JP2001185805A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP2001185805A
JP2001185805A JP36915399A JP36915399A JP2001185805A JP 2001185805 A JP2001185805 A JP 2001185805A JP 36915399 A JP36915399 A JP 36915399A JP 36915399 A JP36915399 A JP 36915399A JP 2001185805 A JP2001185805 A JP 2001185805A
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light
optical
face
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cleavage plane
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JP36915399A
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Inventor
Takashi Akiyama
傑 秋山
Takayuki Yamamoto
剛之 山本
Yuji Kotaki
裕二 小滝
Takeshi Morito
健 森戸
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半導体装置に関し、反射光の影響を低減し
ながら、光ファイバ等との位置合わせを容易にする。 【解決手段】 少なくとも一つの光導波路1の光の入出
射端面2の近傍における光軸方向を光の入出射端面の法
線5に対して傾斜させるとともに、光の入出射端面2を
劈開面3に対して傾斜させ、且つ、少なくとも一つの光
導波路1の光の入出射端面2の近傍における光軸方向を
劈開面3の法線に対して傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体装置に関す
るものであり、特に、光ファイバを用いた光通信システ
ム(フォトニック・ネットワーク)に用いられる半導体
光増幅器(SOA)或いは変調器集積型分布帰還型半導
体レーザ等の光半導体装置における端面での反射を低減
し、且つ、光ファイバとの結合を容易にするための構造
に特徴のある光半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光通信システムにおいては、光
ファイバ中を伝播する信号光の減衰を補償するために途
中に半導体光増幅器を設けて信号光を増幅しているの
で、この様な半導体光増幅器の一例を図13及び図14
を参照して説明する(必要ならば、ELECTRONI
CS LETTERS,Vol.23,No.19,p
p.990−991,10th September
1987参照)。
【0003】図13(a)参照 図13(a)は従来の半導体光増幅器の概略的斜視図で
あり、InGaAsP歪活性層83を含むストライプ状
メサ86の側面をp型InP電流ブロック層87及びn
型InP電流ブロック層88で埋め込むとともに、全面
にp型InPクラッド層89を設け、p型InPクラッ
ド層89上にp側電極90を設けるとともに、n型In
P基板81の裏面にn側電極91を設けることによって
構成されている。
【0004】図13(b)参照 図13(b)は従来の半導体光増幅器の光入出射端面の
構造を示す概略的平面図であり、ストライプ状メサ86
によって構成される光導波路93は、劈開面92の法線
に対して約7°傾いており、光導波路93から増幅され
て出力される出射光94は劈開面92の法線に対して約
23°傾いて出射されることになる。
【0005】図14参照 図14は、従来の半導体光増幅器と光ファイバとの結合
構造を説明図である、光ファイバ96からの入射光97
が劈開面92の法線に対して約23°傾いて入射するよ
うに光ファイバ96を配置するとともに、劈開面92の
法線に対して約23°傾いて出射される出射光94の出
射方向と光軸が一致するように光ファイバ95を配置す
る。
【0006】この場合、入射光97はp側電極90とn
側電極91との間に電流を注入することによって光学利
得を有するようにした光導波路93において増幅されて
出射光94として出射されることになるが、一対の劈開
面92の間でレーザ共振器が構成されないように、光導
波路93を劈開面92に対して7°傾斜させている。
【0007】即ち、半導体増幅器への注入電流を大きく
していくと、劈開面で反射を繰り返す光が共振モードと
なり、利得の波長依存性を示す曲線において素子長の逆
数に対応した間隔で山谷を生ずるため、共振モードを発
生させないために最大注入電流は小さく抑えられ、結果
として得られる光学利得が小さくなる。
【0008】そこで、光導波路93を光入出射端面とな
る劈開面92の法線に対して5〜8°傾けることによっ
て、光導波路93中で増幅された光の内、光入出射端面
で反射した成分は光導波路93内に戻りにくくなるた
め、半導体光増幅器内の光の共振モードは抑えられ、そ
れによって、最大注入電流を大きくすることができるの
で、結果として得られる光学利得も大きくなる。因に、
7°傾斜させた場合には、光入出射端面での光の反射率
を無反射膜のない場合において、2桁以上も低減するこ
とができる。
【0009】次に、同様に半導体光増幅器において光入
出射端面で反射を抑制する他の方法が提案(必要なら
ば、特開平10−12959号公報参照)されているの
で、図15を参照して説明する。 図15参照 図15は、従来の改良型半導体光増幅器の光入出射端面
の構造を示す概略的平面図であり、光導波路93は、劈
開面92に対して垂直になっているが、ドライ・エッチ
ングを施すことによって劈開面92から約7°傾いた光
入出射端面98を形成したものである。
【0010】したがって、光導波路93は光入出射端面
98の法線に対して7°傾斜しており、光導波路93か
ら増幅されて出力される出射光94は劈開面92の法線
に対して約16(=23°−7°)°傾いて出射される
ことになる。
【0011】次に、図16を参照して、この様な半導体
光増幅器をアレイ化した場合における光ファイバとの結
合構造を説明する。 図16参照 図16は、従来の半導体光増幅器アレイと光ファイバの
結合構造の説明図である、各光ファイバ96からの入射
光97が劈開面92の法線に対して約23°傾いて入射
するように各光ファイバ96を配置するとともに、劈開
面92の法線に対して約23°傾いて出射される出射光
94の出射方向と光軸が一致するように各光ファイバ9
5を配置する。
【0012】この様に、アレイ化することによって、分
離したディスクリートの半導体光増幅器を複数個用いた
場合に比べて比較的低コストで、高均一に多チャンネル
の光増幅を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様に光導
波路を光入出射端面の法線に対して傾斜させた従来の半
導体光増幅器を実際の光通信システムにおいて使用する
場合には、PLC(Planary Light wa
ve Circuit)や光ファイバ等の光導波路と光
学的に結合させてモジュール化する必要がある。
【0014】このモジュール化工程においては、素子の
劈開面を視覚的に認識し、これを光の入出力方向とする
ことになるが、図13の場合も図15の場合の場合も素
子の劈開面の法線と光の入出射方向とが一致しておら
ず、光結合のための位置合わせが非常に困難になるとい
う問題がある。
【0015】特に、図16に示すようにアレイ化した場
合には、光ファイバもアレイ状に配置することになる
が、各光導波路の光入出射端面と各光ファイバの入出射
端面との距離を等しくするために、各光ファイバの入出
射端面を適当にずらす必要があり、実装工程が複雑化し
低コスト化を阻害するという問題がある。なお、図16
においては、4番目の光ファイバを1番目の光ファイバ
に対して距離Lだけずらしている。
【0016】なお、半導体光増幅器において光入出射端
面で反射を抑制するさらに他の方法が提案(必要なら
ば、特開平5−175611号公報参照)されており、
光導波路を構成するストライプ状メサの光入出射端面の
法線をストライプ状メサの光軸に対してθ1 傾けるとと
もに、光入出射端面に広禁制帯幅半導体埋込層からなる
窓構造を設け、この窓構造部に形成した劈開面の法線に
対して光導波路を構成するストライプ状メサの光入出射
端面の法線をθ2 傾けている。
【0017】この様に、光導波路を構成するストライプ
状メサの光入出射端面の法線をストライプ状メサの光軸
に対してθ1 傾けることによって、ストライプ状メサの
光入出射端面と窓構造との境界面における反射による共
振モードの発生を抑制するものである。
【0018】この場合、活性層の屈折率をn1 、窓構造
の屈折率をn2 とした場合、 n1 sinθ1 =n2 sinθ2 (但し、θ1 ≠0°) の関係を満たすことによって、入射光は劈開面に対して
垂直に入射し、出射光は劈開面に対して垂直に出射され
るので、上述のような光ファイバ或いは光ファイバアレ
イとの位置合わせの問題は解消されることになる。
【0019】しかし、この場合には、空気との境界面と
なって屈折率差が大きくて反射の影響がより大きくなる
劈開面が最終的な光入出射端面となるが、上述のように
光の入出射方向が劈開面と垂直になっているので、この
劈開面における反射による共振モードを抑制する効果は
非常に小さく、したがって、最大注入電流が小さく抑え
られてしまうので、結果として得られる光学利得が小さ
くなるという問題がある。
【0020】したがって、本発明は、反射光の影響を低
減しながら、光ファイバ等との位置合わせを容易にする
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】ここで、図1を参照し
て、本発明における課題を解決するための手段を説明す
る。なお、図1は光入出射端面の概略的構造を示す平面
図である。 図1参照 (1)本発明は、一つ以上の光導波路1を有し、且つ、
一つ以上の光の入出力を行う光の入出射端面2を有する
光半導体装置において、少なくとも一つの光導波路1の
光の入出射端面2の近傍における光軸方向が光の入出射
端面の法線5に対して傾斜しているとともに、光の入出
射端面2が劈開面3に対して傾斜しており、且つ、少な
くとも一つの光導波路1の光の入出射端面2の近傍にお
ける光軸方向が劈開面3の法線に対して傾斜しているこ
とを特徴とする。
【0022】この様に、光導波路1の光の入出射端面2
の近傍における光軸方向、入出射端面の法線5、及び、
劈開面3の法線の全てが一致しないように構成すること
によって、入出射端面2における光の反射を効果的に低
減することができるとともに、光の入出射方向4を劈開
面3の法線に近づけることができ、それによって、光フ
ァイバ等との光学的結合を容易にすることができる。特
に、光の入出射方向4を劈開面3の法線に一致させるこ
とが望ましい。
【0023】なお、少なくとも光導波路1の光の入出射
端面2の近傍における光軸方向と劈開面3の法線とのな
す角αは15〜17°が望ましく、また、光の入出射端
面2と劈開面3のなす角(90°−θ)は22〜23°
が望ましく、さらに、少なくとも光導波路1の光の入出
射端面2の近傍における光軸方向と光の入出射端面の法
線5とのなす角(90°−θ−α)は5〜8°が望まし
い。
【0024】また、光の入出射端面2に、広禁制帯幅の
半導体層で埋め込んだ窓構造を設けても良いものであ
る。なお、本発明において、「光半導体装置」とは、半
導体光増幅装置或いは変調器集積型半導体レーザ装置を
意味するものである。
【0025】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、少なくとも一つの光導波路1の光の入出射端面2の
近傍における光軸方向が、光入射側端部と光出射側端部
において非平行であり、且つ、光入射側端部と光出射側
端部との間の光導波路1が、緩やかな曲線で構成されて
いることを特徴とする。
【0026】この様に、光導波路1の光の入出射端面2
の近傍における光軸方向は、光入射側端部と光出射側端
部において非平行にしても良いものであり、光入射側端
と光出射側端を互いに対向する異なった端面とした場合
には、光の入射位置と光の出射位置とを各々同一直線上
に配置することができる。また、光入射側端と光出射側
端を同一の端面とした場合には、一方の端面側だけでの
位置合わせであるので、PLC等との光結合が容易にな
る。
【0027】(3)また、本発明は、複数の光導波路1
を有するとともに、光導波路1の光の入出射端面2に対
し光学的に結合するように光ファイバアレイ或いは集積
型光導波路回路のいずれかを配置した光半導体装置にお
いて、各光導波路1の光の入出射端面2の近傍における
光軸方向が光の入出射端面の法線5に対して傾斜してい
るとともに、各光導波路1の光の入出射端面2の近傍に
おける光軸方向が劈開面3の法線に対して傾斜してお
り、且つ、各光の入出射端面2が劈開面3に対して傾斜
しているとともに、各光の入出射方向4が劈開面3に対
して垂直であることを特徴とする。
【0028】この様に、各光導波路1の光の入出射端面
2の近傍における光軸方向、入出射端面の法線5、及
び、劈開面3の法線の全てが一致しないように構成する
と共に、各光の入出射方向4を劈開面3の法線に一致さ
せることによって、光ファイバアレイ或いはPLCをは
じめとする集積型光導波路回路との位置合わせが容易に
なり、且つ、光ファイバアレイ或いは集積型光導波路回
路を構成する各光導波路と各光導波路1の光の入出射端
面2との距離を一致させることができ、実装コストの低
減が可能になるとともに、均一な光結合が可能になる。
【0029】
【発明の実施の形態】ここで、図2乃至図6を参照して
本発明の第1の実施の形態を説明するが、まず、図2乃
至図5を参照して本発明の第1の実施の形態の製造工程
を説明する。なお、図2(b)及び図4(f)は平面図
であり、また、図5(h)は光入出射端面の構造を示す
要部平面図であり、それ以外の図は斜視図である。 図2(a)参照 まず、n型InP基板11上に、MOVPE法(有機金
属気相成長法)を用いて、厚さが、例えば100nm
で、1.2μm波長組成の光閉じ込め層となるInGa
AsPSCH(Separate Confineme
nt Heterostructure)層12、厚さ
が、例えば、75nmで、1.60μm波長組成のIn
GaAsP歪活性層13、厚さが、例えば、100nm
のInGaAsPSCH層14、及び、厚さが、例え
ば、250nmのp型InPクラッド層15を順次成長
させる。
【0030】図2(b)参照 次いで、全面に厚さが、例えば、300nmのSiO2
膜を堆積させたのち、通常のフォトエッチングを施すこ
とによって幅が、例えば、2μmのストライプ状のSi
2 マスク17を形成する。なお、この場合のSiO2
マスク17の長軸方向と光入出射端面側の劈開面を形成
する素子分割線16、即ち、〈110〉方向とのなす角
αが15〜17°、例えば、16°になるように傾斜さ
せる。
【0031】図3(c)参照 次いで、このSiO2 マスク17をエッチングマスクと
してCH4 +H2 +O 2 からなる混合ガスを用いた反応
性イオンエッチング(RIE)を施すことによって、n
型InP基板11に達するまでエッチングしてストライ
プ状メサ18を形成する。
【0032】図3(d)参照 次いで、このSiO2 マスク17を選択成長マスクとし
てそのまま用いて、再び、MOVPE法によってストラ
イプ状メサ18の側面にp型InP電流ブロック層19
及びn型InP電流ブロック層20を順次選択的に成長
堆積させて、ストライプ状メサ18をpn逆バイアス接
合によって埋め込んで電流狭窄構造を形成する。
【0033】図4(e)参照 次いで、SiO2 マスク17をフッ酸溶液を用いて除去
したのち、再び、MOVPE法によって全面にp型In
Pクラッド層21及びp型InGaAsコンタクト層2
2を順次堆積させたのち、ストライプ状メサ18に沿っ
た光導波路を構成する部分に対応する位置にp側電極2
3を形成する。
【0034】図4(f)参照 次いで、全面にレジストを塗布したのち、露光・現像す
ることによって、素子分割線16の近傍におけるストラ
イプ状メサ18を含む傾斜した6角形状の開口部25を
有するレジストマスク24を形成する。この場合の6角
形状の開口部25の各辺の長さは、L1 =20μm、L
2 =L 3 =10μmとし、辺L3 が素子分割線16と直
交するようにし、また、辺L1と劈開面の法線とのなす
角θが、66〜68°、例えば、67°になるようにす
る。
【0035】図5(g)参照 次いで、このレジストマスク24をマスクとして、Cl
2 ガスを用いたRIEを施すことによって深さが、例え
ば、20μmの凹部26を形成し、次いで、レジストマ
スク24を除去したのち、n型InP基板11の裏面を
研磨したのちn側電極27を形成する。
【0036】次いで、光入出射端面29が形成される側
の素子分割線16に沿って劈開することによって、劈開
面28が露出した半導体光増幅器アレイとしたのち、光
入出射端面29を含む劈開面28に誘電体多層膜からな
る反射防止膜を形成し、最後に、半導体光増幅器の光軸
に沿った方向の素子分割線16に沿って劈開することに
よって個々の半導体光増幅器に分割する。
【0037】図5(h)参照 図5(h)は光入出射端面の構造を示す要部平面図であ
り、ストライプ状メサ18の長軸方向と劈開面28の法
線とのなす角αが15〜17°、例えば、16°であ
り、且つ、光入出射端面29と劈開面28の法線とのな
す角θが、66〜68°、例えば、67°であるので、
ストライプ状メサ18の長軸方向と光入出射端面29の
法線となす角は、90°−θ−αとなり、5〜8°、例
えば、7°となる。なお、α及びθは、活性層を構成す
る半導体の屈折率により変動するものである。
【0038】したがって、ストライプ状メサ18の長軸
方向と光入出射端面29の法線とは傾斜しているので、
従来と同様に光入出射端面29における反射による共振
モードの発生を抑制することができるので、最大注入電
流を大きくして光学利得を大きくすることができるとと
もに、光入出射端面29における空気との屈折率差によ
る屈折によって、出射光は劈開面28に対して垂直方向
に出射されることになる。
【0039】図6参照 図6は、本発明の第1の実施の形態における光ファイバ
との結合構造の説明図であり、光ファイバ31及び光フ
ァイバ34の光軸が劈開面28と垂直になるように配置
すれば良く、光ファイバの実装工程が簡素化される。な
お、光ファイバ31からの入射光32は光導波路30で
増幅されたのち、光入出射端面29から劈開面28に垂
直な方向に出射光33として出射され、光ファイバ34
によって更に伝送されることになる。
【0040】次に、図7を参照して、本発明の第2の実
施の形態を説明する。 図7参照 図7は、本発明の第2の実施の形態における光ファイバ
との結合構造の説明図であり、図5(g)に示した半導
体光増幅器を集積化して半導体光増幅器アレイ35とし
たものであり基本的構造及び製造工程は上記の第1の実
施の形態と全く同様であり、最終的な劈開工程を省略し
たものに相当する。なお、互いに隣接する光導波路30
の間隔は、例えば、250μmとする。この様な半導体
光増幅器アレイ35を構成する各光導波路30に対応す
るように各光ファイバ31及び各光ファイバ34をアレ
イ状に配置する。
【0041】この場合には、各光ファイバ31或いは各
光ファイバ34は夫々平行に配置され、且つ、各光ファ
イバ31の出射端面或いは各光ファイバ34の入射端面
と光入出射端面との距離を同じにすることができるの
で、各光ファイバ31及び各光ファイバ34の実装が非
常に容易になるとともに、各光導波路30における光結
合が均一になる。
【0042】次に、図8を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明するが、光入出射端面側に窓構造部を設け
た以外は、上記の第1の実施の形態と同様であるので、
詳細な図示は省略する。 図8(a)参照 まず、上記の第1の実施の形態と同様に、n型InP基
板上に、MOVPE法を用いて、厚さが、例えば100
nmで、1.2μm波長組成の光閉じ込め層となるIn
GaAsPSCH層、厚さが、例えば、75nmで、
1.60μm波長組成のInGaAsP歪活性層、厚さ
が、例えば、100nmのInGaAsPSCH層、及
び、厚さが、例えば、250nmのp型InPクラッド
層を順次成長させる。
【0043】次いで、全面に厚さが、例えば、300n
mのSiO2 膜を堆積させたのち、通常のフォトエッチ
ングを施すことによって幅が、例えば、2μmで素子分
割線16に達しない長さのストライプ状のSiO2 マス
ク17を形成する。なお、この場合も、SiO2 マスク
17の長軸方向と光入出射端面側の劈開面を形成する素
子分割線16、即ち、〈110〉方向とのなす角αが1
5〜17°、例えば、16°になるように傾斜させる。
【0044】次いで、このSiO2 マスク17をエッチ
ングマスクとしてCH4 +H2 +O 2 からなる混合ガス
を用いた反応性イオンエッチング(RIE)を施すこと
によって、n型InP基板に達するまでエッチングして
ストライプ状メサを形成したのち、このSiO2 マスク
17を選択成長マスクとしてそのまま用いて、再び、M
OVPE法によってストライプ状メサの側面及び長軸方
向の端面にp型InP電流ブロック層及びn型InP電
流ブロック層を順次選択的に成長堆積させて、ストライ
プ状メサをpn逆バイアス接合によって埋め込んで電流
狭窄構造を形成する。この場合、ストライプ状メサの長
軸方向の端面を埋め込んだpn逆バイアス接合が窓構造
部を形成することになる。
【0045】以降は、再び、上記の第1の実施の形態と
同様に、SiO2 マスク17をフッ酸溶液を用いて除去
したのち、再び、MOVPE法によって全面にp型In
Pクラッド層及びp型InGaAsコンタクト層を順次
堆積させたのち、ストライプ状メサに沿った光導波路を
構成する部分に対応する位置にp側電極を形成する。
【0046】次いで、全面にレジストを塗布したのち、
露光・現像することによって、素子分割線16の近傍に
おけるストライプ状メサを含む傾斜した6角形状の開口
部を有するレジストマスクを形成する。この第3の実施
の形態における6角形状の開口部の各辺の長さは、図4
(f)における長さとは異なり、L1 =40μm、L2
=20,L3 =10μmとし、辺L3 が素子分割線16
と直交するようにし、また、辺L1 と劈開面の法線との
なす角θが、66〜68°、例えば、67°になるよう
にする。
【0047】次いで、このレジストマスクをマスクとし
て、Cl2 ガスを用いたRIEを施すことによって深さ
が、例えば、20μmの凹部を形成し、次いで、レジス
トマスクを除去したのち、n型InP基板の裏面を研磨
したのちn側電極を形成する。
【0048】最後に、光入出射端面29が形成される側
の素子分割線16に沿って劈開することによって、劈開
面28が露出した半導体光増幅器アレイとしたのち、光
入出射端面29を含む劈開面28に誘電体多層膜からな
る反射防止膜を形成し、最後に、半導体光増幅器の光軸
に沿った方向の素子分割線16に沿って劈開することに
よって個々の半導体光増幅器に分割する。
【0049】図8(b)参照 図8(b)は光入出射端面の構造を示す要部平面図であ
り、光導波路30長軸方向と劈開面28の法線とのなす
角が15〜17°、例えば、16°であり、且つ、光入
出射端面29と劈開面28の法線とのなす角が、66〜
68°、例えば、67°であるので、光導波路30の長
軸方向と光入出射端面29の法線となす角は、5〜8
°、例えば、7°となる。なお、光入出射端面29の長
さL1 は40μmであり、上記の第1の実施の形態の2
倍になっているが、これは、窓構造部36において拡大
された光が光入出射端面29内に収まるように設計した
ためである。
【0050】したがって、この第3の実施の形態におい
ては、窓構造部36を採用しているため、光導波路30
内の光が素子外へ出射する際に、素子端面で反射して導
波路に戻る反射光をより低減することができる。その他
の効果は、上記の第1の実施の形態と基本的に同一であ
り、また、第2の実施の形態と同様にアレイ化すること
によって、光ファイバアレイとの位置合わせを容易に行
うことができ、且つ、各光導波路30における光結合を
均一にすることができる。
【0051】次に、図9を参照して本発明の第4の実施
の形態を説明するが、この場合も光導波路の形状以外の
基本的素子構造は上記の第1の実施の形態と全く同様で
あるので、製造工程の説明は省略する。 図9参照 図9は、本発明の第4の実施の形態における光ファイバ
との結合構造を示す平面図であり、この半導体光増幅器
の光導波路37は、ストライプ状メサを形成する際のS
iO2 マスクの形状を曲率半径が、例えば、250μm
のアーチ状の曲線としたものであり、したがって、光入
出射端面29は入射側と出射側とで左右対象に同一位置
に設けるものである。したがって、光ファイバ31と光
ファイバ34とを光軸が一致するように一直線状に配列
すれば良く、位置合わせがより容易になる。
【0052】この第4の実施の形態の半導体光増幅器
は、光ゲートスイッチとして用いた場合にさらなる効果
を奏するものである。即ち、光導波路37の入力側の光
ファイバ31から何らかの理由で迷光が入射した場合、
素子の端面で屈折して向きを変えることになり、さら
に、導波モードではない迷光は緩やかに曲がっている光
導波路37に沿って曲がることができないので、この迷
光が光出射端面に到達して出力側の光ファイバ34に結
合することが避けられる。したがって、ゲートがOFF
時の迷光による出力レベルは小さくなり、ON/OFF
間のレンジが大きな光ゲートスイッチが得られる。
【0053】次に、図10を参照して、本発明の第5の
実施の形態を説明する。 図10参照 図10は、本発明の第5の実施の形態における光ファイ
バとの結合構造の説明図であり、図9に示した半導体光
増幅器を集積化して半導体光増幅器アレイ38としたも
のであり基本的構造及び製造工程は上記の第4の実施の
形態と全く同様であり、最終的な劈開工程を省略したも
のに相当する。
【0054】この場合も、半導体光増幅器アレイ38を
構成する各光導波路37に対応するように各光ファイバ
31及び各光ファイバ34をアレイ状に配置することな
るが、各光ファイバ31及び各光ファイバ34は夫々互
いに対応するもの同士が同一直線状に配列するので、位
置合わせが容易になる。また、上記の第2の実施の形態
と同様に、各光ファイバ31の出射端面或いは各光ファ
イバ34の入射端面と光入出射端面との距離を同じにす
ることができるので、各光ファイバ31及び各光ファイ
バ34の実装が非常に容易になるとともに、各光導波路
37における光結合が均一になる。
【0055】次に、図11を参照して、本発明の第6の
実施の形態を説明する。 図11参照 図11は、半導体光増幅器アレイと石英PLC(Pla
nary Lightwave Circuit)とを
結合した場合の要部平面図であり、複数の入力側の光導
波路43及び複数の出力側の光導波路44を設けたPL
C本体部分41と平坦部からなるPLCテラス部42か
らなる石英PLC基板のPLCテラス部42に光増幅器
アレイ45を光学的に位置合わせして実装したものであ
る。
【0056】この場合の石英PLC基板は、Si基板上
に火炎法を用いてSiO2 にP2 5 及びB2 3 をド
ープしたクラッド用ガラススート層を厚さが、例えば、
20μmになるように堆積させたのち、SiO2 にGe
2 をドープしたコア用ガラススート層を厚さが、例え
ば、6μmになるように堆積させ、次いで、例えば、1
350℃の温度で加熱処理することによってクラッド用
ガラススート層及びコア用ガラススート層をガラス化し
てアンダークラッド層及びコア層とする。
【0057】次いで、フォトリソグラフィー工程とドラ
イ・エッチング工程を組み合わせてコア層を幅が、例え
ば、6μmのストライプ状に加工して相互の間隔が、例
えば、20μmの光導波路43,44を形成する。
【0058】次いで、再び、火炎法を用いて全面に、S
iO2 にP2 5 及びB2 3 をドープしたクラッド用
ガラススート層を厚さが、例えば、20μmになるよう
に堆積させたのち、例えば、1150℃の温度で加熱処
理することによってクラッド用ガラススート層をガラス
化してオーバークラッド層とする。
【0059】最後に、PLCテラス部分42となる領域
をフォトリソグラフィー工程とドライ・エッチング工程
を組み合わせてアンダークラッド層に達するまで除去す
ることによってPLCテラス部分42を形成することに
よって石英PLC基板における光増幅器アレイとの結合
部に関する基本的構成が完成する。
【0060】次に、光増幅器アレイの製造工程を簡単に
説明すると、まず、n型InP基板上に、MOVPE法
を用いて、厚さが、例えば100nmで、1.2μm波
長組成の光閉じ込め層となるInGaAsPSCH層、
厚さが、例えば、75nmで、1.60μm波長組成の
InGaAsP歪活性層、厚さが、例えば、100nm
のInGaAsPSCH層、及び、厚さが、例えば、2
50nmのp型InPクラッド層を順次成長させたの
ち、光増幅部49となる中央部を残して他部をエッチン
グ除去する。
【0061】次いで、再び、MOVPE法を用いて、除
去部に1.60μm波長組成のInGaAsP歪活性層
と高さが一致し、且つ、波長組成が1.55μm以下の
短波長側にある光導波層を含むダブルヘテロ接合構造を
堆積させたのち、最も内側の光導波路の曲率半径が25
0μmとなり、且つ、相互の間隔が20μmとなる幅
が、例えば、6μmのSiO2 マスクを用いて、湾曲し
たストライプ状メサを形成し、次いで、ストライプ状メ
サの側面にp型InP電流ブロック層及びn型InP電
流ブロック層を形成する。
【0062】次いで、SiO2 マスクを除去したのち、
全面にp型InPクラッド層及びp型InGaAsコン
タクト層を成長させ、次いで、光増幅部49を構成する
ストライプ状メサ部上にp側電極を形成したのち、光入
力部46の光入射端面及び光出力部47の光出射端面に
上記の第1の実施の形態と同様の凹部を形成する。
【0063】この場合も、光の入出射端面は、劈開面に
対して傾いており、且つ、入射光51を劈開面に対して
垂直に入射し、且つ、出射光52が劈開面に対して垂直
に出射されるように、光入出射端面近傍における光導波
路48及び光導波路50の光軸方向を光入出射端面の法
線に対して傾斜させている。
【0064】この場合、入射側の光導波路43から入射
した入射光51は透明な光導波路48をほぼ減衰せずに
伝播して光増幅部49において増幅され、増幅された光
は透明な光導波路50をほぼ減衰せずに伝播して出射光
52として出射されて、出力側の光導波路44に入力さ
れる。
【0065】この本発明の第6の実施の形態において
は、光増幅器アレイ45の光入出射端面を一方の端面側
に集中させ、且つ、光入出射端面が一直線状に配列する
ようにしているので、PLC本体部分41に形成する光
導波路43,44の入出射端面を一直線状に配列される
ことができ、PLC本体部分41の製造工程が容易にな
る。なお、その他の効果は、上記の第1の実施の形態と
同様である。
【0066】次に、図12を参照して、本発明の第7の
実施の形態を説明する。 図12(a)及び(b)参照 図12(a)は、本発明の第7の実施の形態の電界吸収
型変調器を集積した分布帰還型半導体レーザ装置の平面
図であり、図12(b)のDFB(分布帰還型)レーザ
部の光軸に垂直な断面図である。この第7の実施の形態
においては、例えば、波長1.55μmで発振するDF
Bレーザ部61に対して電界吸収型変調器部62を一体
化したものである。
【0067】まず、n型InP基板71の表面の一部に
回折格子を部分的に形成したのち、全面にInGaAs
P活性層72、p型InPクラッド層73、及び、p型
InGaAsコンタクト層74を順次堆積させたのち、
DFBレーザ部61においては幅が、例えば、2.0μ
mの均一幅リッジ部63を形成すると同時に、電界吸収
型変調器部62においては、DFBレーザ部61の近傍
側においては幅が、例えば、2.0μmの均一幅リッジ
部64となり且つ光出射端面67側においては、テーパ
状に拡がるテーパ状リッジ部65となるようにp型In
GaAsコンタクト層74及びp型InPクラッド層7
3をエッチングする。なお、この場合も、電界吸収型変
調器部62の光出射端面67近傍におけるリッジの光軸
が劈開面66の法線に対して16°傾斜させる。また、
光出射端面67近傍におけるリッジの光軸は、光出射端
面67の法線に対して7°傾斜している。
【0068】次いで、DFBレーザ部61のp型InG
aAsコンタクト層74上にp側電極75を形成すると
ともに、電界吸収型変調器部62のp型InGaAsコ
ンタクト層74上にもp側電極(図示せず)を形成した
のち、劈開面66に対して傾斜した光出射端面67を形
成するために凹部を形成する。なお、光出射端面67の
長さL1 は、例えば、40μmになるようにする。
【0069】次いで、n型InP基板の裏面を研磨した
のちn側電極76を形成し、次いで、光出射端面67が
形成される側の素子分割線に沿って劈開することによっ
て、劈開面66を形成し、光出射端面67を含む劈開面
66に誘電体多層膜からなる反射防止膜を形成し、最後
に、劈開することによって個々の素子に分割する。
【0070】この場合も、光出射端面67近傍におい
て、リッジの光軸が、光出射端面67の法線に対して傾
けられているため、光出射端面67における反射の影響
を小さく抑えることができ、さらに、テーパ状リッジ部
65を設けているので、窓構造と同様に、光出射端面6
7における反射光は放射モードに変換され、素子内に戻
って導波モードと結合する成分は小さくなる。したがっ
て、光出力のON/OFF切り換え時に、端面における
反射によって生じる波長チャーピングを抑えることがで
きる。また、この場合も、出射光68は劈開面66に対
して垂直方向に出射されるので、光ファイバは劈開面6
6に対して垂直に配置させれば良いので光学的な位置合
わせが容易になる。
【0071】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載した構成及び条件に
限られるものではなく、各種の変更が可能である。例え
ば、本発明の各実施の形態においては、光増幅器におけ
る活性層を1.60μm波長組成のInGaAsP歪活
性層で構成しているが、この様な波長組成に限られるも
のではなく、他の波長組成のInGaAsP層等で構成
しても良いものであり、さらには、MQW活性層によっ
て構成しても良いものである。
【0072】また、上記第1乃至第6の実施の形態にお
いては、電流狭窄構造をpn逆バイアス接合で埋め込ん
でいるが、この様な電流狭窄構造に限られるものではな
く、公知の各種のストライプ構造を採用しても良いので
あり、例えば、ストライプ状メサの側面をFeドープI
nP高抵抗層によって埋め込んでも良いものである。
【0073】また、上記第4乃至第6の実施の形態にお
いては、窓構造を採用していないが、上記の第3の実施
の形態と同様に、光入出射端面側を広禁制帯幅層で埋め
込んで窓構造部を形成しても良いものであり、その場合
には、光入出射端面の長さL 1 をより広くする必要があ
る。
【0074】また、上記の各実施の形態においては、光
の入出射方向を劈開面に対して垂直なるようにしている
が、必ずしも垂直である必要はなく、使用目的に応じて
適宜変更しても良いのであり、必要に応じて、図1に示
した適宜角度α及びθを変更すれば良い。
【0075】また、上記の各実施の形態においては、光
通信システムに適用することを前提としているので、I
nGaAsP(InGaAs)/InP系半導体で構成
しているが、InGaAsP(InGaAs)/InP
系半導体に限られるものではなく、増幅対象となる波長
に応じてGaAs/AlGaAs系半導体等によって形
成しても良いものである。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、光導波路の光の入出射
端面の近傍における光軸方向、入出射端面の法線、及
び、劈開面の法線の全てが一致しないように、特に、光
の入出射方向を劈開面の法線に一致させているので、光
の入出射端面における反射の影響を低減することができ
るとともに、光ファイバやPLC等との光結合が容易に
なり、特に、光増幅器アレイの場合には光ファイバやP
LC等の実装が容易になるとともに、均一な光結合が可
能になり、ひいては、光通信システムの低コスト化及び
高信頼性化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の途中までの製造工
程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図2以降の途中ま
での製造工程の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の図3以降の途中ま
での製造工程の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の図4以降の製造工
程の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における光ファイバ
との結合構造の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における光ファイバ
との結合構造の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における光ファイバ
との結合構造の説明図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における光ファイ
バとの結合構造の説明図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態の説明図である。
【図13】従来の半導体光増幅器の説明図である。
【図14】従来の半導体光増幅器と光ファイバとの結合
構造の説明図である。
【図15】従来の改良型半導体光増幅器の端面構造の説
明図である。
【図16】従来の半導体光増幅器アレイと光ファイバと
の結合構造の説明図である。
【符号の説明】
1 光導波路 2 光の入出射端面 3 劈開面 4 光の入出射方向 5 光の入出射端面の法線 11 n型InP基板 12 InGaAsPSCH層 13 InGaAsP歪活性層 14 InGaAsPSCH層 15 p型InPクラッド層 16 素子分割線 17 SiO2 マスク 18 ストライプ状メサ 19 p型InP電流ブロック層 20 n型InP電流ブロック層 21 p型InPクラッド層 22 p型InGaAsコンタクト層 23 p側電極 24 レジストマスク 25 開口部 26 凹部 27 n側電極 28 劈開面 29 光入出射端面 30 光導波路 31 光ファイバ 32 入射光 33 出射光 34 光ファイバ 35 光増幅器アレイ 36 窓構造部 37 光導波路 38 光増幅器アレイ 41 PLC本体部分 42 PLCテラス部分 43 光導波路 44 光導波路 45 光増幅器アレイ 46 光入力部 47 光出力部 48 光導波路 49 光増幅部 50 光導波路 51 入射光 52 出射光 61 DFBレーザ部 62 電界吸収型変調器部 63 均一幅リッジ部 64 均一幅リッジ部 65 テーパ状リッジ部 66 劈開面 67 光出射端面 68 出射光 71 n型InP基板 72 InGaAsP活性層 73 p型InPクラッド層 74 p型InGaAsコンタクト層 75 p側電極 76 n側電極 81 n型InP基板 82 InGaAsPSCH層 83 InGaAsP歪活性層 84 InGaAsPSCH層 85 p型InPクラッド層 86 ストライプ状メサ 87 p型InP電流ブロック層 88 n型InP電流ブロック層 89 p型InPクラッド層 90 p側電極 91 n側電極 92 劈開面 93 光導波路 94 出射光 95 光ファイバ 96 光ファイバ 97 入射光 98 光入出射端面 99 半導体光増幅器アレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小滝 裕二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 森戸 健 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA21 AB02 BA01 CA12 CB02 DA25 DA31 EA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上の光導波路を有し、且つ、一つ
    以上の光の入出力を行う光の入出射端面を有する光半導
    体装置において、少なくとも一つの前記光導波路の光の
    入出射端面の近傍における光軸方向が前記光の入出射端
    面の法線に対して傾斜しているとともに、前記光の入出
    射端面が劈開面に対して傾斜しており、且つ、少なくと
    も一つの前記光導波路の光の入出射端面の近傍における
    光軸方向が前記劈開面の法線に対して傾斜していること
    を特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一つの光導波路の光の入
    出射端面の近傍における光軸方向が、光入射側端部と光
    出射側端部において非平行であり、且つ、前記光入射側
    端部と前記光出射側端部との間の光導波路が、緩やかな
    曲線で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    光半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数の光導波路を有するとともに、前記
    光導波路の光の入出射端面に対し光学的に結合するよう
    に光ファイバアレイ或いは集積型光導波路回路のいずれ
    かを配置した光半導体装置において、前記各光導波路の
    光の入出射端面の近傍における光軸方向が前記光の入出
    射端面の法線に対して傾斜しているとともに、前記各光
    導波路の光の入出射端面の近傍における光軸方向が劈開
    面の法線に対して傾斜しており、且つ、前記各光の入出
    射端面が前記劈開面に対して傾斜しているとともに、各
    光の入出射方向が前記劈開面に対して垂直であることを
    特徴とする光半導体装置。
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Effective date: 20090616