JP2001181260A - ε−カプロラクタムの製造方法 - Google Patents
ε−カプロラクタムの製造方法Info
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Abstract
生劣化性を有する結晶性ゼオライトの提供。 【解決手段】 実質的にプロトンを含まず、かつ、周期
律表第IB族に属する金属よりなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属を含有する結晶性ゼオライトを用い
る。 【効果】 この結晶性ゼオライトは、製造が容易な上、
高活性、高選択性、及び耐再生劣化性を有するため気相
下でのε−カプロラクタム製造に有用である。
Description
原料として有用なε−カプロラクタムを製造する方法に
関し、更に詳しくは気相下においてシクロヘキサノンオ
キシムからε−カプロラクタムを製造するに当たり、特
定の結晶性ゼオライトを触媒として用いる事を特徴とす
る、ε−カプロラクタムの製造方法に関するものであ
る。
の原料として用いられる非常に重要な基幹化学原料であ
る。その工業的製造方法としては、触媒として硫酸を用
い、液相下でシクロヘキサノンオキシムを転位させる方
法が広く採用されている。又、シクロヘキサノンオキシ
ムから気相下においてε−カプロラクタムを製造する方
法としては、シクロヘキサノンオキシムを固体酸触媒と
気相接触させる方法が知られており、例えば、ホウ酸系
触媒を用いる方法(特公昭48−12754号公報)、
リン酸系触媒を用いる方法(特公昭45−23549号
公報)、シリカアルミナ系触媒を用いる方法(特公昭4
8−39952号公報)、ゼオライト系触媒を用いる方
法(特開昭62−123167号公報)等が開示されて
いる。
を用いる方法では、副生物として硫安が多量に生成する
点や、硫酸による装置の腐食等の問題が大きな課題とし
て残っている。一方、気相下において固体酸触媒を用い
る方法では、例えばホウ酸系触媒やリン酸系触媒では反
応温度下での使用により、活性成分が徐々に揮発して触
媒が劣化するという問題がある。又、シリカアルミナ系
触媒では、ε−カプロラクタムの選択性が低い。
ば、特開昭57−139062号公報には、シリカ対ア
ルミナの比が少なくとも12で、かつ、拘束指数が1〜
12であるゼオライト(ZSM−5を中心とする群)を
使用する方法が記載されている。しかし、ε−カプロラ
クタムの選択性については全く記載がなく、本発明者ら
が実際に実施例を参考に追試を行っても、十分高い選択
性は得られなかった。又、特開昭62−123167号
公報では、触媒としてSi/Al原子比が500以上か
つ細孔外酸量が5μ等量/g以下である結晶性ゼオライ
ト触媒を使用する方法が記載されている。
調製し追試を行ってみたところ、活性、選択性について
は上記の特開昭57−139062号公報の実施例を追
試した値より高い値を示したものの、本触媒の工業的実
施にはかなりの問題が存在している事も同時に判明し
た。例えば、Si/Al原子比が非常に高いゼオライト
を製造するには、ゼオライトの原料となるシリカ源にア
ルミニウムの極めて少ない高純度原料を用いなければな
らず、かつ、製造工程においても不純物としてのアルミ
ニウムの混入を防止しなければならない事等で製造コス
トが高くなってしまう。
開平6−107627号公報等に記載されている様に、
この様なSi/Al原子比の非常に高いゼオライトを用
いた場合にも、反応及び触媒の焼成再生(つまり、反応
によって触媒上に蓄積した炭素質物質を分子状酸素含有
ガスの存在下、例えば空気中において燃焼除去する操
作)を繰り返す事によって、触媒の永久劣化が起こり、
再生した後も初期活性にまで十分回復できない事が記載
されている。その点を解決するために、特開平5−91
80号公報では活性が低下した触媒を、アンモニアと接
触再生させた触媒を用いる方法や、特開平6−1076
27号公報ではメチルアミン類の共存下で反応を行わせ
る方法が提案されている。しかしながら、これらの方法
も、工業上はプロセスをより複雑にする要因を抱えてお
り、工業的に実施する上で、より簡便でより効果的な方
法が求められている。
サノンオキシムを気相下で結晶性ゼオライトを用いて、
ε−カプロラクタムを製造する方法において、工業的に
簡易に製造でき、かつ、繰り返し再生に対する耐劣化性
の高い結晶性ゼオライトを用いた、ε−カプロラクタム
の製造方法を提供する事を目的とするものである。
決するために鋭意研究を重ねた結果、実質的にプロトン
を含まず、かつ、周期律表第IB族に属する金属よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の金属を含有する結晶
性ゼオライトが、その目的に適合しうることを見いだ
し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
キシムを気相下において結晶性ゼオライトと接触させて
ε−カプロラクタムを製造する方法において、使用され
る結晶性ゼオライトが実質的にプロトンを含まず、か
つ、周期律表第IB族に属する金属よりなる群から選ば
れる少なくとも1種の金属を含有する事を特徴とする、
ε−カプロラクタムの製造方法に関するものである。
結晶性ゼオライトとは、後述の液相イオン交換/ろ液滴
定法によって求められる、結晶性ゼオライト中のプロト
ン量(酸量)が、0.02mmol/g−ゼオライト以
下の結晶性ゼオライトである事を意味する。尚、本発明
においては、結晶性ゼオライト中のプロトン量は、0.
01mmol/g−ゼオライト以下である事がより好ま
しい。以下に液相イオン交換/ろ液滴定法について述べ
る。本測定法は日本化学会誌、[3]、P.521−5
27(1989)等に記載されている方法である。
溶液25gにプロトン量を測定する精秤した結晶性ゼオ
ライト(予め200〜500℃で5〜12Hr処理)
1.5gを添加する。氷冷下で10分間イオン交換後、
この混合物をろ過し、更に純水50gで洗浄する。こう
して得た洗浄に用いた液を含むろ液全量を、0.1N定
量分析用水酸化ナトリウム水溶液により中和滴定し、中
和点から結晶性ゼオライトのプロトン量(酸量)を求め
る。
イオンをカチオンとして含む形態。後述も同様)及び多
価金属型ゼオライト(例えば希土類金属カチオン型ゼオ
ライト)は、加熱処理によりプロトンを生成する事が知
られている。従って、上記の方法によるプロトン量の測
定に先立って、ゼオライトを焼成処理する必要がある。
焼成処理の代表的な条件は、空気中又は窒素中等の不活
性ガス中で、500〜600℃、1〜10時間の処理で
ある。又、周期律表第IB族に属する金属(以降「IB
族金属」と称する)を含有するとは、IB族金属を対応
するカチオンの状態で含むことを意味する。ここで言う
周期律表とは、imidas1995(集英社)P85
3に掲載されている周期表(長周期型)のことであり、
IB族とは、Cu,Ag,Auのことである。ただし、
IB族金属は結晶性ゼオライト中にカチオンの状態で含
まれているものに加え、カチオン以外の状態で含まれて
もよく、例えば酸化物の状態で含まれてもよい。これは
後述するアルカリ金属、アルカリ土類金属に属する金属
を含有する場合についても、同様である。
実質的にプロトンを含まず、かつ、IB族金属よりなる
群から選ばれる少なくとも1種の金属を含有させる事が
できれば、結晶性ゼオライトのタイプを限定するもので
はない。例えば、A型、X型、Y型、USY型、L型、
オフレタイト、エリオナイト、モルデナイト、フェリエ
ライト、メタロシリケート、ZSM−5類、ZSM−1
2、ZSM−21、ZSM−23、ZSM−35、ZS
M−38、β型、MCM−22、SAPO−5、SAP
O−11、SAPO−31等が挙げられる。ZSM−5
類としては、ZSM−5、ZSM−8、ZSM−11が
挙げられる。又、P.A.Jacobs and J.
A.Martens著“Stud.Surf.Sci.
Catal.”33、P.167−215(1987、
オランダ)に記載のZSM−5、ZSM−11に類似の
ゼオライトを用いることもできる。
フェリエライト、β型であり、特に好ましくはZSM−
5である。ZSM−5類のシリカ/アルミナモル比は2
0〜4000が好ましく、より好ましくは200〜40
00である。フェリエライトのシリカ/アルミナモル比
は10〜100が好ましく、より好ましくは14〜10
0である。β型のシリカ/アルミナモル比は15〜20
00が好ましく、より好ましくは20〜2000であ
る。それぞれのゼオライトのシリカ/アルミナモル比は
ゼオライトを合成する段階で所望のシリカ/アルミナモ
ル比に組成を調整して合成する事もできるし、酸処理や
スチーム処理等の後処理により、ゼオライトから脱アル
ミニウムを行って達成する事もできる。
製する場合において、結晶性ゼオライトにアルカリ金
属、アルカリ土類金属に属する金属よりなる群から選ば
れる少なくとも1種の金属を含有させる方法、並びに、
IB族金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金
属を含有させる方法には、順序や回数に特に制限はな
い。例えば、結晶性ゼオライトにアルカリ金属、アルカ
リ土類金属に属する金属よりなる群から選ばれる少なく
とも1種の金属を含有させた後に、IB族金属を含有さ
せてもよく、IB族金属を含有させた後に、アルカリ金
属、アルカリ土類金属に属する金属よりなる群から選ば
れる少なくとも1種の金属を含有させてもよい。
り金属を含有させた後の結晶性ゼオライトが、実質的に
プロトンを含まない様にする事が必要である。本発明の
結晶性ゼオライトが含有するIB族金属よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の金属のうち、好ましい金属は
銀と銅であり、より好ましくは銀である。
る方法の例としては、IB族金属を含まない結晶性ゼオ
ライトを、公知の方法、例えばイオン交換法、含浸法、
混練り法等の方法、好ましくはイオン交換法により処理
する方法が挙げられる。イオン交換法により結晶性ゼオ
ライトにIB族金属を含有させる場合、IB族金属の塩
を使用する必要がある。IB族金属の塩としては、例え
ば硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩等が挙げられる。
が、結晶性ゼオライトの重量に対し、好ましくは0.0
1〜10重量%の範囲であり、より好ましくは0.02
〜3重量%の範囲である。IB族金属の含有量が0.0
1重量%以下では、本発明の効果が不十分となる傾向が
あり、10重量%以上添加しても特段の効果の向上が見
られない傾向がある。尚、結晶性ゼオライト中のIB族
金属の含有量は、公知の方法、例えば蛍光X線分析法等
により求めることができる。
有されるアルカリ金属、アルカリ土類金属に属する金属
よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属のうち、
好ましくはナトリウムとカリウムであり、より好ましく
はナトリウムである。結晶性ゼオライトにアルカリ金
属、アルカリ土類金属に属する金属よりなる群から選ば
れる少なくとも1種の金属を含有させる方法及び使用さ
れる金属塩は、上記のIB族金属を結晶性ゼオライトに
含有させる方法及び金属塩と、同様の方法や金属塩を挙
げる事ができる。
金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属の含
有量に厳密な限定はないが、例えば、ZSM−5にナト
リウムを含有させる場合には、結晶性ゼオライト重量に
対して0.01〜2重量%の範囲が好ましく、より好ま
しくは0.01〜0.5重量%の範囲である。カリウム
の場合には、結晶性ゼオライト重量に対して0.01〜
3重量%の範囲が好ましく、より好ましくは0.01〜
1重量%の範囲である。
向上や、反応による炭素質付着による劣化抑制等を目的
として、上記結晶性ゼオライトに、バナジウム、クロ
ム、モリブデン、タングステン、マンガン、白金、パラ
ジウム、ルテニウム、ロジウム、鉄、ニッケル、亜鉛、
ガリウム、ランタン等の周期律表第IIB、III、V
B、VIB、VIIB、VIII族に属する金属よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の金属を、更に含有さ
せる事もできる。これらの金属を含有させる方法は、上
記のIB族金属を結晶性ゼオライトに含有させる方法と
同様である。これらの金属の含有量は、結晶性ゼオライ
トに対して、0.1〜2重量%である事が好ましい。
れるカチオンの効果について詳細に述べる。通常前記の
様なタイプのゼオライトは、特開昭62−123167
号公報、特開平5−9180号公報、特開平9−241
236号公報に記載されている様に、ほとんどの場合、
合成したゼオライトをほぼ中性まで水洗後、乾燥、空気
下で焼成してテンプレートを除去後、塩化アンモニウム
や硝酸アンモニウム水溶液中で残留するナトリウム、カ
リウム等のイオンを除去し、最後にもう一度焼成してプ
ロトン型に変換するか、又は、希塩酸や希硝酸で直接プ
ロトン型に変換して用いられる。特開平9−24123
6号公報には、β型ゼオライトを本反応に用いる場合に
は、上記の様な方法でプロトン型に変換して使用するこ
とが好ましいと記載されている。特開昭62−1231
67号公報では、プロトンの代わりにZSM−5にカル
シウムの様なアルカリ土類金属や、ランタンの様なラン
タノイド類金属をイオン交換して使用する例が記載され
ている。しかし、その反応成績はプロトン型と実質的に
何ら変化がなく、交換するカチオンの違いによる特段の
効果の記述も見あたらない。
にプロトンを含まず、かつ、例えば銀イオン、又は銀イ
オンとナトリウムイオンとで交換された結晶性ゼオライ
トが、従来のプロトンを始めとする他の金属イオン含有
の触媒と遜色のない活性、選択性を示しながら、かつ、
それらの金属イオンでは決して見られない繰り返し再生
による活性低下を抑制する優れた効果を持つ事は、実に
驚くべき事実である。殊に、製造が容易で安価に製造で
きるタイプの結晶性ゼオライトでその様な効果を発現す
る事は、工業上極めて有益な特性と言える。
サノンオキシムの気相反応によりε−カプロラクタムを
製造する方法について述べる。反応は、本発明の触媒を
充填した固定床、移動床、流動床等の反応器に、原料気
化器で気化させたシクロヘキサノンオキシムをガス状と
して接触させる事で行われる。触媒は、本発明の結晶性
ゼオライトを粉状のまま用いても良いが、結晶性ゼオラ
イトのみを圧縮成型、打錠成型等によって成型したもの
や、例えば、アルミナ、シリカ、シリカ/アルミナ、ジ
ルコニア、チタニア、ケイソウ土、粘土等の多孔性耐火
性無機酸化物をバインダー又は成型用希釈剤として結晶
性ゼオライトと混合後、その混合物を成型したもの等を
用いてもよい。バインダー又は成型用希釈剤を用いる場
合には、それらの含有量は、結晶性ゼオライトとバイン
ダー又は成型用希釈剤の全重量に対して、10〜90重
量%の範囲が好ましく、20〜50重量%の範囲がより
好ましい。通常それらの成型体は、適度な粒度に揃えら
れた後、反応に供される。
ましく、300〜450℃の範囲がより好ましい。20
0℃未満では反応速度が十分ではない傾向があり、50
0℃を越えるとシクロヘキサノンオキシムが熱分解して
しまう傾向がある。反応圧力は0.01〜1MPaの範
囲が好ましく、0.05〜0.15MPaの範囲がより
好ましい。原料シクロヘキサノンオキシムの重量空間速
度は0.01〜100Hr-1の範囲が好ましく、0.1
〜10Hr-1の範囲がより好ましい。
る。 重量空間速度=F/C(Hr-1) F=シクロヘキサノンオキシム供給量(g/Hr) C=触媒重量(g) シクロヘキサノンオキシムは単独で供給されても良い
が、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素や、メタノ
ール、エタノール、1−プロパノール、1−ブタノー
ル、1−ヘキサノール、1−ヘプタノール、1−オクタ
ノール等の脂肪族アルコール類等の有機溶媒に希釈して
供給する方がより好ましい。その他のニトリル系、アミ
ド系、エーテル系、ケトン系溶媒等も好んで用いられ
る。
例えば窒素ガス、ヘリウムガス、炭酸ガス、水素ガス等
の不活性ガスを用いる方がより好ましい。尚、有機溶媒
の希釈量、キャリヤーガスの供給量は、前記シクロヘキ
サノンオキシムの重量空間速度が満たされる範囲なら
ば、特に制限はない。その他、水、アンモニアガスやメ
チルアミン類等の塩基性物質、又、生成物であるε−カ
プロラクタム等を原料と共に供給しても良い。
空気を窒素で所望の酸素濃度になる様に希釈したガスを
使用するか、空気そのものを使用して、触媒上に蓄積し
た炭素質物質が燃焼するに十分な温度と時間、保持する
ことによって行われる。温度は400〜700℃が好ま
しく、使用するガス中の酸素濃度は0.1〜21容量%
の範囲が好ましい。この時、炭素質物質の急激な燃焼に
よる発熱で触媒に熱的ダメージを極力与えない様に、燃
焼初期は低い温度と酸素濃度で行い、燃焼終盤で両者を
徐々に高くする方法が好ましい。
発明を更に具体的に説明する。尚、反応によって生成し
たε−カプロラクタムを含む反応ガスは、約3℃に制御
された冷却管を通し液化させた後、0℃に氷冷したトラ
ップに回収した。キャリアガスはベントに導いた。この
反応液を1時間毎に回収しガスクロマトグラフィーによ
り分析を行った。(キャピラリーカラム:ULBON−
HR−20M、装置:島津GC−17A)
走査型電子顕微鏡(日立製、X−650形微小部走査X
線分析装置)により測定した平均粒子径(結晶性ゼオラ
イト粒子100個体の粒子直径の算術平均)が約2μm
でほぼ球形結晶である、H(プロトン)型ZSM−5
(日揮ユニバーサル社製)を1N硝酸ナトリウム水溶液
(10cc/g−ゼオライト)に分散させ、40℃、3
時間イオン交換を行った後、ろ過、水洗を行った。この
操作を3度繰り返した後、150℃、12時間乾燥を行
った。次にこのゼオライトを、0.0015N硝酸銀水
溶液(10cc/g−ゼオライト)に分散させ、室温、
2時間イオン交換を行った。ろ過、水洗、乾燥(150
℃、12時間)を行った後、空気中500℃で3時間焼
成して、触媒Aを調製した。
は0.15重量%であった。Ag量の測定方法は、蛍光
X線分析装置(理学電気製、蛍光X線分析装置RIX−
3000)を用いて測定した。液相イオン交換/ろ液滴
定法で測定したプロトン量は0.002mmol/g−
ゼオライトであった。圧縮成型後粉砕し0.5〜1.5
mmに整粒した触媒A0.6gを石英ガラス製反応管
(長さ40cm、内径8mm)に充填し、窒素ガスを2
00cc/minで流し、400℃で1時間加熱した。
次いで窒素ガスを20cc/min流しながら350℃
に保持し、メタノール溶媒にシクロヘキサノンオキシム
9重量%溶解させた溶液を9.0g/Hrで供給し、常
圧下で6時間反応させた。この時の重量空間速度は、
1.35Hr-1であった。1時間毎に反応液を回収し、
ガスクロマトグラフィーで分析を行った。
液の供給を停止し、窒素ガスで反応管内を十分置換し
た。次いで酸素を2容積%含有する酸素と窒素の混合ガ
スに切り替え、この混合ガスを100cc/minで流
しながら、400℃で1時間、450℃で1時間、更に
520℃で3時間保持し、最後に混合ガスを空気に切り
替えて520℃で1時間保持し、触媒に付着した炭素質
物質を除去した。その後再度、窒素ガスにて反応管内を
十分置換した。
件で反応及び再生を5回繰り返した。この時の反応結果
の一部を表1に示す。シクロヘキサノンオキシムの転化
率とε−カプロラクタムの選択率は、以下の様に算出さ
れる。 シクロヘキサノンオキシム転化率(%)=(O−R)/
O×100 ε−カプロラクタム選択率(%)=L/(O−R)×1
00 O=シクロヘキサノンオキシム供給量(mol) R=未反応シクロヘキサノンオキシム量(mol) L=ε−カプロラクタム生成量(mol)
ニバーサル社製)を空気中500℃で3時間焼成して、
触媒Bを調製した。触媒Bの液相イオン交換/ろ液滴定
法で測定したプロトン量は0.09mmol/g−ゼオ
ライトであった。その触媒Bを、触媒Aと同様にして整
粒した後反応に用いた以外は、実施例1と同一条件で反
応及び再生を5回繰り返した。この時の反応結果の一部
を表2に示す。
品名スノーテックス30、シリカ含有量31重量%)と
10重量%水酸化テトラ−n−プロピルアンモニウム水
溶液224.0g、エタノール60gをホモジナイザー
(日本精機製、AM−10)で5000rpmで30分
間激しく撹拌した。そこに硫酸アルミニウム・14〜1
8水塩1.51gを水48gに溶解した水溶液を、撹拌
しながら徐々に加えた。この混合物をホモジナイザーで
8000rpmで30分間激しく撹拌した。この溶液を
1Lステンレス製オートクレーブに仕込み密閉し、40
0rpmで撹拌を行いながら150℃で190時間、水
熱合成を行った。生成した白色結晶をろ過後、ほぼ中性
まで水洗した。この結晶を150℃で12時間乾燥後、
電気炉で550℃で6時間空気下で焼成し、白色結晶を
得た(結晶(1)とする)。
気製、粉末回折X線測定装置)により分析したところ、
ZSM−5と同定された。平均粒子径は約0.3μmの
球状結晶であった。又、シリカ/アルミナモル比は22
0であった。シリカ/アルミナモル比の測定は以下の様
に行った。先ず、結晶(1)0.2gと5N水酸化ナト
リウム水溶液50gをマイクロボンベに仕込み、150
℃で8〜24時間保持し完全に溶解した後、その溶解液
を分析に適する希釈度に希釈してSi及びAlの含有量
をプラズマ発光分光分析装置(理学電気社製、JOBI
N−YBON)を用いて測定しシリカ/アルミナモル比
を求めた。
ものを触媒Cとする。この触媒Cの蛍光X線分析法によ
るAg量は0.16重量%であった。液相イオン交換/
ろ液滴定法で測定したプロトン量は0.0015mmo
l/g−ゼオライトであった。この触媒Cを、触媒Aと
同様に整粒した後反応に用いた以外は、実施例1と同一
条件で反応及び再生の繰り返しを5回行った。その結果
の一部を表3に示す。
1N硝酸水溶液に室温で3時間保持して、プロトン型に
変換した後、ろ過、水洗、乾燥(150℃で12時間)
して、最後に空気中で500℃で3時間焼成して触媒D
を得た。この触媒Dのシリカ/アルミナモル比は230
であり、液相イオン交換/ろ液滴定法で測定したプロト
ン量は0.12mmol/g−ゼオライトであった。そ
の触媒Dを、触媒Aと同様にして整粒した後反応に用い
た以外は、実施例1と同一条件で反応及び再生の繰り返
しを5回行った。その反応結果の一部を表4に示す。
化テトラ−n−プロピルアンモニウム水溶液224.0
g、エタノール60gをホモジナイザーで5000rp
mで30分間激しく撹拌した。そこに硫酸アルミニウム
・14〜18水塩0.158gを水48gに溶解した水
溶液を、撹拌しながら徐々に加えた。この混合物をホモ
ジナイザーで8000rpmで30分間激しく撹拌し
た。この溶液を1Lステンレス製オートクレーブに仕込
み密閉し、400rpmで撹拌を行いながら160℃で
120時間の水熱合成を行った。生成した白色結晶をろ
過後、ほぼ中性まで水洗した。この結晶を150℃で1
2時間乾燥後、電気炉で550℃で6時間空気下で焼成
し、白色結晶を得た(結晶(2)とする)。この結晶
(2)を粉末X線回折法により分析したところ、ZSM
−5と同定された。平均粒子径は約0.3μmの球状結
晶であった。又、シリカ/アルミナモル比は1900で
あった。この結晶を実施例1と同様にして調製したもの
を触媒Eとする。
は0.10重量%であった。液相イオン交換/ろ液滴定
法で測定したプロトン量は0.001mmol/g−ゼ
オライトであった。この触媒Eを、触媒Aと同様に整粒
した後、触媒Eを用いて、シクロヘキサノンオキシムを
溶解する溶媒をエタノールとして、触媒量を1.2gと
して、重量空間速度を0.675Hr-1に変更した以外
は、実施例1と同一条件で反応及び再生の繰り返しを1
0回行った。その結果の一部を表5に示す。
1N硝酸水溶液に室温で3時間保持して、プロトン型に
変換した後、ろ過、水洗、乾燥(150℃で12時間)
して、最後に空気中で500℃で3時間焼成して触媒F
を得た。この触媒Fのシリカ/アルミナモル比は195
0であり、液相イオン交換/ろ液滴定法で測定したプロ
トン量は0.016mmol/g−ゼオライトであっ
た。その触媒Fを、触媒Aと同様にして整粒した後反応
に用いた以外は、実施例3と同一条件で反応及び再生の
繰り返しを10回行った。その結果の一部を表6に示
す。
化テトラ−n−プロピルアンモニウム水溶液224.0
g、エタノール60gをホモジナイザーで5000rp
mで30分間激しく撹拌した。そこに硫酸アルミニウム
・14〜18水塩0.0789gを水48gに溶解した
水溶液を、撹拌しながら徐々に加えた。この混合物をホ
モジナイザーで8000rpmで30分間激しく撹拌し
た。この溶液を1Lステンレス製オートクレーブに仕込
み密閉し、400rpmで撹拌を行いながら160℃で
120時間の水熱合成を行った。生成した白色結晶をろ
過後、ほぼ中性まで水洗した。この結晶を150℃で1
2時間乾燥後、電気炉で550℃で6時間空気下で焼成
し、白色結晶を得た(結晶(3)とする)。この結晶
(3)を粉末X線回折法により分析したところ、ZSM
−5と同定された。平均粒子径は約0.3μmの球状結
晶であった。又、シリカ/アルミナモル比は3800で
あった。この結晶を実施例1と同様にして調製したもの
を触媒Gとする。
は0.07重量%であった。液相イオン交換/ろ液滴定
法で測定したプロトン量は0.001mmol/g以下
であった。この触媒Gを、触媒Aと同様に整粒した後反
応に用いた以外は、実施例1と同一条件で反応及び再生
の繰り返しを5回行った。その結果の一部を表7に示
す。
1N硝酸水溶液に室温で3時間保持して、プロトン型に
変換した後、ろ過、水洗、乾燥(150℃で12時間)
して、最後に空気中で500℃で3時間焼成して触媒H
を得た。この触媒Hのシリカ/アルミナモル比は380
0であり、液相イオン交換/ろ液滴定法で測定したプロ
トン量は0.008mmol/g−ゼオライトであっ
た。その触媒Hを、触媒Aと同様にして整粒した後反応
に用いた以外は、実施例1と同一条件で反応及び再生の
繰り返しを5回行った。その結果の一部を表8に示す。
シクロヘキサノンオキシムからε−カプロラクタムを製
造する場合、極めて高い活性と選択性を示し、しかも繰
り返し再生よる活性低下を抑制する著しい効果を有する
ので、上記反応の触媒として極めて有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 シクロヘキサノンオキシムを気相下にお
いて結晶性ゼオライトと接触させてε−カプロラクタム
を製造する方法において、使用される結晶性ゼオライト
が実質的にプロトンを含まず、かつ、周期律表第IB族
に属する金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
金属を含有する事を特徴とする、ε−カプロラクタムの
製造方法。 - 【請求項2】 該周期律表第IB族に属する金属が、銀
である事を特徴とする、請求項1記載のε−カプロラク
タムの製造方法。 - 【請求項3】 該結晶性ゼオライトがアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属に属する金属よりなる群から選ばれる少
なくとも1種の金属を、更に含有する事を特徴とする、
請求項1又は2記載のε−カプロラクタムの製造方法。 - 【請求項4】 該アルカリ金属、アルカリ土類金属が、
ナトリウム及び/又はカリウムである事を特徴とする、
請求項3記載のε−カプロラクタムの製造方法。 - 【請求項5】 該結晶性ゼオライトがZSM−5類、フ
ェリエライト、ベ−タ型から選ばれる少なくとも1種の
結晶性ゼオライトである事を特徴とする、請求項1〜4
記載のε−カプロラクタムの製造方法。
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