JP2008022271A - ネットワーク機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害の発生点や障害が発生しているレイヤ把握が容易なネットワーク機器を提供する。
【解決手段】レイヤ3スイッチ1は、複数のポートP1〜Pnに接続されている各端末とのリンク確立の有無によりレイヤ1の通信状態を検出する。また、各端末に対して定期的にICMPエコー要求パケットを送信し、その応答パケットの受信の有無によりレイヤ3の通信状態を検出する。さらに、MACアドレステーブルにはエージングタイムが設定され、レイヤ2において通信状態が正常な場合には、ポート番号とそのポートに接続された端末のMACアドレス情報とが記録され、障害が発生した場合にはMACアドレス情報は消去される。そのため、レイヤ3スイッチ1は、MACアドレステーブル133のMACアドレス情報を確認することで、レイヤ2の通信状態を検出する。そして、各レイヤの通信状態に応じて状態表示部16の各ポートに対応したLEDの表示を切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、障害の発生を容易に把握できるネットワーク機器に関する。
レイヤ3スイッチやルータ等の従来のネットワーク機器は、コンピュータ等の端末を接続するポートの近傍に、各ポートの通信状態を表示するLEDが設けられているものが多い。LEDは、各ポートの通信状態に応じて点灯または点滅するので、ユーザはLEDの表示を確認することで、そのポートの通信状態を視覚的に確認することができる。
しかし、従来のネットワーク機器においてLEDにより視覚的に確認できる情報は、各ポートに接続した機器とレイヤ1(第1層、OSI参照モデルの物理層に相当)においてリンクが確立しているか否かを示すリンク状態(Link)、各ポートのリンク速度(Speed)、各ポートに接続した機器とのレイヤ1におけるパケットの送受信状態(Activity)、各ポートの通信方式(全2重/半2重)(Duplex)等であった。
上記従来のネットワーク機器を使用して構成したネットワークにおいて、通信が全くできない等の障害が発生した場合、回線の接続やポートの故障に関しては、リンク状態(Link)を表示するLEDやパケットの送受信状態(Activity)を目視確認することで、障害が発生した点を簡単に特定できる。
一方、レイヤ2(第2層、OSI参照モデルのデータリンク層に相当)以上のレイヤで障害が発生した場合には、リンク状態(Link)を表示するLEDやパケットの送受信状態(Activity)や他のLEDを目視しても、障害の発生点を特定することができなかった。この場合、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)等のコンソール機器をネットワーク機器に接続して、各端末に対してping試験を行って接続状況を確認することで、障害の発生点の特定が可能となる。しかしながら、ネットワーク機器において空きポートが無いためにコンソール機器が接続できない場合や、空きポートがあってもネットワーク機器に接続している端末数が多い場合には、障害発生点の特定は非常に難しい作業となる。
そこで、このような問題を解決するために、従来、定期的にping試験を実行し、端末からの応答が無い場合には不良と判断し、現用系のLAN間接続装置から予備系のLAN間接続装置に切り替えてルーティング動作を行う構成のLAN間接続装置及び接続方式があった(特許文献1参照。)。
特開平8−256173号公報
特許文献1に記載の発明では、上記のように定期的にping試験を行って障害を検出し、LAN間接続装置を自動的に切り替えるので、LAN間接続装置により障害の発生を最小限に抑えることができる。しかしながら、このLAN間接続装置は、通信状態を表示する表示部を備えていないので、どちらのLAN間接続装置が現在通信を行っているのかを確認することができず、メンテナンスに支障を来すという問題があった。
そこで、本発明は、障害の発生点や障害が発生しているレイヤの把握が容易なネットワーク機器を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
(1)端末を接続する通信ポートを複数備えたネットワーク機器であって、
前記通信ポートに接続されている各端末との通信状態を、複数のレイヤについて検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した複数のレイヤの通信状態を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、ネットワーク機器は、複数の通信ポートに接続されている各端末との複数のレイヤについての通信状態を検出手段で検出して、各レイヤの通信状態を表示手段に表示する。したがって、ユーザは、表示手段を確認することで、ネットワーク機器と各端末との間における通信状態を、複数のレイヤについて把握できるので、いずれかの端末との間で通信障害が発生した場合には、表示手段を確認することで、いずれのレイヤ(階層)で障害が発生しいているのかを把握でき、障害の特定を容易に行うことができる。
(2)前記各通信ポートの番号と、各通信ポートに接続されている端末のMACアドレス情報と、を関連づけたMACアドレステーブルを記憶し、いずれかの通信ポートでパケットの受信が第1時間行われないと、その通信ポート番号に対応する前記MACアドレス情報を削除する記憶手段と、
前記第1時間より短い第2時間毎に、各通信ポートに接続された端末に対して、LCPエコー要求パケットを送出する通信手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記MACアドレステーブルにおいて、各通信ポートに対するMACアドレス情報の有無に基づいて、各端末のレイヤ2における通信状態を検出する。
この構成においては、ネットワーク機器は、MACアドレステーブルにおけるMACアドレス情報の有無を確認することで、各端末とのレイヤ2における通信状態を検出する。例えば、レイヤ2において通信障害が発生して、各端末からのパケットやLCPエコー応答パケットを受信できない場合には、MACアドレステーブルにおけるMACアドレス情報が消去され、表示手段はMACアドレステーブルにおけるMACアドレス情報が無い状態なので、通信が停止状態であることを表示する。したがって、ユーザは、表示手段を確認することで、ネットワーク機器と各端末とのレイヤ2における通信状態を容易に確認できる。
(3)前記複数の通信ポートに接続された各端末に対して、ICMPエコー要求パケットを送出するエコー送信手段を備え、
前記検出手段は、ICMPエコー応答パケットの受信の有無に基づいて、各端末のレイヤ3における通信状態を検出することを特徴とする。
この構成においては、ネットワーク機器は、各端末とレイヤ3において、ICMPエコー要求パケットとICMPエコー応答パケットのやりとりを行い、その結果を表示手段に表示する。したがって、ユーザは、表示手段を確認することで、レイヤ3において障害が発生しているか否かを把握できる。
(4)前記検出手段は、通信ポートに接続されている各端末からのリンクパルスの受信の有無に基づいて、各端末のレイヤ1における通信状態を検出することを特徴とする。
この構成においては、ネットワーク機器は、リンクパルスの受信状態を検出して、表示手段にレイヤ1における通信状態を表示する。したがって、ユーザは、表示手段を確認することで、レイヤ1において障害が発生しているか否かを把握できるので、障害の発生点と、障害が発生しているレイヤの特定がさらに容易となる。
本発明のネットワーク機器によれば、複数のポートに接続されている各端末との通信状態を、複数のレイヤについて検出するとともに、各レイヤにおける通信状態を表示手段に表示する。これにより、ユーザはネットワーク機器と各端末との通信状態を複数のレイヤについて、容易に確認することができる。また、ユーザは、表示手段の表示を確認することで、障害発生点の特定だけでなく、レイヤ1〜3のいずれのレイヤにおいて障害が発生しているかを簡単に特定できる。
図1は、この発明の実施形態であるネットワーク機器の概略構成図である。図2は、ネットワーク機器の状態表示部及びポートの概観を示す正面図である。以下の説明では、ネットワーク機器としてレイヤ3スイッチを例に挙げて説明する。
レイヤ3スイッチ1は、図1に示すように、n個のポートP1〜Pn、アップリンクポートUP、スイッチング部13、制御部15、状態表示部16、及び設定スイッチ17を備えている。ポートP1〜Pnには、それぞれパーソナルコンピュータ等の端末装置(ホスト)やルータ等の端末(これらを総称してノードとも言う。)を接続可能である。図1には、一例として、ポートP2に端末装置2、ポートP3に端末装置3を接続した例を示している。また、アップリンクポートUPには、上位装置であるルータ4を接続している。
なお、この実施形態では、アップリンクポートUPを通常のポートであるポートP1〜Pnと別に設けているが、アップリンクポートUPは必須の構成ではない。また、アップリンクポートUPを設けない場合には、ポートP1〜Pnのいずれかにルータ4を接続すると良い。
スイッチング部13は、スイッチLSIから成り、バッファ部131、スイッチ部132、MACアドレステーブル133、及びIPアドレステーブル134により構成される。バッファ部131は、各ポートP1〜Pn及びアップリンクポートUPから入力されたパケットを一時的に蓄積する。スイッチ部132は、ポート間の接続を切り替えて、バッファ部131に蓄積されたパケットを所定の宛先ポートへ転送する。MACアドレステーブル133及びIPアドレステーブル134には、それぞれポートP1〜PnやアップリンクポートUPに接続されている端末、すなわち端末装置2,3及びルータ4のMACアドレスやIPアドレスが、ポート番号と対応付けて記録されている。
ここで、レイヤ3スイッチ1は、自動アドレス学習機能を備えており、各ポートに接続されている端末のMACアドレスやIPアドレスを自動的に学習する。レイヤ3スイッチ1は、設置直後には、どこのポートに端末が接続されているかを把握していない。しかし、レイヤ3スイッチ1は、通信を開始すると、送られてくるパケットに含まれるMACアドレス情報やIPアドレス情報を参照し、パケットを送出した端末がどのポートに接続されているかを学習して、MACアドレステーブル133やIPアドレステーブル134を構築する。また、レイヤ3スイッチ1は、接続されている端末装置から出力されたアドレス解決要求パケット(ARPパケット)や近隣探索要求パケット(NDPパケット)、またはその返信パケットをスヌーピングしてIPアドレス,MACアドレス,ポートの対応関係を学習して、MACアドレステーブル133やIPアドレステーブル134を構築することも可能である。
スイッチング部13は、MACアドレステーブル133やIPアドレステーブル134に基づいて、各ポートP1〜Pn及びアップリンクポートUPに接続された端末装置2,3及びルータ4から入力されたパケットの送り先を判断し、スイッチ部132を制御してポート間の接続を切り替える。また、スイッチング部13は、ポートP1〜Pnに接続されている端末装置2,3やアップリンクポートUPに接続されているルータ4に対して、ある一定周期でリンクパルスを送ったり、端末装置2,3及びルータ4からのリンクパルスを受け取ったりして、お互いにアクティブであるかどうかを確認している。さらに、スイッチング部13は、端末装置2,3及びルータ4に対して、定期的にICMPエコー要求パケットやLCPエコー要求パケットを送信し、それらに対するエコー応答パケットを受信する。さらに、スイッチング部13は、受信した各端末からのリンクパルスやエコー応答等の受信状況に基づいて、各ポートP1〜Pn及びアップリンクポートUPに接続されている端末の通信状態を状態表示部16に表示させる。詳細については後述する。
制御部15は、マイクロコンピュータ(CPU)から成り、レイヤ3スイッチ1の各部を制御したり、他のルータやレイヤ3スイッチと経路情報をやりとりしたりする。
LED L1−1〜L1−n,L1−UPは、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ1における通信状態を表示する。すなわち、スイッチング部13は、LED L1−1〜L1−n,L1−UP(Link)に、各ポートのリンク状態を表示し、リンク確立時には点灯または点滅させ、またリンクが確立していない場合には消灯させる。
LED L2−1〜L2−n,L2−UP(Layer2)は、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ2における通信状態を表示する。すなわち、スイッチング部13は、LED L2−1〜L2−n,L2−UPは、レイヤ3スイッチ1と各端末との間で、レイヤ2における通信が成立しており、MACアドレステーブル133において、ポート番号とMACアドレスが対応付けて登録されているときには、LED L2−1〜L2−n,L2−UPのうち、そのポート番号に対応するLEDを点灯させる。また、LED L2−1〜L2−n,L2−UPは、レイヤ3スイッチ1が各端末からのLCPエコー応答パケットを受信しない等でエージングタイムが経過して、MACアドレステーブル133において、ポート番号に対応するMACアドレスが登録されていない場合には、そのポート番号に対応するLEDを消灯させる(点灯させない)。
LED L3−1〜L3−n,L3−UP(Layer3)は、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ3における通信状態を表示する。すなわち、スイッチング部13は、レイヤ3スイッチ1と各端末との間で、レイヤ3における通信が成立しているときには、LED L3−1〜L3−n,L3−UPのうち対応するLEDを点灯させる。また、スイッチング部13は、レイヤ3スイッチ1と各端末との間でレイヤ3における通信が成立していない場合には、LED L3−1〜L3−n,L3−UPのうち対応するLEDを消灯させる(点灯させない)。
LED Sd−1〜Sd−n,Sd−UP(Speed)は、各ポートのリンク速度を表示する。すなわち、スイッチング部13は、各ポートのリンク速度が100Mbpsで動作中にはLED Sd−1〜Sd−n,Sd−UPのうち対応するLEDを点灯させ、10Mbpsで動作中には対応するLEDを消灯させる。
LED Dx−1〜Dx−n,Dx−UP(Duplex)は、各ポートの通信方式(全2重/半2重)を表示する。すなわち、スイッチング部13は、各ポートにおいて全2重通信中にはLED Dx−1〜Dx−n,Dx−UPのうち対応するLEDを点灯させ、半2重通信中には対応するLEDを消灯させる。
LED Ay−1〜Ay−n,Ay−UP(Activity)は、各ポートにおけるパケットの送受信状態を表示する。すなわち、スイッチング部13は、レイヤ3スイッチ1と端末との間で通信をしているとLED Ay−1〜Ay−n,Ay−UPのうち対応するLEDを点滅させ、通信していない場合には対応するLEDを消灯させる(点灯させない)。
設定スイッチ17は、レイヤ3スイッチ1に実行させる動作を設定するためのスイッチである。
次に、本発明のレイヤ3スイッチ1が、各ポートに接続された端末装置の通信状態を確認する動作について説明する。
レイヤ3スイッチ1は、各ポートP1〜Pnに接続されている端末装置(図1に示した例では端末装置2,3及びルータ4)に対して所定の周期でリンクパルスを送ったり、各端末からのリンクパルスを受け取ったりして、その結果をLED L1−1〜L1−n(Link)に表示する。つまり、レイヤ3スイッチ1のスイッチング部13は、リンクパルスを受信すると、状態表示部16のLED L1−1〜L1−n(Link)の該当するLEDを点灯させ、リンクパルスを受信できなかった場合には、LED L1−1〜L1−n(Link)の該当するLEDを消灯させる(点灯させない)。
例えば、レイヤ3スイッチ1の制御部15は、あるタイミングにおいて、端末装置2及びルータ4からのリンクパルスを受信し、端末装置2からは障害のためにリンクパルスを受信できなかった場合には、LED L1−2,L1−UPを点灯させ、LED L1−3を消灯させる(点灯させない)。これにより、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ1における通信状態を確認できる。
また、レイヤ3スイッチ1は、レイヤ3における通信状態を確認するコマンドである例えばpingコマンドを、定期的に各ポートP1〜Pn及びアップリンクポートUPに接続された端末に対して実行する。pingコマンドは、レイヤ3のプロトコルであるICMP(Internet Control Message Protocol )のエコー要求パケットを、指定されたIPアドレスの機器に対して出力して、レイヤ3における通信が可能か否かを確認するためのコマンドである。レイヤ3スイッチ1の制御部15は、一定時間毎(例えば1分毎)に、スイッチング部13から各ポートに接続された各端末(端末装置2,3及びルータ4)に対してIPアドレスを指定して順番に、ICMPエコー要求パケットを送信させる。このとき、スイッチング部13は、IPアドレステーブル134を参照する。各端末(端末装置2,3及びルータ4)は、レイヤ3までの通信状態が正常な場合、このICMPエコー要求パケットを受信すると、エコー応答パケットを一定時間内にレイヤ3スイッチ1に対して返送(送信)する。レイヤ3スイッチ1のスイッチング部13は、ICMPエコー応答パケットを受信すると、状態表示部16のLED L3−1〜L3−n(Layer3)の該当するLEDを点灯させ、ICMPエコー応答パケットを受信できなかった場合には、LED L3−1〜L3−n(Layer3)の該当するLEDを消灯させる(点灯させない)。
例えば、レイヤ3スイッチ1の制御部15は、あるタイミングにおいて、端末装置3及びルータ4からのICMPエコー応答パケットを受信し、端末装置2からのICMPエコー応答パケットを受信しなかった場合には、LED L3−3,L3−UPを点灯させ、LED L3−2を消灯させる(点灯させない)。これにより、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ3における通信状態を確認できる。
なお、上記の説明では、pingコマンドを用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、ICMPエコー要求パケット及びICMPエコー応答パケットをやりとりできるコマンドであれば、tracerouteや他のコマンドを用いることも可能である。
さらに、レイヤ3スイッチ1では、前記のように端末が接続されているポートにおいて、MACアドレステーブル133にポート番号とMACアドレスとが対応付けされて登録されているか否かに応じて、つまりレイヤ2の通信状態に応じてLED L2−1〜L2−n,L2−UP(Layer2)の点灯状態を切り替える。すなわち、スイッチング部13は、レイヤ3スイッチ1と各端末との間で、レイヤ2における通信が成立しており、MACアドレステーブル133において、ポート番号とMACアドレスが対応付けて登録されているときには、LED L2−1〜L2−n,L2−UPを点灯させる。また、スイッチング部13は、レイヤ3スイッチ1が各端末からのエコー応答を受信しない等でエージングタイムが経過して、MACアドレステーブル133において、ポート番号に対応するMACアドレスが登録されていない場合には、LED L2−1〜L2−n,L2−UPを消灯させる(点灯させない)。
これにより、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ2における通信状態を確認できる。
また、レイヤ3スイッチ1では、設定スイッチ17の設定によっては、レイヤ3における通信状態を状態表示部に表示させずに、レイヤ1やレイヤ2の通信状態のみを表示するように設定することもできる。
次に、レイヤ3スイッチ1の通信状態を確認する処理についてフローチャートに基づいて説明する。図3は、レイヤ3スイッチの通信状態の確認処理を説明するためのフローチャートである。ここで、以下の説明では、リンクパルスの送出周期が1秒に設定され、ICMPのエコー要求パケットの送出周期が1分に設定されている場合について説明する。また、MACアドレステーブル133のエージングタイム(更新時間)は2分に設定され、レイヤ3スイッチ1は、LCPエコー要求パケットを1分毎に送出しているものとする。また、MACアドレステーブル133及びIPアドレステーブル134は、各ポートに対してMACアドレス及びIPアドレスが既に登録されているものとする。
レイヤ3スイッチ1において、制御部15は、前回のエコー要求パケット送出から1分が経過しておらず(s1)、また、リンクパルスを送出してから1秒が経過しておらず(s2)、端末装置2,3やルータ4から送信されたパケットがあれば(s3)、そのパケットをMACアドレス情報やIPアドレス情報に基づいて所定の宛先ポートへ転送する(s4)。このとき、判定フラグがセットされ、エージングタイムが経過すると、判定フラグがリセットされるだけで、MACアドレステーブル133及びIPアドレステーブル134はエイジアウトしない。そして、ステップs1以降の処理を再度行う。
一方、制御部15は、リンクパルスを送出してから1秒が経過したら(s2)、各端末(端末装置2,3及びルータ4)に対してリンクパルスを送出し(s5)、端末からのリンクパルスを一定時間内に検出できている場合には(s6)、状態表示部16のLED L1−1〜L1−nの該当するLEDを点灯させる(s7)。一方、制御部15は、端末からのリンクパルスを一定時間内に検出できない場合には(s6)、状態表示部16のLED L1−1〜L1−n(Link)の該当するLEDを消灯させる(点灯させない)(s8)。そして、ステップs1以降の処理を再度行う。
制御部15は、前回の通信状態確認処理から1分が経過したら(s1)、pingコマンドを実行して、各端末装置2,3及びルータ4に対して順にICMPエコー要求パケットをスイッチング部13から送信させる(s9)。
スイッチング部13は、各端末装置2,3及びルータ4から返送されたICMPエコー応答パケットを一定時間内に受信すると(s10)、状態表示部16のLED L3−1〜L3−n,L3−UPのうち、各端末装置2,3及びルータ4に対応するLEDを点灯させる(s11)。また、スイッチング部13は、各端末装置2,3及びルータ4からICMPエコー応答パケットが返送されなかったり、何らかの理由で一定時間内に受信できなかったりした場合には(s10)、LED L3−1〜L3−n,L3−UPのうち、ICMPエコー応答パケットを受信できなかった端末(ポート)に対応するLEDを消灯させる(点灯させない)(s12)。
続いて、スイッチング部13は、MACアドレステーブル133において、各ポートに対応するMACアドレスが登録されているか否かを確認する(s13)。
ここで、レイヤ3スイッチ1は、各端末(端末装置2,3及びルータ4)との通信を監視するために、スイッチング部13からLCPエコー要求パケットを1分(第2時間)毎に送出している。各端末は、このLCPエコー要求パケットを受信すると、必ずLCPエコー応答パケットを送信する。また、レイヤ3スイッチ1では、スイッチング部13に設けているMACアドレステーブル133及びIPアドレステーブル134において、エージングタイムが2分に設定されている。したがって、レイヤ3スイッチ1と各端末との間においては、パケットが全くやりとりされない場合でも、上記のように、1分毎にLCPエコー要求・応答パケットがやりとりされる。そして、スイッチング部13は、状態表示部16のLED L2−1〜L2−n,L2−UPのうち、そのポート番号に対応するLEDを点灯させる。一方、レイヤ3スイッチ1と各端末との間において、レイヤ1またはレイヤ2において障害が発生した場合には、パケットが全くやりとりされないので、エイジアウトになる。この場合、スイッチング部13は、障害が発生したポートに接続された端末のMACアドレスの情報をMACアドレステーブル133から消去させる。そして、スイッチング部13は、状態表示部16のLED L2−1〜L2−n,L2−UPのうち、そのポート番号に対応するLEDを消灯させる(点灯させない)。
したがって、レイヤ3スイッチ1では、MACアドレステーブル133におけるMACアドレスの有無を確認することで、各端末とのレイヤ2における通信状態を確認できる。
スイッチング部13は、MACアドレステーブル133において、各端末装置2,3及びルータ4を接続したポート番号に対応してMACアドレスが登録されている場合には、各ポートに対応する状態表示部16のLEDを点灯させる(s14)。また、スイッチング部13は、MACアドレステーブル133において、各端末装置2,3及びルータ4を接続したポート番号に対応してMACアドレスが登録されていない場合には、各ポートに対応するLEDを消灯させる(点灯させない)(s15)。
そして、制御部15は、ステップs1の処理から順に各ステップを繰り返し実行する。
このように、ユーザは、状態表示部16の各LEDの表示状態を確認することで、レイヤ3スイッチ1と各端末とのレイヤ1〜3における通信状態を確認できるので、障害の発生点の特定だけでなく、障害が発生しているレイヤについても容易に特定することができる。
例えば、端末装置3の受信部に異常が発生した場合には、端末装置3が接続されているポートP3に対応するLED L3−3が消灯している場合には、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と端末装置3との通信に異常が発生していることを目視で確認できる。また、このとき、端末装置3が接続されているポートP3に対応するLED L2−3が点灯している場合には、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と端末装置3との間においてレイヤ3に障害が発生していることを把握できる。また、LED L2−3及びLED L3−3が消灯していて、LED L1−3が点灯している場合には、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と端末装置3との間においてレイヤ2に障害が発生していることを把握できる。また、LED L1−3、LED L2−3及びLED L3−3が消灯している場合には、ユーザは、レイヤ3スイッチ1と端末装置3との間においてレイヤ1に障害が発生していることを把握できる。
なお、以上の説明では、ネットワーク機器としてレイヤ3スイッチを用いた場合について説明したが、本発明では、ネットワーク機器として例えばルータ等、他の機器にも適用可能である。
この発明の実施形態であるネットワーク機器の概略構成図である。 ネットワーク機器の状態表示部及びポートを示す概観図である。 レイヤ3スイッチの通信状態の確認処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1−レイヤ3スイッチ 2,3−端末装置 4−ルータ P1〜Pn−ポート UP−リンクポート 13−スイッチング部 15−制御部 16−状態表示部 17−設定スイッチ 131−バッファ 132−スイッチ部 133−アドレス管理テーブル 134−IPアドレステーブル

Claims (4)

  1. 端末を接続する通信ポートを複数備えたネットワーク機器であって、
    前記通信ポートに接続されている各端末との通信状態を、複数のレイヤについて検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した複数のレイヤの通信状態を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク機器。
  2. 前記各通信ポートの番号と、各通信ポートに接続されている端末のMACアドレス情報と、を関連づけたMACアドレステーブルを記憶し、いずれかの通信ポートでパケットの受信が第1時間行われないと、その通信ポート番号に対応する前記MACアドレス情報を削除する記憶手段と、
    前記第1時間より短い第2時間毎に、各通信ポートに接続された端末に対して、LCPエコー要求パケットを送出する通信手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記MACアドレステーブルにおいて、各通信ポートに対するMACアドレス情報の有無に基づいて、各端末のレイヤ2における通信状態を検出する請求項1に記載のネットワーク機器。
  3. 前記複数の通信ポートに接続された各端末に対して、ICMPエコー要求パケットを送出するエコー送信手段を備え、
    前記検出手段は、ICMPエコー応答パケットの受信の有無に基づいて、各端末のレイヤ3における通信状態を検出する請求項1または2に記載のネットワーク機器。
  4. 前記検出手段は、通信ポートに接続されている各端末からのリンクパルスの受信の有無に基づいて、各端末のレイヤ1における通信状態を検出する請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワーク機器。
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