JP2001183109A - 非金属介在物の自動検査方法及び装置 - Google Patents

非金属介在物の自動検査方法及び装置

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JP2001183109A
JP2001183109A JP36601999A JP36601999A JP2001183109A JP 2001183109 A JP2001183109 A JP 2001183109A JP 36601999 A JP36601999 A JP 36601999A JP 36601999 A JP36601999 A JP 36601999A JP 2001183109 A JP2001183109 A JP 2001183109A
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JP36601999A
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Inventor
Takao Sakagami
隆夫 阪上
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージ駆動系の遊びにより、同じ非金属介
在物が、異なる顕微鏡視野で重複して測定されるのを防
ぐ。 【解決手段】 同じ非金属介在物が、シフト前後の顕微
鏡視野25内に重複して現われないよう、ステージ22
を、顕微鏡視野に対応する移動量よりもステージ駆動系
の遊びに応じた分だけ大きくシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非金属介在物の自
動検査方法及び装置に係り、特に、介在物評価を要求さ
れる鉄鋼製品の検査に用いるのに好適な、検査体を保持
したステージと顕微鏡を、設定量ずつ相対的にシフトし
ながら、顕微鏡の視野内に現われる非金属介在物を検査
する非金属介在物の自動検査方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼製品等の金属材料中に存在する非金
属介在物は、金属材料の機械的諸特性を左右するため、
これらの定量解析を行うことは、金属材料の品質管理を
行う上で非常に重要である。
【0003】従来より、金属材料中に存在する非金属介
在物の検査方法として、ASTM(American Society
for Testing Materials)法と呼ばれる方法が知られ
ている。これは、金属材料から採取された検査体の表面
に現われる非金属介在物を顕微鏡で観察し、その形状や
分布状態により、金属材料の品質を決定するものであ
る。
【0004】このような非金属介在物の検査を自動的に
行うものとして、例えば特開平3−269241や特開
平3−269243に、図1に示すような自動検査装置
が提案されている。
【0005】この検査装置は、金属材料から採取された
検査体10の一部を拡大視した映像信号を得るための光
学系20と、該光学系20により得られた映像信号を画
像処理して非金属介在物の解析を行うための処理系40
とから主に構成されている。
【0006】前記光学系20は、例えば複数個の検査体
10を収納するホルダ22と、検査面を光学的に拡大す
るための光学顕微鏡24と、該顕微鏡24により拡大さ
れた検査面を撮像して映像信号に変換するための工業用
テレビカメラ(ITVカメラ)26と、検査面を顕微鏡
24の光軸と同軸で照明するための照明光源28と、前
記顕微鏡24に備えられたオートフォーカス機構の制御
を行うためのオートフォーカスコントローラ30と、前
記ホルダ22の位置を例えばX−Yの2方向に移動させ
るX−Yステージ32と、処理系40からの指示に基づ
いて、該X−Yステージ32の移動制御を行うためのX
−Yステージコントローラ34から構成されている。
【0007】又、前記処理系40は、検査装置全体の制
御と測定データの処理を行うための情報処理装置(パソ
コン)42と、該情報処理装置42の指示に基づいて、
前記ITVカメラ26から映像信号を入力し、検査に必
要な画像処理を行うための画像処理装置44と、前記I
TVカメラ26で撮像された生画像を表示するための画
像モニタ46と、前記画像処理装置44で画像処理され
た画像を表示するための画像モニタ48と、前記画像処
理装置44で画像処理された画像のハードコピーを出力
するためのビデオプリンタ50と、前記情報処理装置4
2で処理された測定データ等の印字を行うプリンタ52
とから構成されている。
【0008】このような自動検査装置によれば、前記X
−Yステージコントローラ34により、X−Yステージ
32を順次X方向及びY方向にシフトすることによっ
て、図2に示す如く、検査体10の顕微鏡視野25より
も広い範囲の測定が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】介在物の測定には、μ
mオーダの精度が要求されるが、前記X−Yステージの
駆動系の遊びにより、数μmレベルのステージ位置の狂
いが生じていた。そのため、図3に示す如く、前視野で
は視野内の端(図では右端)に観察された介在物が、次
視野でも反対側(図3では左側)の端で観察され、同じ
介在物を2度測定してしまうことがあった。
【0010】本発明は、前記従来の課題を解決するべく
なされたもので、ステージ駆動系の遊びに拘らず、同じ
非金属介在物がシフト前後の顕微鏡視野内に重複して現
われないようにして、測定精度を高めることを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査体を保持
したステージと顕微鏡を、設定量ずつ相対的にシフトし
ながら、顕微鏡の視野内に現われる非金属介在物を検査
する非金属介在物の自動検査方法において、同じ非金属
介在物がシフト前後の顕微鏡視野内に重複して現われな
いよう、相対シフト量を、顕微鏡視野に対応する移動量
よりもステージ駆動系の遊びに応じた分だけ大きくする
ことにより、前記課題を解決したものである。
【0012】本発明は又、非金属介在物の自動検査装置
において、非金属介在物を含む試料を拡大視するための
顕微鏡と、該顕微鏡に対して試料を位置決めするための
ステージと、同じ非金属介在物がシフト前後の顕微鏡視
野内に重複して現われないよう、前記ステージを、顕微
鏡視野に対応する移動量よりもステージ駆動系の遊びに
応じた分だけ大きくシフトするためのステージ駆動手段
と、前記顕微鏡により拡大視された試料を映像信号に変
換するための撮像手段と、該撮像手段により得られた映
像信号に基づいて、各視野毎に非金属介在物を検査する
画像処理手段とを備えることにより、同じく前記課題を
解決したものである。
【0013】本発明は、上記のような検査装置に使用さ
れるステージ駆動系の遊びが数μm以下でほぼ一定であ
ることに着目してなされたもので、機械系の遊びをμm
オーダで零にすることは、経済性の面から実現不可能で
あるので、ステージを構成するテーブルの移動量を、常
に、機械系の遊びに応じて、例えば数μm余分に動かす
ことにより、同じ介在物を2度測定することがないよう
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態においては、図1に示
したような構成の自動検査装置において、前記X−Yス
テージコントローラ34(ステージ駆動手段)によるX
−Yステージ32のX方向及びY方向へのシフト量を、
図4に示す如く、ステージ駆動系の遊びに応じた分、例
えば1〜10μm程度、顕微鏡の1視野に対応する量よ
りも大きくする。
【0015】従って、図5の左側に示す如く、前視野の
一端(図5では右端)に現われていた介在物は、次視野
では図5の右側に示す如く、確実に顕微鏡の視野外に外
れるため、重複して測定することがない。
【0016】図4では、余分に動かす量を誇張している
ため、各視野間に非測定部分が生じているように見える
が、実際には、遊びと同じ量を設定すれば、非測定部分
が生じることは無い。
【0017】なお、遊びに応じてステージを余分に動か
す量は、ステージ駆動系の遊びに応じて、例えば外部よ
り任意に設定することができる。
【0018】前記実施形態においては、ステージを2次
元方向に動かすX−Yステージが用いられていたが、ス
テージの移動方向はこれに限定されず、1方向のみに移
動するステージであっても、本発明が同様に適用できる
ことは明らかである。又、検査対象も、鉄鋼製品に限定
されない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ステージ駆動系に遊び
があっても、同じ介在物を2度測定することがなくな
り、検査の精度を高めることができる。
【0020】発明者等の調査によると、従来法では、測
定した介在物の総数に対して、2度測定した介在物の数
が1〜2%あったのが、本発明により0%とすることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される非金属介在物の自動検査装
置の全体構成を示すブロック線図
【図2】従来例における検査体表面に対する顕微鏡視野
のシフト状態を示す平面図
【図3】同じく、同じ介在物が前視野と次視野の両方に
現われている状態を示す平面図
【図4】本発明の実施形態における、検査体表面に対す
る顕微鏡視野のシフト状態を示す平面図
【図5】同じく、前視野と次視野における介在物の位置
の変化を示す線図
【符号の説明】
10…検査体 20…光学系 24…光学顕微鏡 25…顕微鏡視野 26…工業用テレビカメラ(ITVカメラ) 32…X−Yステージ 34…X−Yステージコントローラ 40…処理系 44…画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 MM24 MM26 2F065 AA03 AA07 FF04 JJ03 JJ19 JJ26 MM02 QQ31 2G051 AA37 AB01 CA04 CB01 DA05 DA09 FA01 2G055 AA03 BA04 BA20 FA02 2G059 AA05 BB08 DD13 EE02 FF01 FF03 KK04 LL01 PP04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査体を保持したステージと顕微鏡を、設
    定量ずつ相対的にシフトしながら、顕微鏡の視野内に現
    われる非金属介在物を検査する非金属介在物の自動検査
    方法において、 同じ非金属介在物がシフト前後の顕微鏡視野内に重複し
    て現われないよう、相対シフト量を、顕微鏡視野に対応
    する移動量よりもステージ駆動系の遊びに応じた分だけ
    大きくすることを特徴とする非金属介在物の自動検査方
    法。
  2. 【請求項2】非金属介在物を含む試料を拡大視するため
    の顕微鏡と、 該顕微鏡に対して試料を位置決めするためのステージ
    と、 同じ非金属介在物がシフト前後の顕微鏡視野内に重複し
    て現われないよう、前記ステージを、顕微鏡視野に対応
    する移動量よりもステージ駆動系の遊びに応じた分だけ
    大きくシフトするためのステージ駆動手段と、 前記顕微鏡により拡大視された試料を映像信号に変換す
    るための撮像手段と、 該撮像手段により得られた映像信号に基づいて、各視野
    毎に非金属介在物を検査する画像処理手段と、 を備えたことを特徴とする非金属介在物の自動検査装
    置。
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