JP2001180615A - パッケージ移載装置 - Google Patents

パッケージ移載装置

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JP2001180615A
JP2001180615A JP36856099A JP36856099A JP2001180615A JP 2001180615 A JP2001180615 A JP 2001180615A JP 36856099 A JP36856099 A JP 36856099A JP 36856099 A JP36856099 A JP 36856099A JP 2001180615 A JP2001180615 A JP 2001180615A
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package
packing
box
chuck
partition plate
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JP36856099A
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Hiroki Fujita
浩樹 藤田
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トレイ上に挿立されて搬送されるパッケージ
を、トレイから抜き取って一つの移載位置に交互に移載
するに適した移載装置を提供すること。 【解決手段】異なる搬送ラインに沿って搬送されるパッ
ケージYPをトレイTから抜き取って、該パッケージを
搬送ラインから一つの移載位置へ交互に移載するパッケ
ージ移載装置であって、一対のチャック機構20,21
を備え、一方のチャック機構が搬送ライン上のパッケー
ジを挟持する動作にある際、他方のチャック機構が移載
位置にパッケージをリリースする動作にあり、この動作
を同期して交互に行うようにしたことを特徴とするパッ
ケージ移載装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種の巻糸パ
ッケージを種類別に梱包でき、且つ、複数パターンの箱
詰めを容易に行うことができるパッケージの箱詰め装置
にあって、特に、トレイ上に挿立されて搬送されるパッ
ケージを、該トレイから抜き取って一つの移載位置に交
互に移載するに適したパッケージ移載装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、巻糸パッケージを自動的に箱詰め
するためのパッケージ箱詰めシステムは、種々のものが
開発され、提供されてきている。例えば、同一出願人の
発明にかかる特開平10−152263号公開公報に開
示されているパッケージ箱詰めシステムは、箱詰めされ
るパッケージの種類、特に、大きさが一種類のものに規
制されており、単品種を大量に生産する単品種大量生産
工場においては適しているものの、多品種を取り扱う多
品種生産工場などにおいては最適なものではなかった。
また、上記パッケージ箱詰めシステムは、一つの搬送ラ
インに沿って搬送されてくるパッケージを別の搬送ライ
ンに載せ返すにすぎず、搬送物を移載する装置としては
非効率的なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
従来のこのような問題点を解決し、多品種異径の巻糸パ
ッケージを取り扱う多品種生産工場にあっても極めて有
効に適合するよう、複数種の巻糸パッケージを種類別に
梱包処理するに適したパッケージの箱詰めシステムにあ
って、箱詰めのために搬送供給されるパッケージの搬送
供給処理を効率的に行い、以て、箱詰め処理を迅速に、
且つ、効率的に行い得るようになしたパッケージの移載
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、異なる搬送ライ
ンに沿って搬送されるパッケージをトレイから抜き取っ
て、該パッケージを搬送ラインから一つの移載位置へ交
互に移載するパッケージ移載装置であって、一対のチャ
ック機構を備え、一方のチャック機構が搬送ライン上の
パッケージを挟持する動作にある際、他方のチャック機
構が移載位置にパッケージをリリースする動作にあり、
この動作を同期して交互に行うようにしたパッケージ移
載装置を構成するものである。
【0005】さらに、この発明は、一つの駆動源と前記
一対のチャック機構とをリンク機構で連結してなり、前
記一対のチャック機構を同期駆動するようにしたパッケ
ージ移載装置を構成するものでもある。
【0006】さらにまた、この発明では、前記チャック
機構が、搬送ライン上のパッケージを挟持した状態で、
該パッケージを上下方向に反転するパッケージ反転機構
を備えているパッケージ移載装置を構成するものでもあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明になるパッケージ
の箱詰め装置について、図面に示す具体的な実施例にも
とづいて詳細に説明する。まず、この発明になるパッケ
ージの箱詰め装置の全体的構成の概要について、図1〜
図4にもとづいて説明する。図1は、この発明になるパ
ッケージの箱詰め装置の全体的構成を概略的に示すもの
であって、図1Aは、この発明の具体的な適用例におけ
るパッケージ箱詰め装置を概略的な正面図で示すもので
あり、図1Bは、箱詰めされるパッケージの一例を、搬
送トレイT上に挿立してある状態を示す概略的な正面図
である。一方、図2は、図1Aに示すパッケージ箱詰め
装置をその平面方向からみた概略的な平面図である。
【0008】さらに、図3は、この発明になるパッケー
ジ箱詰め装置において、箱詰めされるパッケージの箱詰
めパターンの詳細を示すものであり、図3Aは、1段6
個のパッケージを2段重ね、12個のパッケージを箱詰
めするパッケージ箱詰めパターンの第1の態様例を示す
概略的な説明図であり、図3Bは、1段12個のパッケ
ージを2段重ね、24個のパッケージを箱詰めするパッ
ケージ箱詰めパターンの第2の態様例を示す概略的な説
明図であり、図3Cは、1段10個のパッケージを2段
重ね、20個のパッケージを箱詰めするパッケージ箱詰
めパターンの第3の態様例を示す概略的な説明図であ
る。
【0009】さらにまた、図4は、上記図3に対応する
詳細図であり、図4Aは、パッケージ箱詰めパターンの
第1の態様例を示す概略的な平面図、正面図および組合
せ状態にあるパッケージの正面図であり、図4Bは、パ
ッケージ箱詰めパターンの第2の態様例を示す概略的な
平面図、正面図および組合せ状態にあるパッケージの正
面図であり、図4Cは、パッケージ箱詰めパターンの第
3の態様例を示す概略的な平面図、正面図および組合せ
状態にあるパッケージの正面図である。
【0010】この発明になるパッケージ箱詰め装置は、
予め選ばれた個数のパッケージYPを、予め選ばれたパ
ッケージ箱詰めパターン(図3および図4に示す第1、
第2および第3のパッケージ箱詰めパターンは、あくま
でも例示的なものであって、この発明において、これら
のパッケージ箱詰めパターンにのみ限定されるものでは
ない)にしたがって、これに対応する梱包箱B内に箱詰
めするためのものである。
【0011】この発明になるパッケージ箱詰め装置にあ
って、箱詰めされる巻糸パッケージYPの具体的な一例
を図1Bに示す。この適用例になる巻糸パッケージYP
は、所謂スパン用パッケージであって、軸方向一端側Y
Pa(以下、上端側YPaとする)の巻径D1 と、軸方
向他端側YPb(以下、下端側YPbとする)の巻径D
2 とが若干異なる径(D1 <D2 )によるものである。
このように軸方向の各端の径が異なるタイプのパッケー
ジYPを箱詰めする場合には、これをそのまま一方向向
きに箱詰めすると、径が大きい側において互いに密に接
触し合い、広い床面積を必要とし、径が小さい側におい
て過分な空スペースが生じてしまい、箱詰め方法として
極めて不合理なものである。
【0012】したがって、このような軸方向の両端にお
いて径の異なるパッケージを梱包箱Bの内部に箱詰めす
る場合、図3および図4に示すように、隣接するパッケ
ージ間で、上下の向きを変えておくことが必要であり、
そのようにすることが箱詰め方法としても極めて合理的
なものである。
【0013】さらに、この種の巻糸パッケージYPを箱
詰めする場合、隣接するパッケージにおける巻糸同士が
互いに接触し合わないように、各配列方向において一つ
おき毎に適当な袋baにより袋掛け処理をしておくこと
が望ましい。
【0014】さらにまた、巻糸パッケージYPを梱包箱
Bの内部に箱詰めする場合、梱包箱Bの内底に床板を介
在させ、さらには、巻糸パッケージYPを梱包箱Bの内
部に複数段箱詰めする場合に、各段の間に中仕切り板
(以下、床板および中仕切り板を総称して中仕切り板p
sとする)を介在させる方法がとられている。
【0015】この発明になるパッケージ箱詰め装置は、
例えば、上記するように各端の径が異なるタイプのパッ
ケージYPを箱詰めする場合にあって、隣接するパッケ
ージ間で、上下の向きを変えたい場合、隣接するパッケ
ージにおける巻糸同士が互いに接触し合わないように、
各配列方向において一つおきに適当な袋baにより袋掛
け処理をしたい場合、並びに、床および各段間に中仕切
り板psを介在させたい場合の全てに適合するように構
成したパッケージ箱詰め装置であり、予め選ばれた個数
のパッケージYPを、予め選ばれたパッケージ箱詰めパ
ターン(例えば、図3および図4に示すもののように第
1、第2および第3のパッケージ箱詰めパターン)にし
たがって、これに対応する梱包箱B内に箱詰めするため
のものである。
【0016】この発明になるパッケージ箱詰め装置1
は、基本的には、異なる2つのパッケージ搬送ラインC
1 およびCL2 を実施例とするパッケージ搬送手段2
と、各パッケージ搬送ラインから搬送されてくるパッケ
ージを一つずつ交互にチャッキングするパッケージチャ
ッキング機構並びに該パッケージの軸方向の上下を反転
させるためのパッケージ反転機構を含み、該パッケージ
を第1の待機位置に移載するパッケージ移載手段3と、
前記第1の待機位置に待機するパッケージを第1の方向
(以下、X方向とする)に沿って一つずつ移動させ、第
2の待機位置に複数個のパッケージによるパッケージ列
を形成する第1のプッシャー機構並びに該パッケージ列
を第2の方向(以下、Y方向とする)に沿って一列ずつ
前記第2の待機位置からパッケージ整列位置に移動さ
せ、該パッケージ整列位置に梱包箱のサイズに応じた集
合パッケージ群を形成する第2のプッシャー機構とを含
むパッケージ整列手段4と、前記パッケージ整列位置に
対し、前記Y方向に所定の距離を隔てて箱詰め位置を設
定し、該箱詰め位置に梱包箱を搬入する梱包箱搬入手段
5と、前記パッケージ整列位置にある集合パッケージ群
を一括に把持して梱包箱内に箱詰めするためのパッケー
ジ一括把持移動手段6と、前記箱詰め位置に対し、前記
Y方向に所定の距離を隔てて中仕切り板ストック位置を
設定し、該中仕切り板ストック位置に中仕切り板をスト
ックする中仕切り板ストック手段7と、前記中仕切り板
ストック位置にある中仕切り板を箱詰め位置にある梱包
箱内に移送する中仕切り板移送手段8とをライン化して
ある。
【0017】以下、上記するこの発明になるパッケージ
箱詰め装置1における各構成要素の詳細について説明す
る。まず、当該パッケージ箱詰め装置1におけるパッケ
ージ搬送手段2は、図1Aおよび図2に示すように、異
なる2つのパッケージ搬送ラインCL1 およびCL2
含むものからなっている。図に示す実施例において、第
1のパッケージ搬送ラインCL1 と第2のパッケージ搬
送ラインCL2 とは、後述する第1のパッケージ待機位
置に対して、それぞれ等距離L1 を隔てて、前記X方向
に沿って平行に配置された第1および第2のコンベア1
1、12によって構成されている。
【0018】一例において、前記第2のパッケージ搬送
ラインCL2 に対しては、袋掛け手段13が設けてあ
り、この袋掛け手段13によって前記第2のパッケージ
搬送ラインCL2 に沿って搬送供給されてくるパッケー
ジYPに対して袋baが掛けられるようになっている。
【0019】次いで、前記パッケージ箱詰め装置1にお
けるパッケージ移載手段3の具体的な構成について、図
1、図2および図5〜図7にもとづいて説明する。この
発明において、前記パッケージ移載手段3は、前記各パ
ッケージ搬送ラインCL1 およびCL2 から搬送されて
くるパッケージYPを一つずつ交互にチャッキングする
パッケージチャッキング機構14と、前記パッケージY
Pの軸方向の上下を反転させるためのパッケージ反転機
構15とを含み、該パッケージを第1の待機位置WP1
に移載するものとして構成されている。
【0020】前記パッケージ移載手段3の全体的な構成
を図5に示す。前記パッケージ移載手段3は、前記パッ
ケージ搬送手段2における第1および第2のコンベア1
1、12の中間部に位置する機体フレーム16上に形成
される。前記機体フレーム16には、回転駆動源17
と、第1および第2の枢支軸構成部18、19が設けて
ある。前記第1の枢支軸構成部18には、前記パッケー
ジチャッキング機構14における第1のチャック機構2
0が組み立てられており、前記第2の枢支軸構成部19
には、前記パッケージチャッキング機構14における第
2のチャック機構21が組み立てられている。
【0021】前記第1のチャック機構20は、一端22
aが前記第1の枢支軸構成部18に枢支連結されている
第1のアーム部材22と、前記第1のアーム部材22の
他端側22bに枢支点23を介して枢支連結されている
第1のチャック構造体24とを含むものからなってお
り、前記第1のアーム部材22の長さ方向中間部には、
連結バー25を枢支連結する連結部26が設けてあり、
さらに、前記第1のアーム部材22を一辺とする平行四
辺形リンク27が設けてある。前記平行四辺形リンク2
7は、前記第1のアーム部材22、前記第1のアーム部
材22の他端側22bに設けた枢支点23に枢支連結さ
れているリンク部材28、一端が前記リンク部材28の
自由端側に枢支連結されていて、前記第1のアーム部材
22に対して平行にのび、他端側が前記機体フレーム1
6の一部に枢支点29を介して枢支連結されているバー
部材30とを含むものからなっている。
【0022】一方、前記第2のチャック機構21は、一
端31aが前記第2の枢支軸構成部19に枢支連結され
ている第2のアーム部材31と、前記第2のアーム部材
31の他端側31bに枢支点32を介して枢支連結され
ている第2のチャック構造体33とを含むものからなっ
ており、前記第2のアーム部材31の長さ方向中間部に
は、前記連結バー25を枢支連結する連結部34が設け
てあり、さらに、前記第2のアーム部材31を一辺とす
る平行四辺形リンク35が設けてある。前記平行四辺形
リンク35は、前記第2のアーム部材31、前記第2の
アーム部材31の他端側31bに設けた枢支点32に枢
支連結されているリンク部材36、一端が前記リンク部
材36の自由端側に枢支連結されていて、前記第2のア
ーム部材31に対して平行にのび、他端側が前記機体フ
レーム16の一部に枢支点37を介して枢支連結されて
いるバー部材38とを含むものからなっている。
【0023】前記第1のチャック機構20における第1
のチャック構造体24および前記第2のチャック機構2
1における第2のチャック構造体33は、同一構造のも
のであって、図6Aおよび図6Bにその構造の詳細を示
す(以下、第1のチャック構造体24についてのみ説明
する)。前記第1のチャック構造体24は、基部39を
有し、前記基部39における枢支連結部40を介して前
記第1のアーム部材22の枢支点23に対し吊り下げ状
に枢支連結されている。前記基部39には、シリンダ機
構41によって、一対のチャック素子部材42、43を
左右対称に近接並びに離遠させるためのチャック素子部
材駆動機構44が設けてある。
【0024】前記第1のチャック機構20における第1
のチャック構造体24は、前記シリンダ機構41の作動
によって、前記チャック素子部材駆動機構44を介して
前記一対のチャック素子部材42、43を左右対称に近
接並びに離遠させ一対のチャック片45、46によって
パッケージYPを挟持することができるようになってい
る。
【0025】一方、図5に示す実施例において、前記第
1のチャック機構20は、前記回転駆動源17に対し、
回転クランク機構47を介して枢支連結されている。前
記第1のチャック機構20は、前記回転駆動源17の回
転駆動によって、前記第1の枢支軸構成部18における
枢支軸18aのまわりに矢印a方向に回動する。前記第
2のチャック機構21は、前記第1のチャック機構20
に対して連結バー25をを介して枢支連結されているの
で、前記第1のチャック機構20の矢印a方向の回動に
ともない、矢印b方向に回動する。この機構によれば、
図5に示す状態で回転駆動源17が作動すると、前記第
1のチャック機構20は、前記第1のコンベア11上の
パッケージYPをチャッキングして、矢印a方向に回動
して、該パッケージYPを第1のコンベア11上から前
記第1の待機位置WP1 に移載する。同期して、前記第
2のチャック機構21は、チャッキングしていたパッケ
ージYPを前記第1の待機位置WP1 にリリースした
後、矢印b方向に回動して、第2のコンベア12上のパ
ッケージYPをチャッキングするべく作動する。
【0026】前記パッケージ移載手段3におけるパッケ
ージ反転機構15の詳細な構造を図7に示す。この図7
において、前記パッケージ反転機構15は、前記パッケ
ージチャッキング機構14によって挟持されたパッケー
ジYPを、チャッキングして第1の待機位置WP1 に移
載する過程において、前記パッケージYPの上下方向を
反転させるものであって、シリンダ機構48を有し、該
シリンダ機構48の作用端48aに枢支連結されてい
て、前記シリンダ機構48の作動によって軸49のまわ
りに90°回転する第1の歯車50と、前記第1の歯車
50に噛合していて、前記第1の歯車50が矢印c方向
に90°回転すると前記チャック片45の軸51aのま
わりに180°回転する第2の歯車51とを有してお
り、シリンダ機構48の作動によって、チャック片4
5、46により挟持されているパッケージYPを180
°回転させ、前記パッケージYPを図7Aに示す状態か
ら図7Bに示す状態に上下反転させる。
【0027】次いで、この発明の主要部をなすパッケー
ジ整列手段4の具体的な構成について、図2および図8
〜図10にもとづいて説明する。上述するように、前記
パッケージ整列手段4は、前記第1の待機位置WP1
待機するパッケージYPを第1の方向(以下、X方向と
する)に沿って一つずつ移動させ、第2の待機位置WP
2 に複数個のパッケージYPによるパッケージ列RYP
形成する第1のプッシャー機構52並びに該パッケージ
列RYPを第2の方向(以下、Y方向とする)に沿って一
列ずつ前記第2の待機位置WP2 からパッケージ整列位
置P1 に移動させ、該パッケージ整列位置P1 に梱包箱
Bのサイズに応じた集合パッケージ群GYPを形成する第
2のプッシャー機構53とを含むものからなっている。
【0028】前記パッケージ整列手段4における第1の
プッシャー機構52の具体的な構成例を図8および図9
に示す。前記第1のプッシャー機構52は、図8Aに示
すように、パッケージ移載手段3によって、第1および
第2のコンベア11、12上から左右交互に前記第1の
待機位置WP1 に移載されてくるパッケージYPを一つ
ずつ該第1の待機位置WP1 から前記第2の待機位置W
2 に向けてX方向に押し込んで、前記第2の待機位置
WP2 に、複数個のパッケージYPによるパッケージ列
YPを形成する。
【0029】この第1のプッシャー機構52は、図9A
および図9Bに示すように、駆動源54によってX方向
に沿って往復駆動する台車構造体55を含むものからな
っている。前記台車構造体55は、機体枠56を含み、
この機体枠56に対しては、第1の枢支軸57を介して
回動自在な作用レバー部材58と、第2の枢支軸59を
介して回動自在な三角型プレート部材60とが取り付け
られている。前記作用レバー部材58と前記三角型プレ
ート部材60とは、前記作用レバー部材58側の枢支連
結軸61および前記三角型プレート部材60側の枢支連
結軸62との間を枢支連結する連結プレート部材63に
よって連結されている。
【0030】前記三角型プレート部材60は、前記第2
の枢支軸59に対して前記枢支連結軸62の背反側に第
1の軸部64および第2の軸部65を備えている。前記
第1の軸部64と前記機体枠56に掛け渡されているシ
ャフト66との間には、スプリング部材67が張装され
ており、該スプリング部材67によって前記三角型プレ
ート部材60、連結プレート部材63および作用レバー
部材58は、図9Bにおいて実線で示す状態に維持され
ている。この図からも明らかなように、この場合、前記
三角型プレート部材60における第2の枢支軸59と枢
支連結軸62とを結ぶ線68と、前記連結プレート部材
63の長さ方向に沿った線69とが作る図中上側の角度
は、180°より小さな角度をなしている。
【0031】一方、前記三角型プレート部材60におけ
る枢支連結軸62には、第1のカムフォロア70が取り
付けられていて、後述するカム組立体に対して係合する
ようになっている。さらに、前記三角型プレート部材6
0における第2の軸部65には、第2のカムフォロア7
1が取り付けられていて、後述する作用レバー復帰用ス
トッパ80に対して係合するようになっている。
【0032】上記する構成になる第1のプッシャー機構
52は、駆動源54によってX方向に往復駆動するよう
に構成されている。この第1のプッシャー機構52に対
し、図8Aに示すように、前記第1の待機位置WP1
ら前記第2の待機位置WP2 にわたって、テーブル72
に一対のガイド溝73、73が設けられていて、この一
対のガイド溝73、73に対して、前記第1のプッシャ
ー機構52における作用レバー部材58の作用部58a
が出没するようになっている。
【0033】この第1のプッシャー機構52の往復駆動
の際、前記第1のプッシャー機構52が前記第1の待機
位置WP1 側から前記第2の待機位置WP2 側に移動す
る場合には、前記スプリング部材67によって前記作用
レバー部材58が実線で示す状態に維持され、該作用レ
バー部材58の作用部58aがテーブル72上に突出し
た状態で、該テーブル72上に置かれたパッケージYP
に対し二点接触し、前記第1のプッシャー機構52の移
動にともなって前記パッケージYPを前記第1の待機位
置WP1 から前記第2の待機位置WP2 押し込む。
【0034】一方、前記第1のプッシャー機構52の往
復駆動に関連して、前記第1のプッシャー機構52にお
ける前記第1のカムフォロア70の移動ライン上にカム
組立体74が配置されている。このカム組立体74は、
基体75と、該基体75に対して枢支軸76を介して回
動自在に取り付けてあるカム部材77とを含むものから
なっている。前記カム組立体74におけるカム部材77
は、スプリング素子78によって張力付勢されており、
通常は、図9Bにおいて実線で示すように、基体75に
設けてあるストッパ79に係合した状態で起立してい
る。
【0035】このように構成しておくことにより、前記
第1のプッシャー機構52は、前記第1の待機位置WP
1 側から前記第2の待機位置WP2 側に移動する場合に
は、前記第1のカムフォロア70によって前記カム組立
体74におけるカム部材77を、図9Bにおいて仮想線
で示すように倒し込んで前進する。一方、前記第1のプ
ッシャー機構52が前記第2の待機位置WP2 側から前
記第1の待機位置WP1側に後退する場合には、前記第
1のカムフォロア70が前記カム組立体74におけるカ
ム部材77のカム面77aに当接し、前記第1のプッシ
ャー機構52における前記三角型プレート部材60、連
結プレート部材63および作用レバー部材58を、図9
Bにおいて仮想線で示す状態に変移させ、前記作用レバ
ー部材58の作用部58aをテーブル72下に沈めた没
した状態で第1の待機位置WP1 側に退動させるように
なっている。
【0036】前記第1のプッシャー機構52は、前記三
角型プレート部材60、連結プレート部材63および作
用レバー部材58を、図9Bにおいて仮想線で示す状態
から実線で示す状態に復帰させる手段を備えている。前
記第1のプッシャー機構52における前記第2のカムフ
ォロア71の移動ライン上であって、前記第1の待機位
置WP1 側に作用レバー復帰用ストッパ80が配置され
ている。図9Bにおいて仮想線で示す態勢で前記第1の
待機位置WP1 側に後退してくる第1のプッシャーは、
前記第2のカムフォロア71が前記作用レバー復帰用ス
トッパ80に当たることによって、弾かれ、前記作用レ
バー部材58を起立状態(実線で示す状態)に復帰さ
せ、次のパッケージのプッシング状態に戻るようになっ
ている。
【0037】前記パッケージ整列手段4における第2の
プッシャー機構53の具体的な構成例を図10Aおよび
図10Bに示す。前記第2のプッシャー機構53は、図
10Aに示すように、前記第1のプッシャー機構52に
よって、第2の待機位置WP2に一つずつ送り込まれて
くるパッケージYPが、複数個整列してパッケージ列R
YPを形成した段階(図2参照)で、当該パッケージ列R
YPを第2の待機位置WP 2 からパッケージ整列位置P1
に向けてY方向に押し込んで、前記パッケージ整列位置
P1 に梱包箱Bのサイズに応じた集合パッケージ群GYP
を形成する。
【0038】この第2のプッシャー機構53は、図10
Aおよび図10Bに示すように、駆動源81によってY
方向に沿って往復駆動する台車構造体82および当該台
車構造体82取り付けてあるプッシャー部材83を含む
ものからなっている。この第2のプッシャー機構53
は、前記第2の待機位置WP2 に複数個整列されたパッ
ケージ列RYPを、該第2の待機位置WP2 からパッケー
ジ整列位置P1 に向けて送り込む前進動の場合は、図1
0Bにおいて仮想線で示すように下部側の第1のライン
84に沿って移動し、パッケージ整列位置P1 にパッケ
ージYPを送り込んだ後、上部側の第2のライン85に
上昇して、該第2のライン85に沿ってパッケージ整列
位置P1 側から第2の待機位置WP2 側に向けて退動す
るようになっている。
【0039】以上にように、前記パッケージ整列手段4
における第1のプッシャー機構52および第2のプッシ
ャー機構53を構成することによって、前記第1のプッ
シャー機構52によるパッケージYPの第1の待機位置
WP1 側から前記第2の待機位置WP2 側への送り込
み、並びに、前記第2のプッシャー機構53によるパッ
ケージ列RYPの第2の待機位置WP2 側から前記パッケ
ージ整列位置P1 側への送り込みの際、互いに干渉し合
わずに効率良く処理することができる。
【0040】この発明の適用になるパッケージ箱詰め装
置は、前記パッケージ列RYPを前記パッケージ整列位置
P1 において集合パッケージ群GYPに整列させる際、そ
の基準面の設定に特徴がある。図2および図8Aに示す
ように、前記集合パッケージ群GYPを前記パッケージ整
列位置P1 に整列させる際、この発明では、前記X方向
に交差する第1の基準面RX1を構成する第1の基準面構
成部材86と、前記Y方向に対して交差する第2の基準
面RY1を構成する第2の基準面構成部材87とによって
規制されるようになっている。これらの基準面構成部材
86および87は、シリンダ88によって退避させるこ
とができるようになっている。
【0041】この発明において、前記パッケージ整列位
置P1 における第1の基準面RX1および第2の基準面R
Y1の設定は、極めて重要なものであり、後述する梱包箱
Bのための箱詰め位置P2 を規制する第1の基準面RX2
および第2の基準面RY2と、中仕切板psのための中仕
切板ストック位置P3 を規制する第1の基準面RX3およ
び第2の基準面RY3とに対して緊密な関係にある。すな
わち、前記パッケージ整列位置P1 、箱詰め位置P2 お
よび中仕切板ストック位置P3 における各第1の基準面
X1、RX2およびRX3は、矢印Y方向に沿って同一面上
に形成されるものであり、前記パッケージ整列位置P1
、箱詰め位置P2 および中仕切板ストック位置P3 に
おける各第2の基準面RY1、RY2およびRY3は、矢印Y
方向に一定の間隔L2 をおいて同位相位置に形成されて
いる。
【0042】このように構成することによって、特に、
前記パッケージ整列位置P1 における第1の基準面RX1
を集合パッケージ群GYPの最側部側(従来は、集合パッ
ケージ群GYPの中心振り分け位置)にしたことにより、
前記第1のプッシャー機構52によるパッケージ送り込
み過程において、パッケージ径が変更された場合にあっ
ても、その送り込みストロークを変更する必要がなく、
且つ、後述するパッケージの箱詰め位置の設定、並び
に、中仕切板ストック位置の設定に関して極めて効果的
に作用する。
【0043】さらに、この発明では、前記パッケージ整
列位置P1 における第2の基準面RY1に対して、前記Y
方向に一定の間隔L2 を隔てて搬入される空の梱包箱B
の第2の基準面RY2が規定される箱詰め位置P2 を設定
し、該箱詰め位置P2 に空の梱包箱Bを搬入する梱包箱
搬入手段5を有している。この梱包箱搬入手段5は、図
12にその概要を示すように、ローラーコンベア89を
含み、該ローラーコンベア89の上に載せた空の梱包箱
Bを箱詰め位置P2 に搬入する。
【0044】前記梱包箱搬入手段5に関連して、前記箱
詰め位置P2 に空の梱包箱Bを位置決めするための位置
決め手段が設けてある。この位置決め手段は、第1の基
準面R X2を規制する出没自在なストッパ90(図2参
照)と、図12にその概要を示すように、第2の基準面
Y2を規制する固定ガイド機構91とによって構成され
ており、前記固定ガイド機構91に対しては、可動ガイ
ド機構92が組み合わされている。前記固定ガイド機構
91は、機体フレームに固定されたスタンド93と、下
側ガイドローラ部材94および上側ガイド部材95とを
含み、前記可動ガイド機構92は、シリンダ96と、該
シリンダ96によって実線位置から仮想線位置に移動可
能なアーム部材97と、下側ブロック部材98および上
側ガイド部材99とを含むものからなっている。
【0045】さらに、この発明の構成上の特徴である、
パッケージ整列位置P1 に整列状態に位置決めされた集
合パッケージ群GYPを一括に把持し、これを梱包箱B内
に箱詰めするためのパッケージ一括把持移動手段6の具
体的な構成例を図11に概略示す。このパッケージ一括
把持移動手段6は、図1に示すように装置されており、
下端部に把持機構100を持つ台車構造体101を有
し、該台車構造体101を前記パッケージ整列位置P1
と前記箱詰め位置P2 との間を往復移動させるための往
復駆動機構102、並びに前記把持機構100を下降位
置DP(パッケージ整列位置P1 において集合パッケー
ジ群GYPを一括把持する位置並びに箱詰め位置P2 にお
いて集合パッケージ群GYPを一括にリリースする上下方
向の下方位置)と、上昇位置UP(パッケージ整列位置
P1 において集合パッケージ群GYPを一括把持して持ち
上げ、該集合パッケージ群GYPをパッケージ整列位置P
1 から箱詰め位置P2 に移動させるための退避した上下
方向の上方位置)との間を上下移動させるための上下駆
動機構103を装備している。
【0046】前記パッケージ一括把持移動手段6におけ
る把持機構100は、前記第1の基準面に対応する第1
の固定側把持ガイド104と、前記第2の基準面に対応
する第2の固定側把持ガイド105と、第1のシリンダ
106によって第1の固定側把持ガイド104に対し近
接離遠可能な第1の可動側把持ガイド107と、第2の
シリンダ108によって第2の固定側把持ガイド105
に対し近接離遠可能な第2の可動側把持ガイド109と
を含むものからなっている。
【0047】次いで、当該パッケージ箱詰め装置にあっ
て、パッケージYPを梱包箱B内に箱詰めする際、該梱
包箱Bの内底並びに箱詰めするパッケージYPの各段間
に介挿する中仕切板psのストック手段7、当該中仕切
板psの移送手段8、並びにこれに関連する構成につい
て詳述する。
【0048】中仕切板ストック手段7は、前記箱詰め位
置L2 における第2の基準面RY2に対して、前記Y方向
に一定の間隔L2 を隔ててストックされる中仕切板ps
の第2の基準面RY3が規定されるように中仕切板ストッ
ク位置P3 を位置付けするものであり、図2に示される
ように、例えば、3種類のサイズの中仕切板psをスト
ックしておく第1、第2および第3の中仕切板ストック
部111、112、113を備え、これらを選択的に前
記中仕切板ストック位置P3 にもたらすためのロータリ
ー機構110を含むものからなっている。
【0049】前記中仕切板ストック手段7における各中
仕切板ストック部111、112、113は、図1A並
びに図2に示されるように、それぞれ中仕切板psを積
層状にストックできる枠体114によって構成されてい
る。前記中仕切板ストック手段7に対して、前記中仕切
板psの取り出し期間中、最上層の中仕切板psを一定
の高さ位置に保っておくための手段としてリフター機構
115を組み合わせてある。前記リフター機構115
は、駆動源(図示せず)を有し、該駆動源によって上昇
並びに下降するリフトテーブルを備えていて、このリフ
トテーブル上に中仕切板psを積層状に載置するものか
らなっている。
【0050】一方、前記中仕切板ストック手段7におけ
る各中仕切板ストック部111、112および113に
は、後述する中仕切板の移送手段8に関連して、前記最
上層の中仕切板psを一枚ずつ確実に取り出すための手
段としてのガイド部材116が設けられている。前記ガ
イド部材116は、前記各中仕切板ストック部における
枠体114の最上部に、互いに向かい合った一対のガイ
ド片により形成おり、互いに向かい合った方向に向けて
傾斜する傾斜部分117を備えたものからなっている。
【0051】前記中仕切板ストック手段7にストックさ
れている中仕切板psを、中仕切板ストック位置P3 か
ら箱詰め位置P2 に移送させるための中仕切板の移送手
段8は、前記機体フレーム16の上梁16aに装置され
ており、下端部にバキューム吸着口118を持つ台車構
造体119を有し、該台車構造体119を前記中仕切板
ストック位置P3 と前記箱詰め位置P2 との間を往復移
動させるための往復駆動機構102、並びに前記バキュ
ーム吸着口118を下降位置(中仕切板ストック位置P
3 において最上層の中仕切板psを吸着する位置並びに
箱詰め位置P2 において中仕切板psをリリースする上
下方向の下方位置)と、上昇位置(中仕切板ストック位
置P3 において中仕切板psを吸着して持ち上げ、該中
仕切板psを中仕切板ストック位置P3 から箱詰め位置
P2 に移動させるための退避した上下方向の上方位置)
との間を上下移動させるための上下駆動機構120を装
備している。
【0052】前記中仕切板の移送手段8は、その台車構
造体119に対して、梱包箱Bの4つのフラップfを所
望の角度だけ展開するためのフラップ展開機構121を
備えている。図13において、このフラップ展開機構1
21は、前記第1の基準面に対応する第1の固定側ガイ
ド122と、前記第2の基準面に対応する第2の固定側
ガイド123と、第1のシリンダ124によって第1の
固定側ガイド122に対し近接離遠可能な第1の可動側
ガイド125と、第2のシリンダ126によって第2の
固定側ガイド123に対し近接離遠可能な第2の可動側
ガイド127とを含むものからなっている。
【0053】前記パッケージ一括把持移動手段6と前記
中仕切板移送手段8とは、連動連結機構9によって連動
連結されている。その作動態様を、図1Aにもとづいて
説明する。前記パッケージ整列位置P1 に集合パッケー
ジ群GYPが位置し、前記箱詰め位が位置し、前記中仕切
板ストック位置P3 に中仕切板psが位置している状態
において、まず、前記中仕切板移送手段8により中仕切
板psを吸着して上方向に取り出す(この上昇過程で、
吸着された中仕切板psは、ガイド部材116の傾斜部
分117に接して上向き凸状に湾曲するので、裏面側に
付着する他の中仕切板psを払い落とし確実に一枚の中
仕切板psだけを吸着する)。
【0054】この状態で、前記連動連結機構9を作動す
ることにより、前記パッケージ一括把持移動手段6を箱
詰め位置P2 からパッケージ整列位置P1 へ、同時に、
前記中仕切板移送手段8を中仕切板ストック位置P3 か
ら箱詰め位置P2 へ移動させる。移動後、前記中仕切板
移送手段8を下降させる。この際、吸着された中仕切板
psは、空の梱包箱B内に床板としてリリースされ、同
時に、フラップ展開機構121が梱包箱Bの4つのフラ
ップfを所望の角度だけ展開する。一方、この段階で、
前記パッケージ一括把持移動手段6は、下降してパッケ
ージ整列位置P1に位置する集合パッケージ群GYPを一
括把持して上昇する。
【0055】再度、前記連動連結機構9を作動すること
により、前記パッケージ一括把持移動手段6をパッケー
ジ整列位置P1 から箱詰め位置P2 へ、同時に、前記中
仕切板移送手段8を箱詰め位置P2 から中仕切板ストッ
ク位置P3 へ移動させる。この移動後、前記パッケージ
一括把持移動手段6を下降させ、梱包箱B内で集合パッ
ケージ群GYPを一括リリースすることにより、下段パッ
ケージの箱詰めを終える。この動作を繰り返すことによ
って、中仕切板psの介装、上段パッケージの箱詰めを
連続的に行うことができる。
【0056】箱詰めが終了した箱詰め済梱包箱B’は、
箱詰め済梱包箱搬送手段10によって所望の部所に搬送
される。この搬送過程において、適当なラベラー装置に
よって、梱包箱内の内容物を表示することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明のパッケージ
移載装置は、請求項1に規定するように、異なる搬送ラ
インに沿って搬送されるパッケージをトレイから抜き取
って、該パッケージを搬送ラインから一つの移載位置へ
交互に移載するパッケージ移載装置であって、一対のチ
ャック機構を備え、一方のチャック機構が搬送ライン上
のパッケージを挟持する動作にある際、他方のチャック
機構が移載位置にパッケージをリリースする動作にあ
り、この動作を同期して交互に行うようにしたことによ
り、極めて効率的にパッケージの箱詰め処理を行うこと
ができるという点において極めて有効に作用するものと
いえる。
【0058】さらに、この発明になるパッケージ移載装
置は、請求項2に規定するように、一つの駆動源と前記
一対のチャック機構とをリンク機構で連結してなり、前
記一対のチャック機構を同期駆動するようにしたので、
構造的な合理化の面においても極めて有利に作用するも
のといえる。
【0059】さらにまた、この発明になるパッケージ移
載装置は、請求項3に規定するように、チャック機構
に、搬送ライン上のパッケージを挟持した状態で、該パ
ッケージを上下方向に反転するパッケージ反転機構を設
けたことにより、梱包箱内に梱包されるパッケージを梱
包パターンに従って上下反転させることができ、この種
の巻糸パッケージの箱詰め装置として極めて有効に作用
するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になるパッケージの箱詰め装
置の全体的構成を概略的に示すものであって、図1A
は、この発明の具体的な適用例におけるパッケージ箱詰
め装置を示す概略的な正面図であり、図1Bは、箱詰め
されるパッケージの一例を、搬送トレイT上に挿立して
ある状態を示す概略的な正面図である。
【図2】図2は、図1Aに示すパッケージ箱詰め装置を
その平面方向からみた概略的な平面図である。
【図3】図3は、この発明になるパッケージ箱詰め装置
において、箱詰めされるパッケージの箱詰めパターンの
詳細を示すものであり、図3Aは、1段6個のパッケー
ジを2段重ね、12個のパッケージを箱詰めするパッケ
ージ箱詰めパターンの第1の態様例を示す概略的な説明
図であり、図3Bは、1段12個のパッケージを2段重
ね、24個のパッケージを箱詰めするパッケージ箱詰め
パターンの第2の態様例を示す概略的な説明図であり、
図3Cは、1段10個のパッケージを2段重ね、20個
のパッケージを箱詰めするパッケージ箱詰めパターンの
第3の態様例を示す概略的な説明図である。
【図4】図4は、図3に対応する詳細図であり、図4A
は、パッケージ箱詰めパターンの第1の態様例を示す概
略的な平面図、正面図および組合せ状態にあるパッケー
ジの正面図であり、図4Bは、パッケージ箱詰めパター
ンの第2の態様例を示す概略的な平面図、正面図および
組合せ状態にあるパッケージの正面図であり、図4C
は、パッケージ箱詰めパターンの第3の態様例を示す概
略的な平面図、正面図および組合せ状態にあるパッケー
ジの正面図である。
【図5】図5は、この発明になるパッケージ箱詰め装置
にあって、パッケージ移載手段の全体的な構成を示す概
略的な正面図である。
【図6】図6は、パッケージ移載手段におけるパッケー
ジチャック機構を示すものであって、図6Aは、その概
略的な平面図であり、図6Bは、その概略的な正面図で
ある。
【図7】図7は、パッケージ移載手段におけるパッケー
ジ反転機構を示すものであり、図7Aは、コンベア上の
パッケージを正立状態のままチャッキングしている状態
を示す概略的な正面図であり、図7Bは、その上昇過程
においてパッケージ反転機構を作動させてパッケージを
反転させた状態を示す概略的な正面図である。
【図8】図8は、パッケージ整列手段の全体的な構成を
示すものであって、図8Aは、その概略的な平面図であ
り、図8Bは、その概略的な正面図である。
【図9】図9は、パッケージ整列手段における第1のプ
ッシャー機構の主要部を示すものであって、図9Aは、
その概略的な平面図であり、図9Bは、その概略的な正
面図である。
【図10】図10は、パッケージ整列手段における第2
のプッシャー機構を示すものであって、図10Aは、そ
の概略的な平面図であり、図10Bは、その概略的な正
面図である。
【図11】図11は、パッケージ一括把持移動手段の全
体的な構成を示すものであって、図11Aは、その概略
的な平面図であり、図11Bは、その概略的な正面図で
あり、図11Cは、その概略的な側面図である。
【図12】図12は、梱包箱の箱側面ガイド機構の構成
を示す概略的な正面図である。
【図13】図13は、梱包箱のフラップを展開するため
の手段並びに中仕切板の移送手段の具体的な構成例を示
すものであって、図13Aは、その概略的な正面図であ
り、図13Bは、その概略的な平面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ箱詰め装置 2 パッケージ搬送手段 3 パッケージ移載手段 4 パッケージ整列手段 5 梱包箱搬入手段 6 パッケージ一括把持移動手段 7 中仕切板ストック手段 8 中仕切板移送手段 9 連動連結機構 14 パッケージチャッキング機構 15 パッケージ反転機構 20 第1のチャック機構 21 第2のチャック機構 47 回転クランク機構 YP 巻糸パッケージ YPa パッケージ上端側 YPb パッケージ下端側 B 梱包箱 f 梱包箱のフラップ ps 中仕切板 RYP パッケージ列 GYP 集合パッケージ群 WP1 第1の待機位置 WP2 第2の待機位置 P1 パッケージ整列位置 P2 箱詰め位置 P3 中仕切板ストック位置 RX1 パッケージ整列位置の第1の基準面 RX2 箱詰め位置の第1の基準面 RX3 中仕切板ストック位置の第1の基準面 RY1 パッケージ整列位置の第2の基準面 RY2 箱詰め位置の第2の基準面 RY3 中仕切板ストック位置の第2の基準面
フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA03 BB02 BB05 BC07 BD04 CA02 CB03 CB06 DA03 DA07 3E054 AA05 CA08 DC03 DC11 EA01 FA05 FA07 FC04 FC07 FC16 FE03 GA01 GA07 GB03 GC03 HA04 HA07 3F112 AA06 BA03 FA01 FB01 GD01 GD03 HA05 KA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる搬送ラインに沿って搬送されるパ
    ッケージをトレイから抜き取って、該パッケージを搬送
    ラインから一つの移載位置へ交互に移載するパッケージ
    移載装置であって、一対のチャック機構を備え、一方の
    チャック機構が搬送ライン上のパッケージを挟持する動
    作にある際、他方のチャック機構が移載位置にパッケー
    ジをリリースする動作にあり、この動作を同期して交互
    に行うようにしたことを特徴とするパッケージ移載装
    置。
  2. 【請求項2】 一つの駆動源と前記一対のチャック機構
    とをリンク機構で連結してなり、前記一対のチャック機
    構を同期駆動するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のパッケージ移載装置。
  3. 【請求項3】 前記チャック機構が、搬送ライン上のパ
    ッケージを挟持した状態で、該パッケージを上下方向に
    反転するパッケージ反転機構を備えていることを特徴と
    する請求項1〜請求項2に記載のパッケージ移載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016179852A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 紀伊産業株式会社 仕分装置
CN114408271A (zh) * 2021-12-15 2022-04-29 合肥通用机械研究院有限公司 自动装箱装置、装箱方法以及软袋包装自动化装箱系统
CN116714839A (zh) * 2023-08-10 2023-09-08 江苏田园新材料股份有限公司 用于汽车座椅缝纫线生产的打包设备

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