JP2001182233A - けらばの排水構造 - Google Patents
けらばの排水構造Info
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Abstract
部に装着したけらばキャップの上面に流れた雨水の流れ
を一定の経路で流すことができて、予期しない部分に雨
垂れによる汚れが発生しない。 【解決手段】 けらば部材1の前端部にけらばキャップ
2を装着する。けらばキャップ2の上面から前面にかけ
て排水溝3を形成する。
Description
水構造に関するものである。
ようにけらば部材1を設け、このけらば部材1の前端部
にけらばキャップ2を装着していた。そして、けらば部
材1の上面に降った雨水はけらば部材1の前端部に装着
したけらばキャップ2の上面に流れるが、けらばキャッ
プ2の施工のばらつき等によりけらばキャップ2を流れ
る雨水の流れ(図10においてAで示す)が一定せず、
予期しない部分に雨垂れによる汚れが発生して汚れが目
立つという問題があった。
みてなされたものであり、施工のばらつきがあってもけ
らば部材の前端部に装着したけらばキャップの上面に流
れた雨水の流れを一定の経路で流すことができて、予期
しない部分に雨垂れによる汚れが発生しないようにした
けらばの排水構造を提供することを課題とするものであ
る。
に本発明に係るけらばの排水構造は、けらば部材1の前
端部にけらばキャップ2を装着し、このけらばキャップ
2の上面から前面にかけて排水溝3を形成して成ること
を特徴とするものである。このような構成とすること
で、けらば部材1の上面に降った雨水がけらば部材1の
上面を前方に流れてけらばキャップ2の上面に流れる
が、けらばキャップ2の上面に流れた雨水は排水溝3を
けらばキャップ2の上面から前面に沿って流れてけらば
キャップ2の前面下端から落下するものであり、このよ
うに、けらばキャップ2において一定の定まった経路で
雨水が流れるようにできるものである。
りも巾広とすることが好ましい。このような構成とする
ことで、けらばキャップ2の上面に流れた雨水が排水溝
3の上端部の巾広部分で受けられて集められ、スムーズ
に排水溝3から排水できるものである。
ップ2を装着し、このけらばキャップ2の上面に排水口
4を形成するとともにけらばキャップ2に排水口4から
流れる雨水を受けて軒先5に配置した軒樋6に流すため
の雨水受け部7を設けることが好ましい。このような構
成とすることで、けらば部材1の上面に降った雨水がけ
らば部材1の上面を前方に流れてけらばキャップ2の上
面に流れるが、けらばキャップ2の上面に流れた雨水が
排水口4から雨水受け部7に流れ、雨水受け部7から軒
樋6に流れるものであり、このように、けらばキャップ
2の上面に流れた雨水を一定の定まった経路でスムーズ
に軒樋6に排水できることになる。
ップ2を装着し、けらばキャップ2の上面部にけらばけ
らばキャップ2の側部に端部が位置する軒樋6側に向け
て下り傾斜した排水凹所8を形成することが好ましい。
このような構成とすることで、けらば部材1の上面に降
った雨水がけらば部材1の上面を前方に流れてけらばキ
ャップ2の上面に流れるが、けらばキャップ2の上面に
流れた雨水が排水凹所8から軒樋6に流れるものであ
り、このように、けらばキャップ2の上面に流れた雨水
を一定の定まった経路でスムーズに軒樋6に排水できる
ことになる。
施形態に基づいて説明する。
る。屋根9のけらばにはけらば部材1が設けてあり、け
らば部材1の前端部にはけらばキャップ2が設けてあっ
てけらばの前端部の化粧仕上げをしてあり、また、この
けらばキャップ2は軒樋6を配設した軒先5から前方に
向けて突出している。けらばキャップ2にはけらばキャ
ップ2の上面から前面にかけて排水溝3が形成してあ
る。
広としてある。つまり、けらばキャップ2上面の上端部
における排水溝3部分を巾広の幅広溝部3aとしてあ
る。
水はけらば部材1の上面を前方に流れてけらばキャップ
2の上面に流れるが、けらばキャップ2の上面に流れた
雨水は排水溝3をけらばキャップ2の上面から前面に沿
って流れてけらばキャップ2の前面下端から落下するも
のである。このように、けらばキャップ2に流れた雨水
を排水溝3に沿って流して排水溝3の下端から下方に落
下させるように構成してあることで、けらばキャップ2
の様々な箇所に雨水が流れて雨垂れ汚れを発生させると
いうようなことを防止できることになる。また、けらば
キャップ2に排水溝3を設けることで排水溝3がけらば
キャップ2の立体模様となり、けらばキャップ2の外観
を高めることができるものである。また、排水溝3の上
流側の端部に下流側よりも巾広の幅広溝部3aを設けて
あるので、けらばキャップ2の上面に流れた雨水が排水
溝3の上端部の巾広部分で受けられて集められ、スムー
ズに排水溝3から排水できるものであり、よりいっそう
けらばキャップ2の排水溝3以外の部分に雨水が流れな
いようにできるものである。
の実施形態につき説明する。屋根9のけらばにはけらば
部材1が設けてあり、けらば部材1の前端部にはけらば
キャップ2が設けてあってけらばの前端部の化粧仕上げ
をしてあり、また、このけらばキャップ2は軒樋6を配
設した軒先5から前方に向けて突出している。けらばキ
ャップ2の上面の前端部には排水口4が形成してあり、
また、けらばキャップ2内には雨水受け部7が設けてあ
る。雨水受け部7はけらばキャップ2の前片部11側か
ら背方に向けて下り傾斜するように連出した傾斜排水部
12と傾斜排水部12の後端に連設した排出部13とで
構成してある。けらばキャップ2の前片部11及び両側
片部14の上端部はけらばキャップ2の上面を構成する
上面片部15よりも上方に突出していてけらばキャップ
2の上面片部15上を流れる雨水がスムーズに排水口4
に流れて前片部11の外面や両側片部14の外面に流れ
ないようになっている。けらばキャップ2の一方の側片
部14には雨水受け部7の排出部13の先端部を挿通す
るための挿通口18が設けてあり、排出部13の先端部
を一方の側片部14から側方に突出してある。そして、
けらばキャップ2の上記一方の側片部14に端部が隣接
する軒樋6の上方に上記排出部13の先端開口を位置さ
せてある。
すように、軒先がけらばを介して上の軒先部10aと下
の軒先部10bとに分けてあり、上の軒先部10aに配
置した上の軒樋6aを流れる雨水を、けらば部材1内に
配置した排水樋部16を介して下の軒先部10bに配置
した下の軒樋6bに流すように構成してある。一方の側
片部14には背方から切欠部19が切欠形成してあり、
排水樋部16の前端に設けたエルボ20を上記切欠部1
9に位置させ、エルボ20の先端部を下の軒樋6bの端
部に接続した端部止まり材21に設けた接続孔部22に
嵌め込み接続してある。
部材1の上面に降った雨水がけらば部材1の上面を前方
に流れてけらばキャップ2の上面に流れるが、けらばキ
ャップ2の上面に流れた雨水が排水口4から流下して雨
水受け部7の傾斜排水部12に受けられて傾斜排水部1
2の傾斜に沿って排出部13に流れ、排出部13の先端
開口から軒樋6に流れるものであり、このように、けら
ばキャップ2の上面に流れた雨水を一定の定まった経路
でスムーズに軒樋6に排水でき、けらばキャップ2の外
面から直接下方に落下しないようになっており、けらば
キャップ2の様々な箇所に雨水が流れて雨垂れ汚れを発
生させるというようなことを防止できるものである。ま
た、雨垂れが生じないので、雨垂れにより芝が剥げた
り、地面が掘れたりするというトラブルが発生しないよ
うにできるものである。
配置した上の軒樋6aを流れる雨水がけらば部材1内に
配置した排水樋部16を介して下の軒先部10bに配置
した下の軒樋6bに流れて、下の軒樋6bに接続した縦
樋25から排水するものである。これにより上の軒樋6
aに縦樋25を接続しないか、あるいは上の軒樋6aに
縦樋25を接続するとしても接続する縦樋25の数を少
なくでき、この結果、使用する縦樋25の数を減らすこ
とができて外観を良くし、また、コストダウンを図るこ
とができるものである。
てある。本実施形態においては、基本的な構成は図3乃
至図5に示す実施形態と同様なので、異なる構成につき
説明する。すなわち、図3乃至図5に示す実施形態にお
いてはけらばキャップ2の側方に軒樋6(下の軒樋6
b)の端部の端部止まり材21が位置している例を示し
ているが、図6に示す実施形態においてはけらばキャッ
プ2の一方の側片部14に内側に凹む凹部23を設け、
軒樋6(下の軒樋6b)の端部をけらばキャップ2の凹
部23内に配置してある。これにより軒樋6の端部とけ
らばキャップ2の側面との間に隙間が生じてこれが外部
から見えるというようなことがなく、外観を良くするこ
とができるものである。また、本実施形態においても図
示を省略しているが、前述の実施形態と同様にけらばキ
ャップ2には雨水受け部7が設けてあり、けらばキャッ
プ2の上面に流れた雨水が排水口4から雨水受け部7に
流れ、雨水受け部7から軒樋6に流れるようになってい
る。
てある。本実施形態においては、基本的な構成は図3乃
至図5に示す実施形態と同様なので、異なる構成につき
説明する。すなわち、図3乃至図5に示す実施形態にお
いてはけらば軒樋6(下の軒樋6b)の端部の端部止ま
り材21とけらばキャップ2とが非固定となっている
が、本実施形態においては端部止まり材21をけらばキ
ャップ2に固定した例である。つまり、けらばキャップ
2に固定した端部止まり材21に軒樋6(下の軒樋6
b)の端部を接続して固着してあり、これによりけらば
キャップ2と軒樋6(下の軒樋6b)との一体感が現出
でき、また、軒樋6の端部がけらばキャップ2に支持さ
れて安定した姿勢を保持できるものである。本実施形態
においても図示を省略しているが、前述の実施形態と同
様にけらばキャップ2には雨水受け部7が設けてあり、
けらばキャップ2の上面に流れた雨水が排水口4から雨
水受け部7に流れ、雨水受け部7から軒樋6に流れるよ
うになっている。
が示してある。本実施形態において基本的な構成は図
1、図2に示す実施形態と同様なので、異なる構成につ
き説明する。すなわち、図1、図2に示す実施形態にお
いてはけらばキャップ2の上面から前面にかけて排水溝
3を形成した例を示したが、図8、図9に示す実施形態
においては、キャップ2の上面部にけらばけらばキャッ
プ2の側部に端部が位置する軒樋6側に向けて下り傾斜
した排水凹所8を形成してある。また、本実施形態にお
いては軒樋6の端部が図9に示すようにけらばキャップ
2内に挿入してある。
材1の上面に降った雨水がけらば部材1の上面を前方に
流れてけらばキャップ2の上面に流れるが、けらばキャ
ップ2の上面に流れた雨水が排水凹所8に流れて排水凹
所8の傾斜に沿って流れ、排水凹所8の先端から軒樋6
に流れるものであり、この場合、軒樋6の端部がけらば
キャップ2内に挿入してあることで、排水凹所8の傾斜
下端から軒樋6にスムーズに雨水を排水できるものであ
る。このように、けらばキャップ2の上面に流れた雨水
を一定の定まった経路でスムーズに軒樋6に排水でき、
けらばキャップ2の外面から直接下方に落下しないよう
になっており、けらばキャップ2の様々な箇所に雨水が
流れて雨垂れ汚れを発生させるというようなことを防止
できるものである。また、雨垂れが生じないので、雨垂
れにより芝が剥げたり、地面が掘れたりするというトラ
ブルが発生しないようにできるものである。
明にあっては、けらば部材の前端部にけらばキャップを
装着し、このけらばキャップの上面から前面にかけて排
水溝を形成してあるので、けらば部材の上面に降った雨
水がけらば部材の上面を前方に流れてけらばキャップの
上面に流れるが、けらばキャップの上面に流れた雨水は
排水溝をけらばキャップの上面から前面に沿って流れて
けらばキャップの前面下端から落下するものであり、こ
のように、けらばキャップにおいて一定の定まった経路
で雨水が流れるようにでき、この結果、けらばキャップ
の施工にばらつきがあっても、けらばキャップの不特定
な箇所に雨垂れ汚れができることがなくて外観を損なう
ことがないものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、排水溝の上流側
の端部を下流側よりも巾広としてあるので、けらばキャ
ップの上面に流れた雨水が排水溝の上端部の巾広部分で
受けられて集められ、スムーズに排水溝から排水でき
て、簡単な構成でよりいっそう確実にキャップの不特定
な箇所に雨垂れ汚れができるのを防止できるものであ
る。また、請求項3記載の発明にあっては、けらば部材
の前端部にけらばキャップを装着し、このけらばキャッ
プの上面に排水口を形成するとともにけらばキャップに
排水口から流れる雨水を受けて軒先に配置した軒樋に流
すための雨水受け部を設けてあるので、けらば部材の上
面に降った雨水がけらば部材の上面を前方に流れてけら
ばキャップの上面に流れるが、けらばキャップの上面に
流れた雨水が排水口から雨水受け部に流れ、雨水受け部
から軒樋に流れるものであり、このように、けらばキャ
ップの上面に流れた雨水を一定の定まった経路でスムー
ズに軒樋に排水でき、この結果、けらばキャップの施工
にばらつきがあっても、けらばキャップの不特定な箇所
に雨垂れ汚れができることがなくて外観を損なうことが
なく、また、軒樋に排水されてけらばキャップから雨垂
れが落下しないので、雨垂れにより芝が剥げたり、地面
が掘れたりするというトラブルが発生しないものであ
る。
らば部材の前端部にけらばキャップを装着し、けらばキ
ャップの上面部にけらばけらばキャップの側部に端部が
位置する軒樋側に向けて下り傾斜した排水凹所を形成し
てあるので、けらば部材の上面に降った雨水がけらば部
材の上面を前方に流れてけらばキャップの上面に流れる
が、けらばキャップの上面に流れた雨水が排水凹所から
軒樋に流れるものであり、このように、けらばキャップ
の上面に流れた雨水を一定の定まった経路でスムーズに
軒樋に排水でき、この結果、けらばキャップの施工にば
らつきがあっても、けらばキャップの不特定な箇所に雨
垂れ汚れができることがなくて外観を損なうことがな
く、また、軒樋に排水されてけらばキャップから雨垂れ
が落下しないので、雨垂れにより芝が剥げたり、地面が
掘れたりするというトラブルが発生しないものである。
る。
視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 けらば部材の前端部にけらばキャップを
装着し、このけらばキャップの上面から前面にかけて排
水溝を形成して成ることを特徴とするけらばの排水構
造。 - 【請求項2】 排水溝の上流側の端部を下流側よりも巾
広として成ることを特徴とする請求項1記載のけらばの
排水構造。 - 【請求項3】 けらば部材の前端部にけらばキャップを
装着し、このけらばキャップの上面に排水口を形成する
とともにけらばキャップに排水口から流れる雨水を受け
て軒先に配置した軒樋に流すための雨水受け部を設けて
成ることを特徴とするけらばの排水構造。 - 【請求項4】 けらば部材の前端部にけらばキャップを
装着し、けらばキャップの上面部にけらばけらばキャッ
プの側部に端部が位置する軒樋側に向けて下り傾斜した
排水凹所を形成して成ることを特徴とするけらばの排水
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36557899A JP3541767B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | けらばの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36557899A JP3541767B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | けらばの排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182233A true JP2001182233A (ja) | 2001-07-03 |
JP3541767B2 JP3541767B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18484615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36557899A Expired - Fee Related JP3541767B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | けらばの排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3541767B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015017475A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | パナソニック株式会社 | けらば化粧材の軒先構造 |
JP2015017472A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | パナソニック株式会社 | けらば化粧材の軒先構造 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36557899A patent/JP3541767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015017475A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | パナソニック株式会社 | けらば化粧材の軒先構造 |
JP2015017472A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | パナソニック株式会社 | けらば化粧材の軒先構造 |
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---|---|
JP3541767B2 (ja) | 2004-07-14 |
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