JP2001178042A - マグネットロータ - Google Patents

マグネットロータ

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JP2001178042A
JP2001178042A JP35129799A JP35129799A JP2001178042A JP 2001178042 A JP2001178042 A JP 2001178042A JP 35129799 A JP35129799 A JP 35129799A JP 35129799 A JP35129799 A JP 35129799A JP 2001178042 A JP2001178042 A JP 2001178042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner yoke
cylindrical magnet
magnet
adhesive
cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP35129799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Matsushita
泰明 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JP2001178042A publication Critical patent/JP2001178042A/ja
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い温度範囲で使用可能で、機械的に円筒形
マグネットの内ヨークとの間の空転を防止する信頼性の
高いマグネットロータを提供することを目的とする。 【解決手段】 内ヨーク11の外周に円筒形マグネット
12を接着固定する時、円筒形マグネット12の端部に
設けた凹部15と内ヨーク11の凸部14とを係合させ
て、円筒形マグネット12と内ヨーク11を接着剤13
で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネットロータ
の円筒形マグネットの固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機械、装置の小型、高速化が進展
し、この駆動源として使用されるモータにおいて、小型
化、高性能化が加速しており、特に産業用の高性能モー
タのロータには、極めて磁束密度の高いネオジウム(N
d)−鉄系マグネットを使用したインナーロータ型モー
タが主流になってきている。
【0003】また、組立工数の低減により、円筒形マグ
ネットを使用したものが提案されている。
【0004】以下に従来のロータについて、説明する。
【0005】図3において、30は回転軸、31は内ヨ
ーク、32は円筒形マグネット、33は接着剤である。
【0006】回転軸30と内ヨーク31は圧入固定さ
れ、内ヨーク31の外周に接着剤33を塗布し、内ヨー
ク31と円筒形マグネット32を接着固定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、円筒形
マグネットと内ヨークの固着は、その殆どが接着剤によ
るものであった。
【0008】また、円筒形のネオジ系希土類焼結マグネ
ットの場合、内径寸法はマイナスの熱膨張係数をもって
おり、高温時の内径寸法は常温時より小さくなる。
【0009】また、内ヨークにおいては、磁気回路の構
成上、鉄系のものを使用するため、高温時は内ヨークの
外径は大きくなる。したがって、高温時に円筒形マグネ
ットと内ヨークのスキマ(接着剤充填部)が小さくな
り、硬度の高い接着剤を使用した場合、マグネットが破
損する恐れがあった。
【0010】そのため、硬度の低い接着剤を用いること
が通常であるが、一般的に接着剤は高温時において、接
着強度が低くなるという欠点があり、ロータ回転中の温
度によっては、接着強度が低くなりマグネットが空転す
る可能性があった。
【0011】また、接着剤のみによる内ヨークへの固定
は、信頼性の面においても問題があった。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、広い温度範囲で使用可能で、機械的に円筒
形マグネットの空転を防止する信頼性の高いマグネット
ロータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、円筒形マグネットの端部に設けた凹部
と、内ヨークに設けた凸部とを係合させて、前記円筒形
マグネットと前記内ヨークを接着剤で固着したもので、
円筒形マグネットの空転を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、内ヨークの外周に焼結
の円筒形マグネットを接着したロータにおいて、円筒形
マグネットの端部に少なくとも1つ設けた凹部と、内ヨ
ークに設けた凸部とを係合させて、前記円筒形マグネッ
トと前記内ヨークを接着剤で固着したマグネットロータ
である。
【0015】また、内ヨークの凸部は、ピンまたはキー
を付加して構成した請求項1記載のマグネットロータで
ある。
【0016】また、凸部を一体で形成した打抜板を積層
してなる内ヨークを有する請求項1記載のマグネットロ
ータである。
【0017】さらに、円筒形マグネットの両端部に設け
た凹部と、少なくとも内ヨークの一つの凸部をピンまた
はキーを付加して構成した請求項1記載のマグネットロ
ータである。
【0018】このように、凹部と凸部の係合により円筒
形マグネットの内ヨークとの間の空転を防止することが
できる。
【0019】また、内ヨークの凸部をピンやキーで構成
すれば、後工程で凸部を付加することができる。
【0020】また、凸部を一体で形成した打抜板を積層
したもので、円筒形マグネットの内ヨークとの間の空転
を防止することができる。
【0021】さらに、円筒形マグネットを内ヨークに位
置決め装着し、円筒形マグネットの片方または両方の凹
部に対して、内ヨークの凸部を後から形成できるので円
筒形マグネットのラジアル方向(空転防止)と軸方向の
両方向に固定ができる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図を参照し
ながら説明する。
【0023】(実施例1)図1(a)、(b)におい
て、10は回転軸、11は内ヨーク、12は円筒形マグ
ネット、13は接着剤、14は凸部で、内ヨーク11の
外周にピンをラジアル方向から装着して構成している。
また、回転軸10と内ヨーク11は焼きばめで固定され
ている。
【0024】内ヨーク11の外周に円筒形マグネット1
2を接着固定する時、円筒形マグネット12の端部に設
けた凹部15と内ヨーク11の凸部14とを係合させ
て、円筒形マグネット12と内ヨーク11を接着剤13
で固定する。
【0025】このように凹凸部の係合により円筒形マグ
ネットの内ヨークとの間の空転を防止することができ
る。
【0026】また、内ヨークに円筒形マグネットをn個
(nは整数)軸方向に装着する場合でも、まず内ヨーク
外周部に接着剤を塗布し、一つ目の凸部であるピン(ま
たはキー)をラジアル方向から内ヨークに装着する。次
に一つ目の円筒形マグネットの凹部と内ヨークの凸部と
が係合するように装着する。
【0027】同様に順次、接着剤を塗布し、付加したピ
ンと円筒形マグネットの凹部を係合することで円筒形マ
グネットを内ヨークに対して軸方向に複数個装着でき、
同時に円筒形マグネットの内ヨークとの間の空転を防止
できる。
【0028】なお、回転軸と内ヨークは磁性材で一体構
成(段付の回転軸)としてもよく、また、図1の凹部を
キー溝、凸部をキーで構成しても同様に実施できる。
【0029】そして凸部をピンで構成すればラジアル方
向から装着でき、キーで構成すれば軸方向から後工程で
装着することができる。
【0030】(実施例2)図2(a)、(b)、(c)
において、20は回転軸、21は打抜板で構成された内
ヨーク、22は両端部に凹部を備えた円筒形マグネッ
ト、23は接着剤である。
【0031】内ヨーク21は、打抜板を積層して構成し
たもので、一方の端部に一体で形成した凸部24と、反
対側端部には後から装着するキー25(凸部)と嵌合す
る凹部を備えており、回転軸20に圧入固定される。
【0032】そして内ヨーク21の外周に円筒形マグネ
ット22を接着固定する時、まず内ヨーク21の外周に
接着剤23を塗布する。次に円筒形マグネット22の一
方の端部に設けた凹部26と内ヨーク21に一体で形成
した凸部24を係合させる。
【0033】このとき円筒形マグネット22の反対側に
設けた凹部27と、内ヨーク21の凹部(キー25が嵌
合する凹部)とが対向しており、そこにキー25を軸方
向から嵌合することで円筒形マグネット22を内ヨーク
21に固着できる。
【0034】このように円筒形マグネットの両端部の凹
部に、内ヨークに後から凸部を付加することで円筒形マ
グネットの内ヨークとの間の空転防止と軸方向の固定が
同時にできる。
【0035】なお、一体で形成した凸部24に替えて、
ピンまたはキーを付加した凸部としても同様に実施で
き、同様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、凹凸部の係合により円筒形マグ
ネットの内ヨークとの間の空転を防止できる。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、凸部
を後工程で形成できる。
【0038】さらに、請求項4記載の発明によれば、両
端部の凹凸部の係合により、円筒形マグネットの内ヨー
クとの間の空転防止と軸方向の固定ができる。
【0039】このように実用上きわめて効果のある信頼
性の高いマグネットロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1におけるロータの断面
図 (b)本発明の実施例1のA−A断面図
【図2】(a)本発明の実施例2におけるロータの断面
図 (b)本発明の実施例2のB−B断面図 (c)本発明の実施例2のC−C断面図
【図3】従来のロータの断面図
【符号の説明】
11、21 内ヨーク 12、22 円筒形マグネット 13、23 接着剤 14、24、25 凸部 15、26、27 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ヨークの外周に焼結の円筒形マグネッ
    トを接着したロータにおいて、円筒形マグネットの端部
    に少なくとも1つ設けた凹部と、内ヨークに設けた凸部
    とを係合させて、前記円筒形マグネットと前記内ヨーク
    を接着剤で固着したマグネットロータ。
  2. 【請求項2】 内ヨークの凸部は、ピンまたはキーを付
    加して構成した請求項1記載のマグネットロータ。
  3. 【請求項3】 凸部を一体で形成した打抜板を積層して
    なる内ヨークにて構成した請求項1記載のマグネットロ
    ータ。
  4. 【請求項4】 円筒形マグネットの両端部に設けた凹部
    と、少なくとも内ヨークの一つの凸部をピンまたはキー
    を付加して構成した請求項1記載のマグネットロータ。
JP35129799A 1999-12-10 1999-12-10 マグネットロータ Pending JP2001178042A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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