざ部等の関節に対応する部位にそれぞれ
    設けた連結金具によって折り曲げおよび展開可能に連結
    された複数個のブロックに分割し、この各ブロックの折
    り曲げ角度を個別に調整する調整機構を設けた請求項1
    または請求項2記載のマット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006115997A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Kiyoshi Kato 床擦れ防止装置
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CN113712757A (zh) * 2021-09-29 2021-11-30 西安交通大学医学院第二附属医院 一种重症护理翻身装置

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