JP2001189703A - 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置 - Google Patents

衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置

Info

Publication number
JP2001189703A
JP2001189703A JP2000319609A JP2000319609A JP2001189703A JP 2001189703 A JP2001189703 A JP 2001189703A JP 2000319609 A JP2000319609 A JP 2000319609A JP 2000319609 A JP2000319609 A JP 2000319609A JP 2001189703 A JP2001189703 A JP 2001189703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
information
services
data broadcasting
variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000319609A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Harada
宏美 原田
Kaoru Konishi
薫 小西
Iori Yamazaki
伊織 山崎
Tatsuhiro Nozue
辰裕 野末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000319609A priority Critical patent/JP2001189703A/ja
Publication of JP2001189703A publication Critical patent/JP2001189703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】衛星データ放送では、データ伝送レート(伝送
帯域)が、従来のアナログ放送より狭い帯域しか確保で
きないため、サービス内容の充実が難しい。 【解決手段】データ放送サービスの映像に連動したデー
タサービスではなく、独立したサービスである独立デー
タ放送サービスのサービス方式についての本発明は、1
チャンネル内で、多重化された複数サービス構成であ
り、構成内容としては、基本サービスとしての常時無料
でのサービスと、時間帯でサービス内容を変化させる可
変サービスより構成されており、さらにサービス内で階
層化されたデータを階層毎に無料と有料の境を定義し、
有料サービスにおいては限定受信を行うことで契約者の
みへのサービスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星を用いたデジ
タル放送によるデータ放送システムに関し、更に詳しく
は衛星データ放送を利用した総合情報誌型配信サービス
が可能な衛星デジタル放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ放送(例えば地上波のテレ
ビ放送でのデータ放送等)は、そのデータ伝送レートの
制約等があり、文字情報の放送が主であった。また、従
来のデータ放送システムはデータコンテンツを選択する
だけの情報量をもっていないため、情報サービス提供側
の放送局から送られてくる情報をそのまま視聴するしか
なかった。
【0003】アナログの地上波を用いて、情報サービス
を行うシステムとして、IT(Inter Text)ビジョンや
アダムス、ビットキャストも存在するが、いずれもそれ
専用機の受信機を用いている。なおITビジョン(IT V
ision)とは、現行アナログTV放送の放送データの隙
間で行うデータ放送である。そして、これらは、情報サ
ービスを映像の隙間の狭い帯域で配信しているため、独
立データサービスの拡張等が図れない。
【0004】更に、衛星通信(CS:Communication Sa
tellite)データ放送として専用ボードを用いてパーソ
ナルコンピュータ(PC)ユーザに情報サービスを専用
的に配信するものが存在している。このシステムは、P
C内のハードディスクを念頭としたインターネット専用
サービス的な構成となっており、そのサービス提供がP
Cユーザ対象に制約される。
【0005】その他に従来のデータサービスにおいて
は、視聴についての契約形態がサービスの全てを視聴す
るか、視聴しないかの2者択一的な契約となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来システムは、既存のアナログ地上放送の場合には、デ
ータ伝送レート(伝送帯域)を狭い帯域しか確保できな
いため、サービス内容の充実化が難しい。
【0007】また、サービスを受信するためには、その
サービスを受信するための専用チューナ(受信機)を搭
載したTV受像機が必要となり、需給側(顧客サイド)
には経済的負担が増し、その普及性に影響がある。
【0008】また、従来の地上波によるテレビ放送での
データ放送の場合には、その伝送レートの制約等から、
文字情報の放送が主であり、その情報量も少なく、放送
されてくる情報をそのまま視聴するのみであった。IT
ビジョンやアダムス、ビットキャスト等もそれぞれ専用
機が必要であり、映像の隙間の狭帯域での伝送のための
サービス内容に制限がある。また、映像連動のサービス
がメインのため、独立データサービスの内容が十分とは
言いがたい。
【0009】本発明は、衛星データ放送を利用した総合
情報誌型配信サービスの展開が可能なデータ放送システ
ム及び方法を提供することにある。
【0010】本発明の目的は、1チャンネルで複数のサ
ービス、例えばニュース、天気予報等の異種サービスを
並列に配信することが可能なデータ放送システム及び方
法を提供することにある。
【0011】また、テレビ型視聴と雑誌型視聴の融合サ
ービスが可能であり、視聴者側では既存の受信機でサー
ビス情報を受信することが可能で、必要なサービスを選
択可能なデータ放送システムを提供することにある。
【0012】更には、基本サービスと可変サービスとを
区分して配信することが可能であり、該基本サービスは
例えばサービス時間帯には常時配信し、該可変サービス
は時間帯別に配信することが可能なデータ放送システム
を提供することにある。本発明の目的は、基本サービス
と可変サービスにそれぞれ複数の情報を持たせ、両サー
ビス又はその一方のサービスを階層構造として配信し、
それらサービスの有料、無料の切り分けを容易に行うこ
とが可能なデータ放送システムを提供することにある。
【0013】また、本発明の目的は、地上回線と組み合
わせたインタラクティブサービスが実現可能な衛星デー
タ放送システムを提供することにある。
【0014】また更には、同一チャンネルに複数のサー
ビス情報を配信可能な衛星放送装置及び該配信されてく
る複数のサービス情報を受信し、該複数のサービス情報
から所望のサービス情報を選択して視聴可能な衛星放送
受信装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のサービ
スデータから所望の複数のサービス情報を製作、編集
し、該複数のサービス情報から、時間情報と制御情報を
含むスケジュール定義情報の制御情報に基づいて、上記
時間情報に対して時系列、かつ並列的に複数のサービス
画面情報を編集し、該複数の番組編集をもって複数のサ
ービス情報の画面情報とし、該複数のサービス画面情報
を多重化し、1チャネルのサービス情報として配信す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】衛星のデータ放送で、割り当てら
れたデータ伝送レートが、従来のデータ放送より大きい
ためサービスの充実度を図ることができ、また、家庭の
テレビで視聴することを条件とした中で、データの多重
技術を用い複数のサービスを提供できる。さらにサービ
スの構成として、メインメニューより階層的に続く情報
構成とし、この階層構成は様々な階層を定義してサービ
スを行えるので、サービス選択の幅を広げる。また、1
つのチャンネル内でニュース、天気予報等、広く視聴者
層に共通した情報を提供する基本サービスと、時間、曜
日で内容を変更し、多様な視聴者ニーズに応える可変サ
ービスを提供する構成とし、広い視聴者を対象とした多
様なサービス構成を行う。
【0017】映像連動のデータサービスと同時のサービ
ス構成ではなく、独立データサービスのみでの伝送帯域
を確保しているため、独立データサービスの充実度が図
れる。
【0018】またCSで行われているデータ放送のよう
に、PC向けの専用ボードを用いてサービスを行うので
はなく、一般のTVでの視聴を対象としたサービス構成
で行うことで、衛星の同報性を生かしたデータサービス
を広い視聴者を対象とし行える。また専用受信機を必要
としないサービス容量にすることで、TVに基本受信機
が搭載された時も少ないメモリ容量でのサービス構成か
ら市場に流通している基本受信機能を備えたものであれ
ば、データ放送サービスを受信できる。またアナログ放
送でデータサービスを行っているサービス個々について
は専用端末が必要だが、衛星データ放送の一つであるB
Sデータ放送ではBSデジタル内で複数のデータチャン
ネルが存在するインフラなので受信機が普及し価格が低
減されてくる。このことより広い視聴者を対象としたサ
ービスを行うことが出来る。
【0019】TV視聴でのデータサービスにおいては契
約形態が視聴する・しないの契約でのサービス提供しか
行われない。これにより視聴者はサービス内容を契約を
しなければ視聴できない、このような契約を行わない限
り、全く視聴できないことにより、視聴者はいつでも好
きな時に、現在のサービス内容の確認、及び興味あるサ
ービスの情報の有無さえ視聴することが難しい。
【0020】本発明では,衛星データ放送の伝送帯域は
従来のデータ放送より大きいことの利用と、また、デジ
タル放送の特長である時分割での多重化方式を用いて、
1つのチャンネル内で複数のサービスを構成可能とし、
更に各サービス内での無料/有料の階層分けを行い、付
加価値のある情報は有料として限定受信をかける。この
時この有料サービスの情報を同じ画面ないより確認可能
である。また、家庭のテレビで視聴することを条件とし
た中で、従来のデータ放送の選択性の乏しさを解決する
事を目的とする。
【0021】本発明により、基本サービスでニュース、
天気予報等、広く視聴者層に共通した情報を、可変サー
ビスで、時間、曜日で内容の違った、多様な視聴者ニー
ズに応える情報を提供することで衛星を用いた広い視聴
者を対象としたサービス提供が行える。
【0022】サービスが階層構成より、無料・有料の視
聴形態での境目を付けられるので、視聴者の契約形態の
幅を持たせることができ、サービス内容の無料・有料の
階層定義もサービス内であれば好きなところで階層を分
けることができ、契約者でなくても無料階層までのサー
ビス視聴は行うことができる。これにより契約者でない
視聴者にサービス内容のインフォメーション提示が可能
となる。
【0023】以下、本発明の実施例について説明する。
まず、本発明は、コンテンツ(サービス情報の内容/デ
ータ)や番組編成表(放映スケジュール)を、顧客サイ
ドでの放映番組に編集し配信する。配信するコンテンツ
は、例えばニュース、気象情報、電子書籍、イベントチ
ケット情報、趣味・娯楽、通信販売、音楽等の情報から
なり、これらの情報を大別して2つのサービス区分し、
つまり基本サービスと可変サービスとに区分して編集
し、番組編成表に従って配信する。基本サービスと可変
サービスとに区分して編集し、番組編成表に従って配信
する。基本サービスは、常時(情報提供時間帯を意味す
る)配信可能とし、可変サービスは時間帯別に配信可能
とし、必要に応じて更に可変サービス全部又はその一部
を有料情報として定義付ける。そしてこれらのサービス
情報を、通信回線を介して一般家庭の顧客サイド(視聴
者側)に配信することを可能とした衛星データ放送シス
テムである。データ伝送レートは、受信機の受信能力範
囲とし、該受信能力範囲で各情報を割り当てて配信す
る。つまり、専用受信機を必要としないサービス容量内
で汎用の受信機を搭載した例えばテレビで視聴可能範囲
で配信する。複数の配信情報は、多重化し、そしてこれ
らの情報を例えば周知のカルーセル伝送方式にて配信す
る。これによって複数の情報を同時に配信でき、複数の
サービスが提供できる。また、通信回線として伝送レー
トの大きい衛星を利用することで衛星の同報性を活かし
たサービスができる。サービスの構成としては、メイン
メニューと、該メインメニューに関連した基本サービス
及び可変サービスと、該両サービスに関連し、その下位
層にあり、階層的に続く詳細情報の多層構成とする。こ
の階層構成は様々な階層を定義してサービスを行い、サ
ービスの選択の幅を広げる。
【0024】また、サービス情報は、1つのチャンネル
内で、例えばニュース、天気予報等広く視聴者層に共通
した情報等の基本サービスと、時間、曜日で内容を変更
し、多様な視聴者ニーズに応える可変サービスとに分け
た構成とし、広い顧客サイドを対象とした多様なサービ
ス構成とする。ここで、サービス内での無料、有料の階
層分けを行い、付加価値のある情報は有料として限定受
信を施す。例えば、基本サービスは無料、可変サービス
は有料、または可変サービスの中で無料、有料を識別し
て配信して良い。顧客サイド(視聴者側)では、配信サ
ービス内容のメニューをTVモニターすることで、その
有料、無料の確認を可能とする。これによって、例えば
基本サービスでニュース、天気予報等、広く視聴者層に
共通情報を提供でき、可変サービスで時間、曜日で内容
の違った多様な視聴者ニーズに応える情報を提供するこ
とができ、広い視聴者を対象としたサービス提供が可能
である。また、サービスを階層構成とすることにより、
無料、有料の視聴形態での境目を付けることが可能なの
で、視聴者の契約形態の幅を持たせることができる。ま
たサービス内容の無料、有料の階層定義も可変とするこ
とによりサービス内であれば所望のところで階層を分け
ることができ、サービス契約者でなくとも無料階層まで
のサービス視聴を行うことができる。またサービス契約
者でない顧客サイドに対してもサービス内容のインフォ
メーション提示が可能である。サービス構成は、映像連
動のデータサービスと同時サービス構成でなく、独立デ
ータサービスのみでの伝送レートを確保する。これによ
って独立データサービスの充実度が図れる。
【0025】まず、本発明を衛星放送システムを例に説
明する。衛星デジタル放送においては、衛星を利用して
データ配信を行なうことで全国一斉に同一の情報を配信
できる。このデータ配信は、特に衛星を利用すること
で、同報性でリアルタイム性を要求されるサービスに適
している。更に配信データを多重化することにより、1
つの中継器で複数の番組を配信できる。
【0026】本発明のサービス方式は、衛星デジタル放
送の特徴を活かしたサービスを提供するために、全視聴
者、ユーザを対象にしたサービス内容の番組提供を行な
えるように多様な番組構成をとっている。衛星デジタル
放送のサービスにおいては、映像、音声、データの3つ
のサービス形態が存在する。
【0027】例えば、映像サービスは現行のアナログ放
送と同様の動画像主体のサービスが挙げられ、音声サー
ビスにおいては、音声のみサービス(ラジオ、音楽放送
主体)が挙げられる。
【0028】また、データサービスについては、放送番
組の中での関連情報と共に送られる番組連動のデータサ
ービスと、番組とは独立した情報、動画像、静止画像、
グラフフイックなどと音声、音楽、音響情報、更にゲー
ム等のソフトウエアなどを送る番組独立のデータサービ
スが存在する。
【0029】番組独立のデータサービスの形態として、
限られた容量のデータを連続的に送信し、ユーザが何時
アクセスしても情報が得られるリアルタイム型サービス
と蓄積装置付受信機を対象とした蓄積型サービスの2つ
が考えられる。
【0030】既存の映像、音声サービスでは、TV広告
を視聴するだけであったのに対し、データサービスにお
いては、例えば視聴に加えて、データ放送のメニュー選
択機能や双方向機能を用いることにより、資料請求や商
品の購入も可能になる。また、雑誌、書籍の定期購買や
書店等での購入に関しても自宅にいながら好きな時に購
入できるようになる。
【0031】また、電話、ファクス、代理店等で予約を
行なっていたチケット予約も自宅からリモコン操作で購
入できるようになる。同様に音楽、ゲームも店での購
入、レンタルが自宅で可能になる。TVを表示媒体に用
いることにより、自宅サービスを受けられる利点から家
庭へのサービス侵入経路の確保が衛星デジタル放送にお
いては可能となる。
【0032】このように、独立データ放送は、あたかも
総合情報誌と同様な機能を有している。またこのデータ
放送は、固定端末・受信端末に限らず、移動体等のほか
のメディアへのサービスも適用可能である。以下、デー
タ放送サービスを行うシステム又はメディア媒体とし
て、衛星デジタル放送の1つである、「BS(Broadcas
ting Satellite)デジタル放送」を例として本サービス
の具体例について図面を用いて説明する。
【0033】(システム構成)図1は、本発明の衛星デ
ータ放送システム構成図である。
【0034】BSデジタル放送では、4本のトランスポ
ンダを使用して放送を行うが、実際に衛星にアップリン
クする受託事業者1と、該受託事業者1に放送のデータ
を渡す委託事業者3が存在する。BSデジタル放送にお
いては、この委託事業者3が複数存在するため、この委
託事業者3をまとめる委託事業者まとめ2がいる。従っ
て、各委託事業者3は、この委託事業者まとめ2にトラ
ンスポートストリーム形式等のデータ形式で情報を渡
す。
【0035】BS全体では複数のトランスポートストリ
ームが存在しこれを各トラポンごとに委託放送事業者ま
とめ2が多重化し、受託事業者1に渡す。各委託事業者
3は各サービス情報の提供者、コンテンツプリベイラ4
よりサービスに即した情報を受取りサービス内容の制
作、編集を行い、各サービスを合わせた番組の編成を行
う。但しコンテンツプリベイラ4が情報素材10を用い
て、PC環境の電子編集装置、ソフトウェアとして確認用
のBSブラウザが搭載されている装置を用いて、直接制
作、編集を行うことも可能である。この場合は1つの番
組、サービスの状態で委託事業者3は情報を受け取る。
この制作、編集作業は委託事業者3が行うこともある。
【0036】各委託事業者3が提供するサービスが衛星
5を経由して各家庭に設置されたアンテナ6で受信され
る。これにより各家庭ではBS受信機7で受信する。そ
の後、TV8で表示される。各家庭では標準のTV8も
しくはハイビジョンTVでこのサービスを受けることが
出来る。
【0037】このようにBSデジタル放送においては一
般の各家庭においてサービスが受けられる構成になって
いる。
【0038】以上述べたように、委託事業者3は、番組
編成、運用業務、課金/顧客管理、更には後述するコン
テンツプリベイラ4と同様に情報番組の制作を行う。委
託事業者3は、複数のコンテンツプリベイラ4より提供
されるコンテンツ、また委託事業者3内で制作されたコ
ンテンツにより放送番組の編成を行い、更にはその番組
の管理、放送番組データの形成、送出、また放送番組が
有料若しくは本サービスへの加入者向けの放送であった
場合の顧客管理、課金等を行う。委託事業者を有するシ
ステムとしては、番組制作システム、番組編集システ
ム、データ送出システム、番組管理システム、顧客管理
しすてむ/課金管理システム等が挙げられる。委託事業
者まとめ2は、複数の委託事業者3が送出した放送番組
をまとめ、衛星にアップリンクを行う受託事業者1に受
け渡す。また、限定受信関連の管理等のプラットフォー
ム提供を行う。受託事業者1は、委託事業者まとめ2よ
り受け渡されたデータを、衛星5を介して受信設備側に
放送電波の送出を行う。コンテンツプリベイラ4は、コ
ンテンツ制作を担当し、情報素材の提供、若しくは情報
番組の制作を行う。またコンテンツプリベイラ4は、情
報素材の提供、情報番組の制作を行うための電子変種装
置11、また制作したコンテンツを委託事業者3に受け
渡すための通信設備等を備えている。受信設備側は、ア
ンテナ6、受信機7、テレビ8、地上回線9等を備えて
いる。アンテナ6は衛星5より送られてくる放送データ
を受け取るための設備であり、受信機7はアンテナ6で
受信したデータを解析し、テレビ8に供給することで、
ユーザにデータ放送の視聴を可能とさせる設備である。
また受信機7は地上回線9と接続されることにより送信
側と受信側での双方向通信が成立する。テレビ8として
はCRT、液晶、プラズマディスプレイ等の適宜の表示
装置を用いることが出来る。
【0039】次に、サービスを行う上で必要な放送設備
の中で委託事業者3が行なうサービスの独立データ放送
のサービス方式について、本発明は説明する。
【0040】BSデジタル放送では、サービスされる映
像、音声、各データはMPEG2システム(ITU−T
H.222.0、ISO/IEC 13818―1)で
規定されるトランスポートストリームで伝送される。ま
た、この中の独立データ放送は、例えば1トラポンの中
の3Mbpsという限られた帯域の中で、データによる
サービスを行なう。
【0041】本実施例においては、このデータ放送とし
て、画像と文字を含んだ画面でツリー状の階層構造の情
報を視聴者に提供する。すなわち、視聴者はこのデータ
放送にチャンネルを合わすことで、図2におけるメイン
メニュー101画面をTV画面(BSデジタル放送を受
信できるだけの基本機能を備えたテレビ)に映し出して
見ることができる。
【0042】このチャンネルは、デジタル技術の特徴で
ある多重化技術(1周波数の伝送波の中に時分割方式で
多くの違った分類のデータを多重する技術)により、複
数の独立したサービス(データ)を視聴者(ユーザ)に
提供する。ここで、この独立データ放送に割り当てられ
た帯域(これはテレビのチャンネル番号を合わせて設定
される)を、チャンネルと定義し、その中でメニュー画
面101で選択する複数のデータ(ユーザに提供される
情報の分類の1つ)をサービスと定義する。
【0043】図3は本データ放送チャンネルのある時間
枠における編成を示したものである。図3に示すよう
に、本データ放送チャンネルでは1チャンネル内117
で時間枠に対し、基本サービス111、可変サービス1
12を構成する天気予報102、107、速報104、
今日のニュース103、広告105、106、新聞、料
理、ゲーム、資格118等の複数サービスの編成が可能
である独立データ放送である。本データ放送チャンネル
における基本サービス111とは、どの時間枠に対して
も同様に存在するサービスであり、サービス受信側の視
聴者がチャンネルを本データ放送チャンネルに合わせれ
ばサービス運用時間内(1日の放送開始時間より終了時
間まで)であればいつでも視聴可能となるサービスであ
るため、視聴者ニーズの高い天気予報102、速報10
4、今日のニュース103、広告105等より構成され
る。可変サービス112とは、時間により放送するサー
ビス項目が変化するサービスであり、本例によれば6:
00から8:00の時間枠118においては新聞、料
理、ゲーム、資格118の4サービスが受信可能である
が、次の時間枠119、8:00から12:00では別
のサービスである音楽、通販、絵本119の3サービス
が受信可能となる。また、1放送時間枠で受信可能な可
変サービス112内のサービス数は時間枠118、11
9で示すように流動的であり、そのサービス数は0〜4
サービスとなる。
【0044】上記のように複数サービスにより構成され
る本データ放送チャンネルの具体的な画面イメージを図
2を例に説明する。
【0045】<基本サービス>図2は、サービス受信側
の視聴者がチャンネルを選択した際に、最初にTV画面
に映し出される本データ放送チャンネルのメインメニュ
ー101から各サービスへの画面遷移イメージである。
図2において、基本サービス111は、全国の天気10
2、今日のニュース103、速報104、ロゴ115、
広告105(広告テロップ113、広告画像114)及
び所望の可変サービス112で構成されている。ここ
で、全国の天気102、ニュース103、広告105等
には、それぞれの項目を更に詳しく補足する情報を記載
した画面(全国の天気107、○○自動車106)をリ
ンクさせており、その画面をユーザ側のテレビのリモコ
ンで選択することにより、テレビ画面全体をそれらの選
択画面に変更することができるようになっている。
【0046】<可変サービス>可変サービス112は、
(基本サービス111中のメニュー画面101上の可変
サービスに対応したサービス項目であり、)例えば旅
行、通信販売、ランキング、ゲーム、○○新聞等のサー
ビス項目で構成されている。ここで、各サービスは、そ
れぞれの項目を更に詳しく補足する情報を記載した画面
(○○新聞109等)をリンクさせており、該画面の項
目を更に詳しく補足する情報を記載した画面(プロ野球
110、企業情報116等)をリンクさせている。基本
サービス111同様、これらの各項目をテレビのリモコ
ンで選択すると、その選択項目に対応して順次詳細情報
画面に切り替わる。またその画面に対し、更に次の階層
情報をつけることもできる。
【0047】本データ放送チャンネルでは、広い視聴者
層に受け入れられるチャンネルとするために、上記基本
サービス111と可変サービス112の2種類のサービ
スを用いている。
【0048】基本サービス111は上述したように各視
聴者層に広く共通の情報とし視聴者の大多数が即時に求
める情報にする。このため、基本サービス111は例え
ばサービス項目が時間毎に変更されることは望ましくな
いので、配信時間帯には常時配信されるようにする。つ
まり、ユーザがリモコン操作で、本データ放送チャンネ
ルに合わせたときから、これらの基本サービス111の
最新情報が得られるようにする。また、このチャンネル
は、基本的にすべての視聴者(BSデジタル放送を視聴
する視聴者)に無料で提供する。
【0049】可変サービス112は時間毎にサービスの
種類を編成するようにする。このため視聴者の多様な要
求を満たす多くの情報とし、広い視聴者層に対応させ
る。可変サービス112の項目は時間帯、曜日等で変更
し、高データレートが必要なサービスでは、項目数を減
らし、1項目あたりのデータレートを大きくすることも
ある。また、この可変サービス112も上述したように
詳細画面が付く階層構造としてある。ここで、例えばあ
る階層までは無料に設定し、さらに付加価値のあるデー
タの階層まで要求する視聴者には有料と定義付けして配
信する。この有料放送の場合には、サービス配信側から
その有料放送の契約者側にのみが再生可能とするように
データにスクランブルをかけて配信する。
【0050】本データチャンネル内でのサービスは、常
時無料の基本サービス111と時間で替わる可変サービ
ス112の構成比率が基本的に1対4の比率とする。但
し、このサービス構成には無料である音声サービスは含
まれていない。音声サービスは本データチャンネル内で
のB.G.M.としてストリーム501で常時サービス
するため、サービス全体の帯域より除く。この音声サー
ビス用の帯域256kbpsを除いた帯域を基本サービ
ス503と可変サービス502の領域に割り当てる。こ
の帯域内でのサービス構成により視聴者(ユーザー)に
対して多様なサービスが可能となる。
【0051】本データチャンネル内における広告は基本
サービス111、可変サービス112、情報の画面の階
層によらず、基本的には常に存在する。
【0052】図2のメニュー画面において、広告105
は下面下帯の領域(帯中央に文字等を表示する広告テロ
ップ113領域)と帯右の領域(広告画像114領域)
に表示させる。この広告105を選択すると、その広告
の詳細な情報が画面全体に1画面106として表示され
る。
【0053】広告には広告テロップ113と広告画像1
14だけで構成されるバナー広告105と、広告テロッ
プ113、広告画像114、詳細画面106で構成され
る本広告がある。広告(データ)も他のサービス情報と
一緒に多重化して配信されるが、テレビ画面表示は一個
所に割り当てられているため、それらの広告を数秒単位
で巡回して表示させる。
【0054】基本サービス111に付属する広告は、サ
ービスの情報と広告内容に関連を持たせていない。可変
サービス112においては、例えば旅情報のサービスに
付随する広告はその情報の中で紹介された旅館というよ
うに関連を持たせる。また広告には可変サービス112
の1項目を広告としたものも存在する。この場合、サー
ビス画面(テレビの画面)109、110、116がそ
のまま広告になり、その画面の中に更にバナー広告10
5等の広告が流れる。サービスコンテンツの提供者等か
らの要求により、可変サービス112についてはバナー
広告105等の広告を省略することもありうる。
【0055】本データ放送チャンネルにおいての音声サ
ービスは、音声ストリームデータをバックグランドミュ
ージックB.G.M.で常時配信する。但し、可変サー
ビス112で音楽サービスを配信する場合は、以下の2
種類のサービスを行なう。
【0056】第1は、音楽サービスを選択した視聴者
に、基本サービス111・可変サービス112帯域とは
別の音楽ストリームで音楽を配信する。この時には同時
に別のサービスを選択している視聴者にとってはこの音
楽ストリームの音楽がB.G.M.として聞こえる。第
2は、音声ストリームとは別のストリーム、すなわち可
変サービス帯域内で送信し、音楽サービスを選択した視
聴者はこの音楽を、別のサービスを選択した視聴者は音
声ストリームを用いて配信されたB.G.M.がながれ
る。
【0057】緊急時の災害放送(地震、津波等)では、
この音声のストリームを用いて情報を配信してもよい。
この情報の内容として、音声で災害放送情報を配信する
場合とテロップとして配信する場合がある。この配信方
式は、災害の内容によって決定される。
【0058】音声ストリームで対応する場合、本データ
放送チャンネルにおいては256kbpsの帯域を割り
当てているので、その帯域内では災害放送情報と音質の
低下した音声サービスを同時に配信することも可能であ
る。また、音声ストリームでの対応ではなく、可変サー
ビス112での対応も可能なシステム構成としてある。
【0059】上記のようなサービス構成・編成の本デー
タ放送チャンネルは、委託事業者3により構成・編成さ
れるものであり、その放送設備の基本構成は図4に示す
通りである。
【0060】(委託事業者側装置の構成)次に、委託事
業者3内の放送設備の構成について説明する。図4は委
託事業者3内の放送設備の機能構成ブロック図である。
委託事業者内の放送設備を大きく分けるとコンテンツプ
リベイラ4とのインターフェース的な番組編集システム
310、番組編集システムにて放送可能な構成とされた
情報を実際に放送可能なデータ構造とするデータ送出シ
ステム330、番組のスケジュールを管理し、放送予定
時間によりデータ送出の制御及び番組配列情報(PSI/S
I)を作成する番組管理システム340、データ送出シ
ステム及び番組管理システムから出力されたデータの多
重化を行い委託事業者まとめ2にデータを受け渡すこと
が可能とする多重化装置/スクランブラ350で構成さ
れる。それぞれのシステム構成を図5、図6、図7に示
す。
【0061】図5は、番組編集システム310内の機能
構成ブロック図である。入力装置311は、コンテンツ
プリベイラ4により制作された情報を入力する装置であ
る。入力方式として、MO、DAT等のメディアを用いた入
力やコンテンツプリベイラと回線をつなぎ、通信サーバ
を介してデータをやり取りする方式等が考えられる。モ
ノメディア編集装置312は素材(画像319、文字3
20等)を作成もしくは加工をする装置である。BMLオ
ーサリング装置313はテンプレート321を作成する
装置である。番組構成装置314はテンプレート32
1、素材319,320等から番組を構成する装置であ
る。試写システムは番組データをBMLブラウザを用いて
表示媒体に表示させ、コンテンツ内容、動作等を確認す
ることにより、放送可能な番組であるかを判断するため
の装置である。コンテンツ管理サーバ317はコンテン
ツの登録、保存の機能を持ち、データベースの役割を担
う。
【0062】入力装置311の入力フォーマットとして
は、図2のように既に画面として完成している「画面フ
ォーマット」318や、画面として完成していない「素
材フォーマット」である画像319、文字320、テン
プレート321等の場合がある。画面フォーマット31
8の場合、入力装置311よりデータベース化されたコ
ンテンツ管理サーバ317内に番組コンテンツとして登
録、保存される。登録、保存された情報318は、番組
構成装置314により他のコンテンツプリベイラ4から
同様に登録保存された情報と合成され、図3に示すよう
な1放送時間枠の1番組として再度コンテンツ管理サー
バ317に登録、保存される。その際番組データを管理
する上で必要となる番組データ情報も一緒に登録、保存
可能である。その後、1番組として合成されコンテンツ
管理サーバ317に登録保存された情報は、試写システ
ム315にて放送可能な番組であることを確認された
後、データ送出システム330から送出指示がくるまで
コンテンツ管理サーバ317に確認済み放送番組として
登録、保存される。
【0063】一方、素材フォーマットの場合、画像31
9、文字320、テンプレート321等の素材は、情報
素材としてコンテンツ管理サーバ317に登録、保存さ
れる。情報素材として登録、保存された画像319、文
字320等はモノメディア編集装置312にて編集さ
れ、コンテンツ管理サーバ317に番組コンテンツとし
て登録、保存される。テンプレート321も必要があれ
ばBMLオーサリング装置で編集した後、コンテンツ管理
サーバ317に番組コンテンツとして登録、保存され
る。番組コンテンツとして登録、保存された情報は、こ
れ以降は、画面フォーマットによる入力の場合と同様
に、番組構成装置314、コンテンツ管理サーバ31
7、試写システム315の順で処理され、データ送出シ
ステム330から送出指示がくるまでコンテンツ管理サ
ーバ317に保存される。図5における316は出力装
置である。出力装置316とは、データ送出システム3
30より送出指示が出された際に、コンテンツ管理サー
バ317に保存されている確認済み放送番組をデータ送
出システム330に出力する装置である。番組データを
出力する際、データ送出システム330の入力フォーマ
ットに変換することも可能である。
【0064】図6はデータ送出システム330内の機能
ブロックを示した図である。データ送出サーバ331は
データ送出システム330内の時間管理と番組データを
伝送可能な形態に変換する機能を持つ。番組データ送出
装置332は伝送形態に変換された番組データをTSP
(トランスポートストリームパケット)化する装置であ
る。
【0065】データ送出サーバ331は、番組管理シス
テム340内のスケジュール管理サーバ342からの時
刻管理情報に基づき、コンテンツ管理サーバ317に番
組データの送出指示を出す。そして、受け取った番組デ
ータをマルチパート形式、データカルーセル伝送方式等
の伝送形態に変換する。その後、番組データ送出装置3
32でTSP化し、データ送出サーバ331の指示に従い
多重化装置(MUX)/スクランブラ350に送出する。
【0066】図7は番組管理システム340内の機能ブ
ロックを示した図である。スケジュール生成装置341
は番組データの送出スケジュールの作成を行う装置であ
る。スケジュール管理サーバ342は番組データの送出
スケジュールを管理する装置である。PSI/SI生成装置3
43はPSI/SIテーブルを生成する装置である。PSI/SI送
出装置344はPSI/SIテーブルのTSP化を行う装置であ
る。
【0067】番組管理システム340では、まずスケジ
ュール生成装置341が入力された番組データの送出ス
ケジュール情報をもとに送出スケジュールを作成し、ス
ケジュール管理サーバ342に登録する。スケージュー
ル管理サーバ342は送出スケジュールの管理を行い、
データ送出システム330やPSI/SI生成装置343、パ
ケタイザ装置344に対して時刻管理情報、送出スケジ
ュール等を出力する。それらの情報を受け取ったPSI/SI
生成装置343は、送出スケジュールに則った番組デー
タに対応するPSI/SIテーブルを生成しパケタイザ装置3
44に出力する。その後、パケタイザ装置344でTSP
化を行い、送出スケジュールに従い多重化装置(MUX)/
スクランブラ350に送出する。
【0068】多重化装置350は番組管理システム34
0およびデータ送出システム330より出力されるPSI/
SIと、データカルーセル化、パケタイズされた番組デー
タのTSPを多重化し、有料放送等必要であればスクラン
ブルをかけ委託事業者まとめ2に送出する。
【0069】(データ放送チャンネルの運用)次に上記
の委託事業者3による本データ放送チャンネルのBSデジ
タル放送における運用について説明する。BSデジタル放
送では独立データ放送に使用可能な伝送領域に制限があ
り、大容量の伝送領域で本データ放送を運用することが
できないため、少ない伝送領域で効率よく複数サービス
を伝送するために番組構成時、サービス伝送時に階層化
を行なう。この階層化を行なうことによりサービス受信
側である視聴者は、見たい情報をすばやく得られなどの
操作性の向上が図れる。番組構成時の階層化、サービス
伝送時の階層化についてそれぞれ説明する。
【0070】(番組構成時の階層化)まず番組構成時の
階層化について図8を用い説明する。図8における10
1は本データ放送チャンネルの最上位階層であるメイン
メニュー画面を表したものであり、メインメニューには
全国の天気102、今日のニュース103、広告10
5、速報104により構成される基本サービス111、
新聞、料理、ランキング301、ゲームの4可変サービ
ス112のサービスメニュー表示より構成される。メイ
ンメニュー画面101の次にくる第1階層には基本サー
ビス表示に表示される全国の天気102、今日のニュー
ス103、広告105に対する詳細情報として全国の天
気メニュー画面107、今日のニュースに対する詳細情
報である記事1〜5画面141、広告情報画面144、
可変サービス領域に存在する1可変サービス内のメニュ
ー画面であるDailyランキング画面302、その他の可
変サービスのメニュー画面などにより構成される。本例
では更に次の階層となる第2階層も存在する。第2階層
は全国の天気画面の詳細情報である各地の天気画面14
0、1可変サービスであるDailyランキングの詳細画面
である各ランキング画面142、またDailyランキング
における広告画面143により構成される。以上のよう
に情報の詳細さにより深い階層をとることにより、大ま
かな情報のみを知りたい視聴者に対しては上位の階層の
情報のみを提供し、更に細かい情報が欲しい場合にのみ
下位の階層の情報を提供することが可能となり、欲しい
情報が最深階層に存在する場合においても視聴者として
は全ての画面を見る必要がないため本データ放送チャン
ネルにおける複数サービスの画面の階層化は情報取得効
率に対して有効となる。
【0071】次に伝送時における階層化について図9を
用い説明する。
【0072】(伝送時における階層化)BSデジタル放送
における番組データの伝送は前述のとおりカルーセル伝
送方式が用いられる。本データ放送チャンネルではこの
カルーセル伝送方式において単一のカルーセルの運用は
せず、図9で示すようにメインメニュー画面を伝送する
最上位のカルーセル1_504、基本サービスの各画面
および可変サービスのメニュー画面(上記番組構成時の
階層化における第1階層、基本サービスにおいては第2
階層を含む)などを伝送する第2階層のカルーセル2_
503、可変サービスの詳細画面などを伝送する最下位
階層のカルーセル3_502、の通り3本のカルーセル
1〜3を階層化し運用を行なう。上記のようなカルーセ
ル1〜3に対するサービスの割り当ては、固定的なもの
ではなく番組枠、運用形態により流動的に変化する。ま
た、本データ放送チャンネルの運用において、カルーセ
ルを3本を階層化することによる効果としてはサービス
受信側である視聴者の情報取得効率、操作性の向上、サ
ービス配信側にとっては本データ放送チャンネルの特徴
でもある無料、有料サービスの実現が挙げられる。まず
視聴者の情報取得効率、操作性の向上とは、単一のカル
ーセル運用時とは異なり各カルーセルの伝送速度に対し
重みを付けることが可能となるため、視聴者ニーズの高
い情報、本例ではメインメニュー画面を伝送するカルー
セル1に割り当てる伝送領域を大きくすることにより視
聴者がリモコン選択により本データ放送チャンネルを選
択した瞬間から最初に提示する画面であるメインメニュ
ー画面を提示する時間を単一カルーセル運用にくらべ短
縮させることが可能となる。本データ放送チャンネルで
は視聴者にストレスを感じさせることなくメニュー画面
を表示させる時間として約1秒を視聴者のメインメニュ
ー画面の待ち時間と設定している。次に無料、有料サー
ビス混在について説明する。
【0073】(無料、有料階層)データ放送チャンネル
は、全てのBSデジタル放送受信者を対象とした無料サー
ビスの他に、契約者のみ受信が可能となる有料サービス
を提供する。つまり、番組で放送する情報を階層化し、
一般情報は無料で、より価値の高い情報は有料で提供す
る。その時の、無料、有料階層の分け方には様々ある。
例として、そのいくつかを図10〜16に示す。この例
の前提条件として、サービスはメインメニュー101と
可変サービス112のみを考え、可変サービス112は
第3階層まで考える。まず、図10は全てが無料サービ
スの時であり、図11は全てが有料サービスの時であ
る。次に図12、13、14は順に、メインメニュー1
01までが無料サービス401でそれ以降が有料サービ
ス402、第1階層までが無料サービス403でそれ以
降が有料サービス404、第2階層までが無料サービス
405でそれ以降が有料サービス406の時である。そ
して、図15は1つの可変サービス112が全て無料サ
ービス407の時であり、図16は無料、有料サービス
の境界408がそれぞれ可変サービス112においてラ
ンダムな階層の時である。以上のように様々な無料、有
料サービスの混在を運用するためには限定受信の運用が
必要であり、BSデジタル放送においてはこの限定受信は
カルーセル単位でしかかけられないため複数カルーセル
の運用が必要となる。よって本データ放送チャンネルで
は、図9にしめすように3本のカルーセルを階層化させ
運用することにより、情報の取得効率、操作性の向上及
び無料、有料サービス混在の実現を可能とする。
【0074】次にサービス配信側により配信される上記
のようなサービスを受信する受信側装置について説明す
る。本データ放送チャンネルをBSデジタル放送上で行な
うとすると、前述の通りサービス受信側装置としては汎
用のデジタル放送用受信機が必要となる。その受信機に
装備される機能を図17を用い説明する。
【0075】(受信機の構成)受信機7(これが内蔵さ
れたテレビも含む)では、2MB以上の蓄積用RAM25
4(半導体メモリ)を想定しているため、この範囲での
蓄積型サービスは大容量な蓄積デバイス256を内蔵し
た蓄積装置付受信機は不要であるが、不揮発的な記録、
大容量(GBオーダ)サービスでは、ハードデイスク等
の内蔵蓄積デバイス256もしくは外付けの蓄積デバイ
ス258が必要となる。外付けの蓄積デバイス258を
使用し、大容量の動画等のデータを蓄積する場合は、リ
アルタイム再生等を考慮しIEEE1394などの高速なデジタ
ルインターフェース257の搭載が必要となる。受信機
7でデータを受信する際のデータの流れとしては、アン
テナ6で受信された信号はチューナ250部分でアナロ
グ/デジタル信号変換されDEMUX251に入力される。こ
のDEMUX251とは本データ放送チャンネルのデータに
よる信号(TSP:トランスポートストリームパケット)
のみ抽出し映像ストリームであればVideoデコーダ25
9、音声ストリーム501であればAudioデコーダ26
2に直接受け渡される。データである場合はRAM254
に一度蓄積し、CPU255によりブラウザ252に受け
渡し可能なモジュールに組み立てられる。ブラウザ25
2に受け渡されたデータはその種別により静止画デコー
ダ260、文字図形デコーダ261に転送し、各デコー
ダによりデコードされる。Videoデコーダ259、静止
画デコーダ260、文字図形デコーダ261でデコード
されたイメージデータはそれぞれ動画プレーン表示メモ
リ263、静止画プレーン表示メモリ264、文字図形
プレーン表示メモリ265、文字図形デコーダ261か
ら掃出されるイメージデータが字幕、文字スーパであれ
ば字幕プレーン表示メモリ266に展開され、各プレー
ン表示メモリを合成することにより1枚の画面、本例で
はメニュー画面101が形成される。受信機7における
253は内蔵ROMであり、リモコン操作時および警告音
等に用いられる受信機内蔵音や、文字を表示するための
フォントデータ、受信機7の起動プログラムなどが格納
されている。
【0076】以上のような受信機を持った受信側と前述
した配信側装置及び衛星によるシステムを利用すること
により本データ放送チャンネルは1チャンネルにおいて
複数サービスを並列に行なうマルチサービスを実現させ
ることが可能となる。
【0077】最後に本データ放送チャンネルを実際に3
Mbps、2Mbps、1Mbpsの伝送容量を持った衛星デジタル放
送ここでは特にBSデジタル放送にて実現させるための各
種伝送時のパラメータについて示す。
【0078】本データ放送チャンネルを実際に構成する
画面の作成方法、容量について表1、図18〜21を用
い説明する。
【0079】(画面の作成方法、容量)図2で示したよ
うな本データ放送チャンネルの画面は電子編集システム
内で、画像や文字等の情報素材を画枠であるテンプレー
トに貼り付けることにより作成される。またテンプレー
トに必要画像、文字の情報、図8に示すような画面の階
層化を行なう上で必要となる画面間のリンク情報を埋め
込むことにより実際に放送する際の番組データの元とな
るBML文書を作成することができる。BML文書には画面間
のリンク情報、画像切替え、視聴者のリモコン操作に対
する応答などの制御プログラム、画像や文字の貼り付け
位置などが記述される。よって1画面のデータ容量を求
める際にはBML文書とその画面に使われる画像データ、
文字データの容量を加算することにより算出が可能とな
る。表1はBML文書(ここでは文字データも含む)、画
像データの基礎容量を示したものである。また、様々な
画面のデータ容量の例として、図18〜21に4種類の
画面パターンを示す。各ファイルのデータ容量の値は、
表1を参照している。図18は画像と広告がない場合、
図19は1/8画像201があり広告がない場合、図20
は画像がなく広告202がある場合、図21は1/8画像
があり広告がある場合を示している。図18〜21に示
したように、それぞれの画面のデータ容量は、画面を構
成するそれぞれのファイルの容量の合計で求められる。
よって、ここに挙げた例以外の画面のデータ容量は画像
の大きさや個数を考慮することで求めることができる。
【0080】
【表1】
【0081】上記の計算方法により算出した本データ放
送チャンネルのデータ容量を表2に示す。
【0082】ここで算出される各サービスの容量は図2
の画面イメージ、図8の画面階層化のイメージをもとに
画像枚数、画面数を考慮し算出したものである。可変サ
ービス1〜4の値については、図8に示す1可変サービ
スであるDailyランキングの値と同じ値とした。ここで
算出したある時間枠における、番組を構成するサービス
の合計容量である1.3MBは汎用受信機で問題なくサービ
スを享受できる値に設定してある。
【0083】
【表2】
【0084】上記のようなサービスを行なう番組の実際
に画面に表示されるデータに対し付属する、番組管理シ
ステム内で生成される各サービスを伝送する際の情報の
配列、無料、有料サービスの識別などの制御情報である
番組配列情報について説明する。
【0085】(番組配列情報PSI/SI)衛星デジタル放送
では多様な番組情報を狭い帯域で送出するサービスを行
うため、その多様な番組情報を多重化して送出する必要
がある。多重化する単位としては、例えばBSデジタル放
送においては1事業者に対し1TSを割り当て、全事業者の
TSをまとめ、多重を行う。また、送出側で多重化された
多様な番組情報を受信機側で受信し、必要な番組情報を
抽出する際には個々の番組情報がどのような配列で送出
されたかを認識し、識別するための制御情報が必要とな
る。この番組情報の配列が記載された制御情報を衛星デ
ジタル放送では番組配列情報と定義される。
【0086】(全局SI/自局SIの定義)衛星デジタル放
送における番組配列情報では、例えばBSデジタル放送に
おいて、各TS毎の番組配列情報を各TS内だけで送出する
と受信機は受信しているTS以外の情報が取得できない。
よって全事業者のサービスの情報を取得するためには、
各TS内の番組配列情報に加えネットワーク内の他のTSの
番組配列情報が送出される必要があり、その際に必要と
なる番組配列情報を全局SI801と定義する。一方、全
局SI801では他TSのサービスの情報まで必要とするの
に対し、各TS内の番組配列情報と、ネットワーク内の他
のTSを受信するためだけに必要な番組配列情報を合わせ
た番組配列情報を自局SI802として定義する。
【0087】衛星デジタル放送における制御情報の内容
をデータ放送チャンネルがサービスを行うBSデジタル放
送の運用に則り、それぞれの必要な情報量を求め、実際
の運用における制御情報を算出すると表3の通りとな
る。
【0088】
【表3】
【0089】(マルチパートの作成方法)次に算出した
各サービスのデータ容量、番組配列情報に必要なデータ
容量の結果をもとに本サービスを行う上で、最適な伝送
形態を導くための説明を図22〜25を用いて説明す
る。データカルーセル伝送方式において、図23に示す
ようにリソース606(各サービスを構成する画像やテ
ンプレート等の単位)をモジュール604に格納する方
法には図22のようなマルチパート形式602、非マル
チパート形式601がある。マルチパート形式602と
はデータ送出システムにて述べた通り、複数のリソース
606を1つのモジュール604に格納する方法であ
る。一方、非マルチパート形式とは1つのリソースを1
つのモジュールに格納する方法である。本データ放送チ
ャンネルのシステムでは前者であるマルチパート形式を
利用し伝送効率を向上させ、ユーザの画面待ち時間を押
さえている。その効果についてマルチパート、非マルチ
パートを比較することにより説明する。
【0090】(マルチパートと非マルチパートの比較)
BSデジタル放送における、番組制御情報の1つであるSI
を、BSデジタル放送の全チャンネル分送出する全局SI、
自チャンネル分のみ送出する自局SIの各々の場合を踏ま
えて、マルチパート形式、非マルチパート形式について
比較を行った。SIの定義詳細については前述した通りと
し、全局SI801を送出する時、送出しないとき(自局
SI802のみ)の最大画面表示待ち時間をマルチパート
形式602、非マルチパート形式601のそれぞれにつ
いて、表4、5、6、7に示す。
【0091】(ア)マルチパート形式602
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】(イ)非マルチパート形式601
【0095】
【表6】
【0096】
【表7】
【0097】各カルーセルにおける最大画面表示待ち時
間を表8に示す。
【0098】
【表8】
【0099】マルチパート形式602、非マルチパート
形式601を比較してみると、全てのカルーセル(メイ
ンメニュー504、無料サービス503、有料サービス
502)において最大画面表示待ち時間が減少してい
る。これより、本データ放送チャンネルのシステムでは
伝送効率およびこれによるユーザーの操作性の点を考慮
し、カルーセル伝送方式の際にマルチパート形式602
を利用している。次に図9に示すような本データ放送チ
ャンネルを構成するカルーセル1〜3、ストリームに対
する伝送領域の割り当てについて説明する。
【0100】(データ放送事業者の全局SI/自局SIの運
用)BSデジタル放送におけるデータ放送事業者の番組配
列情報の運用形態には自スロット内で全局SI801を送
出する場合と、自局SI802のみを送出する場合、全局
SI801/自局SI802どちらも送出しない場合が考え
られる。ここでいうスロットとは、BSデジタル放送にお
いての伝送容量域の単位として使用され、1スロットは
約1Mbpsである。
【0101】(1〜3スロット運用時の番組情報の送出に
割り当て可能な伝送領域)前述の3形態についてそれぞ
れ各データ放送事業者が1〜3スロット運用時の番組情報
送出に割り当て可能な伝送領域を表9に示す。但し全局
SI801、自局SI802に占有される伝送領域はそれぞ
れマージンを追加して512kbps、64kbpsとする。
【0102】
【表9】
【0103】(番組情報の送出に割り当てられた伝送領
域内でのサービス方式)前述された自TSのサービスの構
成、音声ストリーム501、カルーセル1〜3_50
2、503、504のサービス構成によるサービスを表
9に示した伝送領域で行う際のサービス方式を図24〜
32に示す。
【0104】(3スロット)サービス方式1として3ス
ロット運用時の全局SI801/自局SI802を運用しな
い場合を図24に示す。サービス方式2として3スロッ
ト運用時の自局SI802のみ運用する場合を図25に示
す。サービス方式3として3スロット運用時の全局SI8
01を運用する場合を図26に示す。
【0105】(2スロット)サービス方式4として2ス
ロット運用時の全局SI801/自局SI802を運用しな
い場合を図27に示す。サービス方式5として2スロッ
ト運用時の自局SI802のみ運用する場合を図28に示
す。サービス方式6として2スロット運用時の全局SI8
01を運用する場合を図29に示す。
【0106】(1スロット)サービス方式7として1ス
ロット運用時の全局SI801/自局SI802を運用しな
い場合を図30に示す。サービス方式8として1スロッ
ト運用時の自局SI802のみ運用する場合を図31に示
す。サービス方式9として1スロット運用時の全局SI8
01を運用する場合を図32に示す。
【0107】(カルーセル伝送領域の分割方法によるユ
ーザーの待ち時間)上記サービス方式におけるカルーセ
ルの伝送領域の分割方法によるユーザーの待ち時間を表
10に示す。カルーセル1〜3_502、503、50
4のそれぞれのDII(常に15.9kbpsを占有する)を除い
たデータ量は、カルセール1_504を40.6KB、カルー
セル2_503を481KB、カルーセル3_502を1,025
KBとしユーザーの待ち時間を算出した。
【0108】
【表10】
【0109】(分割方法のガイドライン)カルーセル伝
送領域の分割方法のガイドラインとしては、ユーザーの
待ち時間を考慮するとサービスに割り当てられるデータ
量が減り、サービスの充実度が低下する。一方サービス
を充実させるとユーザーの待ち時間が増え、満足出来る
操作性が得られない。よってユーザーの待ち時間、サー
ビスの充実度を考慮したサービスとしては、メインメニ
ュー101を伝送するカルーセル1_504は約1秒で
送るために常時256kbps固定とし、運用するスロット数
によりカルーセル2_503、カルーセル3_502の
伝送領域を可変にすることが望まれる。
【0110】(カルーセル伝送領域を分割して伝送を行
う手段)以上のカルーセル伝送領域を分割して伝送を行
う手段として、全局SI801/自局SI802を運用しな
い場合、自局SI802のみを運用する場合、全局SI80
1を運用する場合の3形態に分け、図33〜図35に示
す。
【0111】図33は全局SI801/自局SI802を運
用しない場合(伝送方式1、4、7の場合)である。は
じめに生成されたカルーセル1_504、音声ストリー
ム501に対し固定値で運用することより、256kbpsの
伝送領域を割り当てる901。次に運用するスロット数
によりカルーセル2_503、カルーセル3_502に
割り当て可能な伝送領域を判別し902それぞれに伝送
領域を割り当てる903。最後にカルーセル1〜3_5
02、503、504、音声ストリーム501を多重化
する904ことにより1番組として送出することが可能
となる。
【0112】図34は自局SI802のみを運用する場合
(伝送方式2、5、8の場合)である。はじめに生成さ
れたカルーセル1_504、音声ストリーム501に対
し固定値で運用することより、256kbpsの伝送領域を割
り当てる901。次に運用するスロット数によりカルー
セル2_503、カルーセル3_502に割り当て可能
な伝送領域を判別し902それぞれに伝送領域を割り当
てる903。最後にカルーセル1〜3_502、50
3、504、音声ストリーム501を多重化する際に自
局SI802の情報を付加する905(64kbps分)ことに
より1番組として送出することが可能となる。
【0113】図35は全局SI801を運用する場合(伝
送方式3、6、9の場合)である。はじめに生成された
カルーセル1_504、音声ストリーム_501に対し
固定値で運用することより、256kbpsの伝送領域を割り
当てる901。次に運用するスロット数によりカルーセ
ル2_503、カルーセル3_502に割り当て可能な
伝送領域を判別し902それぞれに伝送領域を割り当て
る903。最後にカルーセル1〜3_502、503、
504、音声ストリーム501を多重化する際に全局SI
の情報を付加する906(512kbps分)ことにより1番
組として送出することが可能となる。
【0114】このようにして、本データ放送チャンネル
のサービスは作成される。
【0115】上記のサービスを行う番組独立のデータ放
送サービスの形態として、限られた容量のデータを連続
的に配信し、ユーザが何時アクセスしても情報が得られ
るリアルタイム型サービスと蓄積装置付受信機を対象と
した蓄積型サービスの2つが考えられる。
【0116】以上述べた本発明の実施例によれば、1チ
ャネル内で複数のサービスを配信しているので、衛生デ
ータ放送を利用した総合情報誌型配信サービスの展開が
可能であり、テレビ型視聴と雑誌型視聴の融合サービス
が可能である。
【0117】本システムによれば、1チャネル内で複数
のサービスを配信しているので、配信効率が良く、使用
帯域が小さくて済み、運用コストが良い。
【0118】また、サービスを基本サービスと可変サー
ビスとを区分して配信することにより、例えば基本サー
ビスとしても無料サービスと、多様な視聴者層のニーズ
に応えるべく時間毎、又は曜日毎に違ったサービスの可
変サービスの配信をもって幅広い視聴者層に対して多様
なサービスを提供できる。
【0119】また、サービス内で付加価値の高い層の情
報を有料にしてサービスする階層化の定義が可能とな
り、多様なサービス、契約形態を実現できる。
【0120】また、地上回線と組み合わせたインタラク
テイブサービスが実現可能な衛星データ放送システムを
提供することにある。
【0121】また、衛星受信装置を利用してサービスを
受けるユーザによっては、1チャネル内に複数のサービ
スが配信されてくるので、そのサービス情報の選択肢が
増し、また同一チャネル内から必要なサービス情報を効
率良く得られる。また、必要サービス情報のみ取得可能
であり、選択操作性が良い。
【0122】すなわち、本発明の実施例によれば、1チ
ャネル内で複数サービスを多重化し、基本サービスとし
ての常時無料サーービスと、多様な視聴者層のニーズに
応えるべく、例えば時間毎、曜日毎に違ったサービスの
可変サービスより構成することにより、またサービス内
で付加価値の高い層の情報を有料にしてサービスする階
層化の定義が可能とすることにより、広い視聴者層に対
して多様なサービス、契約形態を行なうことが可能とな
る。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、配信効率が良く、使用
帯域が小さくで済み、運用コストが良いデータ放送シス
テム及び方法が得られる。
【0124】また、必要サービス情報を選択的に、かつ
容易に得られるデータ放送受信装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル放送のシステム構成図。
【図2】データ配信サービスにおける画面イメージを説
明した図。
【図3】ある時間における番組構成を説明した図。
【図4】送出側の放送設備の全体構成図。
【図5】番組編集システムの構成図。
【図6】データ送出システムの構成図。
【図7】番組管理システムの構成図。
【図8】ある時間枠における画面構成図。
【図9】ある時間枠におけるストリーム、カルーセルの
構成図。
【図10】全て無料放送の場合の階層構成図。
【図11】ずべて有料放送の場合の階層構成図。
【図12】メインメニューのみ無料の場合の階層構成
図。
【図13】第1階層まで無料の場合の階層構成図。
【図14】第2階層まで無料の場合の階層構成図。
【図15】基本サービスのみ無料の場合の階層構成図。
【図16】階層毎に無料、有料が混合された場合の階層
構成図。
【図17】受信機内の構成図。
【図18】全てテキストにより構成される1画面のデー
タ容量の説明図。
【図19】1/8画像3枚とテキストにより構成される1
画面のデータ容量の説明図。
【図20】広告画像とテキストにより構成される1画面
のデータ容量の説明図。
【図21】1/8画像3枚、広告画像、テキストにより構
成される1画面のデータ容量の説明図。
【図22】マルチパート形式、非マルチパート形式の概
念の説明図。
【図23】マルチパート形式におけるリソース構成の概
念の説明図。
【図24】サービス方式1における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図25】サービス方式2における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図26】サービス方式3における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図27】サービス方式4における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図28】サービス方式5における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図29】サービス方式6における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図30】サービス方式7における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図31】サービス方式8における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図32】サービス方式9における伝送領域の割り当て
の説明図。
【図33】全局SI/自局SIを運用しない場合の伝送
領域割り当て方法の説明図。
【図34】自局SIを運用する場合の伝送領域割り当て
方法の説明図。
【図35】全局SIを運用する場合の伝送領域割り当て
方法の説明図。
【符号の説明】
1…受託事業者、2…委託事業者まとめ、3…委託事業
者、4…コンテンツプリベイラ、5…衛星、6…アンテ
ナ、7…受信機、8…テレビ、9…地上回線、10…情
報素材、11…電子編集装置、101…メインメニュ
ー、102…天気予報、103…ニュース、104…速
報、105…バナー広告、106…広告詳細画面、10
7…全国の天気詳細画面、108…可変サービス選択メ
ニュー、109…可変サービスサブメニュー、110…
スポーツ詳細画面、111…基本サービス、112…可
変サービス、113…広告テロップ、114…広告画
像、115…ロゴ、116…経済詳細画面、117…デ
ータ放送チャンネル、118…新聞・料理・ゲーム・資
格、119…音楽・通販・絵本、140…各地の天気詳
細画面、141…ニュース記事詳細画面、142…ラン
キング詳細画面、143…可変サービス用広告画面、1
44…広告詳細画面、201…1/8画像、202…広
告画像、250…チューナ、251…DEMUX、25
2…ブラウザ、253…ROM、254…RAM、25
5…CPU、256…内蔵蓄積デバイス、257…高速
デジタルI/F、258…外付け蓄積デバイス、259…
Videoデコーダ、260…静止画デコーダ、261
…文字図形デコーダ、262…Audioデコーダ、2
63…動画プレーン表示メモリ、264…静止画プレー
ン表示メモリ、265…文字図形プレーン表示メモリ、
266…字幕プレーン表示メモリ、301…ランキン
グ、302…Dailyランキング、310…番組編集
システム、311…入力装置、312…モノメディア編
集装置、313…BMLオーサリング装置、314…番
組構成装置、315…試写システム、316…出力装
置、317…コンテンツ管理サーバ、318…完成画
面、319…画像、320…文字、321…テンプレー
ト、330…データ送出システム、331…データ送出
サーバ、332…番組データ送出装置、340…番組管
理システム、341…スケジュール生成装置、342…
スケジュール管理サーバ、343…PSI/SI生成装
置、344…パケタイザ装置、350…多重化装置(M
UX)/スクランブラ、401…メインメニュー無料階
層、402…第1階層以降有料階層、403…第1階層
まで無料階層、404…第2階層以降有料階層、405
…第2階層まで無料階層、406…第3以降有料階層、
407…基本サービスのみ無料階層、408…無料・有
料階層境界線、501…音声ストリーム、502…カル
ーセル3、503…カルーセル2、504…カルーセル
1、601…非マルチパート形式、602…マルチパー
ト形式、603…カルーセル、604…モジュール、6
05…リソースリスト、606…リソース、801…全
局SI、802…自局SI、901…音声領域割り当
て、902…運用スロット数の判定、903…カルーセ
ル伝送領域割り当て、904…多重化、905…自局S
Iとの多重化、906…全局SIとの多重化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 620 7/20 610 (72)発明者 山崎 伊織 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 (72)発明者 野末 辰裕 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サービス供給側のサービス情報を、衛星回
    線を介してサービス需給側の一般家庭向けにデジタル配
    信する衛星データ放送システムにおいて、サービス供給
    側は、複数のサービスデータから所望の複数のサービス
    情報を制作又は編集するサービス制作又は編集装置と、
    時間情報と、制御情報とを含むスケジュール定義情報を
    格納したスケジュール定義情報部と、上記サービス制作
    又は編集装置の複数のサービス画面情報を編集し、該複
    数の番組編集をもって複数のサービス情報の画面情報と
    する番組画面編集装置と、上記番組画面編集装置の複数
    のサービス画面情報を多重化し、1チャンネルで時系
    列、かつ並列的に配信可能とした衛星データ放送システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記複数のサービス画面情報を、基本サー
    ビスとなる固定サービスと、上記時間情報の時間軸に対
    応してサービス内容が変化する可変サービスとに分け、
    サービス受信側にて所望時に選択的に視聴可能に配信す
    るサービス区分部を設けた請求項1記載の衛星データ放
    送システム。
  3. 【請求項3】上記時間軸に対して可変的な上記可変サー
    ビスの容量又はサービス数を定義するサービス定義部を
    有した請求項2記載の衛星データ放送システム。
  4. 【請求項4】上記基本サービス情報のサービス内容が、
    番組編成に従って変化するように配信される請求項1記
    載の衛星データ放送システム。
  5. 【請求項5】上記基本サービスとなる固定サービスと、
    上記可変サービスとにそれぞれ複数の情報を持たせ、該
    両サービス又はその一方のサービスを階層構造とし、該
    階層構造に対して有料、無料の切り分けを行う課金区分
    部を設けた請求項2記載の衛星データ放送システム。
  6. 【請求項6】時間軸に対してサービス内容が変化する上
    記可変サービス情報の容量がサービス内容の充実度を反
    映して、各時間によって変化可能なサービス編成してな
    る請求項1記載の衛星データ放送システム。
  7. 【請求項7】上記基本サービスを無料とし、上記可変サ
    ービスをサービス内容に応じて有料、無料とする定義部
    を有した請求項1記載の衛星データ放送システム。
  8. 【請求項8】サービス情報を、衛星通信回線を介しTV
    受信機を備えたサービス需給側の一般家庭向けにデジタ
    ル配信する衛星データ放送システムにおいて、予め設定
    された帯域内で上記サービス情報の編集を行なって配信
    するものであって、時間軸に対して可変的なサービス数
    を定義し、該サービス数が最大で6つのサービスとなる
    ように構成してなる衛星データ放送システム。
  9. 【請求項9】上記サービス情報が基本サービス情報と可
    変サービス情報とからなり、上記基本サービス情報のサ
    ービス内容が上記時間軸の番組編成に応じて配信され、
    上記可変サービス情報のサービス内容が上記時間軸に対
    して変化して配信され、上記基本サービスが最大で2つ
    のサービスが存在する請求項8記載の衛星データ放送シ
    ステム。
  10. 【請求項10】災害時には、上記サービスを、災害放送
    の音声サービスに切り替える切り替え部を有した請求項
    1記載の衛星データ放送システム。
  11. 【請求項11】一つのチャンネル内で常時サービスを行
    なっている上記基本サービスが2サービス、時間軸に対
    してサービスを変化させる可変サービスが4サービス存
    在し、上記基本サービスは無料で配信し、上記可変サー
    ビスはサービス需給側の要求に基づき有料で配信する構
    成となっている請求項1又は請求項8記載の衛星データ
    放送システム。
  12. 【請求項12】上記複数のサービス画面情報を、基本サ
    ービスとなる固定サービスと可変サービスとに分け、サ
    ービス受信側にて所望時に選択的に視聴可能に配信する
    ステップと有する請求項8記載の衛星データ放送システ
    ム。
  13. 【請求項13】衛星データ放送における委託放送事業者
    が1チャンネル内で複数のサービスを提供するために無
    料と有料を混在させ、有料に対しては限定受信をかける
    ことで契約者のみに対してのサービス提供を行うサービ
    ス構成の衛星データ放送方法。
  14. 【請求項14】衛星データ放送における委託放送事業者
    が複数のサービスを提供するために無料と有料を混在さ
    せ、有料のサービスについてはサービス内の画面階層で
    無料階層と有料階層の境目を各サービス毎に決めること
    ができるサービス編成を行っている衛星データ放送方
    法。
  15. 【請求項15】衛星データ放送における委託放送事業者
    が複数のサービスを提供する時に、ユーザーに対して複
    数あるサービス内より1サービスをリモコンで選択させ
    る時にアクセス性を考慮して、メニュー画面を1つのカ
    ルーセルとし、他のサービス内容を無料と有料にわけ、
    それぞれを1つのカルーセルとして最大で3つのカルー
    セル構成を行う衛星データ放送方法。
  16. 【請求項16】衛星データ放送における委託放送事業者
    が複数のサービスを提供する時にチャンネル内でのバッ
    クグランドミュージック(B.G.M.)として無料音
    声サービスを用い、可変サービス内で音楽サービスを行
    うときにはB.G.M.として流れている音楽と可変サ
    ービスで行う音楽サービスのどちらかを選択して、チャ
    ンネル内のB.G.M.として用いることができる衛星
    データ放送方法。
  17. 【請求項17】衛星データ放送における委託放送事業者
    が災害時における災害放送を行う時に、無料の音声サー
    ビスであるB.G.M.を災害放送の音声サービスに切
    り換えるサービス構成の衛星データ放送方法。
  18. 【請求項18】衛星データ放送における委託放送事業者
    が災害時における災害放送を行う時に、無料の音声サー
    ビスであるB.G.M.を災害放送のテロップ放送また
    は、音声ストリームにあてるサービス構成の衛星データ
    放送方法。
  19. 【請求項19】衛星データ放送における委託放送事業者
    が災害時における災害放送を行う時に、常時サービスを
    行っている基本サービスを災害放送に切り換えて行う、
    または、時間軸によって変化する可変サービスの1つを
    災害放送に切り換えることで行う衛星データ放送方法。
  20. 【請求項20】1チャンネル内で複数のサービスが存在
    する衛星データ放送において、どの時間においても常時
    サービス提供を行っている、基本サービスと時間軸に対
    してサービス内容を変化させる可変サービスの二つの構
    成より成り立つ、1チャンネルのサービス構成のデータ
    放送サービス内で基本サービスと可変サービスの比率が
    1対4の構成で行う衛星データ放送方法。
  21. 【請求項21】サービス供給側のサービス情報を、通信
    リンクを介してサービス需給側に配信するデータ放送シ
    ステムにおいて、サービス供給側は、複数のサービスデ
    ータから所望の複数のサービス情報を製作又は編集する
    サービス製作又は編集装置と、 時間情報と、制御情報とを含むスケジュール定義情報を
    格納したスケジュール定義情報部と、 上記サービス製作又は編集装置の複数のサービス情報か
    ら、上記スケジュール定義情報部のスケジュール定義情
    報に基づいて、上記時間情報に対して時系列、かつ並列
    的に複数のサービス画面情報を編集し、該複数の番組編
    集をもって複数のサービス情報の画面情報とする番組画
    面編集装置と、 上記番組画面編集装置の複数のサービス画面情報を多重
    化し、1チャネルのサービス情報としてまとめて上記通
    信リンクに送出するサービス情報送出部と、 を備え、上記複数のサービス情報の画面情報を1チャネ
    ルで時系列、かつ並列的に配信可能としたデータ放送シ
    ステム。
  22. 【請求項22】上記複数のサービス画面情報を、基本サ
    ービスとなる固定サービスと、上記時間情報の時間軸に
    対応してサービス内容が変化する可変サービスとに分
    け、サービス受信側にて所望時に選択的に視聴可能に配
    信するサービス区分部を設けた請求項21記載のデータ
    放送システム。
  23. 【請求項23】上記時間軸に対して可変的な上記可変サ
    ービスの容量又はサービス数を、定義するサービス定義
    部を有した請求項22記載のデータ放送システム。
  24. 【請求項24】上記基本サービスとなる固定サービス
    と、上記可変サービスとにそれぞれ複数の情報を持た
    せ、該両サービス又はその一方のサービスを階層構造と
    し、該階層構造に対して有料、無料の切り分けを行なう
    課金区分部を設けた請求項22記載のデータ放送システ
    ム。
  25. 【請求項25】上記基本サービスを複数とするサービス
    定義部を有する請求項21記載のデータ放送システム。
  26. 【請求項26】上記基本サービスを無料とし、上記可変
    サービスをサービス内容に応じて有料、無料とする定義
    部を有した請求項21記載のデータ放送システム。
  27. 【請求項27】災害時には、上記サービスを、災害放送
    の音声サービスに切り替える切り替え部を有した請求項
    21記載のデータ放送システム。
  28. 【請求項28】サービス供給側のサービス情報を、通信
    リンクを介してサービス需給側に配信するデータ放送方
    法において、 サービス供給側は、複数のサービスデータから所望の複
    数のサービス情報を製作するサービス製作又は編集する
    ステップと、 時間情報と、制御情報とを含むスケジュール定義情報を
    格納したスケジュール定義情報有するステップと、 上記サービス製作又は編集ステップの複数のサービス情
    報から、上記スケジュール定義情報の制御情報に基づい
    て、上記時間情報に対して時系列、かつ並列的に複数の
    サービス画面情報を編集し、該複数の番組編集をもって
    複数のサービス情報の画面情報とするステップと、 上記番組画面編集ステップの複数のサービス画面情報を
    多重化し、1チャネルのサービス情報としてまとめて上
    記通信リンクに送出するサービス情報送出ステップと、 を備え、上記複数のサービス情報の画面情報を1チャネ
    ルで時系列、かつ並列的に配信可能としたデータ放送方
    法。
  29. 【請求項29】上記複数のサービス画面情報を、基本サ
    ービスとなる固定サービスと可変サービスとに分け、サ
    ービス受信側にて所望時に選択的に視聴可能に配信する
    ステップと有する請求項28記載のデータ放送方法。
  30. 【請求項30】上記基本サービスとなる固定サービス
    と、上記可変サービスとにそれぞれ複数の情報を持た
    せ、該両サービス又はその一方のサービスを階層構造と
    し、該階層構造に対して有料、無料の切り分けを行なっ
    て配信するステップを有する請求項28記載のデータ放
    送方法。
  31. 【請求項31】サービス供給側のサービス情報を、衛星
    通信リンクを介してサービス需給側に配信するデータ放
    送装置であって、 複数のサービスデータから所望の複数のサービス情報を
    製作するサービス製作又は編集装置と、 時間情報と、制御情報とを含むスケジュール定義情報を
    格納したスケジュール定義情報部と、 上記サービス製作又は編集装置の複数のサービス情報か
    ら、上記スケジュール定義情報部のスケジュール定義情
    報の制御情報に基づいて、上記時間情報に対して時系
    列、かつ並列的に複数のサービス画面情報を編集し、該
    複数の番組編集をもって複数のサービス情報の画面情報
    とする番組画面編集装置と、 上記番組画面編集装置の複数のサービス画面情報を多重
    化し、1チャネルのサービス情報としてまとめて上記衛
    星通信リンクに送出するサービス情報送出部と、 を備え、上記複数のサービス情報の画面情報を1チャネ
    ルで時系列、かつ並列的に配信可能とした衛星データ放
    送装置。
  32. 【請求項32】上記複数のサービス画面情報を、基本サ
    ービスとなる固定サービスと可変サービスとに分け、サ
    ービス受信側にて所望時に選択的に視聴可能に配信する
    サービス区分部を設けた請求項31記載の衛星データ放
    送装置。
  33. 【請求項33】上記基本サービスとなる固定サービス
    と、上記可変サービスとにそれぞれ複数の情報を持た
    せ、該両サービス又はその一方のサービスを階層構造と
    し、該階層構造に対して有料、無料の切り分けを行なう
    課金区分部を設けた請求項31記載の衛星データ放送装
    置。
  34. 【請求項34】サービス供給側から衛星通信リンクを介
    して配信されたサービス情報、制御情報を含む複数のサ
    ービス情報の画面情報を受信する受信部を含むチューナ
    部と、上記チューナ部からの上記サービス情報の画面情
    報をモニターする表示部とを備えた衛星データ放送受信
    装置において、 上記受信部にて受信した上記サービス情報、制御情報を
    抽出する抽出部と、 上記抽出部の上記制御情報をもって上記サービス情報の
    画面情報を配信状態に戻すドライバ部と、 上記ドライバ部からサービス情報の画面情報を情報表示
    部に導くブラウザとからなる衛星データ放送受信装置。
JP2000319609A 1999-10-22 2000-10-16 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置 Pending JP2001189703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319609A JP2001189703A (ja) 1999-10-22 2000-10-16 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-300558 1999-10-22
JP30055899 1999-10-22
JP2000319609A JP2001189703A (ja) 1999-10-22 2000-10-16 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001189703A true JP2001189703A (ja) 2001-07-10

Family

ID=26562378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319609A Pending JP2001189703A (ja) 1999-10-22 2000-10-16 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001189703A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003143601A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Nec Corp 階層伝送に対応したtsパケット多重方式
JP2003244675A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Dainippon Printing Co Ltd 特定者向け情報提供方法およびデジタル放送受信機
JP2008278121A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Asahi Broadcasting Corp コンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法
WO2011007842A1 (ja) * 2009-07-15 2011-01-20 シャープ株式会社 表示装置、表示方法、該表示装置を備えたテレビ受像機、プログラム及びプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US8204357B2 (en) 2003-10-15 2012-06-19 Sony Corporation Reproducing device, reproducing method, reproducing program and recording medium

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003143601A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Nec Corp 階層伝送に対応したtsパケット多重方式
JP2003244675A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Dainippon Printing Co Ltd 特定者向け情報提供方法およびデジタル放送受信機
US8204357B2 (en) 2003-10-15 2012-06-19 Sony Corporation Reproducing device, reproducing method, reproducing program and recording medium
JP2008278121A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Asahi Broadcasting Corp コンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法
WO2011007842A1 (ja) * 2009-07-15 2011-01-20 シャープ株式会社 表示装置、表示方法、該表示装置を備えたテレビ受像機、プログラム及びプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8074254B2 (en) Recording device, playback device, recording method and playback method
KR100311771B1 (ko) 복합프로그램의정밀방송
JP4169180B2 (ja) 一方向データ・ストリームに対し双方向接続をシミュレートする携帯通信装置
RU2252494C2 (ru) Целевая реклама с использованием систем передачи телевизионных программ
US20080046341A1 (en) Business management method, business management apparatus and data broadcast delivery method
JP2002530947A (ja) デジタル・ブロードキャスト・プログラムの順序決定装置
JP2002544609A (ja) ディジタル・ストリームのための広告サブグループ
JPH08506940A (ja) テレビ番組パッケージ化及び配送システムのためのオペレーション・センタ
CN102119528A (zh) 用于跨越多个数字广播信道的多个服务的数据更新的信道跳跃方案
JP2004193920A (ja) 番組配信システム及び受信装置
EP1262069B1 (en) Methods and apparatus for banner information digital tv service and receivers therefore
US7631329B1 (en) Information processing apparatus, information processing method and a medium
US7079497B2 (en) Method for receiving information, apparatus for receiving information and medium
EP1243133A1 (en) Methods and apparatus for advanced interactive services for digital television and video service networks and receivers
JP4234208B2 (ja) データ放送システムを介して特定の標的視聴者にデータを送信するシステムおよび方法
JP3418541B2 (ja) 蓄積型情報放送システムと、このシステムの受信端末装置
WO2007139314A1 (en) System and method for editing an advertisement in digital broadcasting
JP2001189703A (ja) 衛星データ放送システム、衛星データ放送方法、衛星データ放送装置、衛星データ放送受信装置
CN1751317A (zh) 信号传输管理系统
JP4209665B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JPH0851405A (ja) データ出力装置
JP2001357311A (ja) 事業管理方法、事業管理装置、及びデータ放送供給方法
JP2001359061A (ja) データ送出装置、データ受信装置、データ送出方法、及びデータ受信方法
JP2001285834A (ja) 番組情報の配信システム、配信端末、受信端末、及び配信方法
JP5604794B2 (ja) 情報受信装置、情報受信方法、情報受信プログラム、並びに情報配信システム