JP2001184698A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001184698A
JP2001184698A JP36558399A JP36558399A JP2001184698A JP 2001184698 A JP2001184698 A JP 2001184698A JP 36558399 A JP36558399 A JP 36558399A JP 36558399 A JP36558399 A JP 36558399A JP 2001184698 A JP2001184698 A JP 2001184698A
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laser beam
optical pickup
pickup device
optical
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JP36558399A
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Makoto Kawamura
誠 川村
Shinichi Takahashi
真一 高橋
Hirokatsu Nagatake
浩克 長竹
Aki Terajima
亜紀 寺島
Mitsutoshi Sugano
光俊 菅野
Ko Ishii
耕 石井
Akira Miura
章 三浦
Masayuki Koyama
雅之 小山
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • G11B7/127Lasers; Multiple laser arrays
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    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0006Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成プリズムを用いることなく、小型化が可
能な2波長対応の光ピックアップ装置を提供すること。 【解決手段】 第1レーザビームと、第1レーザビーム
と波長の異なる第2レーザビームを発する2つの発光源
を有するワンチップレーザーダイオードで形成される半
導体レーザ素子50を用いた光ピックアップ装置100
であって、光検出装置60は、第1レーザビームを受光
する第1検出部61と第2レーザビームを受光する第2
検出部62を有し、光ディスク55から第1及び第2検
出部61、62に至るまでの各々の戻り光路長が異なる
ような位置に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DVD/CD用のコン
パチブル光ピックアップ装置等の読取波長の異なる2種
類以上の記録媒体を読取可能とした光ピックアップ装置
に関するものであり、特に波長の異なる2つのレーザビ
ームを発するワンチップレーザーダイオードを構成した
半導体レーザ素子を用いた光ピックアップ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりCD再生装置とDVD再生装置
の光ピックアップを共用するDVD/CDコンパチブル
再生装置が盛んに提案され、一波長ニ焦点の光ピックア
ップを用いたDVD/CDコンパチブル再生装置や、ニ
波長二焦点の光ピックアップを用いたDVD/CDコン
パチブル再生装置等の形態がある。
【0003】CDとDVDの構造を比較すると、DVD
の保護層の厚さはCDの保護層の約半分の厚さ(0.6
mm)なので、一焦点の光ピックアップを用いて双方の
光ディスクを再生する場合、DVDの情報記録面に最適
となるよう光ビームを集光すると、CDに対しては光ビ
ームが通過する保護層がDVDより厚いので、光ビーム
に球面収差等の収差が発生し、CDの情報記録面に対し
て最適に集光することができない。また、CDとDVD
では、記録のために形成される情報ピットの大きさが異
なるので、夫々の情報ピットを正確に読み取るために
は、夫々の情報ピットの大きさに対して最適な大きさの
ビームスポットをCD又はDVDの情報記録面上に形成
する必要がある。
【0004】また、ビームスポットの大きさは、レーザ
ビームの波長と当該レーザビームを情報記録面に集光す
るための対物レンズの開口数との比に比例する。即ち、
レーザビームの波長を一定とすると、開口数が大きくな
るほどビームスポットが小さくなる。従って、一焦点の
光ピックアップでCD及びDVDを再生する場合、レー
ザビームの波長を一定として、開口数を例えばDVDの
情報ピットに適合するように構成すると、CDの情報ピ
ットに対しては、ビームスポットが小さくなり過ぎ、当
該CDを再生する際の再生信号に歪みが生じ、正確な読
み取りが難しくなる。そこで、同一直線上の異なる位置
に焦点を結び、各情報ピットの大きさに対応して適切な
大きさのビームスポットを形成する2つのレーザビーム
を照射することが可能な二焦点の光ピックアップを用い
たDVD/CDコンパチブル再生装置が主流になってい
る。
【0005】例えば、図21に示す光ピックアップ装置
は、CD用の第1光源10とDVD用の第2光源15を
合成プリズムである第1ビームスプリッタ13で合成
し、対物レンズと開口制限素子である回折素子とで構成
される二焦点レンズを用いたDVD/CDコンパチブル
再生装置であり、構成及び動作を簡単に説明する。
【0006】同図において、第1光源10は、第1駆動
回路11からの駆動信号に応じてCDからの情報読取り
に最適な波長(780nm)のレーザビーム(破線にて
示す)を発生し、これを3ビームを生成するためのグレ
ーティング12を介して第1ビームスプリッタ13に照
射する。第1ビームスプリッタ13は、第1光源10か
らのレーザビームを反射し、反射光を第2ビームスプリ
ッタ14に導く。
【0007】一方、第1光源10に対して90度に配置
された第2光源15は、第2駆動回路16からの駆動信
号に応じてDVDからの情報読取りに最適な波長(65
0nm)のレーザビーム(実線にて示す)を発生し、グ
レーティング17を介してて第1ビームスプリッタ13
に照射する。第1ビームスプリッタ13は、第2光源1
5からのレーザビームを透過して第2ビームスプリッタ
14に導く。
【0008】第2ビームスプリッタ14は、上記第1ビ
ームスプリッタ13を介して供給されたレーザビーム、
即ち、第1光源10又は第2光源15からのレーザビー
ムをコリメータレンズ18を介してニ焦点レンズ19に
導く。ニ焦点レンズ19は、第2ビームスプリッタ14
からのレーザビームを1点に集光したものを情報読取光
として、これをスピンドルモータ20にて回転駆動する
光ディスク21の情報記録面に照射する。
【0009】第1光源10からのレーザビーム(破線に
て示す)は、光ディスク21の記情報録面Cに焦点が合
うように、ニ焦点レンズ19によって集光される。ま
た、第2光源15からのレーザビーム(実線にて示す)
は、光ディスク21の情報記録面Dに焦点が合うよう
に、ニ焦点レンズ19によって集光される。
【0010】上記ニ焦点レンズ19からの情報読取光が
光ディスク21に照射されることによって生じた反射光
は、ニ焦点レンズ19及びコリメータレンズ18を通過
し、第2ビームスプリッタ14で反射され、非点収差発
生素子であるシリンドリカルレンズ22を通過して光検
出装置23に照射する。光検出装置23は、照射された
光の光量に対応したレベルを有するアナログの電気信号
を発生し、これを読取り信号として情報データ再生回路
24及びディスク判別回路25に供給する。情報データ
再生回路24は、得られた読取信号に基づいたデジタル
信号を生成し、更にこのデジタル信号に対して復調、及
び誤り訂正を施して情報データの再生を行う。ディスク
判別回路25は、例えば本出願人が特開平10−255
274号公報で開示しているように光ディスク21にレ
ーザビームを照射した際に形成されるビームスポットの
大きさに基づき光ディスク21の種別を識別し、これを
コントローラ26に供給する。コントローラ26は、デ
ィスク識別信号に応じて、第1駆動回路11及び第2駆
動回路16の何れか一方を選択的に駆動状態にすべ駆動
制御する。
【0011】コントローラ26は、ディスク判別回路2
5からCDを示すディスク種別信号が得られた場合は、
第1駆動回路11だけを駆動する。従って、第1光源10
から発射されたレーザビームは、グレーティング12、
第1ビームスプリッタ13、第2ビームスプリッタ1
4、コリメータレンズ18及びニ焦点レンズ19からな
る光学系を介して光ディスク21に照射される。また、
ディスク判別回路22からDVDを示すディスク種別信
号が得られた場合は、第2駆動回路11だけを駆動す
る。
【0012】従って、第2光源15から発射されたレー
ザビームは、グレーティング17、第1ビームスプリッ
タ13、第2ビームスプリッタ14、コリメータレンズ
18及びニ焦点レンズ19からなる光学系を介して光デ
ィスク21に照射される。即ち、CD等のように比較的
低記録密度の光ディスク21からの情報読み取りに最適
な波長を有するレーザビームを発生する第1光源10
と、DVDのように高記録密度の光ディスク21からの
情報読み取りに最適な波長を有するレーザビームを発生
する第2光源15とを備えておき、再生対象となる光デ
ィスク21の種別に対応した方を択一的に選択するよう
にしている。
【0013】光ディスク21の情報記録面で反射した反
射光(戻り光)は、ニ焦点レンズ19及びコリメータレ
ンズ18を通過し、第2ビームスプリッタ14で反射さ
れ、シリンドリカルレンズ22を通過して光検出装置2
3に照射される。このとき、第1光源10の戻り光と第
2光源15の戻り光は波長が異なるため、光学部品を通
過する際の屈折率が異なり、よって焦点距離が異なると
いう所謂色収差という現象を生じる。この色収差がフォ
ーカスエラー信号の誤差の原因となる。すなわち、一般
にフォーカスサーボ調整を非点収差法により行なう場
合、光検出器はディスクが対物レンズの焦平面にあると
きに非点収差発生素子を通過したビーム断面が略円形と
なる位置に設置するのであるが、第1光源10の戻り光
と第2光源15の戻り光の焦点距離が異なるとビーム断
面が略円形となる位置が異なるため、いずれかのフォー
カスエラー信号に誤差が生じてしまうのである。
【0014】以上説明したように、2つの光源を必要と
するDVD/CDコンパチブル再生装置は、光源が1つ
の光ピックアップ装置に比して、合成プリズムが必要と
なりコスト高となると共に、第1光源10を第1ビームス
プリッタ13の一方の面から照射した場合は、第2光源
15は、第1光源10に対して直角となる他方の面から
照射する必要があり、光学系を配置する空間が大きくな
り、光ピックアップ装置が大型化すると云う問題があっ
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み成されたものであり、その目的は合成プリズムを
用いることなく、小型化が可能な2波長対応の光ピック
アップ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の光ピックアップ装置に関する発明
は、第1レーザビームを発する第1発光源と、該第1発
光源に近接配置され第1レーザビームと波長の異なる第
2レーザビームを発する第2発光源とが一体化されて構
成された発光手段と、前記第1及び第2レーザビームを
記録媒体に導くとともに前記記録媒体で反射された戻り
光を光検出手段に導く光路を形成するものであって前記
第1及び第2レーザビームのいずれもが通過する複数の
光学素子から構成される光学系とを有し、読取り波長の
異なる記録媒体の情報を読取り可能な光ピックアップ装
置であって、前記光検出手段は、第1レーザビームを受
光する第1検出部と該第1検出部に近接配置され第2レ
ーザビームを受光する第2検出部を有し、前記第1及び
第2検出部は、前記第1及び第2レーザビームの前記記
録媒体から前記第1及び第2検出部に至るまでの各々の
戻り光路長が異なるような位置に設けられていることを
特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の光ピックアップ装置において、前記第1及び第2レ
ーザビームは、前記発光手段から前記光検出手段に至る
までの光路が異なることを特徴する。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2に記載の光ピックアップ装置において、前記第1及
び第2検出部は、前記第1及び第2レーザビームの前記
戻り光の集束点を受光する位置に各々設置されることを
特徴とする。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2に記載の光ピックアップ装置において、前記光学系
は前記戻り光に対して非点収差を付与する非点収差素子
を含み、前記第1及び第2検出部は、各々前記第1及び
第2レーザビームをその前記戻り光のビーム断面が略円
形となる位置において受光するように設置されることを
特徴とする。
【0020】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置において、
前記検出手段は同一平面上に前記第1及び第2検出部を
有して構成されるとともに、前記反射ビームに対して傾
斜して配されることを特徴とする。
【0021】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置において、
前記光検出手段は前記第1及び第2検出部が異なる高さ
位置に形成されるとともに、前記戻り光に対して略直交
するように配されていることを特徴とする。
【0022】また、請求項7記載の発明は、第1レーザ
ビームを発する第1発光源と、該第1発光源に近接配置さ
れ第1レーザビームと波長の異なる第2レーザビームを
発する第2発光源とが一体化されて構成された発光手段
と、前記第1及び第2レーザビームを記録媒体に導くと
ともに前記記録媒体で反射された戻り光を光検出手段に
導く光路を形成するものであって、前記第1及び第2レ
ーザビームのいずれもが通過する複数の光学素子から構
成される光学系とを有し、読取り波長の異なる記録媒体
の情報を読取り可能な光ピックアップ装置であって、前
記光学系は前記戻り光に対して非点収差を付与する非点
収差素子を含み、前記光検出手段は、第1レーザビーム
を受光する第1検出部と第2レーザビームを受光する第
2検出部がその受光面が同一平面となるように構成さ
れ、前記光検出手段は、前記受光面が前記第1及び第2
レーザビームの戻り光に対して垂直となる状態で、且
つ、前記第1及び第2レーザビームの戻り光のビーム断
面が略円形となる2位置の間に設けられることを特徴と
する。
【0023】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至7の何れかに記載の光ピックアップ装置において、前
記発光手段は、第1及び第2発光源の一方の電極が共通
電極として形成されたワンチップレーザーダイオードで
あることを特徴とする。
【0024】また、請求項9の発明は、請求項1乃至8
の何れかに記載の光ピックアップ装置において、前記光
検出手段は、読取られる記録媒体の種別に応じて前記第
1および第2発光源のいずれか一方が選択駆動されるこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、読取波長の異なるDVDとCD又はCDRを再生す
る光ピックアップ装置を例として説明する。尚、再生さ
れる情報記録メディアはこれらに限られることはなく、
読取波長の異なる複数のディスクを再生する光ピックア
ップ装置であれば本発明は適用可能である。
【0026】図1は、本発明の第1実施形態による光ピ
ックアップ装置100の要部構成図であり、図に基づき
光ピックアップ装置100の構成を説明する。光ピック
アップ装置100は、発光手段である波長の異なる2つ
のレーザビームを出射する半導体レーザ素子50と、出
射されたレーザビームからトラッキングエラー生成用の
一対のサブビームを生成するグレーティング51と、半
導体レーザ素子50から発射されたレーザビームを反射
して光ディスク55に導くとともに、光ディスク55の
記録面から反射されたレーザビームを透過して光検出装
置60に向かう方向に導くハーフミラー52と、レーザ
ビームを平行光に変換するコリメータレンズ53と、波
長の異なるレーザビームを集束して同一直線上の異なる
位置に焦点を結ばせて適切な大きさのビームスポットを
形成する二焦点レンズ54と、非点収差発生素子である
シリンドリカルレンズ56と、光検出手段である光検出
装置60とで構成している。
【0027】このように、本実施形態は、フォーカスサ
ーボ調整は非点収差法で行ない、トラッキングサーボ調
整は3ビーム法で行なうものである。尚、半導体レーザ
素子50の駆動回路やディスク判別回路等の電気回路は
従来例と同様であり省略してある。
【0028】半導体レーザ素子50は、CD及びCDR
読取り用で波長が780nmのレーザビームとDVD読
取り用で波長が650nmのレーザビームを発射するワ
ンチップレーザーダイオード30であり、その構造を図
2及び図3に示す。図2はワンチップレーザーダイオー
ド30の断面図を、図3はワンチップレーザーダイオー
ド30のサブマウント図を示している。
【0029】ワンチップレーザーダイオード30は、図
2に示すように外形寸法が300μm×400μm×1
00〜120μm程度のGaAs基板31上に、n型の
AlXGaYIn1−X−YP層33と、AlxGaYI
n1−X−YP活性層34と、p型のAlXGaYIn
1−X−YP層35を積層し、活性層34の中央に波長
650nmの第1レーザビームを発光する第1発光源とな
る650nm発光部36が形成されると共に、n型のA
lXGa1−XAs層37と、AlXGa1−XAs活
性層38と、P型のAlXGa1−XAs層39を積層
し、活性層38の中央に波長780nmの第2レーザビ
ームを発光する第2発光源となる780nm発光部40
が形成され、厚さ4μm程度の2つの活性層34、38
は分離溝32により分離された構造になっている。ま
た、ワンチップレーザーダイオード30は、GaAs基
板31の底面側に共通電極41が、第1発光源の天面側
に650nm用のAu電極42が、第2発光源の天面側
に780nm用のAu電極43が夫々形成されている。
つまり、ワンチップレーザーダイオード30は、第1及
び第2発光源の一方の電極が共通電極として形成された
半導体レーザ素子50である。
【0030】尚、一般的に「ワンチップ」の素子とは、
ワンチップ上に種類の異なる2つの活性層を選択成長法
等で作りこむことで、2波長のレーザビームを出力でき
るようにした素子を意味しているが、本発明において
は、1波長のレーザビームを発する2つのレーザ素子を
ハイブリッド的に例えばシリコンウェーハ上に配置して
形成した素子、すなわち、2つの1波長レーザ素子を一
体化したユニット化したものも対象とする。
【0031】ワンチップレーザーダイオード30は、図
3に示すように、2つのAl電極45、46が形成され
たシリコンウェーハ44上に載置したサブマウントの形
態で使用される。つまり、サブマウントは、650nm
発光素子用のAl電極45と780nm発光素子用のA
l電極46が形成されたシリコンウェーハ44上に、共
通電極41を上にしてワンチップレーザーダイオード3
0を載置し、650nm電極42と780nm電極43
を2つのAl電極45、46に夫々半田付けしたもので
あり、共通電極41及び2つのAl電極45、46に図
示しない引出線を半田付けして使用される。そして、共
通電極41とAl電極45間に所定の電圧が印可される
と発光窓47から波長650nmの第1レーザビームが
発射され、共通電極41とAl電極46間に所定の電圧
が印可されると発光窓48から波長780nmの第2レ
ーザビームが発射され、ビーム形状は何れも図に示すよ
うに楕円形状をしている。そして、サブマウント状のワ
ンチップレーザーダイオード30は、例えば図示しない
発光窓と複数の出力端子を設けたケースに収納され、半
導体レーザ素子50として用いられる。
【0032】次に、本発明の第1実施形態による光ピッ
クアップ装置100の動作を説明する。本発明の第1実
施形態による光ピックアップ装置100に用いられる半
導体レーザ素子50は、上述したように同一チップ上に
波長650nmの第1レーザビームを発する650nm
発光部36と、波長780nmの第2レーザビームを発
する780nm発光部37が略100nmの間隔で異な
る位置に形成されている。従って、図1に示すように第
1レーザビームの光路と第2レーザビームの光路は一致
せず若干異なっている。
【0033】尚、第1レーザビームと第2レーザビーム
は選択駆動されるので2つの光路が同時に形成されるこ
とはない。しかし、本明細書の図面において、第1レー
ザビームの入射光Ld(図中実線)と、第2レーザビー
ムの入射光Lc(図中点線)と、情報記録面で反射され
た第1レーザビームの戻り光Ldrと、第2レーザビー
ムの戻り光Lcrとを同一図面内に全て記載して、説明
をわかりやすくしている。
【0034】次に発光部36と発光部37の位置の設定
について説明する。一般に光源と対物レンズを含んで構
成される光ピックアップ装置において、光源は対物レン
ズの中心軸上に配置して用いられるが、本実施形態の半
導体レーザ素子50は、上述したように第1レーザビー
ムと第2レーザビームが略100nm離れた位置から発
射されるため、2つのレーザビームをともにレンズの中
心軸上に配置することはできない。そこで、光学系の中
心軸に対する2つの光源の位置関係を最適化する必要が
ある。
【0035】図4に示すように、光源Eiを対物レンズ
Lの中心軸Y上に配置するとビームスポット径を最も小
さくなることが分かっている。従って、対物レンズLの
中心軸Yに位置する光源Eiは、理想の発光点とするこ
とができる。しかし、光源の中心Eaと光軸Yとが一致
しない場合は、「像高」Hとなり、「収差」が存在す
る。「収差」は読取信号に悪影響を及ぼすものであるた
めできるだけ少なくする方が望ましい。
【0036】図5は像高と収差の関係を示すものであ
り、点線はDVDを再生する時の像高と収差の関係を示
し、実線はCDを再生する時の像高と収差の関係を示し
ている。同図からわかるように、DVD再生時における
収差はCD再生時の収差に比べて像高に拘らず大きく、
DVD再生時における収差の増加の割合(点線の傾き)
は、CD再生時の収差の増加の割合(実線の傾き)に比
べて大きい。また、像高=0の場合、即ち発光点を光軸
上に配置する場合においても、DVD再生時における収
差は、CD再生時の収差に比べて大きい。これは、DV
DがCDよりも情報が高密度で記録されていて、ディス
クに照射するビームスポット径をCDよりも小さくする
ことによるものである。すなわち、DVDのように記録
密度の高いディスクを短波長のレーザビームによって読
取るものは、CDのように記録密度の低いディスクを長
波長のレーザビームによって読取る場合に比べて像高ズ
レの悪影響を受けやすいのである。
【0037】そこで、本発明の第1実施形態による光ピ
ックアップ装置100においては、レーザ素子50は、
第1レーザビームを発する650nm発光部36を光学
系の中心軸上に配置するか、或いは650nm発光部3
6から光学系の中心軸までの距離を、第2レーザビーム
を発する780nm発光部36から光学系の中心軸まで
の距離よりも小さくなるように設定している。すなわ
ち、像高ズレによる収差の悪影響の大きいDVDがCD
に比べて像高ズレが小さくなるようにしている。
【0038】次に、図1を用いて記録媒体としてDVD
及びCDを再生する場合の動作を説明する。尚、本発明
の実施形態の光ピックアップ装置100は、従来例と同
様ディスク判別を行い、当該ディスク判別結果に基づい
て、半導体レーザ素子50の一方の発光源だけを選択駆
動するようにしている。
【0039】DVDの光ディスク55を再生する場合に
おいて、半導体レーザ素子50から発射された第1レー
ザビームの入射光Ld(図中実線で示す)は、グレーテ
ィング51を介してハーフミラー52により一部が反射
され、コリメータレンズ53によって平行な光束にされ
た後、二焦点レンズ54に入射する。二焦点レンズ54
に入射した第1レーザビームは、回折素子54aにより
0次光、±1次光及びその他の高次光に回折されるが、
DVDの再生には0次光を用いるので、対物レンズ54
bは第1レーザビームの0次光を光ディスク55の情報
記録面D上に集光する。そして、DVDの情報記録面D
で反射された第1レーザビームの戻り光Ldrは、ニ焦
点レンズ54及びコリメータレンズ53を通過し、ハー
フミラー52によりその一部が透過され、シリンドリカ
ルレンズ56を通過して光検出装置60の第1検出部6
1に入射する。
【0040】一方、CDの光ディスク55を再生する場
合において、半導体レーザ素子50から発射された第2
レーザビームの入射光Lc(図中実線で示す)は、グレ
ーティング51を介してハーフミラー52により一部が
反射され、コリメータレンズ53によって平行な光束に
された後、二焦点レンズ54に入射する。二焦点レンズ
54に入射した第1レーザビームは、回折素子54aに
より0次光、±1次光及びその他の高次光に回折される
が、CDの再生には±1次光の何れか一方を用いるの
で、対物レンズ54bは回折素子54aにより回折され
た第2レーザビームの入射光Lcの±1次光を光ディス
ク55の情報記録面C上に集光する。そして、CDの情
報記録面Cで反射された第2レーザビームの戻り光Lc
rは、ニ焦点レンズ54及びコリメータレンズ53を通
過し、ハーフミラー52によりその一部が透過され、シ
リンドリカルレンズ56を通過して光検出装置60の第
2検出部62に入射する。
【0041】各情報記録面D、Cで反射された2つの戻
り光Ldr、Lcrは、二焦点レンズ54を境にしてコ
リメータレンズ53、ハーフミラー52、シリンドリカ
ルレンズ56の同一の光学部品を通過して光検出装置6
0に到達するので、戻り光路長は同一である。しかし、
第1レーザビームと第2レーザビームの波長は異なるた
め、光学部品を通過する際の屈折率が異なり、よって、
戻り光の光軸方向における各戻り光Ldr、Lcrの焦
点位置は異なる。
【0042】そこで、本発明の実施形態による光ピック
アップ装置100に用いられる光検出装置60は、第1
検出部61と第2検出部62の高さを異ならせること
で、戻り光LdrとLcrの受光位置、すなわち戻り光
LdrとLcrの光路長を異ならせ、各々焦点位置で受
光するように第1検出部61と第2検出部62の高さを
設定している。具体的には、図6及び図7に示すように
構成している。図6は光検出装置60の平面図を示し、
図7は光検出装置60の側面図を示す。
【0043】光検出装置60は、図6に示すように3ビ
ーム法及び非点収差法に対応して構成したものであり、
DVDの主ビームM1(第1レーザビームの主ビーム)
を受光する分割領域3、4、7、8に4分割された第1
検出部61と、CDの主ビームM2(第2レーザビーム
の主ビーム)を受光する分割領域1、2、5、6に4分
割された第2検出部62とが並列して近接配置されると
共に、トラッキングエラーTE信号生成に用いられる第
1及び第2レーザビームの副ビームS1a、S2a、S
1b、S2bを受光する2つの副検出部63a、63b
が、第1検出部61及び第2基板を挟んだ両側に配置さ
れ、各々の検出部は基板64上に設けられている。
【0044】また、図7に示すように、第1検出部61
と第2検出部62は戻り光Ldr及びLcrの主光線に
対して受光面が略垂直となるように配され、その主光線
方向の高さは、各々、第1及び第2レーザビームの戻り
光であるLdr及びLcrを適正位置で受光できるよう
に、例えばΔLだけ異ならせて構成している。具体的に
は、シリンドリカルレンズ56によって非点収差を付与
された戻り光Ldrに対し、そのビーム断面が略円形と
なる位置に第1検出部61の受光面を位置させ、同様に
して非点収差を付与された戻り光Lcrに対し、そのビ
ーム断面が略円形となる位置に第2検出部62の受光面
を位置させる。
【0045】また、2つの副検出部63a、63bの高
さhは、第1検出部61の高さと第2検出部62の高さ
の略中央の高さに設定する。すなわち、2つの副検出部
63a、63bは第1のレーザビームの副ビームS1
a、S2aと第2のレーザビームの副ビームS1b、S
2bの両方を受光するため、略中間の高さ位置にするこ
とで色収差の悪影響を最も少なくしている。
【0046】なお、第1検出部61と第2検出部62の
主光線方向の高さ位置は、上述した位置に限られるもの
ではなく、ビーム断面が略円形となる位置に少しでも近
づけて受光面を設置できれば良く、第1検出部と第2検
出部の受光面が同一面状に形成された光検出装置を用い
る場合と比べて、色収差の悪影響を多少でも少なくでき
るものであれば良い。
【0047】次に本実施形態に用いられる3ビーム法及
び非点収差法の概要について、図8及び図9に基づいて
簡単に説明する。3ビーム法は、図8に示すように2つ
の副ビームスポットS1、S2を主ビームスポットMに
対して夫々逆向きにQだけオフセットさせる。オフセッ
ト量Qは、トラックピッチPの約1/4とされる。各副
ビームスポットS1、S2による反射光は、副検出部6
3a、63bで夫々検出され、その検出出力の差分がト
ラッキングエラーTE信号となる方式である。
【0048】非点収差法を行なうための4分割検出部
は、一方の分割線が情報記録面のトラック方向に平行に
なり、他方の分割線が光ディスクのラジアル方向に平行
に配置される。図9(a)に示したように、ビームスポ
ットが略円形状の場合、互いに対角線上にある受光部に
照射されるビームスポットの面積は等しくなり、フォー
カスエラーFE信号成分は「0」となる。また、フォー
カスが合っていない場合は、シリンドリカルレンズ56
の非点収差特性により、図9(b)又は図9(c)に示
すように対角線方向に楕円形状のビームスポットが形成
される。この場合、一方の対角線上にある受光部に照射
されるビームスポットの面積と他方の受光部の面積が異
なり、フォーカスエラーFE信号として出力される。そ
して4つの各受光面に結像されたスポット像に応じて電
気信号を復調回路及びエラー検出回路に供給する。
【0049】次に、本実施形態の光検出装置60により
トラッキングエラーTE信号、フォーカスエラーFE信
号及びRF信号を算出する演算回路について図10を用
いて説明する。同図に示されるように、演算処理部80
は、6つの加算器81〜86と、3つの減算器87〜8
9で構成される。なお、副検出部63aの検出信号を
A、副検出部63bの検出信号をC、第1検出部の分割
領域1、2、5、6及び第2検出部の分割領域3、4、
7、8から出力される8つの検出信号をB1〜B8で示
すものとする。
【0050】先ず、2つの副検出部63a、63bは、
第1レーザビームと第2レーザビームに対して共有する
トラッキングエラー信号検出用であり、2つの副検出部
63a、63bから出力される検出信号A及びCは、減
算器89で減算され、A−CがトラッキングエラーTE
信号となる。
【0051】次に、第1及び第2検出部61、62にお
いて、4分割された各検出部の検出出力をB1〜B8と
すれば、第2検出部62から出力される検出出力B1と
検出出力B6は、加算器81で加算される。また、検出
出力B2と検出出力B5は、加算器82で加算される。
そして、加算器81と加算器82の出力は、加算器85
で加算される。加算器85の出力信号は、B1+B2+
B5+B6となり、第2検出部62のRF信号(第2R
F信号)となる。また、加算器81と加算器82の出力
は、減算器87で減算される。減算器87の出力信号
は、(B1+B6)−(B2+B5)となり、第2検出
部62のフォーカスエラーFE信号(第2FE信号)と
なる。
【0052】一方、第1検出部61から出力される検出
出力B3と検出出力B8は、加算器83で加算される。
また、検出出力B4と検出出力B7は、加算器84で加
算される。そして、加算器83と加算器84の出力は、
加算器86で加算される。加算器86の出力信号は、B
3+B8+B4+B7となり、第1検出部61のRF信
号(第1RF信号)となる。また、加算器83と加算器
84の出力は、減算器88で減算される。減算器88の
出力信号は、(B3+B8)−(B4+B7)となり、
第1検出部61のフォーカスエラーFE信号(第1FE
信号)となる。
【0053】次に、本発明の光ピックアップ装置100
の第2実施形態について図11及び図13を用いて説明
する。本実施形態は第1実施形態と比べて光検出装置6
6に関する構成が異なるものであり、その他の構成は第
1実施形態と同一である。図11に光検出装置66の平
面図を、図12に光検出装置66の側面図を示す。
【0054】図11に示す光検出装置66は、上述した
第1検出部61と第2検出部62の一部の受光部を第1
及び第2レーザビームの主ビームM1、M2の受光に共
用した6分割検出部65と、トラッキングエラーTE信
号生成に用いられる6分割検出部65の外形よりも大き
い第1及び第2レーザビームの副ビームS1a、S2
a、S1b、S2bを受光する2つの副検出部63a、
63bを基板64上に構成したものであり、6分割検出
部65と2つの副検出部63a、63bの受光面が同一
平面となるようにその高さは同一に形成している。さら
に、光検出装置66は、色収差の悪影響を減少させるた
め、図12に示すように、基板64が傾斜した状態で設
置されており第1レーザビームの主ビームM1を受光す
る受光面と、第2レーザビームの主ビームM2が照射さ
れる受光面の高さが主光線方向にΔLだけ異なるように
構成している。
【0055】また、図13に示す光検出装置66は、第
2実施形態の応用例であり、6分割検出部65のみを傾
斜させるとともに、副検出部63a、63bは第1及び
第2レーザビームの主光線に対して受光面が垂直となる
ように設置している。なお、第1レーザビームの主ビー
ムM1を受光する受光面と第2レーザビームの主ビーム
M2が照射される受光面の主光線方向における高さ位置
の設定は、第1実施形態の場合と同様に、色収差の悪影
響を除去するよう適宜設定すれば良い。
【0056】図11に示すように、第1レーザビームの
主ビームM1は、受光部65の分割領域2、3、5、6
にて受光され、第2レーザビームの主ビームM2は、受
光部65の分割領域1、2、4、5にて受光される。す
なわち、受光部65の分割領域2、5が主ビームM1と
主ビームM2の受光に共用されている。
【0057】従って、第1レーザビームを受光する場合
は、分割領域2、3、5、6からの検出出力を演算した
B2+B6+B3+B5がDVD用のRF信号となり、
(B2+B6)−(B3+B5)がDVD用のフォーカ
スエラーFE信号となる。一方、第2レーザビームが受
光された場合は、同様にして、B1+B5+B2+B4
がCD用のRF信号であり、(B1+B5)−(B2+
B4)がCD用のフォーカスエラーFE信号となる。ま
た、トラッキングエラーTE信号は、第1実施形態と同
様にA−Cとなる。このように構成することで、第1実
施形態に用いた光検出装置60の場合と同様の効果を得
ることができる。
【0058】次に本発明の光ピックアップ装置100の
第3実施形態について図14及び図15を用いて説明す
る。本実施形態は第1実施形態と比べて光検出装置70
に関する構成が異なるものであり、その他の構成は第1
実施形態と同一である。図14に光検出部70の平面図
を、図15に光検出部70の側面図を示している。
【0059】光検出装置70は、3列3行に配置された
分割領域1〜9からなる9つの受光領域を有する9分割
ディテクタである9分割検出部71と、トラッキングエ
ラーTE信号生成に用いられる9分割検出部71の外形
よりも大きい第1及び第2レーザビームの副ビームS1
a、S2a、S1b、S2bを受光する2つの副検出部
63a、63bを基板64上に構成したものであり、9
分割検出部71と2つの副検出部63a、63の受光面
が同一平面となるようにその高さは同一に形成してい
る。さらに、第2実施形態と同様に、光検出装置70
は、色収差の悪影響を減少させるため、図15に示すよ
うに、基板64が傾斜した状態で設置されており第1レ
ーザビームの主ビームM1を受光する受光面と、第2レ
ーザビームの主ビームM2が照射される受光面の高さが
主光線方向にΔLだけ異なるように構成している。
【0060】図14に示すように、第1レーザビームの
主ビームM1は分割領域5、6、8、9にて受光され、
第2レーザビームの主ビームM2は分割領域1、2、
4、5にて受光される。従って、第1レーザビームが受
光された場合は、B5+B9+B6+B8がDVD用の
RF信号であり、(B5+B9)−(B6+B8)がD
VD用のフォーカスエラーFE信号となる。また、第2
レーザビームが受光された場合は、B1+B5+B2+
B4がCD用のRF信号であり、(B1+B5)−(B
2+B4)がCD用のフォーカスエラーFE信号とな
る。また、トラッキングエラーTE信号は、第1及び第
2実施形態の場合と同様にA−Cとなる。
【0061】次に9分割検出部71を有する光検出器7
0を用いることの利点について説明する。上述したよう
に半導体レーザ素子50から出射されるビームのスポッ
ト形状は略楕円形状であるが、この長軸のディスクのト
ラックに対する角度を適宜設定することで、所望の読取
り性能を得る設計手法が知られている。この設定を行な
う際には、例えば図7に示した光検出器66を用いると
すると、半導体レーザ素子50の位置調整に応じて光検
出器66の位置も調整する必要がある。ところが、本実
施形態の9分割検出部71を有する光検出器70を用い
ることで、光検出器70の位置調整を行うことなく、略
楕円形状のスポットの角度調整が可能となるのである。
これについて、図16乃至図18を用いて具体的に説明
する。
【0062】図16は、記録媒体である光ディスク55
のトラック上に照射される楕円形状のビームスポットの
長軸がトラックと平行になるように半導体レーザ素子5
0を配置した場合を示したものである。
【0063】図16(a)に示すように、ビームスポッ
トの長軸がトラックと平行になるように照射した場合
は、隣接するピットにビームスポットが被さるので、解
像度が悪化し、RF信号の検出精度が低下する。しか
し、ビームスポットがトラック上に載る領域が広いるの
で、オントラック検出信号の検出精度が高い。よって、
トラックカウントしながら所望のアドレスへ移動するト
ラックカウントサーチ等を行なう場合に適しており、高
速サーチを行なう機器等に向いている。
【0064】このとき、図16(b)に示すように、9
分割検出部71で受光される第1レーザビームの主ビー
ムM1は分割領域2、3、5、6で受光し、第2レーザ
ビームの主ビームM2は分割領域1、2、4、5で受光
させる。一方、光検出装置70は、図16(c)に示す
ガイド構造によって、ビームの主光線方向にのみ移動可
能に構成し、第1レーザビーム及び第2レーザビームの
受光点間隔を所望の距離とできるようにしている。ここ
では、第1レーザビーム及び第2レーザビームの受光点
間隔が最小となるように光検出装置70の位置を例えば
図中xの位置に設定する。
【0065】図17は、記録媒体である光ディスク55
のトラック上に照射される楕円形状のビームスポットの
長軸がトラックと垂直となるように半導体レーザ素子5
0を配置した場合を示したものである。図17(a)に
示すように、ビームスポットの長軸がトラックと垂直に
なり隣接するピットにビームスポットが架からないの
で、図16(a)の場合に比して解像度は良くなるが、
ビームスポットがトラック上に載る領域は図16(a)
の場合より小さくなるため、トラック検出精度が悪くな
る。よって、再生信号の検出精度を重視した機器に向い
ている。
【0066】このとき、図17(b)に示すように、9
分割検出部71で受光される第1レーザビームの主ビー
ムM1は分割領域1、2、4、5で受光し、第2レーザ
ビームの主ビームM2は分割領域4、5、7、8で受光
させることで、図16(b)の状態から光検出器70の
位置を移動させることなく主ビームM1、M2をともに
適正状態で受光することができる。また、第1レーザビ
ーム及び第2レーザビームの受光点間隔は図16(b)
の場合と変らないため、光検出装置70をガイド構造に
沿ってビームの主光線方向に移動させる必要もなく、図
16(c)の場合と同様に図中xの位置に設定する。
【0067】図18は、記録媒体である光ディスク55
のトラック上に照射される楕円形状のビームスポットの
長軸がトラックに対して略45度となるように半導体レ
ーザ素子50を配置した場合を示したものである。この
場合は、図16及び図17の中間的性能を示すことにな
り、オントラック検出精度及び再生信号の検出精度がと
もに劣化しない実用的な機器に向いている。
【0068】このとき、図18(b)に示すように、9
分割検出部71で受光される第1レーザビームの主ビー
ムM1は分割領域2、3、5、6で受光し、第2レーザ
ビームの主ビームM2は分割領域4、5、7、8で受光
させることで、光検出器70を回転させることなく主ビ
ームM1、M2をともに適正状態で受光することができ
る。そして、第1及び第2レーザビームの受光点間隔は
図16(b)及び図17(b)の場合よりも広がるた
め、光検出装置70をガイド構造に沿ってビームの主光
線方向に移動させ、図18(c)に示すyの位置に設定
する。
【0069】以上、説明したように、ビームスポットが
楕円形状の場合は、トラックに対するビームスポットの
角度により性能が異なるので、例えば、RF信号の光電
変換精度や、RF信号の変換処理能力が低い場合は、解
像度が良い図17の方法を選択し、高速サーチを行う必
要が有る場合は、トラック検出精度が高い図16の方法
を選択する等、性能要求に応じてビームスポットの傾斜
角度を設定することで、要求性能に沿った製品展開が可
能となる。
【0070】また、本実施形態の応用として、4列4行
に配置された分割領域1〜16からなる16分割ディテ
クタや、5列5行に配置された25分割ディテクタ等の
態様も可能である。このようにして分割領域の数を増や
すことによって、主ビームM1、M2の受光点間隔の調
整範囲が多様化したり、副ビームの受光も可能となるな
どの利点がある。
【0071】次に、本発明の光ピックアップ装置100
の第4実施形態について図19及び図20を用いて説明
する。本実施形態は第2実施形態と同じ光検出装置66
を用いてその配置を異ならせたものであり、その他の構
成は第1〜3実施形態と同一である。図19は第4実施
形態の光ピックアップ装置100の全体構成を示したも
のであり、図20は光検出装置66を示したものであ
る。
【0072】図20に示したように、本実施形態は、受
光部65の受光面が主ビームM1、M2の主光線に対し
て垂直となるようにする。さらに、受光部65の受光面
は、ビームの主光線方向において、非点収差が付与され
た主ビームM1のビーム断面が略円形となる位置Eと同
じく非点収差が付与された主ビームM2のビーム断面が
略円形となる位置Fと間に位置するようにする。
【0073】これによれば、各主ビームM1、M2のフ
ォーカスエラー信号には僅かな誤差は発生するものの、
第1実施形態のように受光部の高さを異ならせて構成し
たり、第2実施形態のように光検出装置を傾けて配置す
るといった、コスト高になる構成、煩雑な位置決め作業
を必要とせず、主ビームM1、M2の各々に対してバラ
ンス良く色収差の悪影響を減少させることができる。な
お、光検出装置66は図6に示した第1実施形態で用い
たものを使用することもできる。
【0074】以上説明した本発明の各実施形態による光
ピックアップ装置100は、コリメータレンズ53を用
いて、発散光を平行光にして無限光学系で構成したが、
これに限らず有限光学系で構成しても良い。
【0075】また、対物レンズの構成は、本実施形態の
2焦点レンズの態様に限られることはなく、例えば、特
開平10‐199021号公報に記載されるような、切
欠によって複数の分割面が形成された2焦点レンズを用
いても良い。さらに、DVD再生用の対物レンズとCD
再生用の対物レンズを2個備えて、これらを切換えて用
いるようにしても良い。
【0076】また、フォーカスサーボ調整及びトラッキ
ングサーボ調整の方法についても、本実施形態の態様に
限られることはなく、周知の各種方法を用いてもよい。
また、DVDの再生とCDの再生とで必ずしも同じ調整
方法を用いることはなく、例えば、トラッキングサーボ
調整に関して、CDの再生時は3ビーム法で行ない、D
VDの再生時は位相差法で行なうといった組合せも可能
である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、合成プリズムが不要と
なる等光学系の部品点数が削減できると共に、光学系が
集約配置でき、低コスト化と省スペース化が可能であ
る。また、色収差によって生じるフォーカスエラー信号
の誤差を減少させ、適正なフォーカスサーボ調整を行な
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による光ピックアップ装
置の構成図。
【図2】本発明の第1実施形態による光ピックアップ装
置に用いられる半導体レーザ素子の構造図。
【図3】本発明の第1実施形態による光ピックアップ装
置に用いられる半導体レーザ素子の構造図。
【図4】光源とレンズの中心軸との位置関係を示す図。
【図5】像高と収差の関係を示す図。
【図6】本発明の第1実施形態の光ピックアップ装置に
用いた光検出部の平面図。
【図7】本発明の第1実施形態の光ピックアップ装置に
用いた光検出部の側面図。
【図8】3ビーム法を説明するのに用いた図。
【図9】非点収差法を説明するのに用いた図。
【図10】光検出部の検出信号を処理する演算処理部の
ブロック図。
【図11】本発明の第2実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の平面図。
【図12】本発明の第2実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の側面図。
【図13】本発明の第2実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の側面図。
【図14】本発明の第3実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の平面図。
【図15】本発明の第3実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の側面図。
【図16】トラックとビームスポットの長軸を平行に配
置した時の光検出部の検出方法を示す図。
【図17】トラックとビームスポットの長軸を垂直に配
置した時の光検出部の検出方法を示す図。
【図18】トラックとビームスポットの長軸を略45度
に配置した時の光検出部の検出方法を示す図。
【図19】本発明の第4実施形態による光ピックアップ
装置の構成図。
【図20】本発明の第4実施形態の光ピックアップ装置
に用いた光検出部の側面図。
【図21】従来例における光ピックアップ装置の構造
図。
【符号の説明】
50・・半導体レーザ素子 51・・グレーティングレンズ 52・・ハーフミラー 53・・コリメータレンズ 54・・二焦点レンズ 55・・光ディスク 56・・シリンドリカルレンズ 60・・光検出装置 61・・第1検出部 62・・第2検出部 63・・副検出部 100・光ピックアップ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 亜紀 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 菅野 光俊 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 石井 耕 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 三浦 章 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 小山 雅之 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D119 AA04 AA28 BA01 BB01 CA16 DA05 EA02 EA03 EC07 EC22 EC45 EC47 FA05 FA08 FA22 HA21 HA63 JA08 KA02 KA04 KA14 KA20 KA24 LB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レーザビームを発する第1発光源
    と、該第1発光源に近接配置され第1レーザビームと波
    長の異なる第2レーザビームを発する第2発光源とが一
    体化されて構成された発光手段と、前記第1及び第2レ
    ーザビームを記録媒体に導くとともに前記記録媒体で反
    射された戻り光を光検出手段に導く光路を形成するもの
    であって前記第1及び第2レーザビームのいずれもが通
    過する複数の光学素子から構成される光学系とを有し、
    読取り波長の異なる記録媒体の情報を読取り可能な光ピ
    ックアップ装置であって、 前記光検出手段は、第1レーザビームを受光する第1検
    出部と該第1検出部に近接配置され第2レーザビームを
    受光する第2検出部を有し、 前記第1及び第2検出部は、前記第1及び第2レーザビ
    ームの前記記録媒体から前記第1及び第2検出部に至る
    までの各々の戻り光路長が異なるような位置に設けられ
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2レーザビームは、前記
    発光手段から前記光検出手段に至るまでの光路が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2検出部は、前記第1及
    び第2レーザビームの前記戻り光の集束点を受光する位
    置に各々設置されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記光学系は前記戻り光に対して非点収
    差を付与する非点収差素子を含み、前記第1及び第2検
    出部は、各々前記第1及び第2レーザビームをその前記
    戻り光のビーム断面が略円形となる位置において受光す
    るように設置されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は同一平面上に前記第1及
    び第2検出部を有して構成されるとともに、前記反射ビ
    ームに対して傾斜して配されることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記光検出手段は前記第1及び第2検出
    部が異なる高さ位置に形成されるとともに、前記戻り光
    に対して略直交するように配されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装
    置。
  7. 【請求項7】 第1レーザビームを発する第1発光源
    と、該第1発光源に近接配置され第1レーザビームと波
    長の異なる第2レーザビームを発する第2発光源とが一
    体化されて構成された発光手段と、前記第1及び第2レ
    ーザビームを記録媒体に導くとともに前記記録媒体で反
    射された戻り光を光検出手段に導く光路を形成するもの
    であって、前記第1及び第2レーザビームのいずれもが
    通過する複数の光学素子から構成される光学系とを有
    し、読取り波長の異なる記録媒体の情報を読取り可能な
    光ピックアップ装置であって、 前記光学系は前記戻り光に対して非点収差を付与する非
    点収差素子を含み、 前記光検出手段は、第1レーザビームを受光する第1検
    出部と第2レーザビームを受光する第2検出部がその受
    光面が同一平面となるように構成され、 前記光検出手段は、前記受光面が前記第1及び第2レー
    ザビームの戻り光に対して垂直となる状態で、且つ、前
    記第1及び第2レーザビームの戻り光のビーム断面が略
    円形となる2位置の間に設けられることを特徴とする光
    ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 前記発光手段は、第1及び第2発光源の
    一方の電極が共通電極として形成されたワンチップレー
    ザーダイオードであることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 前記光検出手段は、読取られる記録媒体
    の種別に応じて前記第1および第2発光源のいずれか一
    方が選択駆動されることを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれかに記載の光ピックアップ装置。
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