JP2001175056A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2001175056A
JP2001175056A JP35973199A JP35973199A JP2001175056A JP 2001175056 A JP2001175056 A JP 2001175056A JP 35973199 A JP35973199 A JP 35973199A JP 35973199 A JP35973199 A JP 35973199A JP 2001175056 A JP2001175056 A JP 2001175056A
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JP
Japan
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grid
charging wire
interval
environmental condition
charging
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Application number
JP35973199A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ishihara
力 石原
Takashi Watanabe
剛史 渡邉
Nobuki Miyaji
信希 宮地
Takateru Kamei
隆輝 亀井
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ワイヤへの電流値を下げることなく帯電
ワイヤからのリークを防止する。 【解決手段】 湿度が上昇して花火放電開始電圧が低下
する場合には、帯電ワイヤ323とグリッド322との
間隔を現在位置から目標位置になるように、間隔可変機
構61を用いて所定の移動量だけ近づければ、コロナ放
電している帯電ワイヤ323に電流が流れ易くなり、帯
電に必要な電流値を確保しながらも、リークの原因にな
る帯電ワイヤ323への印加電圧値を低下させることが
できる。これによって、この印加電圧値が、帯電ワイヤ
323とグリッド322との間の花火放電開始電圧を超
えることが防止され、リークを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体上を所定電
位に帯電させる帯電装置および、この帯電装置を用いて
電子写真プロセスを実行する複写機、ファクシミリおよ
びプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としての複写機1
00は、図6に示すように、光導電性を有する感光体ド
ラム101の周囲に、この感光体ドラム101の回転方
向に沿って順に、コロナ放電によって感光体ドラム10
1の表面に所定電位を与える帯電器102、所望の画像
に対応する光を照射することにより感光体ドラム101
の表面電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成する露
光器103、感光体ドラム101の表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像
器104、感光体ドラム101上に形成されたトナー像
を転写用紙上に転写する転写ローラ105、感光体ドラ
ム101の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グブレード106および、感光体ドラム101の表面電
荷をランプ光によって除電する除電器107が配置され
ている。この転写ローラ105でトナー像が転写された
用紙は、熱ローラ108と加圧ローラ109(定着部)
で熱と圧力が加えられてトナー像が定着された後に、排
紙ローラ110によって排紙トレー111上に胴内排出
されるようになっている。
【0003】このような画像形成装置の帯電器102
は、図7に示すように、帯電ワイヤ112と、シールド
部材113と、グリッド114とを有しており、帯電器
102は、帯電ワイヤ112からのプラスコロナ放電に
よってグリッド114を介して感光体ドラム31の表面
層を所定の+電位に帯電させるようになっている。帯電
ワイヤ112は、感光体ドラム101の幅方向に亘って
配設され、高電圧が印加される。シールド部材113
は、感光体ドラム101の表面側に開口する箱体状に構
成されると共に、その箱体内側に帯電ワイヤ112を収
容するものである。グリッド114は、シールド部材1
13の開口部に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような帯
電器102では、湿度が高くなると、火花放電(リー
ク)開始電圧が低下して帯電ワイヤ112とグリッド1
14との間でリークが発生し易くなる。リークが発生す
ると、帯電ワイヤ112からのコロナ放電にむらが生
じ、感光体ドラム101の表面を均一に帯電させること
ができなくなる。そのことが、画像形成時に濃度むらと
なり、さらに画像むらなどの画像不具合となって現れて
しまう。
【0005】このように、高湿下では火花放電開始電圧
が低下するので、リークを防止するためには、帯電ワイ
ヤ112への印加電圧を下げる必要がある。ところが、
帯電ワイヤ112への印加電圧を下げるために、帯電ワ
イヤ112に供給する電流値を下げると、今度は、帯電
ワイヤ112からのコロナ放電が不安定になって感光体
ドラム101の表面を均一に帯電させることができなく
なる。そのことが、画像形成時に濃度むらとなり、さら
に画像むらなどの画像不具合となって現れてしまう。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、帯電ワイヤへの供給電流値を下げることなく帯電ワ
イヤからのリークを防止することができる帯電装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電装置は、感
光体の幅方向に配設された帯電ワイヤに高電圧を印加し
てコロナ放電を発生させ、所定のグリッド電圧が印加さ
れたグリッドを介して感光体表面を所定電圧に帯電させ
る帯電装置において、帯電ワイヤとグリッドとの間隔を
変更しうるように、帯電ワイヤおよびグリッドの少なく
とも何れか一方を他方に対して移動可能に支持する間隔
可変機構を備えたことを特徴とするものである。
【0008】環境条件によっては火花放電開始電圧が低
下して帯電ワイヤとグリッド間でリークが発生し易くな
る。このような場合には、上記構成により、帯電ワイヤ
とグリッドとの間隔を間隔可変機構を用いて近づけれ
ば、帯電ワイヤとグリッドとの間の抵抗値が低下して帯
電ワイヤに電流が流れ易くなるため、帯電に必要な電流
値を確保しながらも、リークの原因になる帯電ワイヤへ
の印加電圧値を低下させることができる。このことか
ら、帯電ワイヤへの印加電圧値が火花放電開始電圧を超
えないようにすることができて、帯電ワイヤとグリッド
との間のリークが防止される。
【0009】また、好ましくは、本発明の帯電装置にお
いて、間隔可変機構は、帯電ワイヤをグリッドに対して
移動可能に支持するように構成している。
【0010】この構成により、帯電ワイヤに供給する電
流値を低下させることなく帯電ワイヤからのリークが防
止されると共に、グリッドと感光体表面とは接近させた
状態でその間隔を変化させないので、感光体表面に対す
る帯電が安定化する。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、帯電ワイヤとグリッドとが相対移動するように
間隔可変機構を駆動する駆動手段と、装置近傍の環境条
件を検知する環境条件検知手段と、この環境条件検知手
段が検知した環境条件に応じて駆動手段を駆動制御する
間隔可変機構駆動制御手段とを有している。
【0012】この構成により、環境条件検知手段で装置
近傍の環境条件を検知し、検知した環境条件に応じて駆
動手段を駆動制御するようにしたので、帯電ワイヤとグ
リッドとの間隔を、間隔可変機構を用いて、帯電ワイヤ
からのリークを防止するように自動的に変化させること
が可能となる。
【0013】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おける環境条件は、少なくとも装置近傍の湿度条件を含
む。
【0014】この構成により、湿度条件はリークの発生
に大きく影響するので、湿度条件を含む環境条件に応じ
て帯電ワイヤとグリッドとの間隔を変化させれば、帯電
ワイヤからのリークが効果的に防止され得る。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おける間隔可変機構駆動制御手段は、環境条件検出手段
によって検知された環境条件に応じて、帯電ワイヤとグ
リッドとの適正間隔を求める適正間隔設定手段と、適正
間隔設定手段によって求められた適正間隔が得られるよ
うに駆動手段を制御する制御手段とを有している。
【0016】この構成により、間隔可変機構駆動制御手
段を簡単な構成とすることが可能になると共に、環境条
件に応じた帯電ワイヤとグリッドとの適正間隔に対する
自動制御により、帯電ワイヤとグリッドとの間のリーク
が防止される。
【0017】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おける適正間隔設定手段は、環境条件に対応する帯電ワ
イヤとグリッドとの適正間隔をテーブルとして記憶する
記憶手段と、環境条件検出手段によって検知された環境
条件に応じて、この環境条件に対応する帯電ワイヤとグ
リッドとの適正間隔をテーブルから抽出する適正間隔抽
出手段とを有している。
【0018】この構成により、環境条件に応じた上記適
正間隔の設定は、環境条件に対応する帯電ワイヤとグリ
ッドとの適正間隔が記憶されたテーブルから、環境条件
に対応する適正間隔が抽出されて容易に設定される。
【0019】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おける間隔可変機構はボールねじ機構である。
【0020】この構成により、間隔可変機構をボールね
じ機構とすれば、間隔可変機構を簡単に構成することが
可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下においては、まず、本発明に
かかる画像形成装置を複写機に適用した一実施形態の全
体的な構成について説明した後、本発明の特徴部分にか
かる構成、すなわち帯電装置について説明する。
【0022】図1は、本発明にかかる画像形成装置を複
写機に適用した一実施形態の全体断面図である。図1に
おいて、複写機1は、装置本体2と、装置本体2の上部
に開閉自在に装着された原稿押え3とを有している。こ
の装置本体2には、下部に配設された給紙部10と、こ
の給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、こ
の用紙搬送部20の上方に配設された画像形成部30
と、この画像形成部30よりも用紙搬送下流側に配設さ
れた定着部40と、これらの画像形成部30および定着
部40の上方に配設された光学系部材などからなる画像
読取部50とを備えている。
【0023】給紙部10は、給紙カセット11または1
2に積層載置された転写用紙13を、円弧外周部(略半
円形状)を有する給紙ローラ14の回転動作によって給
紙カセット11または12の出口側(図1の左側)に送
り出すとともに、給紙カセット11,12の幅方向両端
上部にそれぞれ設けられたさばき爪(図示せず)によっ
てさばくことにより、最上位置の転写用紙13を1枚ず
つ用紙搬送部20側に給紙するようになっている。
【0024】用紙搬送部20は、給紙部10から給紙さ
れた転写用紙13を搬送ローラ対21およびレジストロ
ーラ対22などによって画像形成部30に向けて搬送す
るようになっている。また、用紙搬送部20は、画像形
成部30で画像形成がなされた転写用紙13を定着部4
0から分岐爪23によって排出ローラ対24側に案内
し、さらに、転写用紙13を排出ローラ対24によって
排出トレイ25上に排出するようになっている。なお、
本実施形態にかかる複写機では、用紙両面への画像形成
の場合には、片面側への画像形成を終えた転写用紙13
を排出ローラ対24側に一旦導き、排出ローラ対24を
反転させてその搬送方向をスイッチバックしてから分岐
爪28、両面搬送路29を介して再び画像形成部30に
搬送することによって転写用紙13の両面に画像形成を
行うことができるようになっている。
【0025】画像形成部30は、電子写真プロセスによ
って感光体ドラム31上に所定のトナー像を形成し、そ
れを転写用紙13上に転写するものである。画像形成部
30の構成は、回転可能に軸支された光導電性を有する
感光体ドラム31と、この感光体ドラム31の周囲にそ
の回転方向に沿って、帯電器32、露光器33、現像器
34、転写器35、クリニング装置36および除電ラン
プ37とを備えている。
【0026】露光器33は、後述する画像読取部50に
よって読み取られた原稿の画像データに応じて強弱が付
けられたレーザ光Rを、レーザ発光器331から出力し
てポリゴンミラー332および反射鏡333を介して感
光体ドラム31上に照射するようになっている。この照
射されたレーザ光Rにより、感光体ドラム31の表面電
位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム31の表面
に、原稿画像データに応じた静電潜像を形成させるもの
である。この光照射は、ポリゴンミラー332によっ
て、帯電器32と現像器34の間の、回転する感光体ド
ラム31の幅方向に繰り返して走査される。
【0027】現像器34は、レーザ光Rにより感光体ド
ラム31上の+電荷の失われた静電潜像の部分に、プラ
ス帯電したトナーを静電気的に付着させるようになって
いる。これによって、感光体ドラム31上に形成されて
いた静電潜像がトナーにより現像されて、感光体ドラム
31の表面に可視像としてトナー像が形成されるもので
ある。
【0028】転写部35は、感光体ドラム31に非接触
状態にて対向配置された転写ローラ351によって、転
写用紙13の裏面からマイナスコロナ放電を行って、感
光体ドラム31上に形成されているトナー像を静電的に
転写用紙13上に転写させるようになっている。
【0029】クリーニング装置36は、転写後の感光体
ドラム31の表面に付着している残留トナーをその先端
部で掻き取るものである。
【0030】除電ランプ37は、感光体ドラム31の長
手方向(幅方向)に亘って複数個のLEDランプが1列
または複数列に並んたアレイ状に構成されている。この
除電ランプ37は、ランプ光を感光体ドラム31の表面
上に照射して、感光体ドラム31の表面の残留電荷を除
去するものである。
【0031】定着部40は、この画像形成部30の用紙
搬送方向の下流側に配置され、画像形成部30において
トナー像が転写された転写用紙13を、加熱ローラ41
と、この加熱ローラ41に押し付けられる加圧ローラ4
2とで挟んで熱加圧し、転写用紙13上にトナー像を溶
着させて定着させるものである。
【0032】画像読取部50は、コンタクトガラス51
上に載置された原稿に、露光ランプ52から光を照射
し、その反射光を反射鏡53,54,55、さらにレン
ズ56を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換
部57に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ52および反射鏡53は走
査動作部を構成しており、この走査動作部が、所定の速
度で図1の左右方向に移動することにより、コンタクト
ガラス51上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全
面の画像情報を読み取ることができるようになってい
る。
【0033】ここで、本発明の特徴部分にかかる帯電器
32の構成について説明する。帯電器32は、図2に示
すように、長尺状箱体のシールド部材321と、シール
ド部材321の感光体ドラム31側に配設されたグリッ
ド322と、シールド部材321内に収容されたコロナ
放電用の帯電ワイヤ323とを備え、帯電ワイヤ323
に高電圧(4〜6KV)を印加して発生するプラスコロ
ナ放電によって、感光体ドラム31の表面に対向したグ
リッド322を介して感光体ドラム31の表面層(OP
C層)を所定の+電位に帯電させるものである。また、
帯電器32は、本発明の特徴部分であるので詳細に後述
するが、温度および相対湿度に応じてグリッド322と
帯電ワイヤ323との間隔を、感光体ドラム31の径方
向(矢印Aの方向)に帯電ワイヤ323を移動して変更
する間隔可変手段60を有している。
【0034】シールド部材321は、図2〜図4に示す
ように、感光体ドラム31の長手方向に亘って配設され
た長尺状箱体に構成されている。この長尺状箱体は、内
部の組立や清掃などの理由から、外側部材324と内側
部材325とで挿抜自在に構成されている。外側部材3
24の長手方向に切欠き324aが設けられているの
は、外側部材324内から内側部材325を容易に引き
抜きやすくするためである。また、内側部材325の中
央部325aには、感光体ドラム31の幅方向に亘って
その表面側にのみ開放された長尺の開口部325bが形
成されている。さらに、シールド部材321の外面は絶
縁材料の樹脂材料で構成され、その内面は金属材料でシ
ールド構成され、所定電圧(例えば800V)が印加さ
れている。
【0035】グリッド322は長尺の開口部325bに
配設され、シールド部材321のシールド(内面)と同
電圧(800V)が印加されている。
【0036】帯電ワイヤ323は、シールド部材321
内において、2枚の板状の張架部材326a,326b
間で、感光体ドラム31の幅方向に亘って張架されてい
る。さらに、帯電ワイヤ323の一端は弾性部材として
のばね部材327を介して突起部328に固定され、そ
の他端は円柱状のピン部材329に固定されている。
【0037】ベース板330a,330bは、感光体ド
ラム31の幅寸法に略対応する距離だけ離間して配設さ
れていると共に、感光体ドラム31の表面に対向しかつ
その表面から同一距離だけ離間して配設されている。ま
た、ベース板330a,330bはそれぞれ、後述する
ボールねじ機構によって、感光体ドラム31の表面に対
して接近または離間する方向(矢印Aの方向)に移動可
能に構成されている。
【0038】張架部材326a,326bはそれぞれ、
ベース板330a,330b上にそれぞれ立設されてい
る。張架部材326a,326bの間隔は、感光体ドラ
ム31の幅間隔に略対応している。
【0039】ばね部材327は、ベース板330bの上
方に配設され、一定の張力を帯電ワイヤ323に与えて
安定に張架するためのものである。
【0040】突起部328はベース板330b上に固定
されている。突起部328の先端部は、ベース板330
bが矢印Aの方向に移動したときに、シールド部材32
1の内側面324bの矢印Aの方向に設けられたレール
部材331に沿って、レール部材331に押接した状態
で電気的接続を維持しつつスライド自在に構成されてい
る。レール部材331はシールド部材321の外部から
給電可能なように外部に突出している。帯電ワイヤ32
3への給電は、レール部材331から突起部328さら
にばね部材327を介して行なわれ、定電流制御で為さ
れるようになっている。
【0041】ピン部材329は樹脂製であり、ベース板
330a上に立設されている。ピン部材329は、その
外周に帯電ワイヤ323の端部を巻き付けた状態で、そ
の端部が加締められて固定されている。
【0042】間隔可変手段60は、帯電ワイヤ323と
グリッド322との間隔を変更しうるように、帯電ワイ
ヤ323をグリッド322に対して移動可能に支持する
間隔可変機構61と、帯電ワイヤ323をグリッド32
2に対して移動するように間隔可変機構61を駆動する
駆動手段としてのモータ62と、装置近傍の環境条件を
検知する環境条件検知手段としての温湿度センサ63
と、温湿度センサ63が検知した環境条件(温度および
相対湿度値)に応じてモータ62を駆動制御する間隔可
変機構駆動制御手段64とを備えている。
【0043】間隔可変機構61はボールねじ機構で構成
されている。ベース板330a,330bにそれぞれ設
けられた雌ねじ(図示せず)に螺合する雄ねじ(図示せ
ず)を上部に有する回転軸611a,611bがそれぞ
れ上下方向に平行に設けられている。これらの回転軸6
11a,611bはそれぞれ外側部材324の底面32
4cに配設された軸受け612a,612bから下方に
それぞれ突出して軸受け612a,612bによりそれ
ぞれ回転自在に軸支されている。回転軸611a,61
1bの下端部にはそれぞれギヤー613a,613bが
それぞれ固定されている。ギヤー613a,613b間
にはベルト614が巻回されており、ベルト614によ
って回転軸611a,611bを同一方向に回転させる
ように構成されている。この回転量は、ギヤー613
a,613bとベルト614の双方に互いに嵌合する凹
凸部を設けているので、滑ることがなく同一回転量とな
る。これにより、ワイヤケースであるシールド部材32
1内において、ベース板330a,330bと共に帯電
ワイヤ323はグリッド322に対して接近または離間
するように移動可能な構成となっている。
【0044】モータ62は回転角度が制御可能なステッ
プモータで構成されている。モータ62の回転軸は上記
回転軸611bに連結されて回転軸611bを回転駆動
させるようになっている。
【0045】温湿度センサ63は、帯電装置32の近傍
位置に取り付けられ、装置周辺の温度と相対湿度を検知
し、これらを検知信号として出力するようになってい
る。
【0046】間隔可変機構駆動制御手段64は、温湿度
センサ63によって検知された温度値および相対湿度値
に応じた帯電ワイヤ323とグリッド322との適正間
隔を求める適正間隔設定手段641と、適正間隔設定手
段641で求めた適正間隔(目標位置)と現在位置(前
回の適正間隔)との差分(移動量)を求める移動量設定
手段642と、移動量設定手段642によって求められ
た移動量に応じてモータ62を回転制御する回転制御手
段643とを有している。これらの移動量設定手段64
2および回転制御手段643により制御手段が構成さ
れ、制御手段は、適正間隔設定手段641によって求め
られた適正間隔が得られるようにモータ62を回転制御
するものである。なお、適正間隔とは、各環境条件毎に
設定された間隔であって、帯電ワイヤ323とグリッド
322間でリークが発生しない間隔である。
【0047】適正間隔設定手段641は、環境条件とし
て検知した温度値および相対湿度値に対応する帯電ワイ
ヤ323とグリッド322との適正間隔をテーブルとし
て記憶する記憶手段641aと、環境条件として検知し
た温度値および相対湿度値に応じて、これらの温度値お
よび相対湿度値に対応する帯電ワイヤ323とグリッド
322との適正間隔をテーブルから抽出する適正間隔抽
出手段641bとを有している。
【0048】移動量設定手段642は、適正間隔抽出手
段641bで抽出した適正間隔を現在位置情報として記
憶する記憶手段642aと、記憶手段642aから参照
した現在位置に対応した適性間隔と今回抽出した適性間
隔との差分を計算して移動量を求める移動量計算手段6
42bとを有している。
【0049】上記テーブルに記憶されている帯電ワイヤ
323とグリッド322の適正間隔(mm)と温度値お
よび相対湿度値との関係(特性曲線X)は、図5に示す
ように、例えば、温度値が摂氏28度において、相対湿
度値が40パーセントで帯電ワイヤ323とグリッド3
22との適正間隔が8mm、相対湿度値が60パーセン
トで帯電ワイヤ323とグリッド322との適正間隔が
6mm、相対湿度値が80パーセントで帯電ワイヤ32
3とグリッド322との適正間隔が4mmとなってい
る。例えば温度値が摂氏28度において、相対湿度値が
40パーセントから80パーセントに変化した場合に
は、帯電ワイヤ323とグリッド322との間隔8mm
(現在位置)から、帯電ワイヤ323とグリッド322
との間隔4mm(目標位置)までそれらの差分4mm
(移動量)だけ帯電ワイヤ323をグリッド322に接
近させるように、モータ62が回転駆動してボールねじ
機構によって帯電ワイヤ323とグリッド322との適
正間隔4mmにするものである。なお、温度値が上記摂
氏28度よりも高くなると特性曲線Xは下側に移行し、
温度値が摂氏28度よりも低くなると特性曲線Xは上側
に移行する。また、図5において、相対湿度が高くなる
ほど帯電ワイヤ323とグリッド322との間隔を近づ
けているのは、一定の適正電流値(本実施形態では30
0μA)を流しながらも、リークの原因になる印加電圧
値を低下させるためである。
【0050】回転制御手段643は、移動量計算手段6
42bで計算された移動量(mm)に応じたパルス数の
パルス信号をモータ62に出力し、モータ62を所定回
転量に回転制御するものである。
【0051】上記構成により、まず、原稿押え3を開け
てコンタクトガラス51上に原稿面を下にして原稿を載
置する。プリントを指令するプリントキースイッチをオ
ンすると、原稿面に光が照射され、その反射光を光電変
換部57に導いて原稿画像情報を読み取る一方、給紙部
10から給紙された転写用紙13は、レジストローラ対
22により所定のタイミングで転写部35に向けて搬送
される。
【0052】画像形成部30において、帯電器32で感
光体ドラム31の表面層を所定電位に帯電させ、画像読
取部50によって読み取られた原稿画像データに応じた
強弱のレーザ光Rを、帯電した感光体ドラム31上に照
射して静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナーによ
り現像したトナー像を、レジストローラ対22により所
定のタイミングで搬送されてきた転写用紙13上に転写
ローラ351にて転写させる。
【0053】その後、転写用紙13は、加熱ローラ41
および加圧ローラ42によって熱加圧されてトナー像を
定着させた後に、分岐爪23から排出ローラ対24によ
って排出トレイ25上に排出される。
【0054】このとき、画像形成部30では、感光体ド
ラム31の表面に付着している残留トナーをクリーニン
グ装置36の先端で掻き取り、さらに、除電ランプ37
からのランプ光によって感光体ドラム31の表面上の残
留電荷が除電されている。
【0055】ここで、間隔可変手段60の動作を、温度
値が例えば摂氏28度において、相対湿度が例えば60
パーセントから80パーセントに変化した場合について
説明する。
【0056】まず、温湿度センサ63がそのときの温度
値および相対湿度値を検知して検知信号(温度値摂氏2
8度、相対湿度値80パーセント)を適正間隔抽出手段
641bに出力する。適正間隔抽出手段641bでは、
これを記憶手段641aに記憶しているテーブルから、
相対湿度値80パーセントに対応した適正間隔4mmを
抽出する。さらに、移動量計算手段642bは、適正間
隔抽出手段641bで今回抽出した目標位置の適正間隔
4mmと、記憶手段642aに記憶している現在位置に
対応した適性間隔6mm(相対湿度値60パーセント時
の適性間隔)との差分を計算して、適性間隔に至る移動
量2mmを求める。また、移動量計算手段642bは今
回抽出した適正間隔4mmを、目標位置を達成した後の
現在位置として記憶手段642aに記憶させる。
【0057】この求めた移動量2mmは回転制御手段6
43に入力され、回転制御手段643は、移動量2mm
に対応したパルス数のパルス信号をモータ62に出力す
る。モータ62は入力されたパルス信号のパルス数に応
じた回転角度だけ回転することになる。
【0058】モータ62が所定の回転角度だけ回転する
と、軸受け612bに軸支された回転軸611bが回転
し、ギヤー613b、ベルト614さらにギヤー613
aを介して、軸受け612aに軸支された回転軸611
aも回転軸611bと同一の回転方向で同一の回転量だ
け回転する。
【0059】回転軸611a,611bの回転によるボ
ールねじ機構によってベース板330a,330bがそ
れぞれ同じ量だけ移動して、帯電ワイヤ323をグリッ
ド322側に、相対湿度値60パーセント時の適正間隔
6mm(現在位置)から相対湿度値80パーセント時の
適正間隔4mm(目標位置)になるようにその差分した
移動量2mmだけ接近することになる。
【0060】このように、相対湿度値が上昇して花火放
電開始電圧が低下し、リークが発生し易くなる場合に
は、帯電ワイヤ323とグリッド322との間隔を現在
位置から目標位置になるように、間隔可変機構61を用
いて所定の移動量(差分)だけ近づければ、その分だ
け、帯電ワイヤ323とグリッド322との間の抵抗値
が低下して、コロナ放電している帯電ワイヤ323に電
流が流れ易くなる。このように、電流が流れ易く、かつ
コロナ放電を維持して均一な帯電とするために定電流制
御が為されているため、帯電ワイヤ323への電流量を
低下させることなく、リークの原因になる帯電ワイヤ3
23への印加電圧値を低下させることができる。これに
よって、この印加電圧値が花火放電開始電圧値を超えな
いようにすることができるため、帯電ワイヤ323とグ
リッド322との間のリークを防止することができる。
このリークの防止によって、帯電ワイヤ323からのコ
ロナ放電にむらが発生せず、感光体ドラム31の表面を
均一に帯電させることができて、画像形成時の濃度むら
を防止でき、さらに画像むらなどの画像不具合を防止す
ることができる。
【0061】また、温度および相対湿度条件はリークの
発生に大きく影響するため、温度および相対湿度条件に
応じて帯電ワイヤ323とグリッド322との間隔を変
化させることにより、帯電ワイヤ323とグリッド32
2間に発生するリークを効果的に防止することができ
る。
【0062】なお、本実施形態では、グリッド322と
感光体ドラム31の表面とは接近した状態でその間隔を
変化させず、帯電ワイヤ323側を移動してグリッド3
22に対して接近または離間させるように構成したが、
帯電ワイヤ323に対してグリッド322側を動かし、
あるいは共に動かして、帯電ワイヤ323とグリッド3
22との間のリークを防止することもできる。この場合
よりも、帯電ワイヤ323側を移動させる本実施形態の
方が、感光体ドラム31の表面とグリッド322とは接
近させた状態でその間隔を変化させないため、感光体ド
ラム31の表面における帯電を安定化させることができ
る。
【0063】また、本実施形態では、環境条件検知手段
としての温湿度センサ63で装置近傍の温度および相対
湿度を検知し、検知した温度および相対湿度に応じてモ
ータ62を駆動制御して帯電ワイヤ323とグリッド3
22との間隔を、間隔可変機構61を用いて、帯電ワイ
ヤ323とグリッド322間のリークを防止するように
自動的に変化させるようにしたが、これに限らず、環境
条件を絶対湿度値とすることもできる。また、環境条件
として相対湿度値だけや温度値だけを用いてもよい。
【0064】さらに、本実施形態では、ボールねじ機構
とステップモータとを組み合わせて用いたが、これに限
らず、フィードバック制御がかかったサーボモータ、ラ
ックとピニオン、ソレノイド、シリンダー、プーリーと
ベルトなど他の構成との組み合わせであってもよい。
【0065】さらに、本実施形態では、間隔可変機構駆
動制御手段64を設けて間隔可変機構61を自動制御と
したが、これに限らず、間隔可変機構61を手動として
もよい。この場合、間隔可変機構は、帯電ワイヤ323
とグリッド322との間隔を段階的に変更しうるよう
に、帯電ワイヤ323およびグリッド322の少なくと
も何れか一方を他方に対して段階的に移動可能に支持す
るような構成にしておけば、ユーザなどが湿度計を見て
手動にて段階的に帯電ワイヤ323とグリッド322と
の間隔を適正間隔(リークが起こらない間隔)に変更す
ることができる。
【0066】さらに、本実施形態では、帯電ワイヤ32
3とグリッド322との間隔を複数段階(例えば温度摂
氏1度毎で相対湿度1パーセント毎)で変化させるよう
にした例について説明したが、これに限らず、連続的に
帯電ワイヤ323とグリッド322との間隔を適正間隔
に変化させるようにすることもできる。つまり、これ
は、連続的に変化する温度および相対湿度に対応して適
正間隔を連続的に変化させるものである。
【0067】さらに、本実施形態では、上述したよう
に、グリッド322に対して帯電ワイヤ323を現在位
置から目標位置に移動させるのに、環境条件に対するグ
リッド322と帯電ワイヤ323との適正間隔(目標位
置)をテーブルから抽出し、その抽出した適正間隔(目
標位置)と現在位置との差分を計算して移動量を求め、
その移動量に応じて帯電ワイヤ323を移動させて目標
位置を実現するように構成したが、環境条件に対するグ
リッド322と帯電ワイヤ323との適正間隔(目標位
置)をテーブルから抽出し、抽出した適正間隔(目標位
置)に一致する位置まで帯電ワイヤ323を移動させて
目標位置を実現するように構成してもよい。この構成
は、例えば複数の目標位置にそれぞれ例えばベース板3
30aまたは330bの位置を検知するリミットスイッ
チをそれぞれ設け、抽出した適正間隔(目標位置)に対
応するリミットスイッチで検知するベース板330aま
たは330bの位置に対応した帯電ワイヤ323の位置
まで帯電ワイヤ323を移動させることで実現すること
ができる。
【0068】さらに、本発明を複写機1に適応させた場
合について説明したが、ファクシミリおよびプリンタ等
の他の画像形成装置にも適応させることができる。ま
た、本実施形態では、感光体ドラム31としたが、これ
に限らず、平面状(例えばベルト状)の感光体であって
もよい。
【0069】さらに、本実施形態では、複写機は縦型搬
送レイアウト構成(用紙搬送方向が上下方向)とした
が、これに限らず、複写機は横型搬送レイアウト構成
(用紙搬送方向が水平方向)であってもよい。横型搬送
レイアウト構成は、転写ローラを感光体ドラムの略真下
に配設すると共に、感光体ドラムの水平方向位置から反
対側の水平方向位置まで感光体ドラムの回転方向に、ク
リーニングブレード、除電器、帯電器、露光器および現
像器を順に配設するものである。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1によれば、環境
条件により火花放電開始電圧が低下した場合に、帯電ワ
イヤとグリッドとの間隔を近づけることにより、帯電ワ
イヤへの供給電流を過度に低下させることなく、リーク
の原因になる帯電ワイヤへの印加電圧値は低下させるこ
とができる。このため、帯電ワイヤへの印加電圧値が火
花放電開始電圧を超えることを防止して、帯電ワイヤと
グリッドとの間のリークを防止することができる。この
とき、従来のように帯電ワイヤへの供給電流を低下させ
ておらず、かつリークが防止されるため、帯電ワイヤか
らのコロナ放電にむらが発生せず、感光体ドラムの表面
を均一に帯電させることができて、画像形成時の濃度む
らを防止でき、さらに画像むらなどの画像不具合を防止
することができる。
【0071】また、請求項2によれば、帯電ワイヤに供
給する電流値を低下させることなく帯電ワイヤからのリ
ークを防止すると共に、グリッドと感光体表面とは接近
させた状態でその間隔を変化させないため、感光体表面
に対する帯電を安定化させることができる。
【0072】さらに、請求項3によれば、環境条件検知
手段で装置近傍の環境条件を検知し、検知した環境条件
に応じて駆動手段を駆動制御するようにしたため、帯電
ワイヤとグリッドとの間隔を、間隔可変機構を用いて、
帯電ワイヤに供給する電流値を低下させることなく帯電
ワイヤからのリークを防止するように自動的に変更する
ことができる。
【0073】さらに、請求項4によれば、湿度条件はリ
ークの発生に大きく影響するため、湿度条件に応じて帯
電ワイヤとグリッドとの間隔を変化させれば、帯電ワイ
ヤに供給する電流値を低下させることなく帯電ワイヤか
らのリークを効果的に防止することができる。
【0074】さらに、請求項5によれば、間隔可変機構
駆動制御手段を簡単な構成とすることができると共に、
環境条件に応じて帯電ワイヤとグリッドとの適正間隔を
自動制御することにより、帯電ワイヤに供給する電流値
を低下させることなく帯電ワイヤとグリッドとの間のリ
ークを防止することができる。
【0075】さらに、請求項6によれば、環境条件に応
じた上記適正間隔の設定は、環境条件に対応する帯電ワ
イヤとグリッドとの適正間隔が記憶されたテーブルか
ら、環境条件に対応する適正間隔を抽出して容易に設定
することができる。
【0076】さらに、請求項7によれば、間隔可変機構
をボールねじ機構とすれば、間隔可変機構を簡単に構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置を複写機に適用し
た一実施形態の全体断面図である。
【図2】図3の帯電器のB−B線断面構成を模式的に示
す拡大図である。
【図3】図1の帯電器の外観構成を模式的に示す斜視図
である。
【図4】図2の間隔可変手段の機構および制御構成を示
す説明図である
【図5】絶対湿度と、帯電ワイヤ/グリッド間距離との
関係を示す図である。
【図6】従来の複写機の要部縦断面構成を示す模式図で
ある。
【図7】図6の帯電器の断面構成を模式的に示す拡大図
である。
【符号の説明】
1 複写機 2 装置本体 13 転写用紙 30 画像形成部 31 感光体ドラム 32 帯電器 321 シールド部材 322 グリッド 323 帯電ワイヤ 324 外側部材 325 内側部材 325b 開口部 326a,326b 張架部材 327 ばね部材 328 突起部 329 ピン部材 330a,330b ベース板 60 間隔可変手段 61 間隔可変機構 611a,611b 回転軸 612a,612b 軸受け 613a,613b ギヤー 614 ベルト 62 モータ 63 温湿度センサ 64 間隔可変機構駆動制御手段 641 適正間隔設定手段 641a,642a 記憶手段 641b 適正間隔抽出手段 642 移動量設定手段 642b 移動量計算手段 643 回転制御手段
フロントページの続き (72)発明者 亀井 隆輝 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA15 BB11 CC01 DD05 EE01 EE03 EE08 EE11 EE19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の幅方向に配設された帯電ワイヤ
    に高電圧を印加してコロナ放電を発生させ、所定のグリ
    ッド電圧が印加されたグリッドを介して前記感光体表面
    を所定電圧に帯電させる帯電装置において、前記帯電ワ
    イヤとグリッドとの間隔を変更しうるように、前記帯電
    ワイヤおよびグリッドの少なくとも何れか一方を他方に
    対して相対移動可能に支持する間隔可変機構を備えたこ
    とを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記間隔可変機構は、前記帯電ワイヤを
    前記グリッドに対して相対移動可能に支持するように構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電ワイヤとグリッドとが相対移動
    するように前記間隔可変機構を駆動する駆動手段と、装
    置近傍の環境条件を検知する環境条件検知手段と、該環
    境条件検知手段が検知した環境条件に応じて前記駆動手
    段を駆動制御する間隔可変機構駆動制御手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記環境条件は、少なくとも装置近傍の
    湿度条件を含むことを特徴とする請求項3記載の帯電装
    置。
  5. 【請求項5】 前記間隔可変機構駆動制御手段は、前記
    環境条件検出手段によって検知された環境条件に応じ
    て、前記帯電ワイヤとグリッドとの適正間隔を求める適
    正間隔設定手段と、前記適正間隔設定手段によって求め
    られた適正間隔が得られるように前記駆動手段を制御す
    る制御手段とを有することを特徴とする請求項3または
    4記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記適正間隔設定手段は、前記環境条件
    に対応する前記帯電ワイヤとグリッドとの適正間隔をテ
    ーブルとして記憶する記憶手段と、前記環境条件検出手
    段によって検知された環境条件に応じて、該環境条件に
    対応する前記帯電ワイヤとグリッドとの適正間隔を前記
    テーブルから抽出する適正間隔抽出手段とを有すること
    を特徴とする請求項5記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記間隔可変機構はボールねじ機構であ
    ることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の帯電
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763201B1 (en) * 2003-02-27 2004-07-13 Xerox Corporation Method for determination of altitude in an xerographic printer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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