JP2001175044A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001175044A
JP2001175044A JP35999499A JP35999499A JP2001175044A JP 2001175044 A JP2001175044 A JP 2001175044A JP 35999499 A JP35999499 A JP 35999499A JP 35999499 A JP35999499 A JP 35999499A JP 2001175044 A JP2001175044 A JP 2001175044A
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Japan
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process cartridge
transfer roller
arm
cover
mounting
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Kazuaki Imaizumi
和明 今泉
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセスカートリッジに組み込まれた感光ドラ
ム、及び転写ローラの双方を高精度に位置決めできる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】プロセスカートリッジ200を所定の装着
位置に案内するプロセスカートリッジ案内装置120
と、案内されるプロセスカートリッジ200に連動して
所定の圧接位置まで転写ローラ80を移動させる転写ロ
ーラ移動装置90とを画像形成装置に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像像が形成され
る感光ドラムなどが組み込まれたプロセスカートリッジ
を着脱自在に備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電潜像が形成された感光ド
ラムに現像剤を供給して現像像を形成し、この現像像を
記録媒体に転写する電子写真方式の画像形成装置が広く
使用されている。このような従来の画像形成装置のなか
には、感光ドラムが組み込まれた着脱自在なプロセスカ
ートリッジを備えたものがある。また、現像像を記録媒
体に転写する転写装置として、帯電したローラによって
記録媒体を現像像に圧接して転写するローラ帯電方式の
ものが知られている。このような画像形成装置としては
複写機やレーザプリンタなどが知られている。
【0003】図14、図15、及び図16を参照して従
来の画像形成装置の一例であるレーザプリンタを説明す
る。
【0004】図14は、レーザプリンタの内部構造の概
略を示す模式図である。図15は、レーザプリンタから
プロセスカートリッジを取り外した状態を示す模式図で
ある。図16は、プロセスカートリッジに転写ローラが
圧接した状態を模式的に示す斜視図である。
【0005】図14と図15に示すように、レーザプリ
ンタ10の下部には、記録紙が収納される給紙カセット
12が装着されている。給紙カセット12の内側には、
記録紙が積載されるカセットトレイ14が配置されてい
る。カセットトレイ14は記録紙が給紙される給紙方向
(矢印A方向)に向かって上向きに傾斜している。カセ
ットトレイ14のうちの給紙方向下流側の先端部近傍に
は、カセットトレイ14に積載された記録紙を給紙方向
に送り出す給紙ローラ16が配置されている。給紙ロー
ラ16よりも給紙方向下流には、レーザプリンタ10の
画像形成動作に応じて所定のタイミングで記録紙を送り
出す一対のレジストローラ18が配置されている。レジ
ストローラ18よりも給紙方向下流には、プロセスカー
トリッジ40が装着されている。
【0006】プロセスカートリッジ40は、現像像が形
成される感光ドラム22やトナーを感光ドラム22に供
給する現像装置24などが一体的に組み込まれたもので
ある。図15に示すように、プロセスカートリッジ40
は、レーザプリンタ10の前カバー11を開けておくこ
とによりレーザプリンタ10の内部に自在に着脱され
る。前カバー11にはローラ帯電方式の転写装置(以
下、転写ローラと記す)26が固定されている。転写ロ
ーラ26は、前カバー11を閉めたときに感光ドラム2
2を圧接するように前カバー11に固定されている。転
写ローラ26は、前カバー11が完全に閉められたとき
に、予め決められた圧接位置に位置する。転写ローラ2
6はこの圧接位置で感光ドラム22を適切に圧接する。
【0007】レーザプリンタ10の中央部には、レーザ
光学系20が配置されている。レーザ光学系20は、原
稿に記録された画像の情報を得、その情報を担持したレ
ーザビームを回転する感光ドラム22に照射するもので
ある。このレーザビームの照射により、画像の静電潜像
が感光ドラム22に形成される。
【0008】感光ドラム22には現像装置24からトナ
ーが供給される。これにより、静電潜像が顕像化されて
現像像が形成される。この現像像を記録紙に転写するた
めに、所定のタイミングでレジストローラ18が記録紙
を送り出す。送り出された記録紙は転写ローラ26によ
って感光ドラム22に(電気的に若しくはメカ的に)圧
接される。この圧接により、現像像が記録紙に転写され
てこの記録紙には転写像が形成される。転写像が形成さ
れた記録紙は、回転する感光ドラム22と転写ローラ2
6によって送り出され、搬送路28を通って定着装置3
0まで搬送される。
【0009】定着装置30は、ヒータ34が内蔵された
定着ローラ32とこれに圧接する加圧ローラ36などか
ら構成されている。記録紙に形成された転写像は、定着
ローラ32と加圧ローラ36との間を通過するときに加
熱されると共に加圧されて記録紙に定着する。
【0010】上記の画像形成装置では、その内部を搬送
中の記録紙が詰まって(ジャムを発生して)、画像形成
動作が停止することがある。このような紙詰まりが発生
する場所の一つに、転写ローラ26が感光ドラム22に
圧接する圧接部分がある。この圧接部分で紙詰まりが発
生したときは、前カバー11を開けば転写ローラ26が
感光ドラム22から離れるので、詰まった記録紙を容易
に取り除ける。
【0011】プロセスカートリッジを着脱自在に備えた
画像形成装置には、このように転写ローラ26を前カバ
ー11に固定した構成のものが多い。このような画像形
成装置では、圧接部分で紙詰まりが発生しても、紙詰ま
りを起こした記録紙を除去することは容易である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前カバー11
に転写ローラ26を固定した構成では、転写ローラ26
が感光ドラム22に圧接する位置(以下、圧接位置と記
す)に転写ローラ26を所定値以上の高い精度で安定し
て位置決めすることは容易ではない。この原因は、転写
ローラ26の固定されている前カバー11が多数の部品
や部材から構成されていることにある。部品や部材の数
が多くなるほどそれらの取付精度、部品精度などの誤差
による影響が大きくなるので、転写ローラ26が前カバ
ー11に固定された位置がずれ易くなる。この結果、転
写ローラ26は感光ドラム22への圧接位置から外れ易
くなる。具体的には、転写ローラ26を前カバー11に
取り付けたときの精度、前カバー11をレーザプリンタ
10の本体フレーム15(図14参照)に取り付けたと
きの精度、プロセスカートリッジ40を本体フレーム1
5に装着したときの精度、感光ドラム22をプロセスカ
ートリッジ40に取り付けたときの精度などによって、
転写ローラ26を圧接位置に位置決めする精度が影響さ
れる。
【0013】上記のような各種の取付精度の誤差に起因
して、転写ローラ26を圧接位置に位置決めする精度が
所定値以上の高い精度に保たれないことがある。この場
合、記録紙が感光ドラム22に適切に圧接されないの
で、不良な画像が生じてしまう。
【0014】ところで、図16に示すように、転写ロー
ラ26の長手方向の一端部には、駆動力を転写ローラ2
6に伝達する転写ローラギア21が固定されている。ま
た、プロセスカートリッジ40(又はレーザプリンタ1
0の本体)には転写ローラギア21に駆動力を伝達する
駆動ギア23が配置されている。転写ローラギア21
は、転写ローラ26が所定値以上の精度で圧接位置に位
置決めされるときに、駆動ギア23に適切に噛み合う。
このため、上記のような各部品や各部材の取付精度は、
転写ローラギア21が駆動ギア23に噛み合う状態にも
影響する。従って、各部品や各部材の取付精度の誤差が
大きくなると、転写ローラギア21が駆動ギア23に適
切に噛み合わなくなる。この結果、転写ローラギア21
と駆動ギア23との噛合いに歯飛びが生じて振動が発生
することもある。この振動は画質を低下させる原因にな
る。
【0015】本発明は、上記事情に鑑み、プロセスカー
トリッジに組み込まれた感光ドラム、及び転写ローラの
双方を高精度に位置決めできる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、現像像が形成される感光ド
ラムが組み込まれた、所定の装着位置に着脱されるプロ
セスカートリッジと、所定の装着位置に装着されたプロ
セスカートリッジの感光ドラムを圧接する圧接位置及び
感光ドラムから離れた避難位置双方の間を移動する転写
ローラとを備え、圧接位置に位置する転写ローラが感光
ドラムに記録媒体を圧接することによりこの記録媒体に
画像を形成する画像形成装置において、 (1)装着位置に向かう装着方向に沿ってプロセスカー
トリッジを装着位置まで案内するプロセスカートリッジ
案内手段 (2)プロセスカートリッジが装着位置に装着されるま
での動きに連動して転写ローラを避難位置から圧接位置
まで移動させると共に、プロセスカートリッジが装着位
置から取り外される動きに連動して転写ローラを圧接位
置から避難位置まで移動させる転写ローラ移動手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0017】ここで、プロセスカートリッジ案内手段
は、 (3)プロセスカートリッジのうち装着方向に略直交す
る長手方向の両端部それぞれからその長手方向に突出し
た一対の突出部 (4)プロセスカートリッジが装着位置に装着され始め
てから装着し終わるまで一対の突出部をそれぞれ支持す
る支持部を備えたものであってもよい。
【0018】また、転写ローラ移動手段は、 (5)一対の突出部のうちの少なくとも一方に当接する
当接アーム、及び転写ローラの長手方向両端部のうちの
一方を支持する転写ローラ支持アーム双方を有する、支
持部の近傍に配置されたアーム部材 (6)アーム部材が固定されたアーム部材回動軸を有
し、 (7)アーム部材回動軸は、当接アームに当接した突出
部の動きに連動してアーム部材が回動するときの中心に
なるものであってもよい。
【0019】さらに、アーム部材は、 (8)外観形状がV字状若しくはU字状若しくはL字状
に形成されたものであってもよい。
【0020】さらにまた、当接アームは、 (9)プロセスカートリッジが装着位置に位置するとき
に突出部が当接するV字状若しくはU字状若しくはL字
状の当接部を有するものであってもよい。
【0021】さらにまた、 (10)プロセスカートリッジを着脱する際に開かれる
カバー (11)カバーの下部を支持すると共に該カバーが回動
するときの中心になるカバー回動軸 (12)カバーが開かれるときに、プロセスカートリッ
ジが装着位置から取り外される取外方向にプロセスカー
トリッジを移動させるように、カバーが開く動きに連動
する装着解除手段を画像形成装置が備えたものであって
もよい。
【0022】さらにまた、装着解除手段は、 (13)カバーが開閉される動きに連動する連動アーム (14)連動アームを支持する連動アーム支持部を備
え、連動アームは、 (15)カバーに取り付けられると共に回動する回動端
部 (16)カバーが開かれるときに前記プロセスカートリ
ッジに係止して該プロセスカートリッジが装着位置から
取り外される取外方向にプロセスカートリッジを引き出
す係止端部 (17)連動アーム支持部に支持されると共に案内され
る、転写ローラの長手方向に突出した連動アーム突出部
を有するものであってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の画
像形成装置の一実施形態を説明する。
【0024】図1は、本発明のレーザプリンタ(本発明
にいう画像形成装置の一例である。)の内部構造を示す
模式図である。
【0025】図1の紙面において、レーザプリンタ10
0の中央部よりもやや左寄りには、現像像が形成される
感光ドラム70などが組み込まれたプロセスカートリッ
ジ200が着脱自在に所定の装着位置に装着されてい
る。また、紙面上におけるプロセスカートリッジ200
の右斜め上方には、感光ドラム70に静電潜像を形成す
るレーザ光学系20が配置されている。レーザプリンタ
100の左側には、プロセスカートリッジ200を着脱
するときなどに開閉されるカバー110が配置されてい
る。このカバー110の下部にはカバー110を回動さ
せるときに回動の中心となるカバー回動軸50が設けら
れている。レーザプリンタ100の外側方向(矢印B方
向)に向けてカバー110を回動させることによってこ
のカバー110が開く。
【0026】レーザプリンタ100の上部には、画像の
形成された記録紙(本発明にいう記録媒体の一例であ
る。)が積載される排紙トレー60が形成されている。
レーザプリンタ100の中央部よりもやや下方及び右側
には、電源(図示せず)やプリント基板(エンジンドラ
イバーボード)等の電装品や制御装置類が収納されたケ
ース62,64が配置されている。
【0027】プロセスカートリッジ200には、感光ド
ラム70、感光ドラム70の表面に当接してその表面を
一様に帯電させる帯電ローラ72、感光ドラム70の表
面に残留した不要の現像剤(以下、トナーという。)を
除去するクリーニング装置74、帯電したトナー78を
感光ドラム70に供給する現像器76等が組み込まれて
いる。また、プロセスカートリッジ200には、感光ド
ラム70の長手方向(後述する筺体220の長手方向)
に延びる開口210が形成されており、この開口210
からは感光ドラム70の一部が露出している。この感光
ドラム70は、レーザプリンタ100の動作時には駆動
装置(図示せず)によって矢印C方向に回転する。
【0028】プロセスカートリッジ200の筺体220
のうちレーザ光学系20に面する側には、感光ドラム7
0の回転軸に平行に延びるスリット222が形成されて
いる。レーザ光学系20から発射されたレーザビーム2
はこのスリット222を通過して、プロセスカートリッ
ジ200内に入射し、帯電ローラ72と現像器76との
間隙を通過して感光ドラム70の帯電した表面を照射す
る。レーザビーム2が照射された感光ドラム70の表面
には静電潜像が形成される。
【0029】静電潜像が形成された表面に現像器76か
らトナー78が供給されることによりトナー像(現像
像)が形成される。感光ドラム70が回転すると、トナ
ー像がプロセスカートリッジ200の開口210に近づ
く。開口210では、転写ローラ80が感光ドラム70
の露出した部分に圧接している。この圧接部分にトナー
像が到達するタイミングに合わせて給紙カセット12か
ら記録紙が搬送される。圧接部分に搬送された記録紙
は、共に回転する感光ドラム70と転写ローラ80との
間に挟まれながら搬送される。記録紙が圧接部分を通過
する間に、感光ドラム70上のトナー像が記録紙の表面
に転写されて記録紙に転写像が形成される。
【0030】転写像が形成された記録紙は、搬送路10
2を通過して定着装置30に進む。定着装置30は、ヒ
ータ34が内蔵された定着ローラ32とこれに圧接する
加圧ローラ36などから構成されている。記録紙に形成
された転写像は、定着ローラ32と加圧ローラ36との
間を通過するときに加熱されると共に加圧されて記録紙
に定着する。
【0031】一方、記録紙にトナー像が転写された後で
も、感光ドラム70の表面にはトナーが残留しているこ
とがある。残留したトナー(図示せず)は、次の画像形
成動作で形成される画像の画質を低下させるので、上述
した帯電ローラ72よりも矢印C方向下流側に配置され
たクリーニング装置74によって掻き落とされる。
【0032】図2、図3、及び図4を参照してプロセス
カートリッジ案内装置(本発明にいうプロセスカートリ
ッジ案内手段の一例である。)及び転写ローラ移動装置
(本発明にいう転写ローラ移動手段一例である。)につ
いて説明する。
【0033】図2は、レーザプリンタに装着されたプロ
セスカートリッジ及びその周辺の概略を示す斜視図であ
る。図3は、プロセスカートリッジがレーザプリンタに
装着される以前の状態を示す模式図である。図4は、転
写ローラ移動装置を示す模式図である。
【0034】図2及び図3に示すように、プロセスカー
トリッジ200はプロセスカートリッジ案内装置120
によって、所定の装着位置(以下、装着位置と記す。)
に向かう装着方向(矢印D方向)に沿って装着位置まで
案内される。ここで、装着位置とは、レーザプリンタ1
00が画像形成動作を行うときにプロセスカートリッジ
200が配置されている位置であり、図1に示す位置で
ある。
【0035】プロセスカートリッジ200の内部には、
プロセスカートリッジ200の筺体220の長手方向
(本発明にいう、装着方向に略直交する長手方向であ
り、矢印E方向である。)に並行に感光ドラム70が配
置されている。感光ドラム70の長手方向の延長線上で
あって筺体220の両側面202にはそれぞれ外側に突
出した円柱状の突出円柱(本発明にいう突出部の一例で
ある。)204が設けられている。本実施形態では、こ
の突出円柱204を感光ドラム70の長手方向の軸延長
線上に設けたが、この突出円柱204の位置は、筺体2
20の長手方向両端の側面であればよい。
【0036】レーザプリンタ100の本体には、図2に
示すように、プロセスカートリッジ200の筺体220
の長手方向両端部に近接した一対の板状の側壁130が
配置されている。この一対の側壁130は互いに向き合
っており、双方とも筺体220の長手方向に直交して広
がっている。なお、図2及び図3においては、一対の側
壁130のうちのプロセスカートリッジ200の手前側
にある側壁130が省略されている。側壁130の一部
には、プロセスカートリッジ200が装着方向(矢印D
方向)に沿って装着され始めてから装着位置に装着され
るまで突出円柱204を支持する突出円柱支持部(本発
明にいう支持部の一例である。)132が形成されてい
る。
【0037】突出円柱支持部132には、側壁130が
斜め下方に向かって切り取られた切取部分(切欠)13
3が形成されている。切取部分133の幅は突出円柱2
04の直径よりも広く形成されている。特に、切取部分
133の入口(以下、切取部分入口と記す。)134が
最も広く形成されている。このため、突出円柱204は
容易に切取部分133に導入される。切取部分入口13
4から奥に下がるに従って切取部分133の幅が徐々に
狭くなっている。
【0038】切取部分133の下辺133a及び上辺1
33bはいずれも切取部分入口134から斜め下方に向
かって直線状に形成されている。これらの直線状の下辺
133a及び上辺133b双方の下端部どうしは、円弧
状に切り取られた半円形状の部分によって滑らかに繋が
っている。この半円形状の部分(以下、装着部とい
う。)136の直径は、突出円柱204の直径と同じ
か、これよりも僅かに大きい程度(0.03mm以下の
程度)である。従って、突出円柱204は装着部136
に安定して支持される。装着部136に突出円柱204
が支持されているときが、プロセスカートリッジ200
は装着位置に装着されていることとなる。
【0039】プロセスカートリッジ200が装着位置に
装着される際には、この動きに連動して、後述する転写
ローラ移動装置90が転写ローラ80を避難位置から圧
接位置まで移動させる。ここで、圧接位置とは、装着位
置に装着されたプロセスカートリッジ200の感光ドラ
ム70を転写ローラ80が適切に圧接するときのこの転
写ローラ80の位置をいう。また、避難位置とは、転写
ローラ80が圧接位置から最も離れた位置をいう。転写
ローラ80が圧接位置で感光ドラム70を圧接すること
により、感光ドラム70の表面に形成されたトナー像が
記録紙に圧接される。また、転写ローラ移動装置90
は、プロセスカートリッジ200が装着位置から取り外
される動きに連動して転写ローラ80を圧接位置から避
難位置まで移動させる。
【0040】転写ローラ移動装置90は、図2に示すよ
うに、突出円柱支持部132の近傍であって、かつ、一
対の側壁130が互いに向き合った面の近傍に配置され
ている。転写ローラ移動装置90は、2つの突出円柱支
持部132それぞれの近傍に配置されたアーム部材92
と、これらアーム部材92が略V字状の外観形状(図4
参照)を形成するように固定されたアーム部材回動軸9
4とから構成されている。アーム部材回動軸94は、ア
ーム部材92が回動するときの中心になる回動軸であ
る。また、アーム部材回動軸94は、転写ローラ80が
回転するときの中心になる転写ローラ回転軸82に並行
に配置されている。
【0041】図4に示すように、アーム部材92は、転
写ローラ支持アーム96と当接アーム150を有してお
り、転写ローラ支持アーム96と当接アーム150とで
V字状が形成されている。
【0042】転写ローラ支持アーム96は、転写ローラ
回転軸82の両端部のうち一方の端部を支持するもので
ある。転写ローラ支持アーム96の先端部には、ほぼ直
方体の外形を有する軸受枠84が転写ローラ支持アーム
96と一体に形成されている。軸受枠84はその内部に
組み込まれた軸受88によって転写ローラ回転軸82を
回転自在に保持している。軸受枠84の長手方向の両端
のうちの一端であって、後述する当接アーム150に向
き合う一端には開口部84aが形成されている。開口部
84aとは反対の側の一端には底部84bが形成されて
いる。
【0043】また、軸受枠84の内側には、開口部84
aから底部84bにわたって大きさの異なる空間が2段
階に形成されている。開口部84aの側に形成された第
1空間86aには、導電性樹脂製又は金属製の軸受88
が組み込まれている。この軸受88が転写ローラ回転軸
82の端部を直接に支持している。軸受88は第1空間
86a内を円滑に移動できる大きさである。開口部84
aの内側周縁には、軸受88の脱落を防止するストッパ
84cが形成されている。
【0044】底部84bの側に形成された第2空間86
bは第1空間86aよりも狭い。第2空間86bには、
軸受88を矢印F方向(圧接方向)に付勢する圧縮ばね
140が収められおり、この圧縮ばね140によって圧
接位置に位置する転写ローラ80が感光ドラム70に圧
接する。軸受88は、第1空間86aと第2空間86b
との境に形成された肩部84dに当たるために第2空間
86bには進入できない。従って、軸受88は圧縮ばね
140により常に圧接方向に付勢されながら第1空間8
6a内を圧接方向もしくは圧接方向とは反対の方向に移
動する。
【0045】転写ローラ支持アーム96の先端部とは反
対の側の後端部は、アーム部材回動軸94に固定されて
いる。転写ローラ支持アーム96がアーム部材回動軸9
4に固定された部分には、当接アーム150の後端部も
固定されている。当接アーム150の先端部には直線状
の突出円柱ガイド156が形成されている。
【0046】突出円柱ガイド156は、プロセスカート
リッジ200の移動に従って突出円柱204が移動する
ときに、突出円柱204が最初に当接する部分である。
突出円柱ガイド156よりも後端側の部分には、円弧状
の当接部154が形成されている。
【0047】当接部154はプロセスカートリッジ20
0が装着位置に位置するときに突出円柱204が当接す
る部分である。当接部154の円弧状の直径は、上述し
た装着部136と同様に、突出円柱204の直径と同じ
か、または僅かに大きい(0.03mm程度)。従っ
て、当接部154は突出円柱204に安定して当接でき
る。なお、アーム部材92の外観形状は略V字状に形成
されているとしたが、この外観形状は略V字状に限ら
ず、略U字状や略L字状(何れも図示せず)に形成して
もよい。また、転写ローラ支持アーム96は当接アーム
150と一体に形成してもよい。さらに、転写ローラ支
持アーム96と当接アーム150とアーム部材回動軸9
4とを一体に形成してもよい。
【0048】図5、図6、図7、及び図8を参照してプ
ロセスカートリッジを装着位置に装着するときに、プロ
セスカートリッジに連動する転写ローラ移動装置の動作
を説明する。
【0049】図5は、プロセスカートリッジの突出円柱
が切取部分入口に差しかかった状態を示す模式図であ
る。図6は、突出円柱が突出円柱支持部に支持されて装
着部の直前まで移動した状態を示す模式図である。図7
は、突出円柱が装着部に収まった状態を示す模式図であ
る。図8は、図4に示した転写ローラ移動装置とは当接
アームの当接部の形状が異なる転写ローラ移動装置を示
す模式図である。
【0050】プロセスカートリッジ200を装着位置に
装着するときは、プロセスカートリッジ200の突出円
柱204を突出円柱支持部132に支持させながら移動
させる。図5に示すように、突出円柱204は切取部分
入口134で当接アーム150の突出円柱ガイド156
に当接する。プロセスカートリッジ200を矢印D方向
に押す(押し込む)と、突出円柱204は移動しながら
突出円柱ガイド156を押す。これにより、突出円柱2
04が装着方向に移動し、この移動に連動してアーム部
材92が圧接位置に近づく圧接位置方向(矢印G方向)
にアーム部材回動軸94を中心にして回動する。これに
より、転写ローラ支持アーム96に支持された転写ロー
ラ80も矢印G方向にアーム部材回動軸94を中心にし
て回動する。
【0051】図6に示すように、プロセスカートリッジ
200がさらに押されて、突出円柱204が装着部13
6の直前まで移動すると、突出円柱204と当接アーム
150の当接箇所が当接部154の近くまで移動する。
この当接箇所の移動と共にアーム部材92はさらに矢印
G方向に回動するので、転写ローラ80がさらにアーム
部材回動軸94を中心にして回動して圧接位置に近づ
く。
【0052】図7に示すように、プロセスカートリッジ
200がさらに押されて、突出円柱204が装着部13
6に収まると、プロセスカートリッジ200が装着位置
に装着される。これにより、レーザプリンタ100本体
とプロセスカートリッジ200の位置決めが完了する。
また、突出円柱204が当接部154に安定して収まっ
ており、転写ローラ80が圧接位置に位置している。さ
らに、プロセスカートリッジ200と転写ローラ80と
の位置決めも完了する。従って、転写ローラ80は感光
ドラム70に適切に圧接している。なお、転写ローラ8
0が感光ドラム70を適切な力で押すように圧縮ばね1
40が転写ローラ80を付勢する。
【0053】以上の説明では、当接部154の形状は円
弧状であるとした。しかし、図8に示すように、当接部
154の形状は略V字形(155)でもよい。また、略
U字形や略L字形(何れも図示せず)でもよい。
【0054】図9を参照して、図8に示した転写ローラ
移動装置を備えた画像形成装置において、突出円柱が装
着部に収まった状態を説明する。図9は、突出円柱が装
着部に収まった状態を示す模式図である。
【0055】転写ローラ移動装置91の当接アーム15
1は、その当接部155の形状が略V字に形成されてい
る。図9に示すように、突出円柱204が装着部に収ま
っているので、プロセスカートリッジ200が装着位置
に装着されている。同時に、突出円柱204は当接部1
55にも収まっているので、転写ローラ80が圧接位置
に位置して感光ドラム70を圧接している。この場合、
当接部155が直線状に形成されているので、円柱状の
突出円柱204とは2箇所で当接する(図8参照)。し
たがって、突出円柱204は当接部155に安定して収
まる。
【0056】なお、転写ローラ移動装置90は、一対の
アーム部材92,96と、これらアーム部材92,96
双方が固定されたアーム部材回動軸94を備えるものと
して説明した。しかし、転写ローラ移動装置は、アーム
部材回動軸94に相当する回動軸の両端部に、アーム部
材92,96に代えて板状部材(図示せず)を互いに向
き合うように固定し、この板状部材に軸受枠84、当接
部154、突出円柱ガイド156それぞれに相当するも
のを形成して構成したものであってもよい。
【0057】図10を参照して、装着解除装置(本発明
にいう装着解除手段の一例である。)について説明す
る。
【0058】図10は、プロセスカートリッジが装着位
置に装着された状態における装着解除装置を示す模式図
である。装着解除装置160は、装着位置に装着された
プロセスカートリッジ200の長手方向両端側それぞれ
に近接して配置されるが、そのうちの一つを省略する。
【0059】装着解除装置160はプロセスカートリッ
ジ200を引き出すものである。プロセスカートリッジ
200の着脱などの際に開閉されるカバー110がレー
ザプリンタ外側方向(矢印B方向)に開かれると、装着
解除装置160はプロセスカートリッジ200を装着位
置から取り外す取外方向(矢印J方向)にプロセスカー
トリッジ200を移動させる。
【0060】装着解除装置160は、プロセスカートリ
ッジ200の動きに連動する棒状の連動アーム166を
有している。カバー110の下部には、カバー110が
回動するときの中心になるカバー回動軸50が配置され
ている。カバー回動軸50の近傍には、連動アーム16
6が回動されるときに回動の中心となる連動アーム回動
軸162が固定されている。この連動アーム回動軸16
2には、連動アーム166の両端部のうちの一端部であ
る回動端部164が取り付けられている。連動アーム1
66は、回動端部164から突出円柱支持部132に向
かって真っすぐ延びる第1アーム部166aを有してい
る。第1アーム部166aは、プロセスカートリッジ2
00の底部206の下方に向かって延びる第2アーム部
166bと一体に形成されている。第2アーム部166
bの先端部の近傍には、連動アーム166から転写ロー
ラ80の長手方向に突出した円柱状のガイド軸(本発明
にいう連動アーム突出部の一例である。)168が形成
されている。
【0061】レーザプリンタ100の内部に設けられた
側板131(図2参照)には、円弧状の開口171が形
成されたガイド部(本発明にいう連動アーム支持部の一
例である)170が配置されている。ガイド部170の
開口171にはガイド軸168が挿入されている。これ
により、このガイド軸168は、カバー110が回動し
て開閉される動きに連動してガイド部170に支持され
ながらガイド部170に沿って案内される。
【0062】ガイド軸168よりもさらに先端側には、
上方に向かって延びるL字状の係止端部166cが形成
されている。係止端部166cは、カバー110が開か
れるときにプロセスカートリッジ200を装着位置から
取外し方向に引き出すために、底部206から下方に突
出した被係止突起208に係止する。ただし、図示した
ように前カバーユニット110が閉じられているとき
は、係止部166cは被係止突起208から離れた位置
に位置している。
【0063】図11、図12、及び図13を参照して、
カバーの開閉に連動する装着解除装置の動作を説明す
る。
【0064】図11は、カバーを開きかけたときのプロ
セスカートリッジと装着解除装置の概略を示す模式図で
ある。図12は、図11よりもさらにカバーを開いたと
きのプロセスカートリッジと装着解除装置の概略を示す
模式図である。図13は、図12の状態において、感光
ドラムから転写ローラが離れた状態を示す模式図であ
る。これらの図においては、同一部材には同一の符号が
付されている。なお、図11及び図12においては、転
写ローラ移動装置の図示が省略されている。
【0065】プロセスカートリッジ200を取り外すた
めにカバー110を開くときは、カバー110をカバー
回動軸50を中心に矢印B方向に回動させる。この回動
に連動して連動アーム166がレーザプリンタ100の
外側の斜め上方(矢印H方向)に引き上げられる。従っ
て、ガイド軸168がガイド部170の開口171に支
持されながら開口171に沿って上向きの係止方向(矢
印I方向)に案内され、係止部166cが被係止突起2
08に係止する。この状態でさらにカバー110が開か
れると、プロセスカートリッジ200は係止部166c
によって装着位置から取外方向に押し上げられる。これ
により、突出円柱204が装着部136から引き出され
るので、プロセスカートリッジ200は装着位置に装着
された状熊から解除される。逆に、プロセスカートリッ
ジ200を装着するときは、プロセスカートリッジ20
0を装着方向に沿って移動させ、被係止突起208に係
止部166cを係止させ、カバー110を閉めるだけで
よい。カバー110をゆっくり閉めると、被係止突起2
08に係止部166cが係止した状態から突出円柱20
4が装着部136に静かに収まると共に係止が解除され
る。従って、プロセスカートリッジ200が装着位置に
静かに装着される。
【0066】なお、カバー110の開閉角度と係止部1
66cのストローク量、及び各種部材や部品の精度、各
種部材や部品を取り付けたときの精度等を考慮し、カバ
ー110がレーザプリンタ本体に対して約25〜35度
開いたときに係止部166cが被係止突起208に当接
するように構成すると好適である。また、カバー110
は約55度〜部65度まで開放するように構成すると好
適である。
【0067】図12に示すように、カバー110が全開
したときは、突出円柱204が切取部分134の途中ま
で移動している。従って、後は、使用者が手で引き出す
だけでプロセスカートリッジ200を取り出すことがで
きる。
【0068】図13に示すように、カバー110が全開
状態のときは、転写ローラ80はプロセスカートリッジ
200から避難方向(矢印K方向)に離れて位置してい
る。従って、感光ドラム70に転写ローラ80が圧接し
ている部分で記録紙が詰まった場合でも、カバー110
を開けば転写ローラ80が感光ドラム70から離れるの
で、詰まった記録紙を容易に取り除ける。
【0069】なお、プロセスカートリッジ200が装着
部136から取外方向に引き出されるとき、転写ローラ
80が圧接位置から避難方向に確実に離れるように、ア
ーム部材回動軸94にねじりコイルばね(図示なし)を
設け、アーム部材92が常に避難方向に付勢される構成
にしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、プロセスカートリッジはプロセスカート
リッジ案内手段によって装着方向に沿って案内され、装
着位置に装着される。プロセスカートリッジが装着位置
に装着されるまでの動きに連動して転写ローラ移動手段
が転写ローラを避難位置から圧接位置まで移動させる。
圧接位置に位置する転写ローラは、装着位置に装着され
たプロセスカートリッジに組み込まれた感光ドラムを圧
接する。これにより、転写ローラと感光ドラムとが画像
形成に適切な位置に位置決めされる。転写ローラは転写
ローラ移動装置のみによって移動させられるので、転写
ローラとドラムとの位置決めのための部品や部材が少な
くて済む。従って、転写ローラと感光ドラムとの位置決
めに影響を与える各部品や各部材の取付誤差が小さい。
この結果、感光ドラムと転写ローラの双方を高精度に位
置決めできる。
【0071】ここで、プロセスカートリッジ案内手段
は、プロセスカートリッジのうち装着方向に略直交する
長手方向の両端部それぞれからその長手方向に突出した
一対の突出部と、プロセスカートリッジが装着位置に装
着され始めてから装着し終わるまで一対の突出部をそれ
ぞれ支持する支持部とを備えたものである場合は、プロ
セスカートリッジが装着位置に装着され始めてから位置
決めされるまでの間、一対の突出部が支持部に支持され
る。
【0072】また、転写ローラ移動及び位置決めにおい
ても同じ一対の突出部により行われるため、プロセスカ
ートリッジ本体支持部、プロセスカートリッジと転写ロ
ーラとの位置決めが同時に同じ突出部により行われるた
め、精度がある。一対の突出部のうちの一方に当接する
当接アーム、及び転写ローラの長手方向両端部のうちの
一方を支持する転写ローラ支持アーム双方を有する、支
持部の近傍に配置されたアーム部材と、アーム部材が固
定されたアーム部材回動軸とを有し、アーム部材回動軸
は、当接アームに当接した一対の突出部の動きに連動し
てアーム部材が回動するときの中心になるものである場
合は、アーム部材が支持部の近傍に配置されているの
で、アーム部材を小形化して各部品や各部材の取付誤差
を小さくできる。さらに、アーム部材の動きは単純な回
動だけなので、構造が単純である。これにより、アーム
部材を構成する部品や部材の数が少なくて済む。従っ
て、各部品や各部材の取付誤差をいっそう小さくでき
る。この結果、感光ドラムと転写ローラの双方をさらに
高精度に位置決めできる。
【0073】さらに、アーム部材は、外観形状がV字状
若しくはU字状若しくはL字状にし、当接アームと転写
ローラ支持アームを一体に形成することで、各部品や各
部材の取付け誤差がさらにいっそう小さくなる。この結
果、感光ドラムと転写ローラの双方をさらに高精度に位
置決めできる。
【0074】さらにまた、当接アームは、プロセスカー
トリッジが装着位置に位置するときに突出部が当接する
V字状若しくはU字状若しくはL字状の当接部を有する
ものである場合は、突出部が安定して当接部に収まる。
これにより、アーム部材が安定して静止するので、転写
ローラは圧接位置に安定して位置する。この結果、感光
ドラムと転写ローラの双方をさらに高精度に位置決めで
きる。
【0075】さらにまた、プロセスカートリッジを着脱
する際に開かれるカバーと、カバー下部を支持すると共
に該カバーが回動するときの中心になるカバー回動軸
と、カバーが開かれるときに、プロセスカートリッジが
装着位置から取り外される取外方向にプロセスカートリ
ッジを移動させるように、カバーが開く動きに連動する
装着解除手段とを画像形成装置が備えたものの場合は、
プロセスカートリッジを取り外すためにカバーを開く
と、装着解除手段がプロセスカートリッジを装着位置か
ら取外し方向に移動させる。従って、プロセスカートリ
ッジを極めて容易、かつ、スムーズに取り外せる。これ
により、プロセスカートリッジを取り外す際、使用者が
誤って過度の力を入れて取り外し作業を行ったために、
プロセスカートリッジの突出部やそれを支持する支持部
に過度の力が加わって変形し、プロセスカートリッジの
装着位置に狂いが生じるような不都合を防止できる。こ
の結果、感光ドラムと転写ローラの双方を高精度に位置
決めできる。
【0076】さらにまた、装着解除手段は、カバーが開
閉される動きに連動する連動アームと、連動アームを支
持する連動アーム支持部とを備え、連動アームは、カバ
ーに取り付けられると共に回動する回動端部と、カバー
が開かれるときにプロセスカートリッジに係止してプロ
セスカートリッジが装着位置から取り外される取外方向
にプロセスカートリッジを引き出す係止端部と、連動ア
ーム支持部に支持されると共に案内される、転写ローラ
の長手方向に突出した連動アーム突出部とを有するもの
の場合、プロセスカートリッジを取り外すためにカバー
が開かれると、連動アーム突出部が連動アーム支持部に
支持されながら案内されて、連動アームがプロセスカー
トリッジに係止する。さらにカバーが開かれると、連動
アームがプロセスカートリッジに係止した状態でプロセ
スカートリッジを装着位置から取外し方向に引き出す。
従って、同時に転写ローラも感光ドラムへの圧接が解除
され避難位置方向に移動するため、たとえ、記録紙が詰
まっても容易に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザプリンタの内部構造の概略を示
す模式図である。
【図2】プロセスカートリッジ及び転写ローラの周辺の
概略を示す斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジがレーザプリンタに装着
される直前の状態を示す模式図である。
【図4】転写ローラ移動装置を示す模式図である。
【図5】プロセスカートリッジと転写ローラとの位置関
係を示す模式図である。
【図6】図4の位置関係とは異なる、プロセスカートリ
ッジと転写ローラとの位置関係を示す模式図である。
【図7】プロセスカートリッジと転写ローラが所定の位
置に装着されたときの位置関係を示す模式図である。
【図8】図4に示した転写ローラ移動装置と当接部の形
状が異なる転写ローラ移動装置を示す模式図である。
【図9】プロセスカートリッジと転写ローラが所定の位
置に装着されたときの位置関係を示す模式図である。
【図10】プロセスカートリッジが装着位置に装着され
た状態を示す模式図である。
【図11】プロセスカートリッジを取り外す過程の一つ
の状態を示す模式図である。
【図12】プロセスカートリッジを取り外す過程の別の
状態を示す模式図である。
【図13】プロセスカートリッジを取り外す過程におい
て、感光ドラムから転写ローラが離れた状態を示す模式
図である。
【図14】従来のレーザプリンタの内部構造の概略を示
す模式図である。
【図15】プロセスカートリッジが従来のレーザプリン
タから取り外されている状態を示す模式図である。
【図16】従来のプロセスカートリッジ及び転写ローラ
の周辺を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
70 感光ドラム 80 転写ローラ 90 転写ローラ移動装置 92 アーム部材 94 アーム部材回動軸 96 転写ローラ支持アーム 100 レーザプリンタ 110 カバー 120 プロセスカートリッジ案内装置 132 突出円柱支持部 150 当接アーム 154 当接部 160 装着解除装置 164 回動端部 166 連動アーム 166c 係止端部 168 ガイド軸 170 ガイド部 200 プロセスカートリッジ 204 突出円柱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像像が形成される感光ドラムが組み込
    まれた、所定の装着位置に着脱されるプロセスカートリ
    ッジと、前記所定の装着位置に装着されたプロセスカー
    トリッジの前記感光ドラムを圧接する圧接位置及び該感
    光ドラムから離れた避難位置双方の間を移動する転写ロ
    ーラとを備え、前記圧接位置に位置する前記転写ローラ
    が前記感光ドラムに記録媒体を圧接することによりこの
    記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 前記装着位置に向かう装着方向に沿って前記プロセスカ
    ートリッジを前記装着位置まで案内するプロセスカート
    リッジ案内手段と、 前記プロセスカートリッジが前記装着位置に装着される
    までの動きに連動して前記転写ローラを前記避難位置か
    ら前記圧接位置まで移動させると共に、前記プロセスカ
    ートリッジが前記装着位置から取り外される動きに連動
    して前記転写ローラを前記圧接位置から前記避難位置ま
    で移動させる転写ローラ移動手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセスカートリッジ案内手段は、 前記プロセスカートリッジのうち前記装着方向に略直交
    する長手方向の両端部それぞれから該長手方向に突出し
    た一対の突出部と、 前記プロセスカートリッジが前記装着位置に装着され始
    めてから装着し終わるまで前記一対の突出部をそれぞれ
    支持する支持部とを備えたものであることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ローラ移動手段は、 前記一対の突出部のうちの少なくとも一方に当接する当
    接アーム、及び前記転写ローラの長手方向両端部のうち
    の一方を支持する転写ローラ支持アーム双方を有する、
    前記支持部の近傍に配置されたアーム部材と、 該アーム部材が固定されたアーム部材回動軸とを有し、 該アーム部材回動軸は、 前記当接アームに当接した前記突出部の動きに連動して
    前記アーム部材が回動するときの中心になるものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記アーム部材は、 外観形状がV字状若しくはU字状若しくはL字状に形成
    されたものであることを特徴とする請求項3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記当接アームは、 前記プロセスカートリッジが前記装着位置に位置すると
    きに前記突出部が当接するV字状若しくはU字状若しく
    はL字状の当接部を有するものであることを特徴とする
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジを着脱する際
    に開かれるカバーと、 該カバーの下部を支持すると共に該カバーが回動すると
    きの中心になるカバー回動軸と、 前記カバーが開かれるときに、前記プロセスカートリッ
    ジが前記装着位置から取り外される取外方向に前記プロ
    セスカートリッジを移動させるように、前記カバーが開
    く動きに連動する装着解除手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記装着解除手段は、 前記カバーが開閉される動きに連動する連動アームと、 該連動アームを支持する連動アーム支持部とを備え、 前記連動アームは、 前記カバーに取り付けられると共に回動する回動端部
    と、 前記カバーが開かれるときに前記プロセスカートリッジ
    に係止して該プロセスカートリッジが装着位置から取り
    外される取外方向に該プロセスカートリッジを引き出す
    係止端部と、 前記連動アーム支持部に支持されると共に案内される、
    前記転写ローラの長手方向に突出した連動アーム突出部
    とを有するものであることを特徴とする請求項6に記載
    の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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