JP3690284B2 - 通信端末装置 - Google Patents
通信端末装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3690284B2 JP3690284B2 JP2001011353A JP2001011353A JP3690284B2 JP 3690284 B2 JP3690284 B2 JP 3690284B2 JP 2001011353 A JP2001011353 A JP 2001011353A JP 2001011353 A JP2001011353 A JP 2001011353A JP 3690284 B2 JP3690284 B2 JP 3690284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- communication
- signal
- error
- pps
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置において、原稿画像を送信する際に、原稿画像を符号化し、所定データ量毎にフレーム化して送出し、エラーしたフレームを再送信することで、エラーがないことを実現するECM通信を採用するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ISDNのTA装置などを経由した通信で、定期的にエラーが発生するという問題がある。一方、ECM通信では、エラー再送が所定回続くと、モデム速度を落として通信を継続させるので、エラーが入ると通信速度モデムの通信速度を低下させる。そのため、複数ページを送信する場合、前半の原稿で最低速度に落ちると、最後のページまで最低速度で送信するので、通信時間が異常に長くかかるという問題があった。
【0004】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、エラー再送を行っても、全体としての通信時間を必要以上に長くさせない通信端末装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の通信端末装置は、回線接続部と、モデム部と、誤り訂正通信(ECM)時において、FAXデータを送出し、メッセージ確認情報(MCF)を受信しないで、所定回以上エラーを示す信号を検出すると、通信速度を低下させ、全フレームエラーが発生していること、かつ通信速度が通信開始時の速度より低下していることを判定し、全フレームエラー発生で、通信速度が通信開始時の速度より低下している場合に、原稿1ページの終了でPPS−EOM信号を送出し、通信速度を開始時の速度に戻す制御部とを備えている。
【0006】
PPS−EOM信号を送出すると、受信機はDIS信号を送出する。DIS信号には受信機の通信速度能力が含まれるので、DCS信号(デジタル命令信号)で通信速度を再設定(落ちた速度を上げて速度設定)できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明が実施される複写機能付きファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。このインターネット・ファクシミリ装置21は、MPU(制御部)1、ROM2、RAM3、画像メモリ(DRAM)4、操作パネル(操作部)5、各種データ等を表示する表示部6、バス7、NCU8、モデム9、スキャナ10、プリンタ(出力部)11、CODEC12、LANI/F13を備える。ここでは、ROM2、RAM3、画像メモリ4で記憶部が構成され、NCU8、モデム9、CODEC12、LAN1/F13で通信部が構成される。
【0008】
MPU1は、この装置21を構成する各部を制御する。特に、誤り再送(ECM)通信時において、1ページ送信終了時に、開始速度からモデム速度が低下している場合に、PPS−EOM信号を送出させる機能、送信速度を開始時の速度に戻すように制御する機能を有する。ROM2は、この装置21を制御するためのプログラムを記憶する。RAM3は、データ等を一時的に記憶する。画像メモリ4は、受信画データやスキャナ10で読み取った画データを一時的に記憶する。操作パネル5は、ユーザがFAX送信・受信、プリント等の指示をするためのものである。
【0009】
NCU8は、電話回線(PSTN)14との接続を制御すると共に、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備えている。モデム9は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送受信データの変調及び復調を行う。スキャナ10は、FAX送信及びコピーをするときに原稿の画データを読み取る。プリンタ11は、受信画データや、コピー動作においてスキャナ10で読み取った原稿の画データを記録紙上に記録する。CODEC12は、読み取った画データを送信するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画データを復号(デコード)する。
【0010】
LANI/F13は、インターネットを介して通信を行うため、LANネットワーク15に接続される。
【0011】
次に、この実施形態ファクシミリ装置の送信時の処理動作を図2に示すフロー図を参照して説明する。処理が開始されると、ステップST1においては、DIS(ディジタル識別信号)を受信したか否かを判定する。このDISは、被呼端末がCCITT標準の受信機能を有することを示す信号である。このDISが被呼端末から送られて来て受信すると、ステップST2へ移行する。一方、DISの受信がないと、ここではエラー終了する。
【0012】
ステップST2においては、DCS(デジタル命令信号)、TCF(トレーニングチェック信号)送出後、CFR(受信準備確認信号)を受信したか否かを判定する。TCFは、ファクシミリメッセージを受信するモデムのトレーニングを確かめ、この伝送速度でチャンネルが使用できるかどうかチェックするものであり、送信側から受信側に送る。CFRは、メッセージを送る前の手順が完了し、メッセージ送出を開始してよいことを示す応答信号である。CFRを受信した場合は、ステップST3へ移行する。一方、CFRを受信しない場合は、ステップST14へ移行する。ステップST14においては、3回トライしたか、つまりTCFを3回送信したか判定する。3回まではステップST2へ戻り、TCFを送信するとともに、CFRを受信したか否かを判定する。3回トライしてもCFRを受信できない場合は、エラー終了する。
【0013】
ステップST3においては、FAXデータを送出し、次にステップST4へ移行する。ステップST4においては、PPS−×××(PPS:パーシャル・ページ・シグナル)を送出する。ここで×××はMPS、NULLなどである。次にステップST5へ移行する。ステップST5においては、MCF(メッセージ確認信号)を受信したか否かを判定する。MCFは、MPS、EOM、EOPの肯定応答でメッセージが完全に受信されたことを示す信号である。MCF受信の場合は、ステップST6へ移行する。一方、MCFが受信でない場合は、ステップST8へ移行する。
【0014】
ステップST6において、PPS・MPS(マルチページ信号)を送出したか否か判定する。MPSは、ファクシミリメッセージのページ終了を意味し、フェーズCの始めに手順が戻ることを示す。したがって、PPS・MPSを送出すると、ステップST3へ戻り、次のFAXデータ送出に移る。一方、PPS・MPSの送出でない場合は、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、PPS・EOM(メッセージ終了信号)を送出したか否かを判定する。EOMは、ファクシミリメッセージのページ終了を示し、フェーズBの始めに手順が戻ることを示す。したがって、PPS・EOMを送出すると、ステップST1に戻る。一方、PPS・EOMが受信でない場合は、送信を終了する。PPS−EOM信号を送出すると、受信機はDIS信号を送出する。DIS信号には受信機の通信速度能力が含まれるので、DCS信号で通信速度を再設定(落ちた速度を上げて速度設定)できる。
【0015】
ステップST8においては、4回PPR(パーシャル・ページ・レスポンス)か否か判定する。PPRはエラーが出たことを示す信号である。4回PPRであると、ステップST9へ移行する。一方、4回PPRでない場合は、ステップST9をスキップして、ステップST10へ移行する。ステップST9においては、CTC(訂正続行信号)を送出し、通信速度を1段階低下(Fall back)させる。つまり、送信速度を最低速度に落とす。そして、ステップST10へ移行する。ステップST10においては、誤りフレームを送出する。そして、次にステップST11へ移行する。
【0016】
ステップST11においては、全フレームエラーが発生し、かつCTCによるFall backを実施済みか否かを判定する。全フレームエラー発生でCTCによるFall backを実施済みの場合は、ステップST12へ移行する。一方、実施済みでない場合は、ステップST4へ戻る。ステップST12においては、先の送出信号がPPS・MPSか否かを判定する。PPS・MPSであれば、ステップST13へ移行する。一方、先の送出信号がPPS・MPSでない場合は、ステップST4へ戻る。ステップST13においては、PPS・EOMを送出し、ステップST1へ戻る。そして、次ページからは送信開始時の速度に戻して、送信を行う。
【0017】
この発明によれば、回線接続部と、モデム部と、誤り訂正通信(ECM)時において、FAXデータを送出し、メッセージ確認情報(MCF)を受信しないで、所定回以上エラーを示す信号を検出すると、通信速度を低下させ、全フレームエラーが発生していること、かつ通信速度が通信開始時の速度より低下していることを判定し、全フレームエラー発生で、通信速度が通信開始時の速度より低下している場合に、原稿1ページの終了でPPS−EOM信号を送出し、通信速度を開始時の速度に戻す制御部とを備えており、1ページ送信終了時に、全フレームエラーが発生した場合に、PPS−EOMを送出するので、異常なエラー、例えばTA等による必ず起きるエラーである場合に対応できる。
【0018】
また、1ページ送信終了時に全フレームエラーが発生していた場合に、PPS−EOMを送出するので、異常なエラー、例えばTAなどによる必ず定期的に起こるエラーで通信速度が遅くなる場合でも、同様に次ページ開始時に速度を戻すので、通信時間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施されるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態ファクシミリ装置の送信処理を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 MPU
2 ROM
3 RAM
4 画像メモリ
5 操作パネル
6 表示部
7 バス
8 NCU
9 モデム
10 スキャナ
11 プリンタ
12 CODEC
13 LANI/F
14 電話回線
15 インターネット
Claims (1)
- 回線接続部と、モデム部と、誤り訂正通信(ECM)時において、FAXデータを送出し、メッセージ確認情報(MCF)を受信しないで、所定回以上エラーを示す信号を検出すると、通信速度を低下させ、全フレームエラーが発生していること、かつ通信速度が通信開始時の速度より低下していることを判定し、全フレームエラー発生で、通信速度が通信開始時の速度より低下している場合に、原稿1ページの終了でPPS−EOM信号を送出し、通信速度を開始時の速度に戻す制御部とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001011353A JP3690284B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001011353A JP3690284B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 通信端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002218195A JP2002218195A (ja) | 2002-08-02 |
JP3690284B2 true JP3690284B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=18878497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001011353A Expired - Fee Related JP3690284B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3690284B2 (ja) |
-
2001
- 2001-01-19 JP JP2001011353A patent/JP3690284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002218195A (ja) | 2002-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0507522B1 (en) | Data communication apparatus | |
US6339481B1 (en) | Real-time facsimile transmission over digital networks | |
US6101243A (en) | Document transmission method upon generation of an error during communication in a facsimile system | |
EP0541362B1 (en) | Apparatus and method for data communication | |
JP3690284B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3155769B2 (ja) | データ通信装置及びデータ通信方法 | |
US5353125A (en) | Facsimile apparatus | |
JP2862355B2 (ja) | 画像通信装置 | |
JP3428941B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JP2792920B2 (ja) | ファクシミリ通信方式 | |
JPH0879487A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP4963940B2 (ja) | 構内交換機 | |
JP3268604B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
KR0130874B1 (ko) | 팩시밀리의 프로토콜 송수신방법 | |
JP2574604B2 (ja) | 画像通信装置 | |
JP2743277B2 (ja) | ファクシミリ装置の伝送制御方式 | |
JP2003101766A (ja) | 画像処理装置 | |
JPH06233104A (ja) | ファクシミリ等における送信方法 | |
JPH08289076A (ja) | 通信装置 | |
JP2001177709A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH05300353A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH0626369B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH05191612A (ja) | 画像データの伝送処理方法 | |
JPH04252664A (ja) | Ecm機能を備えたデータ伝送装置 | |
JP2002158845A (ja) | ファクシミリ通信方法並びにファクシミリ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20020618 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080624 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130624 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |