JP2007516041A - 多形態のエアマットレス装置 - Google Patents

Abstract

様々な支持状態を達成するための多形態のエアマットレス装置は、第一のマットレスと、第二のマットレスと、第二のマットレスに取付けられるベローズ装置を含む。ベローズ装置は、第二のマットレスを持上げたりあるいは個別の支持を与えたりするために膨張式である。ポンプ装置は、第一のマットレスと、第二のマットレスと、ベローズ装置へ流体が流通可能に接続され、また加圧空気を与えるようになっている。多形態のエアマットレスは、互いに長手方向に隣接するマットレスと収縮されたベローズ装置を備えるうつ伏せのベッド形態と、互いに長手方向に隣接するマットレスと膨張されたベローズ装置と第二マットレスの頂部を備える凹型の寝いす形態と、互いに長手方向に隣接するマットレスと第二マットレスの下で膨張されたベローズ装置を備える調整可能な寝いす形態と、第二マットレスの下の第一マットレスと、膨張されたマットレス及びベローズ装置を備えるいす形態をとることができる。

Description

本発明は一般的にはエアマットレスに関し、また具体的には様々な支持状態を達成するための多形態(multiple position)のエアマットレス装置に関する。

エアマットレスは、長期にわたり使用されてきた。従来のエアマットレスは、ベッド状構造を形成する膨張式の長方形の平坦な構造から成る。従来のエアマットレスは、ポンプを内蔵でき、あるいは外部空気源から膨張できる。従来のエアマットレスは、うつ伏せのベッド形態以外に設定できない。本発明は、従来のエアマットレスに含まれる固有の限界を克服する。

従来技術に現在存在する既知の型のエアマットレスに固有な前述の欠点を考慮して、本発明は、様々な支持状態と支持機能を達成するために使用できる、新しい多形態のエアマットレス装置構造を提供する。

後で詳述される本発明の一般的な目的は、前述のエアマットレスの多くの利点と、新しい多形態のエアマットレス装置につながる多くの追加的な機能を有する、新しい多形態のエアマットレスを提供することである。

従って、本発明の主要な目的は、従来技術の装置の欠点を克服する多形態のエアマットレス装置を提供することである。

別の目的は、様々な支持状態を達成するための多形態のエアマットレス装置を提供することである。

さらなる目的は、これに限定されないが、いすと、凹型の寝いすと、うつ伏せのベッドと、調整可能な寝いすなどの様々な形態に形成できる多形態のエアマットレス装置を提供することである。

さらなる目的は、使用することが効率的でまた容易である、多形態のエアマットレス装置を提供することである。

さらなる目的は、コンパクトな収納形態に保管できる多形態のエアマットレス装置を提供することである。

これらの目的に沿って、本発明は一般的に、第一の比較的大きなマットレスと、第一のマットレスに機械的に連結される第二の比較的小さなマットレスと、第二のマットレスに取付けられるベローズ装置を構成する。第一のマットレスと、第二のマットレスと、ベローズ装置の各々は、個別のバルブを介して個別に膨張可能であるのが好ましい。しかしながら、ベローズ装置は、第二のマットレスに任意に流体が流通可能に接続される。もしベローズ装置が第二のマットレスに流体が流通可能に連結されるならば、第二のマットレス内部の所望の圧力が達成されるまでベローズへの空気の循環を制限するために、バルブが第二のマットレスとベローズ装置との間に流体が流通可能に配置される。ポンプ装置は、加圧された空気を第一のマットレスと、第二のマットレスと、ベローズ装置に供給するために提供される。

第一の比較的大きなマットレスと、第二のマットレスと、ベローズを用いて、本発明のマットレス装置を、いすと、凹型の寝いすと、うつ伏せのベッドと、調整可能な寝いすに使用するために活用できる。具体的には、収縮されたベローズと、互いに長手方向に隣接する第一のマットレスと第二のマットレスを用いて、本装置はうつ伏せのベッドを提供する。膨張されたベローズ装置と第二のマットレスの頂部を用いて、本装置は凹型の寝いすを提供する。膨張されたベローズ装置と第二のマットレスの下部を用いて、本装置は調整可能な寝いすを提供する。第二のマットレスの上方に膨張されたベローズ装置と、第二のマットレスの下に配置された第一のマットレスを用いて、本装置はいすを提供する。

本発明のより重要な特徴が、その詳細説明がより良く納得でき、また技術に対する本貢献がより良く理解できるように、概説されてきた。以下に説明されまたここに添付される請求項の主題を形成する本発明のさらなる特徴がある。

この点において、本発明の少なくとも一つの実施形態を詳述する前に、本発明は、その出願にあたって、添付の説明書に記述されもしくは図面に図示された、構成の細部及び構成要素の配置に限定されないことが理解される。本発明は、他の実施形態が可能で、また様々な方法で実行し実施できる。同様に、ここで使用される語句と用語は、説明のためであり限定されたものとして見なされるべきではないことが理解される。

本発明の他の目的と利点は読者に明らかになるであろう、またこれらの目的と利点は、本発明の範囲にあることが意図される。

前述と関連の目的の達成のために、本発明は添付の図面に例をとって図示されるが、図面は一例にすぎないことと、本発明は、添付の請求項の範囲内で図示されまた記載された、特定な構成から変更可能であることに注意すべきである。

図面において、同様の参照文字は、いくつかの図を通して同一もしくは類似の部品を指定する。

Ａ．概観
同様の参照文字がいくつかの図を通して類似の要素を表示する、図面を参照して説明すると、図１から１１までは、第一のマットレス２０と、ちょうつがい部材３０により第一のマットレス２０に接続される第二のマットレス４０と、第二のマットレス４０に取付けられるベローズ装置５０から成る多形態のエアマットレス装置１0 を図示する。第一のマットレス２０と、第二のマットレス４０と、ベローズ装置５０の各々は、その装置を個別に膨張させたりもしくは収縮させたりするための、個別のエア吸入/排出バルブ２１と、４１と、５１を設けられるのが好ましい。外部の吸入/排出バルブの代りに、ベローズ装置５０は、第二のマットレス４０内部の所望の圧力が達成されるまで、ベローズ装置５０への空気の循環を制限するために、第二のマットレス４０とベローズ装置５０との間に流体が流通可能に配置される内部バルブ７０（図８参照）により、第二のマットレス４０に流体が流通可能に接続される。ポンプ装置６０は、加圧された空気を第一のマットレス２０と、第二のマットレス４０と、ベローズ装置５０に与えるために設けられる。

Ａ． 第一のマットレス
図１から７までは、第一のマットレス２０を図示する。第一のマットレス２０は、バルブ２１により膨張可能であり、また様々な膨張可能な構造と形状から成る。第一のマットレス２０は、加圧された空気を内部に保有できる様々な材料から成るが、0.0508mm(2mils)の厚さを有するＰＶＣから成るのが好ましい。さらに、第一のマットレスは、マットレスの頂部と底部との表面を連結している内部コイルもしくは一連の円筒型もしくは別の形状の支柱（示されていない）などの他の支持構造体を有すると良い。第一のマットレス２０は同様に、様々な種類の材料を用いて塗装されもしくは被覆されると良い。好適な実施形態の第一のマットレス２０は（膨張されたとき）、約1066.8mm（約42in）の長さと、990.6mm（39in）の幅と、228.6mm（9in）の高さである。第一のマットレスはさらに、マットレスがベルトもしくは他の連結手段により類似の第一のマットレスに連結されるように、マットレスの両側に一つ以上のスロットもしくは孔（示されていない）を設けられると良く、そのときマットレス装置は特大のベッド装置の一部として使用される。

Ｂ． 第二のマットレス
図１から７までは、第二のマットレス４０を図示する。第二のマットレス４０は、バルブ４１により膨張可能であり、また第一のマットレス２０に類似の様々な膨張可能な構造と形状とされている。第二のマットレス４０は、加圧された空気を内部に保有できる様々な材料から成るが、0.0508mm(2mils）の厚さを有するＰＶＣから成るのが好ましい。さらに、第二のマットレスは、内部コイルもしくは一連の円筒型もしくは別の形状の支柱（示されていない）などの他の支持構造体を有する。第二のマットレス４０は同様に、様々な種類の材料を用いて塗装されもしくは被覆される。第二のマットレス２０は、図面の図４に最も良く図示される第一のマットレス４０に類似の構造を有するのが好ましいが、マットレス２０と、４０は、異なる構造を有する。好適な実施形態の第二のマットレス４０は（膨張されたとき）、約838.2mm（約33in）の長さと、939.8mm（37in）の幅と、228.6mm（9in）の高さである。

第二のマットレス４０は、図面の図２に最も良く図示される第一のマットレス２０に（ちょうつがい部材３０により）旋回自在に接続されるのが好ましい。平坦な構造を構成するように組合わされた第一のマットレス２０と第二のマットレス４０は、図面の図４に最も良く図示されるうつ伏せのツインサイズのベッド構造を形成する。

必要なら、第二のマットレス４０は、同時に起る膨張と収縮を許容するために、第一のマットレス２０に（示されていない管により）流体が流通可能に接続されると良い。しかしながら、本発明の好適な実施形態において、第二のマットレス４０は第一のマットレス２０に流体が流通可能には接続されず、また加圧された空気源により個別に膨張される。これは、第一と第二のマットレスが、所望の支持水準を人体の異なる部分に付与するに好ましい異なる圧力水準に膨張されることを可能にする。例えば、人の胴体は脚よりもかなり大きな重さがあるので、第二のマットレスを第一のマットレスよりも高度に膨張させ、それによって胴体に大きな支持を与えることが望ましいかもしれない。

Ｃ．ちょうつがい部材
ちょうつがい部材３０は、図面の図２と７に最も良く図示されるように、マットレスを旋回自在に支持するために、第一のマットレス２０と第二のマットレス４０との間に取付けられるのが好ましい。ちょうつがい部材３０は、0.0508mm(2mils)厚の柔軟で平坦なＰＶＣから成るのが好ましい。ちょうつがい部材３０は、第一のマットレス２０と第二のマットレス４０の両方に熱シールされるのが好ましく、また第一と第二のマットレスの表面頂部付近に配置され、その結果第一と第二のマットレスが長手方向にベッド構造に配列されるとき、ちょうつがい部材３０がマットレスの間の隙間を充填し、またベッド用の比較的連続な表面を与えるのが好ましい。様々な他の構造と形態が、第一のマットレス２０と第二のマットレス４０を共に旋回自在に取付けるために使用される。

Ｄ．ベローズ装置
ベローズ装置５０は、図面の図１から７までに図示されるように、第二のマットレス４０に取付けられる。ベローズ装置５０は、一つ以上のベローズから成る。図５と６は、第二のマットレス４０の下部側面に取付けられる第一のベローズ５２と、第一のベローズ５２に取付けられる第二のベローズ５４を有するベローズ装置５０を最も良く図示する。第二のベローズ５４は、（バルブ５１による）第一のベローズ５２と第二のベローズ５４を同時にもしくは調整して加圧可能にするために、第一のベローズ５２に可変的に接続されるのが好ましい。

ベローズ装置５０は、背もたれで最も高く、また前面の下方へ次第に細くなるＵ字形構造を有するのが好ましい。ベローズ装置は、十分に膨張されたとき、背もたれで約508mm(約20in)の高さと、アームの前面で約203.2mm(約8in)の高さである)。アームは前面で約127mm(約5in）の幅であり（アームはそれらの最前面端部で50.8−63.5mm(2−2,5in)の曲率で曲げられるのが好ましいが）、また後方に延びるとベローズ装置５０の背もたれが約304.8mm(約12in)幅であるように幅は次第に細くなる。アームの先端から背もたれの後部までと、アームの各々の外部側面からは、Ｕ字形のベローズ装置５０は、第二のマットレス４０とほぼ同一の大きさである；即ち約939.8mm(約37in)でアームを横断し、また前面から背もたれまで863.6mm(34in)である。

第二のマットレスの下に配置され、また膨張されるとき、第一のベローズ５２と第二のベローズ５４は、図面の図５と６に最も良く図示されるように、第二のマットレス４０を第一のマットレス２０に対し所望の角度（0−45°が好ましい）に持ち上げ、それによって調整可能な寝いすを与えている。第二のマットレスの上方に配置される形態へ反転されるとき、ベローズは図面の図３に示されるような凹型の寝いす構造を与える。

第一のベローズ５２は、図面の図８に示されるように第二のマットレス４０に（第一のバルブ７０により）流体が流通可能に接続されると良い。しかしながら、本発明の好適な実施形態において、第一のベローズ５２は単独で、加圧空気源から加圧された空気を受入れる。本発明の好適な実施形態に記載のいずれの場合も、ベローズ装置の膨張の程度は、ユーザによって制御可能でなくてはならない。第二のベローズ５４は、図面の図８に示されるように、第一のベローズ５２に流体が竜有価能に接続されるのが好ましい。しかしながら、必要なら、第二のベローズ５４は、別のバルブ（示されていない）により単独で加圧されると良い。

図１２に示される本発明の別の実施形態によると、マットレス装置１１０は、注入/排出バルブ１２１を有する第一のマットレスと、注入/排出バルブ１４１を備える第二のマットレス１４０と、ちょうつがい１３０及び、第一のベローズ１５２と、第二のベローズ１５４と、注入/排出バルブ１５１を有する改良されたベローズ装置１５０とを有する第一のマットレス１２０を設けられている。図１２に示す別の実施形態において、第二のベローズ１５４は、第一のベローズに対し僅かに後退され（即ち、第二のベローズ１５４の底面は、第一のベローズ１５２の頂面に対し押し戻される）、その結果第二のマットレス１４０と、第一のベローズ１５２と、第二のベローズ１５４の背部は、ほぼ垂直に整列すると分る。この配列は、より快適な座った形態を与える。

Ｅ．バルブ
本発明の好適な実施形態において、マットレスとベローズ装置の各々は、それ自身の個別の注入/排出バルブ２１と、４１と、５１を設けられている。もしベローズが可変的に接続されないならば、追加的なバルブ（示されていない）が、第一のベローズ５４とは別に第二のベローズ５４を膨張させるため与えられる。

図８に示される本発明の別の実施形態によると、第一のバルブ７０は、第二のマットレス４０内部の空気圧が所望の水準を超えた後で、第二のマットレス４０からベローズ装置５０への空気の循環を可能にするために、第二のマットレス４０とベローズ装置５０との間に流体が流通可能に配置される。第一のバルブ７０は、圧力バルブ構造から成るのが好ましく、また第二のマットレス４０が一部もしくは十分に膨張された後は、ベローズ装置５０内にのみ空気の循環を可能にするのが好ましい。具体的には、第一のバルブ７０は、図面の図８に示されるようなベローズ装置５０内部の第一のベローズ５２に流体が流通可能に接続されるのが好ましい。

第二の実施形態において、第二のバルブ７２は、図面の図８に示されるように、第一のベローズ５２と第二のベローズ５４の間に流体が流通可能に配置されるのが好ましい。第二のバルブ７２は、第一のベローズ５２内部の空気圧が所望の水準を超えた後に、第一のベローズ５２から第二のベローズ５４への空気の循環を可能にするように設計される。第二のバルブ７２は、第一のバルブ７０に類似の圧力バルブ構造から成るのが好ましく、また第一のベローズ５２が一部もしくは十分に膨張された後で、第二のベローズ５４内にのみ空気の循環を可能にするのが好ましい。第二のバルブ７２は同様に、本発明の好適な実施形態に与えられる。

Ｆ． ポンプ装置
ポンプ装置６０は、図面の図８に示されるように、第一のマットレス２０に流体が流通可能に接続される。ポンプ装置６０は、加圧された空気を付与できるいずれかのポンプ構造から成る。ポンプ装置６０は、第一のマットレス２０の外部もしくは内部にある。ポンプ装置６０は同様に、第二のマットレス４０と、ベローズ装置５０に直接もしくは間接に、流体が流通可能に接続される。様々な他の加圧空気源が、本発明に対して使用される。制御装置６２は、ポンプ装置６０の運転及び第一のマットレス２０と、第二のマットレス４０と、ベローズ装置５０への空気の循環を制御するために、ポンプ装置と連絡しているのが好ましい。

Ｇ．支持部材
図９から１１までは、ベローズ装置５０により形成される空洞内部に取除き可能に配置できる支持部材５６の使用法を図示する。支持部材５６は、膨張式もしくは非膨張式構造から成る。支持部材５６が、ベローズ装置５０の空洞内部に配置されるとき、支持部材５６は、第二のマットレス４０に補足的な支持を与え、それによって人体が第二のマットレス４０の上にあるとき、第二のマットレス４０の沈下を阻止している。

支持部材５６は、図面の図１１に示されるような次第に細くなる構造を有するのが好ましい。支持部材５６は同様に、ベローズ装置５０の側壁に水平な支持を与えるために、ベローズ装置５０の空洞に類似の形状を有するのが好ましい。支持部材５６は、図面に図示される以外の様々な他の形状と構造を有する。

Ｈ． 操作
本発明は、いす形態と、凹型の寝いす形態と、うつ伏せのベッド形態と、調整可能な寝いす形態の：四つの主要な形態を有するのが好ましい。使用時に、ユーザは最初にどの形態が望ましいかを決定する。望ましい形態に係らず、ユーザは、図面の図４に示されるように、第一のマットレス２０と、第二のマットレス４０を膨張させるのが好ましい。もしユーザがうつ伏せのベッド形態を望むならば、ユーザは単純に、第一のマットレス２０と第二のマットレス４０を、好ましくは比較的連続な構造を付与しているちょうつがい３０と、第二のマットレス４０の下に収縮されて残存するベローズ装置５０とを用いて、図面の図４に示されるような平坦な形態の表面の上に横たえる。前述のように、第一と第二のマットレスは、人体の異なる部分用に所望される支持水準を付与するために、異なる圧力に膨張される。

もしユーザが、いす形態、もしくは凹型の寝いす形態、もしくは調整可能な寝いす形態を有することを望むなら、ユーザはそのとき、ベローズ装置５０を所望の水準へ膨張させる。例えば、調整可能な寝いすを望むなら、図面の図５から７までに図示されるように第二のマットレス４０用の所望の高さと角度を達成するために、ユーザは第一のベローズ５２のみを膨張させて、第二のベローズ５４を膨張させなくて良く、あるいは代りにベローズ装置５０を一部のみ膨張させると良い。もし凹型の寝いす形態を望むならば、ユーザはベローズ装置が第二のマットレスの頂部にあるように、第一のマットレスと第二のマットレスを反転し、またベローズ装置５０を図面の図３に示されるような直立状態にベローズ装置５０を用いて十分に膨張させるのが好ましい。もしいす形態を望むならば、図面の図２に示されるように、ユーザはベローズ装置５０を膨張させ、また次に第二のマットレス４０の下方に第一のマットレス２０を旋回させる。重要なことには、第一のマットレス２０は第二のマットレスよりも大きいので、第一のマットレスが第二のマットレスの下方にあるとき、安定ないす構造が与えられる。ユーザが本発明を保存することを望むならば、圧力逃しバルブもしくは類似の構造体を、第一のマットレス２０と、第二のマットレス４０と、ベローズ装置５０の内部の空気圧を解放するため開放すると良い。

特定の大きさと、材料と、形状と、形式と、機能及び操作と、組立と、使用の方法が説明されてきたが、それらは変更可能であり、また図面に図示され、かつ明細書に記載されたものと同等な全ての構造の改良と関係とは、本発明により意図されるものであることが当業者により認識されるであろう。説明の中で使用される表題はどれも、利便性のためのみであり、法的もしくは制約する効力を有しない。したがって、前述は、本発明の原理の説明にのみ役立つと考えられる。さらに、当業者が多くの改良と変更を思いつくのは容易なので、本発明は図示され記載されたものと同一の構成と操作とに限定されるのは望ましくなく、従って採用されるかもしれない全ての適切な改良及び同等なものは、本発明の範囲内にある。

図１は、いす形態にある、本発明の上部斜視図である。 図２は、いす形態から凹型の寝いす形態へ変更されている、本発明の側面図である。 図３は、凹型の寝いす形態にある、本発明の上部斜視図である。 図４は、うつ伏せのベッド形態にある、本発明の上部斜視図である。 図５は、うつ伏せのベッド形態から調整可能な寝いす形態へ変更されている、本発明の側面図である。 図６は、調整可能な寝いす形態に十分に延長された、本発明の側面図である。 図７は、調整可能な寝いす形態にある、本発明の上部斜視図である。 図８は、本発明の代りの実施形態の流体的接続を図示している、ブロック図である。 図９は、ベローズ装置の間に位置決めされた支持部材を備える、本発明の下部斜視図である。 図１０は、ベローズ装置から取除かれた支持部材の分解された下部斜視図である。 図１１は、支持部材の斜視図である。 図１２は、本発明の別の代わりの実施形態の側面図である。

Claims (25)

1. 第一の膨張式マットレスと、第二の膨張式マットレスと、膨張式ベローズ装置を具備していて、
   前記第一の膨張式マットレスは、第一の長手方向寸法と前記第一のマットレスの膨張用の第一バルブを有していて；
   前記第二の膨張式マットレスは、前記第一のマットレスに旋回自在に接続され、その結果前記第一のマットレスと前記第二のマットレスは、前記第一のマットレスが前記第二のマットレスに長手方向に隣接する第一の形態をとることができ、また前記第二のマットレスの下に前記第一のマットレスを備える第二の形態をとることができ、前記第二のマットレスは、前記第一の長手方向寸法よりも小さい第二の長手方向寸法を有していて、
   前記膨張式ベローズ装置は、前記第二のマットレスに取付けられる、
   多形態のエアマットレス装置。
2. 前記第二のマットレス内部の空気圧が所望される水準を超えた後に、前記第二のマットレスから前記ベローズ装置への気流の循環を可能にするために、前記第二のマットレスと前記ベローズ装置の間に流体が流通可能に配置されるバルブをさらに具備している、
   請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
3. 前記第一のマットレスと、前記第二のマットレスと、前記ベローズ装置のうちの少なくとも一つに連結されるようになっているポンプ装置をさらに具備している、請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
4. 前記ベローズ装置と前記第二のマットレスに対して、取外し可能に位置決めできる支持部材をさらに具備している、請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
5. 前記ベローズ装置は、複数のベローズ要素から成る、請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
6. 前記ベローズ装置は、前記第二のマットレスに取付けられる第一のベローズと前記第一のベローズに取付けられる第二のベローズとから成る、請求項５に記載の多形態のエアマットレス装置。
7. 前記第二のベローズは、前記第一のベローズに流体が流通可能に接続される、請求項６に記載の多形態のエアマットレス装置。
8. 前記第一のベローズと前記第二のベローズのうちの少なくとも一つは、エア注入バルブを設けられ、その結果前記第一のベローズと前記第二のベローズは、前記第二のマットレスを前記第一のマットレスに対し所望される角度に持ち上げできる、請求項５に記載の多形態のエアマットレス装置。
9. 前記第一のベローズの内部の前記空気圧が所望される水準を超えた後に、前記第一のベローズから前記第二のベローズへの気流の循環を可能にするために、前記ベローズは、前記第一のベローズと前記第二のベローズとの間に流体が流通可能に配置される第二のバルブを含む、請求項８に記載の多形態のエアマットレス装置。
10. 前記第二のベローズは、前記第一のベローズに対しオフセットされ、その結果前記第二のベローズの背面と、前記第一のベローズの背部と、前記第二のマットレスの背部は、ほぼ垂直に整列される、請求項６に記載の多形態のエアマットレス装置。
11. 前記ベローズ装置は、Ｕ字形の構造を有する、請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
12. 前記第一のマットレスと前記第二のマットレスとの間に取付けられるちょうつがい部材を含んでいる、請求項１に記載の多形態のエアマットレス装置。
13. 前記ちょうつがい部材は、柔軟な平坦構造から成る、請求項１２に記載の多形態のエアマットレス装置。
14. 多形態のエアマットレス装置であって；
    第一の膨張式マットレスと；
    第二の膨張式マットレスと；
    前記第二のマットレスと前記第一のマットレスを連結する旋回自在のちょうつがいと；
    前記第二のマットレスに取付けられる膨張式のベローズ装置であって、ユーザが前記膨張式ベローズ装置の膨張の水準を制御することを可能にするエア注入/排出バルブを有しているベローズ装置と；
    を具備しているものにおいて；
    前記第二の膨張式マットレスと収縮される前記膨張式ベローズ装置に長手方向に隣接し、また前記第二の膨張式マットレスの下に前記第一の膨張式マットレスを備えるうつ伏せのベッドと、
    前記第二の膨張式マットレスと前記第二の膨張式マットレスの上に膨張される前記膨張式ベローズ装置に長手方向に隣接する前記第一の膨張式マットレスを備える凹型寝いすと、
    前記第二の膨張式マットレスと、前記第一の膨張式マットレスに対し前記第二の膨張式マットレスを曲げるために、前記第二の膨張式マットレスの制御水準下へ膨張される前記膨張式ベローズ装置とに長手方向に隣接する前記第一の膨張式マットレスを備える調整可能な寝いすと；
    前記第二の膨張式マットレスと、前記第二の膨張式マットレスの上に膨張される前記膨張式ベローズ装置との下に前記第一の膨張式マットレスを備えるいすとして、設定可能である；
    多形態のエアマットレス装置。
15. 前記ベローズ装置と前記第二のマットレスに対し、取外し可能に配置できる支持部材を含んでいる、請求項１４に記載の多形態のエアマットレス装置。
16. 前記ベローズ装置は、前記第二のマットレスに取付けられる第一のベローズと、前記第一のベローズに取付けられる第二のベローズから成る、請求項１４に記載の多形態のエアマットレス装置。
17. 前記第二のベローズは、前記第一のベローズに流体が流通可能に接続される、請求項１６に記載の多形態のエアマットレス装置。
18. 前記第一のマットレスと前記第二のマットレスの各々は、それ自身のエア注入/排出バルブを有する、請求項１７に記載の多形態のエアマットレス装置。
19. 前記第一のマットレスと前記第二のマットレスのうちの一つは、エア注入/排出バルブを有し、また前記多形態のエアマットレス装置はさらに、前記第一のマットレスと前記第二のマットレスとの間に流体が流通可能に配置される第二のバルブを含む、請求項１８に記載の多形態のエアマットレス装置。
20. 前記ベローズ装置は、Ｕ字形の構造を有する、請求項１４に記載の多形態のエアマットレス装置。
21. 前記Ｕ字形の構造は、背もたれと二つのアームを有し、前記背もたれは第一の高さと第一の幅を有していて、また前記アームは、前記第一の高さから下方へ次第に細くなっていて、またより狭い幅へと次第に細くなっている、請求項１４に記載の多形態のエアマットレス装置。
22. 前記第一のマットレスは、第一の長手方向寸法を有し、また前記第二のマットレスは、前記第一の長手方向寸法よりも小さい第二の長手方向寸法を有する、請求項１４に記載の多形態のエアマットレス装置。
23. 第一の膨張式マットレスと、第二の膨張式マットレスと、膨張式のベローズ装置を具備していて；
    前記第一の膨張式マットレスは、前記第一のマットレスの膨張用の第一のバルブを有していて；
    前記第二の膨張式マットレスは、前記第一のマットレスに旋回自在に接続され、その結果前記第一マットレスと前記第二のマットレスは、前記第二のマットレスに長手方向に隣接する前記第一のマットレスを備える第一の形態をとることができ、また前記第二のマットレスの下に前記第一のマットレスを備える第二の形態をとることができ、前記第二のマットレスは、前記第二のマットレスの膨張用の第二のバルブを有していて；
    前記膨張式のベローズ装置は、前記第二のマットレスに取付けられ、前記膨張式ベローズ装置は、前記ベローズ装置が前記第二のマットレスの下に配置されるとき、前記ベローズ装置は、前記第二のマットレスが前記第一のマットレスに対し角度を取ることを可能にさせている、前記ベローズ装置の膨張用の第三のバルブを有している；
    多形態のエアマットレス装置。
24. 前記膨張式ベローズ装置は、前記第二のマットレスが前記第一のマットレスに対し0−45°の角度を取ることを可能にさせている、請求項２３に記載の多形態のエアマットレス装置。
25. エアマットレス装置を、一形態に操作する方法であって、
    前記装置は、第一のマットレスと、前記第一のマットレスに旋回自在に取付けられる第二のマットレスと、前記第一のマットレスに取付けられるベローズ装置を有していて、前記形態は、以下のいす形態と、凹型寝いす形態と、うつ伏せ形態と、調整可能な寝いす形態のグループから選択され、前記方法は、
    (a)前記エアマットレス装置の所望の形態を特定する段階と；
    (b)前記第一のマットレスと前記第二のマットレスを膨張させる段階と；
    (c)もし前記所望の形態が前記うつ伏せ形態であるならば、前記ベローズ装置を収縮される状態にする段階と、またそうでなくもし前記所望の形態が、前記いす形態、もしくは前記凹型の寝いす形態、もしくは前記調整可能な寝いす形態であるならば、前記ベローズ装置を膨張させる状態にする段階と；
    (d)もし前記所望の形態が調整可能な寝いす形態であるならば、前記ベローズ装置を前記第二のマットレスの下に配置させ、また前記第一のマットレスに対し前記第二のマットレスを旋回させるために前記ベローズ装置を膨張させる段階と；
    (e)もし前記所望の形態が凹型の寝いす形態にあるならば、前記ベローズ装置を前記第二のマットレスの上に配置させ、また前記ベローズ装置を膨張させる段階と；
    (f)もし前記所望の形態がいす形態にあるならば、前記第二のマットレスの上に位置決めされる前記ベローズ装置を備える前記第二のマットレスの下方に前記第一のマットレスを旋回させる段階と；
    を含んでいる、操作方法。

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