JP2001185157A - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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- JP2001185157A JP2001185157A JP37345099A JP37345099A JP2001185157A JP 2001185157 A JP2001185157 A JP 2001185157A JP 37345099 A JP37345099 A JP 37345099A JP 37345099 A JP37345099 A JP 37345099A JP 2001185157 A JP2001185157 A JP 2001185157A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン始動性が高くかつ高出力な鉛蓄電池
を提供する。 【解決手段】 横内骨断面積の総和/縦内骨断面積の総
和=0.5とし、横の長さLY:100mm、縦の長さ
LT:200mm、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚
さ:2.5mmとした鋳造格子体1を用いて鉛蓄電池を
作製した。直流抵抗値を小さくできる。
を提供する。 【解決手段】 横内骨断面積の総和/縦内骨断面積の総
和=0.5とし、横の長さLY:100mm、縦の長さ
LT:200mm、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚
さ:2.5mmとした鋳造格子体1を用いて鉛蓄電池を
作製した。直流抵抗値を小さくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉛蓄電池に係り、特
に矩形形状で上辺に集電のための耳部を有しかつ縦横に
平行な複数の縦内骨及び横内骨を有する直交格子を用い
た鉛蓄電池に関する。
に矩形形状で上辺に集電のための耳部を有しかつ縦横に
平行な複数の縦内骨及び横内骨を有する直交格子を用い
た鉛蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池では、鉛の一部が酸化された鉛
粉と水と希硫酸とを主成分とし、これらに必要に応じて
添加物を添加して、練合によって得られたペーストを鋳
造格子や連続多孔体に塗着し、乾燥させたペースト式極
板が広く用いられている。このペースト式極板に更にセ
パレータ(隔離板)を組み合わせて極板群を構成し、極
板群を電槽に組み込んだ後、希硫酸を加えて化成充電す
るか、化成充電後電槽内に組み込むことによって、鉛蓄
電池は電池本来の機能が付与される。
粉と水と希硫酸とを主成分とし、これらに必要に応じて
添加物を添加して、練合によって得られたペーストを鋳
造格子や連続多孔体に塗着し、乾燥させたペースト式極
板が広く用いられている。このペースト式極板に更にセ
パレータ(隔離板)を組み合わせて極板群を構成し、極
板群を電槽に組み込んだ後、希硫酸を加えて化成充電す
るか、化成充電後電槽内に組み込むことによって、鉛蓄
電池は電池本来の機能が付与される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉛蓄電池の
主な用途の一つとして、自動車エンジンの始動がある。
これは、大電流放電によりエンジン内にスパークを発生
させるというものであるが、この放電時間が短いと、エ
ンジンが始動しない、という不具合が生じる。
主な用途の一つとして、自動車エンジンの始動がある。
これは、大電流放電によりエンジン内にスパークを発生
させるというものであるが、この放電時間が短いと、エ
ンジンが始動しない、という不具合が生じる。
【0004】本発明は上記事案に鑑み、エンジン始動性
が高くかつ高出力な鉛蓄電池を提供することを目的とす
る。
が高くかつ高出力な鉛蓄電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、矩形形状で上辺に集電のための耳部を有し
かつ縦横に平行な複数の縦内骨及び横内骨を有する直交
格子を用いた鉛蓄電池において、前記横内骨の断面積の
総和と前記縦内骨の断面積の総和との比が前記格子の横
の長さと前記格子の縦の長さとの比に等しいことを特徴
とする。本発明では、横内骨の断面積の総和と縦内骨の
断面積の総和との比を格子の横の長さと格子の縦の長さ
との比に等しくしたので、直流抵抗値を小さくすること
ができることから、エンジン始動性が高くかつ高出力な
鉛蓄電池とすることができる。このとき、横内骨同士の
各断面積及び縦内骨同士の各断面積をそれぞれ等しくす
れば、電流は各横内骨及び各縦内骨をそれぞれ均等に流
れるので、直流抵抗値を低下させる上で好ましい。
に本発明は、矩形形状で上辺に集電のための耳部を有し
かつ縦横に平行な複数の縦内骨及び横内骨を有する直交
格子を用いた鉛蓄電池において、前記横内骨の断面積の
総和と前記縦内骨の断面積の総和との比が前記格子の横
の長さと前記格子の縦の長さとの比に等しいことを特徴
とする。本発明では、横内骨の断面積の総和と縦内骨の
断面積の総和との比を格子の横の長さと格子の縦の長さ
との比に等しくしたので、直流抵抗値を小さくすること
ができることから、エンジン始動性が高くかつ高出力な
鉛蓄電池とすることができる。このとき、横内骨同士の
各断面積及び縦内骨同士の各断面積をそれぞれ等しくす
れば、電流は各横内骨及び各縦内骨をそれぞれ均等に流
れるので、直流抵抗値を低下させる上で好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を適
用した鉛蓄電池の実施の形態について説明する。
用した鉛蓄電池の実施の形態について説明する。
【0007】<負極>鉛粉と、鉛粉に対して13重量%
の希硫酸(比重1.26:20°C)と、鉛粉に対して
12重量%の水と、を混練して負極活物質ペーストを作
り、ペースト40.0gを格子体からなる負極集電体に
充填してから、温度50°C、湿度95%の雰囲気中に
18時間放置して熟成させた後に、温度25°C、湿度
40%の雰囲気中に2時間放置し、乾燥させて未化成負
極板を作製した。
の希硫酸(比重1.26:20°C)と、鉛粉に対して
12重量%の水と、を混練して負極活物質ペーストを作
り、ペースト40.0gを格子体からなる負極集電体に
充填してから、温度50°C、湿度95%の雰囲気中に
18時間放置して熟成させた後に、温度25°C、湿度
40%の雰囲気中に2時間放置し、乾燥させて未化成負
極板を作製した。
【0008】<正極>鉛粉と、鉛粉に対して0.01重
量%の硫酸ナトリウム及びカットファイバーを添加し、
鉛粉に対して13重量%の希硫酸(比重1.26:20
°C)と、鉛粉に対して12重量%の水と、を混練して
正極活物質ペーストを作製した。この混練中、冷却可能
な混練釜を用いて正極活物質ペーストの温度を一定に保
った。次に、正極活物質ペースト40.0gを鋳造格子
体からなる正極集電体に充填してから、温度50°C、
湿度95%の雰囲気中に18時間放置して熟成させた後
に、温度25°C、湿度40%の雰囲気中に2時間放置
し、乾燥させて未化成正極板を作製した。
量%の硫酸ナトリウム及びカットファイバーを添加し、
鉛粉に対して13重量%の希硫酸(比重1.26:20
°C)と、鉛粉に対して12重量%の水と、を混練して
正極活物質ペーストを作製した。この混練中、冷却可能
な混練釜を用いて正極活物質ペーストの温度を一定に保
った。次に、正極活物質ペースト40.0gを鋳造格子
体からなる正極集電体に充填してから、温度50°C、
湿度95%の雰囲気中に18時間放置して熟成させた後
に、温度25°C、湿度40%の雰囲気中に2時間放置
し、乾燥させて未化成正極板を作製した。
【0009】図1に示すように、正極集電体に用いた鋳
造格子体1は、縦の長さLT、横の長さLYの長方形形
状とされており、横外骨3との縦内骨4とで構成される
枠骨を有し、横外骨3の上辺角部に集電のための耳部2
が形成されている。枠骨内には、横枠骨3より細く横枠
骨3に平行して水平方向に所定本数(今、この本数をk
本とする。)の横内骨5と、縦枠骨4より細く横内骨5
に直交する方向に所定本数(今、この本数をj本とす
る。)の縦内骨6と、が配置されている。
造格子体1は、縦の長さLT、横の長さLYの長方形形
状とされており、横外骨3との縦内骨4とで構成される
枠骨を有し、横外骨3の上辺角部に集電のための耳部2
が形成されている。枠骨内には、横枠骨3より細く横枠
骨3に平行して水平方向に所定本数(今、この本数をk
本とする。)の横内骨5と、縦枠骨4より細く横内骨5
に直交する方向に所定本数(今、この本数をj本とす
る。)の縦内骨6と、が配置されている。
【0010】図2(A)に示すように、縦内骨6の断面
積をそれぞれ、a1、a2、a3、・・・、ajとする
と、縦内骨断面積の総和Aは、次式(1)で表すことが
できる。
積をそれぞれ、a1、a2、a3、・・・、ajとする
と、縦内骨断面積の総和Aは、次式(1)で表すことが
できる。
【0011】
【数1】
【0012】また、図2(B)に示すように、横内骨5
の断面積をそれぞれ、b1、b2、b3、・・・、bk
とすると、横内骨断面積の総和Bは、次式(2)で表す
ことができる。
の断面積をそれぞれ、b1、b2、b3、・・・、bk
とすると、横内骨断面積の総和Bは、次式(2)で表す
ことができる。
【0013】
【数2】
【0014】鋳造格子体1は、直流抵抗値を下げるため
に、横内骨断面積の総和Bと縦内骨断面積の総和Aとの
比を、鋳造格子体1の横の長さLYと鋳造格子体1の縦
の長さLTとの比に等しくしたものである(横内骨断面
積の総和B:縦内骨断面積の総和A=鋳造格子体1の横
の長さLY:鋳造格子体1の縦の長さLT)。
に、横内骨断面積の総和Bと縦内骨断面積の総和Aとの
比を、鋳造格子体1の横の長さLYと鋳造格子体1の縦
の長さLTとの比に等しくしたものである(横内骨断面
積の総和B:縦内骨断面積の総和A=鋳造格子体1の横
の長さLY:鋳造格子体1の縦の長さLT)。
【0015】<電池作製>上記のように作製した未化成
負極板6枚及び未化成正極板5枚をガラス繊維からなる
セパレータを介して積層して1セル分の極板群とした。
それを18セル、電槽内に配置し、電槽に電解液を注液
して未化成電池を作製した。この未化成電池を5.0A
で23時間化成し、本実施形態の鉛蓄電池を完成させ
た。なお、電解液には比重1.225(20°C)の希
硫酸を使用した。
負極板6枚及び未化成正極板5枚をガラス繊維からなる
セパレータを介して積層して1セル分の極板群とした。
それを18セル、電槽内に配置し、電槽に電解液を注液
して未化成電池を作製した。この未化成電池を5.0A
で23時間化成し、本実施形態の鉛蓄電池を完成させ
た。なお、電解液には比重1.225(20°C)の希
硫酸を使用した。
【0016】
【実施例】次に、本実施形態に従って作製した実施例の
鉛蓄電池について、実施例の効果を確認するために作製
した比較例の電池と共に説明する。
鉛蓄電池について、実施例の効果を確認するために作製
した比較例の電池と共に説明する。
【0017】(実施例1)下表1に示すように、横内骨
断面積の総和B/縦内骨断面積の総和A=0.5とし、
横の長さLY:100mm、縦の長さLT:200m
m、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚さ:2.5mmと
した鋳造格子体1を用いて電池を作製した。なお、本実
施例の鋳造格子体1の重量は73±0.5gである。
断面積の総和B/縦内骨断面積の総和A=0.5とし、
横の長さLY:100mm、縦の長さLT:200m
m、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚さ:2.5mmと
した鋳造格子体1を用いて電池を作製した。なお、本実
施例の鋳造格子体1の重量は73±0.5gである。
【0018】
【表1】
【0019】(比較例1)表1に示すように、横内骨断
面積の総和B/縦内骨断面積の総和A=7とした鋳造格
子体を用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製し
た。 (比較例2)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=2とした鋳造格子体を用いた
以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例3)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=1.3とした鋳造格子体を用
いた以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例4)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=1とした鋳造格子体を用いた
以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例5)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=0.27とした鋳造格子体を
用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例6)表1に示すように、横内骨断面積の総和/
縦内骨断面積の総和=0(横内骨5なし)とした鋳造格
子体を用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製し
た。
面積の総和B/縦内骨断面積の総和A=7とした鋳造格
子体を用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製し
た。 (比較例2)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=2とした鋳造格子体を用いた
以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例3)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=1.3とした鋳造格子体を用
いた以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例4)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=1とした鋳造格子体を用いた
以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例5)表1に示すように、横内骨断面積の総和B
/縦内骨断面積の総和A=0.27とした鋳造格子体を
用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製した。 (比較例6)表1に示すように、横内骨断面積の総和/
縦内骨断面積の総和=0(横内骨5なし)とした鋳造格
子体を用いた以外は、実施例1と同様に電池を作製し
た。
【0020】<試験・評価>次に、以上のように作製し
た実施例及び比較例の各電池について、JISに規定さ
れたCCA試験(Cold Cranking Amp
ere)に基づいてCCA値を測定した。なお、CCA
試験は、寒冷地における自動車エンジン始動性を評価す
る試験として一般に用いられている。下表2にCCA試
験の試験結果を示す。
た実施例及び比較例の各電池について、JISに規定さ
れたCCA試験(Cold Cranking Amp
ere)に基づいてCCA値を測定した。なお、CCA
試験は、寒冷地における自動車エンジン始動性を評価す
る試験として一般に用いられている。下表2にCCA試
験の試験結果を示す。
【0021】
【表2】
【0022】表2から明らかなように、実施例1の電池
のCCA値は130Aであり、130A未満の比較例1
〜6の電池に比べ、CCA値が向上していることが分か
る。
のCCA値は130Aであり、130A未満の比較例1
〜6の電池に比べ、CCA値が向上していることが分か
る。
【0023】図2に単板セル電池での(横内骨断面積の
総和B)/(縦内骨断面積の総和A)の比と、100A
電流が流れたときの直流抵抗値(5sec目電圧より算
出)と、の関係を示す。図2に示すように、実施例1の
直流抵抗値は作製した単板セル電池の中で最小となって
いる。
総和B)/(縦内骨断面積の総和A)の比と、100A
電流が流れたときの直流抵抗値(5sec目電圧より算
出)と、の関係を示す。図2に示すように、実施例1の
直流抵抗値は作製した単板セル電池の中で最小となって
いる。
【0024】なお、本実施形態では、18セルを1列並
べた構造を例示したが、例えば、6セル等他の構造でも
本実施形態の電池と同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施形態では正極集電体に本発明を適用した鉛蓄
電池を例示したが、負極集電体においても本実施形態に
示した正極集電体と同様の効果を得ることができる。
べた構造を例示したが、例えば、6セル等他の構造でも
本実施形態の電池と同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施形態では正極集電体に本発明を適用した鉛蓄
電池を例示したが、負極集電体においても本実施形態に
示した正極集電体と同様の効果を得ることができる。
【0025】更に、本実施形態では、説明を簡単にする
ために、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚さを同じとし
た鋳造格子体1について例示したが、横内骨断面積の総
和B:縦内骨断面積の総和A=鋳造格子体1の横の長さ
LY:鋳造格子体1の縦の長さLTの関係を満たす限
り、各縦内骨6及び横内骨5の断面積は異なってもよ
く、更に、それぞれの断面形状が異なってもよい。な
お、正極集電体全体の直流抵抗値を下げると共に製造上
の観点からは、縦内骨6同士、横内骨5同士の各断面積
を等しくすることが好ましい。
ために、縦内骨6及び横内骨5の格子の厚さを同じとし
た鋳造格子体1について例示したが、横内骨断面積の総
和B:縦内骨断面積の総和A=鋳造格子体1の横の長さ
LY:鋳造格子体1の縦の長さLTの関係を満たす限
り、各縦内骨6及び横内骨5の断面積は異なってもよ
く、更に、それぞれの断面形状が異なってもよい。な
お、正極集電体全体の直流抵抗値を下げると共に製造上
の観点からは、縦内骨6同士、横内骨5同士の各断面積
を等しくすることが好ましい。
【0026】また、本実施形態では、正極集電体を鋳造
格子体とした例を説明したが、本発明は連続鋳造格子体
にも適用可能である。
格子体とした例を説明したが、本発明は連続鋳造格子体
にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
横内骨の断面積の総和と縦内骨の断面積の総和との比を
格子の横の長さと格子の縦の長さとの比に等しくしたの
で、直流抵抗値を小さくすることができることから、エ
ンジン始動性が高くかつ高出力な鉛蓄電池とすることが
できる、という効果を得ることができる。
横内骨の断面積の総和と縦内骨の断面積の総和との比を
格子の横の長さと格子の縦の長さとの比に等しくしたの
で、直流抵抗値を小さくすることができることから、エ
ンジン始動性が高くかつ高出力な鉛蓄電池とすることが
できる、という効果を得ることができる。
【図1】本発明が適用可能な鉛蓄電池の正極鋳造格子体
の平面図である。
の平面図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図であり、(B)
は図1のB−B線断面図である。
は図1のB−B線断面図である。
【図3】横内骨断面積の総和/縦内骨断面積の総和の比
を横軸にとり、100A電流が流れたときの直流抵抗値
を縦軸にとったときの実施例及び比較例の単板セル電池
のグラフである。
を横軸にとり、100A電流が流れたときの直流抵抗値
を縦軸にとったときの実施例及び比較例の単板セル電池
のグラフである。
1 鋳造格子体(直交格子) 2 耳部 3 横外骨 4 縦外骨 5 横内骨 6 縦内骨
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形形状で上辺に集電のための耳部を有
しかつ縦横に平行な複数の縦内骨及び横内骨を有する直
交格子を用いた鉛蓄電池において、前記横内骨の断面積
の総和と前記縦内骨の断面積の総和との比が前記格子の
横の長さと前記格子の縦の長さとの比に等しいことを特
徴とする鉛蓄電池。 - 【請求項2】 前記横内骨同士の各断面積は等しく、か
つ、前記縦内骨同士の各断面積は等しいことを特徴とす
る鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37345099A JP2001185157A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37345099A JP2001185157A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鉛蓄電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185157A true JP2001185157A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18502184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37345099A Pending JP2001185157A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001185157A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011048911A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池用格子基板及びこの格子基板を用いた鉛蓄電池 |
JP6637225B1 (ja) * | 2019-09-30 | 2020-01-29 | 古河電池株式会社 | 液式鉛蓄電池 |
JP2021111629A (ja) * | 2020-01-08 | 2021-08-02 | 古河電池株式会社 | 液式鉛蓄電池 |
JP2021111630A (ja) * | 2020-01-08 | 2021-08-02 | 古河電池株式会社 | 液式鉛蓄電池 |
JP2021118059A (ja) * | 2020-01-23 | 2021-08-10 | 古河電池株式会社 | 液式鉛蓄電池 |
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JPS5366532A (en) * | 1976-08-27 | 1978-06-14 | Kogyo Gijutsuin | Current collector grid for storage battery |
JPS5366533A (en) * | 1976-08-27 | 1978-06-14 | Kogyo Gijutsuin | Current collector grid for storage battery |
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JPS60117557A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-25 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池の格子体 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37345099A patent/JP2001185157A/ja active Pending
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