JP2001184559A - 自動販売機の容器支持装置 - Google Patents

自動販売機の容器支持装置

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JP2001184559A
JP2001184559A JP36686099A JP36686099A JP2001184559A JP 2001184559 A JP2001184559 A JP 2001184559A JP 36686099 A JP36686099 A JP 36686099A JP 36686099 A JP36686099 A JP 36686099A JP 2001184559 A JP2001184559 A JP 2001184559A
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container
raw material
material container
vending machine
cam
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JP36686099A
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English (en)
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Shigeaki Tazawa
成明 田澤
Takeshi Sato
健 佐藤
Junichi Enmei
純一 延命
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で容器収納部から原料容器を取り
出すことのできる自動販売機の容器支持装置を提供す
る。 【解決手段】 上下移動機構64のモータを作動させて
容器支持部61を上昇させる。このとき、容器支持部本
体が上昇するとともに、載置台が容器支持部本体に対し
て相対的に上昇するようになっている。即ち、載置台の
上面の端部と保持枠の円錐部の内面とが当接し、載置台
の上昇により保持枠は左右に分割される。そして、載置
台の上面及び側面が保持枠よりも上方に突出し、上面と
容器収納部4の当接部とが当接する。載置台が更に上昇
すると、載置台とともに当接部が上昇し、当接部の上端
部がフックと当接する。そして、フックが回動して最下
位の原料容器が開放され、原料容器が載置台の上面に載
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば挽き豆を原
料に用いたコーヒーや、茶の葉を原料に用いた紅茶など
の各種飲料を抽出する自動販売機に備えられ原料容器を
支持する容器支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機の容器支持装
置として、原料容器を上下に積み重ねて収納する容器収
納部からへ原料容器を搬送する容器支持部を備えたもの
が知られている。この容器支持装置が備えられた自動販
売機では、原料が封入された原料容器を上下に積み重ね
て複数の容器収納部に収納しておき、飲料の抽出時に原
料容器を容器支持部に載置してノズルの下方まで搬送
し、その後容器支持部を上方向に移動させて容器支持部
の上方に配置されたノズルを原料容器の上部に挿入さ
せ、ノズルより原料容器内部にエア加圧により温水を供
給し、原料容器下部のフィルタから飲料の抽出を行って
いる。各容器収納部にはそれぞれ異なる原料が封入され
た原料容器が収納されており、各容器収納部に最下位の
原料容器を開放して容器支持部に載置する開放装置とこ
の開放装置を駆動するモータとが設けられ、必要に応じ
て原料容器が容器支持部に載置されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
自動販売機の容器支持装置では、各容器収納部に開放装
置及び開放装置を駆動させるモータを設けなければなら
ず、各容器収納部の構造が複雑になるとともに、製造コ
ストが嵩むという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構造で容器収
納部から原料容器を取り出すことのできる自動販売機の
容器支持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、原料容器を上下に積み重ね
て収納する容器収納部から原料容器を搬送する容器支持
部を備えた自動販売機の容器支持装置において、容器支
持部を上下方向に移動する移動手段と、容器支持部が容
器収納部の下方で上昇すると、容器収納部から最下位の
原料容器を容器支持部に供給する容器供給手段とを備え
ている。これにより、移動手段により容器支持部が上昇
すると、容器収納部から容器支持部に原料容器が供給さ
れる。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の自動
販売機の容器支持装置において、前記容器支持部に原料
容器を保持する保持手段と、前記移動手段と連動して原
料容器の保持手段による保持及び保持解除を行う第1の
連動機構とを備えている。これにより、請求項1の作用
に加え、原料容器を容器支持部に供給する際に移動手段
により容器支持部が上昇すると、これに連動して保持解
除された状態で原料容器が供給される。この後、移動手
段により容器支持部が下降すると、これに連動して原料
容器は保持手段により保持される。
【0007】また、請求項3では、請求項1または2記
載の自動販売機の容器支持装置において、前記移動手段
と連動して容器支持部に支持された原料容器を、使用後
の原料容器が収容される容器廃棄部に排出する第2の連
動機構を備えている。これにより、請求項1または2の
作用に加え、容器支持部を移動手段により下方に移動す
ると、これに連動して原料容器が容器廃棄部に排出され
る。
【0008】また、請求項4では、請求項1乃至3の何
れか1項記載の自動販売機の容器支持装置において、前
記移動手段は、容器支持部に当接する支持部移動用カム
と、支持部移動用カムを所定の回転軸廻りに回動させる
駆動手段とを備えている。これにより、請求項1乃至3
の何れか1項の作用に加え、駆動手段により容器支持部
移動用カムが回動すると、容器支持部が上下方向に移動
する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明の自動販
売機の容器支持装置の一実施形態を示すもので、図1は
容器支持装置が備えられる自動販売機の抽出機構の部分
斜視図、図2は抽出機構の概略説明図、図3は容器支持
部の外観斜視図、図4は容器支持部の分解斜視図、図5
は容器支持部の正面断面図、図6は容器収納部の正面断
面図、図7は容器収納部の動作説明図、図8は上下移動
機構の側面断面図、図9は上下移動機構の正面断面図、
図10及び図11は容器支持部の動作説明図である。
【0010】この容器支持装置が備えられる自動販売機
の抽出機構は、図2に示すように、温水を吐出するノズ
ル1と、ノズル1と温水管路によって接続されノズル1
に温水を供給する温水タンク2と、ノズル1に加圧空気
を供給するエアポンプ3と、原料容器Aを収納する複数
の容器収納部4と、各容器収納部4から原料容器Aを搬
出する容器供給手段5と、各容器収納部4から搬出され
た原料容器Aを所定位置に搬送する原料搬送機構6と、
抽出後の原料容器Aを収容する容器廃棄部7とから構成
されている。即ち、容器供給手段5と原料搬送機構6と
で容器支持装置を成している。
【0011】原料容器Aは、抽出される飲料の原料が封
入された容器である。飲料の抽出時には、原料容器Aの
上面にノズル1が挿入された後、ノズル1より原料容器
A内に温水及び加圧空気が導入され、原料容器Aの下面
のフィルタから抽出飲料が得られるようになっている。
【0012】ノズル1は、原料搬送機構6の上方に設け
られ、先端が鋭利に形成されている。即ち、原料搬送機
構6により原料容器Aが上昇すると、ノズル1が原料容
器Aの上面に挿入されるようになっている。
【0013】温水タンク2は、図示しないヒータの加熱
によって温水を生成している。飲料の抽出時には、温水
タンク2はノズル1に温水を供給し、原料容器A内に温
水を導入するようになっている。
【0014】エアポンプ3は、ノズル1に接続されてお
り、飲料の抽出時にノズル1に加圧空気を供給し、原料
容器A内に加圧空気を導入するようになっている。
【0015】各容器収納部4は、原料搬送機構6の上方
に設けられ円筒状に形成されている。この場合、各容器
収納部4は、内部に原料容器Aを上下に積み重ねて収納
し、各容器収納部4ごとに異なる種類の原料容器Aが収
納されている。
【0016】容器供給手段としての容器供給手段5は、
図6に示すように、各容器収納部4の下端側に設けられ
たフック5a及び当接部5bから構成される。フック5
aは所定軸廻りに回動自在に設けられ、容器収納部4内
の最下位の原料容器Aを係止している。当接部5bは上
下方向に移動自在に設けられ、後述する載置台61bが
上昇すると当接部5bの下端部がこれと当接するように
なっている。ここで、図7に示すように、載置台61b
が更に上昇すると、載置台61bとともに当接部5bが
上昇し、当接部5bの上端部がフック5aと当接する。
そして、フック5aが回動して最下位の原料容器Aが開
放されるようになっている。
【0017】原料搬送機構6は、原料容器Aを載置する
容器支持部61と、容器支持部61を左右、前後、上下
方向にそれぞれ移動させる左右移動機構62、前後移動
機構63、上下移動機構64と、容器廃棄部7の上方に
設けられた廃棄棒65とから構成される。ここで、前
後、左右、上下方向はそれぞれ図1におけるX,Y,Z
方向であり、容器支持部61は上下移動機構64に、上
下移動機構64は前後移動機構63に、前後移動機構6
3は左右移動機構62にそれぞれ接続されている。
【0018】容器支持部61は、図3及び図4に示すよ
うに、容器支持部本体61aと、原料容器Aを載置する
載置台61bと、原料容器Aを保持する保持枠61c
と、外枠61dとから構成される。
【0019】容器支持部本体61aは、上下方向に貫通
した円形の孔61a1を有する正四角柱状に形成されてい
る。容器支持部本体61aの左右側面の外側下端には水
平方向に延在し上下移動機構64との接続部をなす連結
部61a2が設けられ、上下移動機構64が駆動すると容
器支持部本体61a及び保持枠61cが上下方向に移動
するようになっている。また、容器支持部本体61aに
は、孔61a1と連続して、載置台61bとの干渉を避け
るための切り欠き61a3と、保持枠61cと係合する切
り欠き61a4とが形成されている。
【0020】載置台61bは、上端を閉塞した左右方向
に分割可能な円筒状に形成されている。載置台61b
は、原料容器Aが載置される上面61b1と、上端側の側
面部61b2と、上端側より大きな径で形成された下端側
の側面部61b3と、各側面部61b2,61b3と連続して
いるテーパ部61b4と、下端側の側面部61b3に設けら
れた突出部61b5とから構成される。上面61b1は飲料
抽出用の孔61b6を有し、この孔61b6は分割部分を横
切るとともに端部から中央部に向かって除々に大きくな
るように形成されている。突出部61b5は分割部分を横
切るように外側に向かって形成され、左右方向に貫通し
た孔61b7を有している。
【0021】保持枠61cは、上端を開口した円錐部6
1c1と、円錐部61c1の下端部から水平方向に延在する
平板部61c2とから成り、左右方向に分割可能に形成さ
れている。円錐部61c1の上端開口は分割部分を横切る
とともに、原料容器Aの保持用の孔61c3を成し、原料
容器Aの側面を保持するようになっている。また、保持
枠61cは左右方向に延在する計4つのロッド61c4を
備えており、各ロッド61c4は一端を平板部61c2の左
右側部の前後端部側に固定し、他端を容器支持部本体6
1aの内側に左右方向に移動自在に接続している。各ロ
ッド61c4にはばね61c5が設けられており、保持枠6
1cはこのばね61c5による付勢力により容器支持部本
体61aの内側方向に常に付勢されている。また、平板
部61c2は容器支持部本体61aの切り欠き61a4と左
右方向に移動自在に係合している。さらに、平板部61
c2の中央には円錐部61c1と連続する孔が設けられ、載
置台61bが左右方向に分割されると、孔の内側面61
c6は側面部61b2と当接するようになっている。
【0022】外枠61dは、正四角筒状に形成された箱
部61d1と、箱部61d1の左右側面の下端に設けられた
連結部61d2と、一対のピン61d3とから構成される。
箱部61d1は各ピン61d3挿入用の孔61d4を有してお
り、各ピン61d3の中央部を孔61b7に挿通し、その端
部を孔61d4に挿入することにより、載置台61bが外
枠61dに対して左右方向に移動自在となるよう連結さ
れている。各ピン61d3にはばね61d5が設置され、載
置台61bにこのばね61d5による付勢力が加えられ
る。この付勢力により載置台61bは併合した状態を保
つようになっている。また、連結部61d2は上下移動機
構64と接続され、上下移動機構64が作動すると載置
台61b及び外枠61dが上下方向に移動するようにな
っている。
【0023】上下移動機構64は、図8及び図9に示す
ように、連結部61a2に設けられたローラ64a、ロー
ラ64aと当接する第1のカム64b、連結部61d2と
当接しローラ64aと一体に回転する第2のカム64
c、第1のカム64aと連結されたシャフト64d、シ
ャフト64dを回転する駆動手段としてのモータ64
e、各部品を収容するケース体64fから構成される。
即ち、モータ64dが駆動すると所定軸廻りにシャフト
64dが回転し、これにより第1のカム64bが回転し
てローラ64aが回転する。このとき、連結部61a2、
ローラ64a及び第2のカムは第1のカム64bの形状
に対応して上下に移動するようになっている。また、ロ
ーラ64aとともに第2のカム64cが回転し、連結部
61d2は第2のカム64cの形状に対応して上下に移動
するようになっている。即ち、カム64cと載置台61
bとで第1の連動機構をなしている。この場合各カム6
4b,64cは、原料容器Aの各容器収納部4からの搬
出時と、原料容器Aにノズル1を挿入した後の飲料抽出
時と、原料容器Aの容器廃棄部7への落下時の、容器支
持部61の高さ及び原料容器Aの保持状態に対応するよ
うに形成され、カム64bが一回転すると前記の各動作
が全て達成されるようになっている。
【0024】一対の廃棄棒65は、ケース体64fに図
示しないアームで支持され、載置台61bの側面部61
b3の内径と等しい間隔を有して設けられている。即ち、
各廃棄棒65は容器支持部61が下降すると側面部61
b3の内面と当接するようになっていて、各廃棄棒65と
載置台61bとで第2の連動機構をなしている。
【0025】容器廃棄部7は、上部を開口した箱体に形
成され、容器支持部6から落下する飲料抽出後の原料容
器Aを受容している。この場合、容器廃棄部7はノズル
1の下方に設置されている。
【0026】以上のように構成された容器支持装置の原
料容器の搬出及び搬送の際の動作を、特に図5、図10
及び図11を参照して説明する。
【0027】まず、左右移動機構62及び前後移動機構
63により、抽出する飲料に対応した原料容器Aが収納
されている容器収納部4の下方に容器支持部61を移動
する。そして、上下移動機構64のモータ64eを作動
させてシャフト64dを所定角度だけ回転させ、容器支
持部61を上昇させる。このとき、容器支持部本体61
aが上昇するとともに、載置台61bが容器支持部本体
61aに対して相対的に上昇するようになっている。即
ち、図10に示すように、載置台61bの上面61b1の
端部と保持枠61cの円錐部61c1の内面とが当接し、
載置台61bの上昇により保持枠61cは左右に分割さ
れる。そして、載置台61bの上面61b1及び側面部6
1b2が保持枠61cよりも上方に突出し、上面61b1と
当接部5bとが当接する。さらに、容器支持部61が上
昇すると容器収納部4の原料容器Aが開放され、原料容
器Aが上面61b1に載置される。
【0028】次に、モータ64eを作動させてシャフト
64dを所定角度だけ回転させ、容器支持部61を下降
させる。このとき、容器支持部本体61aが下降すると
ともに、載置台61bが容器支持部本体61aに対して
相対的に下降するようになっている。即ち、図5に示す
ように、載置台61bと保持枠61cとの当接が解除さ
れ、保持枠61cがばね61c5の付勢力により再び併合
し、載置台61b上の原料容器Aは孔61c3により保持
される。
【0029】次に、左右移動機構62及び前後移動機構
63により、ノズル1の下方に容器支持部61を移動す
る。そして、上下移動機構64のモータ64eを作動さ
せ、容器支持部61を上昇させる。このとき、容器支持
部本体61aと載置台61bとは相対的に移動しないよ
うになっている。そしてノズル1が原料容器Aの上面に
挿入され、飲料の抽出が行われた後、容器支持部61を
下降させる。容器支持部61が廃棄棒65の高さに達す
ると、載置台61bの側面部61b3の内面と当接する。
さらに容器支持部61を下降させると、テーパ部61b4
と廃棄棒65とが当接し載置台61bが左右方向に分割
されて移動を開始し、図11に示すように、側面部61
b2が廃棄棒65と当接した状態で容器支持部61が停止
する。ここで、載置台61bの左右方向の移動に伴い、
載置台61bの側面部61b2と保持枠61cの内側面6
1c6とが当接して保持枠61cも左右方向に分割され
る。これにより、原料容器Aは容器支持部61から容器
廃棄部7へと落下する。
【0030】このように、本実施形態の自動販売機の容
器支持装置によれば、上下移動機構62を設け、載置台
61bがフック5aと当接すると原料容器Aが容器支持
部61に供給されるようにしたので、容器支持部61の
上下方向の移動のみで原料容器Aを供給することがで
き、簡単な構造で複数種類の原料容器Aに対応すること
ができる。また、従来においては、各容器収納部4にモ
ータ及びモータにより駆動する供給機構を設け、各容器
収納部4の最下位の原料容器Aを容器支持部61に供給
していたが、本実施形態ではこれらを設ける必要がな
く、従来よりも製造コストを低減することができる。
【0031】また、容器支持部61が当接部5bと当接
すると、容器収納部4に収納された最下位の原料容器A
が容器支持部61に供給されるようにしたので、確実に
原料容器Aを容器支持部61に供給することができる。
【0032】また、移動手段として第1のカム64bを
用いたので、簡単な構造で確実に容器支持部61を上下
方向に移動することができ、製造コストを低減できると
ともに、確実な動作を達成することができ、信頼性を高
めることができる。
【0033】また、載置台61b及び保持枠61cの移
動に第2のカム64cを用いたので、簡単な構造で確実
に載置台61b、保持枠61cを移動することができ、
製造コストを低減できるとともに、確実な動作を達成す
ることができ、信頼性を高めることができる。
【0034】また、保持枠61cが容器支持部本体61
aの上下方向の移動と連動して原料容器Aの保持及び保
持解除を行うようにしたので、第2のカム64cの形状
を変更することにより、状況に応じて原料容器Aの保持
及び保持解除を行うことができる。例えば、容器支持部
61への原料容器Aの供給時には保持解除の状態にし、
搬送時及び飲料抽出時には保持状態にし、廃棄時には再
び保持解除の状態にすることができ、容器支持部61の
位置に対応して確実に保持枠61cを移動させることが
できる。
【0035】また、容器支持部61が所定位置より下降
すると、これに連動して容器支持部61に支持された原
料容器Aが容器廃棄部7に落下するようにしたので、原
料容器Aの容器廃棄部7への排出を簡単な構造で確実に
行うことができる。
【0036】また、載置台61bが容器支持部本体61
aに対して上下方向に移動すると保持枠61cが移動す
るようにしたので、各容器収納部4から原料容器Aが供
給される際に必ず保持枠61cが移動し、原料容器Aを
確実に載置台61bに載置することができ、装置の各動
作を的確に行うことができる。
【0037】また、容器支持部61に対して載置台61
bが相対的に上下方向に移動するようにし、上昇した載
置台61bと当接部5bとの当接により原料容器Aが供
給されるようにしたので、原料容器Aが確実に載置台6
1bに載置され、装置の各動作を的確に行うことができ
る。
【0038】また、第2のカム64cで保持枠61cを
移動させるとともに載置台61bを上下方向に移動させ
るようにしたので、保持枠61cを移動するためのカム
64cの他に載置台61bを移動するためのカムを設け
る必要がなく、装置の構造を簡単にすることができる。
【0039】尚、前記実施形態においては、当接部5b
と容器支持部61とが当接してフック5aが回動するこ
とにより各容器収納部4の最下位の容器が容器支持部6
1に供給されるものを示したが、例えば容器支持部61
が所定高さに達したことを検知するセンサを設け、この
センサからの検知信号により各容器収納部4の最下位の
容器を容器支持部61に供給するようにしてもよい。
【0040】また、前記実施形態においては、保持手段
として孔61c3を有する保持枠61cを備えたものを示
したが、孔61c3の代わりに原料容器Aを保持可能な凹
部を保持枠61cに設けてもよい。また、前記実施形態
のように保持枠61cを板状に形成したものでなく、リ
ング状に形成したものであってもよい。
【0041】また、前記実施形態においては、容器支持
部61を上下方向に移動するカム64bを用いたものを
示したが、例えば容器支持部61に上下方向に延びるラ
ックを設けるとともに、ラックと噛み合う歯車を駆動す
るモータを設けて、容器支持部61を上下方向に移動す
るようにしてもよい。
【0042】また、前記実施形態においては、載置台6
1bが当接部5bと当接するものを示したが、容器支持
部61のどの部分が当接部5bと当接してもよい。
【0043】また、前記実施形態においては、載置台6
1bと保持枠61cとが当接して載置台61bが上下方
向に移動すると保持枠61cが左右方向に移動するもの
を示したが、載置台61bと保持枠61cとを当接しな
いようにしてそれぞれ独立して移動するようにしてもよ
い。
【0044】また、前記実施形態においては、カム64
cにより載置台61bが上下方向へ移動して保持枠61
cが左右方向へ移動するものを示したが、載置台61b
と保持枠61cとに対応したカムを別々に設け、それぞ
れ独立して駆動させるようにしてもよい。
【0045】また、前記実施形態においては、載置台6
1b及び保持枠61cを分割して原料容器Aを容器支持
部61の中央から落下させるものを示したが、容器支持
部61に原料容器Aの落下用の棒を設け、容器支持部6
1が所定位置に達するとこの棒により原料容器Aを押圧
して容器支持部61の側面側から原料容器Aを落下させ
るようにしてもよい。
【0046】図12及び図13は前記実施形態の変形例
を示すもので、図12は上下移動機構の側面断面図、図
13は上下移動機構の正面断面図である。
【0047】この容器支持装置は、前記実施形態の容器
支持装置と上下移動機構の構造が異なっている。以下、
上下移動機構の他の構造については前記実施形態と共通
の符号を用いてこの上下移動機構について詳述する。
【0048】この上下移動機構164は、連結部61a2に
設けられたローラ164a、連結部61d2に設けられたロー
ラ164b、各ローラ164a,164bと当接するカム164c、カム
164cと連結されたシャフト164d、シャフト164dを回転す
る駆動手段としてのモータ164e、各部品を収容するケー
ス体164fから構成される。カム164cのモータ164e側の外
周面はローラ164aと当接する第1当接部164gをなし、モ
ータ164eの反対側の外周面はローラ164bと当接する第2
当接部164hをなしており、各当接部164g,164hは異なる
外周面を形成している。即ち、カム164cはその厚さ方向
に2つのカムを重ね合わせたように形成されている。モ
ータ164eが駆動すると所定軸廻りにシャフト164dが回転
し、これによりカム164cが回転して各ローラ164a,164b
が回転する。このとき、連結部61a2及びローラ164aは
第1当接部164gの形状に対応して上下に移動し、連結部
61d2及びローラ164bは第2当接部164hの形状に対応し
て上下に移動するようになっている。即ち、カム164cと
載置台61bとで第1の連動機構をなしている。この場
合各当接部164g,164hは、原料容器Aの各容器収納部4
からの搬出時と、原料容器Aにノズル1を挿入した後の
飲料抽出時と、原料容器Aの容器廃棄部7への落下時
の、容器支持部61の高さ及び原料容器Aの保持状態に
対応するように形成され、カム164cが一回転すると前記
の各動作が全て達成されるようになっている。
【0049】このように、本実施形態によれば、カム16
4cに第1の当接部164g及び第2の当接部164hを設け、カ
ム164cが回転すると各連結部61a2,61d2がそれぞれ
上下に移動するようにしたので、1つのカムで容器支持
部61の上下方向の移動と、原料容器Aの保持及び保持
解除を行うことができる。また、簡単な構造で確実な動
作を達成することができ、信頼性を高めることができ
る。
【0050】尚、本実施形態においては、カム164cに第
1の当接部164gと第2の当接部164hを設け、各連結部6
1a2,16d2を移動させるものを示したが、シャフト16
4dに異なる形状のカムを2つ設け、各カムが別々に各連
結部61a2,16d2を移動させるようにしてもよい。こ
の場合においても、簡単な構造で確実な動作を達成する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の自
動販売機の容器支持装置によれば、移動手段により容器
支持部が上昇すると、容器収納部から容器支持部に原料
容器が供給されるようにしたので、容器支持部の上下方
向の移動のみで原料容器を供給することができ、簡単な
構造で複数種類の原料容器に対応することができる。
【0052】また、請求項2記載の自動販売機の容器支
持装置によれば、請求項1の効果に加え、容器支持部の
上下方向の移動に連動して、原料容器の保持及び保持解
除を行うようにしたので、状況に応じて原料容器の保持
及び保持解除を行うことができる。
【0053】また、請求項3記載の自動販売機の容器支
持装置によれば、請求項1または2の効果に加え、容器
支持部を移動手段により下方に移動すると、これに連動
して原料容器が容器廃棄部に排出されるようにしたの
で、原料容器の容器廃棄部への搬送を簡単な構造で確実
に行うことができる。
【0054】また、請求項4記載の自動販売機の容器支
持装置によれば、請求項1乃至3の何れか1項の効果に
加え、駆動手段により容器支持部移動用カムが回動する
と、容器支持部が上下方向に移動するようにしたので、
簡単な構造で確実に容器支持部を上下方向に移動するこ
とができ、製造コストを低減できるとともに、確実な動
作を達成することができ、信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す容器支持装置が備え
られる自動販売機の抽出機構の斜視図
【図2】抽出機構の概略説明図
【図3】容器支持部の外観斜視図
【図4】容器支持部の分解斜視図
【図5】容器支持部の正面断面図
【図6】容器収納部の正面断面図
【図7】容器収納部の動作説明図
【図8】上下移動機構の側面断面図
【図9】上下移動機構の正面断面図
【図10】容器支持部の動作説明図
【図11】容器支持部の動作説明図
【図12】上下移動機構の側面断面図
【図13】上下移動機構の正面断面図
【符号の説明】
4…容器収納部、5…容器供給手段、61…容器支持
部、61a…容器支持部本体、61b…載置台、61c
…保持枠、64…上下移動機構、64b…第1のカム、
64c…第2のカム、64e…モータ、65…廃棄棒、
7…容器廃棄部、、164…上下移動機構、164c…カム、1
64e…モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 延命 純一 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 Fターム(参考) 3E030 AA03 BA03 BB06 GA03 3E047 AA02 BA01 DA02 DA07 DA09 DB07 EC05 ED04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料容器を上下に積み重ねて収納する容
    器収納部から原料容器を搬送する容器支持部を備えた自
    動販売機の容器支持装置において、 容器支持部を上下方向に移動する移動手段と、 容器支持部が容器収納部の下方で上昇すると、容器収納
    部から最下位の原料容器を容器支持部に供給する容器供
    給手段とを備えたことを特徴とする自動販売機の容器支
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記容器支持部に原料容器を保持する保
    持手段と、 前記移動手段と連動して原料容器の保持手段による保持
    及び保持解除を行う第1の連動機構とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の自動販売機の容器支持装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段と連動して容器支持部に支
    持された原料容器を、使用後の原料容器が収容される容
    器廃棄部に排出する第2の連動機構を備えたことを特徴
    とする請求項1または2記載の自動販売機の容器支持装
    置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、容器支持部に当接する
    支持部移動用カムと、支持部移動用カムを所定の回転軸
    廻りに回動させる駆動手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか1項記載の自動販売機の容器支
    持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102844797A (zh) * 2009-11-25 2012-12-26 N&W全球自动售货股份公司 饮料自动售货机杯子供给单元
JP7456320B2 (ja) 2020-07-27 2024-03-27 大日本印刷株式会社 円錐形状の包装材をキャッチする装置および方法

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