JP2001184261A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2001184261A JP36855899A JP36855899A JP2001184261A JP 2001184261 A JP2001184261 A JP 2001184261A JP 36855899 A JP36855899 A JP 36855899A JP 36855899 A JP36855899 A JP 36855899A JP 2001184261 A JP2001184261 A JP 2001184261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線長を短縮して高速化処理を実現できるチ
ップレイアウトの半導体集積回路を提供することを目的
とする。 【解決手段】 データキャッシュ2を構成するTAGメ
モリモジュール9とキャッシュデータメモリモジュール
10はキャッシュTAG5の両側に分割して第1,第2
のキャッシュデータメモリモジュール10−1,10−
2を配置し、バスエリアを介してデータTLB5の入出
力回路12b,14bにTAGメモリモジュール9の入
出力回路9bと第1,第2のキャッシュデータメモリモ
ジュール10−1,10−2の入出回路19b,20b
とが向かい合うように配置して、配線長を短縮して高速
化処理を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
中でもキャッシュ機能を搭載した1チップLSIに関す
る。
【0002】
【従来の技術】32ビットマイクロコンピュータを組み
込んだ機器コントローラ用の1チップLSIが、組込み
応用向けとしてデジタル家電、ネットワーク家電向けと
して開発されている。以下の説明では、前記LSIのマ
イクロプロセッサにあたる部位を“マイコンコア”と称
す。
【0003】ネットワーク家電応用分野においては、計
算機処理用によるサービスを実現するためのプログラム
規模の増大や、非公開プログラムモジュールなどの組み
込み、プログラムモジュールのダウンロードによる組み
込みなどによるプログラム環境の変化によって、メモリ
保護の重要性が増している。したがって、マイコンコア
では、メモリ保護機能の実現をサポートするため、以下
に示すようなTLB(トランスレーション・ルックアサ
イド・バッファ)を用いたMMU(メモリ管理ユニッ
ト)を搭載している。MMUの実装では、回路の最適化
によって、キャッシュアクセスとTLB検索動作の並列
実行を1マシンサイクルで実現している。
【0004】先ず、キャッシュの基本動作を説明する。
図5はマイコンコアのキャッシュのバスを示している。
命令アクセスとデータアクセスを並列処理するために命
令キャッシュ1とデータキャッシュ2とに分けている
が、キャッシュの動作は同じである。ここではデータキ
ャッシュ2の場合を例に挙げて説明する。
【0005】メモリアクセスのためのアドレス信号の流
れは次のようになる。CPUコア3はバス・インターフ
ェース(以下、BCIFと称す)4を介してデータキャ
ッシュ2にアクセスする。読み出し時には、CPUコア
3からの出力された仮想アドレスは、BCIF4を介
し、データTLB5に入力される。
【0006】仮想アドレスに対応した物理アドレスがデ
ータTLB5にあった場合には、データTLB5はその
物理アドレス6ならびにヒット/ミス信号7としてヒッ
ト信号を出力する。ヒット信号が出力されない場合はミ
ス信号を出力する。データTLB5からヒット信号が出
力された場合は、データキャッシュ2内のTAG(キャ
ッシュ・メモリ・インデックス)とデータTLB5から
出力された物理アドレスとの比較を行う。比較した結果
が一致の場合、物理アドレスに対応するデータをデータ
バスに出力し、データとヒット信号はBCIF4を介
し、CPUコア3に入力される。データキャッシュ2か
らの出力は、データなら64ビット、インストラクショ
ンなら32ビットである。
【0007】書き込み時には、データキャッシュ2のヒ
ット信号の出力まで動作は読み込み時と同じで、バスへ
のデータの出力の代わりにCPUコア3から予めバスに
出力されていたデータをデータキャッシュ2に書き込
む。もう少し詳しくキャッシュ動作を補足する。図6は
データTLB5とデータキャッシュ2の構成を表わして
いる。
【0008】CPUコア3のアドレス生成部8からの出
力された仮想アドレスは、BCIF4を介してデータT
LB5に入力される。仮想アドレスはTAG5aでアド
レスを比較し、仮想アドレスと対応した物理アドレスが
あった場合には、物理アドレスの上位アドレスとヒット
信号を出力する。ヒット信号が出力されない場合はミス
信号を出力する。また、保護されているメモリに対応す
る場合は、例外判定信号を出力し、データキャッシュ2
からデータを出力しない。
【0009】一方、下位アドレスは仮想アドレス・物理
アドレスとも共通のため、同時に下位アドレスをデータ
キャッシュ2にも入力する。データキャッシュ2はTA
Gメモリモジュール9とキャッシュデータメモリモジュ
ール10を有しており、データキャッシュ2のTAGメ
モリモジュール9に下位アドレスに対応するアドレスが
ある場合、下位アドレスに対応する物理アドレスの上位
アドレスを出力する。
【0010】データTLB5のヒット信号があった場
合、データキャッシュ2のTAGメモリモジュール9と
データTLB5から出力された物理アドレスの上位アド
レスとを2aで比較を行う。比較した結果が一致の場
合、前記キャッシュデータメモリモジュール10からア
ドレスに対応するデータをデータバスに出力し、ヒット
信号をCPUコア3に出力する。
【0011】データTLB5からヒット信号が出力され
ない場合、あるいはデータキャッシュ2からヒット信号
が出力されない場合には、ミス信号をCPUコア3に出
力する。データTLB5から例外判定が出た場合、デー
タキャッシュ2からデータは出力されず、CPUコア3
にて例外処理が実行される。
【0012】書き込み時は、データキャッシュ2のヒッ
ト信号の出力まで動作は読み込み時と同じで、ヒット信
号が出力されると、データの出力の代わりに予めCPU
コア3からバスに出力されていたデータをデータキャッ
シュ2に書き込む。データTLB5から例外判定が出た
場合、データキャッシュ2へデータは書き込まれず、C
PUコア3にて例外処理が実行される。
【0013】この様にキャッシュ動作を高速化するた
め、データTLB5での仮想アドレスと物理アドレスの
変換とキャッシュ・コントロールにおける一致検出の一
部を同時に行っている。これにより、1サイクル内でキ
ャッシュ動作が可能となっている。特に演算を複数のサ
イクルで行う場合、メモリとの読み書きを必要とする
が、キャッシュ・メモリを使うことでメインメモリとの
アクセスを省くことができアクセスによる待ち時間を短
縮できる。
【0014】図7はキャッシュの読み込み動作のアクセ
スタイミングであり、各ヒット信号がミスを出力する
と、そのサイクルの動きはその時点で停止する。図8は
キャッシュの書き込み動作(例外処理OK)のアクセス
タイミングである。図9はキャッシュの書き込み動作
(例外処理NG)のアクセスタイミングである。「TL
BのTAG比較」、「TLBのデータ読み出し」、「キ
ャッシュのTAG比較」、「キャッシュのヒット信号出
力」、「キャッシュのデータ出力」を累積した時間がキ
ャッシュ動作の動作時間を決めている。
【0015】さらに高速化(1マシンサイクル=1周期
クロックの短縮)を行うためには、各段階を高速化する
必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図10は従来のチップ
レイアウトを示す。データ側のみを例に挙げて説明する
が、命令側も上記のように同じである。TLBバス入力
11は、データTLB5のTLB・TAG12aとその
I/O12bからなるTLB・TAGモジュール12
と、前記BCIF4との間を接続している。TLB・T
AG12aはアドレス変換データが格納されているメモ
リである。
【0017】データTLB5のTLBデータメモリモジ
ュール14は、データTLB5のTLBバッファ14a
とそのI/O14bから構成されている。データキャッ
シュ2の前記TAGメモリモジュール9は、キャッシュ
TAG9aとそのI/O9bとで構成されている。キャ
ッシュTAG9aはキャッシュ・インデックスが格納さ
れているメモリである。
【0018】TLBモジュール14のI/O14bとT
AGメモリモジュール9のI/O9bとの間は、TLB
バス出力配線13によって接続されている。キャッシュ
データメモリモジュール10はキャッシュ・データが格
納されているメモリで、キャッシュデータメモリ10a
とI/O10bとで構成されており、TAGメモリモジ
ュール9のI/O9bからキャッシュデータメモリモジ
ュール10のI/O10bには、TAGメモリモジュー
ル9のヒット信号が入力されている。
【0019】キャッシュ・バス15はBCIF4を介し
CPUコア3と接続され、また図5に示すBCU(バス
コントロールユニット)16を介して外部バス17と接
続されている。従来のチップレイアウトでは、データT
LB5のモジュール12,14とデータキャッシュ2の
モジュール9,10を別々のモジュールとして設計し、
モジュール間の配線を後に行うため、配線長は長くな
る。
【0020】一般に遅延時間は 0.4・R・C(R:配線
抵抗、C:配線容量)で表わされ、R,Cも配線が長く
なると大きくなる。TLBとキャッシュTAG間の信号
伝達時間、つまり「TLBデータ読み出し」配線長とキ
ャッシュTAGとキャッシュデータメモリモジュール間
の信号伝達時間、つまり「キャッシュHIT信号出力」
配線長が高速化の障害となっている。
【0021】具体的には、TLBデータメモリモジュー
ル14の幅をL,TAGメモリモジュール9の幅を2
L,キャッシュデータメモリモジュール10の幅を4
L,バスエリア18の幅をAとした場合の、TLBバス
出力13の配線長、つまりTLBバスデータ読み出し配
線長T1の最大長は、 T1 = A + L + A + A + L + 2L + A =4A+4L 程度である。
【0022】本発明は配線長を従来よりも短縮して高速
化処理を実現できるチップレイアウトの半導体集積回路
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体集積回路は、TLBとキャッシュで構成されるキ
ャッシュ機能を搭載した1チップLSIであって、キャ
ッシュを構成するTAGメモリモジュールとキャッシュ
データメモリモジュールは前記TAGメモリモジュール
の両側に分割して第1,第2のキャッシュデータメモリ
モジュールを配置し、バスエリアを介して前記データT
LBの入出力回路と前記TAGメモリモジュールの入出
力回路に第1,第2のキャッシュデータメモリモジュー
ルの入出回路とが向かい合うように配置したことを特徴
とする。
【0024】本発明の請求項2記載の半導体集積回路
は、請求項1において、TAGメモリモジュールと第
1,第2のキャッシュデータメモリモジュールを更に分
割してデータTLBの両側に配置したことを特徴とす
る。本発明の請求項3記載の半導体集積回路は、TLB
とキャッシュで構成されるキャッシュ機能を搭載した1
チップLSIであって、アドレス変換データが格納され
ているTLB・TAGモジュールとトランスレーション
・ルックアサイドデータが格納されているTLBデータ
メモリモジュールとによって前記データTLBを構成
し、キャッシュ・メモリ・インデックスデータが格納さ
れているTAGメモリモジュールとキャッシュデータが
格納されているキャッシュデータメモリモジュールとで
キャッシュを構成し、前記TAGメモリモジュールを複
数に分割し、前記キャッシュデータメモリモジュールを
複数に分割し、複数に分割されたTAGメモリモジュー
ルを、TLB・TAGモジュールとTLBデータメモリ
モジュールを中央にしてこのTLB・TAGモジュール
とTLBデータメモリモジュールの配列方向の両側に配
置し、複数に分割されたキャッシュデータメモリモジュ
ールを、前記複数に分割されたTAGメモリモジュール
の両側に分割して配置しことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項4記載の半導体集積回路
は、請求項3において、TAGモジュールとTLBデー
タメモリモジュールの配列方向の両側に分割して配置さ
れたキャッシュ群のうちの一方の入出力回路とデータT
LBの入出回路とが向かい合うように配置したことを特
徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図4に基づいて説明する。なお、各実施の形態にお
いてモジュールの配置を示す図1〜図3においては、実
際のブロック間の距離は配線長の試算には無視できるほ
どに小さい。 (実施の形態1)図1は(実施の形態1)を示し、図1
0に示した従来のチップレイアウトが次のように変更し
て配線長の短縮が達成されている。ここではデータキャ
ッシュ2の場合を例に挙げてチップレイアウトを説明す
る。
【0027】図1に示すチップレイアウトでは、データ
キャッシュ2を構成するTAGメモリモジュール9とキ
ャッシュデータメモリモジュール10は、TAGメモリ
モジュール9の両側に分割して第1,第2のキャッシュ
データメモリモジュール10−1,10−2が配置され
ている。第1のキャッシュデータメモリモジュール10
−1は、第1のキャッシュデータメモリ19aとI/O
19bとで構成されている。第2のキャッシュデータメ
モリモジュール10−2は、第2のキャッシュデータメ
モリ20aとI/O20bとで構成されている。
【0028】バスエリア18を介してデータTLB5の
入出力回路12b,14bと前記TAGメモリモジュー
ル9の入出力回路9bと第1,第2のキャッシュデータ
メモリ10−1,10−2の入出力回路19b,20b
とが向かい合うように配置されている。この場合、第
1,第2のキャッシュデータメモリモジュール10−
1,10−2は、図10では幅が4Lであったものが幅
が2Lに分割されている。バスエリア18はA、TAG
メモリモジュール9の寸法は図10と同じく一辺がLで
ある。
【0029】このようなチップレイアウトにした場合の
TLBバス出力のTLBバスデータ読み出し配線長T1
の最大値は、例えば、TLBバッファ14aの右端から
中央までの(1/2)Lと第1のキャッシュデータメモ
リ19aの中央から左端までのLとバス幅Aを足した
(3/2)L+A程度となる。これは従来例を示す図1
0におけるT1(最大値)=4L+4Aに比べると短縮
されている。
【0030】次に、キャッシュヒット信号出力の配線長
T2を考察する。キャッシュヒット信号は、TAGメモ
リモジュール9のI/O9bの両端から出力される。図
10に示す従来のチップレイアウトではT2(最大値)
=4Lとなっているのに対して、この(実施の形態1)
を示す図1では、T4(最大値)=2L程度になり、各
々半分に短縮されている。
【0031】なお、命令アクセスとデータアクセスを並
列処理するために命令キャッシュ1とデータキャッシュ
2とのうちのデータキャッシュ2の場合を例に挙げてチ
ップレイアウトを説明したが、命令キャッシュ1のチッ
プレイアウトの場合も同じである。 (実施の形態2)データキャッシュ2の記憶容量が増え
て、(実施の形態1)における第1,第2のキャッシュ
データメモリ19a,20aのレイアウト寸法の高さv
が大きくなると信号伝達時間が問題となってくる。そこ
で(実施の形態2)を示す図2と図3では、第1,第2
のキャッシュデータメモリモジュール10−1,10−
2を(実施の形態1)の図1よりさらに2分割して、幅
が2Lで高さがv/2の第1〜第4のキャッシュデータ
メモリモジュール10−1,10−2,10−3,10
−4に分割し、データTLB5の片側に第1,第2のキ
ャッシュデータメモリモジュール10−1,10−2を
配置し、データTLB5のもう片側に第3,第4のキャ
ッシュデータメモリモジュール10−3,10−4を配
置している。さらにこの(実施の形態2)では、データ
TLB5を構成するTLB・TAGモジュール12とT
LBデータメモリモジュール14は、TLBデータメモ
リモジュール14が幅2L,高さがL/2に形成され、
TLB・TAGモジュール12が、幅2L,高さがL/
2に形成された第1,第2のTLB・TAGモジュール
12−1,12−2に分割されて、TLBデータメモリ
モジュール14の両側に第1,第2のTLB・TAGモ
ジュール12−1,12−2が配置されている。
【0032】図2では、第1のキャッシュTAG9−1
へのTLBデータ読み出し配線長T1(最大長)は、例
えば、TLBデータメモリモジュール14の右端から中
央までのLと第1のキャッシュTAG9−1の中央から
左端までのLとバス幅Aを足したT1=2L+Aの程度
となり、図3では、第2のキャッシュTAG9−2への
TLBデータ読み出し配線長T1(最大長)はT1=
(5/2)L+2Aの程度となる。キャッシュヒット信
号出力配線長T2(最大長)は2Lと(実施の形態1)
の図1と変わらない。
【0033】第2のキャッシュTAG9−2へのTLB
データ読み出し配線長T1は(5/2)L+2Aの程度
と(実施の形態1)の図1の場合よりも長くなるが、キ
ャッシュデータの高さによるキャッシュデータ読み取り
時間の方が支配的なら、図3の配置を選択することとな
る。 (実施の形態3)図4は(実施の形態2)におけるアド
レス長32ビット、データ長128ビット、TLBのエ
ントリ32、キャッシュのエントリ128の時のチップ
レイアウトの具体例である。なお、ここでエントリと
は、入力されたデータと比較されるデータの登録数であ
る。
【0034】従来のレイアウトでは第1,第2のTLB
・TAGモジュール12−1,12−2の幅が約300
μm、TLBバッファ14の幅は約200μm、両者の
高さが約300μmであったものが、このレイアウトに
よると、第1,第2のTLB・TAGモジュール12−
1,12−2の幅が各々約300μm、TLBバッファ
14の幅が約500μm、両者の高さは約150μmに
なる。
【0035】第1,第2のキャッシュTAG9−1,9
−2の幅は約400μm、高さは約700μmである。
従来はキャッシュデータメモリの幅は約1600μmで
あるが、本発明では横方向に2分割しているため、第1
〜第4のキャッシュデータメモリモジュール10−1〜
10−4の幅は約800μm、高さは約700μmであ
る。バスエリアの幅は約100μmである。
【0036】そこで、TLBTAGとTLBDATAブ
ロックの高さ、幅をL、キャッシュTAGの幅を2L、
キャッシュDATAの幅を4L、バスエリアの幅をA
(実施例では32本分の配線)と仮定している。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、TLBと
キャッシュで構成されるキャッシュ機能を搭載した1チ
ップLSIであって、キャッシュを構成するキャッシュ
TAGとキャッシュデータメモリは前記キャッシュTA
Gの両側に分割して第1,第2のキャッシュデータメモ
リを配置し、バスエリアを介して前記データTLBの入
出力回路と前記キャッシュTAGの入出力回路と第1,
第2のキャッシュデータメモリの入出力回路とが向かい
合うように配置したため、配線長を従来よりも短縮して
高速化処理が可能な1チップLSIを実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)の1チップLSIに
おけるキャッシュ部分のチップレイアウト図
【図2】本発明の(実施の形態2)の1チップLSIに
おけるキャッシュ部分のチップレイアウト図
【図3】同実施の形態のキャッシュ部分のチップレイア
ウト図
【図4】本発明の(実施の形態3)の1チップLSIに
おけるキャッシュ部分のチップレイアウト図
【図5】従来の1チップLSIにおけるキャッシュ関連
バスの構成図
【図6】同従来例のキャッシュ部分の構成図
【図7】同従来例のキャッシュの読み出し系のアクセス
タイミング図
【図8】同従来例のキャッシュの書き込み系の例外判定
OKの場合のアクセスタイミング図
【図9】同従来例のキャッシュの書き込み系の例外判定
NGの場合のアクセスタイミング図
【図10】同従来例の1チップLSIにおけるキャッシ
ュ部分のチップレイアウト図
【符号の説明】
1 命令キャッシュ 2 データキャッシュ 3 CPUコア 4 BCIF(バス・インターフェース) 5 データTLB 8 アドレス生成部 9 TAGメモリモジュール 9−1,9−2 複数に分割されたTAGメモリモジ
ュール 9b TAGメモリモジュール9の入出力回路 10 キャッシュデータメモリモジュール 10−1〜10−4 複数に分割されたキャッシュデ
ータメモリモジュール 12 TLB・TAGモジュール 12−1,12−2 第1,第2のTLB・TAGモ
ジュール 14 TLBデータメモリモジュール T1 TLBバスデータ読み出し配線長(TLBバス
出力13の配線長)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TLBとキャッシュで構成されるキャッシ
    ュ機能を搭載した1チップLSIであって、 キャッシュを構成するTAGメモリモジュールとキャッ
    シュデータメモリモジュールは前記TAGメモリモジュ
    ールの両側に分割して第1,第2のキャッシュデータメ
    モリモジュールを配置し、バスエリアを介して前記デー
    タTLBの入出力回路に前記TAGメモリモジュールの
    入出力回路と第1,第2のキャッシュデータメモリモジ
    ュールの入出力回路とが向かい合うように配置した半導
    体集積回路。
  2. 【請求項2】TAGメモリモジュールと第1,第2のキ
    ャッシュデータメモリモジュールを更に分割してTLB
    の両側に配置した請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】TLBとキャッシュで構成されるキャッシ
    ュ機能を搭載した1チップLSIであって、 アドレス変換データが格納されているTLB・TAGモ
    ジュールとトランスレーション・ルックアサイドデータ
    が格納されているTLBデータメモリモジュールとによ
    って前記TLBを構成し、 キャッシュ・メモリ・インデックスデータが格納されて
    いるTAGメモリモジュールとキャッシュデータが格納
    されているキャッシュデータメモリモジュールとでキャ
    ッシュを構成し、 前記TAGメモリモジュールを複数に分割し、前記キャ
    ッシュデータメモリモジュールを複数に分割し、 複数に分割されたTAGメモリモジュールを、TLB・
    TAGモジュールとTLBデータメモリモジュールを中
    央にしてこのTLB・TAGモジュールとTLBデータ
    メモリモジュールの配列方向の両側に配置し、 複数に分割されたキャッシュデータメモリモジュール
    を、前記複数に分割されたTAGメモリモジュールの両
    側に分割して配置した半導体集積回路。
  4. 【請求項4】TLB・TAGモジュールとTLBデータ
    メモリモジュールの配列方向の両側に分割して配置され
    たキャッシュ群のうちの一方の入出力回路とTLBの入
    出回路とが向かい合うように配置した請求項3記載の半
    導体集積回路。
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