JP2001180252A - 車両用ベンチレータ - Google Patents

車両用ベンチレータ

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JP2001180252A JP36724099A JP36724099A JP2001180252A JP 2001180252 A JP2001180252 A JP 2001180252A JP 36724099 A JP36724099 A JP 36724099A JP 36724099 A JP36724099 A JP 36724099A JP 2001180252 A JP2001180252 A JP 2001180252A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/20Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors for lighting specific fittings of passenger or driving compartments; mounted on specific fittings of passenger or driving compartments

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー開閉ダイヤルやその近傍に設けられ
た表示部にそれぞれ発光体を設けているため、部品点数
が多くなって、組立てに多くの工数を必要とする。 【解決手段】 空気吹き出し口4aより吹き出される空
気の風向を調整するベンチレータ本体1と、前記ベンチ
レータ本体1の前面に設けられたフィニシャ4と、前記
フィニシャ4に設けられ、かつダンパーを開閉操作する
ダンパー開閉ダイヤル13aと、前記ベンチレータ本体
1に設けられ、かつ環状部12aと少なくとも1個の分
岐部20b,20cを有する第1導光部材20と、前記
ダンパー開閉ダイヤル13a及びその周辺に設けられた
少なくとも1個の表示部13d,4c,4dを、前記第
1導光部材20を介して同時に照明する単一の光源19
とより構成したもので、複数の表示部13d,4c,4
dを単一の光源19により照明できるため、部品点数及
び組立工数の削減が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は風向調整を行う操
作ノブやダンパー開閉ダイヤルなどを照明するようにし
た車両用ベンチレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベンチレータとしては、例
えば実公平6−44721号公報や、特開平5−301
520号公報に記載されたものがある。
【0003】前者公報のベンチレータは、ダンパーの開
放状態及び閉止状態を表示する表示プレートの間に、ダ
ンパーの切換えを行う操作部材を回動自在に設けると共
に、前記表示プレートと操作部材の円弧面に、それぞれ
色相の異なる複数の発光部を設けたものである。
【0004】また後者公報のベンチレータは、縦ルーバ
の向きを変えるノブを横ルーバにスライド自在に設ける
と共に、ケースの側面に設けたランプの光を、透光部材
を介してノブに導くことにより、ノブを照明するように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者公報のベン
チレータでは、表示プレートと操作部材の円弧面に、複
数の発光部をそれぞれ設けているため、部品点数が多く
なって、コストが嵩むと共に、各発光部にそれぞれ電気
配線をしなければならないため、組立て作業に多くの工
数を必要として、ベンチレータが高価となるなどの不具
合がある。
【0006】また後者公報のベンチレータでは、ノブの
みしか照明できないため、照明箇所が複数個所ある場合
適用できないなどの不具合がある。
【0007】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、単一の光源で複数個所を同時に
照明できる車両用ベンチレータを提供して、部品点数の
削減と、これに伴う価格の低減を図ることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、空気吹き出し口より吹き出され
る空気の風向を調整するベンチレータ本体と、前記ベン
チレータ本体の前面に設けられたフィニシャと、前記フ
ィニシャにより突出するよう設けられ、かつダンパーを
開閉操作するダンパー開閉ダイヤルと、前記ベンチレー
タ本体に設けられ、かつ環状部と少なくとも1個の分岐
部を有する第1導光部材と、前記ダンパー開閉ダイヤル
及びその周辺に設けられた少なくとも1個の表示部を、
前記第1導光部材を介して同時に照明する単一の光源と
より構成したものである。
【0009】前記構成により、光源より発光された光
は、第1導光部材の環状部及び分岐部を経てダンパー開
閉ダイヤル及びその近傍に設けられた表示部に達して、
これらを同時に照明するため、表示部毎に発光体を設け
た従来のベンチレータに比べて部品点数を少なくでき、
これによって組立てに要する工数を大幅に削減できると
共に、ベンチレータの価格低減が図れるようになる。
【0010】またダンパー開閉ダイヤル及びダンパーの
開閉状態を表示する表示部が照明されるため、暗い環境
でもダンパー開閉ダイヤルの位置や、ダンパーの開閉状
態が容易に認別できるようになる。
【0011】前記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調
整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ本体の前
面に設けられたフィニシャと、前記フィニシャより突出
するように設けられ、かつダンパーを開閉操作するダン
パー開閉ダイヤルと、前記ベンチレータ本体に設けら
れ、かつ環状部と少なくとも1個の分岐部を有する第1
導光部材と、風向調整する操作ノブが取付けられた横ル
ーバー内に設けられた第2導光部材と、前記ダンパー開
閉ダイヤル及びその近傍に設けられた少なくとも1個の
表示部を、前記第1導光部材を介して同時に照明すると
共に、前記操作ノブに設けられた表示部を前記第1・第
2導光部を介して照明する単一の光源とより構成したも
のである。
【0012】前記構成により、光源より発光された光
は、第1導光部材の環状部及び分岐部を経てダンパー開
閉ダイヤル及びその近傍に設けられた表示部に達して、
これらを同時に照明すると共に、第2導光部材を介して
操作ノブをの表示部にも達し、操作ノブや、横ルーバー
の前縁を照明するため、表示部毎に発光体を設けた従来
のベンチレータに比べて部品点数を少なくでき、これに
よって組立てに要する工数を大幅に削減できると共に、
ベンチレータの価格低減が図れるようになる。
【0013】またダンパー開閉ダイヤル及びダンパーの
開閉状態を表示する表示部及び操作ノブなどが照明され
るため、暗い環境でもダンパー開閉ダイヤルの位置や操
作ノブ部の位置、ダンパーの開閉状態が容易に認別でき
るようになる。
【0014】前記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調
整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ本体の前
面に設けられたフィニシャと、前記ベンチレータ本体に
設けられ、かつ少なくとも1個の分岐部を有する第1導
光部材と、風向調整する操作ノブが取付けられた横ルー
バー内に設けられた第2導光部材と、前記フィニシャに
設けられた少なくとも1個の表示部を、前記第1導光部
材を介して同時に照明すると共に、前記操作ノブに設け
られた表示部を前記第1・第2導光部を介して照明する
単一の光源とより構成したものである。
【0015】前記構成により、光源より発光された光
は、第1導光部材の分岐部を経てフィニシャに設けられ
た表示部に達して、これらを同時に照明すると共に、第
2導光部材を介して操作ノブをの表示部にも達し、操作
ノブや、横ルーバーの前縁を照明することができるた
め、表示部毎に発光体を設けた従来のベンチレータに比
べて部品点数を少なくでき、これによって組立てに要す
る工数を大幅に削減できると共に、ベンチレータの価格
低減が図れるようになる。
【0016】またダンパーの開閉状態を表示する表示部
及び操作ノブなどが照明されるため、暗い環境でも操作
ノブ部の位置やダンパーの開閉状態が容易に認別できる
ようになる。
【0017】前記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調
整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ本体の前
面に設けられたフィニシャと、前記フィニシャより突出
するように設けられ、かつダンパーを開閉操作するダン
パー開閉ダイヤルと、前記ベンチレータ本体に設けら
れ、かつ環状部を有する第1導光部材と、風向調整する
操作ノブが取付けられた横ルーバー内に設けられた第2
導光部材と、前記ダンパー開閉ダイヤルに設けられた表
示部を、前記第1導光部材を介して照明すると共に、前
記操作ノブに設けられた表示部を前記第1・第2導光部
を介して照明する単一の光源とより構成したものであ
る。
【0018】前記構成により、光源より発光された光
は、第1導光部材の環状部を経てダンパー開閉ダイヤル
に設けられた表示部に達して、これを照明すると共に、
第2導光部材を介して操作ノブをの表示部にも達し、操
作ノブや、横ルーバーの前縁を照明することができるた
め、表示部毎に発光体を設けた従来のベンチレータに比
べて部品点数を少なくでき、これによって組立てに要す
る工数を大幅に削減できると共に、ベンチレータの価格
低減が図れるようになる。
【0019】またダンパー開閉ダイヤル及び操作ノブな
どが照明されるため、暗い環境でもダンパー開閉ダイヤ
ルの位置や操作ノブ部の位置が容易に認別できるように
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。
【0021】図1は車両用ベンチレータの斜視図、図2
は同横断面図、図3は同分解斜視図、図4は操作ノブ及
び操作ノブの設けられた横ルーバーの分解斜視図、図5
は作用説明図である。
【0022】これら図において1はベンチレータ本体
で、ダッシュボードなどに開口された空気吹き出し口
(ともに図示せず)に設置されている。
【0023】ベンチレータ本体1は、前後面が開口する
角筒状のケース1aを有していて、前面の開口部1bに
複数の横ルーバー2と、複数の縦ルーバー3が前後に配
置されていると共に、開口部1bの前面には、空気吹き
出し口4aが開口されたパネル状のフィニシャ4が取付
けられている。
【0024】各横ルーバー2は、両端部にピン2aが突
設されていて、これらピン2aはケース1aの開口部1
b両側に設けられたスペーサ5のピン孔5aに回動自在
に嵌挿されており、各横ルーバー2は後端側がリンク6
により互いに連動されていて、横ルーバー2の1枚に設
けられた操作ノブ7を上下動させることにより、各横ル
ーバー2の上下方向の角度が同時に調整できるようにな
っている。
【0025】操作ノブ7は、例えば中段に位置する横ル
ーバー2に設けられていて、図4に示すように上側部材
7aと、下側部材7bに2分割されており、これら上下
側部材7a,7bの前部間には、操作ノブ7の横幅より
やや長さの短い各棒状のレンズよりなる表示部8が介在
されていると共に、上側部材7aの4隅には脚部7cが
突設されていて、これら脚部7cを振動溶着などの手段
で下側部材7bの上面に接着することにより、横ルーバ
ー2に対して左右方向へ摺動自在に取付けられている。
【0026】また操作ノブ7の後面には2股状の作動レ
バー7dが突設されていて、これら作動レバー7dの間
に、縦ルーバー3の1枚に形成された係合ピン3bが係
合されている。
【0027】横ルーバー2の後方に設置された各縦ルー
バー3は、両端にピン3aが突設されていて、これらピ
ン3aはケース1aの開口部1b上下面に設けられたス
ペーサ9のピン孔9aに回動自在に嵌挿されている。
【0028】各縦ルーバー3は、後端部がリンク10に
より互いに連動されていると共に、中央に位置する縦ル
ーバー3の前縁には、縦方向に係合ピン3bが形成され
ていて、この係合ピン3bに作動レバー7dが係合され
た前記操作ノブ7を、横ルーバー2に沿って左右方向へ
摺動させることにより、各縦ルーバー3の左右方向の角
度が同時に調整できるようになっている。
【0029】一方操作ノブ7の設けられた横ルーバー2
には、アクリル樹脂のような透明度の高い樹脂により射
出成形された第2導光部材12が埋設されている。
【0030】第2導光部材12は丸棒状となっていて、
外周面には光を反射させるため、例えば白色の塗装が施
されており、一端側にはほぼ直角に屈曲された発光部1
2aが形成されていて、この発光部12aの発光面12
bは、操作ノブ7の前部に設けられた表示部8の後方に
位置するようになっている。
【0031】第2導光部材12の発光面12bと対向す
る表示部8の後面には、発光面12bより発光された光
を分散して操作ノブ7全体が照明されるように、鋸歯状
の凹凸面8aが形成されていると共に、第2導光部材1
2の他端側は、横ルーバー2の回動中心よりケース1a
の側壁を貫通して、ケース1aの外側面に設置されたダ
ンパー開閉手段13側へ突設されている。
【0032】ダンパー開閉手段13は、ケース1aの後
端側開口部に設けられたダンパー14を開閉操作するも
ので、扇状に形成されたダンパー開閉ダイヤル13aを
有している。
【0033】ダンパー開閉ダイヤル13aは、円弧面1
3bに滑り止め用の凹凸が形成されており、フィニシャ
4の一端側に開口された縦方向に細長い長孔4bより円
弧面13bがフィニシャ4の前方へ突出するよう回動中
心が、ビスなどの固着具15により、ブッシュ16を介
してケース1aの外側面に取付けられている。
【0034】ダンパ開閉ダイヤル13aの後端側には、
リンク17の一端が枢着されており、リンク17の他端
側はケース1aの両側面にダンパー14の回動中心を支
承しているピン14aに接続されていて、フィニシャ4
の前面より突設されたダンパー開閉ダイヤル13aの円
弧状面13bを上下方向へ回動されることにより、リン
ク17を介してダンパー14が開閉できるようになって
いる。
【0035】ダンパー開閉ダイヤル13aには、回動中
心を中心とする円弧状の長孔13cが開口されていて、
この長孔13c内に第2導光部材12の他端部が側方よ
り突出されていると共に、ダンパー開閉ダイヤル13a
内には、光源19からの光をダンパ開閉ダイヤル13a
の円弧面13b開口された窓状の表示部13dと、フィ
ニシャ4に開口された長孔4bの上下部に設けられた表
示部4c,4d及び第2導光部材12へ光を導く第1導
光部材20がブッシュ16に固定されて設けられてい
る。
【0036】第1導光部材20は、アクリル樹脂などの
透明度の高い樹脂により射出成形されたもので、図3に
示すように環状部20aと、環状部20aの外周面に沿
って上下方向へ突出する分岐部20b,20cを有して
おり、環状部20aと各分岐部20b,20cの連設部
に受光面20dが形成されていて、この受光面20dが
光源19の発光部19aと対向するようブッシュ16に
固定されている。
【0037】光源19は発光ダイオードなどの発光素子
より構成されていて、ケース1aの外側面に取付けられ
たサイドカバー21の後部に嵌着されており、リード線
22を介して図示しない電源に接続されている。
【0038】光源19より発光された光は、受光面20
dより第1導光部材20内に導入された後、第1導光部
材20の環状部20a及び上下分岐部20b,20c内
を通って環状部20a及び上下分岐部20b,20cの
先端部に形成された発光面20e,20f,20g及び
第2導光部材12の端面と対向する位置に形成された半
球状の凹部20hに達するようになっている。
【0039】環状部20aに形成された発光面20e
は、図2に示すようにダンパー開閉ダイヤル13aの円
弧面13bに開口された窓状の表示部13dの後方に位
置していて、表示部13dを内側より照明するようにな
っている。
【0040】上下分岐部20b、20cの先端部に形成
された発光面20f,20gはフィニシャ4に形成され
た表示部4bc,4dの後方に位置していて、表示部4
c,4dを照明するようになっている。
【0041】フィニシャ4に形成された表示部4c,4
dは、上側がダンパー14の開状態を、そして下側がダ
ンパー14の閉状態を表示するようになっており、印刷
などの手段で、閉状態及び開状態を示す記号が表示され
ている。
【0042】次に前記構成された車両用ベンチレータの
作用を説明する。
【0043】ベンチレータ本体1はケース1aがダッシ
ュボードなどに開口された空気吹き出し口内に設置され
ており、図示しない空気調和装置により温度や湿度など
が調和された空気は、ケース1a内を通ってフィニシャ
4に開口された空気吹き出し口4aより室内へ吹き出さ
れるが、空気吹き出し口4aには、横ルーバー2と縦ル
ーバー3が設けられていて、これらルーバー2,3によ
り空気の風向調整が任意に行える。
【0044】すなわち空気吹き出し口4aより吹き出さ
れる空気の風向を上下に調整する場合は、横ルーバー2
の1枚に設けられた操作ノブ7を上下動する。
【0045】これによってリンク6により互いに連動さ
れた各横ルーバー2の上下方向の角度が同時に調整でき
るため、空気吹き出し口4aより吹き出される空気の上
下方向の風向が任意に調整できる。
【0046】一方空気吹き出し口4aより吹き出される
空気の風向を左右方向へ調整する場合は、横ルーバー2
に設けられた操作ノブ7を、横ルーバー2に沿って水平
方向へ移動する。
【0047】これによって操作ノブ7の作動レバー7d
が、リンク10により連動された各縦ルーバー3を、図
5に示すように同時に左右方向へ回動するため、空気吹
き出し口4aより吹き出される空気の左右方向の風向が
任意に調整できると共に、横ルーバー2と縦ルーバー3
の角度調整を組合わせることにより、全方向の風向調整
も行える。
【0048】またダンパー14を開閉する場合は、ダン
パー開閉ダイヤル13aの円弧面13bを指などで上下
方向へ回動する。
【0049】これによってダンパー開閉ダイヤル13a
とリンク17で接続されたダンパー14を開閉すること
ができる。
【0050】一方夜間など、暗い環境で車両の照明を点
灯すると、ダンパー開閉ダイヤル13aの後方に設けら
れた光源19が点灯し、光源19の発光部19aより発
光された光がダンパー開閉ダイヤル13a内に設けられ
た第1導光部材20の受光面20dより第1導光部材2
0内へ導かれ、第1導光部材20の環状部20aを及び
上下分岐部20b,20cを通って発光面20e,20
f,20gに達して、これら発光面20e,20f,2
0gより発光される光によってダンパー開閉ダイヤル1
3aの円弧面に開口された表示部8及びフィニシャ4に
設けられた表示部4c,4dが照明されるため、ダンパ
ー開閉ダイヤル13aの位置や、ダンパー14の開閉状
態が暗い環境でも容易に認識することができる。
【0051】また第1導光部材20に導入された光は、
横ルーバー20内に設けられた第2導光部材12の端面
と対向するように形成された半球状の凹部20hにより
屈折されて第2導光部材内12へ導入される。
【0052】第2導光部材12内へ導入された光は、横
ルーバー2に設けられた操作ノブ7と対向する発光面1
2bへと導かれて、発光面12bより発せられる光によ
り操作ノブ7内の表示部8が後方より照明されるため、
暗い環境でも操作ノブ7の位置が容易に認識できると共
に、表示部8は操作ノブ7のほぼ横幅一杯に設けられて
いるため、縦ルーバー3の角度を変えるべく操作ノブ7
を左右方向へ操作しても、図5に示すように表示部8が
第2導光部材12の発光面12bより外れることがな
く、これによって操作ノブ7がどの位置にあっても照明
することができるようになる。
【0053】なお前記実施の形態では、第2導光部材1
2の一端に発光部12aを設けて、この発光部12aの
発光面12bより照射される光で操作ノブ7を照明する
ようにしたが、図6に示すように第2導光部材12を板
状に形成して、この第2導光部材12の側面に発光面1
2bを形成し、この発光面12bを、操作ノブ7の取付
けられた横ルーバー2の前縁に露出させて、横ルーバー
2の前縁全体も照明するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、単一光
源より発光された光を、第1導電部材を介してダンパー
開閉ダイヤルやその近傍に設けられた表示部へ導いてこ
れらを同時に照明するようにしたことから、各表示部毎
に発光体を設けた従来のベンチレータに比べて部品点数
を少なくでき、これによって組立に要する工数を大幅に
削減できると共に、ベンチレータの価格低減が図れるよ
うになる。
【0055】またダンパー開閉ダイヤル及びダンパーの
開閉状態を表示する表示部が照明されるため、暗い環境
でもダンパー開閉ダイヤルの位置やダンパーの開閉状態
が容易に識別できるようになる。さらに風向を調整する
操作ノブの設けられた横ルーバー内に第2導光部材を設
けて、光源からの光を第1・第2導光部材を介して操作
ノブや、横ルーバーの前縁へ導くようにしたことから、
操作ノブや、横ルーバーの前縁も単一光源で照明するこ
とができ、これによって操作ノブの位置や横ルーバーの
角度なども容易に識別することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる車両用ベンチレー
タの斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態になる車両用ベンチレー
タの横断面図である。
【図3】この発明の実施の形態になる車両用ベンチレー
タの分解斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態になる車両用ベンチレー
タに設けられた操作ノブ及び操作ノブが取付けられた横
ルーバーの分解斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態になる車両用ベンチレー
タの作用説明図である。
【図6】横ルーバー内に設けられた第2導光部材の変形
例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベンチレータ本体 1a ケース 1b 開口部 2 横ルーバー 2a ピン 3 縦ルーバー 3a ピン 3b 係合ピン 4 フィニシャ 4a 空気吹き出し口 4b 長孔 4c,4d 表示部 5 スペーサ 5a ピン孔 6 リンク 7 操作ノブ 7a 上側部材 7b 下側部材 7c 脚部 7d 作動レバー 8 レンズ 8a 凹凸面 9 スペーサ 9a ピン孔 10 リンク 12 第2導光部材 12a 発光部 12b 発光面 13 ダンパー開閉手段 13a ダンパー開閉ダイヤル 13b 円弧面 13c 長孔 13d 表示部 14 ダンパー 15 固着具 16 ブッシュ 17 リンク 19 光源 19a 発光部 20 第1導光部材 20a 環状部 20b,20c 分岐部 20d 受光面 20e,20f,20g 発光面 20h 凹部 21 サイドカバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吹き出し口より吹き出される空気の
    風向を調整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ
    本体の前面に設けられたフィニシャと、前記フィニシャ
    より突出するように設けられ、かつダンパーを開閉操作
    するダンパー開閉ダイヤルと、前記ベンチレータ本体に
    設けられ、かつ環状部と少なくとも1個の分岐部を有す
    る第1導光部材と、前記ダンパー開閉ダイヤル及びその
    周辺に設けられた少なくとも1個の表示部を、前記第1
    導光部材を介して同時に照明する単一の光源とを具備し
    たことを特徴とする車両用ベンチレータ。
  2. 【請求項2】 空気吹き出し口より吹き出される空気の
    風向を調整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ
    本体の前面に設けられたフィニシャと、前記フィニシャ
    より突出するように設けられ、かつダンパーを開閉操作
    するダンパー開閉ダイヤルと、前記ベンチレータ本体に
    設けられ、かつ環状部と少なくとも1個の分岐部を有す
    る第1導光部材と、風向調整する操作ノブが取付けられ
    た横ルーバー内に設けられた第2導光部材と、前記ダン
    パー開閉ダイヤル及びその近傍に設けられた少なくとも
    1個の表示部を、前記第1導光部材を介して同時に照明
    すると共に、前記操作ノブに設けられた表示部を前記第
    1・第2導光部を介して照明する単一の光源とを具備し
    たことを特徴とする車両用ベンチレータ。
  3. 【請求項3】 空気吹き出し口より吹き出される空気の
    風向を調整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ
    本体の前面に設けられたフィニシャと、前記ベンチレー
    タ本体に設けられ、かつ少なくとも1個の分岐部を有す
    る第1導光部材と、風向調整する操作ノブが取付けられ
    た横ルーバー内に設けられた第2導光部材と、前記フィ
    ニシャに設けられた少なくとも1個の表示部を、前記第
    1導光部材を介して同時に照明すると共に、前記操作ノ
    ブに設けられた表示部を前記第1・第2導光部を介して
    照明する単一の光源とを具備したことを特徴とする車両
    用ベンチレータ。
  4. 【請求項4】 空気吹き出し口より吹き出される空気の
    風向を調整するベンチレータ本体と、前記ベンチレータ
    本体の前面に設けられたフィニシャと、前記フィニシャ
    より突出するように設けられ、かつダンパーを開閉操作
    するダンパー開閉ダイヤルと、前記ベンチレータ本体に
    設けられ、かつ環状部を有する第1導光部材と、風向調
    整する操作ノブが取付けられた横ルーバー内に設けられ
    た第2導光部材と、前記ダンパー開閉ダイヤルに設けら
    れた表示部を、前記第1導光部材を介して照明すると共
    に、前記操作ノブに設けられた表示部を前記第1・第2
    導光部を介して照明する単一の光源とを具備したことを
    特徴とする車両用ベンチレータ。
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