JP2001175425A - シーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置および自動復旧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

シーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置および自動復旧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001175425A
JP2001175425A JP36500399A JP36500399A JP2001175425A JP 2001175425 A JP2001175425 A JP 2001175425A JP 36500399 A JP36500399 A JP 36500399A JP 36500399 A JP36500399 A JP 36500399A JP 2001175425 A JP2001175425 A JP 2001175425A
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Tokumi Takano
徳己 高野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードエラーやソフトエラーに伴ってデータ破
壊が生じた場合であっても、人手やジョブの再実行によ
ることなく、残存データを自動的に且つ高速に別媒体に
復旧することができるようにする。 【解決手段】シーケンシャルアクセス記憶媒体40にお
いてハードエラーもしくはソフトエラーによって生じた
損傷箇所を認識する認識処理部51と、この認識処理部
51によって認識された損傷箇所に応じた復旧処理を行
なう復旧処理部52と、この復旧処理部52による復旧
結果を別媒体26,42へ書き出す書出処理部53とを
そなえてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンシャルア
クセス記憶媒体(例えば磁気テープ)を標準ラベル形式
もしくは非標準ラベル形式で使用するシステムに適用さ
れる技術であって、そのシーケンシャルアクセス記憶媒
体においてハードエラーもしくはソフトエラーによるデ
ータ破壊が発生した場合に、残存データを自動的に復旧
するための装置、および、プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シーケンシャルアクセス記憶媒
体である磁気テープでは、データが、先頭からシーケン
シャルに記録され、そのデータに対するアクセスは、シ
ーケンシャルに行なわれる。例えば図13に示すよう
に、通常、磁気テープMTに対して標準ラベル形式でデ
ータを記録する場合、磁気テープMTの先頭には、まず
ボリューム読み出しラベル(以下、VOLと記述する)
が記録され、2種類のファイル読み出しラベル(以下、
HDR1,HDR2と記述する)とテープマーク(以
下、TMと記述する)とが記録されてから、最初のファ
イルについてのデータブロック(DATA)が記録され
る。そして、ファイルの最後には、TMと2種類のファ
イル終わりラベル(以下、EOF1,EOF2と記述す
る)が記録される。このファイルが最後のものであれ
ば、EOF2の後にTMを2本、もしくは、TM2本と
EOD(end of data)を記録する。
【0003】一方、続けてファイルを記録する場合に
は、EOF2の後に、TMを1本記録してから、HDR
1,HDR2,TMを記録し、次のファイルについての
データブロック(DATA)を記録し、そのファイルの
最後には、前述した通り、TM,EOF1,EOF2を
記録する。以後、同様に、ファイルが連続して記録され
る場合には、TM,HDR1,HDR2,TM,DAT
A,…,DATA,TM,EOF1,EOF2が順次記
録され、最後のファイルの終端には、TMを2本、もし
くは、TM2本とEODを記録する。
【0004】さて、このような磁気テープ(シーケンシ
ャルアクセス記憶媒体)に対してアクセスを行なってい
る際に、ハードエラーやソフトエラーに伴うデータ破壊
を認識すると、通常、入出力(I/O)エラーとして異
常終了している。ここで、ハードエラーとは、例えば磁
気テープにおける物理的な付着や磁気的な変化などによ
るエラーであり、ソフトエラーとは、オペレーションの
誤り(操作ミス)、例えば誤って初期化や上書き等を行
なって生じたエラーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなエラーが
発生し、その磁気テープのデータが予めバックアップさ
れていれば、そのバックアップデータを用いるが、デー
タのバックアップを行なっていなかったり、バックアッ
プデータを記録された磁気テープにおいてエラーに伴う
データ破壊が生じていたりした場合には、データ破壊の
生じた磁気テープそのものの復旧・救済を行なうことは
なく、磁気テープにおける残存データを諦め、磁気テー
プの救済を、オペレータ等による手入力や、ジョブの再
実行によって行なっている。従って、復旧に多大な労力
や時間を要することになる。
【0006】また、標準ラベル形式で記録した場合、V
OL,HDR1,HDR2,EOF1,EOF2のいず
れか一つでも破壊されてしまうと、データブロック自体
は破壊されていなくても、そのデータブロックの読み出
しを行なうことができず、オペレータ等による手入力や
ジョブの再実行を行なわなければならず、やはり多大な
労力や時間を要することになる。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ハードエラーやソフトエラーに伴ってデータ
破壊が生じた場合であっても、人手やジョブの再実行に
よることなく、残存データを自動的に且つ高速に別媒体
に復旧することができるようにした、シーケンシャルア
クセス記憶媒体の自動復旧装置および自動復旧プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復
旧装置(請求項1)は、シーケンシャルアクセス記憶媒
体においてハードエラーもしくはソフトエラーによって
生じた損傷箇所を認識する認識処理部と、該認識処理部
によって認識された前記損傷箇所に応じた復旧処理を行
なう復旧処理部と、該復旧処理部による復旧結果を別媒
体へ書き出す書出処理部とをそなえてなることを特徴と
している。
【0009】このとき、本発明の自動復旧装置は、以下
の項目(1-1)〜(1-5)のようにして、シーケンシャルアク
セス記憶媒体の復旧を行なう。 (1-1)該認識処理部によって認識された前記損傷箇所が
データブロックである場合、該復旧処理部がそのデータ
ブロックを除外し、該書出処理部がそのデータブロック
以外のデータブロックを該別媒体へ書き出す(請求項
2)。
【0010】(1-2)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイ
ル読み出しラベルである場合、該復旧処理部が、そのフ
ァイル読み出しラベルに対応するファイルのファイル終
わりラベルに基づいて、そのファイル読み出しラベルを
創成し、該書出処理部が、該復旧処理部によって創成さ
れたファイル読み出しラベルを該別媒体へ書き出す(請
求項3)。
【0011】(1-3)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイ
ル終わりラベルである場合、該復旧処理部が、そのファ
イル終わりラベルに対応するファイルのファイル読み出
しラベルに基づいて、そのファイル終わりラベルを創成
し、該書出処理部が、該復旧処理部によって創成された
ファイル終わりラベルを該別媒体へ書き出す(請求項
4)。
【0012】(1-4)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がボリュ
ーム読み出しラベルである場合、該復旧処理部が、最初
のファイルのファイル読み出しラベルもしくはファイル
終わりラベルに基づいて、そのボリューム読み出しラベ
ルを創成し、該書出処理部が、該復旧処理部によって創
成されたボリューム読み出しラベルを該別媒体へ書き出
す(請求項5)。
【0013】(1-5)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所が誤った
初期化もしくは誤った上書きによって生じたものである
場合、該復旧処理部が、最初のファイルもしくは誤って
上書きされたファイルのファイル終わりラベルに基づい
て、該当ファイルのボリューム読み出しラベルおよびフ
ァイル読み出しラベルを創成し、該書出処理部が、該復
旧処理部によって創成されたボリューム読み出しラベル
およびファイル読み出しラベルを該別媒体へ書き出す
(請求項6)。
【0014】また、本発明の記録媒体(請求項7)は、
シーケンシャルアクセス記憶媒体を復旧する機能をコン
ピュータにより実現するための、自動復旧プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能なものであって、該
自動復旧プログラムが、シーケンシャルアクセス記憶媒
体においてハードエラーもしくはソフトエラーによって
生じた損傷箇所を認識する認識処理部、該認識処理部に
よって認識された前記損傷箇所に応じた復旧処理を行な
う復旧処理部、および、該復旧処理部による復旧結果を
別媒体へ書き出す書出処理部として、該コンピュータを
機能させることを特徴としている。
【0015】このとき、本発明の記録媒体に記録された
自動復旧プログラムは、以下の項目(2-1)〜(2-5)のよう
にして、コンピュータにシーケンシャルアクセス記憶媒
体の復旧を行なわせる。 (2-1)該認識処理部によって認識された前記損傷箇所が
データブロックである場合、該自動復旧プログラムが、
該復旧処理部によりそのデータブロックを除外し、該書
出処理部によりそのデータブロック以外のデータブロッ
クを該別媒体へ書き出すように、該コンピュータを機能
させる(請求項8)。
【0016】(2-2)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイ
ル読み出しラベルである場合、該自動復旧プログラム
が、該復旧処理部により、そのファイル読み出しラベル
に対応するファイルのファイル終わりラベルに基づい
て、そのファイル読み出しラベルを創成し、該書出処理
部により、該復旧処理部によって創成されたファイル読
み出しラベルを該別媒体へ書き出すように、該コンピュ
ータを機能させる(請求項9)。
【0017】(2-3)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイ
ル終わりラベルである場合、該自動復旧プログラムが、
該復旧処理部により、そのファイル終わりラベルに対応
するファイルのファイル読み出しラベルに基づいて、そ
のファイル終わりラベルを創成し、該書出処理部によ
り、該復旧処理部によって創成されたファイル終わりラ
ベルを該別媒体へ書き出すように、該コンピュータを機
能させる(請求項10)。
【0018】(2-4)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所がボリュ
ーム読み出しラベルである場合、該自動復旧プログラム
が、該復旧処理部により、最初のファイルのファイル読
み出しラベルもしくはファイル終わりラベルに基づい
て、そのボリューム読み出しラベルを創成し、該書出処
理部により、該復旧処理部によって創成されたボリュー
ム読み出しラベルを該別媒体へ書き出すように、該コン
ピュータを機能させる(請求項11)。
【0019】(2-5)該シーケンシャルアクセス記憶媒体
が標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、
該認識処理部によって認識された前記損傷箇所が誤った
初期化もしくは誤った上書きによって生じたものである
場合、該自動復旧プログラムが、該復旧処理部により、
最初のファイルもしくは誤って上書きされたファイルの
ファイル終わりラベルに基づいて、該当ファイルのボリ
ューム読み出しラベルおよびファイル読み出しラベルを
創成し、該書出処理部により、該復旧処理部によって創
成されたボリューム読み出しラベルおよびファイル読み
出しラベルを該別媒体へ書き出すように、該コンピュー
タを機能させる(請求項12)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態とし
てのシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置を
実現するためのコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図であり、この図2に示すように、本実施形態のコ
ンピュータシステムは、CPU10とこのCPU10に
接続されるバスライン12とをそなえている。
【0021】バスライン12には、ROM14とRAM
16とが接続されており、入出力インタフェース(I/
O)18を介してキーボード20,マウス22,モニタ
(例えばCRT,LCD,PDP等)24,磁気ディス
ク26および磁気テープドライバ32が接続されるとと
もに、入出力インタフェース(I/O)28を介してプ
リンタ30が接続されている。
【0022】ここで、磁気テープドライバ32は、シー
ケンシャルアクセス記憶媒体としての磁気テープ40,
42に対してアクセスするためのもので、磁気テープ4
0,42からのデータ読出や磁気テープ40,42への
データ書込を行なうものである。なお、磁気テープ40
は、ハードエラーもしくはソフトエラーによるデータ破
壊が生じ、何らかの損傷箇所をもつものとし、磁気テー
プ42は、本実施形態の装置による復旧結果を書き出さ
れる別媒体として機能するものである。
【0023】そして、RAM16には、図1に示す認識
処理部51,復旧処理部52および書出処理部53を実
現するためのアプリケーションプログラムが格納されて
おり、CPU10が、バスライン12を介してRAM1
6から上記アプリケーションプログラムを実行すること
により、認識処理部51,復旧処理部52および書出処
理部53としての機能(その詳細については後述)が実
現され、本実施形態の自動復旧装置が実現されるように
なっている。
【0024】これらの認識処理部51,復旧処理部52
および書出処理部53としての機能を実現するためのプ
ログラムは、ハードウェアおよびオペレーティングシス
テムの基本構造、並びに、それらの中核的なインタフェ
ースに関する深い知識を高度に利用したアセンブラ言語
によるプログラムであり、例えばフレキシブルディス
ク,CD−ROM等の、コンピュータ読取可能な記録媒
体に記録された形態で提供される。そして、コンピュー
タはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶
装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。ま
た、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディス
ク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録し
ておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュー
タに提供するようにしてもよい。
【0025】認識処理部51,復旧処理部52および書
出処理部53としての機能を実現する際には、内部記憶
装置(本実施形態ではRAM16)に格納されたプログ
ラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態
ではCPU10)によって実行される。このとき、記録
媒体に記録されたプログラムをコンピュータが直接読み
取って実行するようにしてもよい。
【0026】なお、本実施形態において、コンピュータ
とは、ハードウェアとオペレーションシステムとを含む
概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作
するハードウェアを意味している。また、オペレーショ
ンシステムが不要でアプリケーションプログラム単独で
ハードウェアを動作させるような場合には、そのハード
ウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェア
は、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記
録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る
ための手段とをそなえている。
【0027】上記アプリケーションプログラムは、この
ようなコンピュータに、認識処理部51,復旧処理部5
2および書出処理部53としての機能を実現させるプロ
グラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、
アプリケーションプログラムではなくオペレーションシ
ステムによって実現されてもよい。さらに、本実施形態
における記録媒体としては、上述したフレキシブルディ
スク,CD−ROM,磁気ディスク,光ディスク,光磁
気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,
磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装
置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等
や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等の、コ
ンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができ
る。
【0028】さて、図2に示す本実施形態のコンピュー
タシステムは、磁気テープ40における破壊(損傷箇
所)を自動的に認識し、その磁気テープ40の損傷箇所
を自動的に復旧し、その復旧結果を別媒体(磁気ディス
ク26や磁気テープ42)に書き出すものであり、その
機能を実現すべく、図1に示すような、認識処理部5
1,復旧処理部52および書出処理部53としての機能
を有している。
【0029】なお、図1は、本発明の一実施形態として
の自動復旧装置の機能的構成を示すブロック図である。
ここで、認識処理部51は、磁気テープ40においてハ
ードエラーによる破壊が生じているか、もしくは、ソフ
トエラーによる破壊が生じているか認識するとともに、
破壊が生じている場合には、その損傷箇所を認識するも
のである。なお、ハードエラーとは、前述した通り、例
えば磁気テープ40における物理的な付着や磁気的な変
化などによるエラーであり、ソフトエラーとは、前述し
た通り、オペレーションの誤り(操作ミス)、例えば誤
って初期化や上書き等を行なって生じたエラーである。
【0030】復旧処理部52は、認識処理部51によっ
て認識された損傷箇所に応じた復旧処理を後述のごとく
行なうものであり、書出処理部53は、復旧処理部52
による復旧結果を別媒体としての磁気ディスク26もし
くは正常な磁気テープ42へ書き出すものである。この
とき、書出処理部53は、復旧結果を、正常な磁気テー
プ42へ直接的に書き出してもよいし、一旦、磁気ディ
スク26へ書き込んだ後、磁気ディスク26から正常な
磁気テープ42へ書き出してもよい。
【0031】そして、磁気テープ40を標準ラベル形式
で使用するシステムにおいて、本実施形態の自動復旧装
置は、以下のようにして、損傷箇所を有する磁気テープ
40の復旧、つまり、ユーザデータの復旧を行なう。な
お、標準ラベル形式では、ボリュームラベルやデータセ
ットラベルに、オペレーティングシステムで標準として
定められた、あるいは、標準的なフォーマットのラベル
が用いられる。例えば、図13を参照しながら前述した
通り、磁気テープMTの先頭には、まずVOL(ボリュ
ーム読み出しラベル)が記録され、HDR1,HDR2
(2種類の読み出しラベル)とTM(テープマーク)と
が記録されてから、最初のファイルについてのデータブ
ロック(DATA)が記録される。そして、ファイルの
最後には、TMとEOF1,EOF2(2種類のファイ
ル終わりラベル)が記録される。このファイルが最後の
ものであれば、EOF2の後にTMを2本、もしくは、
TM2本とEOD(end of data)を記録する。
【0032】認識処理部51によって認識された損傷箇
所がデータブロック(データ部)である場合、復旧処理
部52は、その損傷したデータブロックを除外し、書出
処理部53がそのデータブロック以外のデータブロック
を別媒体(磁気テープ42もしくは磁気ディスク26)
へ書き出す。認識処理部51によって認識された損傷箇
所がHDR1もしくはHDR2である場合、復旧処理部
52が、そのHDR1もしくはHDR2に対応するファ
イルのEOF1やEOF2に基づいて、そのHDR1も
しくはHDR2を創成し、書出処理部53が、復旧処理
部52によって創成されたHDR1もしくはHDR2を
別媒体へ書き出す。
【0033】認識処理部51によって認識された損傷箇
所がEOF1もしくはEOF2である場合、復旧処理部
52が、そのEOF1もしくはEOF2に対応するファ
イルのHDR1やHDR2に基づいて、そのEOF1も
しくはEOF2を創成し、書出処理部53が、復旧処理
部52によって創成されたEOF1もしくはEOF2を
別媒体へ書き出す。
【0034】認識処理部51によって認識された損傷箇
所がVOLである場合、復旧処理部52が、最初のファ
イルのHDR1やHDR2もしくはEOF1やEOF2
に基づいて、そのVOLを創成し、書出処理部53が、
復旧処理部52によって創成されたVOLを別媒体へ書
き出す。認識処理部51によって認識された損傷箇所が
誤った初期化もしくは誤った上書きによって生じたもの
である場合、復旧処理部52が、最初のファイルもしく
は誤って上書きされたファイルのEOF1やEOF2に
基づいて、該当ファイルのVOL,HDR1およびHD
R2を創成し、書出処理部53が、復旧処理部52によ
って創成されたVOL,HDR1およびHDR2を別媒
体へ書き出す。
【0035】一方、磁気テープ40を非標準ラベル形式
で使用するシステムにおいて、本実施形態の自動復旧装
置は、以下のようにして、損傷箇所を有する磁気テープ
40の復旧を行なう。なお、非標準ラベル形式では、ボ
リュームラベルやデータセットラベルに、利用者が自由
に作成した、システムの規約に従わないラベルが用いら
れる。
【0036】つまり、非標準ラベル形式を採用したシス
テムにおいては、認識処理部51によって認識された損
傷箇所がデータブロックである場合にのみ、復旧処理部
52がそのデータブロックを除外し、書出処理部53が
そのデータブロック以外のデータブロックを別媒体へ書
き出す。上述のごとく構成された本実施形態の自動復旧
装置の動作について、簡単に説明する。ここで、自動復
旧装置は、損傷した磁気テープ40のデータを読み込ん
で、損傷箇所を復旧しながら、別媒体(磁気ディスク2
6または磁気テープ42)に複写する、復旧複写処理を
行なう。
【0037】本実施形態の自動復旧装置では、損傷箇所
を有する磁気テープ40のデータを読み込み、まず、そ
の磁気テープ40が、ソフトエラーによる損傷を有する
か否か、即ち、誤った初期化あるいは誤った上書きを行
なった媒体であるか否かを認識する。ソフトエラーによ
る損傷を有している場合には、その初期化や上書きによ
って破壊されたファイルの、EOF1やEOF2)に基
づいて、そのファイルのVOLやHDR1,HDR2を
創成し、救済先の別媒体(磁気ディスク26または磁気
テープ42)に、その復旧したラベルを反映させ複写す
る。なお、初期化エラーまたは上書きエラーに応じてV
OLを創成する際、先頭ファイルのHDR1やHDR2
が残存している場合には、これらのHDR1やHDR2
を用いてもよい。
【0038】また、復旧複写処理中に磁気テープ40の
ファイルにおいてHDR1またはHDR2の異常(損
傷)を検出・認識した場合、そのファイルのEOF1や
EOF2に基づいて、そのファイルのHDR1またはH
DR2を創成し、前述と同様、救済先の別媒体(磁気デ
ィスク26または磁気テープ42)に、その復旧したラ
ベルを反映させ複写する。
【0039】さらに、復旧複写処理中に磁気テープ40
のファイルにおいてEOF1またはEOF2の異常(損
傷)を検出・認識した場合、そのファイルのHDR1や
HDR2に基づいて、そのファイルのEOF1またはE
OF2を創成し、前述と同様、救済先の別媒体(磁気デ
ィスク26または磁気テープ42)に、その復旧したラ
ベルを反映させ複写する。
【0040】またさらに、復旧複写処理中に磁気テープ
40のファイルにおいてデータブロック(データ部)の
異常(損傷)を検出・認識した場合、そのデータブロッ
クを除外し、読み込み可能なデータブロック(つまり、
損傷していないデータブロック)を救済先の別媒体(磁
気ディスク26または磁気テープ42)に複写して反映
させるとともに、そのファイルのEOF1またはEOF
2におけるブロックカウント値を別媒体へ実際に書き出
したデータブロックの数に修正して、復旧複写処理を継
続する。
【0041】さて、次に、上述のごとく構成された本実
施形態の自動復旧装置の、より具体的な動作について、
図3〜図12を参照しながら説明する。なお、本実施形
態の自動復旧装置では、複数の媒体(磁気テープ)に対
する復旧複写処理を連続的に行なうものとする。図3
は、本実施形態の自動復旧装置による処理の全体的な流
れを説明するためのフローチャートであり、この図3に
示すように、本実施形態の自動復旧装置では、まず、認
識処理部51により、磁気テープ40における破壊の認
識処理を行ない(ステップS11)、磁気テープ40に
破壊(損傷箇所)が存在する場合(ステップS11のY
ESルート)、図4〜図7を参照しながら後述するごと
く、媒体データに対する復旧複写処理(ステップS1
2)を行なう。
【0042】この媒体データの処理後、今回の処理対象
ファイルが磁気テープ40において最後のものであるか
否かを判断し(ステップS13)、最後のファイルでな
ければ(ステップS13のNOルート)、ステップS1
2に戻り、次のファイルに対する処理を行なう。また、
最後のファイルであれば(ステップS13のYESルー
ト)、もしくは、磁気テープ40に破壊が無い場合(ス
テップS11のNOルート)、複数の媒体全てに対する
処理を完了したか否かを判断し(ステップS14)、完
了した場合(ステップS14のYESルート)、処理を
終了する。
【0043】一方、全媒体に対する処理を未だ完了して
いない場合(ステップS14のNOルート)、次の媒体
(磁気テープ)を要求してから(ステップS15)、ス
テップS11に戻り、前述と同様の処理を繰り返し実行
する。図4は、本実施形態における媒体データに対する
復旧複写処理(図3のステップS12の処理)を説明す
るためのフローチャートである。破壊(損傷箇所)を有
する磁気テープ40に対しては、その磁気テープ40に
おけるファイル毎に、図4に示すような媒体データに対
する復旧複写処理を実行する。
【0044】つまり、まず、先頭ファイルについてはボ
リューム見出しラベル(VOL)およびファイル読み出し
ラベル(HDR1,HDR2)に対する復旧複写処理
を、また、2番目以降のファイルについてはファイル読
み出しラベル(HDR1,HDR2)に対する復旧複写
処理を実行する(ステップS21)。ついで、各ファイ
ルにおけるデータ部(データブロック)に対する復旧複
写処理を実行し(ステップS22)、最後に、各ファイ
ルについてのファイル終わりラベル(EOF1,EOF
2)に対する復旧複写処理を実行する(ステップS2
3)。
【0045】図5は、本実施形態におけるボリューム見
出しラベル(VOL)およびファイル読み出しラベル
(HDR1,HDR2)に対する復旧複写処理(図4の
ステップS21の処理)を説明するためのフローチャー
トであり、この図5に示すように、まず、処理対象のフ
ァイルが、磁気テープ40の先頭ファイルか否かを判断
してから(ステップS30)、先頭ファイルである場合
(ステップS30のYESルート)、この磁気テープ4
0が誤って初期化されたものか否かを、認識処理部51
により判断する(ステップS31)。
【0046】誤初期化されている場合(ステップS31
のYESルート)、復旧処理部52により、残存してい
る初期化前の先頭ファイルのファイル終わりラベルに基
づいて、先頭ファイルのボリューム見出しラベルおよび
ファイル読み出しラベルを創成し(ステップS32;図
12参照)、創成されたラベルを、書出処理部53によ
り救済先の別媒体へ書き出してから(ステップS4
0)、処理を終了して図4のステップS22へ移行す
る。
【0047】ステップS31で誤初期化されていないと
判断された場合(NOルート)、その先頭ファイルのボ
リューム見出しラベルおよびファイル読み出しラベルを
参照し(ステップS33)、認識処理部51により先頭
ファイルのボリューム見出しラベルが正常であるか否か
を判断する(ステップS34)。ボリューム見出しラベ
ルが正常でない場合、即ち損傷している場合(ステップ
S34のNOルート)、復旧処理部52により、そのボ
リューム見出しラベルを、先頭ファイルのファイル読み
出しラベルやファイル終わりラベルに基づいて創成し
(ステップS35)、創成されたボリューム見出しラベ
ルを、書出処理部53により救済先の別媒体へ書き出し
てから(ステップS36;図8参照)、後述のステップ
S37へ移行する。
【0048】ボリューム見出しラベルが正常である場合
(ステップS34のYESルート)には、書出処理部5
3により、その正常なボリューム見出しラベルをそのま
ま救済先の別媒体へ書き出してから(ステップS3
4′)、後述のステップS37へ移行する。一方、ステ
ップS30で先頭ファイルでないと判断された場合(N
Oルート)、そのファイルのファイル読み出しラベルを
参照し(ステップS33′)、そのファイルが誤って上
書きされたものか否かを、認識処理部51により判断す
る(ステップS37)。
【0049】そのファイルが誤って上書きされている場
合(ステップS37のYESルート)、復旧処理部52
により、そのファイルのファイル終わりラベルに基づい
てファイル読み出しラベルを創成し(ステップS38)
、創成されたラベルを、書出処理部53により救済先
の別媒体へ書き出してから(ステップS40)、処理を
終了して図4のステップS22へ移行する。
【0050】そのファイルが誤って上書きされたもので
はない場合(ステップS37のNOルート)、認識処理
部51により、ファイル読み出しラベルが正常であるか
否かを判断する(ステップS39)。ファイル読み出し
ラベルが正常でない場合、即ち損傷している場合(ステ
ップS39のNOルート)、復旧処理部52により、そ
のファイル読み出しラベルを、そのファイルのファイル
終わりラベルに基づいて創成し(ステップS38;図9
参照)、創成されたラベルを、書出処理部53により救
済先の別媒体へ書き出してから(ステップS40)、処
理を終了して図4のステップS22へ移行する。
【0051】そして、ファイル読み出しラベルが正常で
ある場合には(ステップS39のYESルート)、書出
処理部53により、その正常なファイル読み出しラベル
をそのまま救済先の別媒体へ書き出してから(ステップ
S40;図8,図10,図11参照)、処理を終了して
図4のステップS22へ移行する。図6は、本実施形態
におけるデータ部(データブロック)に対する復旧複写
処理(図4のステップS22の処理)を説明するための
フローチャートであり、この図6に示すように、一つず
つデータブロックを参照し(ステップS41)、認識処
理部51により、参照したデータブロックが正常である
か否かを判断する(ステップS42)。
【0052】そのデータブロックが正常でない場合、即
ち損傷している場合(ステップS42のNOルート)、
復旧処理部52により、そのデータブロックを除外する
一方(ステップS43;図11参照)、参照したデータ
ブロックが正常である場合は(ステップS42のYES
ルート)、書出処理部53により、その正常なデータブ
ロックをそのまま救済先の別媒体へ書き出す(ステップ
S44;図11参照)。
【0053】そして、今回処理したデータブロックが、
当該ファイルの最後のものであるか否かを判断し(ステ
ップS45)、最後でなければ(ステップS45のNO
ルート)、ステップS41に戻って処理を続行する一
方、最後であれば(ステップS45のYESルート)、
処理を終了して図4のステップS23へ移行する。図7
は、本実施形態におけるファイル終わりラベル(EOF
1,EOF2)に対する復旧複写処理(図4のステップ
S23の処理)を説明するためのフローチャートであ
り、この図7に示すように、まず、処理対象ファイルの
ファイル終わりラベルを参照し(ステップS51)、認
識処理部51により、参照したファイル終わりラベルが
正常であるか否かを判断する(ステップS52)。
【0054】そのファイル終わりラベルが正常でない場
合、即ち損傷している場合(ステップS52のNOルー
ト)、復旧処理部52により、そのファイル終わりラベ
ルを、そのファイルのファイル読み出しラベルに基づい
て創成し(ステップS53;図10参照)、創成された
ラベルを、書出処理部53により救済先の別媒体へ書き
出してから(ステップS54)、当該ファイルに対する
全処理を終了し図3のステップS13へ移行する。
【0055】そして、ファイル終わりラベルが正常であ
る場合には(ステップS52のYESルート)、書出処
理部53により、その正常なファイル終わりラベルをそ
のまま救済先の別媒体へ書き出してから(ステップS5
4;図8,図9,図11参照)、当該ファイルに対する
全処理を終了し図3のステップS13へ移行する。とこ
ろで、一般に、VOL(ファイル見出しラベル)は、情
報として、ボリューム通番,記録密度,使用者識別コー
ド等を情報として有している。
【0056】また、HDR1(ファイル読み出しラベ
ル)とEOF1(ファイル終わりラベル)とは、同じ情
報を有しており、具体的には、ファイル名,ファイル通
番,ボリューム順序番号,ファイル論理順序番号,世代
番号,作成期日,満了日付,ブロックアカウント,シス
テムコード等を有している。さらに、HDR2(ファイ
ル読み出しラベル)とEOF2(ファイル終わりラベ
ル)とは、同じ情報を有しており、具体的には、ブロッ
ク長,レコード長,記録密度,ファイル位置,ジョブ名
/プログラム名,記録方式,使用者情報等を有してい
る。
【0057】従って、復旧処理部52は、VOLを、H
DR1およびHDR2の保持する情報、もしくは、EO
F1およびEOF2の保持する情報に基づいて創成する
ことができるほか、HDR1およびHDR2を、それぞ
れEOF1およびEOF2の保持する情報に基づいて創
成することができる。ここで、本実施形態における復旧
複写処理の具体例について、図8〜図12を参照しなが
ら説明する。
【0058】図8に示すように、磁気テープ40の先頭
ファイルにおけるVOLが破壊されている場合、破壊さ
れたVOLは、先頭ファイルのEOF1およびEOF2
に基づいて創成され、別媒体としての磁気テープ42に
復旧・複写される。図9に示すように、磁気テープ40
の、あるファイルにおけるHDR2が破壊されている場
合、破壊されたHDR2は、同じファイルのEOF2に
基づいて創成され、別媒体としての磁気テープ42に復
旧・複写される。
【0059】図10に示すように、磁気テープ40の、
あるファイルにおけるEOF1が破壊されている場合、
破壊されたEOF1は、同じファイルのHDR1に基づ
いて創成され、別媒体としての磁気テープ42に復旧・
複写される。図11に示すように、磁気テープ40のフ
ァイルにおける、あるデータブロックが破壊されている
場合、そのエラーブロックを除外し、エラーブロック以
外の正常なデータブロックを、別媒体としての磁気テー
プ42に書出・複写する。
【0060】図12に示すように、磁気テープ40を誤
って初期化した場合、VOLを、残存している初期化前
の先頭ファイルのEOF1およびEOF2に基づいて創
成し、別媒体としての磁気テープ42に復旧・複写する
とともに、先頭ファイルのHDR1およびHDR2を、
それぞれ、初期化前の先頭ファイルのEOF1およびE
OF2に基づいて創成し、別媒体としての磁気テープ4
2に復旧・複写する。
【0061】このように、本発明の一実施形態としての
自動復旧装置によれば、磁気テープ40においてハード
エラーやソフトエラーに伴って如何なるデータ破壊が生
じた場合であっても、人手やジョブの再実行によること
なく、残存データを自動的に且つ極めて高速に別媒体
(磁気テープ42や磁気ディスク26)に復旧すること
ができる。
【0062】従って、磁気テープ40を用いてデータを
保存するシステムにおいて、万一、磁気テープ40のデ
ータが破壊されても直ちに復旧して対処することがで
き、そのシステムの信頼性を大幅に高めることができ
る。なお、本発明は上述した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0063】例えば、上述した実施形態では、シーケン
シャルアクセス記憶媒体が磁気テープである場合につい
て説明しているが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、データを先頭からシーケンシャルに記録される
シーケンシャルアクセス記憶媒体であれば、上述した実
施形態と同様に適用され、上述と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシーケン
シャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置(請求項1〜
6)および自動復旧プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体(請求項7〜12)によれば、
シーケンシャルアクセス記憶媒体においてハードエラー
やソフトエラーに伴って如何なるデータ破壊が生じた場
合であっても、人手やジョブの再実行によることなく、
残存データを自動的に且つ極めて高速に別媒体に復旧す
ることができる。
【0065】従って、シーケンシャルアクセス記憶媒体
を用いてデータを保存するシステムにおいて、万一、シ
ーケンシャルアクセス記憶媒体のデータが破壊されても
直ちに復旧して対処することができ、そのシステムの信
頼性を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのシーケンシャルア
クセス記憶媒体の自動復旧装置の機能的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのシーケンシャルア
クセス記憶媒体の自動復旧装置を実現するためのコンピ
ュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の自動復旧装置による処理の全体的
な流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】本実施形態における媒体データに対する復旧複
写処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本実施形態におけるボリューム見出しラベルお
よびファイル読み出しラベルに対する復旧複写処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】本実施形態におけるデータ部に対する復旧複写
処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本実施形態におけるファイル終わりラベルに対
する復旧複写処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態における復旧複写処理の具体例を説
明するための図である。
【図9】本実施形態における復旧複写処理の具体例を説
明するための図である。
【図10】本実施形態における復旧複写処理の具体例を
説明するための図である。
【図11】本実施形態における復旧複写処理の具体例を
説明するための図である。
【図12】本実施形態における復旧複写処理の具体例を
説明するための図である。
【図13】一般的な標準ラベル形式で記録されたファイ
ルの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 バスライン 14 ROM 16 RAM 18 入出力インタフェース(I/O) 20 キーボード 22 マウス 24 モニタ 26 磁気ディスク(別媒体) 28 入出力インタフェース(I/O) 30 プリンタ 32 磁気テープドライバ 40 磁気テープ(シーケンシャルアクセス記憶媒体) 42 磁気テープ(シーケンシャルアクセス記憶媒体,
別媒体) 51 認識処理部 52 復旧処理部 53 書出処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンシャルアクセス記憶媒体におい
    てハードエラーもしくはソフトエラーによって生じた損
    傷箇所を認識する認識処理部と、 該認識処理部によって認識された前記損傷箇所に応じた
    復旧処理を行なう復旧処理部と、 該復旧処理部による復旧結果を別媒体へ書き出す書出処
    理部とをそなえてなることを特徴とする、シーケンシャ
    ルアクセス記憶媒体の自動復旧装置。
  2. 【請求項2】 該認識処理部によって認識された前記損
    傷箇所がデータブロックである場合、該復旧処理部がそ
    のデータブロックを除外し、該書出処理部がそのデータ
    ブロック以外のデータブロックを該別媒体へ書き出すこ
    とを特徴とする、請求項1記載のシーケンシャルアクセ
    ス記憶媒体の自動復旧装置。
  3. 【請求項3】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が標
    準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該認
    識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイル読
    み出しラベルである場合、該復旧処理部が、そのファイ
    ル読み出しラベルに対応するファイルのファイル終わり
    ラベルに基づいて、そのファイル読み出しラベルを創成
    し、該書出処理部が、該復旧処理部によって創成された
    ファイル読み出しラベルを該別媒体へ書き出すことを特
    徴とする、請求項1または請求項2に記載のシーケンシ
    ャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置。
  4. 【請求項4】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が標
    準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該認
    識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイル終
    わりラベルである場合、該復旧処理部が、そのファイル
    終わりラベルに対応するファイルのファイル読み出しラ
    ベルに基づいて、そのファイル終わりラベルを創成し、
    該書出処理部が、該復旧処理部によって創成されたファ
    イル終わりラベルを該別媒体へ書き出すことを特徴とす
    る、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシーケ
    ンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装置。
  5. 【請求項5】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が標
    準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該認
    識処理部によって認識された前記損傷箇所がボリューム
    読み出しラベルである場合、該復旧処理部が、最初のフ
    ァイルのファイル読み出しラベルもしくはファイル終わ
    りラベルに基づいて、そのボリューム読み出しラベルを
    創成し、該書出処理部が、該復旧処理部によって創成さ
    れたボリューム読み出しラベルを該別媒体へ書き出すこ
    とを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に
    記載のシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装
    置。
  6. 【請求項6】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が標
    準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該認
    識処理部によって認識された前記損傷箇所が誤った初期
    化もしくは誤った上書きによって生じたものである場
    合、該復旧処理部が、最初のファイルもしくは誤って上
    書きされたファイルのファイル終わりラベルに基づい
    て、該当ファイルのボリューム読み出しラベルおよびフ
    ァイル読み出しラベルを創成し、該書出処理部が、該復
    旧処理部によって創成されたボリューム読み出しラベル
    およびファイル読み出しラベルを該別媒体へ書き出すこ
    とを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に
    記載のシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧装
    置。
  7. 【請求項7】 シーケンシャルアクセス記憶媒体を復旧
    する機能をコンピュータにより実現するための、自動復
    旧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、 該自動復旧プログラムが、 シーケンシャルアクセス記憶媒体においてハードエラー
    もしくはソフトエラーによって生じた損傷箇所を認識す
    る認識処理部、 該認識処理部によって認識された前記損傷箇所に応じた
    復旧処理を行なう復旧処理部、および、 該復旧処理部による復旧結果を別媒体へ書き出す書出処
    理部として、該コンピュータを機能させることを特徴と
    する、シーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 該認識処理部によって認識された前記損
    傷箇所がデータブロックである場合、該自動復旧プログ
    ラムが、該復旧処理部によりそのデータブロックを除外
    し、該書出処理部によりそのデータブロック以外のデー
    タブロックを該別媒体へ書き出すように、該コンピュー
    タを機能させることを特徴とする、請求項7記載のシー
    ケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が標
    準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該認
    識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイル読
    み出しラベルである場合、該自動復旧プログラムが、該
    復旧処理部により、そのファイル読み出しラベルに対応
    するファイルのファイル終わりラベルに基づいて、その
    ファイル読み出しラベルを創成し、該書出処理部によ
    り、該復旧処理部によって創成されたファイル読み出し
    ラベルを該別媒体へ書き出すように、該コンピュータを
    機能させることを特徴とする、請求項7または請求項8
    に記載のシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復旧プ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が
    標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該
    認識処理部によって認識された前記損傷箇所がファイル
    終わりラベルである場合、該自動復旧プログラムが、該
    復旧処理部により、そのファイル終わりラベルに対応す
    るファイルのファイル読み出しラベルに基づいて、その
    ファイル終わりラベルを創成し、該書出処理部により、
    該復旧処理部によって創成されたファイル終わりラベル
    を該別媒体へ書き出すように、該コンピュータを機能さ
    せることを特徴とする、請求項7〜請求項9のいずれか
    1項に記載のシーケンシャルアクセス記憶媒体の自動復
    旧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が
    標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該
    認識処理部によって認識された前記損傷箇所がボリュー
    ム読み出しラベルである場合、該自動復旧プログラム
    が、該復旧処理部により、最初のファイルのファイル読
    み出しラベルもしくはファイル終わりラベルに基づい
    て、そのボリューム読み出しラベルを創成し、該書出処
    理部により、該復旧処理部によって創成されたボリュー
    ム読み出しラベルを該別媒体へ書き出すように、該コン
    ピュータを機能させることを特徴とする、請求項7〜請
    求項10のいずれか1項に記載のシーケンシャルアクセ
    ス記憶媒体の自動復旧プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 該シーケンシャルアクセス記憶媒体が
    標準ラベル形式でデータ記録を行なうものであって、該
    認識処理部によって認識された前記損傷箇所が誤った初
    期化もしくは誤った上書きによって生じたものである場
    合、該自動復旧プログラムが、該復旧処理部により、最
    初のファイルもしくは誤って上書きされたファイルのフ
    ァイル終わりラベルに基づいて、該当ファイルのボリュ
    ーム読み出しラベルおよびファイル読み出しラベルを創
    成し、該書出処理部により、該復旧処理部によって創成
    されたボリューム読み出しラベルおよびファイル読み出
    しラベルを該別媒体へ書き出すように、該コンピュータ
    を機能させることを特徴とする、請求項7〜請求項11
    のいずれか1項に記載のシーケンシャルアクセス記憶媒
    体の自動復旧プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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