JP2008288937A - スイッチングハブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一方の伝送路が故障になっている場合や送信先のデータ伝送装置が一方の伝送路のみに接続されている場合であっても他方の伝送路を経由してデータ伝送を可能とすることである。
【解決手段】LANスイッチコントローラ4は、接続ポート3からデータを受信したとき転送先接続ポートがアドレステーブル6から同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には二重化ルーティング用ポート7を使用して他方の伝送路のスイッチングハブ装置へ伝送データを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送先接続ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しない。
【選択図】 図1
【解決手段】LANスイッチコントローラ4は、接続ポート3からデータを受信したとき転送先接続ポートがアドレステーブル6から同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には二重化ルーティング用ポート7を使用して他方の伝送路のスイッチングハブ装置へ伝送データを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送先接続ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のデータ伝送装置が二重化された伝送路に接続され各々の伝送路に接続されるスイッチングハブ装置に関する。
複数のデータ伝送装置とスイッチングハブ装置で構成されるネットワークシステムにおいて、データ伝送装置の伝送路及びスイッチングハブ装置を二重化することにより、1つの伝送路が故障となった場合でも、もう片系の伝送路を使用して、データ伝送を可能とする冗長化が行われている。
プロセスを制御する制御装置をネットワークを介して接続した制御システムでの制御装置間でのデータの送受信を適正に行うことができるデータ伝送方法として、冗長化された伝送路を有し、送信側制御装置の伝送装置は、伝送周期毎に冗長化された伝送路のうち送信する伝送路を切り替えてデータ伝送を行い、送信側制御装置の伝送装置内における送信処理を最小限の処理時間で処理することを可能としたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−32354号公報
しかし、従来のものでは、送信側と送信先のデータ伝送装置とで二重化された別々の伝送路が異常となった場合に、この2つのデータ伝送装置の間でデータ伝送ができなくなってしまう。また、周期送信を各周期で送信伝送路を切り替えて送信する伝送方式において、送信先装置の片系伝送路が故障になっている場合、スループットが伝送路両系正常時と比べ、2倍に低下してしまう。
本発明の目的は、送信先のデータ伝送装置の一方の伝送路が故障になっている場合や送信先のデータ伝送装置が一方の伝送路のみに接続されている場合であっても他方の伝送路を経由してデータ伝送が可能となるスイッチングハブ装置を提供することである。
本発明のスイッチングハブ装置は、複数のデータ伝送装置が二重化された伝送路に接続され各々の伝送路に接続されるスイッチングハブ装置において、前記スイッチングハブ装置は、複数のデータ伝送装置に接続されデータを送受信する接続ポートと、他方の伝送路に接続されたスイッチングハブ装置とデータを送受信する二重化ルーティング用ポートと、接続ポート単位に接続先のデータ伝送装置のリンク状態及びMACアドレスが格納されるアドレステーブルと、接続ポートからデータを受信したとき転送先接続ポートが前記アドレステーブルから同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には前記二重化ルーティング用ポートを使用して他方の伝送路のスイッチングハブ装置へ伝送データを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送先接続ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しないLANスイッチコントローラとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、送信先のデータ伝送装置の一方の伝送路が故障になっている場合や送信先のデータ伝送装置が一方の伝送路のみに接続されている場合であっても他方の伝送路を経由してのデータ伝送が可能となる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置をデータ伝送システムに適用した構成図である。複数のデータ伝送装置1a〜1nの伝送路は二重化されており、二重化された伝送路の一方にはスイッチングハブ装置2aが接続され、他方の伝送路にはスイッチングハブ装置2bが接続されている。ここで、データ伝送装置1a〜1nの両系の伝送路のMACアドレスは同じであるものとする。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置をデータ伝送システムに適用した構成図である。複数のデータ伝送装置1a〜1nの伝送路は二重化されており、二重化された伝送路の一方にはスイッチングハブ装置2aが接続され、他方の伝送路にはスイッチングハブ装置2bが接続されている。ここで、データ伝送装置1a〜1nの両系の伝送路のMACアドレスは同じであるものとする。
スイッチングハブ装置2a、2bは、接続ポート3a〜3n、LANスイッチコントローラ4、バッファメモリ5、アドレステーブル6、二重化ルーティング用ポート7で構成されている。接続ポート3a〜3nはデータ伝送装置1a〜1nに接続され、データを送受信するものである。二重化ルーティング用ポート7はスイッチングハブ装置2a、2b間で互いにデータを送受信するものである。
LANスイッチコントローラ4は、接続ポート3a〜3nや二重化ルーティング用ポート7にデータ伝送装置1a〜1nからのデータ受信があったか否かを監視し、データ受信があった場合は当該データをバッファメモリ5に格納するものである。また、アドレステーブル6は、接続ポート単位に接続先のデータ伝送装置1a〜1nのリンク状態及びMACアドレスが格納されるものである。
アドレステーブル6は、図2に示すように、接続ポート単位に接続先のデータ伝送装置(接続先装置)とのリンク状態8及び接続先のデータ伝送装置の接続先装置MACアドレス9とで構成されている。伝送データは、図3に示すように一般的なイーサネット(登録商標)フレームで構成され、IPプロトコルを使用したパケットとなっている。すなわち、宛先MACアドレス10、送信元MACアドレス11、タイプ12、IPヘッダー13、データ14から構成される。
図4は、スイッチングハブ装置のLANスイッチコントローラ4の処理内容を示すフローチャートである。図4に示すように、各接続ポート3a〜3n及び二重化ルーティング用ポート7にデータ伝送装置からのデータ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
その後、受信した接続ポートが接続ポート3a〜3nか二重化ルーティングポートかを判断し(S102)、接続ポート3a〜3nの場合は、アドレステーブル6を検索し、アドレステーブルのデータ受信があったポートに対応するMACアドレス9に受信データの送信元MACアドレス11が登録済みであるか否かを検索し(S103)、未登録であった場合は、送信元MACアドレス11をアドレステーブル6に格納する(S104)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態8を確認し(S107)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。また、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つからなかった場合または、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、二重化ルーティング用ポート7からデータを反対側伝送路のスイッチングハブ装置に送信を行う(S110)。
一方、二重化ルーティング用ポートへデータが転送された反対側伝送路のLANスイッチコントローラ4は、前述の各接続ポート3a〜3nデータ受信があった場合と同様に、データ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は、当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断(S106)した後、転送すべき接続ポートのリンク状態8を確認し(S106)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S107)。また、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つからなかった場合または、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、受信したポートが二重化ルーティング用ポートであるかを判断し(S109)、二重化ルーティング用ポートからのデータ受信の場合は、受信データを破棄する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、送信先データ伝送装置の片側伝送路が故障になっている場合や送信先データ伝送装置が片系伝送路のみスイッチングハブ装置に接続されている場合でも、反対側伝送路のHUBを経由して、データ伝送が可能となる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、リンク情報交換処理部16及び他系リンク情報記憶部17を追加して設けたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、リンク情報交換処理部16及び他系リンク情報記憶部17を追加して設けたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
第1の実施の形態と同様に、データ伝送装置1a〜1nの両系の伝送路のMACアドレスは同じであるものとする。また、データ伝送装置の二重化された伝送路がそれぞれ接続されたスイッチングハブ装置2a、2bの同じ接続ポート3a〜3nに接続された状態とする。リンク情報交換処理部16は、一定周期で自身アドレステーブル6内の接続ポート単位のリンク情報8を二重化相手先スイッチングハブ装置へ送信し、また、二重化相手先スイッチングハブ装置からリンク情報を受信し、他系リンク情報として他系リンク情報記憶部17に格納する。
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングハブ装置のLANスイッチコントローラの処理内容を示すフローチャートである。各接続ポート3a〜3n及び二重化ルーティング用ポート7にデータ伝送装置からのデータ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。その後、受信した接続ポートが接続ポート3a〜3nか二重化ルーティングポートかを判断し(S102)、接続ポート3a〜3nの場合は、アドレステーブル6を検索し、アドレステーブルのデータ受信があったポートに対応するMACアドレス9に受信データの送信元MACアドレス11が登録済みであるか否かを検索し(S103)、未登録であった場合は、送信元MACアドレス11をアドレステーブル6に格納する(S104)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態8を確認し(S107)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。
ここで、第2の実施の形態では、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つかり、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、他系リンク情報記憶部11の他リンク情報の転送先接続ポートのリンク状態8を確認し(S111)、リンクアップの場合のみ、二重化ルーティング用ポート7からデータを反対側伝送路のスイッチングハブ装置に送信を行う(S110)。なお、転送すべきデータ伝送装置が見つからない場合、及び他系リンク情報記憶部17の他リンク情報の転送先接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は受信データを破棄する。
一方、二重化ルーティング用ポートへデータが転送された反対側伝送路のLANスイッチコントローラ4は、前述の各接続ポート3a〜3nデータ受信があった場合と同様に、データ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は、当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態8を確認し(S107)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。また、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つからなかった場合または、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、受信したポートが二重化ルーティング用ポートであるかを判断し(S109)、二重化ルーティング用ポートからのデータ受信の場合は、受信データを破棄する。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べ、反対側伝送路のスイッチングハブ装置のリンク状態を確認することによって、データ伝送装置が片系伝送路故障時のみデータ伝送されることになり、データ伝送装置が両系伝送路故障の様なデータ転送が不要なケースにおいてデータ転送が行わないようになる利点がある。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図5に示す第2の実施の形態に対し、リンク情報交換処理部16及び他系リンク情報記憶部17に代えて、アドレステーブル交換処理部18及び他系アドレステーブル19を設けたものである。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係わるスイッチングハブ装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図5に示す第2の実施の形態に対し、リンク情報交換処理部16及び他系リンク情報記憶部17に代えて、アドレステーブル交換処理部18及び他系アドレステーブル19を設けたものである。
第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に、データ伝送装置1a〜1nの両系の伝送路のMACアドレスは同じであるものとする。アドレステーブル情報交換処理部18は、一定周期で自身アドレステーブル6を二重化相手先スイッチングハブ装置へ送信し、また、二重化相手先スイッチングハブ装置からアドレステーブル情報を受信し、他系アドレスとして他系アドレステーブル19に格納する。
図8は、本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングハブ装置のLANスイッチコントローラの処理内容を示すフローチャートである。各接続ポート3a〜3n及び二重化ルーティング用ポート7にデータ伝送装置からのデータ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は、当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
その後、受信した接続ポートが接続ポート3a〜3nか二重化ルーティングポートかを判断し(S102)、接続ポート3a〜3nの場合は、アドレステーブル6を検索し、アドレステーブルのデータ受信があったポートに対応するMACアドレス9に受信データの送信元MACアドレス11が登録済みであるか否かを検索し(S103)、未登録であった場合は、送信元MACアドレス11をアドレステーブル6に格納する(S104)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態9を確認し(S107)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。
ここで、第3の実施の形態では、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つからなかった場合または、転送すべき接続ポートが見つかったが当該接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、宛先MACアドレス10をキーとして他系アドレステーブル19を検索し、反対側伝送路のスイッチングハブ装置において、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S112)、宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録された接続ポートが有り(S113)、かつ当該接続ポートのリンク状態を確認して(S111)、リンクアップの場合のみ、二重化ルーティング用ポート7からデータを反対側伝送路のスイッチングハブ装置に送信を行う(S110)。
なお、他系アドレステーブル19を検索し、転送すべきデータ伝送装置が見つからない場合、及び他系アドレステーブルのリンク状態がリンクダウンの場合は、受信データを破棄する。
一方、二重化ルーティング用ポートへデータが転送された反対側伝送路のLANスイッチコントローラ4は、前述の各接続ポート3a〜3nデータ受信があった場合と同様に、データ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は、当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレス10をキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態9を確認し(S107)、リンクアップの場合は、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。また、アドレステーブル6の検索によって転送すべき接続ポートが見つからなかった場合または、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、受信したポートが二重化ルーティング用ポートであるかを判断し(S109)、二重化ルーティング用ポートからのデータ受信の場合は、受信データを破棄する。
第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態に比べ、データ伝送装置の二重化された伝送路を接続するスイッチングハブ装置のポートを同じにする制限がなくなり、スイッチングハブ装置の接続先ポートに任意に接続した状態でも、反対側伝送路のHUBを経由して、データ伝送が可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態におけるスイッチングハブ装置の構成は、図7に示す第3の実施の形態のものと同じであるが、アドレステーブル6及び他系アドレステーブル19を図9に示す構成とする。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態におけるスイッチングハブ装置の構成は、図7に示す第3の実施の形態のものと同じであるが、アドレステーブル6及び他系アドレステーブル19を図9に示す構成とする。
図9に示すように、アドレステーブル6及び他系アドレステーブル19は、ポート単位に接続先装置とのリンク状態8、接続先装置のデータ伝送装置のMACアドレス9、IPアドレス20で構成されている。
今、第4の実施の形態では、データ伝送装置の二重化された伝送路のMACアドレス、IPアドレスが異なっているものとする。但し、IPアドレスのホストアドレスは二重化された伝送路で同じとする。アドレステーブル情報交換処理部18は、第3の実施の形態と同様に、一定周期で自身アドレステーブル6を二重化相手先スイッチングハブ装置へ送信し、また、二重化相手先スイッチングハブ装置からアドレステーブル情報を受信し、他系アドレステーブル19として格納する。
図10は、本発明の第4の実施の形態におけるスイッチングハブ装置のLANスイッチコントローラの処理内容を示すフローチャートである。各接続ポート3a〜3n及び二重化ルーティング用ポート7にデータ伝送装置からのデータ受信があったか否かを監視し(S100)、データ受信があった場合は、当該データをバッファメモリ5に格納する(S101)。
その後、受信した接続ポートが接続ポート3a〜3nか二重化ルーティングポートかを判断し(S102)、接続ポート3a〜3nの場合は、アドレステーブル6を検索し、アドレステーブルのデータ受信があったポートに対応するMACアドレス9に受信データの送信元MACアドレス11が登録済みであるか否かを検索し(S103)、未登録であった場合は、送信元MACアドレス11をアドレステーブル6に格納する(S104)。また、アドレステーブル6を検索し、アドレステーブルのデータ受信があったポートに対応するIPアドレス20に受信データのIPヘッダー13内の送信元IPアドレスが登録済みであるか否かを検索し(S114)、未登録であった場合は、送信元IPアドレスをアドレステーブル6に格納する(S115)。
次に、受信データ内の宛先MACアドレスをキーとしてアドレステーブル6を検索し、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S105)、当該データを転送すべきデータ伝送装置があるのかを判断した後(S106)、転送すべき接続ポートのリンク状態9を確認し(S107)、リンクアップの場合は、二重化ルーティングポート7からの受信であるかを判断し(S116)、二重化ルーティングポート7からの受信である場合は、受信データのIPヘッダー13内の送信元IPアドレスのホストアドレスをキーにして、アドレステーブル6を検索し、対応するポートのMACアドレス9に受信データの宛先MACアドレスを置き換える(S117)。また、対応するポートのIPアドレス20に受信データの宛先IPアドレスを置き換え(S118)、転送すべき接続ポート3a〜3nに送信を行う(S108)。
ステップS106の判定で、当該データを転送すべきデータ伝送装置がないと判断した場合、ステップS107の判定で、転送すべき接続ポートのリンク状態がリンクダウンの場合は、二重化ルーティングポート7からの受信でないことを確認し(S120)、受信データのIPヘッダー13内の送信元IPアドレスのホストアドレスをキーにして他系アドレステーブル19を検索し、反対側伝送路のスイッチングハブ装置において、当該データを転送すべき接続ポート3a〜3nがどこであるのかを同定し(S121)、IPアドレスのホストアドレスと同じIPアドレスが登録された接続ポートが有り(S113)且つ、当該接続ポートのリンク状態を確認し(S111)、リンクアップの場合のみ、二重化ルーティング用ポート7からデータを反対側伝送路のスイッチングハブ装置に送信を行う(S110)。
第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態に比べ、データ伝送装置の両系の伝送路のMACアドレス、IPアドレスの制約を無くした状態でも、反対側伝送路のHUBを経由して、データ伝送が可能となる。
1…データ伝送装置、2…スイッチングハブ装置、3…接続ポート、4…LANスイッチコントローラ、5…バッファメモリ、6…アドレステーブル、7…二重化ルーティングポート、8…リンク状態、9…接続先装置MACアドレス、10…伝送データの宛先MACアドレス、11…伝送データの送信元MACアドレス、12…伝送データのタイプフィールド、13…伝送データのIPヘッダー、14…伝送データのデータフィールド、16…リンク情報交換処理部、17…他系リンク情報記憶部、18…アドレステーブル交換処理部、19…他系アドレステーブル、20…接続先装置IPアドレス
Claims (4)
- 複数のデータ伝送装置が二重化された伝送路に接続され各々の伝送路に接続されるスイッチングハブ装置において、前記スイッチングハブ装置は、複数のデータ伝送装置に接続されデータを送受信する接続ポートと、他方の伝送路に接続されたスイッチングハブ装置とデータを送受信する二重化ルーティング用ポートと、接続ポート単位に接続先のデータ伝送装置のリンク状態及びMACアドレスが格納されるアドレステーブルと、接続ポートからデータを受信したとき転送先接続ポートが前記アドレステーブルから同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には前記二重化ルーティング用ポートを使用して他方の伝送路のスイッチングハブ装置へ伝送データを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送先接続ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しないLANスイッチコントローラとを備えたことを特徴とするスイッチングハブ装置。
- 一定周期で自己のアドレステーブル内の接続ポート単位のリンク情報を他方のスイッチングハブ装置へ送信するリンク情報交換処理部と、他方のスイッチングハブ装置からリンク情報を受信して格納する他系リンク情報記憶部とを設け、前記LANスイッチコントローラは、接続ポートからデータを受信したとき転送先接続ポートが前記アドレステーブルから同定できなかった場合には前記二重化ルーティング用ポートを使用して他方の伝送路のスイッチングハブ装置へ伝送データを転送し、転送先接続ポートがリンクダウンの場合には他系リンク情報記憶部を参照し、同一接続ポートがリンクアップの場合には他方の伝送路のスイッチングハブ装置へデータを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送接続先ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しないことを特徴とする請求項1記載のスイッチングハブ装置。
- 一定周期で自己のアドレステーブルのアドレステーブル情報を他方のスイッチングハブ装置へ送信するアドレステーブル情報交換処理部と、他方のスイッチングハブ装置からアドレステーブル情報を受信して格納する他系アドレステーブルとを設け、前記LANスイッチコントローラは、接続ポートからデータを受信したとき転送先接続ポートが前記アドレステーブルから同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には他系アドレステーブルを参照し、他系アドレステーブルに転送先が有りかつその転送先接続ポートがリンクアップの場合には他方の伝送路のスイッチングハブ装置へデータを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合には転送接続先ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しないことを特徴とする請求項1記載のスイッチングハブ装置。
- 前記アドレステーブル及び他系アドレステーブルは、ポート単位に接続先のデータ伝送装置とのリンク状態及び接続先のデータ伝送装置のMACアドレスとIPアドレスとを有し、前記LANスイッチコントローラは、接続ポートからデータを受信したとき転送先接続ポートが前記アドレステーブルから同定できなかった場合または転送先接続ポートがリンクダウンの場合には、宛先IPアドレスのホストアドレスをキーにして他系アドレステーブルを参照し、他系アドレステーブルに転送先が有りかつその転送先接続ポートがリンクアップの場合には他方の伝送路のスイッチングハブ装置へデータを転送し、二重化ルーティング用ポートからデータを受信したときアドレステーブルから転送先接続ポートを同定し転送先接続ポートがリンクアップの場合にはデータの送信先MACアドレス及び送信先IPアドレスを書き換えて転送先接続ポートへ転送し、アドレステーブルから転送先接続ポートが同定できなかった場合及び転送先接続ポートがリンクダウンの場合はデータを転送しないことを特徴とするスイッチングハブ装置。
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Cited By (2)
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JP2015207838A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 日本電気株式会社 | パケット転送システムおよびパケット転送方法 |
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- 2007-05-18 JP JP2007132543A patent/JP2008288937A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015099960A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 沖電気工業株式会社 | 冗長通信装置及びその系切替え方法 |
JP2015207838A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 日本電気株式会社 | パケット転送システムおよびパケット転送方法 |
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