JP2001177709A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001177709A
JP2001177709A JP36012999A JP36012999A JP2001177709A JP 2001177709 A JP2001177709 A JP 2001177709A JP 36012999 A JP36012999 A JP 36012999A JP 36012999 A JP36012999 A JP 36012999A JP 2001177709 A JP2001177709 A JP 2001177709A
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retransmission
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JP36012999A
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English (en)
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Koji Eguchi
浩司 江口
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 索引データ格納処理手段が、送信する画
データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部のアド
レスとを、それぞれ所定のメモリに格納し、情報送信量
監視処理手段が上記所定のメモリから読み出した情報の
送信量を監視し、再送信開始位置記憶処理手段が伝送エ
ラー検出による送信中断後に再送信する情報の再送信開
始位置を記憶する。再送信開始処理手段は、送信中断後
に所定のメモリから上記再送信開始位置を読み出してそ
のページから再送信を開始する。 【効果】 通信途中で通信断になった場合に、リダイヤ
ル再送信では通信断後のページから送信を開始すること
ができる。その結果正常に送信されたページを再送信す
る必要がなくなり通信時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤル送信方式
におけるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ通信において、エラー修正
モード(ECMモード)で複数ページにわたる画データ
を送信中に通信エラーが発生して送信が終了した場合、
リダイヤル後の再送信では、その複数ページにわたる画
データの全てを再送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。再送信によって、通信エラーが発生する前のページ
まで再送信されるので無駄な通信時間が消費されてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉送信先電話番号を所定のメモリに格納する電
話番号格納処理手段と、送信される画データを所定のメ
モリに格納する画データ格納処理手段と、上記画データ
の各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部のアドレスと
を、それぞれ所定のメモリに格納する索引データ格納処
理手段と、上記所定のメモリから読み出した上記画デー
タの各ページ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレス
に基づいて上記所定のメモリから上記送信される画デー
タを読み出す画データ索引処理手段と、上記所定のメモ
リから読み出した情報の送信量を監視する情報送信量監
視処理手段と、送信先から送信済み情報の再送信要求が
無かった場合に伝送エラーを検出する第一の伝送エラー
検出処理手段と、送信先から送信済み情報の再送信要求
が有った場合に伝送エラーを検出する第二の伝送エラー
検出処理手段と、上記伝送エラー検出による送信中断後
に再送信する情報の再送信開始位置を記憶する再送信開
始位置記憶処理手段と、上記送信中断後に所定のメモリ
から上記送信先電話番号を読み出して再送信を開始する
再送信開始処理手段とを備えることを特徴とするファク
シミリ装置。
【0005】〈構成2〉送信先電話番号を所定のメモリ
に格納する電話番号格納処理手段と、送信される画デー
タを所定のメモリに格納する画データ格納処理手段と、
上記画データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部
のアドレスとを、それぞれ所定のメモリに格納する索引
データ格納処理手段と、アドレス及びビット順に送信原
稿のページが割り当てられ、最初の時点で上記メモリに
対して送信ページ分1又は0が書き込まれ、送信完了済
みページ毎に0又は1に反転される送信完了ページ監視
処理手段と、上記所定のメモリから読み出した上記画デ
ータの各ページ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレ
スに基づいて上記所定のメモリから上記送信される画デ
ータを読み出す画データ索引処理手段と、送信先からの
MCF(メッセージ確認)信号送信済み情報の受信を待
って伝送エラーが発生したページと、受信された画質が
不十分なページを検出する第三の伝送エラー検出処理手
段と、上記送信中断後に再送信を開始する再送信開始処
理手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
【0006】〈構成3〉構成2に記載のファクシミリ装
置において、上記再送信開始処理手段は、再送信開始時
に上記送信完了済みページに対応するメモリ内のビット
に書き込まれている1又は0の値を送信原稿の1ページ
目について、0又は1に反転させる機能を有することを
特徴とするファクシミリ装置。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1の構成〉具体例1は、ECMモードで数ペー
ジに及ぶ情報を送信しているときに、途中で通信エラー
が発生し、送信が終了してしまった場合を想定してい
る。本具体例に依れば、リダイヤル後の再送信で、通信
エラーが発生したページ以降の情報のみ送信すれば足り
る。以下にその処理の概要について図を用いて説明す
る。
【0008】図1は、具体例1の処理手段の説明図であ
る。本具体例のファクシミリ装置は、図1に示すP1〜
P12の処理によって制御される。以下にその処理の概
要について説明する。尚この動作については具体例1の
動作の項で詳細に説明する。
【0009】P1(電話番号格納処理) 送信先電話番号を所定のメモリに格納する処理である。
後述の電話番号格納処理手段が受け持つ部分である。 P2(画データ格納処理) 送信される画データを上記所定のメモリに格納する処理
である。後述の画データ格納処理手段が受け持つ部分で
ある。
【0010】P3(索引データ格納処理) 上記画データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部
のアドレスとを、それぞれ上記所定のメモリに格納する
処理である。後述の索引データ格納処理手段が受け持つ
部分である。
【0011】P4(回線接続処理) 本具体例のファクシミリ装置と送信先ファクシミリ装置
間の回線を接続する処理である。 P5(画データ索引処理) 上記所定のメモリから読み出した上記画データの各ペー
ジ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレスに基づいて
上記所定のメモリから送信される上記画データを読み出
す処理である。後述の画データ索引処理手段が受け持つ
部分である。
【0012】P6(情報送信量監視処理) 上記所定のメモリから読み出した情報の送信量を監視す
る処理である。後述の情報送信量監視処理手段が受け持
つ部分である。 P7(送信開始処理) 本具体例のファクシミリ装置が送信先ファクシミリ装置
間に回線を通して画データの送信を開始する処理であ
る。
【0013】P8(第一の伝送エラー検出処理) 送信先から送信済み情報の再送信要求が無かった場合に
伝送エラーを検出する処理である。後述の第一の伝送エ
ラー検出処理手段が受け持つ部分である。 P9(第二の伝送エラー検出処理) 送信先から送信済み情報の再送信要求が有った場合に伝
送エラーを検出する処理である。後述の第二の伝送エラ
ー検出処理手段が受け持つ部分である。
【0014】P10(再送信開始位置記憶処理) 上記伝送エラー検出による送信中断後に再送信する情報
の再送信開始位置を記憶する処理である。後述の再送信
開始位置記憶処理手段が受け持つ部分である。 P11(再送信開始処理) 上記送信中断後に上記所定のメモリから上記送信先電話
番号を読み出して再送信を開始する処理である。後述の
再送信開始処理手段が受け持つ部分である。 P12(回線切断処理) 本具体例のファクシミリ装置と送信先ファクシミリ装置
間の回線を切断する処理である。
【0015】本具体例のファクシミリ装置は、上記処理
を実行するために以下のように構成される。図2は、具
体例1の構成のブロック図である。図2より、具体例1
のファクシミリ装置は、CPU1と、プログラム用RO
M2と、通信バッファ用RAM3と、通信管理蓄積用R
AM4と、アドレス/データバス5と、スキャナ6と、
プリンタ7と、画像処理部8と、ラインメモリ9と、画
像情報圧縮・復元部10と、NCU11と、モデム12
と、モデム・NCUインタフェース13と、機構制御部
14と、操作表示部15とインタフェース16とを備え
る。
【0016】CPU1は、システム全体の制御、画像デ
ータの流れの管理、通信制御、網制御の総括コントロー
ルを行う部分である。即ち後述の、電話番号格納処理手
段、画データ格納処理手段、索引データ格納処理手段、
画データ索引処理手段、情報送信量監視処理手段、第一
の伝送エラー検出処理手段、第二の伝送エラー検出処理
手段、再送信開始位置記憶処理手段、再送信開始処理手
段の機能を受け持つ部分である。これらの手段の詳細に
ついては、具体例1の動作の項で説明する。
【0017】プログラム用ROM2は、アドレス/デー
タバス5に接続され、上記CPU1を稼働させるプログ
ラムデータを格納しておく部分である。通信バッファ用
RAM3は、アドレス/データバス5に接続され、受け
入れた画像データを格納しておく部分である。
【0018】通信管理蓄積用RAM4は、アドレス/デ
ータバス5に接続され、通信に関する情報を格納してお
く部分である。アドレス/データバス5は、装置内各部
分間の情報の送受に用いられるバスである。スキャナ6
は、原稿から画像情報を読み取る部分である。プリンタ
7は、画像情報を画像に再現する部分である。
【0019】画像処理部8は、記録処理部8−1と、読
み取り処理部8−2からなる。記録処理部8−1は、プ
リンタに接続され、アドレス/データバス5を介して受
け入れた画像データを印字可能な印字データに変換する
部分である。読み取り処理部8−2は、スキャナ6に接
続され、受け入れた画像情報を画像データに変換してア
ドレス/データバス5に送出する部分である。
【0020】ラインメモリ9は、画像情報圧縮・復元部
10と、アドレス/データバス5の間に接続され、画像
データを一旦格納する部分である。画像情報圧縮・復元
部10は、画像データを受け入れて所定の符号化方式に
基づいてデータ圧縮し、更に、データ圧縮された画像デ
ータを受け入れて復元する部分である。NCU11は、
電話回線と装置を接続する部分であり、送信先のファク
シミリ装置との接続及び切断を制御する部分である。
【0021】モデム12は、NCU11と、モデム・N
CUインタフェース13との間に接続され、モデム・N
CUインタフェース13から画データを受け入れて送信
信号に変調し、NCU11から受信信号を受け入れて画
データに復調する部分である。モデム・NCUインタフ
ェース13は、モデム12及びNCU11と、アドレス
/データバス間のインタフェースを受け持つ部分であ
る。
【0022】機構制御部14は、装置各部を駆動するド
ライバや、センサ類の総称である。操作表示部15は、
操作情報及び設定情報を入力するとともに、これらの情
報や装置の状態情報を表示する部分である。以上で構成
の説明を終了して、動作について説明する。
【0023】〈具体例1の動作〉図3は、具体例1の動
作説明図(その1)である。図4は、具体例1の動作説
明図(その2)である。図5は、具体例1の動作説明図
(その3)である。図3、図4、図5を用いて図上のス
テップ順にその動作について説明する。
【0024】ステップS1 操作者が送信先のファクシミリの電話番号を操作表示部
15(図2)に入力して操作を開始すると、送信先ファ
クシミリの電話番号が通信管理蓄積用RAM4(図2)
のリダイヤル電話番号格納エリアに格納される。このス
テップS1は、CPU1(図2)によってプログラム用
ROM2(図2)に格納されている制御プログラムに従
って制御される。この過程を電話番号格納処理手段と定
義する。
【0025】ステップS2 スキャナ6(図2)によって読み取られた画像情報が、
画像処理部8(図2)によって画データに変換された後
通信バッファ用RAM(図2)内のメモリ送信原稿格納
エリアに格納される。このステップS2は、CPU1
(図2)によってプログラム用ROM2(図2)に格納
されている制御プログラムに従って制御される。この過
程を画データ格納処理手段と定義する。
【0026】ステップS3 上記格納された画データの各ページの先頭部のアドレス
と終端部のアドレスは、通信管理蓄積用RAM(図2)
のページデータアドレス格納エリアに格納される。この
ステップS3は、CPU1(図2)によってプログラム
用ROM2(図2)に格納されている制御プログラムに
従って制御される。この過程を索引データ格納処理手段
と定義する。
【0027】ステップS4 送信ページカウンタに1がセットされる。 ステップS5 送信先のファクシミリ装置に向けて発呼処理が開始され
る。 ステップS6 発呼後、CNG信号が送信先ファクシミリ装置に向けて
送出させる。
【0028】ステップS7、ステップS8 CPU(図2)は、送信先のファクシミリ装置からNS
F・(CSI)・DIS信号受信を待つ。このNSF・
(CSI)・DIS信号を受信したとき、その内容から
モード設定を行った後ステップS10へ進む。受信でき
なかった時は、ステップS8でT1タイマーがタイムア
ウトするまでステップS6、ステップS7の処理を繰り
返す。ステップS8でT1タイマーがタイムアウトした
時ステップS9へ進む。
【0029】ステップS9 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置へDN
C信号を送出した後、回線切断処理をしてリダイヤル制
御へ移行する。このリダイヤル制御については、後述の
ステップS36、ステップS37で詳細に説明する。 ステップS10 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置へ(T
SI)・NSS信号又は(TSI)・DCS信号を送出
した後ステップS11へ進む。
【0030】ステップS11 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置へトレ
ーニング・TCFを送出した後、その応答を待つ。 ステップS12 送信先のファクシミリ装置からFTT信号を受信したと
きは、トレーニングを失敗したので再度モード設定をや
り直すためにステップS10へ戻る。送信先のファクシ
ミリ装置からFTT信号を受信しなかったときは、ステ
ップS13へ進む。
【0031】ステップS13 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置からC
FR信号を受信したときはステップS15(図4)へ進
む。CFR信号を受信しなかったときはステップS14
へ進む。 ステップS14 ステップS10、ステップS11と進み、3回再送信す
る。3回再送信後も応答なき場合は、ステップS9へ進
んでCPU1(図2)は、DCN信号送信後回線切断処
理をしてリダイヤル制御へ移行する。
【0032】ステップS15(図4) CPU1(図2)は、通信管理蓄積用RAM4(図2)
内の送信ページカウンタ格納エリアの値を読み出す。更
に、通信管理蓄積用RAM4(図2)内のページデータ
アドレス格納エリアから、その送信ページに対応するペ
ージ先頭部と終端部のアドレスを読み取った後ステップ
S16へ進む。
【0033】ステップS16 CPU1(図2)は、ステップS15で読み取ったペー
ジ先頭部と終端部のアドレスまで1ページ分の画データ
を通信バッファ用RAM3(図2)内の送信用ページデ
ータ格納エリアへ格納してステップS17へ進む。以上
ステップS15とステップS16は、CPU1(図2)
によってプログラム用ROM2(図2)に格納されてい
る制御プログラムに従って制御される。この過程を画デ
ータ索引処理手段と定義する。
【0034】ステップS17 CPU1(図2)は、通信管理蓄積用RAM4内の送信
ページカウンタ格納エリアの値を読み出し、+1して再
び格納する。このステップS17は、CPU1(図2)
によってプログラム用ROM2(図2)に格納されてい
る制御プログラムに従って制御される。この過程を情報
送信量監視処理手段と定義する。
【0035】ステップS18 CPU1(図2)は、通信バッファ用RAM3内の送信
用ページデータ格納エリアに格納されている画データを
1ページ分(部分ページ)送信してステップS19へ進
む。 ステップS19 CPU1(図2)は、送信原稿の状態(ページ数、デー
タ量)に応じて、ITU−T勧告T.30に従って送信
先ファクシミリ装置へポストメッセージ信号(PPS−
Q)を送信してステップS20へ進む。Qは、EOP、
MPS、EOM、NULLの信号が選択される。ここで
EOP信号は1ページ毎に送るポストメッセージであ
り、MPS信号はマルチページ信号であり、EOM信号
はメッセージ終了信号であり、NULL信号は部分ペー
ジの境界を示す信号である。
【0036】ステップS20 CPU1(図2)は、ポストメッセージ信号(PPS−
Q)に対する送信先のファクシミリ装置からの応答受信
が有ったかどうかをチェックする。応答受信が有った場
合はステップS21へ進み、応答受信が無い場合はステ
ップS29へ進む。
【0037】ステップS29 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置からM
CF信号(エラー無し)の受信をチェックして、もし受
信した場合はステップS31へ進む。もし受信しなかっ
たときはステップS30を通って、ステップS19へ戻
りポストメッセージ信号を再送出する。この再送出を3
回試行しても応答受信が無い場合はステップS30から
ステップS35(図3)へ抜ける。
【0038】このステップS19、ステップS20、ス
テップS29、ステップS30、ステップS19のルー
プは、CPU1(図2)によってプログラム用ROM2
(図2)に格納されている制御プログラムに従って制御
される。この過程を第一の伝送エラー検出処理手段と定
義する。この第一の伝送エラー検出処理手段は、受信側
から送信済み情報の再送信要求が無かった場合に伝送エ
ラーを検出する手段である。即ち、送信先へ伝送エラー
なしに伝送されたのか、或いはポストメッセージ信号が
受信されていないのかを判断する手段である。
【0039】次に、上記ステップS30からステップS
35へ抜け出た場合について説明する。ここでは、受信
側へポストメッセージ信号が届かないという異常事態が
発生している。 ステップS35 CPU1(図2)は、通信管理蓄積用RAM4内の送信
ページカウンタ格納エリアの値を読み出して−1して再
び格納する。その後ステップS9へ進み、CPU1(図
2)は、DCN送信後、回線切断処理をしてリダイヤル
制御へ移行する。このステップS35は、CPU1(図
2)によってプログラム用ROM2(図2)に格納され
ている制御プログラムに従って制御される。この過程を
再送信開始位置記憶処理手段と定義する。
【0040】次に上記ステップS20からステップS2
1へ進んだ場合について説明する。 ステップS21 上記ステップS20でCPU1(図2)がPPR信号を
受信した場合は、PPR信号を送出した回数をチェック
して3回以下の場合はステップS25へ飛んで誤りフレ
ームを送信した後再度ステップS19へ戻る。又、PP
R信号を送出した回数が4回になっていた場合はステッ
プS22へ進む。この回数は後に説明するステップS2
1からステップS25へ飛んでステップS19へ戻り、
再度誤りフレームを送信する回数を示している。
【0041】ステップS22 CPU1(図2)が伝送レートのフォールバック不可と
判断するならば訂正続行不可としてステップS26へ進
む。フォールバック可能と判断するならばステップS2
3へ進む。ここでフォールバックとは、上記ステップS
20でPPR信号を受信したの、伝送エラーをなくすた
めに伝送レートを1ランク遅くして送信することをい
う。即ちフォールバック不可能とは、伝送レートが既に
最低速になっている場合等である。 ステップS26 CPU1(図2)は、送信先ファクシミリ装置へEOR
−Q信号(再送信終了)を送出してステップS27へ進
む。
【0042】ステップS27 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置からの
ERR信号の受信を待つ。もし受信した場合は、既に説
明したステップS35(再送信開始位置記憶処理手段)
を経てリダイヤル制御へ移行する。もし受信しなかった
場合は、ステップS28を通って、ステップS26へ戻
り送信先のファクシミリ装置へEOR−Q信号(再送信
終了)を送出する。この動作を3回繰り返す。その間に
ERR信号(再送信終了応答)を受信した場合は、上記
と同様にステップS35(再送信開始位置記憶処理手
段)を経てリダイヤル制御へ移行する。もし3回繰り返
してもERR信号を受信できなかった場合も、ステップ
S35(再送信開始位置記憶処理手段)を経てリダイヤ
ル制御へ移行する。次にステップS22からステップS
23へ進んだ場合について説明する。
【0043】ステップS23 CPU1(図2)は、送信先のファクシミリ装置へCT
C信号(訂正続行)を送信して、ステップS24へ進
む。 ステップS24 CPU1(図2)が、送信先のファクシミリ装置からC
TR信号(訂正続行応答)を受信した場合は、ステップ
S25に進み、誤りフレームを送信した後ステップS1
9へ戻る。CPU1(図2)が、送信先のファクシミリ
装置からCTC信号を受信しない場合は、上記と同様に
ステップS35(再送信開始位置記憶処理手段)を経て
リダイヤル制御へ移行する。
【0044】以上説明したステップS22、ステップS
23、ステップS24、ステップS26、ステップS2
7、ステップS28は、CPU1(図2)によってプロ
グラム用ROM2(図2)に格納されている制御プログ
ラムに従って制御される。この過程を第二の伝送エラー
検出処理手段と定義する。この第二の伝送エラー検出処
理手段は、受信側から送信済み情報の再送信要求が有っ
た場合に伝送エラーを検出する手段である。
【0045】次にステップS29からステップS31へ
進んだ場合について説明する。 ステップS31 ステップS19で送信したポストメッセージがPPS−
NULLならば、ステップS18へ戻って残りの部分ペ
ージを1ページ送信する。もしポストメッセージがPP
S−NULLでなければステップS32へ進む。 ステップS32 ステップS19で送信したポストメッセージがPPS−
MPSならばステップS17へ戻る。もしポストメッセ
ージがPPS−MPSでなければステップS33へ進
む。
【0046】ステップS33 ステップS19で送信したポストメッセージがPPS−
EOMならばステップS7へ戻る。もしポストメッセー
ジがPPS−EOMでなければステップS34へ進む。
この場合はポストメッセージがPPS−EOPなのでD
CN信号を送信して、送信正常終了とする。
【0047】次に上記ステップS9からリダイヤル送信
制御へと進んだ場合の処理について図4を用いて説明す
る。 ステップS36 CPU1は、通信管理蓄積用RAM4(図2)内のリダ
イヤル電話番号格納エリアから発呼先の電話番号を読み
込む。 ステップS37 CPU(図2)は、CNG信号を送信先のファクシミリ
装置へ送出して上記ステップS7(図3)へ戻る。以下
上記と同様の過程を通って送信正常終了(図4)に至
る。このステップS36とステップS37は、CPU1
(図2)によってプログラム用ROM(図2)に格納さ
れている制御プログラムに従って制御される。この過程
を再送信開始処理手段と定義する。
【0048】以上で具体例1の動作の説明を終了する。
上記説明では、CPU1(図2)が、電話番号格納処理
手段、画データ格納処理手段、索引データ格納処理手
段、画データ索引処理手段、情報送信量監視処理手段、
第一の伝送エラー検出処理手段、第二の伝送エラー検出
処理手段、再送信開始位置記憶処理手段、再送信開始処
理手段の全ての機能を受け持つものとして説明したが、
本発明は、この構成に限定されるものではない。即ち、
上記各機能手段の一部をCPU1(図1)とは異なる他
の部分が受け持つことも可能である。
【0049】〈具体例1の効果〉以上説明したように、
装置内に電話番号格納処理手段、画データ格納処理手
段、索引データ格納処理手段、画データ索引処理手段、
情報送信量監視処理手段、第一の伝送エラー検出処理手
段、第二の伝送エラー検出処理手段、再送信開始位置記
憶処理手段、再送信開始処理手段を備えることによって
以下の効果を得る。 1.通信途中で通信断になった場合に、リダイヤル再送
信では通信断後のページから送信を開始することができ
る。 2.その結果正常に送信されたページを再送信する必要
がなくなり通信時間を短縮することができる。
【0050】〈具体例2の構成〉具体例2は、ECMモ
ード以外のモードで数ページに及ぶ情報を送信している
ときに、途中で通信エラーが発生し、送信が終了してし
まった場合、又は、受信側で受信はできたが一部不鮮明
なページが含まれていた場合を想定している。本具体例
によれば、リダイヤル後の再送信で、一部不鮮明な部分
が含まれているページと、その通信エラーが発生したペ
ージ以降の情報のみ送信すれば足りる。以下にその処理
の概要について図を用いて説明する。
【0051】図6は、具体例2の処理手段の説明図であ
る。本具体例のファクシミリ装置は、図6に示すP21
〜P31の処理によって制御される。以下にその処理の
概要について説明する。尚この動作については具体例2
の動作の項で詳細に説明する。
【0052】P21(電話番号格納処理) 送信先電話番号を所定のメモリに格納する処理である。
後述の電話番号格納処理手段が受け持つ部分である。 P22(画データ格納処理) 送信される画データを上記所定のメモリに格納する処理
である。後述の画データ格納処理手段が受け持つ部分で
ある。
【0053】P23(索引データ格納処理) 上記画データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部
のアドレスとを、それぞれ上記所定のメモリに格納する
処理である。後述の索引データ格納処理手段が受け持つ
部分である。 P24、及びP29(送信完了ページ監視処理) 所定のメモリにアドレス及びビット順に送信原稿のペー
ジが割り当てられ、最初の時点で前記メモリに対して送
信ページ分1又は0が書き込まれ、送信完了済みページ
毎に0又は1に反転される処理である。後述の送信完了
ページ監視処理手段が受け持つ部分である。
【0054】P25(回線接続処理) 本具体例のファクシミリ装置と送信先のファクシミリ装
置間の回線を接続する処理である。 P26(画データ索引処理) 上記所定のメモリから読み出した上記画データの各ペー
ジ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレスに基づいて
上記所定のメモリから送信される上記画データを読み出
す処理である。後述の画データ索引処理手段が受け持つ
部分である。
【0055】P27(送信開始処理) 本具体例のファクシミリ装置が送信先ファクシミリ装置
間に回線を通して画データの送信を開始する処理であ
る。
【0056】P28(第三の伝送エラー検出処理) 送信先からのMCF(メッセージ確認)信号送信済み情
報の受信を待って伝送エラーが発生したページと、受信
された画質が不十分なページを検出する処理である。後
述の第三の伝送エラー検出処理手段が受け持つ部分であ
る。 P30(再送信開始処理) 上記送信中断後に上記所定のメモリから上記送信先電話
番号を読み出して再送信を開始する処理である。後述の
再送信開始処理手段が受け持つ部分である。 P31(回線切断処理) 本具体例のファクシミリ装置と送信先ファクシミリ装置
間の回線を切断する処理である。
【0057】本具体例のファクシミリ装置は、上記処理
を実行するために以下のように構成される。図7は、具
体例2の構成のブロック図である。図7より、具体例2
のファクシミリ装置は、CPU21と、プログラム用R
OM2と、通信バッファ用RAM3と、通信管理蓄積用
RAM24と、アドレス/データバス5と、スキャナ6
と、プリンタ7と、画像処理部8と、ラインメモリ9
と、画像情報圧縮・復元部10と、NCU11と、モデ
ム12と、モデム・NCUインタフェース13と、機構
制御部14と、操作表示部15とインタフェース16と
を備える。
【0058】具体例1との差異のみについて説明する。
CPU21は、システム全体の制御、画像データの流れ
の管理、通信制御、網制御の総括コントロールを行う部
分である。即ち後述の、電話番号格納処理手段、画デー
タ格納処理手段、索引データ格納処理手段、送信完了ペ
ージ監視処理手段、画データ索引処理手段、第三の伝送
エラー検出処理手段、再送信開始処理手段、の機能を受
け持つ部分である。これらの手段の詳細については、具
体例1の動作の項で説明する。
【0059】通信管理蓄積用RAM24は、アドレス/
データバス5に接続され、通信に関する情報を格納して
おく部分である。更に、その内部に送信完了ページを記
憶する送信ページフラグ格納エリアを所持する。この送
信ページフラグ格納エリアについて説明する。
【0060】図8は、送信ページフラグ格納エリアの説
明図である。図に示すようにアドレス及びビット順に送
信原稿のページが割り当てられる。送信原稿が未送信の
場合1が書き込まれている(フラグ1の状態)。送信完
了ページには0が書き込まれる(フラグ0の状態)。即
ち、最初の時点で全てフラグ1であり、送信完了したペ
ージから、次々にフラグ0になる。全ての送信原稿が送
信完了した時点で全てのフラグが0になる。その他の構
成及び機能は、具体例1と全く同様なので説明を割愛す
る。
【0061】〈具体例2の動作〉図9は、具体例2の動
作説明図(その1)である。図10は、具体例2の動作
説明図(その2)である。図11は、具体例2の動作説
明図(その3)である。図9、図10、図11を用いて
図上のステップ順にその動作について説明する。
【0062】ステップS38 操作者が送信先ファクシミリの電話番号を操作表示部1
5(図7)に入力して操作を開始すると、送信先ファク
シミリの電話番号が通信管理蓄積用RAM4(図7)の
リダイヤル電話番号格納エリアに格納される。このステ
ップS38は、CPU21(図7)によってプログラム
用ROM2(図7)に格納されている制御プログラムに
従って制御される。この過程を電話番号格納処理手段と
定義する。
【0063】ステップS39 スキャナ6(図7)によって読み取られた画像情報が、
画像処理部8(図7)によって画データに変換された後
通信バッファ用RAM(図7)内のメモリ送信原稿格納
エリアに格納される。このステップS39は、CPU1
(図7)によってプログラム用ROM2(図7)に格納
されている制御プログラムに従って制御される。この過
程を画データ格納処理手段と定義する。
【0064】ステップS40 上記格納された画データの各ページの先頭部のアドレス
と終端部のアドレスは、通信管理蓄積用RAM24(図
7)のページデータアドレス格納エリアに格納される。
ステップS40は、CPU21(図7)によってプログ
ラム用ROM2(図7)に格納されている制御プログラ
ムに従って制御される。この過程を索引データ格納処理
手段と定義する。
【0065】ステップS41 CPU21(図7)は、通信管理蓄積用RAM24(図
7)内の送信ページフラグ格納エリア(図8)の全ペー
ジ分を1にセットし、1ページ目の送信ページフラグを
リードする。ステップS41は、CPU21(図7)に
よってプログラム用ROM2(図7)に格納されている
制御プログラムに従って制御される。この過程を送信完
了ページ監視処理手段と定義する。後述の送信完了ペー
ジ監視処理手段が受け持つ部分である。この送信完了ペ
ージ監視処理手段ではアドレス及びビット順に送信原稿
のページが割り当てられ、最初の時点で前記メモリに対
して送信ページ分1が書き込まれ、送信完了済みページ
から次々に0に反転される処理である。 ステップS42 送信先ファクシミリ装置に向けて発呼処理が開始され
る。 ステップS43 発呼後、CNG信号が送信先のファクシミリ装置に向け
て送出させる。
【0066】ステップS44、ステップS45 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置から
NSF・(CSI)・DIS信号受信を待つ。このNS
F・(CSI)・DIS信号を受信したとき、その内容
からモード設定を行った後ステップS47へ進む。受信
できなかった時は、ステップS45でT1タイマーがタ
イムアウトするまでステップS43、ステップS44の
処理を繰り返す。ステップS45でT1タイマーがタイ
ムアウトした時ステップS46へ進む。
【0067】ステップS46 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置へD
NC信号を送出した後回線切断処理をしてリダイヤル制
御へ移行する。このリダイヤル制御については、後述の
ステップS70、ステップS71で詳細に説明する。 ステップS47 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置へ
(TSI)・NSS信号又は(TSI)DCS信号を送
出した後ステップS48へ進む。
【0068】ステップS48 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置へト
レーニング・TCFを送出した後、その応答を待つ。 ステップS49 送信先のファクシミリ装置からFTT信号を受信したと
きは、トレーニングを失敗したので再度モード設定をや
り直すためにステップS47へ戻る。送信先のファクシ
ミリ装置からFTT信号を受信しなかったときは、ステ
ップS50へ進む。
【0069】ステップS50 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置から
CFR信号を受信したときはステップS52へ進む。C
FR信号を受信しなかったときはステップS51へ進
む。 ステップS51 ステップS47、ステップS48と進み、3回再送信す
る。3回再送信後も応答なき場合は、ステップS46へ
進んでCPU21(図7)は、DCN信号送信後回線切
断処理をしてリダイヤル制御へ移行する。
【0070】ステップS52 CPU21(図7)は、送信しようとするページに対応
する送信ページフラグが0の場合(既に送信完了済み)
はステップS53へ進み、次ページに対応する送信ペー
ジフラグ格納エリアの値を読み出す。その後再びステッ
プS52へ戻る。一方、ステップS52で送信ページフ
ラグが1であった場合は、そのページを送信するとして
ステップS54(図10)へ進む。
【0071】ステップS54(図10) CPU21(図7)は、通信管理蓄積用RAM24(図
7)内の送信ページカウンタ格納エリアの値を読み出
す。更に、通信管理蓄積用RAM24(図7)内のペー
ジデータアドレス格納エリアから、その送信ページに対
応するページ先頭部と終端部のアドレスを読み取った後
ステップS55へ進む。
【0072】ステップS55 CPU21(図7)は、ステップS54で読み取ったペ
ージ先頭部と終端部のアドレスまで、1ページ分の画デ
ータを通信バッファ用RAM3(図7)内の送信用ペー
ジデータ格納エリアへ格納してステップS56へ進む。
以上ステップS54とステップS55は、CPU21
(図7)によってプログラム用ROM2(図7)に格納
されている制御プログラムに従って制御される。この過
程を画データ索引処理手段と定義する。
【0073】ステップS56 CPU21(図7)は、通信バッファ用RAM3内の送
信用ページデータ格納エリアに格納されている画データ
を1ページ分送信してステップS57へ進む。 ステップS57 CPU21(図7)は、送信原稿の状態(ページ数、デ
ータ量)に応じて、ITU−T勧告T.30に従って送
信先のファクシミリ装置へポストメッセージ信号を送信
してステップS58へ進む。ここでポストメッセージ信
号は、EOP、MPS、EOM、の信号が選択される。
【0074】ステップS58 CPU21(図7)は、送信先のファクシミリ装置から
MCF信号(メッセージ終了)の受信をチェックして、
もし受信した場合はステップS59へ進む。もし受信し
なかったときはステップS64、ステップS68でも、
応答信号が有ったかどうかをチェックし、応答受信がな
い場合ステップS69、ステップS57へ進み、ポスト
メッセージ信号を再送する。3回試行しても応答受信が
ない場合はステップS69からステップS46(図9)
へ進む。この場合CPU21(図7)は、送信先のファ
クシミリ装置へDNC信号を送信後、回線切断処理をし
てリダイヤル制御へ移行する。
【0075】このステップS57、ステップS58、ス
テップS64、ステップS68のループは、CPU21
(図7)によってプログラム用ROM2(図7)に格納
されている制御プログラムに従って制御される。この過
程を第三の伝送エラー検出処理手段と定義する。この第
三の伝送エラー検出処理手段は、受信側からMCF信号
(メッセージ確認)を受信できなかったことによって伝
送エラーを検出する手段である。
【0076】ステップS59 CPU21(図7)は、画エラーなしに送信できたと判
断して直前に送信したページに対応する送信ページフラ
グ格納エリアのフラグを0に反転してステップS60へ
進む。このステップS59は、CPU21(図7)によ
ってプログラム用ROM2(図7)に格納されている制
御プログラムに従って制御される。この過程を上記ステ
ップS41と同様に送信完了ページ監視処理手段と定義
する。但しここでは画エラーなしに送信できたと判断し
たページに対応する送信ページフラグ格納エリアのフラ
グを0に反転する役割のみ果たす。 ステップS60 上記ポストメッセージ信号でMPS信号(マルチペー
ジ)を送信してある場合はステップS53へ戻る。もし
MPS信号を送信してない場合には、ステップS61へ
進む。
【0077】ステップS61 上記ポストメッセージ信号でEOM信号を送信してある
場合はステップS63へ進み、もしEOM信号を送信し
てない場合はステップS62へ進む。 ステップS62 この場合は上記ポストメッセージ信号でEOP信号を送
信した場合なので送信先のファクシミリ装置へDCN信
号を送信した後、送信を正常に終了する。
【0078】ステップS63 上記ステップS61からステップS63へ進んだ場合C
PU21(図5)は、次のページに対応する送信ページ
フラグ格納エリアの値を読み出してステップS44(図
9)へ戻る。 ステップS64 上記ステップS58でMCF信号を受信してない場合
は、ステップS64で、CPU21(図7)は、RTP
信号を受信したかどうかを判断する。RTP信号を受信
した場合は、画エラーなく送信できたと判断してステッ
プS65へ進み、RTP信号を受信しない場合は、受信
された画質が不十分であると判断してステップS68へ
進む。
【0079】ステップS65 CPU21(図5)は、直前に送信したページに対応す
るページフラグ格納エリアのフラグを0に反転してステ
ップS66へ進む。このステップS66も上記ステップ
S59と同様に、CPU21(図7)によってプログラ
ム用ROM2(図7)に格納されている制御プログラム
に従って制御される。この過程を上記ステップS41と
同様に送信完了ページ監視処理手段と定義する。但しこ
こでは画エラーなしに送信できたと判断したページに対
応する送信ページフラグ格納エリアのフラグを0に反転
する役割のみ果たす。 ステップS66 上記ステップS57で送信したポストメッセージがMP
Sの場合はステップS67へ進み、MPSでない場合は
ステップS61へ進んで、上記ステップS63からステ
ップS44への移行をたどる。
【0080】ステップS67 CPU21(図7)は、次ページに対応する送信ページ
フラグ格納エリアの値を読み出してステップS47(図
9)へ戻る。 ステップS68 上記ステップS64でCPU21(図7)がRTP信号
を受信しなかった場合は、このステップS68でRTN
信号を待つ。RTN信号を受け入れた場合は、受信され
た画質が悪い状態であるがステップS66へ進み、上記
と同様の処理を行う。この場合は、画質が不十分なの
で、対応する送信ページフラグ格納エリアのフラグは0
に反転されずに1のままである。
【0081】次に上記ステップS46の後、リダイヤル
送信制御へ進んだ場合の処理(図11)について説明す
る。 ステップS70 CPU21(図7)は、通信管理蓄積用RAM24(図
7)のリダイヤル電話番号格納エリアから発呼先の電話
番号を読み込む。 ステップS71 CPU21(図7)は、CNG信号を送信先のファクシ
ミリ装置へ送出して上記ステップS44の処理へと移行
する。ステップS44でCPU21(図7)は、被呼局
からNSF・(CSI)・DSI信号を待つ。ステップ
S44以降の処理は上記と同様なので説明を割愛する。
このステップS70とステップS71は、CPU21
(図7)によってプログラム用ROM2(図7)に格納
されている制御プログラムに従って制御される。この過
程を再送信開始処理手段と定義する。
【0082】以上で具体例2のファクシミリ装置の説明
を終了して、次に具体例2の変形例について説明する。
図12は、具体例2の変形例の動作説明図である。具体
例2との変更点のみについて説明する。図12に示すよ
うに、再送信開始処理手段は、上記送信ページフラグ格
納エリア(図8)の送信完了済みページのアドレスに書
き込まれている1又は0の値を送信原稿の1ページ目に
ついて0又は1に反転させる機能を有する。その他の構
成機能は具体例2と全く同様である。上記機能を備える
ことによって再送信原稿の最初のページには必ず1ペー
ジ目が送信されることになる。
【0083】〈具体例2の効果〉以上説明したように、
装置内に電話番号格納処理手段、画データ格納処理手
段、索引データ格納処理手段、送信完了ページ監視処理
手段、画データ索引処理手段、第三の伝送エラー検出処
理手段、再送信開始処理手段を備えることによって以下
の効果を得る。 1.通信途中で通信断になった場合に、リダイヤル再送
信では通信断後のページから送信を開始することができ
る。 2.その結果正常に送信されたページを再送信する必要
がなくなり通信時間を短縮することができる。 3.又、送信先が不鮮明な画像を受け入れた場合は、リ
ダイヤル再送信で通信後のページに加えて不鮮明な画像
も送信されるため、完全な情報の送信を最小の通信時間
で実施することが可能になる。 4、更に、上記変形例によって送信先では、再送信原稿
の最初に1ページ目が送られてくるので宛先不明になる
ことが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の処理手段の説明図である。
【図2】具体例1の構成のブロック図である。
【図3】具体例1の動作説明図(その1)である。
【図4】具体例1の動作説明図(その2)である。
【図5】具体例1の動作説明図(その3)である。
【図6】具体例2の処理手段の説明図である。
【図7】具体例2の構成のブロック図である。
【図8】送信ページフラグ格納エリアの説明図である。
【図9】具体例2の動作説明図(その1)である。
【図10】具体例2の動作説明図(その2)である。
【図11】具体例2の動作説明図(その3)である。
【図12】具体例2の変形例の動作説明図である。
【符号の説明】
P1 電話番号格納処理 P2 画データ格納処理 P3 索引データ格納処理 P4 回線接続処理 P5 画データ索引処理 P6 情報送信量監視処理 P7 送信開始処理 P8 第一の伝送エラー検出処理 P9 第二の伝送エラー検出処理 P10 再送信開始位置記憶処理 P11 再送信開始処理 P12 回線切断処理

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信先電話番号を所定のメモリに格納す
    る電話番号格納処理手段と、 送信される画データを所定のメモリに格納する画データ
    格納処理手段と、 前記画データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部
    のアドレスとを、それぞれ所定のメモリに格納する索引
    データ格納処理手段と、 前記所定のメモリから読み出した前記画データの各ペー
    ジ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレスに基づいて
    前記所定のメモリから前記送信される画データを読み出
    す画データ索引処理手段と、 前記所定のメモリから読み出した情報の送信量を監視す
    る情報送信量監視処理手段と、 送信先から送信済み情報の再送信要求が無かった場合に
    伝送エラーを検出する第一の伝送エラー検出処理手段
    と、 送信先から送信済み情報の再送信要求が有った場合に伝
    送エラーを検出する第二の伝送エラー検出処理手段と、 前記伝送エラー検出による送信中断後に再送信する情報
    の再送信開始位置を記憶する再送信開始位置記憶処理手
    段と、 前記送信中断後に所定のメモリから前記送信先電話番号
    を読み出して再送信を開始する再送信開始処理手段とを
    備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 送信先電話番号を所定のメモリに格納す
    る電話番号格納処理手段と、 送信される画データを所定のメモリに格納する画データ
    格納処理手段と、 前記画データの各ページ毎に先頭部のアドレスと終端部
    のアドレスとを、それぞれ所定のメモリに格納する索引
    データ格納処理手段と、 アドレス及びビット順に送信原稿のページが割り当てら
    れ、最初の時点で前記メモリに対して送信ページ分1又
    は0が書き込まれ、送信完了済みページ毎に0又は1に
    反転される送信完了ページ監視処理手段と、 前記所定のメモリから読み出した前記画データの各ペー
    ジ毎の先頭部のアドレスと終端部のアドレスに基づいて
    前記所定のメモリから前記送信される画データを読み出
    す画データ索引処理手段と、 送信先からのMCF(メッセージ確認)信号送信済み情
    報の受信を待って伝送エラーが発生したページと、受信
    された画質が不十分なページを検出する第三の伝送エラ
    ー検出処理手段と、 前記送信中断後に再送信を開始する再送信開始処理手段
    とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 前記再送信開始処理手段は、 再送信開始時に前記送信完了済みページに対応するメモ
    リ内のビットに書き込まれている1又は0の値を送信原
    稿の1ページ目について、0又は1に反転させる機能を
    有することを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250155A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ再送信方法、コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、およびコンテンツ再送信プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250155A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ再送信方法、コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、およびコンテンツ再送信プログラム

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