JP2001189658A - D/a変換回路 - Google Patents

D/a変換回路

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JP2001189658A
JP2001189658A JP37220399A JP37220399A JP2001189658A JP 2001189658 A JP2001189658 A JP 2001189658A JP 37220399 A JP37220399 A JP 37220399A JP 37220399 A JP37220399 A JP 37220399A JP 2001189658 A JP2001189658 A JP 2001189658A
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Shigeru Kamiya
茂 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル入力(分解能)8〜16ビット程度
の容量形D/A変換回路の全容量値を最小としてD/A
変換回路を実現するICチップ面積、従ってコストを大
幅に削減する。 【解決手段】アナログスイッチS〔S1(MSB)〜S
12(LSB)〕はそれぞれ12ビットディジタル入力
の各ビットに対応し、当該ビットが“1”か“0”かに
応じて、それぞれ基準電圧源Vrefかグランドに切替
えられる。Voutはアナログ出力端子である。容量列
1は11 〜16 の6段、つまり(ディジタル入力ビット
数)/2の個数で、結合容量2は21 〜25 の5つで構
成される。そして各容量列1は容量値Cと2Cの2つの
容量で、結合容量2は容量値4C/3の容量で構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路上
に容量素子をアレイ状に配列して構成した、いわゆる容
量アレイ型(容量形ともいう)のD/A変換回路であっ
て、特に全容量値を大きく低減できるように構成したD
/A変換回路に関する。なお以下各図において同一の符
号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】8〜16ビット程度の分解能を持ったD
/A変換回路として、2つの容量列を結合容量によって
結合した、2段容量形(ダブルステージ形ともいう)の
D/A変換回路が特開昭57−124933号公報、特
開平5−206856号公報に開示されている。
【0003】この2段容量形D/A変換回路は、1つの
容量列のみによって構成されるD/A変換回路に比べ、
LSl化する場合、小さいチップ占有面積で高分解能が
得られるという利点を持っている。図5は従来の12ビ
ットの2段容量形D/A変換回路の構成例を示す。な
お、図6(a)〜(c)は図5の動作の説明図である。
【0004】図5において、S(Sl〜S12)はそれ
ぞれ変換対象のディジタル入力の第1ビット(最上位ビ
ットMSB)〜第12ビット(最下位ビットLSB)に
対応したアナログスイッチであり、それぞれのビットに
おいて、ディジタル入力が“1”の場合、基準電圧源V
refに接続され、“0”の場合、グランドに接続され
る。
【0005】Voutは変換出力としてのアナログ出力
である。1(11 ,12 )の2つの容量列は、それぞれ
バイナリーに重み付けされたC,2C,4C,8C,1
6C,32Cの各容量値を持つ6つの容量からなる。ま
た、3は終端容量で最小の容量値Cを持ち、容量列12
と結合容量2との接続点とグランドとの間に、アナログ
スイッチSと無関係に固定接続されている。
【0006】結合容量2は、容量アレイ中の最小容量値
Cの(64/63)倍の容量値を持つ。この結合容量3
の容量値(64C/63)は、図5中のa点より左側
を、アナログスイッチS7〜S12が全てグランドに接
続された状態で見たときの合成容量値が、最小容量値C
に等しくなるように決められている。以下、図6を参照
しつつ、図5の動作を説明する。最上位ビットMSBで
あるスイッチSlのビットが“1”であり、その他のビ
ットが“0”である場合、アナログ出力値Voutが、
(1/2)∨refとなれば良い。この場合の等価回路
を図6(a)に示す。同図より明らかなように、Vou
t=(1/2)∨refであり、正しい値となってい
る。
【0007】次に例えば、スイッチSlのビットとスイ
ッチS2のビットが“1”であり、その他のビットが
“0”である場合、アナログ出力値Voutが、(3/
4)∨ref〔但し、(3/4)=(1/2)+(1/
2 )〕となれば良い。この場合の等価回路を図6
(b)に示す。同図より明らかなように、Vout=
(3/4)∨refであり、正しい値となっている。
【0008】次に例えば、スイッチS7のビットが
“1”であり、その他のビットが“0”である場合、ア
ナログ出力値Voutが、(1/128)Vref〔但
し、(1/128)=(1/27 )〕となれば良い。こ
の場合の等価回路を図6(c)に示す。ここで同図に示
すようにLSB側の電位をVl、電荷をQl、出力側の
電荷をQ2とする。電荷QlとQ2は、回路が開放であ
るので、0である。ゆえに、最下位ビットLSB側で
は、電荷Qlについて次式(1)が成立し、また出力側
では電荷Q2について次式(2)が成立する。
【0009】
【数1】 32C・Vl+32C・(Vl−Vref) +(64C/63)・(Vl−Vout)=Ql=0 ・・・(1) (64C/63)・(Vout−Vl)+63C・Vout =Q2=0 ・・・(2) 式(1)と(2)より、Vlを消去して整理すると、V
out=(1/128)∨refとなって、正しくD/
A変換動作がなされることが分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した2段容量形D
/A変換回路は、1つの容量列のみによって構成される
D/A変換回路に比べて、容量列を構成する容量の最大
容量値が小さくなるので容量値の合計が小さくなる。D
/A変換回路をLSI化する際、容量値とチップ面積は
比例するので、2段容量形D/A変換回路はチップ面積
を小さくでき、コストを下げられる。
【0011】しかしながら、より高性能化の要求のた
め、必要とされる分解能が8ビットから16ビットまで
増えるにつれ、従来の2段容量形D/A変換回路では、
やはり容量列を構成する容量の最大容量値が大きくな
り、容量値の合計が大となり、回路をLSI化する際、
チップ面積やコストが増大するという問題点があった。
例えば、8ビットの2段容量形D/A変換回路では、容
量列中の最小容量値をCとすると、容量列中の最大容量
値は8C、全容量値は(31+16/15)Cである
が、16ビットの2段容量形D/A変換回路では、容量
列中の最大容量値は128C、全容量値は(511+2
56/255)Cであり、全容量値は8ビットに比べて
約16倍に増える。
【0012】一般的に容量型D/A変換回路をチップ上
に実現する場合、チップ全体の面積に占める容量の面積
の割合は大きく、容量値が約16倍に増えると、チップ
面積も約16倍近く増大することを意味する。本発明の
目的は、この問題を解消し、例えば分解能が8ビットか
ら16ビットへ増加しても全容量値を最小にしてチップ
面積の増加を最も抑制することができる容量型のD/A
変換回路を提供すること、さらには全容量値が最小では
ないものの、従来よりは充分に小さく且つ各容量素子の
精度を高めることができる容量型のD/A変換回路を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに請求項1のD/A変換回路は、複数桁(例えば12
桁)のディジタル入力の、桁順に並ぶ2桁のビットごと
に設けられ、該2桁の各ビットに1対1に対応する容量
を持ち、該容量のうち上位桁側の容量の値が下位桁側の
容量の値(C、以下基準容量値という)の2倍であるよ
うな容量列を(11 〜16 などとして)3段以上備える
と共に、該容量列の全段の各容量の一端を、当該の容量
に対応するディジタル入力が“1”であるか“0”であ
るかに応じて、それぞれ基準電圧源(Vref)か接地
点に接続するアナログスイッチ群(S1〜S12など)
と、前記容量列1段ごとの各容量の他端を一括してなる
接続点を、桁順で隣接する容量列の段間ごとに結合す
る、基準容量値の(4/3)倍の容量値を持つ結合容量
(21 〜25 など)と、前記容量列のうち、ディジタル
入力の最下位ビットに対応する容量を持つ容量列(16
など)の各容量の前記他端を一括してなる接続点と接地
点間に設けられ、基準容量値と等しい容量値を持つ終端
容量(3)とを備え、前記容量列のうち、ディジタル入
力の最上位ビットに対応する容量を持つ容量列(11
の各容量の前記他端を一括してなる接続点をアナログ出
力端子(Vout)とするようにする。
【0014】また請求項2のD/A変換回路では、請求
項1に記載の(例えば12ビット)D/A変換回路にお
いて、前記容量列をディジタル入力の1桁に対応する基
準容量値の容量のみで構成して、この新たな容量列を
(11 〜112のように)ディジタル入力の桁数分設け、
(21 〜211で示される)前記結合容量の容量値を基準
容量値の2倍とする。
【0015】また請求項3のD/A変換回路は、請求項
1または2に記載のD/A変換回路において、半導体集
積回路からなるようにする。本発明の作用は以下の如く
である。即ち本発明では基本的に容量列を3段以上、従
って結合容量を2個以上設ける構成とする。
【0016】そして請求項1に関わる発明(第1発明と
いう)では、容量列の段数をディジタル入力の全ビット
数(分解能)の1/2とし、D/A変換回路を構成する
全容量値を最も小さくする。また請求項2に関わる発明
(第2発明という)では、容量列の段数をディジタル入
力の全ビット数に等しくし、D/A変換回路を構成する
全容量値を充分小さくすると共に各容量素子の精度を高
める。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は本発明を説明するための多
段(本例では3段)の12ビット容量型D/A変換回路
の構成例を示す。このD/A変換回路においては容量列
1の段数(Xとする)が3段、従って結合容量2が21
と22 の2つであり、かつ各容量列1 1 ,12 ,13
との桁数(入力ビット数)が等しく4である。なお、図
4(a)〜(d)は図3の動作説明図である。
【0018】図3においても、S(Sl〜S12)はデ
ィジタル入力に対応したアナログスイッチであり、それ
ぞれのビットにおいて、ディジタル入力が“1”の場
合、基準電圧源Vrefに接続され、“0”の場合、グ
ランドに接続される。また、Voutはアナログ出力で
ある。3段(つまり3つ)の容量列11 ,12 ,13
何れもバイナリーに重み付けされた容量値C,2C,4
C,8Cの4つの容量からなる。結合容量21 ,22
何れも、容量アレイ中の最小容量値Cの(16/15)
倍の容量値(16C/15)を持つ。
【0019】この結合容量2の容量値(16C/15)
は、図3中のa点あるいはb点より左側を、アナログス
イッチS5〜S12が全てグランドに接続された状態で
見たときの合成容量値が、最小容量値Cに等しくなるよ
うに決められている。次に図4を参照しつつ、図3の動
作を説明する。最上位ビットMSBであるスイッチSl
のビットが“1”であり、その他のビットが“0”であ
る場合、アナログ出力値Voutが、(1/2)Vre
fとなれば良い。この場合の等価回路を図4(a)に示
す。同図より明らかなように、Vout=(1/2)V
refであり、正しい値となっている。
【0020】次に例えば、スイッチS2のビットが
“1”であり、その他のビットが“0”である場合、ア
ナログ出力値Voutが、(1/4)Vref〔但し、
(1/4)=(1/22 )〕となれば良い。この場合の
等価回路を図4(b)に示す。同図より明らかなよう
に、Vout=(1/4)∨refである。次に例え
ば、スイッチS5のビットが“1”であり、その他のビ
ットが“0”である場合、アナログ出力値Voutが、
(1/32)∨ref〔但し、(1/32)=(1/2
5 )〕となれば良い。
【0021】この場合の等価回路を図4(c)に示す。
ここで同図に示すように、最下位ビットLSB側の電位
をVl、電荷をQl、出力側の電荷をQ2とする。電荷
QlとQ2は、回路が開放であるので0である。ゆえ
に、LSB側では電荷Qlについて次式(3)が成立
し、また出力側では電荷Q2について、次式(4)が成
立する。
【0022】
【数2】 8C・Vl+8C・(Vl−Vref) +(16C/15)・(Vl−Vout)=Ql=0 ・・・(3) (16C/15)・(Vout−Vl)+15C・Vout =Q2=0 ・・・(4) 式(3)と(4)より、V1を消去して、整理すると、
Vout=(1/32)Vrefとなって正しくD/A
変換動作がなされることが分かる。
【0023】次に例えば、スイッチS9のビットが
“1”であり、その他のビットが“0”である場合、ア
ナログ出力値Voutが、(1/512)Vref〔但
し、(1/512)=(1/29 )〕となれば良い。こ
の場合の等価回路を図4(d)に示す。ここで同図に示
すように最下位ビットLSB側の電位をV1、電荷をQ
l、中央の容量アレイ部の電位をV2、電荷をQ2、出
力部の電荷をQ3とする。電荷Ql,Q2,Q3は、そ
れぞれの回路が開放であるので0である。ゆえに、LS
B側では電荷Qlについて次式(5)が成立し、中央の
容量アレイ部では電荷Q2について次式(6)が成立
し、また出力側では電荷Q3について次式(7)が成立
する。
【0024】
【数3】 8C・Vl+8C・(Vl−∨ref) +(16C/15)・(Vl−V2)=Ql=0 ・・・(5) (16C/15)・(V2−Vl)+15C・V2 +(16C/15)・(V2−Vout)=Q2=0 ・・・(6) (16C/15)・(∨out−V2)+15C・Vout =Q3=0 ・・・(7) 式(5),(6),(7)よりVlとV2を消去して整
理すると、Vout=(1/512)∨refとなって
正しくD/A変換動作がなされることが分かる。
【0025】図3に示す3段容量型D/A変換回路の全
容量値は後述する表1に示すとおり、48.1Cであ
る。図5に示した2段容量型D/A変換回路の全容量値
は同じく表1に示すとおり、128.0Cであり、3段
容量型では2段容量型に比べて全容量値が小さくなって
いることが分かる。 (実施の形態1)図1は第1発明の一実施例としての多
段(本例では12ビット6段)容量形D/A変換回路の
構成を示す。このD/A変換回路においては容量列1の
段数X=6、つまりディジタル入力全ビット数12の1
/2であり、従って結合容量2が21 ,22 ,〜25
5つ、かつ各容量列11 ,12 ,〜16 それぞれの桁数
(入力ビット数)が等しく2つとなっている。
【0026】6つの容量列11 ,12 ,〜16 は、全て
バイナリーに重み付けされている容量値Cと2Cの2つ
の容量からなる。5つの結合容量21 ,22 ,〜2
5 は、いずれも容量アレイの最小容量値Cの(4/3)
倍の容量値(4C/3)を持つている。この結合容量2
の容量値(4C/3)は、図1中のa点,b点,c点,
d点またはe点の各点より左側を、アナログスイッチS
5〜S12が全てグランドに接続された状態で見たとき
の合成容量値が、最小容量値Cに等しくなるように決め
られている。
【0027】次に示す表1は、8ビット〜16ビットD
/A変換回路における、結合容量で結合される容量列1
の段数Xの値、又は結合容量2の個数と全容量値との関
係を示す。
【0028】
【表1】 この表1中、容量列の段数X=2(結合容量数=1)の
場合は、従来技術である2段容量形に相当する。表1よ
り明らかなように、特に第1発明である段数Xの値がデ
ィジタル入力の全ビット数(分解能)の1/2の時、全
容量値は最小となる(表1中の四角枠で囲んだ値)。こ
れは、各容量列ごとの桁数(従ってアナログスイッチS
で切替わる容量の個数)が2つの場合に相当する。
【0029】表1に示すとおり、図1に示すD/A変換
回路の全容量値は、25.7Cであり、他方、図5に示
した従来例の全容量値は、128.0Cである。このよ
うに本第1発明によって、従来例に比べ全容量値を著し
く小さくできることが分かる。図1の動作は、図3の場
合と同じ考え方で説明される。
【0030】(実施の形態2)図2は第2発明の一実施
例としての多段(本例では12ビット12段)容量形D
/A変換回路の構成を示す。このD/A変換回路におい
ては容量列1の段数X=12、つまりディジタル入力全
ビット数12に等しく、従って結合容量2が2 1
2 ,〜211の11個、かつ各容量列11 ,12 ,〜1
12ごとの桁数が等しく1となっている。
【0031】12個の容量列11 ,12 ,〜112は、全
て最小容量値Cを持つ1つの容量からなる。11個の結
合容量21 ,22 ,〜211は、いずれも容量アレイの最
小容量値Cの2倍の容量値2Cを持つ。この結合容量2
の容量値2Cは、図2中の結合容量21 〜211のそれぞ
れの右側の端子から左側を、アナログスイッチS5〜S
12が全てグランドに接続された状態で見たときの合成
容量値が、最小容量値Cに等しくなるように決められて
いる。
【0032】図2のD/A変換回路の全容量値は表1に
示すように35Cで、図1の回路の全容量値25.7C
には及ばないが、図5の従来回路の全容量値128.0
に比べれば充分小さい。しかも図2のD/A変換回路で
は容量値Cずつと2Cずつの容量素子がそれぞれ並んだ
構成であり、IC上に容量素子を実現する際に容量値の
精度を高めることが容易になる。
【0033】図2の動作も、図3の場合と同じ考え方で
説明される。
【0034】
【発明の効果】本発明では容量型のD/A変換器におい
て、基本的に、容量列を3段以上(容量列段数X≧3、
結合容量を2つ以上)設ける構成とし、第1発明では容
量列の段数をディジタル入力の全ビット数(分解能)の
1/2として、容量列1段ごとをC(最小容量値)と2
Cの各容量値を持つ2つの容量で、また結合容量を容量
値4C/3の容量で構成するようにしたので、従来の技
術である、結合容量が1つの場合に比べて、各容量列中
のバイナリーに重み付けされた最大容量値が著しく抑え
られ、D/A変換回路の全容量値を最小にすることがで
きる。
【0035】また第2発明では、容量列の段数をディジ
タル入力の全ビット数に等しくして、容量列1段ごとを
最小容量値Cの単一容量で、また結合容量を容量値2C
の容量で構成するようにしたので、D/A変換回路の全
容量値は最小ではないももの、従来に比べては充分小さ
く、さらにD/A変換回路を容量値Cの容量の組合わせ
配列で構成できるので、D/A変換回路をICチップ上
に実現する際に容量素子の精度を高めることが容易にな
る。
【0036】従来技術と、容量列段数Xの値がディジタ
ル入力全ビット数の1/2の時の全容量値の比較を次の
表2に示す。
【0037】
【表2】 この表2より、第1発明の10ビットD/A変換回路の
全容量値は従来の33%まで小さくなっており、同じく
第1発明の16ビットD/A変換回路では、従来の6・
7%という非常に小さな容量値で構成できることが分か
る。
【0038】前述のように、容量型D/A変換回路をチ
ップ上で実現する場合、チップ全体の面積に占める容量
の面積の割合は大きく、容量値が1/2に小さくなれ
ば、ほぼD/A変換回路全体も1/2近く小さくでき
る。チップ面積の大きさはコストに直結するので、本発
明では大幅なチップ面積の削減、すなわち大幅なコスト
の削減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施例としての多段容量形D/A
変換回路の構成図
【図2】第2発明の一実施例としての多段容量形D/A
変換回路の構成図
【図3】本発明を説明するための多段容量形D/A変換
回路の構成図
【図4】図3の動作説明図
【図5】図1に対応する従来の2段容量形D/A変換回
路の構成例を示す図
【図6】図5の動作説明図
【符号の説明】
1(11 〜112) 容量列 2(21 〜211) 結合容量 3 終端容量 S(S1〜S12) アナログスイッチ Vout アナログ出力 Vref 基準電圧源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数桁のディジタル入力の、桁順に並ぶ2
    桁のビットごとに設けられ、該2桁の各ビットに1対1
    に対応する容量を持ち、該容量のうち上位桁側の容量の
    値が下位桁側の容量の値(以下基準容量値という)の2
    倍であるような容量列を3段以上備えると共に、 該容量列の全段の各容量の一端を、当該の容量に対応す
    るディジタル入力が“1”であるか“0”であるかに応
    じて、それぞれ基準電圧源か接地点に接続するアナログ
    スイッチ群と、 前記容量列1段ごとの各容量の他端を一括してなる接続
    点を、桁順で隣接する容量列の段間ごとに結合する、基
    準容量値の(4/3)倍の容量値を持つ結合容量と、 前記容量列のうち、ディジタル入力の最下位ビットに対
    応する容量を持つ容量列の各容量の前記他端を一括して
    なる接続点と接地点間に設けられ、基準容量値と等しい
    容量値を持つ終端容量とを備え、 前記容量列のうち、ディジタル入力の最上位ビットに対
    応する容量を持つ容量列の各容量の前記他端を一括して
    なる接続点をアナログ出力端子とすることを特徴とする
    D/A変換回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のD/A変換回路におい
    て、 前記容量列をディジタル入力の1桁に対応する基準容量
    値の容量のみで構成して、この新たな容量列をディジタ
    ル入力の桁数分設け、前記結合容量の容量値を基準容量
    値の2倍としたことを特徴とするD/A変換回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のD/A変換回路
    において、 半導体集積回路からなることを特徴とするD/A変換回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071814A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Toppoly Optoelectronics Corp デジタルアナログコンバータ

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JP2009071814A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Toppoly Optoelectronics Corp デジタルアナログコンバータ

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