JP2001174313A - 静電容量形レベル測定装置 - Google Patents

静電容量形レベル測定装置

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JP2001174313A JP35922099A JP35922099A JP2001174313A JP 2001174313 A JP2001174313 A JP 2001174313A JP 35922099 A JP35922099 A JP 35922099A JP 35922099 A JP35922099 A JP 35922099A JP 2001174313 A JP2001174313 A JP 2001174313A
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憲幸 牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁槽の周辺に形成される静電容量が変化し
ても、被測定液の正確な液位測定を可能とする。 【解決手段】 絶縁層17、19で被覆した補助電極5
および主電極7を絶縁槽3内の導電性被測定液1中へ挿
入する。補助電極5に信号源9から交流信号を加えて主
電極7から液位に比例した信号を出力させる。補助信号
源37から、絶縁槽3底部と大地21間の静電容量Cx
1、絶縁槽3と周辺構造物23間の合成静電容量Cv
1、絶縁槽3側部と大地21間の合成静電容量Cv2、
配管25液路と大地21間の合成静電容量Cpがない状
態の被測定液1(液交点)の電位Vqと同電位の交流信
号Vq0を発生させ、これを大地21に接続する。その
結果、絶縁槽3の周囲に形成される静電容量Cx1や合
成静電容量Cv1、Cv2、Cpには信号電流が流れ
ず、これによりそれら周辺静電容量変化は液位計測と無
関係となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電容量形レベル測
定装置に係り、導電性液体の液面レベル(液位)を測定
する静電容量形レベル測定装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置の洗浄槽における薬液レ
ベル測定、一般的な工場における液体レベル測定には、
例えば静電容量形レベル測定装置が用いられる。
【0003】従来、この種の静電容量形レベル測定装置
は、概略的には図9に示すように、被測定液1の入った
絶縁槽3内へ細長い補助電極5および主電極7を液面か
ら挿入し、信号源9から例えば補助電極5へ印加した交
流電流を主電極7を介して出力し、この出力電流から被
測定液1の液位を測定する構成が知られている。
【0004】一般に、補助電極5と主電極7間に生じる
静電容量値は、それら補助電極5と主電極7間の距離が
一定であれば、それらの面積および介在物質の誘電率に
比例するから、補助電極5と主電極7間に介在する気体
や被測定液1の誘電率差の変化、すなわち被測定液1の
液位変化に比例して静電容量値が変化し、この静電容量
値の変化に伴った交流電流が主電極7から出力される。
【0005】そのため、主電極7から出力された交流電
流を変換部11で交流電圧に変換し、これを整流平滑部
13で整流平滑し、調整部15で基準点(零レベル点)
と出力勾配(フルスケール)を調整すれば、被測定液1
の液位に応じた測定信号を出力することが可能である。
【0006】もっとも、被測定液1が導電性である場合
には、補助電極5および主電極7が被測定液1に触れた
瞬間に短絡状態となって液位測定が困難となるので、補
助電極5および主電極7の外周を絶縁層17、19で均
一な厚さに被覆することが行われている。
【0007】そして、絶縁層17、19で被覆した補助
電極5および主電極7を用いる静電容量形レベル測定装
置は、絶縁性の被測定液1の液位レベル測定にも使用可
能であるから、絶縁層17、19で被覆した補助電極5
および主電極7を用いた静電容量形レベル測定装置にお
いて、導電性液体の液位レベル測定の考え方を説明す
る。
【0008】図9において、気体(空気)で囲まれた絶
縁層17、19間の静電容量をCa、この静電容量Ca
に直列に形成される絶縁層17、19の静電容量をCe
1、Ce2、被測定液1で囲まれた絶縁層17、19間
の等価抵抗をR1、R2、これら等価抵抗R1、R2に
直列に形成される絶縁層17、19の静電容量をC1
1、Cl2、補助電極5および主電極7の下方先端の絶
縁層17、19で形成される静電容量をCs1、Cs
2、これら静電容量Cs1、Cs2間の被測定液1によ
る等価抵抗をR4、R5、等価抵抗R1とR2の直列回
路と等価抵抗R4とR5の直列回路間の等価抵抗をR3
とすれば、補助電極5および主電極7間の等価回路は図
10のようになる。
【0009】液位レベル測定を考えるうえで、便宜上、
等価抵抗R1〜R5は無視することが可能であるから、
図10の等価回路は図11Aのように書換えられる。
【0010】さらに、補助電極5および主電極7、絶縁
層17、19が互いに同一寸法であれば、 Cl1=Cl2=Cl Cs1=Cs2=Cs となり、静電容量Ce1、Ca、Ce2の直列回路をC
Aとしたとき、図11Aは更に同図Bのように簡略化さ
れる。
【0011】ここで、図9中の絶縁槽3内において、被
測定液1が空の場合、補助電極5と主電極7間の気体に
よる静電容量をCAo、補助電極5および主電極7の長
さLoに対する絶縁層17、19の各静電容量をCl
o、主電極7の液中高をLとした場合、 Cl=(L/Lo)Clo CA= 〔(Lo−L)/Lo〕CAo となり、補助電極5と主電極7間の合成静電容量Cは、 C=〔(Cl+Cs)/2〕+CA ={〔(L/2Lo)Clo〕+〔(Lo−L)/Lo)CAo〕 +(Cs/2)〕} ={(L/Lo)〔(Clo/2)−CAo〕}+CAo+(Cs/2) となる。
【0012】補助電極5および主電極7の位置および寸
法が絶縁層17、19を含めて一定であれば、それら静
電容量CAoとCs/2は定数となるから、図9中の調
整部15で〔CAo+(Cs/2)〕を電気的に差演算
することにより、 C={(L/Lo)〔(Clo/2)−CAo〕}+CAo+(Cs/2)− 〔CAo+(Cs/2)〕 =(L/Lo)〔(Clo/2)−CAo〕 となり、被測定液1の液位レベルに比例した静電容量を
得ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た静電容量形レベル測定装置は、実際の使用現場では絶
縁槽3の周辺に形成される静電容量の影響があり、これ
を無視できないのが現状である。
【0014】すなわち、図12に示すように、絶縁槽3
の底部と大地21間には静電容量Cx1が形成され、大
地21に接続された周囲の導電性構造物23と絶縁槽3
との間には静電容量Cx2、Cx3、Cx4、Cx5が
形成され、絶縁槽3自体の側部と大地21間にも静電容
量Cx6、Cx7、Cx8が形成される。
【0015】図12において補助電極5および主電極7
間の導電性被測定液1による抵抗分は無視した。以下同
じ。
【0016】さらに、絶縁槽3には、これに被測定液1
を流入・流出させる配管25が連結されており、この配
管25内の液路と大地21間にも静電容量Cp1、Cp
2が形成され、これも考慮する必要がある。図12中の
符号27は配管25の途中に配置されたバルブである。
【0017】ここで、周囲の構造物23と絶縁槽3間の
静電容量Cx2〜Cx5の合成静電容量をCv1とし、
絶縁槽3側部と大地21間の静電容量Cx6〜Cx8の
合成静電容量をCv2とし、配管25内の液路と大地2
1間の静電容量Cp1、Cp2の合成静電容量をCpと
すると、等価回路は図13のようになる。
【0018】図13中の符号Pは被測定液1によって各
静電容量が接続される液交点(ポイント)である。
【0019】そして、構造物23と絶縁槽3間の合成静
電容量Cv1は、その構造物23の形状によって影響が
異なるうえ、被測定液1のレベル上昇に従ってリニアに
変化しない場合が多く、絶縁槽3側部と大地21間の合
成静電容量Cv2も、被測定液1のレベル上昇に従って
増加するものの、リニアに変化しない場合が多い。
【0020】さらに、配管25内の液路と大地21間の
合成静電容量Cpも、バルブ27の開閉に伴って配管2
5内の液路と大地21間の静電容量結合の変化として表
れ、被測定液1のレベルに関係なく変動する。
【0021】これらの変化は、被測定液1の増減に伴っ
て直線的に増減する静電容量Cl1に非直線的に加算さ
れるため、補助電極5に安定した交流信号Vgを印加し
ても、被測定液1の液位の増減に伴って液交点Pと大地
21間の液交点電位Vqが変動し、主電極7からの出力
信号が被測定液1の液位の増減によってリニアに変化せ
ず、正確な被測定液1の液位レベル測定を阻害する難点
がある。
【0022】本発明はそのような状況の下になされたも
ので、絶縁槽の周辺に形成される静電容量が変化して
も、被測定液の正確な液位測定が可能な静電容量形レベ
ル測定装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本発明は、絶縁被覆され導電性の被測定液中へ
下方に向けて漬浸された細長い主電極と、同様に絶縁被
覆されその主電極と一定の間隔を置いて並行な位置関係
で被測定液中へ下方に向けて漬浸された細長い補助電極
と、この補助電極へ交流信号を印加する信号源とを備
え、その主電極からの出力信号によって被測定液の液位
が測定される静電容量形レベル測定装置において、その
被測定液の電位を大地電位と等しく設定したものであ
る。
【0024】また、本発明は、上記被測定液と外部環境
間に形成される静電容量がない状態の上記液位電位に相
当する補助信号源を設け、この補助信号源を大地に接続
して構成することが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一の符号を付す。
【0026】図1は本発明に係る静電容量形レベル測定
装置の実施の形態を示す図であり、図2はその等価回路
図である。
【0027】図1において、絶縁槽3は公知の絶縁材料
から形成された容器であり、導電性の被測定液1が入れ
られ、図示しない適当な保持手段で保持されている。
【0028】この絶縁槽3には、例えば円柱状の補助電
極5および主電極7が、下方向に向け所定の間隔dを隔
てて並行に被測定液1中に挿入され、図示しない保持手
段にて保持されるとともに、絶縁槽3から上端部が多少
突出している。
【0029】補助電極5および主電極7は、同じ厚みの
耐食性絶縁層17、19で覆われ、外形が円柱状かつ等
長に形成されている。
【0030】補助電極5の上側先端には、出力レベルの
安定した例えば40KHzの交流信号Vgを発振出力す
る信号源9が接続されている。なお、信号源9は後述す
る大地21に接続されていない。
【0031】主電極7の上側先端は、シールドケーブル
29の芯線29aを介してOP(オペ)アンプ31の反
転入力端子に接続され、シールドケーブル29のシール
ド部29bは、OPアンプ31の非反転入力端子に接続
されている。図1においてシールド部29bは短く図示
されているが、実際は主電極7の近傍まで延びている。
【0032】OPアンプ31の非反転入力端子は零電位
に固定されており、その出力端子は帰還回路33を介し
て反転入力端子に接続される一方、整流平滑部13に接
続されている。
【0033】そのため、OPアンプ31の出力端子に
は、反転入力端子に加えられた電圧の逆極性の電圧が出
力され、帰還回路33を適当に選定して非反転入力端子
と反転入力端子が交流的に同一電位になっている。
【0034】従って、OPアンプ31は、帰還回路33
とともに主電極7を交流的に0電位と同一電位状態にす
る同電位形成部35として機能するとともに、主電極7
からの出力電流を電圧に変換する変換部(例えば図9中
の符号11)としての機能を有する。
【0035】整流平滑部13は、OPアンプ31からの
出力信号を整流平滑するもので調整部15に接続されて
いる。これら整流平滑部13および調整部15の機能は
従来例と同様である。
【0036】大地21に接続された導電性構造物23と
絶縁槽3との間には静電容量Cx2、Cx3、Cx4、
Cx5(合成静電容量Cv1)が形成され、絶縁槽3の
底部と大地21間には静電容量Cx1が形成され、絶縁
槽3自体の側部と大地21間にも静電容量Cx6、Cx
7、Cx8(合成静電容量Cv2)が形成されるのは、
従来例と同様である。
【0037】絶縁槽3には、これに被測定液1を流入・
流出させる液路配管25が連結されており、この配管2
5内の液路と大地21間にも静電容量Cp1、Cp2
(合成静電容量Cp)が形成されるのも、従来例と同様
である。符号27は配管25の途中に配置された被測定
液1の開閉バルブである。
【0038】図1中の補助信号源37は、構造物23と
絶縁槽3間の合成静電容量Cv1、絶縁槽3側部と大地
21間の合成静電容量Cv2、および配管25内液路と
大地21間の合成静電容量Cpがない状態における被測
定液1、すなわち液交点電位Vqと同電位の安定した例
えば40KHzの交流信号Vq0(=Vq)を発振出力
するものであり、大地21に接続されている。
【0039】信号源9および補助信号源37は、同一の
基準電圧に基づく共通の駆動電源によって動作するもの
である。
【0040】次に、このような構成の静電容量形レベル
測定装置の動作を説明する。上述した図1において、補
助電極5と主電極7間の絶縁層17、19と気体(空
気)を介した静電容量をCa、補助電極5と被測定液1
間にあって主電極7の液中高に相当する絶縁層17によ
る静電容量をCl1、主電極7と被測定液1間にあって
主電極7の液中高に相当するの絶縁層19による静電容
量をCl2、補助電極5先端と被測定液1間の絶縁層1
7による静電容量をCs1、主電極7先端と被測定液1
間の絶縁層19による静電容量をCs2とすれば、補助
電極5および主電極7が被測定液1に中に挿入された状
態の等価回路は、導電性被測定液1の抵抗値を無視する
と、図2のようになる。
【0041】しかも、補助電極5と主電極7、これらの
絶縁層17、19が同一形状・寸法であるから、補助電
極5と被測定液1に関する静電容量Cl1とCl2、C
s1とCs2とは等しく、Cl1=Cl2およびCs1
=Cs2となる。
【0042】そのため、補助信号源37の電位Vq0
は、信号源9の電位の半分すなわち Vq=Vg/2 となる。
【0043】さらに、Cl1:Cl2=Cs1:Cs2
であれば、 Vq0=(Cl2×Vg)/(Cl1+Cl2) となる。
【0044】そのため、補助信号源37の出力電位Vq
0と被測定液1の液交点Pの電位Vqを等しく、 Vq0=Vq とすることにより、絶縁槽3の周囲との間に形成される
合成静電容量Cv1、Cv2および合成静電容量Cpに
は、信号電流が流れないことになり、これらの値が変動
しても液交点Pの電位が変動し難くなる。
【0045】しかも、絶縁槽3、補助電極5、主電極
7、絶縁層17、19の寸法や距離間隔等が分かってい
れば、絶縁槽3の周囲に形成される合成静電容量Cv
1、Cv2、Cpおよび静電容量Cx1が形成されない
状態における液交点Pの電位を計算で求めることは簡単
である。
【0046】次に、被測定液1の液位レベルを測定する
手順を示す。信号源9から印加された交流電圧をVgと
すれば、被測定液1の液交点Pの電位Vqは次のように
なる。 Vq=Vg(Cl1+Cs1)/(Cl1+Cs1+Cl2+Cs2) …(1) ここで、 α=(Cl1+Cs1)/(Cl1+Cs1+Cl2+
Cs2) とすれば、被測定液1の液交点電位Vqは次のようにな
る。 Vq=αVg …(2)
【0047】従って、補助電極5および主電極7の寸法
および材質が同じて、絶縁層17、19どうしの寸法お
よび材質が同じであれば、上述したように静電容量Cl
1、Cl2、Cs1、Cs2の間にはCl1=Cl2、
Cs1=Cs2の関係が成立するから、被測定液1の液
交点電位Vqは常に1/2Vgとなる。
【0048】この場合、符号Cl1、Cl2は被測定液
1の液面高によって変化する静電容量値であって液位変
化によって同率で変化し、符号Cs1、Cs2は液面高
によって変化しないものの環境温度変化等によって変化
する静電容量値であり、同一寸法、同一材質の使用によ
りほぼ同率で変化するから、被測定液1の液交点電位V
qの値は、変化率が分母、分子同率により打ち消されて
変化しない。
【0049】このように、図1に示す構成では被測定液
1の液交点電位Vqが一定となるから、主電極7から出
力される交流電流i1は、印加交流電圧の角速度をωと
すれば、 i1=ωαVgCl2+ωVgCa …(3) となる。
【0050】ここで、上述した図9のように、主電極7
の全長Loが全て被測定液中にあるとした場合の主電極
7と被測定液1間の絶縁層17による静電容量をCl
o、主電極7が全て気体(空気)中にあるときの補助電
極5と主電極7間の絶縁層17、19と気体(空気)を
介した静電容量をCao、主電極7の液中高をLとする
と、被測定液1が同電位電極45を超えた状態の交流電
流i1は、 i1=ωαVg(L/Lo)Clo+ωVg[(Lo−L)/Lo]Cao =ωVg(L/Lo)(αClo−Cao)+ωVgCao …(4) となる。
【0051】ここで、ωVg、α、Clo、Caoはい
ずれも定数であるから、ωVg(αClo−Cao)を
「A」とし、ωVgCaoを「B」とすれば、主電極7
から出力される交流電流i1は、 i1=(L/Lo)A+B となる。
【0052】そして、実質的に被測定液1の液位にほぼ
比例した測定信号がOPアンプ31の出力端子から出力
され、これを整流平滑部13で整流平滑し、調整部15
で調整すれば、各電極先端部に形成される静電容量Cs
1、Cs2が環境温度変化等によって変化しても、この
変化に影響されない被測定液1のレベル計測が可能とな
る。
【0053】このように図1に示す静電容量形レベル測
定装置では、外周を絶縁層17、19で被覆した補助電
極5および主電極7を絶縁槽3内の導電性被測定液1中
へ間隔dを隔てて並行に配置し、補助電極5に信号源9
から交流信号を加えて主電極7から液位に比例した電流
を出力させる一方、絶縁槽3の底部と大地21間の静電
容量Cx1、絶縁槽3と周囲の構造物23間の合成静電
容量Cv1、絶縁槽3側部と大地21間の合成静電容量
Cv2、および配管25内液路と大地21間の合成静電
容量Cpがないと仮定した場合の被測定液1の液交点P
の電位Vqと同電位の交流信号Vq0を、補助信号源3
7から発振出力させて大地21に接続することにより、
それら絶縁槽3の周囲に形成される静電容量Cx1や合
成静電容量Cv1、Cv2、Cpには信号電流が流れな
いことになり、これらの値が変動してもその液交点Pの
電位が変動し難くなる。
【0054】そのため、絶縁槽3の底部と大地21間、
絶縁槽3と構造物23や大地21との間、および配管2
5内液路と大地21間の静電容量によってその液位測定
値が影響を受けず、これらの変動に起因して液位測定値
が不正確となることはなくなる。
【0055】上述した静電容量形レベル測定装置は、絶
縁槽3に補助電極5および主電極7のみを挿入する構成
であったが、本発明ではこれに限定されない。以下に種
々の電極構成を示す。
【0056】図3は、図1に示した構成の静電容量形レ
ベル測定装置と比較すると、筒型の主電極39の先端に
僅かの間隔をおいて逆カップ状の参照電極41を共軸的
に配置し、これら主電極39および参照電極41を絶縁
層19で覆う構成となっており、絶縁槽3、補助電極
5、主電極39に接続されたシールドケーブル29およ
び帰還回路33等は図1の構成と同様である。大地21
に接続した補助信号源37の図示は省略した。
【0057】参照電極41は主電極39の中空部を通し
たシールドケーブル43の芯線43aを介してOPアン
プ45の反転入力端子に接続され、シールドケーブル4
3のシールド部43bはOPアンプ45の非反転入力端
子に接続され、この非反転入力端子が0電位(0V)に
固定されている。
【0058】OPアンプ45の出力端は帰還回路33と
同様な帰還回路47を介して反転入力端子へ接続される
とともに整流平滑回路13と同様な整流平滑部49に接
続されており、OPアンプ45および帰還回路47によ
って上述した同電位形成部37と同様な同電位形成部5
1が形成されている。
【0059】整流平滑部13、49は、演算部53に接
続されるとともに補償部55、57に接続されており、
整流平滑部13、49と演算部53間には各々出力端P
1、P2が形成されている。
【0060】補償部55、57は、絶縁槽3内の被測定
液1が空状態における補償静電容量に相当する補償値を
記憶するものである。
【0061】このような構成の静電容量形レベル測定装
置では、シールドケーブル43を介して参照電極41を
OPアンプ45へ接続し、同電位形成部51および電流
平滑部49により、参照電極41からの出力信号に対し
て主電極39からの出力信号と同様な信号処理を行い、
これら処理信号を演算部53で補償演算すれば、上述し
た効果に加えて、絶縁層17、19における誘電率、厚
みの変化等による変動影響を受け難くなり、計測誤差が
少なく使用可能範囲が拡大される。
【0062】絶縁槽3内が空の状態において主電極39
および参照電極41からの出力信号S1、S2を出力端
P1、P2で測定し、出力信号S1、S2が「0(ゼ
ロ)」になるような補償部55、57からの補償値によ
り出力交流信号を補償することになる。
【0063】そのため、環境変化、特に温度変動等によ
って絶縁層17、19に伸びが発生してもその影響を受
け難くなるうえ、広範囲の液位レベルを再現性良く測定
できる。
【0064】しかも、絶縁槽3の周囲に形成される静電
容量Cx1、合成静電容量Cv1、Cv2、Cpがない
と仮定した場合の被測定液1の液交点Pの電位Vqと同
電位の交流信号Vq0を補助信号源37(図1参照)か
ら発振出力させて大地21に接続することにより、図4
に示すように、それら静電容量Cx1、合成静電容量C
v1、Cv2、Cpには信号電流が流れず、図1の構成
と同様に、絶縁槽3の周囲に形成される静電容量によっ
てその液位測定値が影響を受けず、正確な液位測定値が
可能となる。
【0065】なお、図3および図4中の静電容量Cs2
は、参照電極41先端と被測定液1間のものである。
【0066】次に、図5に示す静電容量形レベル測定装
置は、図3の構成と比較した場合、補助電極5および主
電極39と、この主電極39の先端に共軸的に配置した
参照電極41とを1個の棒状の絶縁層61で覆うととも
に、補助電極5と主電極39の間および補助電極5と参
照電極41との間に1枚の長方形板状の遮蔽電極59を
介在させた構成となっている。
【0067】主電極39に接続されたシールドケーブル
29および参照電極41に接続されたシールドケーブル
43の接続先の構成は、図3とほぼ同様であるし、信号
源9および大地21に接続した補助信号源37の図示は
省略した。なお、遮蔽電極59は、シールドケーブル2
9のシールド部29bに接続され、0電位となってい
る。
【0068】この図5に示す静電容量形レベル測定装置
では、補助電極5と、主電極39および参照電極41と
の間に遮蔽電極59を介在させ、これらを絶縁層61で
覆ったから、補助電極5と主電極39間および補助電極
5と参照電極41間に形成される静電容量をほぼ零とす
ることが可能となり、より安定した液位レベル測定が可
能となる。
【0069】遮蔽電極59は、補助電極5と主電極39
や参照電極41との間に形成される静電容量を遮蔽する
目的で配置するから、その効果を確実にする観点から補
助電極5と主電極39や参照電極41の径(横断面)方
向寸法と同幅か、より好ましくは広く選択することが好
ましい。
【0070】このような図5に示す構成においても、絶
縁槽3の周囲に形成される静電容量Cx1、合成静電容
量Cv1、Cv2、Cpがない状態の被測定液1の液交
点Pの電位Vqと同電位の交流信号Vq0を、補助信号
源37(図1参照)から発振出力させて大地21に接続
することにより、図6に示すように、それら静電容量C
x1、合成静電容量Cv1、Cv2、Cpには信号電流
が流れないことになる。
【0071】そのため、図1の構成と同様に、絶縁槽3
の周囲に形成される静電容量によってその液位測定値が
影響を受けず、正確な液位測定値が可能となる。
【0072】なお、図5中の静電容量CAは、遮蔽電極
59を間において補助電極5と主電極39間に直線的に
形成される静電容量ではなく、遮蔽電極59の外部すな
わち絶縁層61の外周を介した静電容量である。
【0073】さらに、図7の静電容量形レベル測定装置
は、図1の構成に加え、筒型の同電位電極63および参
照電極47を共軸的に配置して3軸構成としたものであ
り、主電極7および参照電極41に接続したシールドケ
ーブル29、43の接続先構成は図3と同様である。
【0074】すなわち、図1に示した補助電極5および
主電極7を絶縁層17、19で覆うとともに、細長い筒
型の同電位電極63とこの先端に僅かの間隔を置いて参
照電極41を共軸的かつ補助電極5や主電極7と等長に
配置し、これら同電位電極63および参照電極41を絶
縁層17、19と同じ材質・寸法の絶縁層65で覆い、
補助電極5を挟んでこれから主電極7や同電位電極63
(参照電極41)を等距離の位置関係に配置した構成と
なっている。
【0075】なお、図8における符号CA1、CA2は
補助電極5と主電極7間の大気を介しての静電容量、補
助電極5と同電位電極63間の大気を介しての静電容量
であり、符号Cl1、Cl2、Cl3、Cl4は補助電
極5、主電極7又は同電位電極63及び参照電極41と
絶縁層17、19、65を挟んだ被測定液1間の静電容
量である。
【0076】このような図7の静電容量形レベル測定装
置においても、環境変化、特に温度変動等によって絶縁
層17、19に伸びが発生してもその影響を受け難くな
り、被測定液1の液位レベルを再現性良く測定できる。
【0077】しかも、絶縁槽3の周囲に形成される静電
容量Cx1、合成静電容量Cv1、Cv2、Cpがない
状態の被測定液1の液交点Pの電位Vqと同電位の交流
信号Vq0を補助信号源37(図1参照)から発振出力
させて大地21に接続することにより、図6に示すそれ
ら合成静電容量CVq、Cv2、Cpには信号電流が流
れない。
【0078】そのため、図1の構成と同様に、絶縁槽3
の周囲に形成される静電容量によってその液位測定値が
影響を受けず、正確な液位測定値が可能となる。
【0079】ところで、本発明の静電容量形レベル測定
装置においては、上述したように絶縁槽3(被測定液
1)とこの外部環境間に形成される静電容量Cx1、合
成静電容量Cv1、Cv2、Cpがない状態の液交点電
位に相当する補助信号源37を設け、この補助信号源3
7を大地21に接続して構成すれば、簡単に被測定液1
を大地21と同電位にできる利点があるが、本発明はこ
れに限定されず、被測定液1の電位を大地21の電位と
等しく設定すれば、本発明の目的達成が可能である。
【0080】また、本発明に係る図1、図3、図5およ
び図7の構成において、補助電極5、主電極7、39、
参照電極41および同電位電極63の形状は円柱又は円
筒状である必要はなく、四角柱、多角柱、楕円柱等で実
施可能であり、絶縁層17、19、41、65もそれに
合せた形状で形成すれば良い。
【0081】さらに、本発明において上述した同電位形
成部35、51は、一例であってOPアンプ31、45
と帰還回路33、47等からなる構成に限定されず、同
電位にする他の電子回路で同様に実施可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の静電容量形
レベル測定装置は、絶縁槽に導電性の被測定液を溜め、
絶縁被覆された細長い主電極をその被測定液中へ下方に
向けて漬浸し、同様に絶縁被覆された補助電極をその主
電極と一定の間隔を置いて並行な位置関係でその被測定
液中へ下方に向けて漬浸し、信号源からその補助電極へ
交流信号を印加し、その被測定液の電位を大地電位と等
しく設定し、その主電極から出力させた出力信号によっ
てその被測定液の液位を測定する構成としたから、その
絶縁槽と大地間の静電容量、絶縁槽周囲の導電性構造物
間の静電容量、さらに絶縁槽に連結された配管の液路と
大地間の静電容量が変化しても、被測定液の正確な液位
測定が可能となる。また、上記被測定液とこの外部環境
間に形成される静電容量がない状態の上記液位電位に相
当する補助信号源を設け、この補助信号源を大地に接続
して構成すれば、簡単に被測定液を大地と同電位にでき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電容量形レベル測定装置の実施
の形態を示す図である。
【図2】図1の静電容量形レベル測定装置の等価回路図
である。
【図3】本発明に係る静電容量形レベル測定装置の他の
実施の形態を示す図である。
【図4】図3の静電容量形レベル測定装置の等価回路図
である。
【図5】本発明に係る静電容量形レベル測定装置の別の
実施の形態を示す図である。
【図6】図5の静電容量形レベル測定装置の等価回路図
である。
【図7】本発明の静電容量形レベル測定装置の更に他の
実施の形態を示す図である。
【図8】図7の静電容量形レベル測定装置の等価回路図
である。
【図9】従来の静電容量形レベル測定装置を示す図であ
る。
【図10】図9に係る静電容量形レベル測定装置の等価
回路図である。
【図11】図9に係る静電容量形レベル測定装置の等価
回路図である。
【図12】図9に係る静電容量形レベル測定装置を周辺
環境に形成される静電容量も含めて示す図である。
【図13】図12に係る静電容量形レベル測定装置の等
価回路図である。
【符号の説明】
1 被測定液 3 絶縁槽 5 補助電極 7、39 主電極 9 信号源 11 変換部 13、49 整流平滑部 15 調整部 17、19、61、65 絶縁層 21 大地 23 構造物 25 配管 27 バルブ 29、43 シールドケーブル 29a、43a 芯線 29b、43b シールド部 31、45 OPアンプ 33、47 帰還回路 35、51 同電位形成部 37 補助信号源 41 参照電極 55、57 補償部 59 遮蔽電極 63 同電位電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 付 思 茨城県結城郡八千代町佐野1164 理化工業 株式会社茨城事業所内 Fターム(参考) 2F014 EA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆され、導電性の被測定液中へ下
    方に向けて漬浸された細長い主電極と、 絶縁被覆され、前記主電極と一定の間隔を置いて並行な
    位置関係で前記被測定液中へ下方に向けて漬浸された細
    長い補助電極と、 この補助電極へ交流信号を印加する信号源と、 を具備し、前記主電極からの出力信号によって前記被測
    定液の液位が測定される静電容量形レベル測定装置にお
    いて、 前記被測定液の電位が、大地電位と等しく設定されてな
    ることを特徴とする静電容量形レベル測定装置。
  2. 【請求項2】 前記被測定液と外部環境間に形成される
    静電容量がない状態の前記液位電位に相当する補助信号
    源を設け、この補助信号源が前記大地に接続されてなる
    請求項1記載の静電容量形レベル測定装置。
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