JP2001177538A - スイッチングハブ - Google Patents

スイッチングハブ

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JP2001177538A
JP2001177538A JP36189599A JP36189599A JP2001177538A JP 2001177538 A JP2001177538 A JP 2001177538A JP 36189599 A JP36189599 A JP 36189599A JP 36189599 A JP36189599 A JP 36189599A JP 2001177538 A JP2001177538 A JP 2001177538A
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直之 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク層での通信の確認を自動的に行う
ことができ、ネットワークの設置から実際の運用までの
時間を短縮化でき、通信異常の箇所の特定を迅速に行う
ことができるスイッチングハブを提供する。 【解決手段】本発明のスイッチングハブは、複数のポー
ト13を備え、各ポート13に接続されるネットワーク
機器のネットワーク層のアドレスを設定するネットワー
クアドレス設定部5と、そのネットワークアドレス設定
部5によって設定されたアドレスを用いてネットワーク
層での通信の可否の確認を行うネットワーク状態確認部
7と、そのネットワーク状態確認部7による確認の結果
を保持するネットワーク状態保持部10と、そのネット
ワーク状態保持部10によって保持されているネットワ
ーク状態を表示するネットワーク状態表示部11と、ネ
ットワーク状態保持部10によって保持されているネッ
トワーク状態を外部に通知するネットワーク状態通知部
17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチングハブに
関し、特に、ネットワーク層での通信の確認を行うこと
ができるスイッチングハブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信プロトコルは、データ通信
におけるデータフォーマットや送受信制御に関する取り
決めであり、OSI(Open Systems Interconnection)
参照モデルとして国際的に標準化されている。
【0003】OSI参照モデルでは、データ通信におい
て必要となる多くのプロトコルを、物理層(レイヤ
1)、データリンク層(レイヤ2)、ネットワーク層
(レイヤ3)、トランスポート層(レイヤ4)、セッシ
ョン層(レイヤ5)、プレゼンテーション層(レイヤ
6)、アプリケーション層(レイヤ7)の7つの層(レ
イヤ)に分類している。
【0004】従来のスイッチングハブでは、LAN(Lo
cal Area Network)ケーブルで物理的に接続し、LAN
のOSI参照モデルの物理層及びデータリンク層につい
ての接続は自動的に認識することができる(以下、従来
例1という)。
【0005】また、特開平11−112519号公報に
は、デフォルトルータの候補に対しインターネット制御
メッセージプロトコル(ICMP)のエコー(echo)テ
ストを行い、正常の場合には、そのルータのアドレスを
登録する管理機能付きハブが開示されている(以下、従
来例2という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1で
は、データリンク層よりも上のネットワーク層での通信
の正常性を確認するためには、その接続を経由するよう
にネットワーク端末を2台接続し、相互に通信できるか
否かの確認を行う必要があるため、確認作業が面倒であ
った。
【0007】また、ネットワークの設置から実際の運用
までに長い作業時間を要する。
【0008】さらに、データリンク層までの接続の正常
性の表示部を備えたスイッチングハブでは、実際の端末
間の通信ができない状態になった場合であっても、デー
タリンクの正常の表示を保持しているため、通信異常の
箇所の特定に時間がかかるという問題があった。
【0009】一方、従来例2では、エコーテストの対象
がデフォルトルータ(デフォルトゲートウェイ)である
のに対し、本願発明では、その対象がポートに接続され
た端末、スイッチ(スイッチングハブ)、ハブ(シェア
ドハブ)などのネットワーク機器であるので、両者は異
なる発明である。
【0010】本発明は、ネットワーク層での通信の確認
を自動的に行うことができ、ネットワークの設置から実
際の運用までの時間を短縮化でき、通信異常の箇所の特
定を迅速に行うことができるスイッチングハブを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチングハ
ブは、複数のポートを備えており、各ポートに接続され
るネットワーク機器のネットワーク層のアドレスを設定
するネットワークアドレス設定手段と、そのネットワー
クアドレス設定手段によって設定されたアドレスを用い
てネットワーク層での通信の可否の確認を行うネットワ
ーク状態確認手段と、そのネットワーク状態確認手段に
よる確認の結果を保持するネットワーク状態保持手段と
を有することを特徴とするものである。
【0012】前記ネットワーク状態保持手段によって保
持されているネットワーク状態を表示するネットワーク
状態表示手段を有してもよい。
【0013】前記ネットワーク状態保持手段によって保
持されているネットワーク状態を外部に通知するネット
ワーク状態通知手段を有してもよい。
【0014】前記ネットワークアドレス設定手段からの
指示により、前記設定されたネットワーク層のアドレス
を保持し、そのアドレスを前記ネットワーク状態確認手
段に通知するネットワークアドレス保持手段を有しても
よい。
【0015】予め設定された時間間隔で各ポートのネッ
トワーク層の状態を確認するように前記ネットワーク状
態確認手段へ指示するネットワーク確認指示手段を有し
てもよい。
【0016】前記ネットワーク状態確認手段は、例えば
各ポートに接続されているネットワーク機器に対してエ
コー要求を行い、ネットワーク機器からの応答があれば
ネットワーク状態は正常であると判断し、応答がなけれ
ば異常であると判断する。
【0017】本発明のスイッチングハブによれば、ネッ
トワーク機器をLANケーブルで接続した時、自動的
に、予め設定したネットワークアドレスとのネットワー
ク層レベルの通信を確認し、その結果を表示したり、外
部に通知することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係るスイッチングハブの構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図1に示すように、本発明の実施の形態に
係るスイッチングハブ1は、データリンク状態確認部
2、データリンク状態保持部3、データリンク状態表示
部4、ネットワークアドレス設定部5、ネットワークア
ドレス保持部6、ネットワーク状態確認部7、ネットワ
ーク確認指示部8、ネットワーク確認用タイマ9、ネッ
トワーク状態保持部10、ネットワーク状態表示部1
1、LAN間中継処理部12、ネットワーク状態通知部
17及び複数のLANポート13を有する。
【0020】データリンク状態確認部2は、各ポート1
3毎のOSI参照モデルの物理層及びデータリンク層の
状態すなわちデータリンクが確立したか否かを確認し、
データリンク状態保持部3へ通知する。データリンク状
態の確認は、例えば定期的に送信するリンクシグナルが
正常に受信されるか否かによって行われる。
【0021】データリンク状態保持部3は、ポート13
毎のデータリンク層における状態のデータを保持し、デ
ータリンク状態確認部2からの通知により、その状態の
データを更新する。
【0022】データリンク状態表示部4は、データリン
ク状態保持部3で保持している状態のデータに基づい
て、ポート13毎に対応して設けられたLEDなどで表
示する。また、ネットワークを経由して管理端末18な
どの外部で表示、確認できるようにしてもよい。
【0023】ネットワークアドレス設定部5は、各ポー
ト13に接続される端末14、スイッチ(スイッチング
ハブ)15、ハブ(シェアドハブ)16などのネットワ
ーク機器のネットワーク層のアドレスを各ポート13毎
に設定する。
【0024】ネットワークアドレス保持部6は、ネット
ワークアドレス設定部5からの指示によりネットワーク
の端末14などとの通信を行うためのネットワーク層の
アドレスを保持し、そのアドレスをネットワーク状態確
認部7からのアクセスに対し通知する。
【0025】ネットワーク状態確認部7は、ネットワー
ク確認指示部8からの確認指示に従い、それぞれのポー
ト13毎のOSI参照モデルのネットワーク層の状態す
なわちネットワークアドレス保持部6が保持するネット
ワークアドレスを使用し、通信が可能か否かを確認し、
その状態をネットワーク状態保持部10へ通知する。ネ
ットワーク状態確認部7は、例えばエコー(echo)テス
トによって、ネットワーク状態を確認する。
【0026】ネットワーク確認指示部8は、予めネット
ワーク確認用タイマ9に設定された時間間隔で、各ポー
ト13のネットワーク層の状態を確認するようにネット
ワーク状態確認部7へ指示する。
【0027】ネットワーク状態保持部10は、各ポート
13毎のネットワーク層の状態のデータを保持し、ネッ
トワーク状態確認部7からの通知により、その状態のデ
ータを更新する。
【0028】ネットワーク状態表示部11は、ネットワ
ーク状態保持部10が保持している状態を、ポート13
毎に対応して設けられたLEDなどで表示する。
【0029】ネットワーク状態通知部17は、ネットワ
ーク状態保持部10が保持している状態をネットワーク
などを介して管理端末18などの外部に通知する。
【0030】LAN間中継処理部12は、一般的なスイ
ッチングハブに備えた機能である各ポート13間の通信
の中継処理を行う。
【0031】各ポート13には、ネットワークアドレス
を有するネットワーク機器が接続されており、本実施の
形態では、ポート番号1のポート13には端末14(ア
ドレスA,A,A,A)が接続され、ポート番号2のポ
ート13にはスイッチ15(アドレスB,B,B,B)
が接続され、ポート番号Nのポート13にはハブ16
(アドレスC,C,C,C)が接続されている。
【0032】図2(A)は、ネットワークアドレス保持
部6に保持されているテーブルを説明するための説明
図、(B)は、ネットワーク状態保持部10に保持され
ているテーブルを説明するための説明図である。
【0033】ネットワークアドレス保持部6では、各ポ
ート番号のポート13毎のネットワークアドレスに関す
るテーブル(図2(A)参照)が保持され、ネットワー
ク状態保持部10では、各ポート番号のポート13毎の
ネットワーク状態に関するテーブル(図2(B)参照)
が保持されている。
【0034】次に、本発明の実施の形態の動作を説明す
る。ネットワークアドレス保持部6では、ネットワーク
アドレス設定部5からの指示によりネットワークの端末
14などとの通信を行うためのネットワーク層のアドレ
スを保持し、そのアドレスをネットワーク状態確認部7
からのアクセスに対し通知する。
【0035】ネットワーク確認指示部8では、予めネッ
トワーク確認用タイマ9に設定された時間間隔で、各ポ
ート13のネットワーク層の状態を確認するようにネッ
トワーク状態確認部7へ指示する。
【0036】ネットワーク状態確認部7では、ネットワ
ーク確認指示部8からの確認指示に従い、それぞれのポ
ート13毎のOSI参照モデルのネットワーク層の状態
すなわちネットワークアドレス保持部6が保持するネッ
トワークアドレスを使用し、通信が可能か否かを確認
し、その状態をネットワーク状態保持部10へ通知す
る。ネットワーク状態確認部7において例えばエコー
(echo)テストを行う場合には、ポート13に接続され
ている端末14、スイッチ15、ハブ16などのネット
ワーク機器に対してエコー要求を行い、ネットワーク機
器からの応答があればネットワーク状態は正常であると
判断し、応答がなければ異常であると判断する。
【0037】ネットワーク状態保持部10では、各ポー
ト13毎のネットワーク層の状態のデータを保持し、ネ
ットワーク状態確認部7からの通知により、その状態の
データを更新していく。
【0038】ネットワーク状態表示部11では、ネット
ワーク状態保持部10の保持している状態を、ポート1
3毎に対応して設けられたLEDなどで表示する。ま
た、ネットワーク状態通知部17は、ネットワークなど
を介して管理端末18にネットワーク状態を通知するの
で、管理端末18からネットワーク状態を確認すること
ができる。
【0039】なお、データリンク状態確認部2は、各ポ
ート13毎のOSI参照モデルの物理層及びデータリン
ク層の状態すなわちデータリンクが確立したか否かを確
認し、データリンク状態保持部3へ通知する。
【0040】データリンク状態保持部3は、データリン
ク状態確認部2からの通知により、その状態のデータを
更新する。
【0041】データリンク状態表示部4は、データリン
ク状態保持部3の保持している状態を、ポート13毎に
対応して設けられたLEDなどで表示する。また、ネッ
トワークを経由して管理端末18などの外部で表示、確
認できるようにしてもよい。
【0042】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明のスイッチングハブによれば、物
理的にネットワーク機器をLANケーブルで接続した
時、自動的に、予め設定したネットワークアドレスとの
ネットワーク層レベルの通信を確認し、その結果を表示
したり、外部に通知することができる。従って、本発明
のスイッチングハブでは、従来のスイッチングハブには
無いネットワーク層での通信の確認を自動的に行うこと
ができるため、端末間の実運用でのプロトコルレベルの
通信の確認を、LANケーブルを接続するだけで可能と
なる。
【0044】また、本発明のスイッチングハブの自動ネ
ットワーク層レベルの動作確認ができることにより、こ
れまでネットワーク層レベルの動作確認のために、テス
ト用のネットワーク端末を2台接続し通信動作の確認を
行うか、又は実運用で使用するネットワーク端末を使用
し通信可能か否かを確認していたが、この作業が不要と
なる。その結果、ネットワークの設置から実運用までの
作業時間を大幅に短縮することができる。
【0045】さらに、本発明のスイッチングハブでは、
定期的にネットワーク層レベルの確認を自動的に行うこ
とができるので、常にネットワーク層レベルの通信が可
能か否かの状態を知ることができる。その結果、通信異
常の箇所の特定を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスイッチングハブの
構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は、ネットワークアドレス保持部に保持
されているテーブルを説明するための説明図、(B)
は、ネットワーク状態保持部に保持されているテーブル
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1:スイッチングハブ 2:データリンク状態確認部 3:データリンク状態保持部 4:データリンク状態表示部 5:ネットワークアドレス設定部 6:ネットワークアドレス保持部 7:ネットワーク状態確認部 8:ネットワーク確認指示部 9:ネットワーク確認用タイマ 10:ネットワーク状態保持部 11:ネットワーク状態表示部 12:LAN間中継処理部 13:LANポート 14:端末 15:スイッチ 16:ハブ 17:ネットワーク状態通知部 18:管理端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のポートを備えたスイッチングハブに
    おいて、 各ポートに接続されるネットワーク機器のネットワーク
    層のアドレスを設定するネットワークアドレス設定手段
    と、 そのネットワークアドレス設定手段によって設定された
    アドレスを用いてネットワーク層での通信の可否の確認
    を行うネットワーク状態確認手段と、 そのネットワーク状態確認手段による確認の結果を保持
    するネットワーク状態保持手段と、 を有することを特徴とするスイッチングハブ。
  2. 【請求項2】前記ネットワーク状態保持手段によって保
    持されているネットワーク状態を表示するネットワーク
    状態表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    のスイッチングハブ。
  3. 【請求項3】前記ネットワーク状態保持手段によって保
    持されているネットワーク状態を外部に通知するネット
    ワーク状態通知手段を有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載のスイッチングハブ。
  4. 【請求項4】前記ネットワークアドレス設定手段からの
    指示により、前記設定されたネットワーク層のアドレス
    を保持し、そのアドレスを前記ネットワーク状態確認手
    段に通知するネットワークアドレス保持手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つの項に記
    載のスイッチングハブ。
  5. 【請求項5】予め設定された時間間隔で各ポートのネッ
    トワーク層の状態を確認するように前記ネットワーク状
    態確認手段へ指示するネットワーク確認指示手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの項
    に記載のスイッチングハブ。
  6. 【請求項6】前記ネットワーク状態確認手段は、各ポー
    トに接続されているネットワーク機器に対してエコー要
    求を行い、ネットワーク機器からの応答があればネット
    ワーク状態は正常であると判断し、応答がなければ異常
    であると判断することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1つの項に記載のスイッチングハブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003062289A (ja) * 2001-08-27 2003-03-04 Sun Corp 遊技場の通信中継装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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