JP2001187665A - シート状媒体処理装置 - Google Patents
シート状媒体処理装置Info
- Publication number
- JP2001187665A JP2001187665A JP37329199A JP37329199A JP2001187665A JP 2001187665 A JP2001187665 A JP 2001187665A JP 37329199 A JP37329199 A JP 37329199A JP 37329199 A JP37329199 A JP 37329199A JP 2001187665 A JP2001187665 A JP 2001187665A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- medium
- tray
- aligning
- processing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pile Receivers (AREA)
Abstract
記排出の方向と直交するシフト方向に移動するトレイ上
に、きれいに揃えられた状態で仕分けることができる簡
単な構成のシート状媒体処理装置を提供すること。 【解決手段】トレイ12に積載されるシート状媒体Sを
揃える揃え手段として、排出手段から排出されたシート
状媒体Sがトレイ12上に完全に積載される前に、当該
シート状媒体Sの排出方向aと平行な当該シート状媒体
の端面に揃え部102a、103aを接離させて前記端
面の位置を揃える揃え動作を行なう揃え部材102、1
03を設けた。
Description
後処理装置、画像形成装置と後処理装置との組み合わせ
からなる画像形成後処理装置、シート状媒体処理装置に
関する。
みの用紙にファイリング用のパンチ穴をあけるパンチユ
ニットや、ステープル手段、押印などの後処理を行なう
後処理装置や画像形成装置において、排出手段から排出
されてくる用紙は排紙トレイ、積載トレイ等と称される
トレイ上に積載されるようになっている。積載された用
紙は、その後の利用上、自動整合されるようになってい
るが、用紙揃えの程度つまり、整合の精度が問題とな
る。
において、例えば図示しない画像形成装置において画像
形成されて搬送方向Aに沿って当該用紙処理装置に向け
て送られてきたシート状媒体(以下、用紙という)S
は、用紙の通過を検知する排紙センサ38を経て排出手
段としての一対の排紙コロ3に導かれる。排紙コロ3の
下方にはトレイ12が位置している。排紙コロ3から搬
送方向の延長上である排出方向a(略水平面内で排紙コ
ロ3の軸線と直交する方向)に排出された用紙Sは該用
紙Sの後端部が排紙コロ3から離れた後、慣性と自重に
より斜め下向きの落下方向Bに向けて落下してトレイ1
2上に積載される。
イ12の上面から排紙コロ3のニップ部までの距離、用
紙Sがトレイ12面上に積載されている場合にはこの積
載された用紙Sの最上面から上記ニップ部までの自由落
下距離Lだけ用紙Sは自由落下して着地することとな
る。
を有しているので、トレイ12は水平面内で排紙方向a
と直交するシフト方向cに、仕分けに必要な所定量、例
えば4mm程度のストロークで往復動することができ
る。このため、トレイ12はシフト方向cに延びる台座
4に摺動可能に保持されていて、図示しない駆動機構に
より台座4上をシフト方向cに往復動することができる
ようになっている。
止しているトレイ12上に、所定の仕分け枚数の用紙が
積載される。例えば、8枚の用紙を1部として数部の用
紙束を仕分けして積載する場合には、トレイ12が往
動端にあるときに、排紙コロ3から順次8枚の用紙が次
々と排出されて積載される。次いで、トレイ12が復
動端に移動し、この復動端にあるときに、排紙コロ3か
ら用紙Sが排出され積載される。復動端において8枚
の用紙が積載されると次に、トレイ12が往動端に移動
し、上記と同様の動作が行なわれる。
束が積載されるまで繰り返される。その結果、トレイ1
2上には、8枚1組の用紙束を1部とし、各部間の用紙
端面の段差が8mmの凹凸状の段差で仕分けられた積載
状態を得ることができる。
置において、従来、排紙コロ3から排出された用紙S
は、ただ、自由落下してトレイ12に積載されるだけで
あった。すなわち、排紙コロ3から離れた用紙Sはトレ
イ12に積載されるまでフリーな状態であり、画像形成
装置から受け取った用紙Sの横レジストがずれたり、あ
るいは、スキューしたりすると、トレイ12上に積載さ
れる用紙のシフト方向cにおける用紙端面が用紙間で揃
わず、横ずれ量Δの用紙の不揃えを生じてしまう。
れた用紙束を次工程の例えば、パンチ機にかけたりする
ため、精度の良い仕分け状態での積載が要求されてい
る。揃え精度の悪い用紙束であると、シフトトレイから
取り出した用紙束を再び人の手によって揃えてからパン
チ機にかけなければならず作業効率の面で無駄が発生し
てしまう。したがって、上のセグメント例えば所謂コピ
ー業者は、積載された用紙について厳しい揃え精度を要
求し、揃え精度の向上が望まれている。
送方向に直交する幅方向の両側にそれぞれ独立して移動
可能な2個の整合部材を設け、これらの整合部材が、幅
方向のシート揃え処理と、シートを部数毎に仕分けるシ
フト処理との二つの処理の動作を実行する技術が開示さ
れているが、整合部材がシート揃え処理とシフト処理の
二つの処理をための動作を行なう関係で、機構が複雑な
構成となっている。 (b)特開平5−286609号公報には、シート排出
方向を横切る方向に移動可能なキャリッジ上にシートを
送り出し、キャリッジ上のシートがセンサにより検知さ
れるまでキャリッジを移動してシートの位置を整合する
ものであるが、積載された多数のシート相互の整合に適
した技術とはいえない。 (c)特許公報(特許番号第2761221号)には、
整合手段であるジョガーフェンスにより排紙トレー上の
転写紙を整合する技術が開示されているが、排紙トレー
上の転写紙を整合するものであるため、仕分けを行うこ
とができない。 (d)実開平5−10367号公報には、排紙トレイ上
に直立対向して設けた2つの排紙サイドフェンス間に用
紙を積載するものであって、これらサイドフェンスの各
内側に突出、退避可能な案内部を設け、サイドフェンス
間に送り出された用紙を突出状態の上記案内部により湾
曲させてから、当該案内部を退避させて用紙を排紙トレ
イ上に自然落下させるものであるが、用紙を仕分けるこ
とはできない。
により、シート状媒体がきれいに揃えられ、かつ、仕分
けられた状態で得ることのできるシート状媒体処理装置
を提供することを目的とする。
成するため、以下の構成とした。 (1).搬送されてくるシート状媒体を排出する排出手
段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積
載するトレイと、このトレイを当該トレイ上に積載され
たシート状媒体を仕分けるのに必要な所定量、前記排出
の方向と直交するシフト方向に移動させて仕分け動作を
行なうトレイ移動手段とを備えたシート状媒体処理装置
において、前記トレイに積載されるシート状媒体を揃え
る揃え手段を具備し、この揃え手段は、前記排出手段か
ら排出されたシート状媒体が前記トレイ上に完全に積載
される前に、当該シート状媒体の排出方向と平行な当該
シート状媒体の端面に揃え部を接離させて前記端面の位
置を揃える揃え動作を行なう揃え部材を有する構成とし
た(請求項1)。 (2).(1)記載のシート状媒体処理装置において、
前記揃え部材は前記シフト方向に対向して設けられた一
対の部材であり、これらの揃え部材を前記シフト方向
上、互いに接近しまた離間する向きに往復動させる移動
手段により前記接離動作を行なう構成とした(請求項
2)。 (3).(1)又は(2)記載のシート状媒体処理装置
において、前記揃え部材は、前記排出手段から排出され
たシート状媒体が前記トレイ上に積載される前に、当該
シート状媒体の自由落下を阻止する落下阻止部を有する
構成とした(請求項3)。 (4).(1)、(2)又は(3)記載のシート状媒体
処理装置において、前記落下阻止部は前記揃え部の下部
に位置しかつ、シート状媒体の前記端面の内側に向けて
延びた延出部として構成した(請求項4)。 (5).(3)又は(4)記載のシート状媒体処理装置
において、前記揃え手段は、前記落下阻止部により自由
落下が阻止された状態のシート状媒体に対して前記揃え
動作を行うようにした(請求項5)。 (6).(4)又は(5)記載のシート状媒体処理装置
において、前記移動手段は、前記揃え部が前記排出手段
から排出されてくる前記シート状媒体の前記端面の外側
であって当該端面から離間した位置である受け入れ位
置、前記揃え部が前記受け入れ位置よりも前記シート状
媒体の内側であって前記端面に圧接する位置である揃え
位置、前記延出部が前記シート状媒体の前記端面から離
間して当該シート状媒体の自由落下の阻止が解除される
落とし位置の少なくとも3つの位置に前記揃え部材を位
置させることとした(請求項6)。 (7).(6)記載のシート状媒体処理装置において、
前記移動手段は前記揃え部材を前記接離の方向に移動さ
せることにより前記落下阻止部によるシート状媒体の自
由落下阻止及び自由落下阻止解除を行うこととした(請
求項7)。 (8).(2)ないし(7)の何れか一つに記載のシー
ト状媒体処理装置において、前記それぞれの揃え部材に
ついて、前記各揃え部の上部に前記各揃え部の対向間隔
よりも広い対向間隔が形成されるように段状の逃げ部を
形成した(請求項8)。 (9).(2)ないし(8)の何れか一つに記載のシー
ト状媒体処理装置において、前記排出手段から所定枚数
のシート状媒体が排出される毎に、前記落下阻止部によ
る前記シート状媒体に対する自由落下の阻止状態が解除
されることとした(請求項9)。 (10).(1)ないし(9)の何れか一つに記載のシ
ート状媒体処理装置において、前記トレイは少なくとも
前記排出時には、当該トレイ上面又は当該トレイ上に積
載された前記シート状媒体の上面の上下方向の位置を前
記揃え部材の下方であって前記排出に適する一定の高さ
に制御する制御手段により制御されて前記トレイを昇降
させ得る昇降手段を有し、前記トレイは前記落下阻止部
によるシート状媒体の自由落下の阻止状態が解除される
前に前記揃え部材が前記トレイ又は当該トレイ上に積載
されたシート状媒体と干渉しない範囲で所定量上昇させ
られることとした(請求項10)。 (11).(1)ないし(10)の何れか一つに記載の
シート状媒体処理装置において、前記揃え部材は、前記
排出手段より上方で装置本体に支持される構成とした
(請求項11)。 (12).(1)ないし(11)の何れか一つに記載の
シート状媒体処理装置において、前記揃え手段は、前記
一対の揃え部材が前記揃え動作が可能なようにこれら揃
え部材の下端部を前記トレイに対向させた揃え作動位置
と、前記下端部を前記揃え作動位置からずらし前記トレ
イから離間させた退避位置とをとり得るように変位させ
る動作機構を具備した構成とした(請求項12)。 (13).(12)記載のシート状媒体処理装置におい
て、前記一対の揃え部材は、前記シート状媒体に対する
自由落下の阻止状態が解除された後、又は前記トレイの
前記仕分け動作前に、前記退避位置になるように前記動
作機構により動作させられることとした(請求項1
3)。 (14).(13)記載のシート状媒体処理装置におい
て、前記一対の揃え部材が前記受け入れ位置に移動後、
又は前記トレイが前記仕分け動作後、前記一対の揃え部
材は前記退避位置から前記揃え作動位置に変位させられ
ることとした(請求項14)。 (15)(1)ないし(11)の何れか一つに記載のシ
ート状媒体処理装置において、前記トレイは、前記シー
ト状媒体に対する自由落下の阻止状態が解除された後、
又は前記トレイの前記仕分け動作前に、下降することと
した(請求項15)。 (16).(15)記載のシート状媒体処理装置におい
て、前記トレイは、前記一対の揃え部材が前記受け入れ
位置に移動後、又は前記トレイが前記し分け動作後、上
昇することとした(請求項16)。 (17).(1)ないし(16)の何れか一つに記載の
シート状媒体処理装置において、前記揃え手段は、装置
本体に対して着脱可能に構成した(請求項17)。 (18).シート状媒体に画像形成を行なう画像形成手
段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する搬送
手段を有する画像形成装置において、(1)ないし(1
7)の何れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具備
していることとした(請求項18)。 (19).シート状媒体に後処理を行なう後処理手段及
びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段を
有する後処理装置において、(1)ないし(17)の何
れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具備している
こととした(請求項19)。 (20).シート状媒体に画像形成を行なう画像形成手
段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する搬送
手段を有する画像形成装置及び前記画像形成装置から排
出されたシート状媒体に後処理を行なう後処理手段及び
この後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段を有
する画像形成後処理装置において、(1)ないし(1
7)の何れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具備
していることとした(請求項20)。
する。 [ケース1]この発明にかかる後処理装置としては、シ
ート状媒体に後処理を行なう後処理手段及びこの後処理
されたシート状媒体を搬送する搬送手段を有するものが
含まれ、後処理の内容としては、押印、穴あけ、ステー
プル処理、そのほか、シート状媒体に何らかの加工を行
なうものが含まれる。後処理をするかしないかは選択す
ることができ、選択により後処理されたシート状媒体或
いは選択により後処理を行なわなかったシート状媒体
は、揃え部材による揃え動作によってトレイ上に揃えら
れた状態で仕分けられる。 [ケース2]この発明にかかる画像形成装置としては、
シート状媒体に画像形成を行なう画像形成手段及び画像
形成されたシート状媒体を搬送する搬送手段を有するも
のが含まれる。画像形成されたシート状媒体は揃え部材
による揃え動作によって、トレイ上に揃えられた状態で
仕分けることができる。 [ケース3]この発明にかかる画像形成後処理装置は、
画像形成装置と後処理装置との組み合わせからなる。画
像形成装置において画像形成されたシート状媒体は、後
処理装置に至る。後処理の有無は選択することができ、
選択により後処理されたシート状媒体或いは選択により
後処理を行なわなかったシート状媒体は揃え部材による
揃え動作によってトレイ上に揃えられた状態で仕分けら
れる。 [ケース4]この発明にかかるシート状媒体処理装置は
単独の装置として構成される。このシート状媒体処理装
置はシート状媒体を排出する手段をもつ装置と組み合わ
せて用いられ、揃え部材による揃え動作によってシート
状媒体をトレイ上に揃えられた状態で仕分ける。
ース1の実施の態様について説明する。なお、取り扱わ
れるシート状媒体としては、複写紙、転写紙、記録紙、
表紙、合い紙(仕切紙)、コンピュータフォーム、特殊
紙、OHPシート等が含まれるが、以下では、用紙の名
称で説明する。 [ケース1]の実施の態様 [1]後処理装置 本例では、本発明は後処理装置として構成される。以下
では、画像形成装置と組み合わせて用いられる独立した
後処理装置に構成された例について説明する。
理手段としての後処理装置51は、画像形成装置50と
組み合わせて設けられている。画像形成装置50では、
オペレーターにより指示された後処理内容に従い画像形
成手段により画像形成された用紙Sが後処理装置51に
送られてくる。
複写機の場合には、用紙を排出順に単に積載する通常
モードがある。このモードでは、用紙サイズとコピー枚
数だけが指示される。ステープル処理を行なうステー
プルモードがある。このモードでは、用紙サイズとコピ
ー枚数のほか、綴じ枚数や綴じ位置等が指示される。
仕分け処理を行なう仕分けモードがある。パンチモー
ドがある。このモードでは、穴あけが行なわれる。
機の操作パネルからキー操作によりCPUを含む制御部
に伝えられ、画像形成装置50及びシート状媒体処理装
置51と制御部との間で後処理遂行の信号授受が行なわ
れて後処理が実行される。
〜の後処理を実行することができる。
0からの用紙排出搬送路入口1から用紙の進行方向順
に、入口センサ36、搬送ローラ2a、ロータリーパン
チ15、搬送ローラ2b、分岐爪8aが設けられてい
る。分岐爪8aに至る前に用紙Sはロータリーパンチ1
5を通過する。前記のパンチモードでは、ロータリー
パンチ15を通過する過程で用紙Sに穴あけ処理がなさ
れる。
8aの回動による進路の切り換えにより、前記の通常
モードにおいて排紙トレイ14側へ送られるケースと、
別の進路に向かうケースとに分れる。
には、用紙Sは分岐爪8aにより排紙トレイ14に搬送
されて指示枚数分だけ積載される。前記、のステー
プルモードや仕分けモードが指示されている場合には、
分岐爪8a部で排紙トレイ14側とは別の進路を進み、
次の分岐爪8bに至る。
えが行なわれ、前記のステープルモードのため仕分け
処理を行なうトレイ12側或いは前記の仕分けモード
のためステープル装置11側へ送られるケースの何れか
に進路が分かれる。
る場合には、用紙Sは分岐爪8bからステープル装置1
1に向かう。スティプル装置11方向へ向かう搬送路に
は、下搬送ローラ4a、4b、排紙センサ37、紙送り
ローラ(ブラシローラ)6などが配置されている。べル
トで連結された下搬送ローラ4aと下搬送ローラ4b
は、モータ54により駆動される。
4bにより搬送され紙送りローラ6を経て、ステープル
トレイ62内に順次送り込まれ、ステープルトレイ62
の下側に設けた用紙の下側を受け止めるための後端フェ
ンス19で後端を支持され、後端センサ37が後端検知
する毎に、紙面を貫く方向に対向して設けられたジョガ
ーフェンスの開閉方向の移動及び戻しローラ5動作等に
より積載された用紙Sの整合が行なわれる。
装置11が移動してステープル処理がなされる。ステー
プルトレイ62の背後位置にはステープル処理された
(綴じられた)用紙束を搬送する搬送手段であり、排出
するための放出ベルト10が配置されている。
出爪10aが設けられていて、ステープル処理が終える
と、放出ベルト10が回転し、ステープル処理された用
紙束は放出爪10aにより持ち上げられ、排出手段とし
ての一対の排紙コロ3を経てトレイ12上に排出され
る。
合には、用紙Sは分岐爪8bから用紙の搬送手段である
搬送ローラ7によりトレイ12に向けて搬送され、排紙
コロ3により排出方向aに送り出される。
ど、上面の高さが増す傾向に傾斜していて、該トレイ1
2の傾斜面の下方基端部には図4に符号40で示すよう
に鉛直面からなる後端フェンスが位置している。
イ12に落下する前に、本発明にかかる揃え部材10
2、103により排出方向aと平行な用紙端面が揃えら
れ、揃えられてから、トレイ12上に落とされる。ま
た、用紙の後端部については、トレイ12上、上記傾斜
に沿って移動して後端部が後端フェンス40に突き当た
り、整合される。
ブ中、揃え部材102、103による用紙の落下距離は
ほぼ一定である。これに対してトレイ12は、排出方向
aと直交するシフト方向cに移動可能である。図1、図
3においてシフト方向cは紙面を貫く方向であるので図
示していない。他の図では、符号cで示している。
めに本例では、図1〜図4に示すように、トレイ12を
台座8でスライド可能な支持構造としている。この支持
構造を図3に示す。
く方向、つまり、シフト方向cに長さを有し、左右方向
に対向する2つの案内板30、31が一体的に設けられ
ている。これらの案内板30、31の各外側には軸が突
出していて、ローラ32、33が軸支されている。
cに長さを平坦部が形成されていて、この平坦部をロー
ラ32、33上に乗せている。また、トレイ12の上記
平坦部には、案内板30、31の内側に対応する位置
に、2本の軸が植設されていて、これらの2本の軸には
それぞれ、ローラ34、35が軸支されている。これら
のローラ34,35は、ガイド板30、31の各内側に
接している。
ド板30、31に案内されてシフト方向cに可動であ
る。また、トレイ12の荷重は、ローラ32、33で受
けることとなる。
ってラックを設け、このラックに噛み合うピニオンを正
逆回転可能なモータで駆動する駆動機構或いは、クラン
ク機構等、適宜の往復動機構によりトレイ12をシフト
方向cに往復駆動するようにする。これにより、トレイ
12はシフト方向cに用紙の仕分けに必要な所定量往復
動させることができる。
4、35及び案内板30、31等はトレイ12をシフト
方向cに移動させて仕分け動作を行なうトレイ移動手段
60を構成する。
れば、この往復動のストロークの往動端で用紙束を受け
取り、次に復動端で次の用紙束を受け取る動作を繰り返
すことにより、積載された用紙束毎に凹凸状にdmm位
置がずれた状態に仕分けることができる。移動量dは用
紙の仕分けが明確な適量を設定する。例えば、A4サイ
ズで5〜10mm程度に設定することができる。
に用紙が積載されてくると用紙の排出ができなくなる。
また、排紙コロ3のニップ部とトレイ12上面間、或い
は排紙コロ3のニップ部とトレイ12上の用紙の最上面
間は、排紙が適正に行なわれる基準の間隔がある。
レイ12は上昇、下降可能に構成されている。そのた
め、図2(a)に示すようにトレイ12は上下リフトベ
ルト48により吊るされている。上下リフトベルト48
はギヤ列及びタイミングベルトを介して上下モータ23
により駆動され、上下モータ23の正転または逆転によ
り上昇または下降する。これら上下リフトベルト48、
ギヤ列及びタイミングベルト等はトレイを昇降させる昇
降手段である。
レイ12の積載面上にはスポンジ状の材料からなる寄せ
ローラ9が揺動可能に自重で接している。トレイ12上
に送り出された用紙は、傾斜面に沿って滑り落ち、後端
側が寄せローラ9に挾まれると、寄せローラ9により送
りをかけられて下方向に向かい用紙受け止め手段として
の後端フェンス40(図4参照)に突き当てられて縦方
向(用紙送り方向)での整合が行われる。
イ12上に次々と排出されてくる。すると積載された用
紙の最上面が上昇していく。積載された用紙の最上面に
は、図2(a)に示すように軸13aに揺動自在に支持
された紙面レバー13の一端側が自重で接するように設
けられており、この紙面レバー13の他端側はフォトイ
ンタラプタからなる紙面センサ43により検知されるよ
うになっている。
トレイ12の上下位置を制御するためのものであり、ま
た、紙面センサ42はステープルモードにおいて、同様
の制御を行うためのものである。
によるモーメントで回動するようになっていて、トレイ
12が下降したとき、該紙面レバー13の上側の自由端
部は紙面センサ42又は紙面センサ43をオンさせる位
置で回動を止めるようにするストッパ手段を設けてい
る。
では紙面センサ43の位置で係止してオンにさせ、ステ
ープルモードでは紙面センサ42の位置で係止してオン
させる。トレイ12上に用紙Sが積載されていくと、紙
面レバー13の下側の自由端部が押し上げられる。紙面
センサ42又は紙面センサ43を外れるとオフになる。
Sが1枚ずつ排出される毎に用紙Sの積載面が上昇し、
紙面レバー13の自由端部が紙面センサ43を外れる毎
に、上下モータ23が駆動されて紙面センサ43がオン
になるまで排紙トレイ12を下降させる制御が行われ
る。これにより、用紙のトレイ12上での着地位置の条
件は、排紙コロ3とトレイ12(用紙の最上面)との間
隔が一定の基準間隔に制御される。ここで、紙面センサ
42、43及び紙面レバー13等はトレイ12の高さを
一定の高さに制御するための情報を検知して制御部に送
る検知手段である。
の高さ位置を基準高さ位置と称し、カール等特殊な態様
で送り出される用紙以外の普通の状態の用紙を受ける位
置として適切な位置として設定された位置である。
場合と、ステープルモードでステープル処理された用紙
束が排出される場合とでは、排紙の条件が異なるので当
然のことながら、トレイ12の基準高さ位置は異なる。
このことは、紙面センサ42と43とで位置を異ならせ
ていることからも明らかである。また、後処理終了時に
は、用紙の取り出しに備え排紙トレイ12を30mm程
度下降させる動作が行なわれる。
後処理にかかるモードでも、それぞれに適する基準高さ
で、排紙ローラ3からの用紙はトレイ12上に排出さ
れ、用紙が積もる毎にトレイ12は下降し、遂には下限
センサ44により下限位置が検知される。また、トレイ
12の上昇時にはトレイ12は紙面センサ42、43、
紙面レバー13等の検知手段による紙面の検知情報に基
き、基準高さまで上昇させられる。
在になっていて、トレイ12が所定の上昇限界位置に達
すると、揺動端部がトレイ12の上限リミットスイッチ
を押して上下モータ23を停止させトレイ12のオーバ
ーランによる破損を防止している。 [2]シート状媒体処理装置 例1 図1、図2(a)、図4、図5において、用紙Sを揃え
る揃え部材102、103は、トレイ12の上方位置
で、シフト方向cに対向して設けられた一対の部材とし
て構成されている。図5において、揃え部材102、1
03は紙面を貫く方向に平行な対向面として構成された
揃え部102a、103aを有している。
固定され、揃え部材102の上部はラック104bに固
定されている。これらのラック104a、104b間に
はピニオン105が共通に噛み合わされており、ピニオ
ン105は図1に示すようにギヤG1、G2を介して正
逆転可能なパルスモータM1により回転駆動されるよう
になっている。また、これらのラック104a、104
bは図示しない案内手段によりシフト方向cに移動方向
を限定されて移動できるように案内手段により摺動可能
に支持されている。
オン105、パルスモータM1、後述する透過センサ1
06等は、揃え部材102、103をシフト方向c上、
互いに接近しまた離間する向きに往復動させる往復動機
構の一例であり、揃え部材の移動手段100を構成す
る。上記往復動機構としては、上記例のほか、カム機構
やクランク機構、リニアモータ等が考えられる。
揃える揃え手段は、揃え部材102、103と、これら
の揃え部材102、103をシフト方向に移動させる移
動手段100を含んでいる。揃え手段は、これらを、装
置本体である後処理装置51の本体部に対して着脱可能
に設けることができる。その際、これら揃え手段を構成
する部材をユニット化して着脱するようにすれば、揃え
部材による揃え機能を不要とするユーザーに容易に対応
できる。
向aに排出された用紙Sは揃え部103aと揃え部10
2a間に送り出される。そこで、用紙Sが未だトレイ1
2上に完全に積載される前に、図5におけるピニオン1
05を駆動して、揃え部103aと揃え部102aとの
間隔を用紙Sの幅より狭める位置まで移動させて排出方
向aと平行な用紙Sの各端面に揃え部103aと揃え部
102aとを接触させる。
103aと揃え部102aとの間隔を用紙Sの幅より開
くことによりこれら揃え部103aと揃え部102aを
用紙Sの端面から離間させることにより、用紙Sをトレ
イ12上に落とす。
に接離する上記の動作を揃え動作と称する。この揃え動
作を行なうことにより用紙Sはシフト方向c上で、トレ
イ12の一定の位置に落下する。
動作をすれば、トレイ12上には良好な揃え状態で用紙
が積載される。所定の枚数の積載が終えたら、トレイ1
2を仕分けに必要な所定量移動し、この移動位置で同様
に揃え部材102,103を駆動して用紙Sを積載すれ
ば、用紙がきれいに揃えられ、かつ、仕分けられた状態
で得ることができる。
積載される前に行なわれるので、既に積載された用紙乱
すことなく、高精度に用紙を揃えかつ、仕分けることが
できる。
段60で駆動し、揃え部材102,103については揃
え部材の移動手段100で駆動するので、簡単な構成で
仕分け動作と揃え部材の揃え動作を行なうことができ
る。 例2 図5に示すように、揃え部材102,103について、
揃え部102a、102bの下部は、これら揃え部材1
02,103間に送り込まれた用紙Sの排出方向aと平
行な端面の内側に向けて延びる延出部がL字状に折曲し
て構成されていて、落下阻止部102b、103bを構
成している。
102,103間に送り込まれた用紙Sがトレイ12上
に積載される前に当該用紙Sを両側から支持して自由落
下を阻止する機能を有する。
102b、103bを設けない構成の場合には、1枚の
用紙毎に揃え動作を行ない、用紙をトレイ12への落と
し動作が行なわれる。落とし動作は揃え部材102、1
03の移動と用紙の落下にはある程度の時間を要する。
02b、103bを設けた場合には所定の枚数単位で落
とし動作を行なうことになるので、用紙の重量が増加す
るため用紙1枚ずつ揃えた落下させる場合よりも最終的
な揃え精度を高めることが出きると共に、高速の用紙処
理にも対応することができる。
たように自由落下距離Lを何の規制もなく、フリーな状
態で落下するため、空気等の影響で横ずれ量Δを生じて
いたが、本例では、トレイ12に落下する前に排紙コロ
3のニップ部から落下阻止部102b、103bまでは
自由落下距離L'を自由落下させるが、この落下阻止部
に用紙Sが落ち着いてから所定枚数まとめて用紙端面に
揃え部102a、103aを接離させて揃え、所定枚数
単位で落下させるので、所定枚数単位では揃え精度が高
いことになる。 例3 図5に示した移動手段100による揃え部材102、1
03の移動位置について説明する。図6、図7におい
て、排紙コロ3から揃え部材102、103間に排出さ
れてくる用紙Sの排出方向と平行な端面位置を符号
(P)で示す。
き、揃え部材102、103は間隔をあけて待機してい
る。このときの揃え部材102、103の移動位置を受
け入れ位置といい、この受け入れ位置では揃え部102
a、102bが用紙Sの端面の外側であって端面から離
間した位置(Q)に位置している。
は、受け入れ位置から揃え部102a、102bが位置
(Q)よりも用紙Sの内側であって該用紙S端面に圧接
する位置(R)まで移動して用紙Sを揃える。このとき
の揃え部材102、103の位置(R)を揃え位置とい
う。
いに離間する方向に開き、落とし位置に位置したとき、
落下阻止部102b、103bに保持されていた用紙S
の自由落下の阻止が解除されてトレイ12側に落とされ
る。このとき、落下阻止部102b、103bの先端部
は用紙Sの端面から離間した位置(W)にある。
3を用紙の幅に応じてこれら、受け入れ位置(Q)、揃
え位置(R)、落とし位置(W)の少なくとも3つの位
置に移動させることができる。
クチュエータ70が突出して設けられている。また、不
動部材上には透過センサ106が設けられている。待機
時には透過センサ106にアクチュエータ106の一部
が遮蔽される状態で停止している。この位置は揃え部材
102、103のホームポジションであり、画像形成装
置から搬送されてくる用紙Sのサイズ信号に基き、この
ホームポジションを基準位置として、各サイズの用紙に
適する受け入れ位置(Q)に移動する。
Sのサイズよりも多めに揃え部102a、103a間の
幅を縮めて、少なくとも1回の揃えを行い、所定枚数だ
け揃え部材102、103にスタックされると落とし位
置(W)に移動し、次の用紙Sの受け入れのため、受け
入れ位置(Q)に戻る。
ける揃え動作に適する所定枚数の用紙が排出される毎
に、落下阻止部102b、103bによる用紙Sに対す
る自由落下の阻止状態が解除されることにより、用紙束
単位で揃えることができ、かつ、用紙束の単位でトレイ
12上に落すことで、落とす過程における用紙間の乱れ
も少ない。また、所定枚数を仕分け単位毎にきれいに揃
えることができる。
(R)〜用紙端面の位置(P)間の距離d1は1mm程
度、用紙端面の位置(P)〜受け入れ位置(Q)間の距
離d2は5mm程度とし、また、落とし動作直前におい
て落下阻止部102b、103b上にスタックする用紙
枚数は5枚程度として揃え動作を行ない良好な揃え状態
を得た。例4用紙Sに対して揃え動作をしているとき
に、次の用紙Sが搬送されてくると、特に、高生産性の
画像形成装置と組み合わせて使用される後処理装置で
は、揃え部材102、103の対向間隔がタイミング的
に狭くなったときに次の用紙Sの先端が排出されてき
て、揃え部材102、103にぶつかる可能性がある。
部102a、103aの上部にこれら揃え部の対向間隔
よりも広い対向間隔が形成されるように図5、図6、図
8などに示すように段状の逃げ部102c、103cを
形成した。このように対向間隔を広げることにより、送
り込まれてくる用紙Sの端部が揃え部材102、103
と干渉することが回避される。なお、図示の例では、逃
げ部102c、103cを傾斜面となっているので、落
下する用紙Sを各揃え部102a、103a間に案内す
る機能も有している。 例5 図1、図2により説明したように、トレイ12又はトレ
イ12上に積載された用紙Sの最上面の高さレベルは、
紙面レバー13を用いて、紙面センサ43により検知さ
れ一定の高さとなるように制御されている。
数の用紙Sが積載され落下が阻止されている状態では、
紙面センサ43による検知情報を制御部は無視して、ト
レイ12の下降は行なわない。落下阻止部102b、1
03bによる用紙の落下阻止が解除され、トレイ12上
に用紙が落下してから、この落下した用紙の最上面を検
知した紙面センサ43からの情報に基き、トレイ12を
下降させる。
離が大きいとせっかく揃えられた用紙が落下途中でみだ
されてしまう。落下距離を小さくしようとすると、落下
阻止部102b、103bとトレイ12上の用紙とが干
渉してしまうおそれがある。このため、ある程度の落下
距離を確保しなければならない。
の自由落下の阻止状態が解除される前に前記揃え部材1
02b、103bが前記トレイ又は当該トレイ上に積載
されたシート状媒体と干渉しない範囲で上下モータ23
を含むトレイ12の昇降手段を用いて、トレイ12を所
定量上昇させ、落下阻止部102b、103bに支持さ
れた用紙束の落下距離を可能な限り小さくしてから落下
させることとした。
おいて具体的に定められるもので、例えば、トレイ12
を上昇させることによって、トレイ12上に既に積載さ
れている用紙Sが他の部材、例えば、揃え部材102、
103とぶつからない範囲の最上の位置とする。
けての落下距離が小さくなるので、落下途中での用紙束
の乱れがなく、かつ、既に積載されている用紙を乱すこ
ともなくなる。 例6 図5、図6等に示した揃え部材の移動手段100は、図
10に示すように箱状をしたユニットケース80に収め
られている。ユニットケース80からは、シフト方向c
に軸86が延びていて、この軸86は両端部がそれぞれ
ケース85に軸支されている。
けられている。取り付け位置は、排紙コロ3の上方位置
とする。排紙コロ3の上方位置に揃え部材102、10
3を支持すれば、トレイ12の上下動や、用紙の排出動
作に影響を与えることなく、揃え部材102、103を
動作させることができるので、構成の複雑化を免れるこ
とができる。
て揺動可能であり、揃え部材102、103もユニット
ケース80と共に揺動する。軸86の一端側にはアーム
87が固定されている。アーム87の自由端側にはワイ
ヤを介してソレノイド90のプランジャが連結されてい
る。
1によりソレノイド90側と反対側に付勢されていて、
揃え部材102,103が実線で示す揃え作動位置にあ
るときに、ストッパ92により該付勢による回動が阻止
されている。
2、103の下端部をトレイ12に対向させた位置であ
り、天地方向の位置が用紙Sを受け入れ可能な状態にあ
ることを意味する。
おり、ソレノイド90をオン状態にすると、プランジャ
によりアーム87が引かれて、2点鎖線の位置に移動
し、ユニットケース80も揃え部材102、103と共
に回動して図10に2点鎖線で示すように、トレイ12
上から離間した上方に移動し、退避位置に変位する。ま
た、ソレノイド90をオフにすれば、アーム87はスト
ッパ92に係止された実線で示す揃え作動位置に復帰す
る。
トッパ92等は、揃え部材102、103を揃え作動位
置と、退避位置とをとり得るように変位させる動作機構
120を構成している。
揃える揃え手段は、揃え部材102、103と、これら
の揃え部材102,103をシフト方向cに移動させる
移動手段100に加え、動作機構120を含んでいる。
処理装置51の本体部に対して着脱可能に設けることが
できる。その際、これら揃え手段を構成する部材をユニ
ット化して着脱するようにすれば、揃え部材による揃え
機能を不要とするユーザーに容易に対応できる。
02、103を回動させて退避位置に変位させることが
でき、このとき、揃え部材102、103の下端部は上
昇してトレイ12に積載されている用紙Sからの距離が
大きくなり、接触が回避される。
前のトレイ上紙面〜上記下端部までの距離αに対して上
昇後の同距離βの方が大きくなっているので、退避位置
で受け入れ位置への移動を行なうことにすれば、トレイ
12上に積載されている用紙Sとの接触を回避すること
ができる。
用紙を排出した1ジョブ終了時毎にトレイ12をシフト
方向cに移動する動作を行ない仕分けを行うが、シフト
方向cへの移動時にも予め揃え部材102、103を動
作機構120により退避位置に変位させておけば、トレ
イ12に積載されている用紙に揃え部材102、103
が接触するのを回避することができる。
2、103を2点鎖線で示す退避位置に変位させたとき
でも、トレイ12を下降(d方向)すれば、トレイ12
に積載されている用紙Sとの距離γをさらに大きくで
き、揃え部材102、103とトレイ12上の用紙との
接触の危険性をいっそう小さくできる。
b、103bによる用紙束の自由落下阻止状態を解除し
て用紙束をトレイ12に落下させた後は、揃え部材10
2、103はシフト方向上で落とし位置(W)から受け
入れ位置(Q)に移動するが揃え作動位置のままで移動
させたとすると、その移動の際にトレイ12上の用紙と
干渉するおそれがある。また、トレイ12は仕分け動作
を行なう前に、シフト方向cに移動して用紙束の落下を
待つが、このトレイ12のシフト方向cへの移動に際し
て落下阻止部材102、103がトレイ12上の用紙と
干渉するおそれがある。
とトレイ12の下端部と、トレイ12に積載された用紙
Sとが接触している状況を示す。図9では、トレイ12
上に積載された用紙Sのカール状態が、両端部について
盛り上がっているサイドフェースカールであり、このた
め、揃え部材102の下端部が盛り上がった用紙の端部
に符号Kで示す接触箇所で接触している。
2、103により、せっかく揃えてトレイ12に積載し
た用紙の揃え状態が、揃え部材102、103の落とし
位置(W)から受け入れへの移動に際して、悪化させて
しまう。
下の阻止状態が解除された後、又は前記トレイの前記仕
分け動作前に、動作機構120により揃え部材102、
103を退避位置に変位させるようにした。これによ
り、用紙束をトレイ12に落とした後、揃え部材10
2,103をシフト方向に移動する際又はトレイ12を
仕分け動作させるときには、確実に揃え部材102,1
03を退避位置におき、次の動作に進むことができる。
(Q)に移動後は、退避位置から揃え動作位置に揃え部
材102、103を戻す。これにより、揃え部材の受け
入れ位置(Q)への移動過程において揃え部材の退避状
態が確保され、その後は用紙受け入れ可能な状態に迅速
に移行できる。また、トレイ12が仕分けのためシフト
方向cへ移動する仕分け動作後に揃え部材102、10
3を退避位置から揃え動作位置に戻す。これにより、ト
レイが仕分け動作過程において揃え部材の退避状態が確
保され、その後は用紙受け入れ可能な状態に迅速に移行
できる。
置への変位だけでは不十分な場合には、トレイ12を下
降させることとした。このときのトレイ12の下降量は
揃え部材102、103がトレイ12上の用紙と接触し
得ない位置である。
された後、又は前記トレイの前記仕分け動作前にトレイ
12を下降させる。これにより、用紙束をトレイ12に
落とした後、揃え部材102,103をシフト方向に移
動する際又はトレイ12を仕分け動作させるときには、
確実にトレイ12を下降させておくことができ、次の動
作に進むことができる。
れ位置(Q)に移動後に又はトレイ12が仕分けのため
シフト方向cへ移動する仕分け動作後に下降したトレイ
12を上昇復帰させることとした。これにより、揃え部
材の受け入れ位置(Q)への移動過程において、またト
レイが仕分け動作過程においてトレイの下降状態が確保
され、その後はシート状媒体を受け入れ可能な状態に迅
速に移行できる。なお、トレイ12の上昇復帰位置は、
紙面センサ42により設定される位置である。 [3]シート状媒体処理装置の制御 仕分け単位の用紙束を構成する用紙の枚数x=8枚と
し、この8枚を1単位とする仕分け部数y=3を作成す
る場合であって、揃え部材102、103上に好条件で
揃えることができる所定枚数が最大で5枚の場合に、仕
分け処理を行う場合について、図11〜図13のフロー
チャートにより説明する。
向c上での位置確認が行なわれる。トレイ12が往復動
ストロークの往動端或いは復動端の何れかのうち、仕分
けに適する位置にないときは、シフト動作が必要である
が、既にトレイ12上に用紙が積載されている場合を考
慮して、シフト動作の前にシフト動作に際して、既に積
載されている用紙と揃え部材102、103との接触を
回避するため、ステップP2に進み、上下モータ23を
駆動してトレイ12を所定量下降させ、さらに、ステッ
プP3で揃え部材102、103を揃え作動位置から退
避位置に移動させる。その上で、ステップP4でトレイ
12をシフト方向cに移動させ、仕分けに適する往動端
或いは復動端におく。次に、ステップP5、ステップP
6により揃え部材102、103をホームポジションに
位置させ、このホープポジションを基準として、ステッ
プP7で揃え部材102、103を用紙のサイズに応じ
た受け入れ位置(Q)に移動する。
避位置にある揃え部材102、103を退避位置から揃
え作動位置に移動させ、また、前のステップP2で下降
させたトレイ12をステップP9で上昇復帰させる。こ
の上昇位置は、紙面レバー13を紙センサ42が検知し
た位置である。
けに適する位置(例えば往動端)にあると判断されたと
きには、シフトの必要はないので、ステップP10、ス
テップP11により、揃え部材102、103をホーム
ポジション(透過センサ106にアクチュエータ106
の一部が遮蔽される位置)に移動させてからステップP
12で、排出される用紙のサイズに応じた受け入れ位置
(Q)まで移動させる。
る用紙の受け入れの準備が整えられると、ステップP1
3で排出コロ3からの用紙の排出を待ち、排出がある
と、ステップP14で揃え部材102、103による揃
え動作が行なわれる。この排出は、適宜のセンサにより
検知する。
件を満足すると、落下阻止部102b、103bに保持
されている用紙を落とすことができる。(イ)ステップ
P15でトレイのシフト動作を行なうことができると判
断された場合である。この場合というのは、既に、トレ
イ12上に所定枚数の5枚の用紙束を落としていて、残
りの3枚の用紙が落下阻止部102b、103bに保持
されている場合である。(ロ)ステップP15でトレイ
のシフト動作を行なうことができない判断された場合で
あって、ステップP16でジョブ終了と判断されたとき
であり、つまり、ステップP13で落下阻止部102
b、103b上に送り込まれた用紙でこのジョブにおけ
る所定枚数全部の処理が終えたと判断されたときであ
る。(ハ)ステップP16でジョブ終了と判断されない
場合であって、ステップP13で落下阻止部102b、
103b上に送り込まれた用紙により、落下阻止部10
2b、103bに保持されている用紙の枚数が5枚に達
したとステップP17で判断されたときである。
に進む。ステップP18では落下阻止部102b、10
3bからの落下距離をできるだけ小さくするため、上下
モータ23を駆動してトレイ12を所定量上昇させる。
この所定量は例えば、揃え部材102、103の下端部
がトレイ12或いはトレイ12上の用紙に接触しない限
界の高さとすることができる。紙面レバー13を紙面セ
ンサ42が検知した位置よりも高い位置である。
をシフト方向cに開き、落とし位置(W)(図7参照)
に移動する。これにより、落下阻止部102b、103
b上に保持されている用紙はトレイ12上又はトレイ1
2上に積載されている用紙上に落下する。
た用紙の上面が所定の高さになるまで、つまり、紙面レ
バー13を紙面センサ42が検知した高さに復帰させ、
次のステップP21に進む。
のため復動端にシフトするかどうかが判断される。前記
(イ)のケースであれば、トレイのシフトを行なうた
め、ステップP2に進むし、前記(ロ)、(ハ)何れの
ケースでもこの段階ではシフト動作はせず、次の用紙受
け入れ準備のためステップP22に進む。
03をシフト方向に移動するため、トレイ12上の用紙
との接触を避けるため、事前にトレイ12を所定量下降
させる。この位置は、紙面レバー13を紙面センサ42
が検知した位置よりも低い位置である。
03を揃え作動位置から退避位置に移動する。この移動
は図10で説明した動作機構120により行なう。その
上で、ステップP24において、揃え部材102、10
3を受け入れ位置(Q)に移動する(図10参照)。
載された用紙の上面が所定の高さになるまで、つまり、
紙面レバー13を紙面センサ42が検知した高さに復帰
させる。
する。前記ステップP16でジョブ終了と判断されたケ
ースでは、このステップP27でもジョブ終了であり、
ステップP28で揃え部材102、103をホームポジ
ションに戻しこのフローチャートでの処理を終わる。
い場合には、ステップP13に進み、既に述べたステッ
プをジョブ終了まで適宜繰り返す。
に、揃え部材102、103は揃え部102a、103
aの下部に用紙の自由落下を阻止する落下阻止部102
b、103bを具備していたが、前記したように、これ
らの落下阻止部102b、103bを具備しない図15
に示す構成の揃え部材102'、103'を用いることも
できる。
本例においても、排紙コロ3から排出された用紙がトレ
イ12上に完全に積載される前に、当該用紙の排出方向
と平行な当該用紙の端面に揃え部102a、103aを
シフト方向cに移動し用紙端面に接離させて用紙端面の
位置を揃える揃え動作を行なうことにより、既に積載さ
れた用紙乱すことなく、高精度にシート状媒体を揃える
ことができる。この揃え動作は、上記例において説明し
た揃え部材の移動手段100を用いて上記例に準じて行
なう。
と同じ部材については、煩雑を避けるため、図5に付し
たものと同じ符号を付し説明は省略する。 [ケース2]の実施の態様 本例は、用紙に画像形成を行なう画像形成手段及び画像
形成された用紙を搬送する搬送手段を有する画像形成装
置に関するもので、図15に示した画像形成装置50'
は、図1における画像形成装置50と共通の画像形成手
段を具備している。画像形成装置50'は、前記[ケー
ス1]で図1ないし図13により説明した構成に準じた
用紙処理装置を具備している。
(シート状媒体処理装置)の主要な部材を示す。画像形
成装置の内容をなす用紙処理装置は、前記図1ないし図
13で説明した用紙処理装置と共通の構成を具備してい
るので、それらの部材と機能的に同じ部材については、
煩雑を避けるため、図15においても前記図1ないし図
13に付したものと同じ符号を付している。それらは、
排紙コロ3、台座8、寄せローラ9、トレイ12、紙面
レバー13、ギヤG1、G2、モータM1、排紙センサ
38、紙面センサ42、43、揃え部材102、10
3、ラック104a、104b、ピニオン105等であ
る。もちろん、図15に図示した以外の部材であって、
揃え部材102、103の揃え動作に必要な前記図1な
いし図13で説明した構成、例えば、動作機構120
(図10参照)等についても図15の画像形成装置は具
備している。
照しながら説明する。装置本体のほぼ中央部に画像形成
装部135が配置され、この画像形成部135のすぐ下
方に給紙部136が配置されている。給紙部136給紙
カセット210を備えている。
て、原稿を読み取る原稿読み取り装置(図示せず)を配
設することができる。画像形成部135の上部は、画像
形成された用紙を搬送する搬送手段としてのローラRR
やガイド板等が設けられている。
動したり、制御したりする電装ユニットFが配置されて
いる。また、ドラム状をした感光体500が配置されて
いる。この感光体500の周囲に、該感光体500の表
面に帯電処理を行う帯電装置600、画像情報を感光体
表面にレーザ光で照射する露光装置700、感光体50
0の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する
現像装置800、感光体500上で可視化されたトナー
像を用紙に転写する転写装置900、転写後感光体表面
に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置10
00等がそれぞれ配置されている。これら、感光体50
0、帯電装置600、露光装置700、現像装置80
0、転写装置900、クリーニング装置1000等は画
像形成手段の主要部をなす。感光体800の略上方であ
って、感光体800よりも用紙搬送経路上のの下流位置
には、定着装置110が配置されている。
合、画像形成に際しては、画像信号が入力される。予
め、感光体5500は暗中にて帯電装置600により一
様に帯電されている。この一様に帯電された感光体50
0に、画像信号に基づいて露光装置700のレーザダイ
オードLD(不図示)の発光により露光光が照射され、
公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至り、
感光体500の表面に静電潜像が形成される。この静電
潜像は感光体500の回転と共に移動し、現像装置80
0により可視像化され、さらに移動して転写装置900
に向かう。
には、未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持
された底板220上の最上位置の用紙Sが給紙ローラ2
30に押し付けられるように、底板220がばね240
により加圧されるようになっている。転写のための給紙
に際しては、給紙ローラ230が回転し、この回転によ
り、用紙Sは給紙カセット210から送り出され、一対
のレジストローラ1400へと搬送される。
紙は、ここでその搬送が一時的に止められる。レジスト
ローラ1400は、感光体500の表面のトナー像と用
紙の先端との位置関係が転写装置900が設けられた転
写位置で画像転写に適する所定の位置になるよう、タイ
ミングをとって用紙の搬送を開始する。
する間にトナー像が定着される。定着装置110を通過
した用紙は搬送手段であるローラRRにより搬送され、
排紙センサ38を経て、排紙コロ3よりトレイ12へ排
出される。
については、前記[ケース1]で述べた内容と同じであ
るので、説明は省略する。なお、本例においても、図1
4で示したような、落下阻止部のない揃え部材10
2'、103"を使用することができることはもちろんで
ある。 [ケース3]の実施の態様 本例は、画像形成装置と後処理装置との組み合わせから
なる画像形成後処理装置に関するもので、図15に示し
た画像形成装置50'から台座8、寄せローラ9、トレ
イ12、紙面レバー13、ギヤG1、G2、モータM
1、排紙センサ38、紙面センサ42、43、揃え部材
102、103、ラック104a、104b、ピニオン
105等の用紙処理装置にかかる主要な構成を除いた構
成と、図1に示した後処理装置51から台座8、寄せロ
ーラ9、トレイ12、紙面レバー13、ギヤG1、G
2、モータM1、排紙センサ38、紙面センサ42、4
3、揃え部材102、103、ラック104a、104
b、ピニオン105等の用紙処理装置の主要な構成を除
いた構成に、1つのまとまりをなす装置として構成され
た用紙処理装置を組み合わせた構成からなる。これら
は、全体として1つの装置を構成し、画像形成後処理装
置と称される。
示した画像形成装置50'から上記用紙処理装置の主要
なを除いた構成の画像形成装置50"と、この画像形成
装置50"よりも用紙搬送方向Vの下流に配置されてい
る装置であって図1に示した後処理装置51から上記用
紙処理装置の主要な構成を除いた構成の後処理装置5
1'と、この後処理装置51'よりも用紙搬送方向の下流
に位置している装置であって単独の装置として構成され
た用紙処理装置(シート状媒体処理装置)650からな
る。
は、前記図15において説明した内容と共通であるので
内部の構成は図示を省略した。後処理装置51'の内部
構成については、前記図1において説明した内容と共通
であるので、内部の構成は図示を量略した。
650については、前記図1ないし図13で説明した用
紙処理装置と共通の構成を具備しているので、それらの
部材と機能的に同じ部材については、煩雑を避けるた
め、図16においても前記図1ないし図13に付したも
のと同じ符号を付している。それらは、排紙コロ3、台
座8、寄せローラ9、トレイ12、紙面レバー13、ギ
ヤG1、G2、モータM1、排紙センサ38、紙面セン
サ42、43、揃え部材102、103、ラック104
a、104b、ピニオン105等である。これらの部材
はフレームに組み付けられて、用紙処理装置650を構
成している。図16において、画像形成装置50"から
搬送手段により送られた用紙は、後処理装置51に至
り、ここで選択により、後処理がなされ、或いは後処理
されずに、搬送手段により次の用紙処理装置650に送
られる。用紙処理装置650では、トレイ12の動作に
より仕分けが行なわれるとともに、揃え部材102、1
03の揃え動作によりきれいに揃えれられる。なお、本
例においても、図14で示したような、落下阻止部のな
い揃え部材102'、103"を使用することができるこ
とはもちろんである。 [ケース4]の実施の態様 本例は、単独の装置として構成される用紙処理装置にか
かる。この例における用紙処理装置は、図16に示した
用紙処理装置650そのものである。単独の用紙処理装
置650は、シート状媒体を排出する任意の装置と組み
合わされて用いられる。
では、シート状媒体処理装置、画像形成装置、後処理装
置、画像形成後処理装置等において、揃え動作がトレイ
に完全に積載される前に行なわれるので、既に積載され
た用紙乱すことなく、高精度にシート状媒体を揃えるこ
とができる。
はトレイ移動手段で駆動し、揃え部材については揃え部
材の移動手段で駆動するというように、駆動手段を分け
たので、簡単な構成で仕分け動作と揃え部材の揃え動作
を行なうことができる。
トレイに落下するその落下を阻止するので、落下前に確
実に揃え動作を行なうことができる。
延出部を設けるという簡単な手段により落下阻止部を構
成することができる。
り落下を阻止された所定枚数単位で揃え状態にすること
ができるので、揃え精度を向上することができるととも
に高速処理にも適合可能である。
置に位置させることにより、シート状媒体を受け入れ、
揃え、トレイ上に積載する一連の仕分け、用紙揃え機能
を行なうことができる。
し位置、受け入れ位置間に移動することにより、トレイ
積載前にシート状媒体を揃え、積載することができる。
込まれてくるシート状媒体と揃え部材との干渉が回避さ
れ、特に高生産性の装置からのシート状媒体を処理する
場合においても上記干渉を避けることができる。
シート状媒体をきれいに揃えることができる。
束のトレイ側へ向けての落下距離が小さくなるので、落
下途中での乱れがなく、かつ、既に積載されているシー
ト状媒体の揃え状態を乱すこともなくなる。
動や、排出手段からのシート状媒体の排出動作に影響を
与えることなく、揃え部材を動作させることができるの
で、揃え部材を簡単に構成することができる。
動に際してトレイ上に既に積載されている用紙との干渉
を回避して良好な揃え動作を行なうことができる。
をトレイに落とした後揃え部材をシフト方向に移動する
際又はトレイを仕分け動作させるときには、確実に揃え
部材を退避状態におくことができる。
け入れ位置への移動過程において、またトレイが仕分け
動作過程において揃え部材の退避状態が確保され、その
後はシート状媒体受け入れ可能な状態に迅速に移行でき
る。
をトレイに落とした後揃え部材をシフト方向に移動する
際又はトレイを仕分け動作させるときには、確実にトレ
イが下降している。
け入れ位置への移動過程において、またトレイが仕分け
動作過程においてトレイの下降状態が確保され、その後
はシート状媒体を受け入れ可能な状態に迅速に移行でき
る。
る揃え機能を不要とするユーザーに対して容易に対応す
ることができる。
図である。
(b)はトレイの高さを制御するセンサ周辺部の概略斜
視図である。
の構造を説明した要部断面図である。
視図である。
図である。
図である。
図である。
示した斜視図である。
触の態様を説明した図である。
ことのできる動作機構を説明した図である。
である。
である。
である。
る。
る。
置
Claims (20)
- 【請求項1】搬送されてくるシート状媒体を排出する排
出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体
を積載するトレイと、このトレイを当該トレイ上に積載
されたシート状媒体を仕分けるのに必要な所定量、前記
排出の方向と直交するシフト方向に移動させて仕分け動
作を行なうトレイ移動手段とを備えたシート状媒体処理
装置において、 前記トレイに積載されるシート状媒体を揃える揃え手段
を具備し、この揃え手段は、前記排出手段から排出され
たシート状媒体が前記トレイ上に完全に積載される前
に、当該シート状媒体の排出方向と平行な当該シート状
媒体の端面に揃え部を接離させて前記端面の位置を揃え
る揃え動作を行なう揃え部材を有していることを特徴と
するシート状媒体処理装置。 - 【請求項2】請求項1記載のシート状媒体処理装置にお
いて、 前記揃え部材は前記シフト方向に対向して設けられた一
対の部材であり、これらの揃え部材を前記シフト方向
上、互いに接近しまた離間する向きに往復動させる移動
手段により前記接離動作が行なわれることを特徴とする
シート状媒体処理装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のシート状媒体処理装
置において、 前記揃え部材は、前記排出手段から排出されたシート状
媒体が前記トレイ上に積載される前に、当該シート状媒
体の自由落下を阻止する落下阻止部を有していることを
特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載のシート状媒体処
理装置において、 前記落下阻止部は前記揃え部の下部に位置しかつ、シー
ト状媒体の前記端面の内側に向けて延びた延出部として
構成されていることを特徴とするシート状媒体処理装
置。 - 【請求項5】請求項3又は4記載のシート状媒体処理装
置において、 前記揃え手段は、前記落下阻止部により自由落下が阻止
された状態のシート状媒体に対して前記揃え動作を行う
ことを特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項6】請求項4又は5記載のシート状媒体処理装
置において、 前記移動手段は、前記揃え部が前記排出手段から排出さ
れてくる前記シート状媒体の前記端面の外側であって当
該端面から離間した位置である受け入れ位置、前記揃え
部が前記受け入れ位置よりも前記シート状媒体の内側で
あって前記端面に圧接する位置である揃え位置、前記延
出部が前記シート状媒体の前記端面から離間して当該シ
ート状媒体の自由落下の阻止が解除される落とし位置の
少なくとも3つの位置に前記揃え部材を位置させること
を特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項7】請求項6記載のシート状媒体処理装置にお
いて、 前記移動手段は前記揃え部材を前記接離の方向に移動さ
せることにより前記落下阻止部によるシート状媒体の自
由落下阻止及び自由落下阻止解除を行うことを特徴とす
るシート状媒体処理装置。 - 【請求項8】請求項2ないし7の何れか一つに記載のシ
ート状媒体処理装置において、 前記それぞれの揃え部材について、前記各揃え部の上部
に前記各揃え部の対向間隔よりも広い対向間隔が形成さ
れるように段状の逃げ部が形成されていることを特徴と
するシート状媒体処理装置。 - 【請求項9】請求項2ないし8の何れか一つに記載のシ
ート状媒体処理装置において、 前記排出手段から所定枚数のシート状媒体が排出される
毎に、前記落下阻止部による前記シート状媒体に対する
自由落下の阻止状態が解除されることを特徴とするシー
ト状媒体処理装置。 - 【請求項10】請求項1ないし9の何れか一つに記載の
シート状媒体処理装置において、 前記トレイは少なくとも前記排出時には、当該トレイ上
面又は当該トレイ上に積載された前記シート状媒体の上
面の上下方向の位置を前記揃え部材の下方であって前記
排出に適する一定の高さに制御する制御手段により制御
されて前記トレイを昇降させ得る昇降手段を有し、 前記トレイは前記落下阻止部によるシート状媒体の自由
落下の阻止状態が解除される前に前記揃え部材が前記ト
レイ又は当該トレイ上に積載されたシート状媒体と干渉
しない範囲で所定量上昇させられることを特徴とするシ
ート状媒体処理装置。 - 【請求項11】請求項1ないし10の何れか一つに記載
のシート状媒体処理装置において、 前記揃え部材は、前記排出手段より上方で装置本体に支
持されていることを特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項12】請求項1ないし11の何れか一つに記載
のシート状媒体処理装置において、 前記揃え手段は、前記一対の揃え部材が前記揃え動作が
可能なようにこれら揃え部材の下端部を前記トレイに対
向させた揃え作動位置と、前記下端部を前記揃え作動位
置からずらし前記トレイから離間させた退避位置とをと
り得るように変位させる動作機構を具備していることを
特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項13】請求項12記載のシート状媒体処理装置
において、 前記一対の揃え部材は、前記シート状媒体に対する自由
落下の阻止状態が解除された後、又は前記トレイの前記
仕分け動作前に、前記退避位置になるように前記動作機
構により動作させられることを特徴とするシート状媒体
処理装置。 - 【請求項14】請求項13記載のシート状媒体処理装置
において、 前記一対の揃え部材が前記受け入れ位置に移動後、又は
前記トレイが前記仕分け動作後、前記一対の揃え部材は
前記退避位置から前記揃え作動位置に変位させられるこ
とを特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項15】請求項1ないし11の何れか一つに記載
のシート状媒体処理装置において、 前記トレイは、前記シート状媒体に対する自由落下の阻
止状態が解除された後、又は前記トレイの前記仕分け動
作前に、下降することを特徴とするシート状媒体処理装
置。 - 【請求項16】請求項15記載のシート状媒体処理装置
において、 前記トレイは、前記一対の揃え部材が前記受け入れ位置
に移動後、又は前記トレイが前記し分け動作後、上昇す
ることを特徴とするシート状媒体処理装置。 - 【請求項17】請求項1ないし16の何れか一つに記載
のシート状媒体処理装置において、前記揃え手段は、装
置本体に対して着脱可能に構成されていることを特徴と
するシート状媒体処理装置。 - 【請求項18】シート状媒体に画像形成を行なう画像形
成手段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する
搬送手段を有する画像形成装置において、請求項1ない
し17の何れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具
備していることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項19】シート状媒体に後処理を行なう後処理手
段及びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手
段を有する後処理装置において、請求項1ないし17の
何れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具備してい
ることを特徴とする後処理装置。 - 【請求項20】シート状媒体に画像形成を行なう画像形
成手段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する
搬送手段を有する画像形成装置及び前記画像形成装置か
ら排出されたシート状媒体に後処理を行なう後処理手段
及びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段
を有する画像形成後処理装置において、請求項1ないし
17の何れか一つに記載のシート状媒体処理装置を具備
していることを特徴とする画像形成後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37329199A JP2001187665A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37329199A JP2001187665A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状媒体処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001187665A true JP2001187665A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18501916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37329199A Pending JP2001187665A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状媒体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001187665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020105004A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート積載装置及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37329199A patent/JP2001187665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020105004A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート積載装置及び画像形成装置 |
JP7273506B2 (ja) | 2018-12-28 | 2023-05-15 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート積載装置及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7182333B2 (en) | Sheet-like medium alignment apparatus | |
JP4593515B2 (ja) | シート状媒体処理装置および画像形成システム | |
JP2002179326A (ja) | シート状媒体処理装置 | |
JP2003335449A (ja) | シート積載整合装置、シート処理装置、及び画像形成装置 | |
US20070057435A1 (en) | Method and apparatus for processing printed sheets incorporated reference | |
JP4598715B2 (ja) | シート状媒体処理装置および画像形成システム | |
JP2001341927A (ja) | シート状媒体処理装置 | |
JP4891422B2 (ja) | シート状媒体処理装置及び画像形成システム | |
JP3857012B2 (ja) | シート状媒体処理装置 | |
JP2004262631A (ja) | シート後処理装置 | |
JP2007145515A (ja) | シート整合装置、シート処理装置、および画像形成装置 | |
JP2001187665A (ja) | シート状媒体処理装置 | |
JP2004244225A (ja) | シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JP3325193B2 (ja) | ソータ | |
JP4508399B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP2002293473A (ja) | シート状媒体整合装置 | |
JP4955794B2 (ja) | シート状媒体処理装置及び画像形成システム | |
JP2638882B2 (ja) | 用紙収容装置 | |
JP4100302B2 (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP5861931B2 (ja) | 後処理装置、及び、画像形成装置 | |
JP2021104895A (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP2010189135A (ja) | 用紙検知装置、用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JPH07172680A (ja) | シート束移送手段を備えるシート後処理装置 | |
JP2002173263A (ja) | シート後処理装置 | |
JPH0769511A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040513 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060829 |