JP2001183599A - 回転多面鏡の製造方法 - Google Patents

回転多面鏡の製造方法

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JP2001183599A
JP2001183599A JP36588199A JP36588199A JP2001183599A JP 2001183599 A JP2001183599 A JP 2001183599A JP 36588199 A JP36588199 A JP 36588199A JP 36588199 A JP36588199 A JP 36588199A JP 2001183599 A JP2001183599 A JP 2001183599A
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JP
Japan
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polygon mirror
rotary polygon
rotating
inner peripheral
mirror
Prior art date
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Application number
JP36588199A
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English (en)
Inventor
Satoshi Wada
聡 和田
Kenichi Hisagai
健一 久貝
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はレーザプリンタに使用する回転多面
鏡の製造方法に関するものであり、半径相互差を少なく
し、高精度な芯合わせを可能にする事、複数個同時加工
を可能にする事、面倒れ、回転動作精度向上を可能にす
る事を課題とする。 【解決手段】 構造的に上下方向に貫通した内周面を設
けた回転多面鏡にして、内周部と接触する加工取付治具
シャフト外周部が油圧で数十μm膨張し固定加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザを高速、高
精度に走査する回転多面鏡の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等において、光走査に用
いる回転多面鏡を高速回転する回転多面鏡モータは、毎
分数千〜数万回転という高速度と、高精度に安定した回
転動作が要求されており、特に、その印字品質を大きく
左右する回転多面鏡の平面度、面倒れ精度およびモータ
の振動等に対しては、厳しい要求がある。従来の回転多
面鏡モータの断面図を図3に示す。図3において、1は
回転スリーブ、2は回転スリーブにネジ10でキャップ
19を介して固定された回転多面鏡である。3は、回転
スリーブ1に接着固定されたマグネットヨークであり、
4は回転マグネットである。マグネットヨーク3は、一
般に回転マグネットの磁束を流すため、透磁率の高い材
料である鉄等を使用している。前記回転マグネット4の
磁束は、ハウジング9に固定されているステータコア5
を介して流れ込む。前記ステータコア5にはコイル6が
巻き回され、基板7上に実装されたホール素子8が回転
マグネット4の極性を検出して、ある特定のコイルに通
電することによって回転力を得るインナーロータ型モー
タである。
【0003】ハウジング9には、固定軸11が接合さ
れ、その外周面にはある特定の溝パターンが形成され、
回転スリーブ1の内周面と数μmから数十μmのギャッ
プにて、空気軸受を形成している。さらにスラスト方向
は、固定軸11の一端のスラストマグネット12とキャ
ップ19の一端に取り付けられたスラストマグネット1
3との吸引力によって、回転スリーブ1を支持してい
る。
【0004】従来の回転多面鏡の加工は、図4のように
加工治具16に回転多面鏡を1枚または多数個、ナット
18でセットして、加工を行っていた。例えば特開昭5
7−64701に記載されているように回転多面鏡多数
個を治具に重合してセットした場合、ワークの内周径の
バラツキにより半径相互差が発生し、 次工程のアンバ
ランス修正時間に時間を要したり、回転動作が不安定と
なってしまう。
【0005】また、回転多面鏡の座面部2Aは、面倒れ
に影響を及ぼすため、回転の中心軸に対しての直角度は
十分な 精度が必要となる。
【0006】その他、特開平9−19722のように、
回転多面鏡の組立に膨張するシャフト(軸心部材)が採用
されているが、加工には使用されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、回転多面鏡の鏡
面部を加工する際、図4のように加工治具16に回転多
面鏡を重合してナット18でセットした場合、ワークの
内周径のバラツキにより半径相互差が発生し、次工程の
アンバランス修正時間に時間を要したり、回転動作が不
安定となってしまうという課題があった。
【0008】本発明は、回転多面鏡の鏡面加工におい
て、回転多面鏡の内周部と接触する加工取付治具20の
シャフト外周部が油圧により膨張することにより、高精
度に芯合わせが可能となることを目的とする。
【0009】また、回転多面鏡を上下方向に貫通した内
周面を設けた構造とし、回転多面鏡を複数個同時加工す
ることにより、作業効率を向上させることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転多面鏡においては、加工時、回転多面
鏡の内周部と接触する加工取付シャフト外周部が油圧に
より数十μm膨張するような治具20を採用することに
より、半径相互差を少なくし、高精度に芯合わせが可能
となった。
【0011】また、構造的に上下方向に貫通した内周面
を設け、複数個同時加工することにより、作業効率を向
上させることが可能となった。
【0012】また、回転多面鏡の内周面が軸受となるこ
とから、内周面基準で鏡面加工を行うため、回転中の面
倒れが向上した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下実施例図面を参照して本発明
を説明する。図1に今回の発明で製造された回転多面鏡
が搭載されている回転多面鏡モータを示す。回転スリー
ブ1の一端には多面鏡14が形成され、回転スリーブ1
と多面鏡2が一体構造となっている。回転スリーブ1の内
周面17は軸受面を形成しており、上下方向に貫通して
いる。
【0014】3は、回転スリーブ1に接着固定されたマ
グネットヨークであり、4は回転マグネットである。マ
グネットヨーク3は、一般に回転マグネットの磁束を流
すため、透磁率の高い材料である鉄等を使用している。
回転マグネット4の磁束は、ハウジング9に固定されて
いるステータコア5を介して流れ込む。ステータコア5
にはコイル6が巻き回され、基板7上に実装されたホー
ル素子8が回転マグネット4の極性を検出して、ある特
定のコイルに通電することによって回転力を得るインナ
ーロータ型モータである。
【0015】ハウジング9には、固定軸11が接合さ
れ、その外周面にはある特定の溝パターンが形成され、
回転スリーブ1の内周面と数μmから数十μmのギャッ
プにて、空気軸受を形成している。さらにスラスト方向
は、固定軸11の一端のスラストマグネット12とスラ
ストマグネット13との吸引力によって、回転スリーブ
1を支持している。
【0016】図2に本発明の製造方法を示す。多数個の
回転多面鏡(1A、1B)が同時に取付けられる加工治具
20のシャフトは、調整ネジ22を回すことにより、薄
膜状態内に油が入っている膨張部21が数十μm膨張す
る構造となっている。ワークは、この膨張により固定さ
れ、複数個同時に加工する際に、作業効率が向上する。
【0017】
【発明の効果】今回発明した回転多面鏡の製造方法であ
れば、半径相互差を少なくし、高精度な芯合わせが可能
になり、面倒れ、回転動作精度向上が図られ、また複数
個同時加工が可能になり作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である回転多面鏡モータの断
面図である。
【図2】本発明の回転多面鏡の鏡面仕上げ加工法を示す
断面図である。
【図3】従来の回転多面鏡モータの断面図である。
【図4】従来の回転多面鏡の鏡面仕上げ加工法を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…回転スリーブ、2…回転多面鏡、3…マグネットヨ
ーク、4…回転マグネット、12…スラストマグネッ
ト、14…多面鏡、15…マグネット取付け部、17…
内周面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアおよび固定軸を備えたステ
    ータ部と、外周に複数の反射鏡面と、回転マグネットを
    支持するマグネットヨークとを固定する回転スリーブを
    備えたロータ部とからなり、回転スリーブと多面鏡を同
    一材料であるアルミニウム合金で一体形成し上下方向に
    貫通した内周面を設け、ステータ部の固定軸にロータ部
    の回転スリーブを軸受にて支持する回転多面鏡におい
    て、 加工取付治具シャフトに回転多面鏡を取付け、回転多面
    鏡の内周部と接触する加工取付治具シャフト外周部が、
    油圧により膨張することを特徴とする回転多面鏡の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 回転多面鏡の加工において、上下方向に
    貫通した内周面を設けた構造とし、回転多面鏡を複数個
    上下方向に重ね合せて同時加工することを特徴とする請
    求項1記載の回転多面鏡の製造方法。
JP36588199A 1999-12-24 1999-12-24 回転多面鏡の製造方法 Pending JP2001183599A (ja)

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