JP2001180891A - 車椅子昇降装置 - Google Patents

車椅子昇降装置

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JP2001180891A JP36732099A JP36732099A JP2001180891A JP 2001180891 A JP2001180891 A JP 2001180891A JP 36732099 A JP36732099 A JP 36732099A JP 36732099 A JP36732099 A JP 36732099A JP 2001180891 A JP2001180891 A JP 2001180891A
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昭彦 太田
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博志 巽
Fumiaki Okinaga
史章 翁長
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Taiyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面電車や一般家庭あるいは職場などの乗降
口や出入口に装備させるのに好適な車椅子支持昇降装置
を提供すること。 【解決手段】 折り畳み自在な車椅子支持昇降台3の駆
動手段4が、中間可動台5、第一第二2つの平行リンク
機構6,7、第一平行リンク機構6を前後平行移動させ
る第一アクチュエーター26、及び第二平行リンク機構
7を昇降平行移動させる第二アクチュエーターを備え、
この2つのアクチュエーターの作動により車椅子支持昇
降台3を、折り畳み姿勢の車椅子支持昇降台3が乗降口
1のステップとなる収納位置(A点)と、乗降口1の前
方に位置する前方中間位置(B点)と、乗降口1の前方
下方の床面2に着床する前方下降位置(C点)と、乗降
口1の前方上方に位置する前方上昇位置と、乗降口1の
車内床面Fと略面一になる後方上方位置に移動させるこ
とができる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面電車の乗降口
や一般家庭あるいは職場等の出入口等に装備させるのに
好適な車椅子支持昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、路面電車やバスなどの車両の床
面は、その床下に各種機器が配設される関係から地上側
の乗降路面からの高さが非常に高くなる。従って、その
乗降口には階段状にステップが設けられるが、このステ
ップも、路面電車やバスでは地上側の乗降路面から高く
なり、この段差が車椅子での乗降には大きな障害にな
る。そこで、車両の乗降口に車椅子での乗降時に使用す
るための昇降装置を併設することが考えられているが、
特に路面電車の場合、乗降口のステップの後ろ側は、床
下に配設される各種機器の存在で前記昇降装置の機構配
設空間に利用することができないし、ステップの前端下
側には車体の骨組みであるフレームが通っているので、
このフレームを避けて前記昇降装置を構成しなければな
らず、実質的には、ステップの真下の限られた空間に前
記昇降装置を構成しなければならないし、ステップその
ものをその位置で昇降させることもできない状況である
から、路面電車の乗降口に利用できる車椅子支持昇降装
置は未だに実用化されていないのが実情である。このよ
うに限られた空間に前記昇降装置を構成しなければなら
ないのは一般家庭や職場等の狭隘な出入口等でも同じで
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の実情に鑑み、路面電車や一般家庭あるいは職場など
の乗降口や出入口等に装備させるのに好適な車椅子支持
昇降装置を提供することを目的とするものであって、そ
の手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、
車椅子支持昇降台3と、この車椅子支持昇降台3を出退
平行移動させる駆動手段4とから成り、車椅子支持昇降
台3は、基台部8と、この基台部8上に重なる水平折り
畳み姿勢と前記基台部8から前方に突出する水平展開姿
勢との間で折り畳み展開自在な折り畳み台部9とを備
え、駆動手段4は、中間可動台5と、この中間可動台5
を支持する第一平行リンク機構6と、前記中間可動台5
に前記車椅子支持昇降台3の基台部8を支持する第二平
行リンク機構7と、前記第一平行リンク機構6を介して
中間可動台5を前後平行移動させる第一アクチュエータ
ー26と、前記第二平行リンク機構7を介して中間可動
台5に対し前記車椅子支持昇降台3の基台部8を平行昇
降移動させる第二アクチュエーター27を備え、前記第
一及び第二両アクチュエーター26,27の作動により
前記車椅子支持昇降台3を、折り畳み姿勢にある折り畳
み台部9が乗降口や出入口等(以下、乗降口という)1
のステップSとなる収納位置(A点)と、前記基台部8
が乗降口1の前方に位置する前方中間位置(B点)と、
前記基台部8が乗降口1の前方下方の床面2に着床する
前方下降位置(C点)と、前記基台部8が乗降口1の前
方上方に位置する前方上昇位置(D点)と、前記基台部
8が乗降口1の奥行床面Fと略面一になる後方上方位置
(E点)に移動させることができる構成となっている。
【0004】上記構成の本発明装置を実施するに際し、
具体的には、前記駆動手段4を、平面視において、前記
収納位置(A点)にある基台部8の横側方に配設するこ
とができる(図1、図4)。この場合、前記車椅子支持
昇降台3の横側辺に前記駆動手段4の上を覆うカバー板
43(図4)を、折り畳み状態の車椅子支持昇降台3の
折り畳み台部9とともに乗降口1のステップS(図5)
を構成するように連設することができる。
【0005】また、図4に示すように前記車椅子支持昇
降台3の折り畳み台部9は、前記基台部8に枢着された
小巾の第一折り畳み台部9aと、この第一折り畳み台部
9aに枢着された大巾の第二折り畳み台部9bとから構
成し、図5に示すように当該折り畳み台部9を基台部8
上に重なるように折り畳んだとき、前記第一折り畳み台
部9aは基台部8に対し垂直に起立して乗降口1の下側
外壁Wを形成し、第二折り畳み台部9bが、前記第一折
り畳み台部9aから内側へ水平に延出する乗降口ステッ
プSを形成するように構成することができる。
【0006】さらに、前記駆動手段4の第一アクチュエ
ーター26は、第一平行リンク機構6の後側リンク6a
の中間に軸支されたシリンダー本体と乗降口下側のフレ
ームFにピストンロッド26aが軸支された、略水平前
後向きのシリンダーから構成し(図8〜図11)、前記
駆動手段4の第二アクチュエーター27は、第二平行リ
ンク機構7の上下両リンク7a,7b間で斜めに介装さ
れたシリンダーから構成することができる(図8、図
9、図12)。
【0007】また、前記駆動手段4の第一平行リンク機
構6は、枠組み構造の後側リンク6aと、この後側リン
ク6aに対し車椅子支持昇降台3のある側とは反対側に
配置された棒状の前側リンク6bとを備えたものとし
(図8〜図11)、前記駆動手段4の第二平行リンク機
構7は、枠組み構造の上側リンク7aと、この上側リン
ク7aに対し車椅子支持昇降台3のある側に配置された
棒状の下側リンク7bとを備えたものとすることができ
る(図8、図9、図12)。
【0008】さらに、前記車椅子支持昇降台3には、そ
の折り畳み展開操作を腕力で行うための把手12(図
3)を折り畳み台部9の遊端部に設け、基台部8には、
展開姿勢の折り畳み台部9を折り畳み方向に付勢するバ
ランサー17(図7)を装着することができる。勿論、
前記車椅子支持昇降台3の折り畳み展開用駆動手段(伸
縮駆動用アクチュエーター50)を装備させることもで
きる(図13)。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前述のように路面電車
の乗降口、一般家庭あるいは職場等の狭隘な出入口等に
装備できるのであるが、以下に本発明の好適実施形態を
路面電車の乗降口に装備した例に基づいて説明すると、
図1及び図2において、1は路面電車の乗降口であり、
地上側の乗降路面(停留場の床面)2との間の段差を半
減させるためのステップを兼用させる折り畳み自在な車
椅子支持昇降台3と、その駆動手段4とが装備されてい
る。この駆動手段4は、中間可動台5と、この中間可動
台5を支持する第一平行リンク機構6と、前記中間可動
台5に前記車椅子支持昇降台3の基台部を支持する第二
平行リンク機構7とを備えている。
【0010】以下、具体的な構成を説明すると、図3〜
図6に示すように、車椅子支持昇降台3は、基台部8
と、この基台部8上に重なる水平折り畳み姿勢(図3、
図5)と前記基台部8から前方に突出する水平展開姿勢
(図1、図2、図4、図6)との間で折り畳み展開自在
な折り畳み台部9とを備え、当該折り畳み台部9は、前
記基台部8に全巾にわたる長尺ヒンジ10により枢着さ
れた小巾の第一折り畳み台部9aと、この第一折り畳み
台部9aに全巾にわたる長尺ヒンジ11により枢着され
た大巾の第二折り畳み台部9bとからなり、当該折り畳
み台部9を基台部8上に重なる水平折り畳み姿勢(図
3、図5)に折り畳んだとき、前記第一折り畳み台部9
aは基台部8に対し垂直に起立して乗降口1の下側外壁
Wを形成し、第二折り畳み台部9bが、前記第一折り畳
み台部9aから内側へ水平に延出する乗降口ステップS
を形成するように構成している。
【0011】前記第一折り畳み台部9aは、基台部8に
対し、当該基台部8を前方に延長させる水平展開姿勢と
直角起立姿勢との間でのみ揺動可能であり、第二折り畳
み台部9bは、水平展開姿勢の前記第一折り畳み台部9
aに対し、当該第一折り畳み台部9aを前方に延長させ
る水平展開姿勢と直角起立姿勢との間でのみ揺動可能で
ある。しかして、第二折り畳み台部9bには、図3に示
すように、その遊端裏面側(乗降口ステップSを形成さ
せた折り畳み状態での遊端表面側)に起伏自在な把手1
2が取り付けられ、当該第二折り畳み台部9bの遊端表
面側には、その左右両側に、前後対をなす車輪止め13
a,13b及び14a,14bと、これら前後対をなす
車輪止め13a,13b、14a,14bをそれぞれ連
動させて起伏させるための操作手段15,16が配設さ
れている。前側の車輪止め13a,14aは、倒伏姿勢
で第二折り畳み台部9bの遊端から突出する踏み板を兼
用するものであり、前記操作手段15,16は、図5に
示すように、前後の車輪止め13a,13b、14a,
14bを完全起立姿勢でロックする状態、前後の車輪止
め13a,13b、14a,14bを倒伏状態でフリー
にする状態、前後の車輪止め13a,13b、14a,
14bを車輪止め姿勢にロックする状態などに切り換え
るもので、従来周知のものである。
【0012】前記基台部8の下側には、偏平角パイプ状
の支持フレーム8aが左右全巾にわたって固着され、こ
の支持フレーム8a内に、図7に示すようにバランサー
17が内装されている。このバランサー17は、展開姿
勢の折り畳み台部9を折り畳み方向に付勢するもので、
左右巾方向のガイドロッド18に摺動可能に支持された
可動体19と、第二折り畳み台部9bの基部近傍で左右
の一側辺近傍に立設したアーム20との間に、シーブ2
1,22を介してワイヤーロープ23を張設し、このワ
イヤーロープ23を引っ張る方向に前記可動体19をス
プリング24で付勢するとともに、当該可動体19にガ
スダンパー25を連結したものである。
【0013】駆動手段4は、図4に示すように、平面視
において、折り畳まれた車椅子支持昇降台3(基台部
8)の左右一側方に配設されたもので、前記中間可動台
5、第一及び第二両平行リンク機構6,7の他、図8〜
図12に示すように、前記第一平行リンク機構6を介し
て中間可動台5を前後平行移動させる第一アクチュエー
ター26と、前記第二平行リンク機構7を介して中間可
動台5に対し前記車椅子支持昇降台3の基台部8を平行
昇降移動させる第二アクチュエーター27を備えてい
る。
【0014】前記車椅子支持昇降台3の基台部8の支持
フレーム8aの一端には、連結板28を介して平面形状
がコの字形の軸受部材29が連設されている。第二平行
リンク機構7の上側リンク7aは、左右両側板を連結板
で連結一体化した枠組み構造のもので、その前端が支軸
30により前記軸受部材29の内側に支承され、第二ア
クチュエーター27としての流体圧シリンダーは、枠組
み構造の前記上側リンク7aの内側に配置され、そのピ
ストンロッド27aの遊端が前記支軸30を介して軸受
部材29の内側に支承されている。第二平行リンク機構
7の下側リンク7bは、上側リンク7aに対し車椅子支
持昇降台3のある側に配置された棒状のもので、その前
端が前記軸受部材29に支軸31(図12)で支承され
ている。
【0015】中間可動台5は、3枚の軸受板32a〜3
2cと、軸受板32a,32bの下辺を互いに連結一体
化する下側連結板32dと、軸受板32b,32cの上
辺を互いに連結一体化する上側連結板32eとから構成
されたもので、軸受板32a,32bの間に、前記第二
平行リンク機構7の上側リンク7aの後端が支軸33に
より支承され、当該第二平行リンク機構7の下側リンク
7bの後端が軸受板32aの外側(車椅子支持昇降台3
のある側)に支軸34により支承されている。そして第
二アクチュエーター27としての流体圧シリンダーのシ
リンダー本体の後端が、軸受板32a,32bの間に前
記支軸34及びこれと同心の支軸35により支承されて
いる。
【0016】第二平行リンク機構7の上側リンク7aの
後端を支承する支軸33は中間可動台5の全巾にわたっ
て貫通し、軸受板32b,32cの間で当該支軸33
が、第一平行リンク機構6の後側リンク6aの上端を支
承している。この第一平行リンク機構6の後側リンク6
aは、左右両側板を連結板で連結一体化した枠組み構造
のもので、その中間に第一アクチュエーター26として
の流体圧シリンダーが略水平前後向きに配置されるとと
もに、当該後側リンク6aの下端近傍位置に前記第一ア
クチュエーター26としての流体圧シリンダーのシリン
ダー本体が支軸36により支承されている。前記第一平
行リンク機構6の前側リンク6bは、中間可動台5の軸
受板32cの外側(車椅子支持昇降台3のある側とは反
対側)に配置された棒状のもので、その上端が、中間可
動台5の軸受板32b,32c間に架設されて軸受板3
2cより突出する支軸37により支承されている。
【0017】前記第一アクチュエーター26としての流
体圧シリンダーのピストンロッド26aは、乗降口1の
下側フレーム38に支軸39により支承されている。前
記下側フレーム38の後側には左右一対のフレーム40
a,40bが架設され、このフレーム40a,40b間
に前記第一平行リンク機構6の後側リンク6aの下端が
支軸41により支承されるとともに、前側リンク6bの
下端が片側のフレーム40aの外側に支軸42により支
承されている。
【0018】車椅子支持昇降台3を使用しないときは、
図8〜図12に示すように、第一平行リンク機構6の前
後両リンク6a,6bは、その下端の支軸41,42に
対し斜め後方に傾斜した姿勢にあって、中間可動台5
は、乗降口1のステップ後側壁Swに隣接する位置にあ
り、第二平行リンク機構7の上下両リンク7a,7bは
略水平前後向き姿勢にあって、その前端の軸受部材29
は、中間可動台5と同一レベルで、乗降口1の下側フレ
ーム38の真上に位置し、乗降口1の下側外壁Wを形成
している。このとき、図5に示すように、車椅子支持昇
降台3は、その折り畳み台部9が基台部8の上に重なる
ように折り畳まれた収納位置(図1A、図6、及び図1
2に示すA点)にあって、当該折り畳み姿勢にある折り
畳み台部9の第二折り畳み台部9bが乗降口1のステッ
プSとなり、当該折り畳み台部9の第一折り畳み台部9
aが乗降口1の下側外壁Wを形成している。
【0019】上記の車椅子支持昇降台3の折り畳み収納
状態において、当該車椅子支持昇降台3(第二折り畳み
台部9b)の横側方に位置する駆動手段4の上側を覆う
カバー板43を、図3及び図4に示すように、当該車椅
子支持昇降台3の第二折り畳み台部9bの側辺に連設す
ることができる。なお、他の図では、このカバー板43
は図示省略している。しかして、このカバー板43は、
車椅子支持昇降台3の折り畳み収納状態において、軸受
部材29、第二平行リンク機構7の上側リンク7a、中
間可動台5、及び図4に示すように乗降口1のステップ
後側壁Swに付設されたアングル材の水平突出部44a
などにより支持させて、前記第二折り畳み台部9bとと
もに乗降口1のステップSを形成させることができる。
【0020】また、車椅子支持昇降台3の折り畳み収納
状態において、乗降口1のステップSを形成する第二折
り畳み台部9bの、乗降口1のステップ後側壁Swに隣
接する遊端部は、当該乗降口1のステップ後側壁Swに
付設されたアングル材の水平突出部44a〜44cによ
り支持させることができる。また、このとき、前記アン
グル材の水平突出部44bからピン45(図示例は左右
2本)を突設しておき、このピン45が嵌入するピン穴
46を第二折り畳み台部9bの遊端に設けて、当該第二
折り畳み台部9bを位置決めさせることができる。
【0021】なお、乗降口1を有する車体の側面では、
乗降口1の下側外壁Wを形成する第一折り畳み台部9a
や第二平行リンク機構6の軸受部材29が露出するの
で、これらの外側面は、車体の外側面と面一になるよう
に構成されるとともに、車体の外壁と同一色に塗装され
る。また、図示省略しているが、乗降口1の下側フレー
ムの外側や、第二平行リンク機構6の軸受部材29の横
側方で前記フレーム38とカバー板43との間の空間
は、車体の外板でカバーされる。
【0022】一般の乗客は、乗降口1のステップSを形
成している折り畳み状態の車椅子支持昇降台3(第二折
り畳み台部9b)とカバー板43の上を経由して乗降す
ることができるが、このステップSの存在は、図1Aに
示す地上側乗降路面2と乗降口1の車内床面Fとの間の
段差を半減するのに役立っており、一般乗客の乗降も容
易になる。
【0023】車椅子利用の乗客が乗車するときは、図1
A、図4、及び図6に示すように、折り畳み収納状態の
車椅子支持昇降台3を展開させる。即ち、第二折り畳み
台部9bの遊端にある把手12(図3)を引き起こし、
この把手12を利用して折り畳み台部9を基台部8の延
長水平姿勢に展開させる。このとき、図5に仮想線で示
すように、第二折り畳み台部9bを引き起こすとき、図
7に示すバランサー17のスプリング24の付勢力がワ
イヤーロープ23を介して当該第二折り畳み台部9bを
引き起こす方向に作用するので、折り畳み台部9を展開
させる作業者の負担が軽減される。そして、第二折り畳
み台部9bが起立した後、第一折り畳み台部9aととも
に外側へ倒伏するとき、ワイヤーロープ23が引っ張ら
れてスプリング24及びガスダンパー25が圧縮される
ので、重力で折り畳み台部9が衝撃的に倒伏することは
なく、安全が保たれる。
【0024】車椅子支持昇降台3を水平姿勢に展開した
ならば、操作手段15,16を操作して車輪止め13a
〜14bを起立ロック状態から倒伏フリー状態に切り換
える。次に、図1B、図10仮想線、及び図11仮想線
に示すように、第一アクチュエーター(流体圧シリンダ
ー)26を収縮作動させて、第一平行リンク機構6の前
後両リンク6a,6bを、その下端の支軸41,42に
対し斜め前方に傾斜した姿勢に切り換え、水平前後向き
の第二平行リンク機構7を前方やや上方位置へ平行移動
させて、車椅子支持昇降台3を、前記基台部8(支持フ
レーム8a)が乗降口1の前方に位置する前方中間位置
(図1B、図6、及び図12に示すB点)へ平行移動さ
せる。このとき、中間可動台5は乗降口1の下側フレー
ム38の上位置にある。
【0025】次に、図1B、及び図12の仮想線で示す
ように、第二アクチュエーター(流体圧シリンダー)2
7を中立状態から収縮限まで作動させて、第二平行リン
ク機構7の上下両リンク7a,7bを、中間可動台5側
の支軸30,31に対し斜め下方に傾斜した姿勢に切り
換え、当該第二平行リンク機構7の前端軸受部材29を
下方やや後方位置へ平行に下降させて、当該軸受部材2
9に支持されている車椅子支持昇降台8を、その基台部
8(支持フレーム8a)が乗降口前方下方の地上側乗降
路面(停留場の床面)2に着床する前方下降位置(図1
C、図6、及び図12に示すC点)へ平行移動させる。
【0026】車椅子支持昇降台3が地上側乗降路面2に
着床したならば、図1Cに示すように、当該車椅子支持
昇降台3上に車椅子Tを移載させる。このとき、車椅子
支持昇降台3(第二折り畳み台部9b)の遊端から突出
して地上側乗降路面2上に当接している左右一対の踏み
板兼用車輪止め13a,14aを、車椅子Tの車輪を案
内する踏み板として利用することができる。
【0027】車椅子Tを車椅子支持昇降台3上に移載し
たならば、操作手段15,16を操作して車輪止め13
a〜14bを倒伏フリー状態から、車椅子Tの車輪を前
後から挟む車輪止め姿勢に切り換えた後、図2A、及び
図12の仮想線に示すように、第二アクチュエーター
(流体圧シリンダー)27を収縮限から伸長限まで作動
させて、第二平行リンク機構7の上下両リンク7a,7
bを、中間可動台5側の支軸30,31に対し斜め上方
に傾斜した姿勢に切り換え、当該第二平行リンク機構7
の前端軸受部材29を上方やや後方位置へ平行に上昇さ
せて、当該軸受部材29に支持されている車椅子支持昇
降台8を、その基台部8(支持フレーム8a)が乗降口
の前方上方に位置する前方上昇位置(図2A、図6、及
び図12に示すD点)へ平行移動させる。
【0028】引続き、図2B、図10、及び図11に示
すように、第一アクチュエーター(流体圧シリンダー)
26を伸長作動させて、第一平行リンク機構6の前後両
リンク6a,6bを、その下端の支軸41,42に対し
斜め後方に傾斜した姿勢に切り換え、斜め前方上方に向
かって傾斜する第二平行リンク機構7を後方やや下方位
置へ平行移動させて、車椅子支持昇降台3を、前記基台
部8が乗降口1の車内床面Fと略面一になる後方上方位
置(図2B、図6、及び図12に示すE点)へ平行移動
させる。このとき、基台部8の後側辺上に後方に突出す
るように付設した張出板47が乗降口1の車内床面F上
に載るように構成し、車椅子支持昇降台3の後側辺を乗
降口1の車内床面Fで支持させて、両者間に段差が生じ
るのを防止することができる。
【0029】車椅子支持昇降台3を乗降口1の車内床面
Fと略面一になるE点まで移動させたならば、操作手段
15,16を操作して車輪止め13a〜14bを車輪止
め姿勢から倒伏フリー状態に切り換えて、車椅子Tを車
椅子支持昇降台3上から乗降口1の車内床面F上へと乗
り移らせる。車椅子での乗車が完了したならば、第一ア
クチュエーター26を収縮作動させるともに、第二アク
チュエーター27を伸長限から中立状態まで収縮作動さ
せて、車椅子支持昇降台3を、図6などに示すE点から
D点へ、そしてD点からC点は経由させないでB点まで
平行移動させる。そしてさらに、第一アクチュエーター
26を伸長作動させて、車椅子支持昇降台3を、B点か
らもとのA点、即ち、収納位置に復帰させる。係る状態
で、操作手段15,16を操作して車輪止め13a〜1
4bを倒伏フリー状態から起立ロック状態に切り換えた
後、車椅子支持昇降台3を元の状態に折り畳む。この折
り畳みの際にも、バランサー17が第二折り畳み台部9
bの引起し操作を容易にするとともに、起立状態からの
第二折り畳み台部9bの後方への倒伏を安全に行わせる
ことができる。
【0030】なお、張出板47が無くて、車椅子支持昇
降台3の後側辺(基台部8の後側辺)が乗降口1の車内
床面F上に重なっていないときは、乗車完了後に、第二
アクチュエーター27を伸長限から中立状態まで収縮作
動させるだけで、車椅子支持昇降台3をE点から直接A
点(収納位置)へ復帰させることも可能である。
【0031】車両内の車椅子利用乗客が降車する場合
は、折り畳み状態の車椅子支持昇降台3を展開させた
後、第一及び第二両アクチュエーター26,27を順次
作動させて、先ず、図2Bに示すE点まで車椅子支持昇
降台3を移動させ、車内からこの車椅子支持昇降台3上
に車椅子Tが移載した後、車輪止め13a〜14bを車
輪止め位置に切り換え、当該車椅子支持昇降台3を、図
2Bに示すE点から、図2Aに示すD点、及び図1Bに
示すB点を経由させて図1Cに示すC点まで平行移動さ
せ、地上側乗降路面(停留場の床面)2に着床させれば
良い。
【0032】なお、第一アクチュエーター26と第二ア
クチュエーター27とは、以上の説明のように順番に作
動させても良いが、それぞれの作動時間帯が部分的に重
なるように作動させて、所要時間の短縮を図ることもで
きる。また、折り畳まれて収納位置(図1A、図6、及
び図12に示すA点)にある車椅子支持昇降台3の下側
(基台部8の下側)に確保できる空間の大きさによって
は、当該車椅子支持昇降台3の下側(基台部8の下側)
に駆動手段4を配設することもできる。さらに、第一平
行リンク機構6を駆動する第一アクチュエーター26
や、第二平行リンク機構7を駆動する第二アクチュエー
ター27として、伸縮駆動用のシリンダー(流体圧駆動
の他、モーター駆動のスクリュージャッキ方式のものな
ど)が使用できるが、この他、リンクの一端支軸を介し
て当該リンクを直接正逆回転駆動する油圧モーターなど
も活用できる。さらに、リンクにロッドで連動連結され
たクランクレバーを正逆回転駆動するモーターをアクチ
ュエーターとして使用することもできる。
【0033】さらに、車椅子支持昇降台3の折り畳み展
開操作を腕力で行うように構成したが、当該車椅子支持
昇降台3の折り畳み展開用駆動手段を併用することもで
きる。例えば、図13に示すように、車椅子支持昇降台
3の基台部8上に付設した支持アーム48と、第二折り
畳み台部9bの基部近傍に立設されたアーム49(バラ
ンサー17との連動用ワイヤーロープ23を結合するア
ーム20を兼用させても良い)との間に流体圧シリンダ
ーなどから成る伸縮駆動用アクチュエーター50を介装
し、このアクチュエーター50の伸長作動により、折り
畳み台部9を基台部8の延長水平姿勢まで展開させ、前
記アクチュエーター50の収縮作動により、折り畳み台
部9を基台部8の上に重なる位置まで折り畳むことがで
きるように構成することができる。勿論、このアクチュ
エーター50は、車椅子支持昇降台3上に移載された車
椅子と干渉しない位置に設けられる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の車椅子昇降装置
は、折り畳み状態で乗降口や出入口等(以下、乗降口と
いう)のステップとして利用される前記車椅子支持昇降
台を、乗降口から一旦前方へ進出移動させた後、下降さ
せて、乗降口前方下方の地上側乗降床面上に着床させ、
この着床状態で車椅子が乗り移った車椅子支持昇降台
を、乗降口の車内床面と略面一になる位置まで、上昇さ
せるとともに後方(車内側)へ平行移動させることがで
き、車椅子での降車時はその逆の運動を行わせることが
できるものであるが、本発明は、この車椅子支持昇降台
の前後平行移動と昇降平行移動との組み合わせから成る
運動を、中間可動台と第一第二2つの平行リンク機構に
より行わせるようにしたので、車椅子支持昇降台を折り
畳み姿勢で乗降口のステップとして収納する状態のと
き、第一平行リンク機構は後方に倒伏し、第二平行リン
ク機構は、第一平行リンク機構の後端に位置する中間可
動台から前方に延出する姿勢となり、車椅子支持昇降台
の支持機構全体を小空間内に配置することができる。
【0035】即ち、本発明の車椅子昇降装置によれば、
折り畳み状態の車椅子支持昇降台を乗降口のステップに
兼用できる状態に当該車椅子支持昇降台を配置したと
き、当該車椅子支持昇降台の支持機構を、折り畳み状態
の車椅子支持昇降台(乗降口のステップ)の後ろ側に配
設する必要がない。また、当該折り畳み状態の車椅子支
持昇降台の前端下側に突起物(実施形態でいう乗降口下
側のフレーム38)があっても、支障なく当該車椅子支
持昇降台を前記のように運動させることができる。従っ
て、特に路面電車の乗降口に装備させる車椅子昇降装置
として、効果的に活用することができるに至ったのであ
る。
【0036】なお、請求項2に記載の構成によれば、車
椅子支持昇降台の駆動手段が、平面視において、前記収
納位置にある基台部の横側方に配設されるので、乗降口
のステップとなる折り畳み状態の車椅子支持昇降台の地
上高を低くすることができる。換言すれば、地上高の低
い路面電車や職場などの乗降口にも無理なく装備させる
ことができる。
【0037】また、請求項3に記載の構成によれば、車
椅子支持昇降台の横側方に配設された前記駆動手段を覆
うカバー板が車椅子支持昇降台の展開動作とともに自動
的に開放されるので、前記駆動手段を構成するリンク機
構の運動を許容する空間全体を覆う固定のカバー板を配
設する場合よりも、乗降口のステップの横側方の空間を
広くとることができる。しかも、車椅子支持昇降台を折
り畳んでいるときは、前記カバー板が乗降口のステップ
を形成するので、一般乗降客が利用するときの乗降口の
ステップを広くとることができる。
【0038】さらに、請求項4に記載の構成によれば、
展開時(使用時)の車椅子支持昇降台の前後方向長さを
長くして、全体の面積を必要十分にとりながら、折り畳
み状態での占有空間面積を小さくすることができる。従
って、前後の奥行きの狭い乗降口のステップ空間にも問
題なく配設することができる。
【0039】また、請求項5に記載の構成によれば、駆
動手段の第一第二両平行リンク機構を各別に駆動する第
一及び第二2つのアクチュエーターも、当該第一第二両
平行リンク機構が占有する前後方向空間内に収めること
ができ、アクチュエーターを含めた駆動手段全体をより
一層コンパクトに構成することができる。
【0040】また、請求項6に記載の構成によれば、駆
動手段の第一第二2つの平行リンク機構を、主として強
度部材として機能する枠組み構造のリンクと、主として
運動規制用部材として機能する棒状のリンクとに分け、
全体に必要十分な強度を持たせながらリンク機構全体を
巾の狭い空間内に収めることができ、装置の小型化に効
果がある。
【0041】さらに、請求項7に記載の構成によれば、
車椅子支持昇降台の折り畳み展開用駆動手段を併用する
場合よりも安価に実施し得るとともに、誤動作の恐れも
ない。しかも、腕力による車椅子支持昇降台の折り畳み
展開操作を容易且つ安全に行うことができる。勿論、請
求項8に記載のように、車椅子支持昇降台の折り畳み展
開用駆動手段を併用して、車椅子支持昇降台の展開折り
畳み操作を動力で容易に行えるようにすることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図〜C図は、車椅子での乗車時における車
椅子支持昇降台の展開操作、当該車椅子支持昇降台の移
動の第一段階、同第二段階を示す概略側面図である。
【図2】 A図及びB図は、車椅子での乗車時における
車椅子支持昇降台の移動の第三段階、同第四段階を示す
概略側面図である。
【図3】 折り畳み収納状態での車椅子支持昇降台を示
す平面図である。
【図4】 展開状態での車椅子支持昇降台と駆動手段を
示す平面図である。
【図5】 折り畳み収納状態での車椅子支持昇降台を示
す側面図である。
【図6】 展開状態の車椅子支持昇降台の各移動位置を
示す側面図である。
【図7】 車椅子支持昇降台に併設のバランサーを示す
横断平面図である。
【図8】 駆動手段を示す平面図である。
【図9】 駆動手段を示す一部切り欠き背面図である。
【図10】 駆動手段の第一平行リンク機構における前
側リンク位置での縦断側面図である。
【図11】 駆動手段の第一平行リンク機構を示す側面
図である。
【図12】 駆動手段の第二平行リンク機構位置での縦
断側面図である。
【図13】 車椅子支持昇降台の変形例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 乗降口 2 地上側の乗降路面(停留場の床面) 3 車椅子支持昇降台 4 駆動手段 5 中間可動台 6 第一平行リンク機構 6a 第一平行リンク機構の後側リンク 6b 第一平行リンク機構の前側リンク 7 第二平行リンク機構 7a 第二平行リンク機構の上側リンク 7b 第二平行リンク機構の下側リンク 8 車椅子支持昇降台の基台部 9 車椅子支持昇降台の折り畳み台部 9a 第一折り畳み台部 9b 第二折り畳み台部 12 把手 17 バランサー 23 ワイヤーロープ 24 スプリング 25 ガスダンパー 26 第一アクチュエーター(流体圧シリンダー) 27 第二アクチュエーター(流体圧シリンダー) 29 軸受部材 43 カバー板 50 伸縮駆動用アクチュエーター(流体圧シリンダ
ー) S 乗降口のステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 博志 大阪府大阪市東淀川区北江口1丁目1番1 号 太陽鉄工株式会社内 (72)発明者 翁長 史章 大阪府大阪市東淀川区北江口1丁目1番1 号 太陽鉄工株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車椅子支持昇降台と、この車椅子支持昇降
    台を出退平行移動させる駆動手段とから成り、車椅子支
    持昇降台は、基台部と、この基台部上に重なる水平折り
    畳み姿勢と前記基台部から前方に突出する水平展開姿勢
    との間で折り畳み展開自在な折り畳み台部とを備え、駆
    動手段は、中間可動台と、この中間可動台を支持する第
    一平行リンク機構と、前記中間可動台に前記車椅子支持
    昇降台の基台部を支持する第二平行リンク機構と、前記
    第一平行リンク機構を介して中間可動台を前後平行移動
    させる第一アクチュエーターと、前記第二平行リンク機
    構を介して中間可動台に対し前記車椅子支持昇降台の基
    台部を平行昇降移動させる第二アクチュエーターを備
    え、前記第一及び第二両アクチュエーターの作動により
    前記車椅子支持昇降台を、折り畳み姿勢にある折り畳み
    台部が乗降口や出入口等(以下、乗降口という)のステ
    ップとなる収納位置と、前記基台部が乗降口の前方に位
    置する前方中間位置と、前記基台部が乗降口前方下方の
    床面に着床する前方下降位置と、前記基台部が乗降口の
    前方上方に位置する前方上昇位置と、前記基台部が乗降
    口の奥行床面と略面一になる後方上方位置に移動させる
    ことができるように構成した、車椅子昇降装置。
  2. 【請求項2】前記駆動手段が、平面視において、前記収
    納位置にある基台部の横側方に配設されている、請求項
    1に記載の車椅子昇降装置。
  3. 【請求項3】前記車椅子支持昇降台の横側辺に前記駆動
    手段の上を覆うカバー板が、折り畳み状態の車椅子支持
    昇降台の折り畳み台部とともに乗降口のステップを構成
    するように連設されている、請求項2に記載の車椅子昇
    降装置。
  4. 【請求項4】前記車椅子支持昇降台の折り畳み台部は、
    前記基台部に枢着された小巾の第一折り畳み台部と、こ
    の第一折り畳み台部に枢着された大巾の第二折り畳み台
    部とからなり、当該折り畳み台部を基台部上に重なるよ
    うに折り畳んだとき、前記第一折り畳み台部は基台部に
    対し垂直に起立して乗降口の下側外壁を形成し、第二折
    り畳み台部が、前記第一折り畳み台部から内側へ水平に
    延出する乗降口ステップを形成するようにした、請求項
    1〜3の何れかに記載の車椅子昇降装置。
  5. 【請求項5】前記駆動手段の第一アクチュエーターは、
    第一平行リンク機構の後側リンクの中間に軸支されたシ
    リンダー本体と乗降口下側のフレームにピストンロッド
    が軸支された、略水平前後向きのシリンダーから成り、
    前記駆動手段の第二アクチュエーターは、第二平行リン
    ク機構の上下両リンク間で斜めに介装されたシリンダー
    から成る、請求項1〜4の何れかに記載の車椅子昇降装
    置。
  6. 【請求項6】前記駆動手段の第一平行リンク機構は、枠
    組み構造の後側リンクと、この後側リンクに対し車椅子
    支持昇降台のある側とは反対側に配置された棒状の前側
    リンクとを備え、前記駆動手段の第二平行リンク機構
    は、枠組み構造の上側リンクと、この上側リンクに対し
    車椅子支持昇降台のある側に配置された棒状の下側リン
    クとを備えている、請求項1〜5の何れかに記載の車椅
    子昇降装置。
  7. 【請求項7】前記車椅子支持昇降台は、その折り畳み展
    開操作を腕力で行うための把手を折り畳み台部の遊端部
    に備え、基台部には、展開姿勢の折り畳み台部を折り畳
    み方向に付勢するバランサーが装着されている、請求項
    1〜6の何れかに記載の車椅子昇降装置。
  8. 【請求項8】前記車椅子支持昇降台は、その折り畳み展
    開用駆動手段を備えている、請求項1〜6の何れかに記
    載の車椅子昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009084960A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Kiyoshi Kato 段差対応移動補助装置
CN103637550A (zh) * 2013-12-25 2014-03-19 李超 一种可上下台阶的讲桌
KR20230086471A (ko) * 2021-12-08 2023-06-15 주식회사 휠라인 휠체어 입수용 리프트

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