JP2001186710A - 直流回転電機 - Google Patents

直流回転電機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線の導入部での水密性が向上した直流
回転電機を提供する。 【解決手段】 本発明の直流回転電機は、エンドフレー
ム6の外部から内部のブラシ5に接続するリード線10
と、リード線10をエンドフレーム6に絶縁して保持す
るゴム製のグロメット1とを有する。リード線10は、
エンドフレーム6の外部に延在する外部電源線3と、エ
ンドフレーム6の内部に延在し二つのブラシ5にそれぞ
れ接続されている二本のブラシリード線2と、外部電源
線3とブラシリード線2との間に介在し両者2,3を接
続する中継金具4とからなる。中継金具4は表面が平滑
であって縦走する隙間がなく、グロメット1の貫通孔に
しまり嵌めで保持されているので、この部分Sで水の浸
入はくい止められ、リード線10の導入部で高い水密性
が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータや直流
発電機など、ブラシをもった直流回転電機の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来技術では、たとえば特開平10−2
15542号公報に開示されているように、リード線が
グロメットの貫通孔を通じてフレームの外部の電源と内
部のブラシとを接続している。
【0003】ここで、ブラシは組立分解時と運用中に所
定の範囲で移動するので、リード線はフレームの内部で
屈伸可能でなければならない。また、外部の電源と接続
するに際し、リード線はフレームの外部でも屈曲可能で
あることが望ましい。それゆえ、従来技術では、リード
線は、繰り返し屈曲に耐えることができるように屈伸自
在な撚り線からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術では、前述のように撚り線からなるリード線が
グロメットを貫通しており、撚り線はその長さ方向に連
通する細い隙間を多数形成している。それゆえ、撚り線
からなるリード線が形成する隙間は、フレームの内外を
連通しており、これらの隙間を通じてフレームの外部か
ら内部に水が浸入する可能性があった。
【0005】それゆえ、リード線のうちグロメットによ
って保持される部分を溶接固めするという従来技術もあ
ったが、溶接固めした部分の内部が完全にソリッド(中
実)になるわけではないので、やはり隙間が残り水が浸
入する恐れがあった。また、溶接固めした部分の外形寸
法や形状にばらつきが出るので、グロメットの締め代
(しめしろ)にもばらつきが生じ、これに起因してもや
はり水が浸入する恐れがあった。そのうえに、溶接固め
した部分の表面があまり平滑になりにくいので、グロメ
ットとの間に隙間を生じてここからも水が浸入する恐れ
があった。
【0006】一方、グロメットの貫通孔を外部に延長し
てシール部を形成し、より長くリード線を覆って水密性
を高めようとする対策も考えられる。しかし、リード線
が撚り線からなる限り長手方向に延在する多数の隙間が
存在し、リード線を外部に接続する先端まで覆うわけに
はいかないので、グロメットのシール部のなくなった部
分からリード線の隙間を伝って水が浸入する恐れがあっ
た。
【0007】その結果、従来技術によってはリード線の
導入部で十分な水密性が得られなかった。
【0008】そこで本発明は、リード線の導入部におい
て水密性が向上した直流回転電機を提供することを解決
すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、発明者らは以下の手段を発明した。
【0010】(第1手段)本発明の第1手段は、請求項
1記載の直流回転電機である。ここで、リード線とはワ
イヤに限定されるものではなく、リードまたは導電路と
して広く捉えるものとする。
【0011】本手段では、リード線は、フレームの外部
に延在する外部電源線と、フレームの内部に延在しブラ
シに接続されているブラシリード線と、外部電源線とブ
ラシリード線との間に介在し両者を接続する中継金具と
をもつ。そして中継金具は、外部電源線が接続された外
部接続部と、外部接続部から離れてブラシリード線が接
続された内部接続部とをもち、外部接続部と内部接続部
との間でグロメットによってしまり嵌めで保持されてい
る。
【0012】すなわち、外部電源線もブラシリード線も
グロメットを貫通しておらず、グロメットの貫通孔内に
は中継金具が保持されているが、中継金具はソリッドな
導体であって縦走する隙間をもたない。そして、中継金
具の外部接続部と内部接続部との間で、中継金具の少な
くとも一部がグロメットの貫通孔の内周面にしまり嵌め
で当接している。それゆえ、外部電源線およびブラシリ
ード線が撚り線であっても、中継金具とグロメットとの
間がシールされているので、回転電機へのリード線の導
入部において高い水密性が得られる。
【0013】したがって、本手段の直流回転電機によれ
ば、グロメットと中継金具との間で高い水密性が得られ
るので、リード線の導入部において水密性が格段に向上
するという効果がある。
【0014】なお、外部電源線がグロメットから真っ直
ぐでない方向に引き出されている方が外部電源線の取り
回しに都合がよい場合には、外部電源線を中継金具に対
して傾けて接続することも可能になる。その結果、本手
段の直流回転電機によれば、必要に応じて外部電源線を
傾けて取り出せるので、外部電源線の取り回しが容易に
なるという効果も得られる。
【0015】(第2手段)本発明の第2手段は、請求項
2記載の直流回転電機である。
【0016】本手段では、中継金具は、T字形状をした
板部材であり、T字の縦棒の先端部に外部接続部をも
ち、T字の横棒に内部接続部をもつ。すると、中継金具
の縦棒の基端部から中間部にかけて細く長い縦長部が形
成されてるので、この縦長部がグロメットの貫通孔にし
まり嵌めで挿入されていれば、中継金具とグロメットと
の間で極めて高い水密性が得られるようになる。
【0017】また、中継金具において横棒は縦棒よりも
ずっと幅が広いので、横棒によって中継金具はグロメッ
トの貫通孔の周囲に係止され、外部電源線が外部から引
っ張られても、中継金具がグロメットから外部へ外れて
しまうことが防止されている。そればかりではなく、中
継金具は横棒に内部接続部をもつので、横棒に複数の内
部接続部を設けて複数のブラシリード線を接続すること
が容易になる。なお、中継金具は板部材であるので、中
継金具の製作が容易で安価にできるばかりではなく、外
部電源線との溶接とブラシリード線との溶接が容易であ
る。
【0018】したがって、本手段の直流回転電機によれ
ば、前述の第1手段の効果(リード線の導入部での水密
性の向上)がより強化されるという効果がある。また、
中継金具がグロメットにより強固に保持されるととも
に、中継金具に複数のブラシリード線を取り付けること
が容易になるという効果がある。
【0019】(第3手段)本発明の第3手段は、請求項
3記載の直流回転電機である。
【0020】本手段では、グロメットおよび中継金具と
のうち一方は、他方に当接する当接部に形成されループ
状に閉じた少なくとも一つの突条を、グロメットの貫通
孔の外部開口と内部開口との間を仕切る位置にもつ。こ
のようにグロメットと中継金具との当接部を一周する突
条があれば、突条の部分でグロメットと中継金具との当
接圧力が突出して高まり、水密性がいっそう向上する。
それでいながら、締め代(しめしろ)を大きく取ってい
ても、グロメットの貫通孔へ中継金具を挿入するにあた
って大きな挿入力は必要でなく挿入が容易になる。さら
に、突条が複数本あれば、グロメットと中継金具との間
で幾重にもシールされることになるので、水密性はさら
に向上する。
【0021】したがって、本手段の直流回転電機によれ
ば、前述の第1手段または第2手段の効果に加えて、グ
ロメットへの中継金具の挿置が比較的容易でありなが
ら、両者の間の水密性がさらに向上するという効果があ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の直流回転電機の実施の形
態については、当業者に実施可能な理解が得られるよ
う、以下の実施例で明確かつ十分に説明する。
【0023】[実施例1] (実施例1の構成)本発明の実施例1としての直流回転
電機は、自動車のエンジンを始動するスタータの直流モ
ータである。
【0024】本実施例の直流回転電機は、図1に示すよ
うに、エンドフレーム6と、エンドフレーム6の外部か
ら内部のブラシ5に接続するリード線10と、リード線
10をエンドフレーム6に絶縁して保持するゴム製のグ
ロメット1とを有する。リード線10は、エンドフレー
ム6の外部に延在する外部電源線3と、エンドフレーム
6の内部に延在し二つのブラシ5にそれぞれ接続されて
いる二本のブラシリード線2と、外部電源線3とブラシ
リード線2との間に介在し両者2,3を接続する中継金
具4とからなる。
【0025】ここで、図1および図2を参照して、ブラ
シリード線2、外部電源線3および中継金具4からなる
リード線10の構成を説明する。
【0026】すなわち、外部電源線3は銅製の撚り線で
あって、一端で中継金具4の外部接続部41に溶接され
ており、リング状の他端でメインスイッチ(図略)の端
子に接続される。また、各ブラシリード線2もやはり銅
製の撚り線であって、一端で中継金具4の二つの内部接
続部42のうち一方に溶接されており、他端でブラシ5
の側面に接続されている。
【0027】一方、中継金具4は、T字形状をしたソリ
ッドな銅製の板部材であって、先端部は外部電源線3が
接続された外部接続部41と、外部接続部41から離れ
て各ブラシリード線2が接続された二つの内部接続部4
2とをもつ。すなわち、中継金具4のうちT字の縦棒の
先端部は、表面に外部電源線3の端部31がスポット溶
接された外部接続部41である。一方、横棒の両端部付
近は、それぞれ表面にブラシリード線2がスポット溶接
された内部接続部42である。また、中継金具4は板材
ではあるがT字の横棒部分はプレスされて薄くなってお
り(図2参照)、幅が細い縦棒は横棒よりも厚くなって
大きな断面積をもっている。なお、各ブラシリード線2
および外部電源線3が中継金具4に溶接されている端部
21,31は、撚り線がその切り落とし端部からばらけ
るのを防ぎスポット溶接を容易にするために、予め電極
に挟んで電気溶接され、少なくとも外周面は平滑になる
ように固められている。
【0028】そして中継金具4は、外部接続部41と内
部接続部42との間で、グロメット1によってしまり嵌
めで保持されている。すなわち、T字状をした中継金具
4の縦棒の中間部は、グロメット1(図3参照)の貫通
孔12に通され、貫通孔12の内周に形成された数本の
突条13によって隙間なく締め付けられている。それゆ
え、再び図1および図2に示すように、グロメット1と
中継金具4との間はシール部Sで水密に封止されてい
る。
【0029】ここで、グロメット1は、図3に示すよう
に、中継金具4に当接する当接部としての貫通孔12の
内周面に形成されループ状に閉じた数本の突条13をも
つ。これらの突条13は、グロメット1の貫通孔12の
外部開口と内部開口との間を仕切る位置に形成されてい
る。再び図2に示すように、中継金具4の縦棒の中間部
は、グロメット1の貫通孔12にしまり嵌めで挿入され
ており、ループ状に閉じた数本の突条13によってかな
りの圧力で締め付けられている。
【0030】外部電源線3の端部31の先端面は、グロ
メット1の貫通孔12の外部開口の縁の端面に当接して
いるので、中継金具4がグロメット1からエンドフレー
ム6の内部に抜け落ちることは防止されている。また、
再び図1ないし図3に示すように、中継金具4のT字の
横棒がグロメット1の凹部11に収容されているので、
中継金具4がグロメット1から外部に抜け出ることも防
止されている。すなわち、いったん組み立てられてしま
ったら、中継金具4はグロメット1にしっかりと保持さ
れている。
【0031】なお、グロメット1を形成しているゴム材
料としては、スタータモータには大電流が流れるうえに
エンジン等からの輻射熱を浴びて高温になるので耐熱性
が要求されるという観点から、耐熱ニトリルゴムが採用
されている。その他にも、アクリルゴムなどが好適であ
る。
【0032】(実施例1の組立手順)本実施例の回転電
機においては、ブラシリード線2、外部電源線3および
中継金具4からなるリード線10と、ゴム製のグロメッ
ト1との組立手順が従来の回転電機と異なる。そこで、
図4を参照して、リード線10とグロメット1との組立
手順を以下に説明する。
【0033】先ず、外側から外部電源線3がグロメット
1の貫通孔12に引き込まれ、グロメット1から内側に
所定の長さで外部電源線3が引き出される。この際、外
部電源線3の撚り線部分の断面積は、無負荷時における
グロメット1の貫通孔12の断面積よりも大きい。しか
し、グロメット1が弾力性に富んだゴム製であるのでゴ
ム弾性によって貫通孔12の断面積が拡がり、外部電源
線3がグロメット1の貫通孔12に挿通される。
【0034】次に、この状態で、中継金具4の所定位置
に所定の向きで、二本のブラシリード線2の端部21と
外部電源線3の端部31とがそれぞれスポット溶接され
る。スポット溶接は、外部接続部41と二カ所の内部接
続部42との三点で一度に行われ、その結果、ブラシリ
ード線2、外部電源線3および中継金具4からなるリー
ド線10が一体に接続される。
【0035】最後に、グロメット1の外側に外部電源線
3が引き出されることにより、グロメット1の中に中継
金具4が引き込まれ、中継金具4はグロメット1の所定
位置に保持されるに至る。すなわち、再び図1および図
2に示すように、中継金具4の縦棒はグロメット1の貫
通孔12にしまり嵌めで挿入され、中継金具4の横棒は
グロメット1の凹部11(図3参照)に収容されるに至
る。
【0036】以上でリード線10およびグロメット1の
組立は終わり、再び図1に示すように、リード線10を
保持した状態でグロメット1はリアフレーム11に組み
付けられる。
【0037】(実施例1の作用効果)本実施例の直流回
転電機は、以上のように構成されているので、以下のよ
うな作用効果を発揮する。
【0038】前述のように、中継金具4はソリッドなT
字状の板部材であって、グロメット1の貫通孔12に挿
入される長い縦棒部分をもち、その表面は平滑である。
そして、この縦棒部分をしまり嵌めで保持しているグロ
メット1には、貫通孔12の内周面に数段の突条13が
形成されている。各突条13は、その稜線でグロメット
1の縦棒の外周面にかなりの圧力をもって隙間なく密着
しており、グロメット1の貫通孔12と中継金具4の縦
棒との間は、数段の突条12によってしっかりと封止さ
れている。
【0039】それゆえ、外部電源線3および二本のブラ
シリード線2が撚り線であっても、両者2,3の間に介
在する中継金具4とグロメット1との間が数段階にわた
ってシールされている。また、ゴム製のグロメット1の
貫通孔12には突条13が形成されていて変形容易であ
るので、グロメット1への中継金具4の挿入が容易であ
るばかりではなく、突条13の締め代が大きく取れて密
封性がなお向上する。その結果、リード線10の導入部
で極めて高い水密性が得られる。
【0040】そればかりではなく、グロメット1にリー
ド線10を挿入する工程は、比較的容易である。さら
に、前述のように中継金具4がグロメット1にしっかり
と保持されるので、リード線10がグロメット1に対し
て適正な位置に保たれる。
【0041】したがって、本実施例の直流回転電機によ
れば、グロメット1と中継金具4との間で高い水密性が
得られるので、リード線10の導入部において水密性が
格段に向上するという効果がある。その結果、スタータ
が水を被るようなことがあっても、本実施例の直流回転
電機であるスタータモータに、リード線10の導入部か
ら水が浸入することは防止されている。また、リード線
10およびグロメット1が比較的組み立て容易でありな
がら、リード線10がグロメット1に対して適正な位置
に保持されており自然には外れないという効果もある。
【0042】(実施例1の変形態様1)本実施例の変形
態様1として、図5および図6に示すように、中継金具
4’の縦棒部分の外周面に多数の突条43が形成されて
おり、グロメット1’の貫通孔12の内周面には突条1
3が形成されていない直流回転電機の実施も可能であ
る。蛇腹状のローレットを押しつけてローレット仕上げ
を行えば、中継金具4’の縦棒部分に突条43を形成す
ることは容易である。あるいは、中継金具4’を打ち抜
くプレス型に蛇腹状の突条43が形成されていても、中
継金具4’に突条43を形成することができる。
【0043】本変形態様でも、中継金具4’の縦棒部分
はグロメット1’の貫通孔12にしまり嵌めで挿入され
ており、中継金具4’の突条43の稜線がグロメット
1’の内周面に押しつけられて食い込んでシールしてい
る。したがって、本変形態様によっても前述の実施例1
と同様の効果が得られる。
【0044】(実施例1の変形態様2)本実施例の変形
態様2として、中継金具4の縦棒部分はグロメット1の
貫通孔12にしまり嵌めで挿入されいるが、いずれにも
突条13(または43)のない直流回転電機の実施が可
能である。本変形態様によっても、しまり嵌めによる密
着性が十分であれば、前述の実施例1に準ずる程度にか
なり水密性が向上するという効果がある。
【0045】(実施例1の変形態様3)なお、直流回転
電機の外部電源線3が接続される接続先の位置によって
は、外部電源線3がグロメット1から斜めに傾いて引き
出されている方が、外部電源線3の取り回しに都合がよ
い場合もありうる。そこで、本実施例の変形態様3とし
て、中継金具4の外部接続部41に外部電源線3が適正
な角度をもって斜めに溶接されている直流回転電機の実
施も可能である。本変形態様の直流回転電機によれば、
前述の実施例1と同様の効果に加えて、必要に応じて外
部電源線3を傾けて直流回転電機から取り出せるので、
外部電源線3の取り回しが容易になるという効果が得ら
れる。
【0046】なお、本変形態様の組立に際し、外部電源
線3の端部31と中継金具4の外部接続部41との溶接
部をグロメット1の貫通孔12に通すに際して、貫通孔
12がかなり拡げられる。しかし、グロメット1が弾力
性に富み伸縮自在なゴムからなるので、特に不都合が生
じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1としての直流回転電機の要部構成を
示す正面図
【図2】 実施例1としての直流回転電機の要部構成を
示す側断面図
【図3】 実施例1におけるグロメット1の形状を示す
側断面図
【図4】 実施例1におけるリード線導入部の組立手順
を示す分解図
【図5】 実施例1の変形態様1での中継金具の形状を
示す正面図
【図6】 実施例1の変形態様1でのグロメット1の形
状を示す側断面図
【符号の説明】
1,1’:グロメット(ゴム製) 11:凹部 12:貫通孔 13:複数の突条(それぞれループ状に一周して閉じ
る) 10:リード線 2:ブラシリード線(銅製の撚り線) 21:端部 3:外部電源線(銅製の撚り線) 31:端部 4,4’:中継金具(銅製板材) 41:外部接続部 42:内部接続部 43:複数の突条(それぞれループ状に一周して閉じ
る) 5:ブラシ 6:フレーム(鋼製) S:シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若原 康行 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H605 AA02 BB05 BB09 CC02 CC09 EA09 EC02 FF08 GG04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、 このフレームの外部から内部のブラシに接続するリード
    線と、 このリード線をこのフレームに絶縁して保持するグロメ
    ットと、を有する直流回転電機において、 前記リード線は、 前記フレームの外部に延在する外部電源線と、 このフレームの内部に延在し前記ブラシに接続されてい
    るブラシリード線と、 この外部電源線が接続された外部接続部とこの外部接続
    部から離れてこのブラシリード線が接続された内部接続
    部とをもち、この外部接続部とこの内部接続部との間で
    前記グロメットによってしまり嵌めで保持された中継金
    具と、からなることを特徴とする、直流回転電機。
  2. 【請求項2】前記中継金具は、T字形状をした板部材で
    あり、縦棒の先端部に前記外部接続部をもち、横棒にそ
    れぞれ前記内部接続部をもつ、 請求項1記載の直流回転電機。
  3. 【請求項3】前記グロメットおよび前記中継金具とのう
    ち一方は、他方に当接する当接部に形成されループ状に
    閉じた少なくとも一つの突条を、このグロメットの貫通
    孔の外部開口と内部開口との間を仕切る位置にもつ、請
    求項1〜2のうちいずれかに記載の直流回転電機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031795A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp スタータ
WO2016086895A1 (en) * 2014-12-05 2016-06-09 Valeo Equipements Electriques Moteur Motor vehicle starter provided with a thermal protection system

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