JP2001188619A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001188619A JP37439899A JP37439899A JP2001188619A JP 2001188619 A JP2001188619 A JP 2001188619A JP 37439899 A JP37439899 A JP 37439899A JP 37439899 A JP37439899 A JP 37439899A JP 2001188619 A JP2001188619 A JP 2001188619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力の消費量が少ない電源装置を提供する。 【解決手段】 電源装置は、昇圧回路21と、出力回路
22と、電源切替回路23と、分圧抵抗R1〜R4と、
から構成されている。昇圧回路21は、電源電圧VDD
から昇圧電圧Vprを生成する。分圧抵抗R1〜R4
は、昇圧電圧Vprから分圧電圧Vd1〜Vd3を生成
する。出力回路22は、複数設けられ、動作電圧を供給
されることによって分圧電圧Vd1〜Vd3をそれぞれ
増幅して外部装置に出力する。電源切替回路23は、基
準電圧と分圧電圧Vd1〜Vd3とをそれぞれ比較し、
基準電圧の方が大きい場合に、電源電圧VDDを動作電
圧として出力回路22に供給し、基準電圧の方が小さい
場合に、昇圧電圧Vprを動作電圧として出力回路22
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源装置に関
し、特に、消費電力が小さい電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等に用いられる電源装置
は、例えば4つの駆動電圧を生成する場合、図4に示す
ように構成されている。具体的には、電源装置は、昇圧
回路121と、複数の出力回路122と、分圧抵抗R1
1〜R14と、から構成されている。昇圧回路121
は、図示せぬ外部電源から供給された電源電圧VDDを
昇圧することによって、駆動電圧の1つ(駆動電圧V
4)となる昇圧電圧Vprを生成する。また、昇圧電圧
Vprは、分圧抵抗R11〜R14によって分圧され
る。分圧された昇圧電圧Vprは、昇圧電圧Vprを電
源として動作する出力回路122によって、駆動電圧V
1〜V3として液晶表示装置等の駆動回路に出力され
る。
【0003】出力回路122は、例えば、増幅率が1倍
のボルテージフォロア回路から構成される。このボルテ
ージフォロア回路には、図5(a)に示すNバッファ
と、図5(b)に示すPバッファの2種類がある。Nバ
ッファは、図5(a)に示すように、定電流回路131
が設けられた差動段と、N型MOSトランジスタTN及
び定電流回路132とが設けられた出力段と、を備えて
いる。定電流回路131は、差動段に流れる電流の大き
さを一定に制御し、定電流回路132は、出力段に流れ
る電流の大きさを一定に制御する。一方、Pバッファ
は、図5(b)に示すように、定電流回路133が設け
られた差動段と、P型MOSトランジスタTP及び定電
流回路134とが設けられた出力段と、を備えている。
定電流回路133は、差動段に流れる電流の大きさを一
定に制御し、定電流回路134は、出力段に流れる電流
の大きさを一定に制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のように
構成された電源装置は、出力回路122の動作電圧が昇
圧電圧Vprであるため、液晶表示装置を駆動するため
の電荷を昇圧回路121が全て供給しなければならず、
出力回路122が大型化し、消費電力が大きくなるとい
う問題がある。例えば、電源装置で消費される電流を少
なくし、昇圧回路121を小型化するために、上記定電
流回路131〜134が供給する定電流を、液晶表示装
置等を駆動可能な最低のレベルに設定すると、安定した
駆動電圧を生成できなくなる。具体的には、N型MOS
トランジスタTN又はP型MOSトランジスタTPに印
加されるゲート電圧にノイズが発生すると、出力される
駆動電圧のレベルが変動する。しかし、上記したよう
に、定電流を最低レベルに設定すると、ゲート電圧に生
じたノイズを短時間で緩和することができない。このた
め、出力される駆動電圧のレベルは不安定となる。
【0005】一方、上記ゲート電圧に生じたノイズを短
時間で緩和するために、上記定電流回路131〜134
が供給する定電流のレベルを大きく設定すると、前述の
ように、電源装置で消費される電流が多くなると共に昇
圧回路121の回路規模が大きくなってしまう。また、
出力回路122の動作電圧を電源電圧VDDとすると、
電源電圧VDDより高い、分圧電圧を出力できなくな
る。従って、本発明は、動作信頼性の高い電源装置を提
供することを目的とする。また、本発明は、低消費電力
で安定した電圧を出力可能な電源装置を提供することを
他の目的とする。さらに、本発明は、小容量の昇圧回路
を備える電源装置を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の電源装置は、供給された第1電圧から、
第1電圧よりも高い第2電圧と、第2電圧よりも低い第
3電圧を生成する電圧生成手段と、動作電圧を供給され
ることによって前記第3電圧を外部装置に出力する出力
手段と、前記第2電圧より低い基準電圧と前記第3電圧
とを比較し、該基準電圧の方が大きい場合に、前記基準
電圧を前記動作電圧として前記出力手段に供給し、該基
準電圧の方が小さい場合に、前記第2電圧を前記動作電
圧として前記出力手段に供給する供給手段と、から構成
されることを特徴とする。この発明によれば、出力手段
が出力する電圧の大きさによって、出力手段に供給する
動作電圧の大きさを変えることができる。このため、電
源装置で消費される電力を従来よりも小さくすることが
できる。さらに、電圧生成手段の回路規模を抑えること
ができる。
【0007】前記供給手段は、前記基準電圧を前記動作
電圧として前記出力手段に供給するための第1スイッチ
ング手段と、前記第2電圧を前記動作電圧として前記出
力手段に供給するための第2スイッチング手段と、前記
基準電圧と前記第3電圧とを比較し、該基準電圧の方が
大きい場合に前記第1スイッチング手段をオンし、該基
準電圧の方が小さい場合に前記第2スイッチング手段を
オンする電圧供給路切替手段と、を備えてもよい。
【0008】前記供給手段は、前記基準電圧を分圧する
ことによって前記基準電圧をより低い比較電圧を生成す
る第1の分圧回路と、この比較電圧と前記第3電圧とを
比較する比較手段を備え、前記電圧生成手段は、前記第
1電圧を昇圧することによって前記第2電圧を生成する
昇圧手段と、前記第2電圧を分圧することによって該第
2電圧よりも低い第3電圧を生成するための第2の分圧
回路と、を備えてもよい。
【0009】前記電圧生成手段は、前記第2電圧を分圧
することによって、前記第3電圧を含む複数の分圧電圧
を生成するための分圧回路をさらに備え、前記出力手段
は、前記分圧電圧から液晶表示装置を駆動するための駆
動電圧を生成するために設けられた複数のボルテージフ
ォロア回路であり、前記供給手段は、前記基準電圧と複
数の前記分圧電圧とをそれぞれ比較し、該分圧電圧の方
が小さい場合に、該分圧電圧から前記駆動電圧を生成す
る前記ボルテージフォロア回路に、前記第1電圧を前記
動作電圧として供給し、該分圧電圧の方が大きい場合
に、該分圧電圧から前記駆動電圧を生成する前記ボルテ
ージフォロア回路に、前記第2電圧を前記動作電圧とし
て供給してもよい。
【0010】前記基準電圧は、前記出力手段が、前記第
1電圧を動作電圧として、予め設定された大きさの電圧
を出力可能であるか否かを判別するための基準となる電
圧であり、前記供給手段は、前記基準電圧と前記第3電
圧とを比較することによって、前記出力手段が、前記第
1電圧を動作電圧として、予め設定された大きさの電圧
を出力可能であるか否かを判別し、前記出力手段が、前
記第1電圧を動作電圧として、予め設定された大きさの
電圧を出力可能であると判別した場合に、前記第1電圧
を前記動作電圧として前記出力手段に供給してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態にかか
る電源装置について図面を参照して説明する。なお、以
下の説明では、電源装置を液晶表示装置に適用した場合
を例として説明する。上記液晶表示装置は、例えば図1
に示すように構成されている。具体的には、液晶表示装
置は、表示パネル1と、電源装置2と、行ドライバ3
と、列ドライバ4と、制御装置5とから構成される。
【0012】液晶パネル1は、対向して配置された一対
の基板と、一方の基板上に行方向に形成された複数の走
査電極11と、他方の基板上に列方向に形成された複数
の信号電極13と、一対の基板間に封止された液晶と、
から構成されている。そして、液晶パネル1は、走査電
極11と信号電極13との交点で定義される複数の画素
により画像を表示する。電源装置2は、電池等の外部電
源(図示せず)から供給された電源電圧VDDを用い
て、液晶表示装置を駆動するための駆動電圧を生成し、
行ドライバ3及び列ドライバ4に供給する。なお、電源
装置2の詳しい構成及び動作については後述する。
【0013】行ドライバ3は、表示パネル1の走査電極
11に接続され、電源装置2によって供給された駆動電
圧から走査電圧を生成する。そして、行ドライバ3は、
生成した走査電圧を、所定のタイミングで走査電極11
に順次供給することによって、走査電極11を走査す
る。列ドライバ4は、表示パネル1の信号電極13に接
続され、電源装置2によって供給された駆動電圧から信
号電圧を生成する。そして、列ドライバ4は、生成した
信号電圧を、所定のタイミングで信号電極13に供給す
る。
【0014】制御装置5は、記録媒体等を介して提供さ
れたプログラムやデータ等に従って、行ドライバ3及び
列ドライバ4の動作を制御する。具体的には、例えば、
制御装置5は、行ドライバ3が走査電圧を供給するタイ
ミング、及び、列ドライバ4が信号電圧を供給するタイ
ミングを制御する。これによって、制御装置5は、表示
パネル1に所定の画像を表示させる。
【0015】次に、上記電源装置2の詳しい構成につい
て、V1,V2,V3及びV4の4つの異なる電圧を発
生する電源装置を例にして説明する。電源装置2は、例
えば図2に示すように、昇圧回路21と、ボルテージフ
ォロア回路から構成された3つの出力回路22と、3つ
の電源切替回路23と、分圧抵抗R1〜R4と、から構
成されている。昇圧回路21は、その入力端子が電源装
置2の電源入力端子(図示せず)に接続され、この電源
入力端子に接続された外部電源から供給される電源電圧
VDDを昇圧して昇圧電圧Vprを生成する。また、昇
圧回路21の出力端子は行ドライバ3及び列ドライバ4
に接続され、昇圧電圧Vprは駆動電圧の1つである駆
動電圧V4として行ドライバ3及び列ドライバ4に出力
される。
【0016】分圧抵抗R1〜R4は、分圧抵抗R1,R
2,R3,R4の順で、グランドと昇圧回路21の出力
端子との間に直列に接続されている。なお、分圧抵抗R
1がグランドに接続され、分圧抵抗R4が昇圧回路21
の出力端子に接続されている。これによって、昇圧回路
21から出力された昇圧電圧Vprは、分圧抵抗R1〜
R4によって分圧される。また、グランドからは、接地
電圧VGNDが行ドライバ3及び列ドライバ4に供給さ
れる。
【0017】出力回路22は、3つ設けられ、その入力
端子は、分圧抵抗R1とR2、R2とR3、及び、R3
とR4のそれぞれの間に接続されている。そして、出力
回路22は、分圧された分圧電圧Vd1〜Vd3を1倍
に増幅し、駆動電圧V1〜V3として行ドライバ3及び
列ドライバ4に出力する。電源切替回路23は、各出力
回路22に1つずつ設けられ、出力回路22を動作させ
るための動作電圧の供給路を切り替える。電源切替回路
23は、例えば図3に示すように、抵抗24,25と、
コンパレータ26と、反転回路27と、低電源トランジ
スタ28と、高電源トランジスタ29と、から構成され
ている。
【0018】抵抗24及び抵抗25は、外部電源から供
給される電源電圧VDDを分圧するために設けられてい
る。このため、抵抗24及び抵抗25は、電源入力端子
(図示せず)とグランドとの間に直列に接続されてい
る。なお、抵抗24が電源入力端子に接続され、抵抗2
5がグランドに接続されている。また、抵抗24の抵抗
値は、抵抗25の抵抗値よりも非常に小さい。このた
め、抵抗24と抵抗25との間の電圧Vdivは、電源
電圧VDDよりも少しだけ(例えば、約0.6V)低
い。
【0019】コンパレータ26は、出力回路22に入力
される分圧電圧Vdと抵抗24と抵抗25との間の電圧
Vdivとを比較することにより、間接的に、電源電圧
VDDと分圧電圧Vdとを比較する。そして、電圧Vd
ivが分圧電圧Vd以上である場合、コンパレータ26
は、ハイレベルの信号Hを出力する。一方、電圧Vdi
vが分圧電圧Vdより低い場合、コンパレータ26は、
ローレベルの信号Lを出力する。コンパレータ26から
出力された信号H及び信号Lは、反転回路27を介して
低電源トランジスタ28のゲートに出力されると共に、
高電源トランジスタ29のゲートに出力される。即ち、
コンパレータ26の一方の入力端子は抵抗24と抵抗2
5との間に接続され、他方の入力端子は出力回路22の
入力端子に接続され、出力端子は反転回路27の入力端
子及び高電源トランジスタ29のゲートに接続されてい
る。
【0020】反転回路27は、コンパレータ26の出力
信号を反転して、低電源トランジスタ28のゲートに供
給する。具体的には、反転回路27は、信号Hを信号L
に反転し、信号Lを信号Hに反転する。低電源トランジ
スタ28は、バックゲートがソースに接続されたpMO
Sトランジスタであり、外部電源からの電源電圧VDD
を出力回路22の動作電圧として供給するために設けら
れている。このため、低電源トランジスタ28のソース
は、電源入力端子(図示せず)に接続され、ドレインは
出力回路22の電源端子に接続されている。なお、低電
源トランジスタ28は、コンパレータ26から信号Hが
出力された場合にオンし、信号Lが出力された場合にオ
フする。
【0021】高電源トランジスタ29は、バックゲート
がソースに接続されたpMOSトランジスタであり、昇
圧回路21が昇圧した昇圧電圧Vprを出力回路22の
動作電圧として供給するために設けられている。このた
め、高電源トランジスタ29のソースは、昇圧回路21
の出力端子に接続され、ドレインは出力回路22の電源
端子に接続されている。なお、高電源トランジスタ29
は、コンパレータ26から信号Hが出力された場合にオ
フし、信号Lが出力された場合にオンする。
【0022】以上のように構成された電源切替回路23
によって動作電圧を供給される出力回路22は、原理的
には、増幅する分圧電圧Vdと同じ大きさの動作電圧を
供給されれば、分圧電圧Vdを1倍に増幅することがで
きる。しかし、実際には、出力回路22は、分圧電圧V
dの大きさよりも一定以上(例えば、0.6V以上)高
い動作電圧を供給されなければ正しく増幅することがで
きない。
【0023】以上の理由から、電源切替回路23のコン
パレータ26は、電源電圧VDDを抵抗24及び抵抗2
5によって一定の大きさだけ低くした電圧Vdivと分
圧電圧Vdとを比較する。そして、電源切替回路23
は、電圧Vdivが分圧電圧Vd以上である場合に、即
ち、電源電圧VDDが分圧電圧Vdより大きい場合に、
電源電圧VDDを動作電圧として出力回路22に供給す
る。また、電源切替回路23は、電圧Vdivが分圧電
圧Vdより低い場合に、即ち、分圧電圧Vdが電源電圧
VDD以上である場合に、昇圧電圧Vprを動作電圧と
して出力回路22に供給する。このように、適切な大き
さの動作電圧が出力回路22に供給されるため、電源装
置2で消費される電力は従来よりも小さい。
【0024】次に、以上のように構成された電源装置2
を備えた液晶表示装置の動作について説明する。なお、
以下の説明では、分圧電圧Vd1は、抵抗24,25に
よって分圧された電圧Vdivよりも小さく、分圧電圧
Vd2,Vd3は、電圧Vdivよりも大きいとする。
【0025】始めに、外部電源が電源装置2の電源入力
端子に接続される。これによって、電源電圧VDDが昇
圧回路21に供給される。昇圧回路21は、電源電圧V
DDを昇圧することによって昇圧電圧Vprを生成す
る。そして、昇圧電圧Vprは、駆動電圧V4として行
ドライバ3及び列ドライバ4に出力されると共に、分圧
抵抗R1〜R4によって分圧される。分圧抵抗R1と分
圧抵抗R2との間に設けられた電源切替回路23のコン
パレータ26は、分圧電圧Vd1と電圧Vdivとを比
較する。上記したように、分圧電圧Vd1は電圧Vdi
vよりも小さいので、コンパレータ26は、ハイレベル
の信号Hを、反転回路27及び高電源トランジスタ29
に出力する。これによって、高電源トランジスタ29が
オフする。
【0026】反転回路27は、コンパレータ26から出
力された信号Hを信号Lに反転して低電源トランジスタ
28に出力する。これによって、低電源トランジスタ2
8がオンする。以上のようにして、分圧抵抗R1と分圧
抵抗R2との間に接続された出力回路22に、電源電圧
VDDが動作電圧として供給される。
【0027】一方、分圧抵抗R2と分圧抵抗R3との
間、及び、分圧抵抗R3と分圧抵抗R4との間に設けら
れた電源切替回路23のコンパレータ26は、それぞれ
分圧電圧Vd2,Vd3と電圧Vdivとを比較する。
上記したように、分圧電圧Vd2,Vd3は、電圧Vd
ivよりも大きいので、コンパレータ26は、ローレベ
ルの信号Lを、反転回路27及び高電源トランジスタ2
9に出力する。これによって、高電源トランジスタ29
がオンする。反転回路27は、コンパレータ26から出
力された信号Lを信号Hに反転して低電源トランジスタ
28に出力する。これによって、低電源トランジスタ2
8がオフする。
【0028】これにより、分圧抵抗R2と分圧抵抗R3
との間、及び、分圧抵抗R3と分圧抵抗R4との間に接
続された出力回路22に、昇圧電圧Vprが動作電圧と
して供給される。そして、動作電圧を供給された出力回
路22は、それぞれ分圧電圧Vd1〜Vd3を1倍に増
幅し、駆動電圧V1〜V3として行ドライバ3及び列ド
ライバ4に出力する。以上のようにして、接地電圧VG
ND及び駆動電圧V1〜V4が、電源装置2から行ドラ
イバ3及び列ドライバ4に出力される。
【0029】行ドライバ3は、電源装置2によって供給
された接地電圧VGND及び駆動電圧V1〜V4から走
査電圧を生成し、制御装置5の制御に従って、生成した
電圧を走査電圧として所定のタイミングで走査電極11
に順次供給する。列ドライバ4は、電源装置2によって
供給された接地電圧VGND及び駆動電圧V1〜V4か
ら信号電圧を生成し、制御装置5の制御に従って、生成
した電圧を信号電圧として所定のタイミングで信号電極
13に供給する。具体的には、行ドライバ3及び列ドラ
イバ4は、電源装置2から供給された接地電圧VGND
及び駆動電圧V1〜V4の中から、表示パネル1の液晶
を駆動するために必要な電圧を選択して供給する。例え
ば、行ドライバ3は、駆動電圧V4を選択し、走査電圧
として走査電極11に供給する。一方、列ドライバ4
は、接地電圧VGNDを選択し、信号電圧として信号電
極13に供給する。これにより、電源装置2で生成され
る最大の電圧が、表示パネル1の液晶に印加される。ま
た、行ドライバ3が接地電圧VGNDを選択し、列ドラ
イバ4が駆動電圧V4を選択することによって、表示パ
ネル1の液晶に上記とは逆極性の電圧を印加することが
できる。これによって、表示パネル1に所定の画像が表
示される。
【0030】上記したように、各電源切替回路23は、
出力回路22への動作電圧の供給路を切り替えることに
よって、即ち、出力回路22の電源を切り替えることに
よって、出力回路22に適切な大きさの動作電圧を供給
することができる。このように、各出力回路22に適切
な大きさの動作電圧が供給されることによって、電源装
置2で消費される電力が小さくなり、結果として、電源
装置2を備えた液晶表示装置の消費電力も小さくなる。
【0031】また、電源電圧VDDよりも小さい分圧電
圧Vdを増幅する出力回路22は、外部電源から直接動
作電圧を供給されるので、昇圧回路21は、液晶表示装
置を駆動するために必要な全ての電荷を供給する能力を
備えている必要がない。即ち、従来よりも電荷供給能力
の低い昇圧回路21を用いることができる。結果とし
て、安価な電源装置2及び液晶表示装置を提供すること
ができる。
【0032】なお、上記実施の形態では、分圧抵抗Rに
よって分圧された分圧電圧Vdが3つの場合について説
明したが、分圧電圧Vdの数は必要に応じて任意に変更
することができる。但し、出力回路22及び電源切替回
路23は、1つの分圧電圧Vdについて1つずつ設けら
れなければならない。これによって、上記と同様の効果
を得ることができる。また、上記実施の形態では、電源
電圧VDDと分圧電圧Vdとを比較し、電源電圧VDD
が分圧電圧Vdより高いときに、この電源電圧VDDを
出力回路22の動作電源に選択する場合について述べた
が、これに限らず、分圧電圧Vdと比較する電圧は、昇
圧回路により昇圧された昇圧電圧Vprより低い電圧で
あれば良く、比較される分圧電圧Vdより電圧が高い他
の分圧電圧Vdであっても良く、この場合にも、出力回
路22の動作電源の電圧を低くすることができるから、
消費電力は低減する。
【0033】また、上記抵抗24及び抵抗25の代わり
に降圧回路を設け、この降圧回路によって電源電圧VD
Dよりも小さい降圧電圧を生成してもよい。この場合、
コンパレータ26は、分圧電圧Vdと降圧電圧を比較す
ることによって、出力回路22への動作電圧の供給路を
切り替える。
【0034】また、上記低電源トランジスタ28及び高
電源トランジスタ29はnMOSトランジスタであって
もよい。この場合、反転回路27は、低電源トランジス
タ28のゲートとコンパレータ26との間ではなく、高
電源トランジスタ29とコンパレータ26との間に接続
される。
【0035】さらに、本発明の電源装置は、液晶表示装
置だけでなく、PDP(プラズマディスプレイ)、EL
(エレクトロルミネッセンス)パネル、FED(フィー
ルドエミッションディスプレイ)等の表示装置に適用す
ることができる。また、本発明の電源装置は、表示装置
以外の装置に電圧を供給する電源装置としても適用可能
である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力手段が増幅する電圧の大きさによって、出力手段に
供給する動作電圧の大きさを変えることができる。これ
により、電力の消費量が少ない電源装置を提供すること
ができる。また、本発明によれば、電流供給能力が高い
回路を用いる必要がないため、安価な電源装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の
構成を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の電源装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2の電源切替回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】従来の電源装置の構成を示す図である。
【図5】図4に示した電源装置を構成する出力回路の構
成図である。
【符号の説明】
1・・・表示パネル、2・・・電源装置、3・・・行ドライバ、
4・・・列ドライバ、5・・・制御装置、11・・・走査電極、
13・・・信号電極、21・・・昇圧回路、22・・・出力回
路、23・・・電源切替回路、24,25・・・抵抗、26・・
・コンパレータ、27・・・反転回路、28・・・低電源トラ
ンジスタ、29・・・高電源トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された第1電圧から、第1電圧よりも
    高い第2電圧と、第2電圧よりも低い第3電圧を生成す
    る電圧生成手段と、 動作電圧を供給されることによって前記第3電圧を外部
    装置に出力する出力手段と、 前記第2電圧より低い基準電圧と前記第3電圧とを比較
    し、該基準電圧の方が大きい場合に、前記基準電圧を前
    記動作電圧として前記出力手段に供給し、該基準電圧の
    方が小さい場合に、前記第2電圧を前記動作電圧として
    前記出力手段に供給する供給手段と、 から構成されることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記供給手段は、 前記基準電圧を前記動作電圧として前記出力手段に供給
    するための第1スイッチング手段と、 前記第2電圧を前記動作電圧として前記出力手段に供給
    するための第2スイッチング手段と、 前記基準電圧と前記第3電圧とを比較し、該基準電圧の
    方が大きい場合に前記第1スイッチング手段をオンし、
    該基準電圧の方が小さい場合に前記第2スイッチング手
    段をオンする電圧供給路切替手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記供給手段は、前記基準電圧を分圧する
    ことによって前記基準電圧より電圧が低い比較電圧を生
    成する第1の分圧回路と、この比較電圧と前記第3電圧
    を比較する比較手段を備え、 前記電圧生成手段は、前記第1電圧を昇圧することによ
    って前記第2電圧を生成する昇圧手段と、前記第2電圧
    を分圧することによって該第2電圧よりも低い第3電圧
    を生成するための第2の分圧回路と、を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記電圧生成手段は、前記第2電圧を分圧
    することによって、前記第3電圧を含む複数の分圧電圧
    を生成するための分圧回路をさらに備え、 前記出力手段は、前記分圧電圧から液晶表示装置を駆動
    するための駆動電圧を生成するために設けられた複数の
    ボルテージフォロア回路であり、 前記供給手段は、前記基準電圧と複数の前記分圧電圧と
    をそれぞれ比較し、該分圧電圧の方が小さい場合に、該
    分圧電圧から前記駆動電圧を生成する前記ボルテージフ
    ォロア回路に、前記第1電圧を前記動作電圧として供給
    し、該分圧電圧の方が大きい場合に、該分圧電圧から前
    記駆動電圧を生成する前記ボルテージフォロア回路に、
    前記第2電圧を前記動作電圧として供給する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】前記基準電圧は、前記出力手段が、前記第
    1電圧を動作電圧として、予め設定された大きさの電圧
    を出力可能であるか否かを判別するための基準となる電
    圧であり、 前記供給手段は、前記基準電圧と前記第3電圧とを比較
    することによって、前記出力手段が、前記第1電圧を動
    作電圧として、予め設定された大きさの電圧を出力可能
    であるか否かを判別し、前記出力手段が、前記第1電圧
    を動作電圧として、予め設定された大きさの電圧を出力
    可能であると判別した場合に、前記第1電圧を前記動作
    電圧として前記出力手段に供給する、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の
    電源装置。
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