JP2001175448A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001175448A
JP2001175448A JP36164599A JP36164599A JP2001175448A JP 2001175448 A JP2001175448 A JP 2001175448A JP 36164599 A JP36164599 A JP 36164599A JP 36164599 A JP36164599 A JP 36164599A JP 2001175448 A JP2001175448 A JP 2001175448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ装置に保存したデータに管理ナンバ
ーを付加し、そのデータの出力を任意に選択することが
できる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 プリンタ装置へデータが送信される(S
100)とユーザは、受信したデータを保存するか判断
し(S101)、保存する場合(S101;Y)、プリ
ンタコントロール回路11内のユーザID認識部は、予
め登録されているユーザのID等を認識し(S10
2)、すでに設定してあるハードディスク14内のその
ユーザ領域にデータを保存する(S103)。ユーザ
は、操作パネル15等から管理ナンバーを付けるか判断
して(S104)、管理ナンバーを付加する(S10
5)。そして、プリンタコントローラ回路11は、新し
いデータがあるか否かを判断し(S106)、新しいデ
ータがない場合(S106;N)、印刷するか判断して
(S107)、出力排紙する(S108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特にネットワークを介して複数のコンピュータに接
続されているプリンタ装置や複写機等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のコンピュータやワークステ
ーション等にネットワークを介して接続され、そのネッ
トワーク上のコンピュータからの印刷命令により印刷す
ることが可能なネットワークプリンタ装置や複写機など
の画像形成装置が広く利用されている。従来、これらネ
ットワーク接続されている画像形成装置において、ネッ
トワーク上のあるユーザが同一文書を多数必要とする場
合、画像形成装置が複写機であるときユーザは、原稿セ
ットをして必要部数コピーし、同時にソートやステープ
ルなどの後処理を行っていた。一方、プリンタ装置の場
合には、ユーザはネットワーク接続されたコンピュータ
やワープロの印刷画面に必要部数を入力して印刷命令を
行うか、一部のみ印刷出力してそれを元の原稿として複
写機によって多部数コピーするという方法で行ってい
た。また、複写機等の画像形成装置に文書を保存したフ
ロッピーディスクを挿入し、このフロッピーディスクの
中から印刷する文書を選択して印刷を行えるようにした
画像形成装置もある。
【0003】そのほかユーザは、複数のコンピュータに
ネットワーク接続されているプリンタ装置において、各
コンピュータなどに分散して保存されているデータをま
とまった一つの資料にして出力したい場合がある。その
ような場合には、それぞれのコンピュータやワープロ装
置の端末から出力命令を出してプリント出力し、その出
力されたプリント出力の順序を差し替えて一つの文書に
するか、または電子データを代表者がまとめて一つの文
書にしてプリント出力するという方法で印刷を行ってい
た。また、プリンタ装置内にデータを一旦保存して、後
から一度にプリント出力すると同時にソートやステープ
ル等の処理するというような方法で行っていた。ところ
で、特開平9−46468号公報には、外部コンピュー
タから入力される画像データを記憶手段に記憶するため
のパスワード入力手段があり、このパスワード入力手段
から入力したパスワードが一致する場合に、記憶手段に
画像データを記憶させ、また出力手段によってその画像
データを出力することができる画像処理装置が記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷部
数を予め入力して一度に多部数出力する従来の方法で
は、印刷の仕上がりに不満が生じた時には、既に多数の
出力が終了しており、再度印刷命令をして出力すること
になり、用紙の無駄遣いとなっていた。また、一部のみ
出力して画像に満足した場合でも、さらに出力したいと
きに、再度コンピュータ等から出力命令を送信する必要
があるので、コンピュータとプリンタ装置が離れて設置
されている場合には非常に不便であった。画像形成装置
に印刷する文書を保存したフロッピーディスクを挿入す
る方法では、文書をフロッピーディスクに保存する手間
がかかってしまい、また、保存したデータを出力できる
アプリケーションが限られている等の問題があった。
【0005】一方、複数ユーザの文書をまとめて出力し
たり製本する場合、代表者が複数ユーザの文書をまとめ
て一つの文書にして出力したり、もしくは各々印刷して
それを順序よく差し替えて製本等を行うという方法で
は、必要以上に面倒な作業となっていた。また、プリン
タ装置内にデータを一旦保存して、後から一度にプリン
ト出力すると同時にソートやステープル等の処理を行う
方法では、類似タイトルの選別が難しく、間違ったデー
タを引き出してしまう可能性が高かった。加えて、保存
したデータを誰でも引き出せるとなると機密文書などに
使用することができなかった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、プリンタ
装置の操作パネル上での操作によって、多部数のプリン
ト出力やソートやステープルなどの後処理の設定をして
から、予めプリンタ装置に保存されているデータを出力
することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、プリンタ装置に保存されている
他ユーザの文書も選択可能であり、選択したデータの出
力順番を指定することができる画像形成装置を提供する
ことである。本発明の第3の目的は、プリンタ装置に保
存したデータに管理ナンバーを付けることができ、その
管理ナンバーも出力するプリント上に印字することがで
きる画像形成装置を提供することである。本発明の第4
の目的は、プリンタ装置に保存するデータの保存領域に
対するアクセス権限を設定することができる画像形成装
置を提供することである。本発明の第5の目的は、プリ
ンタ装置に保存するデータにパスワードを設定すること
ができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、単数または複数のコンピュータ等に回線を介してネ
ットワーク接続され、データを受信する受信手段と、前
記受信手段により受信したデータに付加される情報を認
識する判定手段と、前記判定手段の認識に基づいて、受
信したデータを保存領域に蓄積・保存する保存手段と、
前記受信手段により受信したデータまたは前記保存手段
によって保存されたデータを用紙に印刷・出力する印刷
手段と、前記印刷手段が印刷する前記保存手段に保存さ
れたデータを選択する指定手段と、前記印刷手段により
印刷出力された用紙にソート、ステープル等の後処理を
する後処理手段を備え、前記指定手段から多部数プリン
トの指示と同時に後処理を選択できることにより、前記
第1の目的を達成する。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記指定手段から前記保存手段に保存さ
れた任意の複数ユーザのデータを選択でき、選択したデ
ータの出力順番も指定できることにより、前記第2の目
的を達成する。
【0009】請求項3記載の発明では、単数または複数
のコンピュータ等に回線を介してネットワーク接続さ
れ、データを受信する受信手段と、前記受信手段により
受信したデータに付加される情報を認識する判定手段
と、前記判定手段の認識に基づいて、受信したデータを
保存領域に蓄積・保存する保存手段と、前記受信手段に
より受信したデータまたは前記保存手段によって保存さ
れたデータを印刷・出力する印刷手段と、前記印刷手段
が印刷する前記保存手段に保存されたデータを選択する
指定手段を備え、前記保存手段は、受信したデータを保
存する際、保存するデータの管理ナンバーも同時に保存
し、前記印刷手段がプリント出力する際には前記管理ナ
ンバーを出力する用紙に印字するかどうか選択できるこ
とにより、前記第3の目的を達成する。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記指定手段から前記管理ナンバーを入
力でき、その入力した前記管理データに基づいて、前記
保存手段に保存されたデータを任意の順番で印刷指定
し、印刷条件の設定ができることにより、前記第3の目
的を達成する。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項3または
請求項4に記載の発明において、前記判定手段は、前記
保存手段の保存領域にアクセスすることのできるユーザ
を限定するアクセス権限が予め設定されていることによ
り、前記第4の目的を達成する。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項3または
請求項4記載の発明において、前記指定手段から前記保
存手段の保存領域内に保存されているデータに対してパ
スワードを設定できることにより、前記第5の目的を達
成する。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項3または
請求項4記載の発明において、前記判定手段に予め設定
する前記保存手段の保存領域にアクセスすることのでき
るユーザを限定するアクセス権限と、前記指定手段から
前記保存手段の保存領域内に保存されているデータに対
するパスワードの両方とも設定できることにより、前記
第4および前記第5の目的を達成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図1ないし図8を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示し
たブロック図である。本実施の形態では、画像形成装置
の一例としてネットワークを介して複数のコンピュータ
と接続されているプリンタ装置を説明する。このプリン
タ装置は、プリンタコントロール回路11、プリンタエ
ンジン12、ネットワークインターフェイス回路13、
ハードディスク(メモリ)14および操作パネル15を
備えている。
【0015】プリンタエンジン12は、プリンタコント
ロール回路11に接続されており、プリンタ装置が受信
したデータを印刷する印刷手段である。ネットワークイ
ンターフェイス回路13は、図示は省略するがネットワ
ークに接続されており、ネットワークを介して送信され
てきたデータを受信する受信手段である。プリンタコン
トロール回路11は、図示していないがユーザID認識
部を有しており、予め登録されたユーザIDやパスワー
ド等のリストを保持している。ユーザによって保存要求
されたデータは、プリンタコントロール回路11によっ
てハードディスク14内の各ユーザ領域2〜4もしくは
共有スペース1のいずれかに保存される。
【0016】図2は、ハードディスク14のメモリ構造
を示した図である。ハードディスク14は、受信したデ
ータを保存・蓄積する保存手段であり、複数のユーザで
共有できる領域の共有スペース1と、ユーザCの領域
2、ユーザBの領域3、ユーザAの領域4を備えてい
る。ここでは、一例としてユーザA〜Cとしたが、これ
に限られず任意のユーザ数のデータ保存領域を設定する
ことも可能である。図3は、プリンタ装置の操作パネル
15を示した図である。操作パネル15は、保存したデ
ータを選択・指定する指定手段であり、置数/文字キー
21、処理選択キー22、表示画面23、実行キー24
を備えている。
【0017】このプリンタ装置において、ネットワーク
インターフェイス回路13がネットワーク上のホストコ
ンピュータからのデータを受信した場合、プリンタコン
トロール回路11は、プリンタエンジン12がデータを
印刷するよう制御し、排紙トレイ(図示せず)にデータ
が出力される。ハードディスク14に蓄積・保存された
データは、プリンタ装置の操作パネル15からのユーザ
による指示や、コンピュータ(ネットワークコンピュー
タを含む)等からの指示により、一旦保存した後に印刷
出力することもできる。また、プリンタ装置は、ソート
やステープル等の印刷後の後処理を操作パネル15上の
置数/文字キー21、コンピュータ上で値数キー等の操
作によって行うことができる。
【0018】図4は、本実施の形態に係るプリンタ装置
がデータを受信した際の処理手順を示したフローチャー
トである。まず、ユーザがコンピュータから印刷要求
(印刷実行の命令)を出すと同時に、プリンタ装置側の
ネットワークインターフェース回路13または直接プリ
ンタコントロール回路11へデータが送信される(ステ
ップ100)。ユーザは、受信したデータを保存するか
否かを判断する(ステップ101)。ここで、ユーザ
は、PC(パーソナルコンピュータ)画面上または操作
パネル15等からすぐに印刷出力してデータを保存しな
いこと、印刷してデータを保存しておくこと、印刷出力
せずにデータのみ保存しておくこといずれも選択するこ
とができる。
【0019】受信したデータを保存しない場合(ステッ
プ101;N)、処理をプリンタエンジン12に移し、
受信しただけで保存していないデータを印刷するか否か
を判断する(ステップ107)。印刷しない場合(ステ
ップ107;N)、そのまま処理を終了する。印刷する
場合(ステップ107;Y)、出力して排出し(ステッ
プ108)、処理を終了する。一方、受信したデータを
保存する場合(ステップ101;Y)、データ保存には
プリンタ装置のハードディスク14(またはメモリ)が
用いられる。このデータ保存の際にプリンタコントロー
ル回路11内のユーザID認識部は、予め登録されてい
るユーザのID(ユーザ名、コンピュータ名等)を認識
し(ステップ102)、ハードディスク14内に既に設
定してあるそのユーザの領域にデータを蓄積・保存する
(ステップ103)。そして、この保存データに対して
ユーザはPC画面上または操作パネル15上から管理ナ
ンバーを付けるか否かを判断する(ステップ104)。
【0020】管理ナンバーを付加しない場合(ステップ
104;N)、新しいデータがあるか否かを判断する
(ステップ106)。新しいデータがない場合(ステッ
プ106;N)、既に保存したデータを印刷するか否か
判断する(ステップ107)。印刷する場合(ステップ
107;Y)、出力して排紙し(ステップ108)、処
理を終了する。印刷しない場合(ステップ107;
N)、データの保存後、処理を終了する。管理ナンバー
を付加する場合(ステップ104;Y)、保存したデー
タに管理ナンバーを割り当てる(ステップ105)。プ
リンタコントロール回路11は、新しいデータがあるか
否かを判断する(ステップ106)。新しいデータがな
い場合(ステップ106;N)、既に保存したデータを
印刷するか否か判断する(ステップ107)。印刷する
場合(ステップ107;Y)、出力して排紙し(ステッ
プ108)、処理を終了する。印刷しない場合(ステッ
プ107;N)、データの保存後、処理を終了する。新
しいデータがある場合(ステップ106;Y)、ステッ
プ100からステップ106までの処理を新たなデータ
がなくなるまで繰り返す。
【0021】なお、管理ナンバーの割り当ては、ユーザ
が操作パネル15等から入力するか、プリンタ装置のハ
ードディスク14が自動的に付けるかどちらでもできる
ようになっている。図4の処理手順のなかでプリンタ装
置がデータをハードディスク14に保存する場合、デー
タに対して管理ナンバーが付けられる。ユーザは、この
管理ナンバーをプリント出力時にデータに重ねて印刷出
力するか否かも選択することができる。
【0022】図5は、管理ナンバーを付したプリンタ装
置の出力の一例を示した図である。この管理ナンバーの
付加によって保存データの管理が容易となり、保存デー
タの類似タイトル等による混乱や間違った文書の選択な
どを回避できる。また、ユーザは、印刷の仕上がり確認
時(最初のプリント出力時)等に管理ナンバーも合わせ
てプリントするように選択しておくと、再度印刷をする
ときに類似したデータ名等があった場合にも区別が容易
となる。なお、プリンタ装置における受信したデータの
保存は、ネットワーク上のコンピュータ等からの指示に
よって保存するか否か選択することもできる。
【0023】図6は、ハードディスク14内に保存され
た印刷(文書)データをユーザの操作によって印刷する
処理手順を示したフローチャートである。まず、プリン
タ装置内にデータが保存されている状態で(ステップ2
00)、ユーザがPC(パーソナルコンピュータ)の印
刷画面またはプリンタ装置の操作パネル15を介して、
例えばユーザIDやパスワード等を入力する(ステップ
201)。プリンタコントロール回路11のユーザID
認識部は、この入力されたユーザID等を認識し(ステ
ップ202)、ハードディスク14内の認識したユーザ
の保存領域内にある保存データを検索し、PC画面上も
しくは操作パネル15の表示画面23上に保存データ名
と同時に管理ナンバーの一覧を表示するようにする(ス
テップ203)。
【0024】ユーザは、保存データ名の一覧から印刷し
たい保存データを選択し、(ステップ204)、プリン
ト出力を選択して(ステップ205)印刷出力すること
ができる(ステップ206)。また、データ名が類似し
ていてわかりにくい場合、ユーザは、データ保存時(あ
るいは前回の印刷時)に記録しておいた各保存データの
管理ナンバーを入力して文書を引き出し(ステップ20
4)、プリントモードを選択して(ステップ205)、
印刷出力することができる(ステップ206)。ユーザ
は、印刷したい保存データを選択した後、操作パネル1
5上の置数/文字キー21によって部数セットを、処理
選択キー22によってソートやステープル等の処理希望
を入力し、プリントスタートキー(実行キー)24にて
印刷を開始する。
【0025】また、ユーザは、保存データの中から印刷
したい文書を選択するときに印刷順を自由に選択するこ
ともできる。ハードディスク14の共有スペース1等に
複数ユーザのデータが保存されている場合、ユーザは文
書印刷順指定とプリント後処理の設定によって容易に必
要文書の製本等が行える。すべての設定を終了した後、
ユーザがPC上もしくは操作パネル15上から印刷指示
を出すことによってプリンタコントロール回路11の制
御の下、プリンタエンジン12により出力・排紙され
る。また、ハードディスク14内に保存されたデータ検
索結果の一部または全部を操作パネル15上に表示し、
これによってユーザは操作パネル15上で必要文書を選
択して印刷指示を出すこともできる。操作パネル15上
に表示されるのは、保存したデータの文書名などであれ
ばよい。この場合も先に記したように、操作パネル上に
おいて多部数プリントやプリント後処理なども設定する
ことができる。
【0026】次に、データ保存時のセキュリティ確保の
動作について説明する。ユーザが送信したデータの保存
を選択した場合、データ保存にはプリンタ装置本体のハ
ードディスク14が用いられる。このときデータは、ハ
ードディスク14内の予め区分けされている各ユーザの
領域2〜4、または全ユーザの共有スペース1に保存さ
れる。また、ユーザは、PC画面上や操作パネル15上
からプリンタコントロール回路11内のRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)等に予めアクセス権限を入力し
ておくことができる。このアクセス権限は、必要に応じ
て変更する方法でさらに保存データのセキュリティを確
保することができる。これにより、保存領域にアクセス
できるユーザを限定するので、アクセス権のないユーザ
は保存データを引き出すことはできない。さらには、保
存データにパスワードを設定することによりユーザは、
保存データのセキュリティの確保もすることができる。
【0027】図7は、ハードディスク14に保存するデ
ータに対してパスワードを設定したときの処理手順を示
したフローチャートである。コンピュータから印刷する
データが送信されると(ステップ300)、プリンタコ
ントロール回路11の制御によってハードディスク14
内にデータを保存する(ステップ301)。プリンタコ
ントロール回路11内のユーザID認識部は、この保存
したデータのユーザIDを認識する(ステップ30
2)。そしてプリンタ装置は、PC画面や操作パネル1
5などを介して保存したデータにパスワードを設定する
か否かをユーザに選択させる(ステップ303)。パス
ワードを設定する場合(ステップ303;Y)、ユーザ
はその保存したデータにパスワードを設定して(ステッ
プ304)、ハードディスク14にデータを保存し(ス
テップ305)、処理を終了する。この処理の場合は保
存データにパスワードを設定することができるので、パ
スワードを知るユーザのみが保存したデータを引き出す
ことができる。なお、ユーザが選択した保存データにパ
スワードが設定されている場合、ユーザがパスワードの
入力を行ことにより、その入力パスワードが設定パスワ
ードと一致すれば、そのデータを選択し引き出すことが
できるが、一致しない場合にはデータを選択することは
できない。
【0028】図8は、セキュリティのかかっている保存
データを引き出す処理手順を示したフローチャートであ
る。セキュリティのかかったデータを引き出す際、ハー
ドディスク14内にデータが保存されている状態におい
て(ステップ400)、まずユーザがPCの印刷画面も
しくはプリンタ装置本体の操作パネル15を介してユー
ザIDを入力する(ステップ401)。プリンタコント
ロール回路11が入力されたIDを認識し(ステップ4
02)、その後ハードディスク14内の他ユーザの領域
を選択すると(ステップ403)、他ユーザの領域にア
クセスできる権限があるか否かを判断される(ステップ
404)。このときアクセス権限のないユーザの場合
(ステップ404;N)、PC画面上または操作パネル
15の表示画面に権限なしの旨が表示され(ステップ4
09)、データの選択はできずに処理が終了する。アク
セス権限のあるユーザの場合(ステップ404)、他ユ
ーザ領域の保存データの一覧が表示され(ステップ40
5)、ユーザはその保存データの一覧から印刷するデー
タを選択し(ステップ406)、印刷指定して(ステッ
プ407)、出力し排紙することができる(ステップ4
08)。図7の保存データへのパスワードの設定と、図
8のユーザ領域2〜4へのアクセス権限の選択の処理を
合わせて行うことで、保存したデータの保護を二重にす
ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、指定手段の操
作によってユーザは、保存手段に保存されているデータ
を印刷出力することができるので、同じ文書が多部数必
要な場合などは1部のみ出力し、画像確認を行ってから
多部数プリントすることができる。これによって、印刷
結果に不満足な場合などの用紙の無駄遣いを低減するこ
とができる。また、印刷手段により印刷出力された用紙
にソート、ステープル等の後処理をする後処理手段を備
たので、指定手段の操作によってユーザは、データの印
刷出力後のソートやステープル等の後処理も同時に行
え、複写機等に原稿セットをし直す必要がなくなり、容
易に多部数プリントや製本を行うことができる。
【0030】請求項2記載の発明では、指定手段の操作
によってユーザは、保存手段に保存されている複数ユー
ザのデータを選択することができるので、複数データを
コンピュータ上で一つの文書にまとめる必要がなく、容
易に複数文書を合わせて印刷出力することができる。ま
た、指定手段の操作によってユーザは、保存手段に保存
されているデータの出力順番も指定できるので、印刷物
を並べ替えて多部数コピーを取り直す必要もなくなり、
容易に製本等を行うことができる。
【0031】請求項3記載の発明では、保存手段が受信
したデータを保存する際に、受信したデータの管理ナン
バーも同時に取得でき、ユーザは、プリント上にその管
理ナンバーを印刷するかどうか選択することができるの
で、保存文書の管理が容易になり、保存手段内に類似タ
イトルのデータがあった場合などに混乱なく容易にデー
タが選択できる。
【0032】請求項4記載の発明では、ユーザは、指定
手段からデータの管理ナンバーを入力することができる
ので、保存手段に保存されているデータの引き出しがで
き、保存データの確認をする必要がなく、容易にデータ
が引き出せる。また、任意の順番で出力したり、他デー
タと合わせて出力できるので容易に製本等をすることが
できる。
【0033】請求項5記載の発明では、判定手段は、保
存手段の保存領域にアクセスできるユーザのアクセス権
限を予め設定しているので、指定されたユーザ以外アク
セス不可能にでき、保存データのセキュリティが確保で
きる。
【0034】請求項6記載の発明では、ユーザは、保存
手段に保存したデータにパスワードを設定することがで
きるので、他のユーザはパスワードのわかるデータにし
かアクセスすることができず、セキュリティを確保する
ことができる。
【0035】請求項7記載の発明では、判定手段が保存
手段に保存領域にアクセスできるユーザのアクセス権限
と、保存手段に保存したデータにパスワードを設定する
ことができるので保存領域と保存データを二重に保護
し、セキュリティを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示し
たブロック図である。
【図2】ハードディスクのメモリ構造を示した図であ
る。
【図3】プリンタ装置の操作パネルを示した図である。
【図4】本実施の形態に係るプリンタ装置がデータを受
信した際の処理手順を示したフローチャートである。
【図5】管理ナンバーを付したプリンタ装置の出力の一
例を示した図である。
【図6】ハードディスク内に保存されたデータをユーザ
の操作によって印刷する処理手順を示したフローチャー
トである。
【図7】ハードディスク14に保存するデータに対して
パスワードを設定したときの処理手順を示したフローチ
ャートである。
【図8】セキュリティのかかっている保存データを引き
出す処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
11 プリンタコントロール回路 12 プリンタエンジン 13 ネットワークインターフェイス回路 14 ハードディスク 15 操作パネル 21 置数/文字キー 22 処理選択キー 23 表示画面 24 実行キー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数のコンピュータ等に回線
    を介してネットワーク接続され、データを受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信したデータに付加される情報を
    認識する判定手段と、 前記判定手段の認識に基づいて、受信したデータを保存
    領域に蓄積・保存する保存手段と、 前記受信手段により受信したデータまたは前記保存手段
    によって保存されたデータを用紙に印刷・出力する印刷
    手段と、 前記印刷手段が印刷する前記保存手段に保存されたデー
    タを選択する指定手段と、 前記印刷手段により印刷出力された用紙にソート、ステ
    ープル等の後処理をする後処理手段と、を備え、 前記指定手段から多部数プリントの指示と同時に前記後
    処理手段による後処理を選択できることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段から前記保存手段に保存さ
    れた任意の複数ユーザのデータを選択でき、選択したデ
    ータの出力順番も指定できることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 単数または複数のコンピュータ等に回線
    を介してネットワーク接続され、データを受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信したデータに付加される情報を
    認識する判定手段と、 前記判定手段の認識に基づいて、受信したデータを保存
    領域に蓄積・保存する保存手段と、 前記受信手段により受信したデータまたは前記保存手段
    によって保存されたデータを印刷・出力する印刷手段
    と、 前記印刷手段が印刷する前記保存手段に保存されたデー
    タを選択する指定手段と、を備え、 前記保存手段は、受信したデータを保存する際、保存す
    るデータの管理ナンバーも同時に保存し、前記印刷手段
    がプリント出力する際には前記管理ナンバーを出力する
    用紙に印字するかどうか選択できることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記指定手段から前記管理ナンバーを入
    力でき、その入力した前記管理データに基づいて、前記
    保存手段に保存されたデータを任意の順番で印刷指定
    し、印刷条件の設定ができることを特徴とする請求項3
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記保存手段の保存領
    域にアクセスすることのできるユーザを限定するアクセ
    ス権限が予め設定されていることを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記指定手段から前記保存手段の保存領
    域内に保存されているデータに対してパスワードを設定
    できることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段に予め設定する前記保存手
    段の保存領域にアクセスすることのできるユーザを限定
    するアクセス権限と、前記指定手段から前記保存手段の
    保存領域内に保存されているデータに対するパスワード
    の両方とも設定できることを特徴とする請求項3または
    請求項4に記載の画像形成装置。
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