JP2001179690A - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

Info

Publication number
JP2001179690A
JP2001179690A JP37328199A JP37328199A JP2001179690A JP 2001179690 A JP2001179690 A JP 2001179690A JP 37328199 A JP37328199 A JP 37328199A JP 37328199 A JP37328199 A JP 37328199A JP 2001179690 A JP2001179690 A JP 2001179690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
roller
blade
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37328199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696019B2 (ja
Inventor
Haruo Koyama
治男 小山
Yoshinobu Kawakami
善信 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP37328199A priority Critical patent/JP3696019B2/ja
Publication of JP2001179690A publication Critical patent/JP2001179690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696019B2 publication Critical patent/JP3696019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高速にパンチ処理ができるロータリー式の穿孔
装置におけるパンチ屑の排出を円滑にできる穿孔装置の
提供。 【解決手段】ポンチ手段を備えた凸刃ローラ81と該ポ
ンチ刃と係合するダイス手段を備えた凹刃ローラ83と
を有するロータリー式穿孔装置において、上記凹刃ロー
ラは、凹刃ローラのダイス部が下方位置に位置するとき
にその一部をダイス開口よりも外側に突出させるよう凹
刃ローラの回転に伴ってダイス内を移動する穿孔屑排出
機構835を備えたことを特徴とする穿孔装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタに内蔵もしくはオプションとして組み合わせて使
用されるロータリー式の穿孔装置に関し、より詳細には
穿孔により生じたパンチ屑の排出を円滑に行うための排
出機構を備えた穿孔装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、複写機、レーザープリンタの多機能
化に伴って用紙に穿孔を開けるパンチ機構が組み入れら
れてきている。このパンチ機構としては、大きく2つの
方法が採用されている。一つは、用紙搬送路中で一旦用
紙を停止させた上で用紙に対して垂直にパンチを実行す
るものであり、もう一つは、一旦停止させることなく、
搬送中に回転する穿孔ローラ対を利用してパンチを実行
するものである。
【0003】前者は、一旦停止させてからパンチを実行
するために、比較的強い圧力で紙面上方より凸刃(ポン
チ)が凹刃(ダイス)に嵌入させることができる。しか
も凹刃(ダイス)に嵌入させる凸刃(ポンチ)の量も十
分にとることができるため、穿孔装置の下方側にパンチ
屑回収容器を設けるだけで、凸刃(ポンチ)の嵌入動作
によるパンチ処理に引き続いて、そのままパンチ屑を回
収容器まで送り出すことができる。しかしながら、一旦
停止させてからパンチを実行するために、パンチ処理速
度自体は速くできないのが現状である。
【0004】これに対して後者の場合、パンチ処理機構
として凸刃(ポンチ)と凹刃(ダイス)とを同期回転さ
せながら、一旦停止させずにパンチ孔を開けることがで
きるため高速処理に適し、また装置自体もコンパクトに
設計できるという利点を有している。その反面、凸刃
(ポンチ)の凹刃(ダイス)への嵌入量自体は浅く設計
せざるを得ず、凸刃(ポンチ)の嵌入を利用して凹刃
(ダイス)内部に押し出すことが難しい。その結果とし
てパンチ屑は凹刃(ダイス)内に残り、それが蓄積して
くると凹刃(ダイス)の開口部より、搬送路中に散乱し
てしまうことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロータリー
式の穿孔装置の高速性を活かし、パンチ屑を回収容器へ
確実に排出させることが可能な穿孔装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明では、ポンチ手段を備えた凸刃ローラ
と該ポンチ刃と係合するダイス手段を備えた凹刃ローラ
とを有するロータリー式穿孔装置において、上記凹刃ロ
ーラは、凹刃ローラのダイス部が下方位置に位置すると
きにその一部をダイス開口よりも外側に突出させるよう
凹刃ローラの回転に伴って自重によりダイス内を移動す
る穿孔屑排出機構を備えたことを特徴とする穿孔装置が
提供される。かかる構成の穿孔装置では、パンチ処理に
より穿孔ローラ対の凹刃ローラのダイス開口に穿孔屑
(パンチ屑)が残っている場合でも、凹刃ローラの回転
に伴い、ダイス開口が下方に指向したとき、穿孔屑排出
機構が自重により下方側に移動し、その一部を開口より
突出することで、パンチ屑を回収容器へ押し出すことが
可能となる。
【0007】しかも、自重を利用しているため穿孔ロー
ラ自体のコンパクトさを損なうこと無く穿孔装置を設計
することが可能となる。
【0008】また請求項2の発明は、穿孔屑排出機構と
して球体のものを使用することに特徴を有している。こ
のように穿孔屑排出機構として球体を選択することで、
凹刃ローラの回転に伴って、ダイス開口が下方を指向し
た際の自重により移動が極めて円滑に行われる。しかも
球体であるため、ダイス開口よりも直径の大きな球体を
利用することで、球体の一部をダイス開口の全周に亘っ
て当接させることができるために、パンチ屑の押出を極
めて円滑に実施できる。
【0009】また請求項3の発明は、上記穿孔屑排出機
構がダイス部側先端に突起部を有する円柱もしくは多角
柱形状したことに特徴を有している。かかる機構を採用
することでダイス開口より幾分直径を大きくした円筒を
設計すればよいため、排出機構自体をスリムに設計する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の穿孔装置の実施形態を説明する。この実施の形態
は,本発明に係る穿孔装置(パンチユニット)を複写機
のフィニッシャーに適用した具体例である。尚,この具
体例は,本発明の技術的範囲を限定する性格のものでは
なく、複写機やプリンタに直接組み込むような使用にも
適用できる。
【0011】図1は本発明の一実施の形態に係るフィニ
ッシャー全体の概略構成を示す図である。このフィニッ
シャーは複写機本体から順次排出される画像定着後の用
紙についてパンチ処理やステイプル処理等の所定の後処
理を行ってから用紙を排出するものであり、後述するパ
ンチユニットPuを除けば、たとえば本願出願人が先に
出願を行った特願平10−6881に詳細に記載された
フィニッシャーを使用するすることができる。
【0012】フィニッシャーA1は,複数枚の用紙が収
納可能な中間トレイ6と,中間トレイ6の用紙収納面に
設けられ用紙搬送方向と直角な用紙幅方向に往復動可能
な一対のカーソル57(用紙幅合わせガイド)と,カー
ソル57の往復動により用紙幅方向に整列された用紙を
綴じるステイプラ8とを備える。
【0013】フィニッシャーA1において,複写機から
一定の間隔で順次排出される画像転写済みの用紙Pは,
用紙搬送方向と直角な用紙幅方向の中心位置(いわゆる
センター位置)を基準に,用紙搬入口20からフィニッ
シャーA1内に搬入される。用紙搬入口20付近には,
フィニッシャーA1に搬入された用紙Pを検知する搬入
スイッチSW1,用紙P先端の搬送方向に直交する方向
からのズレを補正しタイミングを整えてフィニッシャー
A1内部に送り込むレジストローラ21、搬入された用
紙についてパンチ処理を行うパンチユニットPuが設け
られている。搬入スイッチSW1は,例えば反射型の光
スイッチであり、搬入された用紙Pによって搬入スイッ
チSW1からの光が反射されると,用紙Pが検知されて
いることを示す用紙検知信号が搬入スイッチSW1から
出力される。また、用紙検知信号の『有る』状態から
『無い』状態への推移により,用紙後端の検知も行われ
る。
【0014】パンチユニットPu(パンチユニットの詳
細については後述する)は,フィニッシャーA1の用紙
搬入口20近傍に設けられており、用紙検知信号等を基
にパンチ処理を行う。またパンチユニットPuの下方側
には、パンチ処理を行った際に生じるパンチ屑を収納す
るパンチ屑回収容器30が設けられている。
【0015】搬送路52には,用紙Pをノンソート用ト
レイ53側に搬送する搬送路54と中間トレイ6側に搬
送する搬送路50とが連結されている。
【0016】複写機から搬入される用紙Pは,揺動自在
の分岐爪55により搬送路50及び54のいずれか一方
に搬送される。分岐爪55によって搬送路54に案内さ
れた用紙Pは,複写機から排出されたときと同じ面を向
けてノンソート用トレイ53に排出される。他方,分岐
爪55によって搬送路50に案内された用紙は,上下方
向から少し傾いた縦方向に設けられた中間トレイ6側へ
搬送される。
【0017】搬送路50の上流部には,揺動自在の分岐
爪56が設けられている。分岐爪56が実線位置にある
場合には,用紙Pは搬送路50内を矢印Y2方向へ搬送
させられる。また,分岐爪56より下流には,用紙搬送
方向上流側から下流側に向けて順に4組の分岐ローラ4
(4a,4b,4c,4d)と,3個の分岐爪5(5
a,5b,5c)が配列されている。各分岐爪5は,揺
動自在であり,用紙Pは分岐爪5に従って中間トレイ6
に搬入される。
【0018】各分岐爪5の揺動位置は,動作開始直後の
モードスタンバイ時に,用紙Pの搬送方向長さに応じて
設定され,例えばA4用紙の場合には分岐爪5c方向か
ら,A3用紙の場合には分岐爪5a方向から中間トレイ
6に搬入される。中間トレイ6には,図1に示すよう
に,用紙搬送方向と直角の方向(用紙幅方向)に往復動
可能な一対のカーソル57が設けられている。搬送路5
0を搬送された各用紙Pは,カーソル57によって用紙
幅方向に整列させられつつ,中間トレイ6内に搬入され
る。
【0019】中間トレイ6には,無端ベルト58が張ら
れている。無端ベルト58は,ベルトローラ59間に張
られており,矢印X方向に走行することにより無端ベル
ト58表面に固定された用紙受け7を移動させる。用紙
受け7は,用紙搬入時に中間トレイ6下部に待機してお
り,中間トレイ6に搬入された用紙Pの搬送方向一端を
支持する。また,用紙受け7の待機位置近傍には,用紙
幅方向の異なる2つの位置にステイプラ8がそれぞれ固
定された状態で設けられている。このステイプラ8は,
用紙受け7によって搬送方向一端が整列されると共に,
カーソル57によって用紙幅方向が整列された一組の用
紙についてステイプル処理を行う。ステイプル処理によ
って搬送方向端部が綴じられた用紙は,無端ベルト58
の走行により用紙受け7に支持された状態で,矢印X方
向に向けて搬送される。無端ベルト58の上方には,用
紙Pを排出トレイ10に案内するガイド部材60及び排
出ローラ9が設けられている。排出トレイ10は,端部
綴じされた用紙束を受けやすいように,排出方向に向け
て上向きに傾斜している。また,排出トレイ10は,上
下に張られた無端ベルト61に固定されており,図示せ
ぬガイド機構に案内されつつ,無端ベルト61により,
排出される用紙量に応じて上下方向に移動される。
【0020】次に図2、図3、図4を用いて本発明の穿
孔装置について説明する。なお、図2は本発明穿孔装置
A1の構成を説明するための図であり、(a)は用紙搬
送方向上流側から上記穿孔装置を見た正面図、(b)は
穿孔部を中心としたA−A断面図である。また図3は、
その特徴となる主要部の作用を説明するためのA−A断
面図であり、図4は本発明主要部の部品構成を説明する
ための部分拡大斜視図である。図2(b)及び図3では
共通して、用紙は右から左へ(矢印P1の方向)通過す
る。
【0021】図2を用いてパンチユニットPuの構成を
説明する。パンチユニットPuは、上ガイド板90及び
下ガイド板91の上下に配置された、上パンチロ−ラ8
0、下パンチロ−ラ82により構成されている。上パン
チロ−ラ80は、軸801と、ビス812にて軸の所定
位置に固定された複数個(本実施例では2個)のポンチ
コロ体81により成る。他方、下パンチロ−ラ82は、
軸821と、ビス832にて軸の所定位置に固定された
複数個(本実施例では2個)のダイスコロ体83により
成る。両ローラは、パンチユニットPuの側板73,7
4間に軸が軸受79を介して回転自在に支持されてい
る。両ローラの軸は、側板74の外側(図2(a)では
左側)で一対のギヤ77,78によって軸の回転が伝達
できるようになっている。ギヤ77,78は同じ歯数で
あり、上パンチロ−ラ80が1回転すると下パンチロ−
ラ82も性格に1回転するようになっている。上パンチ
ロ−ラ80の軸801は側板73の外側(図2(a)で
は右側)に延びており、その部分には入力ギヤ75を備
えたクラッチ76が取り付けられている。これらによ
り、図示されない駆動源からの回転力はクラッチ76の
入力ギヤ75に入力され、クラッチ76のONにより上
下のパンチローラが同時に回転するようになっている。
【0022】図2(b)を使ってさらにパンチユニット
Puとその周辺を説明する。上パンチロ−ラ80と下パ
ンチロ−ラ82の間には上ガイド板91としたガイド板
92が配置され、ポンチコロ体81とダイスコロ体83
が両ガイド板の間に割り込んだ形で配置できるような切
欠き911,912が設けられている。ガイド板91,
92の用紙搬送上流側延長部分(図2(b)の右側)に
は、レジスト上ローラ211とレジスト下ローラ212
により成るレジストローラ対21、及び搬入スイッチS
W1が設けてある。これらにより、P1の方向から入っ
て来た用紙をSW1で用紙先端検出してレジストローラ
で一旦停止させ、搬送方向に直交する方向からの用紙先
端線のズレを補正し、タイミングを整えてパンチユニッ
トPuに向かって再給紙させる。用紙先端線のズレが発
生する恐れがないのであれば、レジストローラ対は連続
回転するローラ対と置き換えることができる。
【0023】パンチユニットは上部カバー70により上
パンチローラ80が覆われており、下部カバー71によ
り下パンチローラ82が覆われている。下部カバー71
の底部は切欠き穴が設けられて、ホッパ72が取り付け
られている。更にその下部にはパンチ屑回収容器30が
着脱自在に取り付けられる。パンチユニットから生じた
パンチ屑はホッパ72で集められ、パンチ屑回収容器3
0蓄積されるようになっている。
【0024】図3は、図2(b)のうちパンチ機構の核
心となる部分を取り出し、用紙Pをパンチ処理する過程
を順を追って表わしたものである。パンチユニットA1
の上パンチローラ80を構成するポンチコロ体81は、
コロ811、及びそれに装着されたポンチ刃ユニット8
4により成り、全体がビス812にて軸801に固定さ
れている。ポンチ刃ユニット84は、円盤状の鋼製刃で
成るポンチ刃841を円筒状の取付台842に取付けた
ものである。取付台842は、硬質ゴム等の緩衝材料で
できており、ポンチ刃841をポンチコロ体81に装着
すると同時に、用紙を穿孔する時のショックを緩和する
役割を持つ。前記穿孔時のショックが極めて少ないので
あれば、取付台842は緩衝材料を使用する必要がな
い。
【0025】パンチユニットA1の下パンチローラ82
を構成するダイスコロ体83は、コロ831、ダイス刃
833、球体835より成り、コロ831がビス832
により軸821に固定されている。なお下パンチローラ
82は、ダイス刃が前述のポンチ刃と位置が正確に一致
するように固定されている。ダイスコロ体83は、通常
ポンチコロ体81とは接触しておらず、ダイス刃833
がポンチ刃841と会合するときのみ刃同志が接触す
る。
【0026】本発明の特徴である穿孔屑排出機構部分を
図4で説明する。ダイス刃833は鋼でできており、下
パンチローラ82外周の一部を成すように外面839が
カーブしている。外面839には前述のポンチ刃841
とほぼ同じ径の円孔840が形成され、ダイス刃の底面
まで同じ直径で貫通している。円孔840が外面839
と出会う稜部は鋭く、焼入れ等で硬く仕上げられてお
り、ポンチ刃と協働して用紙に穿孔できるようになって
いる。またコロ831には切欠836が設けられ、ダイ
ス刃833が圧入固定される。コロ831の切欠部83
6には、取付けられたダイス刃円孔840の中心軸延長
部に穴834が設けられている。穴内部には、穴の径よ
り小さく円孔840より径のやや大きな球体835が内
装され、球体835は穴834の内底とダイス刃円孔8
40底部の間を自由に移動できるようになっている。
【0027】図3に戻って穿孔屑排出機構の動きを説明
する。ポンチコロ体81のポンチ刃841とダイスコロ
体83のダイス刃833は、用紙Pがレジストローラ2
1から搬送される前には、所定の待機位置、例えば各ロ
ーラの軸801,821に対して用紙搬入側の位置に停
止している(a)。レジストローラ21から用紙Pが搬
送され所定時間が経過すると、クラッチ76が作動し、
上パンチローラ80及び下パンチロ−ラ82が回転を開
始して、ポンチコロ体81のポンチ刃841及びダイス
コロ体83のポンチ刃841が各軸の周りを互いに逆向
き(図3の矢印の向き)に動き出す。
【0028】用紙P先端が両コロの間を通過して後、ポ
ンチ刃841とポンチ刃841が会合を始め、同時に用
紙先端から所定距離に孔を穿つ(b)。穿孔によって生
じた用紙Pから刳り抜かれた用紙屑Pdは、ポンチ刃84
1によりダイス刃833の円孔840内に押し込まれ、
ポンチ刃が離脱した後も孔内に残留する(c)。更にダ
イスコロ体が回転してコロ831に穴834の外側が下
方向に向き始めると、穴に内装されている球体835が
自重で外側に転動し、ダイス刃の円孔840内部に球体
の一部を突入させて嵌まり込み、内部に残留する用紙屑
Pdを押し出しダイス刃から落下させる。球体835は円
孔840より若干径が大きいので、円孔に一部を突入さ
せたまま留まる(d)。このとき、球体835が円孔8
40の外周のほぼ全周にわたって当接するので、用紙屑
を確実にダイス刃の外へ排出することができる。更にダ
イスコロ体が回転して穴の内側が下に向き始めると、球
体は自重で穴内部に向かって転動する。以上のようなプ
ロセスが繰り返されることにより用紙屑はダイス内部に
留まることがない。
【0029】以上の実施形態においては、用紙屑を排出
する機構に球体の転動を用いたが、実施例3に基く変形
例として、球体のような転動体に換えて滑動体を用いる
ことができる。以下図5を用いて詳細を説明する。ダイ
スコロ83のコロ831における切欠836には図4と
同様に、ダイス刃833の円孔840より若干径の大き
な穴834が設けられている。この穴834はコロ83
1の中心部まで同じ直径で貫通され、穴内部は滑らかに
仕上げられている。該穴の内部には、滑動体335が内
装され、滑動体335は穴834の内底とダイス刃円孔
840底部の間を自由に移動できるようになっている。
滑動体335は、穴の径より小さく円孔840より径の
やや大きな円柱部341のダイス刃側先端に、ダイス刃
円孔840より外径の小さな突起342を備えている。
【0030】この変形例の用紙屑排出作用は、図3にお
いて球体835を滑動体335に置き換えることで説明
できる。すなわち、前述の図3(b)(c)(d)の説
明文のうち、上記置き換えの他に、「転動」を「滑動」
に、また「球体の一部」を「滑動体の突起」と置き換え
る。これにより説明された変形例のプロセスは、前述の
実施例と同様な用紙屑排出効果をもたらす。また滑動体
の円柱部は、三角柱や四角柱などの多角形でもよく、要
するに穴834の中を自重でスムーズに滑動すればよ
い。
【0031】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、パンチ
処理により穿孔ローラ対の凹刃ローラのダイス開口に穿
孔屑(用紙屑)が残っている場合でも、凹刃ローラの回
転に伴い、ダイス開口が下方に指向したとき、穿孔屑排
出機構が自重により下方側に移動し、その一部を開口よ
り突出することで、パンチ屑を回収容器へ押し出すこと
が可能となる。また、穿孔屑排出機構として球体を選択
することで、凹刃ローラの回転に伴って、ダイス開口が
下方を指向した際の自重により移動が極めて円滑に行わ
れる。しかも球体であるため、ダイス開口よりも直径の
大きな球体を利用することで、球体の一部をダイス開口
の全周に亘って当接させることができるために、パンチ
屑の押出を極めて円滑に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿孔装置を組み込んだフィニッシャー
を説明するための概略図。
【図2】本発明穿孔装置A1の構成を説明するための正
面図(a)及びA−A断面図(b)。
【図3】本発明主要部の作用を説明するための、穿孔装
置A1の断面図。
【図4】本発明主要部の部品構成を説明するための部分
拡大斜視図。
【図5】本発明請求項3に属する他の実施形態の図で、
主要部部品構成を説明するための部分拡大斜視図。
【符号の説明】
Pu パンチユニット 80 上パンチローラ 81 ポンチコロ体 82 下パンチローラ 83 ダイスコロ体 833 ダイス刃 834 穴 835 球体 840 円孔 841 ポンチ刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンチ手段を備えた凸刃ローラと該ポン
    チ刃と係合するダイス手段を備えた凹刃ローラとを有す
    るロータリー式穿孔装置において、上記凹刃ローラは、
    凹刃ローラのダイス部が下方位置に位置するときにその
    一部をダイス開口よりも外側に突出させるよう凹刃ロー
    ラの回転に伴ってダイス内を移動する穿孔屑排出機構を
    備えたことを特徴とする穿孔装置。
  2. 【請求項2】 上記穿孔屑排出機構が球体であることを
    特徴とする請求項1記載の穿孔装置。
  3. 【請求項3】 上記穿孔屑排出機構がダイス部側先端に
    突起部を有する円柱もしくは多角柱形状であることを特
    徴とする請求項1記載の穿孔装置。
JP37328199A 1999-12-28 1999-12-28 穿孔装置 Expired - Fee Related JP3696019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37328199A JP3696019B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 穿孔装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37328199A JP3696019B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 穿孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001179690A true JP2001179690A (ja) 2001-07-03
JP3696019B2 JP3696019B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=18501899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37328199A Expired - Fee Related JP3696019B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 穿孔装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3696019B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254362A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 用紙後処理装置
JP2009023068A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Ricoh Co Ltd シートパンチ装置
US10131070B2 (en) 2011-11-09 2018-11-20 Canon Finetech Nisca Inc. Sheet punching device and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254362A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 用紙後処理装置
JP4617686B2 (ja) * 2004-03-10 2011-01-26 富士ゼロックス株式会社 用紙後処理装置
JP2009023068A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Ricoh Co Ltd シートパンチ装置
US10131070B2 (en) 2011-11-09 2018-11-20 Canon Finetech Nisca Inc. Sheet punching device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3696019B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6681096B2 (en) Image formation apparatus, printer, copying machine, and facsimile device
US8201815B2 (en) Sheet folding apparatus, image forming apparatus using the same, and sheet folding method
JP2001179690A (ja) 穿孔装置
JP4329665B2 (ja) 用紙断裁装置、用紙後処理装置、及び画像形成システム
JP2001199623A (ja) 穿孔装置
JP4498226B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置
JP4976246B2 (ja) シート処理装置
JP7343894B2 (ja) シート加工装置
JP2009018357A (ja) シート類穿孔装置
JP3671310B2 (ja) 画像記録装置
JP2001179689A (ja) 穿孔装置
JPH0517076A (ja) 用紙表裏検知処理装置
JP2002103291A (ja) 穿孔装置
JP4543777B2 (ja) 穿孔処理装置及び画像形成装置
JP3602996B2 (ja) 画像形成装置
JP2001026370A (ja) シート穿孔装置及び画像形成装置
JP6031895B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JPH04251070A (ja) 交差方向に片寄せを行うことのできる突き合わせ機構を有するディスク・スタッカ
JP2002210693A (ja) シート穿孔処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2012126476A (ja) 用紙後処理装置および画像形成装置
JP4814012B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP2023183940A (ja) シート搬送装置、及び画像形成システム
JPH08245045A (ja) 画像形成装置
JP5743630B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2009277066A (ja) 券硬貨分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees