JP2001186786A - 電動機速度制御装置 - Google Patents

電動機速度制御装置

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JP2001186786A
JP2001186786A JP36664899A JP36664899A JP2001186786A JP 2001186786 A JP2001186786 A JP 2001186786A JP 36664899 A JP36664899 A JP 36664899A JP 36664899 A JP36664899 A JP 36664899A JP 2001186786 A JP2001186786 A JP 2001186786A
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speed
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signal
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Koichi Shida
晃一 志田
Kaoru Shinba
薫 榛葉
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PWM制御を行うことなく、電動機の低速時の
駆動電圧を高速時よりも低い値に切換えて、低速時の回
転むらをなくす電動機速度制御装置を提供する。 【解決手段】38Vの電圧を出力する主電源15と、主
電源の出力を入力として24Vの電圧を出力する降圧電
源回路16と、オン指令信号Von1 が与えられた時にオ
ン状態になって主電源15の出力電圧を電動機1に与え
るスイッチ18Aと、オン指令信号Von2 が与えられた
時にオン状態になって降圧電源回路16の出力電圧を電
動機に駆動電圧として与えるスイッチ18Bと、電動機
の回転速度が設定値以上のときにスイッチ18Aにオン
指令信号Von1 を与え、電動機の回転速度が設定値未満
のときにスイッチ18Bにオン指令信号Von2 を与える
指令信号発生手段17とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の回転速度
を指示速度に一致させるように制御する電動機速度制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機の回転速度を指示速度に一致させ
るように制御する速度制御装置は、図3に示したよう
に、電動機1の回転速度を検出して速度検出信号を出力
するロータリエンコーダ(RE)等の速度検出器2と、
電動機1の指示速度を与える指示速度信号を発生する速
度設定部3と、速度検出信号と指示速度信号とから電動
機の実回転速度と指示速度との偏差を検出する速度偏差
検出部4と、速度偏差検出部4により検出された偏差に
比例(P)演算と積分(I)演算と微分(D)演算とを
施して比例演算出力と積分演算出力と微分演算出力とを
合成することにより、偏差を零にするために必要な電動
機1の駆動電流を演算するPID演算部5と、演算部5
により演算された駆動電流を電動機1に供給する電動機
駆動部6とを備えている。
【0003】図3に示した例では、電動機1をn相(図
示の例では3相)のブラシレス直流電動機としている。
そのため、電動機の回転子の回転角度位置を検出する位
置センサ(PS)7が設けられ、位置センサ7が出力す
る位置検出信号は、回転方向指令手段9から与えられる
回転方向指令信号とともに相パターン出力部8に与えら
れている。相パターン出力部8は、位置検出信号と回転
方向指令信号とに応じて、電動機のn相の電機子コイル
のいずれの相を励磁するかを指示するための励磁相パタ
ーン信号を出力する。
【0004】電動機駆動部6は、励磁電流を流す電動機
の電機子コイルの相を励磁相パターン信号に応じて切り
替えるためにインバータ回路6Aを備えている。このイ
ンバータ回路は、電力用のトランジスタやFET等のス
イッチ素子Tu〜Tw及びTx〜Tzをブリッジ接続し
た回路からなっていて、増幅器6Bから与えられる駆動
信号に応じて所定のスイッチ素子をオン状態にすること
により、電動機1の所定の相の電機子コイルに駆動電流
を流す。電動機駆動部6はまた、電動機1の駆動電流の
大きさを演算部5により演算された値とするように該駆
動電流をPWM制御するためのPWM信号を出力するパ
ルス幅変調部6Cを備えていて、該PWM信号が相パタ
ーン信号とともに増幅器6Bに与えられている。
【0005】増幅器6Bは、相パターン信号に応じて励
磁すべき相の電機子コイルに駆動電流を流すべく、イン
バータ回路6Aのブリッジの上辺を構成するスイッチ素
子Tu〜Twのうちの1つと、該ブリッジの下辺を構成
するスイッチ素子Tx〜Tzのうちの1つとに駆動信号
を与える。このときブリッジの上辺を構成するスイッチ
素子Tu〜Twの1つに与える駆動信号、またはブリッ
ジの下辺を構成するスイッチ素子Tx〜Tzの1つに与
える駆動信号をPWM信号により変調された波形とす
る。これにより、電動機1に与えられる駆動電流をPW
M変調して該駆動電流の大きさを演算部5により演算さ
れた値とし、電動機の回転速度を指示速度に一致させ
る。
【0006】またインバータ回路6Aを通して電動機に
流れる駆動電流を検出するために電流検出用抵抗R1 が
設けられていて、この抵抗R1 の両端に得られる駆動電
流検出信号Viがパルス幅変調部6Cに与えられてい
る。パルス幅変調部6Cは、駆動電流が許容値を超えて
駆動電流検出信号Viが設定値を超えたときに、PWM
信号のデューティ比を小さくして駆動電流を制限する。
これにより、電動機1に過電流が流れるのを防止する。
【0007】図3に示した電動機速度制御装置において
は、低回転時に回転むらが生じるのを防止するため、電
動機の回転速度が設定値よりも低いときの電源電圧を、
回転速度が設定値以上あるときの電源電圧よりも低くし
て制御裕度を持たせることが行なわれている。
【0008】そのため、図3に示した例では、電動機の
回転速度が設定値未満の時に速度偏差検出部から与えら
れる信号を受けて電圧切換指令を発生する電圧切換指令
発生手段10と、電圧切換指令発生手段10が電圧切換
指令を発生しているときに矩形波状のPWM信号を出力
し、電圧切換指令を発生していないときには一定の直流
信号を出力する制御信号発生手段11と、制御信号発生
手段11の出力に応じて電源の出力を制御して所定の駆
動電圧を出力する電源回路12とを設けて、電動機の回
転速度が設定値未満のときと設定値以上のときとで、イ
ンバータ回6Aに与える駆動電圧を切り換えるようにし
ている。
【0009】従来、電源回路12としては、図4に示し
たように、図示しない直流電源の正極側の出力端子にエ
ミッタが接続されたPNP形の電力用トランジスタTR
a と、PWM信号に応じてトランジスタTRa のベース
電流を制御するNPN形の制御用トランジスタTRb
と、コイルL及びコンデンサCからなる低域通過フィル
タFとを備えたものが用いられていた。
【0010】図3に示した電動機速度制御装置におい
て、電動機の回転速度が設定値未満のときには、電圧切
換指令発生手段10が電圧切換指令を発生するため、制
御信号発生手段11が所定のデューティ比で断続する矩
形波状のPWM信号を出力する。制御信号発生手段11
がPWM信号を出力すると、該PWM信号により図4の
トランジスタTRb がオンオフさせられて、トランジス
タTRa のベース電流が断続させられるため、該トラン
ジスタTRa を通してPWM変調された電圧が出力され
る。この電圧は、電源電圧(図示の例では38V)より
も低い平均値(図示の例では24V)を有する電圧で、
フィルタFを通すことにより高調波成分が除去された後
インバータ回路6Aに駆動電圧として与えられる。
【0011】電動機の回転速度が設定値以上になって、
電圧切換指令発生手段10が電圧切換指令の出力を停止
すると、制御信号発生手段11が一定の直流信号を出力
するため、トランジスタTRb がオン状態を保持する。
このとき、トランジスタTRa には一定のベース電流が
与えられるため、該トランジスタがオン状態を保持し、
電源電圧(38V)がそのままインバータ回路6Aに駆
動電圧として与えられる。
【0012】図示の例では、速度設定部3、速度偏差検
出部4、PID演算部5、相パターン出力部8、回転方
向指令手段9、電圧切換指令発生手段10及び制御信号
発生手段11からなる制御演算ブロック13がCPU
(マイクロコンピュータ)と該CPUにより実行される
プログラムとにより実現される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の電動機速度制御
装置においては、電動機の低速回転時に電源の出力をP
WM制御することにより電源電圧を降圧して高速回転時
よりも低い電源電圧を得るようにしているが、PWM制
御により降圧させられた電圧はリップルを多く含んでい
るため、フィルタFのコイルL及びコンデンサCとして
それぞれインダクタンス及びキャパシタンスが大きいも
のを用いる必要があり、コストが高くなるのを避けられ
なかった。またCPUにPWM信号を発生する制御信号
発生手段11を設ける必要があるため、ソフトウェア制
御が複雑になるという問題があった。
【0014】本発明の目的は、高価な部品を用いること
なく、また複雑なソフトウェア制御を行なうことなく、
電動機の低速時の回転を安定させることができる電動機
速度制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機の回転
速度を検出して速度検出信号を出力する速度検出器と、
電動機の指示速度を与える指示速度信号を発生する速度
設定部と、速度検出信号と指示速度信号とから電動機の
実回転速度と指示速度との偏差を検出する速度偏差検出
部と、速度偏差検出部により検出された偏差を零にする
ために必要な電動機の駆動電流を演算する演算部と、演
算部により演算された駆動電流を電動機に供給する電動
機駆動部とを備えた電動機速度制御装置に係わるもので
ある。
【0016】本発明においては、第1の電圧を発生する
主電源と、該主電源の出力を入力として第1の電圧より
も低い第2の電圧を出力する降圧電源回路と、第1のオ
ン指令信号が与えられた時にオン状態になって主電源の
出力電圧を電動機に駆動電圧として与える第1のスイッ
チ及び第2のオン指令信号が与えられた時にオン状態に
なって降圧電源回路の出力電圧を電動機に駆動電圧とし
て与える第2のスイッチを備えた駆動電圧切換回路と、
電動機の回転速度が設定値以上のときに駆動電圧切換回
路に第1のオン指令信号を与え、電動機の回転速度が設
定値未満のときに駆動電圧切換回路に第2のオン指令信
号を与える指令信号発生手段とを設けた。
【0017】上記降圧電源回路は、例えば、電力用トラ
ンジスタと、該トランジスタを通して出力される電圧を
設定値に保つように該トランジスタのベース電圧を制御
するレギュレータ(電圧安定回路)とにより構成するこ
とができる。
【0018】上記の電動機速度制御装置においては、電
動機の回転速度が設定値以上のときにオン指令発生手段
が第1のオン指令信号を発生する。この第1のオン指令
信号が発生しているときには、第1のスイッチがオン状
態になって、主電源の出力電圧を電動機に駆動電圧とし
て与える。また電動機の回転速度が設定値未満のときに
は、オン指令発生手段が第2のオン指令信号を発生する
ため、第2のスイッチがオン状態になって、降圧電源回
路により降圧された電圧を駆動電圧として電動機に与え
る。従って、PWM制御を行なうことなく電動機の低速
回転時の駆動電圧を低下させて低速回転時の回転むらを
なくすことができる。
【0019】上記のように構成すると、インダクタンス
が大きいコイルとキャパシタンスが大きいコンデンサと
を備えた高価なフィルタを用いることなく、一般に使用
されている安価な降圧電源回路を用いて低速回転時に適
した低い電源電圧を得ることができる。そのため、低速
回転時に回転むらを生じさせることなく電動機を安定に
制御することができる電動機速度制御装置を、従来より
も低いコストで得ることができる。
【0020】また上記のように構成すると、指令信号発
生手段は、第1のスイッチ及び第2のスイッチをオンオ
フするための信号を発生すればよく、PWM信号のよう
な複雑な信号を発生する必要がないため、電動機の駆動
電圧を降圧するためのソフトウェア制御を簡単にするこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる電動機速度
制御装置の全体的な構成の一例を示したもので、この例
では、電動機1を駆動する電源として、電動機1の回転
速度が設定値以上のときの電源電圧である第1の電圧
(図示の例では38Vの直流電圧)V1を発生する主電
源15と、該主電源15の出力を入力として第1の電圧
V1 よりも低い第2の電圧(図示の例では24Vの直流
電圧)V2 を発生する降圧電源回路16とが設けられて
いる。
【0022】またCPUにより実現される制御演算部1
3に指令信号発生手段17が設けられ、この指令信号発
生手段17から駆動電圧切換回路18に第1のオン指令
信号Von1 及び第2のオン指令信号Von2 が与えられ
る。
【0023】図示の駆動電圧切換回路18は、第1のオ
ン指令信号Von1 が与えられたときにオン状態になって
主電源15の出力電圧を電動機に駆動電圧として与える
第1のスイッチ18Aと、第2のオン指令信号Von2 が
与えられたときにオン状態になって降圧電源回路16の
出力電圧を電動機に駆動電圧として与える第2のスイッ
チ18Bとにより構成されている。
【0024】図示の例では、主電源15の出力電圧が第
1のスイッチ18Aを通してインバータ回路6に入力さ
れ、降圧電源回路16の出力電圧が第2のスイッチ18
Bを通してインバータ回路6に入力されている。
【0025】速度偏差検出部4は、速度設定部3から与
えられる指示速度と回転検出器2から与えられる実回転
速度との偏差を検出するとともに、電動機の回転速度が
設定値未満の時に電圧切換指令を発生する。指令信号発
生手段17は、電動機の回転速度が設定値未満で、速度
偏差検出部4から電圧切換指令が与えられていないとき
に、第1のスイッチ18Aに第1のオン指令信号Von1
を与え、電動機1の回転速度が設定値未満になって速度
偏差検出部4が電圧切換指令を発生しているときに第2
のスイッチ18Bに第2のオン指令信号Von2 を与え
る。
【0026】降圧電源回路16の構成例及び第1及び第
2のスイッチ18A及び18Bの具体的構成例を図2に
示した。図2に示した電圧調整回路16は、エミッタが
主電源19の正極側出力端子に接続されたPNP形のパ
ワートランジスタTR1 と、トランジスタTR1 のベー
ス接地間及びコレクタ接地間にそれぞれ接続されたコン
デンサC1 及びC2 と、トランジスタTR1 のコレクタ
接地間の電圧を設定値(この例では24V)に保つよう
にトランジスタTR1 のベース電圧を制御するレギュレ
ータ(電圧調整器)20と、トランジスタTR1 のベー
スエミッタ間に接続された抵抗R2 とにより構成されて
いる。
【0027】レギュレータ20としては、電源と負荷と
の間に設けられるトランジスタ等の制御素子と、該制御
素子を通して負荷に印加される電圧を設定値に保つよう
に制御素子に制御信号を与える制御回路とにより構成さ
れるアナログ形のシリーズレギュレータを用いるのが好
ましい。
【0028】このように、電力用トランジスタTR1
と、該トランジスタを通して出力される電圧を設定値に
保つように該トランジスタのベース電圧を制御するレギ
ュレータ20とにより降圧電源回路を構成すると、該電
源回路から電動機にレギュレータ20の定格電流の5〜
6倍の定格電流を流すことができるため、定格電流が小
さい安価なレギュレータICを用いて降圧電源回路16
を構成することができ、電動機を通して大きな電流が流
れる起動時や制動時にも問題なく対応することができ
る。
【0029】また上記のようにレギュレータ20とし
て、シリーズレギュレータのようなアナログ形のレギュ
レータを用いると、LCフィルタ回路を必要としないた
め、コストの低減を図ることができる。
【0030】第1のスイッチ18Aは、主電源15の正
極側出力端子にエミッタが接続され、コレクタがインバ
ータ回路6Aの正極側の電源端子に接続されたPNPト
ランジスタTR2 と、該トランジスタTR2 のベースに
抵抗R3 を通してコレクタが接続され、エミッタが接地
されたNPNトランジスタTR3 と、トランジスタTR
2 のエミッタベース間に接続された抵抗R4 と、トラン
ジスタTR2 のコレクタ及びエミッタにそれぞれアノー
ド及びカソードが接続されたダイオードD1 とからなっ
ていて、トランジスタTR3 のベースに第1のオン指令
信号Von1 が与えられている。
【0031】また第2のスイッチ18Bは、エミッタが
降圧電源回路16の出力端子に接続され、コレクタがダ
イオードD2 を通してインバータ回路6Aの電源端子に
接続されたPNPトランジスタTR2 ´と、該トランジ
スタTR2 ´のベースに抵抗R3 ´を通してコレクタが
接続され、エミッタが接地されたNPNトランジスタT
R3 ´と、トランジスタTR2 ´のエミッタベース間に
接続された抵抗R4 ´と、トランジスタTR2 ´のコレ
クタ及びエミッタにそれぞれアノード及びカソードが接
続されたダイオードD1 ´とにより、第1のスイッチ1
8Aと同様に構成されていて、トランジスタTR3 ´の
ベースに第2のオン指令信号Von2 が与えられている。
またダイオードD2 のカソードとトランジスタTR2 の
コレクタとの接続点と接地間には、アノードを接地側に
向けたダイオードD3 が接続されている。その他の構成
は、図3に示した従来の電動機速度制御装置と同様であ
る。
【0032】図1及び図2に示した電動機速度制御装置
において、電動機1の回転速度が設定値以上のときに
は、指令信号発生手段17が第1のオン指令信号Von1
を発生しているため、第1のスイッチ18Aを構成する
トランジスタTR3 がオン状態になり、トランジスタT
R2 がオン状態になる。この状態では、主電源15の出
力電圧(図示の例では38V)が第1のスイッチ18A
のトランジスタTR2 のエミッタコレクタ間を通してイ
ンバータ回6Aに与えられる。したがって、電動機の回
転速度が設定値以上のときには、主電源15の出力電圧
を駆動電圧として電動機1が駆動される。
【0033】電動機の回転速度が設定値よりも低くなる
と、速度偏差検出部4から指令信号発生手段17に電圧
切換指令が与えられる。このとき指令信号発生手段15
が第2のオン指令信号Von2 を発生するため、第2のス
イッチ18BのトランジスタTR3 ´がオン状態にな
り、トランジスタTR2 ´がオン状態になる。このとき
降圧電源回路16の出力電圧(図示の例では24V)が
トランジスタTR2 ´を通してインバータ回路6Aに与
えられる。したがって、電動機の回転速度が設定値より
も低い時には、降圧電源回路16から出力される低電圧
により電動機が駆動される。
【0034】上記の例では、ブラシレス直流電動機1を
制御する場合を例にとったが、他の直流電動機の回転速
度を制御する場合にも本発明を適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、PWM
制御を行なうことなく、電動機の低速回転時にその駆動
電圧を低い値に切換えることができるため、高価なフィ
ルタを省略して、低速回転時の回転むらをなくすことが
できる電動機速度制御装置を安価に構成することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電動機速度制御装置の全体的な
構成の一例を示した構成図である。
【図2】図1の速度制御装置で用いる降圧電源回路及び
駆動電圧切換回路の具体的構成例を示した回路図であ
る。
【図3】従来の電動機速度制御装置の構成例を示した構
成図である。
【図4】図3の制御装置で用いられていた電源回路の構
成を示した回路図である。
【符号の説明】
1…電動機、2…回転検出器、3…速度設定部、4…速
度偏差検出部、5…PID演算部、6…電動機駆動部、
15…主電源、16…降圧電源回路、17…指令信号発
生手段、18…駆動電圧切換回路、18A…第1のスイ
ッチ、18B…第2のスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転速度を検出して速度検出信
    号を出力する速度検出器と、前記電動機の指示速度を与
    える指示速度信号を発生する速度設定部と、前記速度検
    出信号と指示速度信号とから電動機の実回転速度と指示
    速度との偏差を検出する速度偏差検出部と、前記速度偏
    差検出部により検出された偏差を零にするために必要な
    前記電動機の駆動電流を演算する演算部と、前記演算部
    により演算された駆動電流を前記電動機に供給する電動
    機駆動部とを備えた電動機速度制御装置において、 第1の電圧を発生する主電源と、 前記主電源の出力を入力として前記第1の電圧よりも低
    い第2の電圧を出力する降圧電源回路と、 第1のオン指令信号が与えられた時にオン状態になって
    前記主電源の出力電圧を前記電動機に駆動電圧として与
    える第1のスイッチと、第2のオン指令信号が与えられ
    た時にオン状態になって前記降圧電源回路の出力電圧を
    前記電動機に駆動電圧として与える第2のスイッチとを
    備えた駆動電圧切換回路と、 前記電動機の回転速度が設定値以上のときに前記駆動電
    圧切換回路に前記第1のオン指令信号を与え、前記電動
    機の回転速度が設定値未満のときに前記駆動電圧切換回
    路に前記第2のオン指令信号を与える指令信号発生手段
    と、 を具備したことを特徴とする電動機速度制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011099262A1 (ja) * 2010-02-10 2011-08-18 パナソニック株式会社 ブラシレスモータ駆動装置およびブラシレスモータ並びに空気調整機
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